私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ佐天「学園都市に『鬼』が出るらしいよ!」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★★
レスフィルター : (試験中)
――鬼塚は夢を見ていた。
真夜中の国道、生温い風。
耳をつんざくような爆音、先を行くテールランプ。
湘南、ではない。三多摩。龍二と二人で流れた先でも結局『族』だった。
白い三多摩連合の特攻服。特攻一番機。
ロケットカウル。三段シート。木刀。
視線の先からはヘッドライトの嵐。
先を行くテールランプが点滅した。ブレーキランプの合図。そして――
鬼塚「うおぉぉぉっ! ぶっ殺せぇええぇええええ!!!!」
ガバッ!
佐天「きゃぁあぁっ!」
ガラガラガラッ
初春「さ、佐天さん! どうかしたんですか!? って……」
鬼塚「はぁはぁはぁ……」
佐天「先生? 先生が起きた!」
初春「あ! 私、お医者さん呼んできますね!」
バタバタバタッ
佐天「先生……心配したよ……ほんと、本当に……(ぐすっ)」
鬼塚「おー、佐天、大丈夫だったかぁ?
それより、ここはどこだ? っつーか、煙草持ってねーか? 」
>>303
鬼塚「おめーが言ってんのは、『吉川ノボル』のことかぁ?
あのヤロー、童貞で包茎でオタクでゲーマーでいじめられっ子のチビのくせに
杏とイチャイチャしやがってよぉ? いつかぶっ殺してやんぜ!?」
鬼塚「おめーが言ってんのは、『吉川ノボル』のことかぁ?
あのヤロー、童貞で包茎でオタクでゲーマーでいじめられっ子のチビのくせに
杏とイチャイチャしやがってよぉ? いつかぶっ殺してやんぜ!?」
佐天「ここは病院です…… 先生、さっき倒れて……それで……(ぐすっ)」
鬼塚「あー! わかったわかった! だから泣くなって。んで、煙草ねーか?」
佐天「持ってるわけないじゃないですか! このバカ鬼塚!」
ボフッ!
鬼塚「ちょ、おま、おい、やめろ! こっちは怪我人なんだぞ! って痛ぇ!」
佐天「人がせっかく!(ガスッ) 心配!(ボフッ) してるのに!(バンバンバン!)
なんで、第一声が『煙草持ってねーか?』なの! 持ってるわけないし!」
鬼塚「おめー、ちょっと、いや、いくら枕でも……痛ぇ! おい!」
佐天「バカ! アホ! ヘンタイ! 死んじゃえば良かったのに!」
ボフッ! ボフッ!
??「やれやれ、あれだけの怪我をしたって言うのに、随分と元気なんだね?」
鬼塚「あー! わかったわかった! だから泣くなって。んで、煙草ねーか?」
佐天「持ってるわけないじゃないですか! このバカ鬼塚!」
ボフッ!
鬼塚「ちょ、おま、おい、やめろ! こっちは怪我人なんだぞ! って痛ぇ!」
佐天「人がせっかく!(ガスッ) 心配!(ボフッ) してるのに!(バンバンバン!)
なんで、第一声が『煙草持ってねーか?』なの! 持ってるわけないし!」
鬼塚「おめー、ちょっと、いや、いくら枕でも……痛ぇ! おい!」
佐天「バカ! アホ! ヘンタイ! 死んじゃえば良かったのに!」
ボフッ! ボフッ!
