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元スレ佐天「学園都市に『鬼』が出るらしいよ!」

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【9月6日月曜日 二日目】
――宿舎
鬼塚「よし。そろそろ行くとすっかな」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。昨日は散々な目に逢ったからな。今日こそ女子高性と……
たしか、今日は……っと。公立の学校の見学だったよな。
常盤台とかって女子『高』は木曜からかー。まあ、お楽しみは残しておくか」
――宿舎
鬼塚「よし。そろそろ行くとすっかな」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。昨日は散々な目に逢ったからな。今日こそ女子高性と……
たしか、今日は……っと。公立の学校の見学だったよな。
常盤台とかって女子『高』は木曜からかー。まあ、お楽しみは残しておくか」
――柵川中学 職員室
鬼塚「あのー? 吉祥学園から来た鬼塚ってモンなんすけど」
教員「あ! 鬼塚先生ですね! お話は伺ってます! なんでも非行問題の権威だとか」
鬼塚「け、け、権威ぃ!? ――は、はい! 私、鬼塚英吉22歳独身!
今まで数々の非行生徒と心を通わせ、様々な問題を解決し――」
教員「まあまあ、そんなに固くならないでください。普段通りにしてくださいね」
鬼塚「はぁ、まあ、そういうことでしたら……
っつーかさぁ、この街どうなってんすか? 真面目そうなガキばっかかと思ったら
なんか変なガキのチームもあるし、能力者だとかジャージャーメンだとか……」
教員「ああ、風紀委員ですね。簡単に言ってしまえば、
能力者の生徒達による風紀委員――自警団みたいなものですよ」
鬼塚「あのー? 吉祥学園から来た鬼塚ってモンなんすけど」
教員「あ! 鬼塚先生ですね! お話は伺ってます! なんでも非行問題の権威だとか」
鬼塚「け、け、権威ぃ!? ――は、はい! 私、鬼塚英吉22歳独身!
今まで数々の非行生徒と心を通わせ、様々な問題を解決し――」
教員「まあまあ、そんなに固くならないでください。普段通りにしてくださいね」
鬼塚「はぁ、まあ、そういうことでしたら……
っつーかさぁ、この街どうなってんすか? 真面目そうなガキばっかかと思ったら
なんか変なガキのチームもあるし、能力者だとかジャージャーメンだとか……」
教員「ああ、風紀委員ですね。簡単に言ってしまえば、
能力者の生徒達による風紀委員――自警団みたいなものですよ」
鬼塚「カーッ! なんだか、偉そうな名前なんですねぇ……
んで、能力者っつーのは何なんすか? サイコメトラーEIJIみたいな? ははっ」
教員「サイコメトリーも能力の一つですね。というか、能力についてご存知ないんですか?」
鬼塚「って!! マジっすか!? マジでサイコメトラーがいるんすか!?」
教員「ええ、はい。能力についての資料はお渡ししてあるって聞いているんですが……」
鬼塚「あ、あー、はいはい! 資料ですね! はい!
(やべーな。資料なんか最初の方読んだだけだからな……)」
教員「まったく、鬼塚先生は冗談がお上手なんですから」
鬼塚「あ、あはは……(おいおい、冗談じゃねーぞ。なんだよ超能力ってよぉ……)」
教員「とりあえず、今日はこの街に慣れて頂くために、街の説明と
明日明後日は我が校で教鞭を取って頂く事になります」
鬼塚「はぁ。んで、普通に授業すればいいんすかね?」
教員「授業自体は、鬼塚先生のやり方でやって頂ければ結構です。
ただ、放課後の方を重視して頂きたいと思いますので……」
鬼塚「(放課後!? おいおい、マジかよ!? 中坊と放課後の……
さすが学園都市だ。中坊と教師の放課後課外授業を認めるとはよぉ!?)」
教員「あの、鬼塚先生?」
鬼塚「あ、はいはい! この教育界のヒーローこと、鬼塚英吉にお任せください! ハッハッハ!」
教員「よろしくお願いしますね(――ちょっと不安になってきた……)」
――夕方
教員「では、この街と学園の説明はこんなところです。明日からよろしくお願いしますね」
鬼塚「はい! 任せてください! (やべーな、ほとんど覚えちゃいねーや)」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。一仕事終えた後の煙草は美味ぇなぁ。
とりあえず、することもねーしなぁ……街でもぶらついてみっかな」
――イヤアアアアア!
