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    元スレキョン「ハルヒ、金貸してくれよ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 長門 + - DEATHNOTE + - WORKING!! + - いい話 + - とうま + - アマガミ + - キョン + - キョンの黄金の右足 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    651 = 495 :


    古泉「どうしましたか」

    みくる「これ以上あの二人のことに、自分たちの都合を押し付けるんですか!?」

    長門「彼は涼宮ハルヒの自罰の象徴」

    長門「涼宮ハルヒがそれを認識し続けなければ、おそらく、世界は」

    みくる「そういう考え方で、涼宮さんを追いつめたんじゃないですか……!」

    古泉「その通りです」

    古泉「僕がここにいる理由も、あなたがこの時代に来た理由も、すべては自己保身のためです」

    みくる「っ、……!」

    652 = 495 :


    古泉「我々は彼女ら二人に対して、偽りの友人関係で接していました」

    古泉「最低です」

    古泉「唾棄に値します」

    古泉「しかし、彼らとの友情はこれから築いていけます」

    みくる「………………」


    古泉「……そのためにも、僕は世界を終わらせたくない」

    古泉「5人で集まるあの部室が、もう一度欲しい」

    653 = 495 :


    長門「………………」

    みくる「…………こ――」

    古泉「………………」

    みくる「――この前、怒鳴ったりしてすみませんでした」

    みくる「古泉くんの考え方も理解しないで。おバカな先輩で、ごめんなさい」

    ペコリ

    古泉「……こちらこそ」ペコ

    みくる「な、長門さんにも、余計なお世話とか言っちゃいました」

    長門「………………」

    みくる「ごめんなさい」ペコリ

    長門「………………」

    長門「……気にしないで」

    654 = 495 :


    みくる「――キョンくんのことは、私に任せてもらえませんか」

    古泉「……何か、説得のあてが?」

    みくる「あてに出来るかわかりませんけど……」

    みくる「がんばります。がんばらせてください」

    長門「………………」

    コクリ

    古泉「……よろしくお願いします」

    みくる「はい」


    ・・…………――

    655 :

    やっぱり面白い

    656 = 518 :

    寝落ちしてしまった
    予想通りの展開でうれしいこういう本当にありそうなSSあんまりみないからな

    657 = 495 :

    風呂入ってくる
    多分1000行く前には終わるとおもう

    658 :

    >>657
    おお…朝風呂か、気持ちいいよな

    659 = 518 :

    逝ってらっしゃい

    660 = 536 :

    おはよう

    661 :

    追い付いた
    支援

    663 :

    おはようじょ

    664 = 495 :


    ・・…………――

    ――夕方・病院前――



    「――今日でキョンくん、病院おわりー? もう来なくていいんでしょ?」

    キョン「ああ……全治2週間ちょいか……思ったより掛からないもんなんだな」

    キョン「父さんたちは今日も弁護士さんのとこか?」

    「うん、そうだってー。お夕ごはんのお金ももらったよー」

    「ねぇねぇどこがいいー? キョンくん何食べたいー?」

    キョン「うちも羽振りがよくなったもんだ……」

    キョン「ま、せっかく隣駅まで来たんだし、ちょっとその辺――――っ」

    「? キョンくんどしたのー?」クルッ


    「――あ! みくるちゃんだー! みくるちゃんやっほー!」

    665 = 495 :


    みくる「――こんばんは、キョンくん」

    キョン「朝比奈さん……奇遇ですね……」

    「みくるちゃんこんばんわー」

    みくる「はぁい、こんばんわですぅ」

    キョン「えぇっと、家ってこっちでしたっけ? 朝比奈さん」

    みくる「今日はお買い物の帰りなんです」

    みくる「そしたらキョンくんが病院から出てくるのが見えて、それで……」

    キョン「はぁ……駅一つ隣の、こっちまでですか……?」

    みくる「はい~」

    キョン「……手カバン一つで?」

    みくる「お金が足りなかったんですぅ」コツンッ

    キョン「………………」

    「みくるちゃんもご飯いこー」クイクイ

    666 :

    面白いぞ
    支援

    667 = 495 :


