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元スレ妹「学校に行きたくないのです」
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【第三部】
(後日、運動公園)
妹「兄さん、着きましたね」
兄「何人か走ってるな。見たところ年齢層高めだな。おじさん頑張ってるなぁ……」
妹「アハハハハハ……ウフフフフフ……」
兄「いきなりかよ……おい待てよ」
妹「兄さぁ~~~~ん! ここまでおいでぇ~~~~!」
兄「待てコラーー! ストレッチぐらいしろよーー!」
妹「……はぁ……はぁ……はぁ……」
兄「どうした? もう疲れたか?」
(後日、運動公園)
妹「兄さん、着きましたね」
兄「何人か走ってるな。見たところ年齢層高めだな。おじさん頑張ってるなぁ……」
妹「アハハハハハ……ウフフフフフ……」
兄「いきなりかよ……おい待てよ」
妹「兄さぁ~~~~ん! ここまでおいでぇ~~~~!」
兄「待てコラーー! ストレッチぐらいしろよーー!」
妹「……はぁ……はぁ……はぁ……」
兄「どうした? もう疲れたか?」
妹「大丈夫です。ちょっと身体がびっくりしているだけなのです」
兄「そうか。あんま無理すんなよ」
妹「ストレッチしませう、コーチ!」
兄「俺がコーチかよ」
妹「そうですコーチ。私はインターハイを目指す陸上少女!」
兄「はいはい」
妹「ケガから復帰して、コーチと二人三脚で記録を取り戻そうとしています!」
兄「なんの記録だよ」
兄「そうか。あんま無理すんなよ」
妹「ストレッチしませう、コーチ!」
兄「俺がコーチかよ」
妹「そうですコーチ。私はインターハイを目指す陸上少女!」
兄「はいはい」
妹「ケガから復帰して、コーチと二人三脚で記録を取り戻そうとしています!」
兄「なんの記録だよ」
妹「なかなか戻らない記録、過酷な練習と克服、そうこうするうち二人の間に芽生える恋……」
兄「ベタだな随分。ところでインターハイって高校だろ?」
妹「あ、そうでしたっけ。何か響きがいいから言っただけなのです」
兄「お前、高校行って、陸上部に入りたいとかそういうのか?」
妹「いえ。あんまり深読みしないでください、コーチ」
兄「だから俺、コーチやらないから」
妹「ちぇ。グレるぞ」
兄「非行に走った少女を更生させるため、コーチは……ってやらせんなよ!」
兄「ベタだな随分。ところでインターハイって高校だろ?」
妹「あ、そうでしたっけ。何か響きがいいから言っただけなのです」
兄「お前、高校行って、陸上部に入りたいとかそういうのか?」
妹「いえ。あんまり深読みしないでください、コーチ」
兄「だから俺、コーチやらないから」
妹「ちぇ。グレるぞ」
兄「非行に走った少女を更生させるため、コーチは……ってやらせんなよ!」
妹「兄さん、背中を押してくださいず」
兄「行けー、頑張れよー。ポーンってか?」
妹「違うのです。座ってストレッチをするのです。んしょ」
兄「なんだ、ストレッチか」
妹「くれぐれも私の豊かな胸の方を触ったりしないでくださいね。葛藤はわかりますが」
兄「誰がお前の、えー、その、アレなナニをだな……」
妹「そこで少女は一計を案じた。コーチが押す少女の背中……」
兄「一計を案じるなよ」
兄「行けー、頑張れよー。ポーンってか?」
妹「違うのです。座ってストレッチをするのです。んしょ」
兄「なんだ、ストレッチか」
妹「くれぐれも私の豊かな胸の方を触ったりしないでくださいね。葛藤はわかりますが」
兄「誰がお前の、えー、その、アレなナニをだな……」
妹「そこで少女は一計を案じた。コーチが押す少女の背中……」
兄「一計を案じるなよ」
妹「少女は背中をわざと少し傾けた。するとコーチの手がジャージを滑り、少女の胸に……」
兄「滑らないから。ほら。押すぞ」
妹「いちにぃさんし、うーーーっ、いちにぃうーーっ、うーーっ」
兄「案外柔らかいな」
妹「今日は少し硬いですね。あ、あとは自分でやりますから」
兄「俺もやるか……。よいしょ。うっうっうっふぅーーっ」
妹「私いつも、家でストレッチやっているのですよ。ふーーーっ」
兄「そか。んーーー、ふぅーーーっ」
兄「滑らないから。ほら。押すぞ」
妹「いちにぃさんし、うーーーっ、いちにぃうーーっ、うーーっ」
兄「案外柔らかいな」
妹「今日は少し硬いですね。あ、あとは自分でやりますから」
兄「俺もやるか……。よいしょ。うっうっうっふぅーーっ」
妹「私いつも、家でストレッチやっているのですよ。ふーーーっ」
兄「そか。んーーー、ふぅーーーっ」
妹「はいストレッチ終わりぃーー。ピィーーーーッ」
兄「笛持ってないだろ」
妹「私は心に体育笛とスタートピストルを持っているのです」
兄「なんかお前、目の色変わったな」
妹「そりゃもうコーチ。インターハイですから。トラックを走って来ます」