鬼塚「あん? 何か叫び声のような……あっちか?」
誰かの叫び声を聞いた気がした鬼塚は、路地裏を覗いて見た。
すると、三人の男が、制服姿の女の子を無理矢理連れて行こうとしているところだった。
鬼塚「おいおい、あれは、ちぃっとばかし剣呑な雰囲気じゃねーか」
男達の様子を怪しいと思った鬼塚は、その後を追った。
そして、ワンボックスカーに連れ込まれる佐天を目撃し、再び事件に巻き込まれるのだった……
教員「では、この街と学園の説明はこんなところです。明日からよろしくお願いしますね」
鬼塚「はい! 任せてください! (やべーな、ほとんど覚えちゃいねーや)」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。一仕事終えた後の煙草は美味ぇなぁ。
とりあえず、することもねーしなぁ……街でもぶらついてみっかな」
――イヤアアアアア!
鬼塚「あん? 何か叫び声のような……あっちか?」
誰かの叫び声を聞いた気がした鬼塚は、路地裏を覗いて見た。
すると、三人の男が、制服姿の女の子を無理矢理連れて行こうとしているところだった。
鬼塚「おいおい、あれは、ちぃっとばかし剣呑な雰囲気じゃねーか」
男達の様子を怪しいと思った鬼塚は、その後を追った。
そして、ワンボックスカーに連れ込まれる佐天を目撃し、再び事件に巻き込まれるのだった……
――
ホジホジ フーッ
鬼塚「おいおい、マジかよ。ったく、この忙しいのによ……(ビール飲みてぇな)」
鬼塚「こんなの見ちまったら……」
鬼塚「見過ごせねーよなー……『漢』として……」
鬼塚「――いや、『一教師』としてなぁ!?」
――
鬼塚「とは言ったものの、足がねーと見失っちまうぞ!?」
ブンブン ブン
鬼塚「お、いいところに。おい、ちょっとお前こいつ貸りるぞ!」
学生「え? って、ちょっと、うわっ!」バタン
鬼塚「ワリーな!」
ブンブンブン ブーーーーーーーーーーン
学生「ちょっと待て! 泥棒!」
――
ブィーーーーーーーーーーーン
鬼塚「しっかし、また誘拐かよ。どうなってやがんだこの街はよぉ!?」
鬼塚「おっと、あのワンボックスだな。どうすっかなぁ……
とりあえず前に出て無理矢理止めちまえばいいよな」
ブンブン ブィーーーーーーーーーーーン
そして鬼塚は、佐天を連れ去ったワンボックスに体当たりをし、見事車を止める事に成功した。
――
ザザッ コチラアンチスキル ゲンジョウハ……
初春「佐天さん!」
佐天「あっ、初春!」
初春「良かった。無事だったんですね! 事故があったって連絡聞いて……
佐天さんの名前が出た時は心臓が止まるかと思いましたよ」
佐天「あはは。初春ごめんよ。でも、もう大丈夫!」
黒子「一体どういう事ですの? なぜ佐天さんがこんな車に……
それにあそこで怪我をしている彼ら。見たところスキルアウトのようですが」
佐天「実は、私誘拐されちゃって。えへっ」
初黒「えええええええっ!!!」
佐天「それで誰か助けてーって思ったら、車が止まって、男の人達が降りていって……」
黒子「ちょっと佐天さん! その説明じゃ要領が掴めませんの!