??「やれやれ、あれだけの怪我をしたって言うのに、随分と元気なんだね?」
>>307
杏じゃなくて杏子だカスが
杏じゃなくて杏子だカスが
俺と同じ苗字なのになんでそこまでちがうんだ
てか禁書にも芳川っていたよな
てか禁書にも芳川っていたよな
>>309
鬼塚「てめー、人の間違いにイチイチ突っ込むんじゃねぇ!」
鬼塚「てめー、人の間違いにイチイチ突っ込むんじゃねぇ!」
初春「佐天さん! 鬼塚先生! お医者の先生を連れてきましたよ」
鬼塚「医者だぁ? って、カエルじゃねーか!?」
佐天「ちょっと、先生、それはさすがに失礼ですよ」
医師「はっはっは。随分と元気の良い先生だね? 調子はどうだね?」
鬼塚「あー、痛いんすけど、それよりも、このガキにやられた傷が……うぅっ」
佐天「ちょっと! 先生!」
医師「その様子なら大丈夫みたいだね? 本当にその身体はどうなってるんだい?」
鬼塚「なんすか? どっか悪いんすか?」
鬼塚「医者だぁ? って、カエルじゃねーか!?」
佐天「ちょっと、先生、それはさすがに失礼ですよ」
医師「はっはっは。随分と元気の良い先生だね? 調子はどうだね?」
鬼塚「あー、痛いんすけど、それよりも、このガキにやられた傷が……うぅっ」
佐天「ちょっと! 先生!」
医師「その様子なら大丈夫みたいだね? 本当にその身体はどうなってるんだい?」
鬼塚「なんすか? どっか悪いんすか?」
医師「悪いどころか、良すぎて異常とも言えるね。脅威的な回復力だよ」
鬼塚「まぁ、身体が資本っつーか――」
佐天「単細胞なんで細胞分裂が得意なんですよねー?」
鬼塚「おー、そうなんだっ、て、てめぇ!(こいつ、なんで俺のあだ名を知ってやがるんだ?)」
医師「以前からかなりの大怪我を繰り返してるね? 銃創や刃傷もたくさんあるみたいだね」
鬼塚「まー、教師っつーんは、たまにはヤクザとも闘わなきゃなんねー事もありますからねぇ」
医師「そうかい。まぁ、それだけ元気があるなら、いつでも退院していいよ」
鬼塚「お! それじゃ、こんなところはさっさと……って、あれ」
医師「ああ、そうだ。まだ麻酔効いてるかもしれないから、もう少し横になってた方がいいね」
鬼塚「そうっすか。んじゃ、適当に帰らせてもらいますんで」
医師「また何かあったら来なさい。じゃ」
トコトコトコトコ
鬼塚「まぁ、身体が資本っつーか――」
佐天「単細胞なんで細胞分裂が得意なんですよねー?」
鬼塚「おー、そうなんだっ、て、てめぇ!(こいつ、なんで俺のあだ名を知ってやがるんだ?)」
医師「以前からかなりの大怪我を繰り返してるね? 銃創や刃傷もたくさんあるみたいだね」
鬼塚「まー、教師っつーんは、たまにはヤクザとも闘わなきゃなんねー事もありますからねぇ」
医師「そうかい。まぁ、それだけ元気があるなら、いつでも退院していいよ」
鬼塚「お! それじゃ、こんなところはさっさと……って、あれ」
医師「ああ、そうだ。まだ麻酔効いてるかもしれないから、もう少し横になってた方がいいね」
鬼塚「そうっすか。んじゃ、適当に帰らせてもらいますんで」
医師「また何かあったら来なさい。じゃ」
トコトコトコトコ
鬼塚「麻酔っつーのはどんくらいで切れるもんなんかねぇ……」
初春「どうなんでしょうか」
佐天「それよりも、先生、一晩くらい入院してた方が……」
鬼塚「入院なんてめんどくせーよ! それに明日は――」
ガラガラッ
??「失礼しますの」
鬼塚「はいはい、どーぞぉ」
初春「白井さん!」
黒子「あら、初春。あなたもここにいたんですの」
初春「はい、さっき先生を呼んで、一緒に戻ってきたんです」
初春「どうなんでしょうか」
佐天「それよりも、先生、一晩くらい入院してた方が……」
鬼塚「入院なんてめんどくせーよ! それに明日は――」
ガラガラッ
??「失礼しますの」
鬼塚「はいはい、どーぞぉ」
初春「白井さん!」
黒子「あら、初春。あなたもここにいたんですの」
初春「はい、さっき先生を呼んで、一緒に戻ってきたんです」
黒子「そうでしたの。ところでそちらの……」
鬼塚「あん? って、お前、この前のチンチクリンじゃねーか!」
黒子「んまぁ! 人の事をいきなりチンチクリン呼ばわりなんて――」
