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元スレ上条「……ハルケギニアですか?」
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上条「左に三歩」
テクテクテク
上条「右に七歩…」
テクテクテク
上条「前に十五歩か…」
テクテクテク
カチッ
上条「ん?なんか踏ん…」
ズズゥゥン…!!
上条「おわっ、地震か!?」
シエスタ「見てください!岩の壁がズレていきます!」
才人「本当だ…!」
コルベール「何という仕掛けだ…」
ルイズ「……」
テクテクテク
上条「右に七歩…」
テクテクテク
上条「前に十五歩か…」
テクテクテク
カチッ
上条「ん?なんか踏ん…」
ズズゥゥン…!!
上条「おわっ、地震か!?」
シエスタ「見てください!岩の壁がズレていきます!」
才人「本当だ…!」
コルベール「何という仕掛けだ…」
ルイズ「……」
コルベール「何やら……岩壁の向こうは洞窟になっているみたいですね…」
才人(この中に…竜の羽衣が……)
上条「……んじゃ、中身の確認に行きますか」
シエスタ「はいっ」
コルベール「ワクワクしますな」
才人「行くか!」
ルイズ「………」
才人「ん?ルイズ、どうしたんだ?」
ルイズ「な、何でもないわ…」
才人(……………)
才人「大丈夫だよルイズ」
才人「見るだけだからさ」
ニコッ
ルイズ「………うん」
ルイズ(………………)
才人(この中に…竜の羽衣が……)
上条「……んじゃ、中身の確認に行きますか」
シエスタ「はいっ」
コルベール「ワクワクしますな」
才人「行くか!」
ルイズ「………」
才人「ん?ルイズ、どうしたんだ?」
ルイズ「な、何でもないわ…」
才人(……………)
才人「大丈夫だよルイズ」
才人「見るだけだからさ」
ニコッ
ルイズ「………うん」
ルイズ(………………)
~岩壁の洞窟~
コルベール「洞窟とは、学者の血が騒ぎますなぁ…」
上条「そういうモンすかねぇ」
シエスタ「それにしても暗いですねぇ」
才人「そうだな…」
上条「先生、魔法で灯りつけませんか?」
コルベール「いや、灯りをつける事で何かしらのトラップが発動するかも知れない」
コルベール「今はまだ待とう」
上条「…へぇい」
才人「……」
コルベール「洞窟とは、学者の血が騒ぎますなぁ…」
上条「そういうモンすかねぇ」
シエスタ「それにしても暗いですねぇ」
才人「そうだな…」
上条「先生、魔法で灯りつけませんか?」
コルベール「いや、灯りをつける事で何かしらのトラップが発動するかも知れない」
コルベール「今はまだ待とう」
上条「…へぇい」
才人「……」
ルイズ「………ねぇ、サイト」
才人「どうした?ルイズ?」
ルイズ「手…」
ルイズ「繋いでて頂戴…」
才人「…ああ、ほら」
ギュッ
ルイズ「ありがとうサイト…」
才人「…ありがとうってお前…」
ルイズ「なっ、何よ?」
才人「…今日はきっと雪が降るな」
才人「どうした?ルイズ?」
ルイズ「手…」
ルイズ「繋いでて頂戴…」
才人「…ああ、ほら」
ギュッ
ルイズ「ありがとうサイト…」
才人「…ありがとうってお前…」
ルイズ「なっ、何よ?」
才人「…今日はきっと雪が降るな」
ルイズ「…わ、私だってお礼くらい…」
ルイズ「…本当はいつだって…」
ボソッ…
才人「ん?何だって?」
ルイズ「何でもないわよ!」
才人「そ、そうですか…」
ルイズ(……………)
コルベール「………むっ、歴史的な遺産の匂いがする…近いな…」
シエスタ「匂い…ですか?」
上条「先生、そんな動物じゃないんすから…」
ルイズ「…本当はいつだって…」
ボソッ…
才人「ん?何だって?」
ルイズ「何でもないわよ!」
才人「そ、そうですか…」
ルイズ(……………)
コルベール「………むっ、歴史的な遺産の匂いがする…近いな…」
シエスタ「匂い…ですか?」
上条「先生、そんな動物じゃないんすから…」
コルベール「ははは…私くらいになれば、匂いでハッキリとわかるもんさ」
上条&シエスタ「はぁ」
コルベール「そろそろ……灯りをつけてみましょう」
スッ
コルベール「火の精霊よ、我が杖に宿り光と為せ…」
ブゥンッ!
