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    元スレキョン「ハルヒ、金貸してくれよ」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×8
    タグ : - 長門 + - DEATHNOTE + - WORKING!! + - いい話 + - とうま + - アマガミ + - キョン + - キョンの黄金の右足 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 :

    だんだん確信に近づいてきた?

    602 = 495 :


    みくる「………………」

    ハルヒ「……すっごい、ストレートな聞き方するんだ、みくるちゃん」

    みくる「はい」

    ハルヒ「もちろんそれ、あの日のことに関して、って意味よね?」

    みくる「えぇ」

    ハルヒ「……そっか。そうよね、そりゃ気になるわよね、やっぱ」

    ハルヒ「うーん……

    ハルヒ「困ったわね。別に感想なんかないんだけど……」

    みくる「っ、…………」


    ハルヒ「強いて言えば――『よくやった』、ってとこかしらね」

    みくる「っ」

    603 = 495 :


    みくる「……よく……やった……?」

    ハルヒ「そう」

    ハルヒ「だってそうでしょっ? 団長のこのあたしを身を呈して助けたのよっ?」

    ハルヒ「軍隊だったら二階級特進よねっ。あ、それじゃ死んじゃうかしら」

    ハルヒ「まぁとにかく、よくやった。あれは素直に褒めてあげたいわ」

    みくる「――――――」

    604 :

    その本心や如何に

    605 :

    長門はあなたなんて二人称使わねえよ

    606 = 494 :

    >>605
    危機が迫るとしたらまず誰だっけ?

    607 = 487 :

    第一巻から使ってるだろjk

    608 = 495 :


    ハルヒ「でもあいつったら、退院してから全然部室に顔出さないんだから」

    ハルヒ「せっかくあたし直々に復帰のお祝いパーティを計画してるってのにね」

    ハルヒ「あ、これはみくるちゃんたちにも言ってなかったわね。サプライズでやろうと思ってたんだけど」

    みくる「――さん――さんは――」

    ハルヒ「おかげで用意したケーキ、ダメになっちゃったわ。1ホール全部ひとりで食べちゃったけど」

    ハルヒ「ああ、最近駅前に出来たケーキ屋さんのやつだったんだけどね。噂の通り、すっごいおいしかったわぁ」

    ハルヒ「そうだわ、今度みんなで食べに行きましょ。店内でも食べれるようになっててね――」




    みくる「――みやさんはっ、なんでそんなこと言えるんですかッ!」


    ハルヒ「………………」

    609 = 604 :

    むしろ他にどんな二人称使うんだよ

    610 = 605 :

    >>606
    古泉に対してのことな

    612 = 605 :

    長門があなたって呼んでるのはキョンだけだろ

    613 :

    くだらないことでレスを消費するんじゃあないぜぇ

    614 = 558 :

    >>610
    じゃあ古泉になんていうの?

    615 = 495 :


    みくる「え……? なんで?」

    みくる「わかんないです。私。なんで? そんな、よくやったとかって」


     ポロッ...ボトッ


    ハルヒ「アイス。落ちたわ」

    みくる「わかんない。涼宮さん、なに考えてるんですか?」

    みくる「キョンくんの脚、なくなっちゃって――え?」

    ハルヒ「………………」

    みくる「――るいと……わるいと、おもわないんですか……?」

    ハルヒ「………………」

    みくる「キョンくんに、わるいって! おもわないんですかっ!」

    ハルヒ「くすっ」

    みくる「っ……!?」

    616 :

    明日の昼まで頼んだ

    617 = 495 :


    ハルヒ「ふふっ、ふふ」

    みくる「……涼宮さん?」

    ハルヒ「だってあたし、団長だもの。SOS団の団長」

    ハルヒ「古泉くんも言ってた。団長がすべて正しいの」

    みくる「っ……!」

    ハルヒ「そうよ。あたしは悪くない」



    ハルヒ「だって今日まで、みんなあたしのこと、責めなかったじゃない」

    ハルヒ「みくるちゃんだって、それは同じでしょっ?」

    みくる「っ、あ…………」

    618 :

    ハルヒおかしくなっちゃったのか…

    619 :

    だんだん空が明るくなってまいりました

    620 :

    こりゃ「素直になれないから」じゃ済まされない外道っぷりだなwww

    621 = 487 :

    お話は暗くなってまいりました……って最初からか

    622 :

    おい屑宮ァ…

    623 = 495 :


    ハルヒ「団長は平団員に、頭下げちゃダメなんでしょ……?」

    ハルヒ「だってあたし、団長だもんね」

    ハルヒ「団長だもん。しっかりしてなきゃ。そうよ」

    ハルヒ「だってみんなが、それを望んでるから……」







    ハルヒ「誰もあたしを、罰してくれないから」

    みくる「――!!」

    624 :

    誰も私を責めてくれない(誰か一人でも責めてくれれば…泣き叫ぶことも出来るのに)
    の裏返し……ハルヒならありそうだな?