佐天「まあまあ、白井さん。落ち着いて(チンチクリン……確かに)」
黒子「失礼、取り乱しましたの」
鬼塚「んでよー、何の用だ? 煙草なら吸ってねーぞ。持ってねーしな」
黒子「そんな事ではありませんわ。今回の事件の事でお話を伺いに参りましたの」
鬼塚「あー、そういうことか。ってこたぁ、ジャッジメントってやつかぁ?」
黒子「ご存知でしたら話が早いですの。で、今回の事件ですが……」
佐天「あ、とりあえず、私からお話しますね」
――
鬼塚「あん? って、お前、この前のチンチクリンじゃねーか!」
黒子「んまぁ! 人の事をいきなりチンチクリン呼ばわりなんて――」
佐天「まあまあ、白井さん。落ち着いて(チンチクリン……確かに)」
黒子「失礼、取り乱しましたの」
鬼塚「んでよー、何の用だ? 煙草なら吸ってねーぞ。持ってねーしな」
黒子「そんな事ではありませんわ。今回の事件の事でお話を伺いに参りましたの」
鬼塚「あー、そういうことか。ってこたぁ、ジャッジメントってやつかぁ?」
黒子「ご存知でしたら話が早いですの。で、今回の事件ですが……」
佐天「あ、とりあえず、私からお話しますね」
――
黒子「なるほど。そういう事でしたの」
初春「ええ。それで鬼塚先生が庇ってくれて……」
黒子「こちらの殿方は、見かけによらず良い方ですのね。
人を見かけで判断してはいけないとは、よく言ったものですわ」
鬼塚「おめーよぉ……んで、あの溝口ってガキはどうなるんだ?」
黒子「とりあえずアンチスキルが引き取りましたの。
これからしばらくは取り調べなどをして、それから施設に行くと思いますの」
鬼塚「そうか……ったく、後味わりぃなぁ、おい」
黒子「仕方ありませんわ。これだけの事件を起こしたのですから。
直接的な被害者があなただけだったなんて、本当に奇跡だとしか思えませんの」
佐天「……」
黒子「しかし、常盤台から転校したとは言え、元生徒があんな事をするなんて……
まったく恥さらしもいいとこですの。常盤台のジャッジメントとしても――」
佐天「あの、白井さん!」
黒子「なんですの?」
佐天「あの……溝口さんのこと、よく調べてあげてください!
きっとあんな風になっちゃうには理由があったと思うんです!」
黒子「佐天さん……」
佐天「きっと、夢を持って、頑張って、常盤台に入って、でも退学して……
あたし、なんとなくですけど、辛かったのかなって……」
黒子「ですが、これだけの事件を起こして、しかもそちらの先生も――」
鬼塚「あー、俺のこの傷はよぉ、あれだ。なんつーか、ガス爆発みてーな?
そうそう、そんな感じだったわけよ! だからあいつは関係ないぜ?」
佐天「鬼塚先生……」
まったく恥さらしもいいとこですの。常盤台のジャッジメントとしても――」
佐天「あの、白井さん!」
黒子「なんですの?」
佐天「あの……溝口さんのこと、よく調べてあげてください!
きっとあんな風になっちゃうには理由があったと思うんです!」
黒子「佐天さん……」
佐天「きっと、夢を持って、頑張って、常盤台に入って、でも退学して……
あたし、なんとなくですけど、辛かったのかなって……」
黒子「ですが、これだけの事件を起こして、しかもそちらの先生も――」
鬼塚「あー、俺のこの傷はよぉ、あれだ。なんつーか、ガス爆発みてーな?
そうそう、そんな感じだったわけよ! だからあいつは関係ないぜ?」
佐天「鬼塚先生……」
黒子「あなた、それだけやられておきながら庇うというんですか?」
鬼塚「庇うも何もよ、俺はイタズラが過ぎたガキに説教かましただけだぜ?
んで、たまたまガス爆発に逢っちまったっつーわけよ」
黒子「……まったく、あきれましたの。そんな嘘が通じるはずがありませんの」
初春「白井さん! 私からもお願いします!」
黒子「――ですが、加害者の身辺状況をしっかり調査するのも私達の仕事ですわ」
佐天「白井さんっ!」
黒子「本当に、あなた方には参りましたの」
ガラガラッ
??「失礼するよ」
鬼塚「おいおい、やけに来客が多いじゃねーか」
??「これは失礼。まさか知らない方の病室だったとは思わなかった」
鬼塚「庇うも何もよ、俺はイタズラが過ぎたガキに説教かましただけだぜ?