    みくる「あらぁ? キョンくんたち外でお食事ですかぁ?」

    キョン「えぇまぁ……ちょっと親、家に居ませんでして……」

    みくる「へぇ……そうなんですかぁ……」

    みくる「あっ――じゃぁじゃぁ~」

    みくる「私がお夕ご飯、作りに行ってもいいですかぁ?」

    キョン「ぶッ……!?」

    「やったー! みくるちゃんのごはーん!」

    キョン「こら! お外で大声出すんじゃありません!」

    キョン「……朝比奈さん、あのですね。流石に親の居ない男の家に可憐な乙女が上がりこむのはちょっと……」

    みくる「それじゃぁ、私の家にどうぞぉ」

    キョン「そいつはもっと駄目ですッ!!」

    「みくるちゃんのおうちー!!」

    668 = 495 :


    みくる「それじゃぁやっぱりぃ、キョンくんのお家ですかぁ」

    キョン「聞いてます!? 俺の話聞いてますか!?」

    「やっほー! みくるちゃんのごはんやっほー!」ピョンピョン

    キョン「ああ畜生ッ……! こいつの頭の中じゃ朝比奈さんの手作りが確定しちまってるぞ……!」

    みくる「いいじゃないですかキョンくんっ。私がそうしたいだけですからぁ」

    キョン「しかし……!」

    みくる「妹さんも喜んでくれてますし――」


    みくる「それに、キョンくんの力になりたいんです。ねっ、キョンくんっ」

    キョン「………………はぁ……」

    キョン「それじゃあ……お願いできますか……」

    みくる「はいっ」ニコ

    「ごっはん! ごっはん!」ピョコピョコ

    キョン「君はもう少しテンション下げられないかなぁー!?」

    671 = 495 :


    ――キョン宅――


    「ごちそうさまでしたー!」

    みくる「はい、お粗末さまですぅ」

    キョン(朝比奈さんと妹連れて、スーパーで買い物……)

    キョン(できちゃった婚の若年夫婦って、こんな感じなのかしらん……)フルフル

    「ねーみくるちゃーん、みくるちゃん編み物できるー?」

    キョン「……!」

    みくる「編み物ですかぁ? はぁい、少しだけですけどぉ」

    「じゃあねー……」ゴソゴソ...

    キョン「ば――やめなさい!」

    「これー!」パッ

    みくる「これは……ぞうきん」

    キョン「マフラーです!」

    みくる「キョンくぅん?」

    673 = 495 :


    キョン「すみません……それ、俺が編んでるやつなんですよ……」

    みくる「え、あ――ご、ごめんなさぁい、私、すっごく失礼なこと言っちゃって……!」

    「ほらー、やっぱりぞうきんだってー」

    キョン「マフラーです! マフラーとの呼称以外は断固受け付けません!」

    「2たい1ー! みんしゅしゅぎー!」

    キョン「認めません! 私が議長です!」

    みくる「ふふっ……なんか安心しちゃいましたぁ」

    キョン「……?」

    みくる「やっぱりキョンくん、いつもどおりで。クラスでのこと聞いてて、ひょっとしたらって」

    キョン「ッ………………」

    「?」

    674 :

    みくるのおっぱいさわりたいでしゅ

    675 = 650 :

    畜生・・・ノーヒットだった・・・
    死にたい・・・でも続きが気になるから死にたくない・・・
    死怨

    676 = 495 :


    みくる「本当はさっき、SOS団の帰りだったんです。たまたま今日はそっちに行ってて」

    キョン「………………」

    みくる「編み物始めたんですねぇキョンくん。私も、すっごくいいと思いますぅ」

    「みくるちゃん、なんか編んでー」

    みくる「いいですよぉ。何がいいですかぁ?」

    「……えっとね、えっと」チラ


    「……くつした。ひとつだけ、キョンくんに」

    キョン「ッ…………」

    「キョンくん、おでかけいっぱいするから。だから、やっぱりいるの」

    みくる「はい。いいですよぉ」

    キョン「……、……」

    677 = 518 :

    ぞうきんワロタ

    678 = 495 :