兄「やる気だな」
妹「行って来ます。よーーい」
兄「バン!」
兄「笛持ってないだろ」
妹「私は心に体育笛とスタートピストルを持っているのです」
兄「なんかお前、目の色変わったな」
妹「そりゃもうコーチ。インターハイですから。トラックを走って来ます」
兄「やる気だな」
妹「行って来ます。よーーい」
兄「バン!」
妹は陸上少女になって、トラックを走り出した。
「走って来ます」と言った妹の表情は、家で見る一見陽気な笑顔とは違って
いつになく凛としていた。そして妹は脇目も振らずに400メートルトラックを
疾走し始める。編み込んだ長い髪の毛が、尻尾のように揺れている。
妹がコーナーを回る。俺のいるホームストレートから次第に遠くなってゆく。
妹の赤ともピンクともつかない色のジャージが、夜間照明に映えている。
俺が妹の走りを見るのは、あの運動会の時以来だ。
あの頃と何が変わったのか……妹は変わらず輝いている。
「走って来ます」と言った妹の表情は、家で見る一見陽気な笑顔とは違って
いつになく凛としていた。そして妹は脇目も振らずに400メートルトラックを
疾走し始める。編み込んだ長い髪の毛が、尻尾のように揺れている。
妹がコーナーを回る。俺のいるホームストレートから次第に遠くなってゆく。
妹の赤ともピンクともつかない色のジャージが、夜間照明に映えている。
俺が妹の走りを見るのは、あの運動会の時以来だ。
あの頃と何が変わったのか……妹は変わらず輝いている。
バックストレートに差し掛かった。妹は前を走っていた中年男性を追い抜いた。
妹はどんなイメージでこのトラックを走っているのだろう。
俺はコーナーを走る妹の姿を確かめたくなって、最終コーナーまで思わず駆けた。
妹は真っすぐ背を伸ばし、華麗なフォームでコーナーを駆け上がって来る。
妹が俺の側を走り過ぎる。その時妹は、一瞬俺の方を見て、ニコっと笑った。
その笑顔には鋭さがあった。妹は女彪のように気高く、美しかった。
妹はトラックをちょうど一周したところで、見えないゴールテープを切った。
俺はゴールした妹のもとに、透明な旗を持って駆け寄って行く。
妹はどんなイメージでこのトラックを走っているのだろう。
俺はコーナーを走る妹の姿を確かめたくなって、最終コーナーまで思わず駆けた。
妹は真っすぐ背を伸ばし、華麗なフォームでコーナーを駆け上がって来る。
妹が俺の側を走り過ぎる。その時妹は、一瞬俺の方を見て、ニコっと笑った。
その笑顔には鋭さがあった。妹は女彪のように気高く、美しかった。
妹はトラックをちょうど一周したところで、見えないゴールテープを切った。
俺はゴールした妹のもとに、透明な旗を持って駆け寄って行く。
妹「はぁっ……はぁっ……はぁっ……あ~走った……」
兄「お前、走ったなぁ」
妹「はぁ……はぁ……はぁ……」
兄「聞くの忘れてたんだけどさあ」
妹「なんですか? はぁ~……はぁ~っ……」
兄「そのジャージの色、なんてーの?」
妹「これ? ワイン……レッド……」
兄「あー俺、レッドピンクとかピンクレッドとか言うのかと思ったよ」
兄「お前、走ったなぁ」
妹「はぁ……はぁ……はぁ……」
兄「聞くの忘れてたんだけどさあ」
妹「なんですか? はぁ~……はぁ~っ……」
兄「そのジャージの色、なんてーの?」
妹「これ? ワイン……レッド……」
兄「あー俺、レッドピンクとかピンクレッドとか言うのかと思ったよ」
昨夜は1時ぐらいからいきなりネット(プロバイダ)の調子が
悪くなりましてすみません(規制ではありません)
朝なのでこの辺で・・・
続きは夜になってしまいます・・・
悪くなりましてすみません(規制ではありません)
朝なのでこの辺で・・・
続きは夜になってしまいます・・・
保守ありがとうございます
ふぅ
もう少ししたらまた来ます
ふぅ
もう少ししたらまた来ます
需要無いかもしらんが保守がてら
兄「なぁ、今日は学園祭じゃないのか」
妹「それが何か?」
兄「「それが何か?」って。参加しなくていいのか?」
妹「面倒です」
兄「いや、気になる先輩とか後輩とか同級生とかとお近づきになるチャンスじゃ」
妹「そんな人は居ません」
兄「……そうか」
妹「私は兄さん一筋ですので」
兄「お前は何を言ってるんだ」
妹「そんなに照れなくてもいいのに」
兄「なぁ、今日は学園祭じゃないのか」
妹「それが何か?」
兄「「それが何か?」って。参加しなくていいのか?」
妹「面倒です」
兄「いや、気になる先輩とか後輩とか同級生とかとお近づきになるチャンスじゃ」
妹「そんな人は居ません」
兄「……そうか」
妹「私は兄さん一筋ですので」
兄「お前は何を言ってるんだ」
妹「そんなに照れなくてもいいのに」
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