んで、たまたまガス爆発に逢っちまったっつーわけよ」
黒子「……まったく、あきれましたの。そんな嘘が通じるはずがありませんの」
初春「白井さん! 私からもお願いします!」
黒子「――ですが、加害者の身辺状況をしっかり調査するのも私達の仕事ですわ」
佐天「白井さんっ!」
黒子「本当に、あなた方には参りましたの」
ガラガラッ
??「失礼するよ」
鬼塚「おいおい、やけに来客が多いじゃねーか」
??「これは失礼。まさか知らない方の病室だったとは思わなかった」
初春「木山先生!」
木山「ああ。君達の声が聞こえたもんでね。つい、入ってしまったんだ」
黒子「あらまぁ、これは木山先生。今日はボランティアの日ですの?」
木山「ああ。水曜日はここで生徒達に授業をする日だからね。それで今回はどうして病院なんかに?」
鬼塚「(おい、佐天! このちょっと疲れてるけど、良い感じのねーちゃんは誰だ?)」
佐天「(ああ、木山先生です。えっとこの人は……)」
木山「そちらの男性。突然お邪魔してすまない。見たところ怪我をされているようだが」
鬼塚「え!? あー、はいはい。 そんな事は全然気にしなくていいっすよ! はい!」
佐天「……」
木山「ああ。君達の声が聞こえたもんでね。つい、入ってしまったんだ」
黒子「あらまぁ、これは木山先生。今日はボランティアの日ですの?」
木山「ああ。水曜日はここで生徒達に授業をする日だからね。それで今回はどうして病院なんかに?」
鬼塚「(おい、佐天! このちょっと疲れてるけど、良い感じのねーちゃんは誰だ?)」
佐天「(ああ、木山先生です。えっとこの人は……)」
木山「そちらの男性。突然お邪魔してすまない。見たところ怪我をされているようだが」
鬼塚「え!? あー、はいはい。 そんな事は全然気にしなくていいっすよ! はい!」
佐天「……」
木山「そうか。私は木山だ。大脳生理学の研究者だ。専攻はAIM拡散力場。
今は、週に三回程、この病院の院内学級で先生をしているんだ」
鬼塚「おお! 木山先生ってわけですね! 俺は鬼塚英吉22歳独身!
生涯一教師として、今回はこの街に研修に来てるんですよ!」
佐天「……まあ、ただの変態教師なんですけどね」
鬼塚「お、おめー! いきなり変なこと言うんじゃねぇ! 誤解しちまうだろーが!
あ、あはは! 木山先生すいません。 まったく、こいつは……」
佐天「本当のことでーす。ふんっ」
プイッ
初春「(佐天さん、もしかして……)」
黒子「(あらあら。なんですの、最近はこのような類人猿が流行りなんですの?)」
木山「フフ。どうやら君は立派な教師のようだな」
鬼塚「え? まじっすか! やっぱりわかりますかねー、この俺のオーラってのが」
佐天「はいはい」
木山せんせえええええええええええ
あいしてるうううううううううう
あいしてるうううううううううう
木山「生徒とこれだけ心を通わせている教師が、ダメな教師なはずがないさ」
鬼塚「……やめてくださいよ。そういうマジなのは、俺にはあんまり似合わねーんすよ」
木山「フッ。君は面白いな。同じ教師として、なかなか興味深い」
ガラガラッ
??「入りますよ」
鬼塚「あー? ったく、なんだぁ、おい?」
??「鬼塚先生、この度は本当にご苦労さまでした」
鬼塚「あぁ? って、アンタ、柵川中学の教頭!?」
教頭「ええ、覚えててもらいましたか」
鬼塚「あ、はぁ、まあ(こりゃやべーな、どう言い訳すっかな……)」
鬼塚「……やめてくださいよ。そういうマジなのは、俺にはあんまり似合わねーんすよ」
木山「フッ。君は面白いな。同じ教師として、なかなか興味深い」
ガラガラッ
??「入りますよ」
鬼塚「あー? ったく、なんだぁ、おい?」
??「鬼塚先生、この度は本当にご苦労さまでした」
鬼塚「あぁ? って、アンタ、柵川中学の教頭!?」
教頭「ええ、覚えててもらいましたか」
鬼塚「あ、はぁ、まあ(こりゃやべーな、どう言い訳すっかな……)」
教頭「いやー、さすが鬼塚先生! 本校の非行グループを一日で片付けるなんて!