上条「…………あ、あれは…!」
コルベール「…これが……竜の羽衣……なんと巨大な……」
シエスタ「す…すごい…!」
上条「……才人…あれって…」
才人「………間違いねぇ…」
上条&才人「戦闘機の【零戦】だ……」
上条&シエスタ「はぁ」
コルベール「そろそろ……灯りをつけてみましょう」
スッ
コルベール「火の精霊よ、我が杖に宿り光と為せ…」
ブゥンッ!
上条「…………あ、あれは…!」
コルベール「…これが……竜の羽衣……なんと巨大な……」
シエスタ「す…すごい…!」
上条「……才人…あれって…」
才人「………間違いねぇ…」
上条&才人「戦闘機の【零戦】だ……」
ルイズ「なんて……おっきいの……」
コルベール「凄い…凄すぎる…」
コルベール「このアイテムの素材はなんだ?この設計性の高さ…何という文明だ……」
コルベール「………」
コルベール「トーマ君!」
上条「はい?」
コルベール「君の…君の世界にはこんな超文明の塊が空を飛び回っているのかい?」
上条「うーんと」
上条「まぁ、そうなりますね。
ただ、これは俺や才人が暮らしてる時代にしたら古い代物です。
今はもっと改良された物が飛んでますよ。」
コルベール「何と…このアイテムより更に高度な物が存在するのかね!?」
上条「えぇ、まぁ」
コルベール「…はは……計り知れないな……」
コルベール「凄い…凄すぎる…」
コルベール「このアイテムの素材はなんだ?この設計性の高さ…何という文明だ……」
コルベール「………」
コルベール「トーマ君!」
上条「はい?」
コルベール「君の…君の世界にはこんな超文明の塊が空を飛び回っているのかい?」
上条「うーんと」
上条「まぁ、そうなりますね。
ただ、これは俺や才人が暮らしてる時代にしたら古い代物です。
今はもっと改良された物が飛んでますよ。」
コルベール「何と…このアイテムより更に高度な物が存在するのかね!?」
上条「えぇ、まぁ」
コルベール「…はは……計り知れないな……」
才人「なぁ、当麻?」
上条「ん?」
才人「これ、動くのか?」
上条「確かに…こんだけ古いとその心配も出てくるな…」
才人「…………」
デルフ「触ってみりゃいいじゃねぇかよう、相棒?」
才人「何でだよ?」
デルフ「おめぇ、【ガンダールヴ】だろ?これが戦闘用につくられた代物なら、使い方もわかるんじゃねぇか?」
才人「………!そっか!」
才人「……よし…!」
スッ…
才人「…………」
才人「………!!」
才人「わかる、わかるぞ!」
上条「全く便利な力だなぁ…」
上条「ん?」
才人「これ、動くのか?」
上条「確かに…こんだけ古いとその心配も出てくるな…」
才人「…………」
デルフ「触ってみりゃいいじゃねぇかよう、相棒?」
才人「何でだよ?」
デルフ「おめぇ、【ガンダールヴ】だろ?これが戦闘用につくられた代物なら、使い方もわかるんじゃねぇか?」
才人「………!そっか!」
才人「……よし…!」
スッ…
才人「…………」
才人「………!!」
才人「わかる、わかるぞ!」
上条「全く便利な力だなぁ…」
ガンダールヴ便利すぎワロタwww
戦闘用の定義が曖昧だけど零戦は確実に兵器だしなぁ
戦闘用の定義が曖昧だけど零戦は確実に兵器だしなぁ
上条「…で、どうなんだ?動きそうかい?」
才人「どれどれ…」
才人「……機体に損傷は無いし、弾も燃料も充分に残ってる。握った感覚で、大体の操作方法も解ったな」
才人「どうやら、動かすことは出来そうだ!」
ルイズ「…………」
上条「そうか…」
コルベール「…………」
コルベール「……羨ましいな、トーマ君。」
上条「え、何がっすか?」