もっと順を追って説明して頂きませんと、調査も何もできませんのよ」
初春「とりあえず、支部に戻って、そこで固法先輩も一緒に」
黒子「それがいいですわね。それでは、佐天さん。支部でゆっくり聞かせてもらいますのよ!」
佐天「あはは。ごめんなさい。それじゃあ、支部で――」
――
――第一七七支部
固法「はい、ホットミルク」
佐天「ありがとうございます! 固法先輩」
固法「とりあえず、事情はわかったんだけど、その男の人は一体何者かしら」
黒子「走っている車にバイクをぶつけて止めるなんて……野蛮過ぎますの」
初春「野蛮というより、人間技じゃないですよね。それにスキルアウトの人達を一瞬で……
しかもフロントガラスを破るなんて、きっとゴリラのような人ですね」
佐天「私も見たわけじゃなくて、声が聞こえただけなんだよね。
静かになって、ドアが開いたと思ったら、西日のせいで顔が見えなかったし……」
初春「でも、声は聞いたんですよね?」
佐天「うん。特徴のある喋り方だったし、もう一度声さえ聞けばわかると思うんだけど」
黒子「声だけですと、今のところ調べようがありませんの」
固法「はい、ホットミルク」
佐天「ありがとうございます! 固法先輩」
固法「とりあえず、事情はわかったんだけど、その男の人は一体何者かしら」
黒子「走っている車にバイクをぶつけて止めるなんて……野蛮過ぎますの」
初春「野蛮というより、人間技じゃないですよね。それにスキルアウトの人達を一瞬で……
しかもフロントガラスを破るなんて、きっとゴリラのような人ですね」
佐天「私も見たわけじゃなくて、声が聞こえただけなんだよね。
静かになって、ドアが開いたと思ったら、西日のせいで顔が見えなかったし……」
初春「でも、声は聞いたんですよね?」
佐天「うん。特徴のある喋り方だったし、もう一度声さえ聞けばわかると思うんだけど」
黒子「声だけですと、今のところ調べようがありませんの」
固法「とりあえず、今日のところはもう良いわ。佐天さんありがとう。
初春さんも今日はもう上がっていいわよ。佐天さんを送ってあげて」
初春「はい! それじゃあ、お先に失礼しますね」
佐天「それじゃおつかれさまでしたー! ――初春、お腹減ったよー」
バタバタ
黒子「まったく……あんな事件に巻き込まれたばかりだっていうのに、
佐天さんは本当に元気ですこと。まあ、落ち込まれてしまうのも困りますけど」
固法「たぶんみんなに心配かけないようにしてるんだと思うわ。
この前の事件もあったしね……だから本当は今も怖くて仕方ないと思うの」
黒子「なるほど……だから初春を付けたのですのね。
さすが固法先輩ですの。私、そこまで気がまわりませんでしたわ」
固法「よーし、それじゃ私たちは、例のスキルアウトの身辺調査をするわよ!」
黒子「はいですの!」
――
――鬼塚の宿舎
鬼塚「ったくよぉ……昨日といい、今日といい、この街はなんだぁ?
最近じゃ、女の子拉致んのが流行ってんのか?あぶねー街だな」
夕方、幹線道路で三人の男を片付けた後、鬼塚は車の中にいる少女に声をかけた。
怯えていたが、怪我はないようだったため、自分で通報しろよと言って、
その場から立ち去った。「借りた原付」が壊れた以上、このままここにいたら問題になる。
そう判断して、現場から離れ、コンビニで弁当を買い、部屋に戻ったのだった。
鬼塚「確か、学校で聞いた話じゃ、スキルアウトがどうこうって言ってたよな。
ヤンキーみてーなもんだって話だけど、ありゃやりすぎだな」
プシュッ ゴクゴク
鬼塚「ぷはぁー!運動の後のビールってのは、なんでこんなに美味ぇんだろうなぁ。
しかし、あのヤンキー共をなんとかしろったってよ。情報もねーしな……
まあ、とりあえず明日になったらガキ共に聞いてみっかな」
鬼塚「しかし、せっかく出張に来たんだから、何か美味いモンでも食いてぇな。
こんなコンビニ弁当なんかじゃ、いつもと変わんねーしなぁ。
早いとこ女子高生の彼女を作って、手作り弁当でも作ってもらうっきゃねーな!」
モグモグ ゴクゴク
鬼塚「んで、食後のデザートには……ぐふっぐふふっ」
――
鬼塚「ったくよぉ……昨日といい、今日といい、この街はなんだぁ?