わざわざ来て頂いた甲斐があったと言うものですよ! はっはっは」
鬼塚「……」
教頭「いやぁ、これでやっと内の学校も綺麗になりますよ。
本当にあのクズ共のおかげで、うちの評判が悪かったですからねぇ」
佐天「なっ!ちょっと――」
鬼塚「いやぁ、教頭先生! そこまで褒めて頂けるなんて光栄ですね! よいしょっと」
フラフラッ
鬼塚「おっと」
佐天「ちょっと先生、まだ寝てなきゃ!」
教頭「鬼塚先生大丈夫なんですか? ゆっくり寝ててくださいよ」
鬼塚「いやー、そうも言ってらんねーんですよ……」
わざわざ来て頂いた甲斐があったと言うものですよ! はっはっは」
鬼塚「……」
教頭「いやぁ、これでやっと内の学校も綺麗になりますよ。
本当にあのクズ共のおかげで、うちの評判が悪かったですからねぇ」
佐天「なっ!ちょっと――」
鬼塚「いやぁ、教頭先生! そこまで褒めて頂けるなんて光栄ですね! よいしょっと」
フラフラッ
鬼塚「おっと」
佐天「ちょっと先生、まだ寝てなきゃ!」
教頭「鬼塚先生大丈夫なんですか? ゆっくり寝ててくださいよ」
鬼塚「いやー、そうも言ってらんねーんですよ……」
バキィッ!
教頭「グヘッ!」
一同「えっ!?」
教頭「な、なにをするんだね! 君、私に何をしたかわかってるのか!?」
鬼塚「わかってるよ。ったくよぉ、どこの学校も教頭って奴はこんな奴なのかぁ!?
さっきから黙って聞いてりゃ好き放題言いやがって……」
トコトコ
教頭「ヒッ! な、なにをする! うわっ! やめ――ぐ、ぐるじぃ……」
鬼塚「生徒の事を『クズ』だなんて言う教師がいるから――」
教頭「や、や、やめ――」
鬼塚「つれぇ思いするガキ共がいるんだろーがぁ!?」
バキバキッ!
教頭「ぶぇっ……」
鬼塚「教師っつーのは、生徒の味方だろーがよぉ! あぁ!?」
佐天「ちょ、ちょっと先生! やめて!」
黒子「これ以上やってはいけませんの! 傷害罪になりますのよ!」
教頭「ひ、ひぃ!」
ダダダッダダッダ
鬼塚「クソが! 胸クソわりぃぜ」
初春「鬼塚先生……」
??「おいおい、一体何の騒ぎじゃん?」
鬼塚「教師っつーのは、生徒の味方だろーがよぉ! あぁ!?」
佐天「ちょ、ちょっと先生! やめて!」
黒子「これ以上やってはいけませんの! 傷害罪になりますのよ!」
教頭「ひ、ひぃ!」
ダダダッダダッダ
鬼塚「クソが! 胸クソわりぃぜ」
初春「鬼塚先生……」
??「おいおい、一体何の騒ぎじゃん?」
鬼塚「あぁ? 次は誰だよ!?」
??「随分と威勢がいいじゃん?」
黒子「あなたは、アンチスキルの――」
黄泉川「黄泉川じゃん。鬼塚先生だっけ? よろしくじゃん」
鬼塚「あー、はいはい、よろしくさんーって!」
ばいんばいん ばいんばいん
鬼塚「(おいおい、なんだよこりゃ! ありえねーだろあのデカさはよぉ!?)」
黒子「ところでアンチスキルの方がどうしたんですの? 報告は私達から――」
黄泉川「ああ、明日ゆっくり聞くじゃんよ。ただ、こっちも一応顔だけ出しとこうと思ったじゃん」
黒子「そうでしたの」
黄泉川「ってわけで、詳しい話はまたの機会にってことで、鬼塚先生、お大事にするじゃん」
鬼塚「あ、はーい、どうも! 次の機会はゆっくり酒でも飲みながら!」
タッタッタッタ
??「随分と威勢がいいじゃん?」
黒子「あなたは、アンチスキルの――」
黄泉川「黄泉川じゃん。鬼塚先生だっけ? よろしくじゃん」
鬼塚「あー、はいはい、よろしくさんーって!」
ばいんばいん ばいんばいん