才人「どれどれ…」
才人「……機体に損傷は無いし、弾も燃料も充分に残ってる。握った感覚で、大体の操作方法も解ったな」
才人「どうやら、動かすことは出来そうだ!」
ルイズ「…………」
上条「そうか…」
コルベール「…………」
コルベール「……羨ましいな、トーマ君。」
上条「え、何がっすか?」
コルベール「君や、サイト君の世界が……」
上条「……先生…」
コルベール「……君の世界には、戦争など無いんだろう?」
上条「……昔はあったみたいですけどね。今はありません」
コルベール「そうか……」
コルベール「私も……」
上条「ん?」
コルベール「……私もいつか、行ってみたいものだ」
上条「………」
コルベール「君達の、世界へ…」
ニコッ
上条「……先生」
上条「……先生…」
コルベール「……君の世界には、戦争など無いんだろう?」
上条「……昔はあったみたいですけどね。今はありません」
コルベール「そうか……」
コルベール「私も……」
上条「ん?」
コルベール「……私もいつか、行ってみたいものだ」
上条「………」
コルベール「君達の、世界へ…」
ニコッ
上条「……先生」
コルベール「何にせよ、サイト君」
才人「はい」
コルベール「動くという事は…これで君とトーマ君は、元いた世界に帰れると言うわけだろう?」
ルイズ「………」
上条「まだ、問題は消えちゃいませんがね」
コルベール「問題?」
上条「帰るには、日食のタイミングで無いといけないんだそうです。」
上条「日食がいつになるか解らない以上、いくら空を飛ぼうと無意味って事ですよ」
コルベール「ああ、それなら問題無いだろう」
コルベール「今からなら、丁度1週間後ぐらいには日食になるはずだ」
才人「はい」
コルベール「動くという事は…これで君とトーマ君は、元いた世界に帰れると言うわけだろう?」
ルイズ「………」
上条「まだ、問題は消えちゃいませんがね」
コルベール「問題?」
上条「帰るには、日食のタイミングで無いといけないんだそうです。」
上条「日食がいつになるか解らない以上、いくら空を飛ぼうと無意味って事ですよ」
コルベール「ああ、それなら問題無いだろう」
コルベール「今からなら、丁度1週間後ぐらいには日食になるはずだ」
ルイズ「いっ…1週間!?それだけしか無いんですか!?」
コルベール「えっ、あ、ああ…。」
ルイズ「……」
才人「…ルイズ」
上条(……)
上条「ま、逆に考えれば、まだ1週間あるって話だ」
上条「とりあえず、帰り方とタイミングはハッキリしたんだ」
上条「先生、竜の羽衣の調査以外は特別他に用事ないんすよね?」
コルベール「うむ」
上条「なら、この話は一旦ストップな」
上条「さ、帰ろうぜみんな」
コルベール「えっ、あ、ああ…。」
ルイズ「……」
才人「…ルイズ」
上条(……)
上条「ま、逆に考えれば、まだ1週間あるって話だ」
上条「とりあえず、帰り方とタイミングはハッキリしたんだ」
上条「先生、竜の羽衣の調査以外は特別他に用事ないんすよね?」
コルベール「うむ」
上条「なら、この話は一旦ストップな」
上条「さ、帰ろうぜみんな」
才人「…ああ」
ルイズ「…そうね…」
シエスタ「私は帰省中なので、また実家に戻りますね」
才人「色々ありがとうシエスタ」
シエスタ「いえいえ、サイトさんのお役に立てて嬉しいです!」
上条「……んじゃ帰りますかね」
才人(……………)
ルイズ(………サイトが……)
ルイズ(………………サイトが、帰らないでいてくれる…)
ルイズ(………嬉しい…)
ルイズ(……嬉しい…はずなのに……)
ルイズ(………本当にこれで………良かったのかな……)