最近じゃ、女の子拉致んのが流行ってんのか?あぶねー街だな」
夕方、幹線道路で三人の男を片付けた後、鬼塚は車の中にいる少女に声をかけた。
怯えていたが、怪我はないようだったため、自分で通報しろよと言って、
その場から立ち去った。「借りた原付」が壊れた以上、このままここにいたら問題になる。
そう判断して、現場から離れ、コンビニで弁当を買い、部屋に戻ったのだった。
鬼塚「確か、学校で聞いた話じゃ、スキルアウトがどうこうって言ってたよな。
ヤンキーみてーなもんだって話だけど、ありゃやりすぎだな」
プシュッ ゴクゴク
鬼塚「ぷはぁー!運動の後のビールってのは、なんでこんなに美味ぇんだろうなぁ。
しかし、あのヤンキー共をなんとかしろったってよ。情報もねーしな……
まあ、とりあえず明日になったらガキ共に聞いてみっかな」
鬼塚「しかし、せっかく出張に来たんだから、何か美味いモンでも食いてぇな。
こんなコンビニ弁当なんかじゃ、いつもと変わんねーしなぁ。
早いとこ女子高生の彼女を作って、手作り弁当でも作ってもらうっきゃねーな!」
モグモグ ゴクゴク
鬼塚「んで、食後のデザートには……ぐふっぐふふっ」
――
――佐天の部屋
佐天「うーん、食べた食べた。余は満足じゃー」ポンポン
初春「もう、佐天さん。お行儀悪いですよ!お腹叩いたりして……」
佐天「いいじゃん。初春の作ってくれたご飯がおいしかったんだから!」
初春「はいはい。ありがとうございます」
佐天「あー! なんか適当だなぁ」
初春「そんな事ないです! 全く……」
佐天「……」
初春「佐天さん、どうかしました?」
佐天「え? あ、いや、なんでもな――」
初春「なんでもなく無いです! 佐天さん! 何か隠してますね?」
佐天「隠し事なんて無い無い! あたしと初春の間に隠し事なんてないよー」
初春「そんなこと言って……でも、何か言いたい事があるんじゃないですか?
私には佐天さんの悩みとか辛いこととか、何でも言って欲しいんです」
佐天「初春……」
初春「だって、私たち、親友じゃないですか」
佐天「う、う、ういはるぅうぅぅぅう!!」
ガシッ
初春「ちょ、ちょっと佐天さん!? 急にどうしたんですか?」
佐天「本当はね、凄い怖かったの! 能力も無いから何もできないし……
何もできなくて、どうなっちゃうんだろうってずっと思ってて……」
初春「……」
佐天「もしかして、もうみんなに会えないんじゃないかって……」
初春「佐天さん……もう大丈夫ですよ」
初春は、泣きじゃくる佐天の頭を優しく撫でていた。
そして佐天は、初春のその優しさに、ただただ涙が止まらなかった。
【9月6日 二日目終了】
私には佐天さんの悩みとか辛いこととか、何でも言って欲しいんです」
佐天「初春……」
初春「だって、私たち、親友じゃないですか」
佐天「う、う、ういはるぅうぅぅぅう!!」
ガシッ
初春「ちょ、ちょっと佐天さん!? 急にどうしたんですか?」
佐天「本当はね、凄い怖かったの! 能力も無いから何もできないし……
何もできなくて、どうなっちゃうんだろうってずっと思ってて……」
初春「……」
佐天「もしかして、もうみんなに会えないんじゃないかって……」
初春「佐天さん……もう大丈夫ですよ」
初春は、泣きじゃくる佐天の頭を優しく撫でていた。
そして佐天は、初春のその優しさに、ただただ涙が止まらなかった。
【9月6日 二日目終了】
【9月7日火曜日 三日目】
――宿舎
鬼塚「ふわぁぁあ・・・ねみーなぁ、おい。
ったくよぉ、なんでこんな朝っぱらから起きなきゃなんねーんだ」
普段は吉祥学園理事長が用意してくれた、「グレートなペントハウス」に住んでいる鬼塚は