    キョン「……いいんです、朝比奈さん。そいつの言う事、真に受けないでください」

    「それとねっ、キョンくんにマフラーのやり方! やり方、おしえてあげて!」

    みくる「はい。任せてください」

    キョン「朝比奈さんッ……!」

    「それでね、それでねっ、マフラーできたらねっ!」


    「ハルにゃんにあげたら、よろこぶかなっ!」

    キョン「ッ――!」



    「………………」

    みくる「はい」

    みくる「絶対、喜びますよ」

    みくる「絶対です」

    キョン「――――――」

    679 = 495 :

    ちょっとメシ休憩
    1時間しないで戻る

    680 :

    あたし待ってる

    684 :

    >>680
    健気だ

    685 :

    仕事中だというのにPCの前から動けねぇ・・・

    686 = 495 :


    みくる「キョンくん」

    みくる「古泉くんから聞きました」

    みくる「転校なんかしちゃダメです」

    キョン「っ……」

    キョン「あいつ――!」

    「っ? てんこう……?」


    みくる「もちろん、涼宮さんにつらく当たるのもダメです」

    みくる「涼宮さんと。ちゃんと向きあってあげてください」

    キョン「――――ひなさんに」

    みくる「仲直りしなきゃダメです」

    キョン「あなたが俺に、何を口出しできるってんですかッッ!!」

    「っ……!」ビク

    みくる「………………」

    687 = 495 :


    キョン「だってそうでしょうッ……!」

    キョン「ずっと聞くまいか迷ってたんですッ……」


    キョン「――朝比奈さんなら、あの時ああなることも、知ってたんじゃないですかッ……!?」


    みくる「……禁則事項です」

    キョン「俺がこうならなかったら、あんたの世界が消えちまうからッ……!」

    みくる「禁則事項です。ごめんなさい」

    キョン「それを抜きにしたってだッ……!」


    キョン「あなたは俺に、あいつの正体を話したッ!」

    みくる「自覚してます。ごめんなさい」

    688 = 486 :

    飯食いにいくか

    690 = 495 :


    キョン「勘弁してくれよ……」

    キョン「俺、一般人なんすよ……?」

    キョン「なんで右脚持ってかれてまで、あいつの相手しなきゃいけないんですかッ……」

    キョン「なんで長門にもコレ、治せないんですか……」

    「……? ……キョンくん」オロオロ...

    みくる「涼宮さんは、あなたに謝りたがってるんです」

    キョン「謝るくらいならとっくにしてますよッ……! この家までわざわざ押し掛けてきたんだッ……!」

    みくる「キョンくんに悪いことしたって、そう思ってます」

    キョン「だったらなぜ学校じゃ言わない!? 言えない!?」

    みくる「それもやっぱり私たちのせいです。ごめんなさい」

    692 = 495 :


    みくる「私たち、いっぱいキョンくんに押し付けてました」

    みくる「そのせいでいろいろと話がこじれちゃって……」

    みくる「キョンくんのその脚は、私たちが奪ったも同然です」

    キョン「………………」

    みくる「でも、古泉くんはもう一度、キョンくんたちとお友達になりたいって言ってました」

    みくる「長門さんは、今も涼宮さんの心を理解しようって、本をたくさん読んでます」

    みくる「あたしはキョンくんに、お料理食べてもらって、すっごくうれしかった……」

    みくる「涼宮さんにも食べてもらえたら、もっとうれしいです」

    696 = 495 :


    みくる「キョンくんが涼宮さんをぶったとしても、私はたぶん止めないです」

    キョン「ッ……」

    みくる「代わりに私をぶってくれても、痛くてもがんばって我慢します」


    みくる「でもどうか、時間だけは捨てないでください」

    みくる「両足で歩くより、ちょっとだけ遅れちゃったかもしれませんけど……」

    みくる「今までのことがぜんぶ損だったなんて、そういう風に思わないでください」

    キョン「………………」



    みくる「お願いします。少しだけ、やり直す時間を預けてください」ペコリ

    700 = 495 :


    キョン「……」

    キョン「――――ッ」


     パシッ



    みくる「………………」

    「っ! キョンくんっ」


     パシッ

    「キョンくんっやめてっ」

    キョン「俺があそこで飛び出したのは、なんでだったんだ……?」 パシッ

    みくる「………………」

    「やめてっ! やめてよぉ!」


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