ルイズ「…そうね…」
シエスタ「私は帰省中なので、また実家に戻りますね」
才人「色々ありがとうシエスタ」
シエスタ「いえいえ、サイトさんのお役に立てて嬉しいです!」
上条「……んじゃ帰りますかね」
才人(……………)
ルイズ(………サイトが……)
ルイズ(………………サイトが、帰らないでいてくれる…)
ルイズ(………嬉しい…)
ルイズ(……嬉しい…はずなのに……)
ルイズ(………本当にこれで………良かったのかな……)
ツレが「零戦の正しい読み方は『レイシキ』だ。正式名称は『零式艦上戦闘機』だ」と熱く語ってた
ついでに「神風は『シンプウ』」と言ってたが、軍事オタってスゲェ無駄知識多いな
と言う支援
ついでに「神風は『シンプウ』」と言ってたが、軍事オタってスゲェ無駄知識多いな
と言う支援
「艦上」ってんだから本来は空母から発着するんだよな
てことは海軍航空隊しか使わないのか?
てことは海軍航空隊しか使わないのか?
~その日の夜【上条の部屋】~
上条「……ふぅ、今日は疲れたな…」
ドサッ
上条「……明日は、調査隊が来るんだったな…」
上条「明日さえ来ちまえば、この使い魔としての役目も終わりか」
上条「…んで、その後はこの世界ともオサラバ」
上条(…………)
上条「……しっかし…」
上条「せっかく帰る方法見つかったってのに……」
上条「あの2人見てると…なんか素直に喜べねぇんだよな……」
上条「……ふぅ、今日は疲れたな…」
ドサッ
上条「……明日は、調査隊が来るんだったな…」
上条「明日さえ来ちまえば、この使い魔としての役目も終わりか」
上条「…んで、その後はこの世界ともオサラバ」
上条(…………)
上条「……しっかし…」
上条「せっかく帰る方法見つかったってのに……」
上条「あの2人見てると…なんか素直に喜べねぇんだよな……」
上条「…………ふぅ」
上条(………って、待てよ?)
上条(……俺、零戦の操縦なんて出来ねぇぞ……)
上条(ははっ…)
上条(才人が、帰るのを諦めたら、俺も必然的に帰れねぇ…ってワケね)
上条(何処までもついてねぇなぁ…笑っちまうぜ)
上条(……………)
上条(………でも、俺は……)
上条(………………)
上条(……へへ……難儀な性分だな…俺も)
ガチャ
上条「…………ノックは基本っすよ才人君」
上条(………って、待てよ?)
上条(……俺、零戦の操縦なんて出来ねぇぞ……)
上条(ははっ…)
上条(才人が、帰るのを諦めたら、俺も必然的に帰れねぇ…ってワケね)
上条(何処までもついてねぇなぁ…笑っちまうぜ)
上条(……………)
上条(………でも、俺は……)
上条(………………)
上条(……へへ……難儀な性分だな…俺も)
ガチャ
上条「…………ノックは基本っすよ才人君」
才人「あっ、わりぃな…」
上条「どうしたよ?浮かねぇ顔して?と、言ってはみたが…まぁ見当はついてるけどな」
才人「…多分、その見当は当たりだな」
上条「やっぱりな
念の為に聴いとくが、
【帰るか帰らないか】だろ?」
才人「ああ…」
上条「……まぁ座れよ」
才人「ああ」
スッ
上条「……どうしたい、って思ってんだ?」
上条「どうしたよ?浮かねぇ顔して?と、言ってはみたが…まぁ見当はついてるけどな」
才人「…多分、その見当は当たりだな」
上条「やっぱりな
念の為に聴いとくが、
【帰るか帰らないか】だろ?」
才人「ああ…」
上条「……まぁ座れよ」
才人「ああ」
スッ
上条「……どうしたい、って思ってんだ?」
才人「……俺、今日ルイズに話したんだ、帰れるかも知れないって…」
上条「…………」