かなり遅く起きても、遅刻することはほとんどない。いざとなれば、吉川や菊池達が起こしてくれる。
しかし、今は学園都市が用意した宿舎だ。学校までは距離がある。
鬼塚「とりあえず、飯はコンビニで買えばいいよな」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「しっかしよぉ、これからガキの相手するとなると、気が重いぜ」
――
――宿舎
鬼塚「ふわぁぁあ・・・ねみーなぁ、おい。
ったくよぉ、なんでこんな朝っぱらから起きなきゃなんねーんだ」
普段は吉祥学園理事長が用意してくれた、「グレートなペントハウス」に住んでいる鬼塚は
かなり遅く起きても、遅刻することはほとんどない。いざとなれば、吉川や菊池達が起こしてくれる。
しかし、今は学園都市が用意した宿舎だ。学校までは距離がある。
鬼塚「とりあえず、飯はコンビニで買えばいいよな」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「しっかしよぉ、これからガキの相手するとなると、気が重いぜ」
――
――通学路
佐天「うーいーはーるっ!」
バサッ
佐天「えっ! 短パン!」
初春「佐天さん甘いですよ・・・今日の一時間目は体育ですからね。
さっき家に帰った時に履いてきたんですよ」
佐天「そうだった・・・すっかり忘れてたよ。――あ!」
初春「どうかしたんですか?」
佐天「体操服忘れちゃったーえへへ」
初春「えへへじゃないですよ!早く取りに戻らないと!」
佐天「もう、めんどくさいなぁ・・・
それじゃ、ひとっ走り行ってきますか! 初春は先に行ってていいよー!」
初春「はーい。佐天さん遅刻しないようにしてくださいね」
佐天「わかってるって。じゃあ、また後でねー!」
トットットット――
初春「まったく佐天さんは・・・でも昨日の事を引き摺ってないみたいでよかったです」
――教室
教師「それじゃ、出欠取るぞー。えー」
アカイー ハーイ イズミー ハーイ ウイハルー・・・
初春「(佐天さん遅刻になっちゃいましたね・・・)」
教師「おい、初春いないのかー?」
初春「あ、はい! います!」
教師「ジャッジメントの仕事で疲れてるのかー? ボーっとしてちゃだめだぞ」
初春「す、すみません・・・」
ツギイクゾー エトウー ウイース カキザキー ヘーイ クボター・・・
初春「(怒られちゃいました・・・ん? メール? あ、佐天さんからだ)」
『ういはるー・・・もうすぐで教室だけど、出席取り始めてる?』
初春「(『もうすぐ佐天の番で・・・って、今名前呼ばれましたよ・・・』送信、っと)
教師「いないのは佐天だけかー? 仕方ない奴だな・・・
ところで、今日から二日間、『外部』から研修の先生がいらっしゃる。
このクラスの副担任になってくださるから、みんなに紹介しよう。どうぞー」
ガラガラッ! ドン!
生徒A「うお!」
生徒B「って!? 金髪!?」
生徒C「スキルアウト!?」
――ザワザワザワ
ダンッ! シャッシャッシャッ! パンッ!
生徒「(ビクッ!)ちょ、こわい・・・」
教室に入ってきた金髪は、黒板に大きく『GTO』と書いた。
鬼塚「おう、俺が今日からこのクラスの『フクタン』になる、
グレートティーチャー鬼塚英吉だ! おめーらよろしくなぁ!?」
初春「(な、なんですか、この人は。どっから見てもスキルアウトじゃ・・・)
教師「あ、あの、鬼塚先生・・・生徒達が・・・」
鬼塚「ん? って、おめーらそんなにびびんなよ・・・」
教師「いや、そうは言っても、その格好は・・・」
鬼塚「ああ、これっすか? アロマーニっすよ、アロマーニ!