    625 = 495 :


    ハルヒ「だからね、あたしね、今まで以上に団長やったわ」

    ハルヒ「そうすれば有希もみくるちゃんも古泉くんも喜んでくれると思ったから」

    ハルヒ「あたし、精一杯自分が正しいって思い込んだわ」

    ハルヒ「そしたらみんな、喜んでくれるから」

    みくる「っ、あ――ぅ、あのっ」

    ハルヒ「でもダメみたい」

    ハルヒ「あたし、わかってるもの」

    ハルヒ「あたしのせいで、キョンがケガしたの」

    ハルヒ「脚がないのは、あたしのせいなの」

    627 :

    まったくホルスタインときたら

    629 = 495 :


    古泉「朝比奈さんっ!」

    みくる「っ、こい、古泉、くんっ……!」

    古泉「何があったんですか!?」

    みくる「あの、あた、あたし――」

    みくる「涼宮、さんにッ、キョンくんにっ――あ、ごめ、ごめん、なさいっ――」

    ハルヒ「古泉くん。あたし間違ってないわよね?」

    古泉「ッ、……・?」

    630 = 495 :




    ハルヒ「あたしは謝らなくていいのよね?」

    古泉「……涼宮さん……」

    ハルヒ「そうでしょ?」

    古泉「………………」

    ハルヒ「ねぇ」

    古泉「………………」

    古泉「本当に、ごめんなさい」

    古泉「あなたに、都合を押し付けて。ごめんなさい」

    632 = 495 :


    長門「………………」

    ハルヒ「ありがと、みくるちゃん。あなたが初めてだったわ」

    ハルヒ「キョン以外で、初めてあたしを怒ってくれた」

    ハルヒ「でも遅い。遅すぎよ。全然ダメ」

    みくる「ごめんなさいっ……ごめんなさぁいっ……!」ポロポロ..

    ハルヒ「キョンだけだもの。うん。キョンだけ」

    ハルヒ「ふふ。キョンだけ。キョンだけよ。ふふ」

    ボロボロ....


    ハルヒ「キョンだけが、あたしの気持ちわかってくれてる……」

    ハルヒ「あたしはキョンに、謝りたかった……」



    古泉「………………」

    みくる「……っ……ひくっ……」

    長門「………………」

    633 :

    謝るなっ!
    指導者は謝るな
    誰かに責任を押し付けられない立場の人間の謝罪が許される社会は
    堕落の一途を辿る

    支援してます(´ω`)

    634 = 495 :


    ・・…………――

    ――ハルヒ宅前――


    ガチャ...バタン


    古泉「――彼女、もう落ち着いてましたか?」

    みくる「はい。心配ないって、言ってました」

    長門「………………」

    古泉「………………」

    みくる「………………」

    古泉「……僕の所属する機関では、涼宮さんをまさしく神として信奉しているものも多くいます」

    古泉「浅はかでした。彼女もひとりの少女であるということを、我々はあまりにも忘れていた」

    長門「………………」

    635 = 624 :

    古代ローマ史を中心に、人類の歴史を勉強し直しせ……

    指導者が謝らない社会の方が、堕落し、崩壊してるだろ!

    636 :

    ここまで無力な長門も珍しい

    638 = 495 :


    みくる「……涼宮さんは、きっと不自然に感じてたんでしょうね」

    みくる「あんなことになったのに、誰も涼宮さんのこと、責めませんでしたから……」

    古泉「彼女は自分が世界の命運を握っていることを知りません」

    古泉「涼宮さんの心が転べば、世界の形も大きく転ぶ」

    古泉「……自分が腫れ物のように扱われていることに、薄々気付いたのかもしれませんね……」

    みくる「それで、私たちは涼宮さんに、知らないうちに距離を置いてました……」

    みくる「でも……キョンくんだけは違った」

    639 :

    責められないだろ常識的に考えて…

    640 = 633 :

    >>635
    え?
    法月将臣を知らぬとは…

    641 = 636 :

    しかしキョンは長門に助け求めたりはしなかったんだな

    642 = 495 :


    長門「涼宮ハルヒが彼の右脚部の欠損を望んだのは、自らの罪の意識を自覚するため」

    長門「彼に中傷的な態度を取られることで、むしろそれを贖罪と見做していた」

    長門「……理解可能だけど、不可解。私は人間的情感に欠けている」

    古泉「んふ、それは僕も同じですよ……」

    古泉「結局、誰ひとりとして神の心を理解するものは居なかったわけです……」

    古泉「おそらく彼でさえ、ね……」

    みくる「……ほんとに涼宮さんに、非はあったんでしょうか……? 思わず私、涼宮さんを責めちゃって、だけど……」

    古泉「……友人としては……んふ、僕は本当に彼らの友人なのか……」

    長門「………………」

    643 = 495 :

    ちょい休憩

    644 :

    おはよう保守

    645 :

    なんか感動系になりそうな・・・

    646 :

    もしもしだけど支援

    647 :

    おはよう
    残っててよかったよ

    648 = 495 :


    古泉「とにかく、涼宮さんの中の真実においては、彼女に非はあったのでしょう」

    古泉「そして彼だけがただ一人、知ってか知らずかその真実に沿って彼女を糾弾した」

    古泉「……皮肉と笑うには、あまりにも痛々しい……」

    みくる「………………」

    古泉「……しかしこれで事のからくりはわかりましたが――問題は彼のことです」

    みくる「? キョンくんのことですか?」

    古泉「朝比奈さんには伝わっていないでしょうが……彼は転校を考えています」

    みくる「!」

    長門「………………」

    古泉「疑問が氷解した以上、なおさら彼には涼宮さんのそばにいてもらわなくてはいけません」

    古泉「どうにかして、彼に思いとどまらせなければ――」

    みくる「ちょ、ちょっと待って――待ってくださぁいっ!」

    649 :

    紫煙

    650 :

    頼む・・・早朝のソフトボールのリーグ戦が終わるまでは残っててくれよ・・・


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