才人「そしたら、ルイズさ…今まで見た事ない顔で泣いてさ…」
上条「………で?」
才人「俺、シエスタに初めて零戦の話聴かされた時、嬉しかったんだ」
才人「【これで俺は帰れる!】【前の生活に戻れる!】…ってな」
才人「けど、あんな顔のルイズ見た時、わかんなくなっちまった」
才人「【帰りたくない】って気持ちが出てきてしまった」
上条「………」
上条「…………」
才人「そしたら、ルイズさ…今まで見た事ない顔で泣いてさ…」
上条「………で?」
才人「俺、シエスタに初めて零戦の話聴かされた時、嬉しかったんだ」
才人「【これで俺は帰れる!】【前の生活に戻れる!】…ってな」
才人「けど、あんな顔のルイズ見た時、わかんなくなっちまった」
才人「【帰りたくない】って気持ちが出てきてしまった」
上条「………」
才人「【ルイズと離れたくない】【ルイズを悲しませたくない】そんな風に」
才人「色んな気持ちがぶつかり合って…何が何だかわかんなくなっちまったよ……」
上条「…そうか」
上条「……で、俺にどうして欲しいんだ才人?」
才人「……どうして欲しいってのはねぇんだ…ただ、俺と同じ日本人のお前なら、この話も理解してくれるんじゃねぇかって……さ」
上条「………」
上条「才人……前にも話したろ?」
上条「…悪いが、俺はお前にはなれない」
才人「…ああ」
才人「色んな気持ちがぶつかり合って…何が何だかわかんなくなっちまったよ……」
上条「…そうか」
上条「……で、俺にどうして欲しいんだ才人?」
才人「……どうして欲しいってのはねぇんだ…ただ、俺と同じ日本人のお前なら、この話も理解してくれるんじゃねぇかって……さ」
上条「………」
上条「才人……前にも話したろ?」
上条「…悪いが、俺はお前にはなれない」
才人「…ああ」
上条「それと、お前は一つ勘違いしてる」
才人「…え?」
上条「【俺と同じ日本人のお前なら】」
上条「そう言ったな?」
才人「ああ…」
上条「なら、この世界の…ハルケギニア人のルイズは、お前の悩みや苦しみが、全く理解出来ないと言うワケか?」
才人「それは…」
上条「あとお前、今のルイズの気持ちがどうなってるか解るか?」
才人「俺に帰って欲しくない…だろ?」
上条「それもそうだが、それ以上に本当の自分の気持ちに悩んでるのさ」
上条「お前と同じ様に、【帰って欲しいか、帰ってもらいたくないか】……ってな」
才人「…え?」
上条「【俺と同じ日本人のお前なら】」
上条「そう言ったな?」
才人「ああ…」
上条「なら、この世界の…ハルケギニア人のルイズは、お前の悩みや苦しみが、全く理解出来ないと言うワケか?」
才人「それは…」
上条「あとお前、今のルイズの気持ちがどうなってるか解るか?」
才人「俺に帰って欲しくない…だろ?」
上条「それもそうだが、それ以上に本当の自分の気持ちに悩んでるのさ」
上条「お前と同じ様に、【帰って欲しいか、帰ってもらいたくないか】……ってな」
上条「少なくとも、俺にはそう見えるぜ?」
才人「………」
上条「……あんな小さな体で、胸一杯に溜まった様々な思いを、必死で自分だけで手繰り止せ、解決しようとしてる」
上条「そんなルイズに…今のお前が出来る事は何だ?……才人?」
才人「でもよ……俺だって、張り裂けそうなぐらい考えてるんだ……」
才人「そんな俺が…そんな俺が一体何をしてやれるってんだよ……」
上条「………男って奴はよぉ」
上条「何があろうと、好きな女が泣いてるなら、その涙を拭いてやる」
上条「倒れそうな時は、その肩を抱いてやる」
上条「そういうモンだろ?」
才人「………」
上条「……あんな小さな体で、胸一杯に溜まった様々な思いを、必死で自分だけで手繰り止せ、解決しようとしてる」