鬼塚「(おいおい、なんだよこりゃ! ありえねーだろあのデカさはよぉ!?)」
黒子「ところでアンチスキルの方がどうしたんですの? 報告は私達から――」
黄泉川「ああ、明日ゆっくり聞くじゃんよ。ただ、こっちも一応顔だけ出しとこうと思ったじゃん」
黒子「そうでしたの」
黄泉川「ってわけで、詳しい話はまたの機会にってことで、鬼塚先生、お大事にするじゃん」
鬼塚「あ、はーい、どうも! 次の機会はゆっくり酒でも飲みながら!」
タッタッタッタ
鬼塚「ふぅ。これでもう誰もこねーよな?」
黒子「ええ、予想外ばかりでしたが、関係しそうな方は、これで全部だと思いますの」
鬼塚「それじゃ、帰るとすっかな! おい、佐天、初春!」
佐天「……」
初春「は、はい!(ちょっと、佐天さん!)」
鬼塚「ありがとよ」
佐天「え? あはは、いやー、そんな」
初春「いえいえ、こちらこそありがとうございました!」
鬼塚「ゆっくり挨拶できなかったけど、柵川中学とはお別れだ」
初春「あ、そうでしたね」
黒子「ええ、予想外ばかりでしたが、関係しそうな方は、これで全部だと思いますの」
鬼塚「それじゃ、帰るとすっかな! おい、佐天、初春!」
佐天「……」
初春「は、はい!(ちょっと、佐天さん!)」
鬼塚「ありがとよ」
佐天「え? あはは、いやー、そんな」
初春「いえいえ、こちらこそありがとうございました!」
鬼塚「ゆっくり挨拶できなかったけど、柵川中学とはお別れだ」
初春「あ、そうでしたね」
鬼塚「まあ、まだしばらくこっちにいっからよ。また会うだろ!」
佐天「先生、痴漢とかして捕まらないでくださいよ!」
鬼塚「な! おめー、コノヤロー! おっと」
フラフラ ガシッ
木山「まだ少しふらついているな。私の車で送ろう」
鬼塚「おぉ! いいんすか!? いやー、ありがとうございます!」
佐天「木山先生! その人変態ですから気をつけてくださいね!」
木山「ああ。大丈夫だ。私の起伏の無い身体に劣情を催す男性など――」
黒子「まったく、騒々しいったらありませんの」
――
佐天「先生、痴漢とかして捕まらないでくださいよ!」
鬼塚「な! おめー、コノヤロー! おっと」
フラフラ ガシッ
木山「まだ少しふらついているな。私の車で送ろう」
鬼塚「おぉ! いいんすか!? いやー、ありがとうございます!」
佐天「木山先生! その人変態ですから気をつけてくださいね!」
木山「ああ。大丈夫だ。私の起伏の無い身体に劣情を催す男性など――」
黒子「まったく、騒々しいったらありませんの」
――
木山「その怪我では、少し乗り難いかもしれないが、載ってくれたまえ」
鬼塚「って! こいつぁ……ガヤルドじゃねぇかよ!!!!!!!」
木山「ああ。君は車に詳しいのかい?」
鬼塚「詳しいも何も、ランボルギーニなんて、俺らにとっちゃヒーローっつーか……」
木山「そうか。なら、その怪我が治ったら運転してみると良い。
この車も、たまには私以外の人間が運転した方が、癖がわかりやすくなる」
鬼塚「うおおおおぉおぉ! マジっすか!? こんな怪我ささっと治しちまいますよ!」
木山「それは良かった。この車も喜ぶ」
キュルルル ゴウン! ドドッドッドッドッドッド ウォンウォンッ ブォォォ――
木山「そういえば、さっきのあれだが」
鬼塚「さっきのあれってなんすか?」
木山「教師が生徒の事をってやつだ」
鬼塚「あー、いやぁ、なんつーか、あーいった教師ってガキの頃から嫌いなんすよね」