アルマーニのパチモンなんすけどね。全然パチモンには見えないでしょ?」
生徒D「・・・ぷっ」
――アハハ ガヤガヤ ナニアレー オモシレーゾー
鬼塚「お、おめーら笑うんじゃねえ! これでもなぁなけなしの五千円でだなぁ……」
初春「(こんな先生で大丈夫かな・・・)」
鬼塚「っつーわけでよ、二日間だけどよろしくなぁ!」
教師「あ、あの、鬼塚先生・・・生徒達が・・・」
鬼塚「ん? って、おめーらそんなにびびんなよ・・・」
教師「いや、そうは言っても、その格好は・・・」
鬼塚「ああ、これっすか? アロマーニっすよ、アロマーニ!
アルマーニのパチモンなんすけどね。全然パチモンには見えないでしょ?」
生徒D「・・・ぷっ」
――アハハ ガヤガヤ ナニアレー オモシレーゾー
鬼塚「お、おめーら笑うんじゃねえ! これでもなぁなけなしの五千円でだなぁ……」
初春「(こんな先生で大丈夫かな・・・)」
鬼塚「っつーわけでよ、二日間だけどよろしくなぁ!」
――ガラガラッ!
佐天「佐天涙子、ただ今登校しました!」
鬼塚「……」
――シーン
佐天「え? あれ? ……って! スキルアウト!? きゃあああああ!」
――ブンッ! ドン!
鬼塚「ぐはっ! て、てめえ! このグレートティーチャーの鬼塚様に何しやがる!」
佐天「え? ティーチャーって……先生!? このチンピラが!?」
鬼塚「チンピラって、この野郎! って、あれ、おめーよぉ。昨日――」
教師「はいはい。佐天、遅刻だな。早く席につけよ」
佐天「あ、はい!」
教師「おいおい、おめー、このままじゃ――」
佐天「(あれ? この声って……)」
教師「よし、それじゃ、HRはこれで終わりだ。次の授業に遅れないようになー」
――ガヤガヤ ドタドタ
佐天「佐天涙子、ただ今登校しました!」
鬼塚「……」
――シーン
佐天「え? あれ? ……って! スキルアウト!? きゃあああああ!」
――ブンッ! ドン!
鬼塚「ぐはっ! て、てめえ! このグレートティーチャーの鬼塚様に何しやがる!」
佐天「え? ティーチャーって……先生!? このチンピラが!?」
鬼塚「チンピラって、この野郎! って、あれ、おめーよぉ。昨日――」
教師「はいはい。佐天、遅刻だな。早く席につけよ」
佐天「あ、はい!」
教師「おいおい、おめー、このままじゃ――」
佐天「(あれ? この声って……)」
教師「よし、それじゃ、HRはこれで終わりだ。次の授業に遅れないようになー」
――ガヤガヤ ドタドタ
>>83
下から4行目ミス
×
教師「おいおい、おめー、このままじゃ――」
○
鬼塚「おいおい、おめー、このままじゃ――」
佐天「(あれ? この声って……)」
教師「よし、それじゃ、HRはこれで終わりだ。次の授業に遅れないようになー」
――ガヤガヤ ドタドタ
下から4行目ミス
×
教師「おいおい、おめー、このままじゃ――」
○
鬼塚「おいおい、おめー、このままじゃ――」
佐天「(あれ? この声って……)」
教師「よし、それじゃ、HRはこれで終わりだ。次の授業に遅れないようになー」
――ガヤガヤ ドタドタ
――着替え中
初春「佐天さん、いきなり鞄投げるなんて驚きましたよ!」
佐天「えへへ、いやぁ、昨日のスキルアウトの仲間かと思って」
初春「私達もみんな驚きましたよ。だって金髪にピアスに白いスーツなんて・・・」
佐天「だよねー。でもさ、あの声、どこかで聞いたことあるような気がしてさ」
初春「えっ? どこで聞いたんですか?」
佐天「うーん、思い出せないんだよね」
初春「しっかりしてくださいよ」
佐天「あはは。ごめんごめんって、早く行かなきゃ!」
初春「あ、佐天さん、待ってくださいよ!」
バタバタバタ
初春「佐天さん、いきなり鞄投げるなんて驚きましたよ!」
佐天「えへへ、いやぁ、昨日のスキルアウトの仲間かと思って」
初春「私達もみんな驚きましたよ。だって金髪にピアスに白いスーツなんて・・・」
佐天「だよねー。でもさ、あの声、どこかで聞いたことあるような気がしてさ」
初春「えっ? どこで聞いたんですか?」
佐天「うーん、思い出せないんだよね」
初春「しっかりしてくださいよ」
佐天「あはは。ごめんごめんって、早く行かなきゃ!」
初春「あ、佐天さん、待ってくださいよ!」
バタバタバタ
――ガタガタ バンッ
鬼塚「ふっふっふ。あのクソガキ、鬼塚様をなめやがってよー?