上条「そんなルイズに…今のお前が出来る事は何だ?……才人?」
才人「でもよ……俺だって、張り裂けそうなぐらい考えてるんだ……」
才人「そんな俺が…そんな俺が一体何をしてやれるってんだよ……」
上条「………男って奴はよぉ」
上条「何があろうと、好きな女が泣いてるなら、その涙を拭いてやる」
上条「倒れそうな時は、その肩を抱いてやる」
上条「そういうモンだろ?」
才人「……」
上条「…なぁ、才人。
話をする相手がちげぇんじゃねぇか?」
才人「………!」
上条「すぐ近くに居るじゃねぇか」
上条「お前と同じ悩みを抱えた…日本人でも、ハルケギニア人でもない」
上条「1人の人間、がよ?」
才人「………ルイズ…」
上条「………俺は、別にこの世界に執着はねぇ」
上条「帰れるもんなら、帰ってやりてぇさ」
才人「……そうだ…当麻、お前は……」
上条「俺の事は気にすんなよ、才人」
才人「でも!」
上条「俺はな、才人
帰るなら帰る、もしお前がこの世界に居るなら、全く問題なく、この世界に留まっても構わねぇ」
上条「…なぁ、才人。
話をする相手がちげぇんじゃねぇか?」
才人「………!」
上条「すぐ近くに居るじゃねぇか」
上条「お前と同じ悩みを抱えた…日本人でも、ハルケギニア人でもない」
上条「1人の人間、がよ?」
才人「………ルイズ…」
上条「………俺は、別にこの世界に執着はねぇ」
上条「帰れるもんなら、帰ってやりてぇさ」
才人「……そうだ…当麻、お前は……」
上条「俺の事は気にすんなよ、才人」
才人「でも!」
上条「俺はな、才人
帰るなら帰る、もしお前がこの世界に居るなら、全く問題なく、この世界に留まっても構わねぇ」
才人「……当麻…」
上条「うだうだ考えんのは、どうも性に合わなくてな」
才人「…………」
上条「もう一度言うが、俺はお前じゃない」
上条「お前の悩みは、俺じゃ解らねぇ…」
上条「帰りな、才人」
上条「誰よりもお前を理解していたい、また、誰よりもお前に理解して欲しい」
上条「かわいいかわいい、ご主人様の元によ?」
才人「………」
才人「………ああ!」
スック
上条「うだうだ考えんのは、どうも性に合わなくてな」
才人「…………」
上条「もう一度言うが、俺はお前じゃない」
上条「お前の悩みは、俺じゃ解らねぇ…」
上条「帰りな、才人」
上条「誰よりもお前を理解していたい、また、誰よりもお前に理解して欲しい」
上条「かわいいかわいい、ご主人様の元によ?」
才人「………」
才人「………ああ!」
スック
才人「俺…あいつの気持ち解った気になってただけだった…」
才人「ちゃんと、話し合う事もしないままで…」
才人「……俺、ルイズと話してくるよ!…サンキューな、当麻」
上条「ちょい待ち!」
才人「ん?どうした?」
上条「……ちゃんと、抱きしめてやんな」
才人「…わかってるさ!」
バタン…タッタッタッタ…
上条(………ふぅ)
上条(難儀な……性分だな…)
上条(………寝るか……)
才人「ちゃんと、話し合う事もしないままで…」
才人「……俺、ルイズと話してくるよ!…サンキューな、当麻」
上条「ちょい待ち!」
才人「ん?どうした?」
上条「……ちゃんと、抱きしめてやんな」
才人「…わかってるさ!」
バタン…タッタッタッタ…
上条(………ふぅ)
上条(難儀な……性分だな…)
上条(………寝るか……)
>>590
いや、お前の仕事は書くことだろ?
いや、お前の仕事は書くことだろ?
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