木山「そうかい。だが、あの言葉、きっとあの場にいた子達に響いたと思う。
もちろん私の心にも響いた。忘れないでおこうと思う」
鬼塚「いや、そんな、ははっ、照れるじゃないっすか」
――
――佐天の部屋
佐天「いやぁ、本当にいろいろあったなぁ……」
佐天は月曜日からの出来事を頭の中で反芻した。
誘拐され、鬼塚に助けらた。
ストラップを千切られ、鬼塚と昼食を食べ、机の中にゴミを詰め込まれた。
下駄箱に落書きをされ、学校から抜け出し、鬼塚に捕まった。
無理矢理牛丼を食べさせられ、公園で重福さんに会って、学校に戻って……
そして――
佐天「溝口さん達、どうなっちゃうのかな……」
佐天「もしかしたら、私がああなっていたのかな……」
――「じ、ジャッジメントです!」
佐天「初春、かっこよかったな……一生懸命あたしの事を守ろうとしてくれて……」
――「よぉ、佐天、かっこいいじゃねーかよ?」
佐天「鬼塚先生……あー!! もう!! むかつく!!!」
ボスッ! ボスッ! ボスッ!
佐天「いやぁ、本当にいろいろあったなぁ……」
佐天は月曜日からの出来事を頭の中で反芻した。
誘拐され、鬼塚に助けらた。
ストラップを千切られ、鬼塚と昼食を食べ、机の中にゴミを詰め込まれた。
下駄箱に落書きをされ、学校から抜け出し、鬼塚に捕まった。
無理矢理牛丼を食べさせられ、公園で重福さんに会って、学校に戻って……
そして――
佐天「溝口さん達、どうなっちゃうのかな……」
佐天「もしかしたら、私がああなっていたのかな……」
――「じ、ジャッジメントです!」
佐天「初春、かっこよかったな……一生懸命あたしの事を守ろうとしてくれて……」
――「よぉ、佐天、かっこいいじゃねーかよ?」
佐天「鬼塚先生……あー!! もう!! むかつく!!!」
ボスッ! ボスッ! ボスッ!
――鬼塚の宿舎
キンッ シュボッ パチン
鬼塚「ふぅ……さすがの俺も今日は疲れたぜ」
ゴクゴク
鬼塚「しかしよぉ、なんかやべー匂いがプンプンしてきやがったぜ……」
――「英吉さん!」
鬼塚「あんな夢を見るなんて、ちぃっとばかし、暴れ過ぎかもしれねーなぁ。
とりあえず、今日は何も考えずにさっさと寝るか!
――んで、あの巨乳とスレンダーな木山先生の夢でも見るかな……」
【9月8日水曜日 4日目終了】
とりあえず、やっと4日目終了
自分が書きたい小ネタ詰め込みすぎて長くなった
ってわけで、5日目以降もなんとかします
自分が書きたい小ネタ詰め込みすぎて長くなった
ってわけで、5日目以降もなんとかします
類似してるかもしれないスレッド
- 億泰「学園都市つってもよォ~」 (855) - [42%] - 2010/10/8 18:45 ★★★×5
- 兄「妹!愛でずにはいられないッ!」 (179) - [42%] - 2013/1/31 20:00 ☆
- 妹「ぜーったい部屋から出てくんなよ!」 (221) - [41%] - 2012/3/13 3:30 ★
- 乾巧「いてっ」マミさん「ごめんなさい!」 (115) - [41%] - 2015/4/7 21:00 ○
- 佐天「朝もやし ああ昼もやし 夜もやし」 (356) - [41%] - 2010/4/18 3:47 ★★
- 上崎「今年こそは橘君にチョコをあげよう!」 (528) - [41%] - 2012/2/16 5:00 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について