しっかりと水色のブラジャー拝ませてもらったぜぇ?しかし発育よかったな……
次の着替えの時間もロッカーに入っておくとすっかな。
いや、それより、ここにビデオを設置した方が……」
バタバタバタ
鬼塚「!? やべぇ、誰か来やがった! クソ! もう一回中に……」
――キョロキョロ
鬼塚「(なんだぁ? あいつ、何してやがんだ?)
??「これね……まったく、無能力者のくせに生意気なのよ!」
ブチッ! タッタッタ……
――ガタガタガタッ
鬼塚「行ったか。あぶなかったぜ……って、あいつ何してやがったんだぁ?」
――一時間目 休み時間
佐天「ふぅ、疲れたぁ」
初春「一時間目からいきなり持久走だなんておかしいですよ……」
佐天「ほんとだよね。なんで一時間目に体育なんだろって、あれ?」
初春「ん?佐天さんどうかしたんですか?」
佐天「へっへー。初春、今日は新しいの履いてるんだねぇ。
ピンクと黒のチェックなんて、初めて見ちゃったよー。おじさん嬉しいなぁ」
初春「ちょ、ちょっと! 佐天さん! 変なこと言わないでください!」
佐天「あはは、ごめんごめん。初春のそれがあまりにも可愛くてさぁ」
初春「もう知りません!」
佐天「ういはる、ごめんってばーって、え? あれ? ない!」
初春「もうひっかかりませんよ!」
佐天「ふぅ、疲れたぁ」
初春「一時間目からいきなり持久走だなんておかしいですよ……」
佐天「ほんとだよね。なんで一時間目に体育なんだろって、あれ?」
初春「ん?佐天さんどうかしたんですか?」
佐天「へっへー。初春、今日は新しいの履いてるんだねぇ。
ピンクと黒のチェックなんて、初めて見ちゃったよー。おじさん嬉しいなぁ」
初春「ちょ、ちょっと! 佐天さん! 変なこと言わないでください!」
佐天「あはは、ごめんごめん。初春のそれがあまりにも可愛くてさぁ」
初春「もう知りません!」
佐天「ういはる、ごめんってばーって、え? あれ? ない!」
初春「もうひっかかりませんよ!」
佐天「違うの! あたしの鞄につけてた、ストラップがないの」
初春「え? もしかして、さっき鞄投げた時に落ちたんじゃ?」
佐天「ううん。着替える時にはあったのに……あれ? これあたしのストラップの紐だ!」
初春「見せてください。これは、引っ張って切れたみたいですね。
どこかに引っ掛けたりしませんでした?」
佐天「いや、そんなはずは……あ、あそこに本体が落ちてる!」
初春「見つかってよかったじゃないですか。 千切れちゃったのは残念ですけど直せますよ!」
佐天「うん、そうだね。でも、なんかついてないなー。遅刻もしちゃうしさー」
初春「そんな時もありますって! さ、もうすぐ授業始まりますよ」
――キーンコーンカーンコーン
??「(――クソッ!)」
鬼塚「(気になって様子見に来たけどよ、ありゃもしかして……)
初春「え? もしかして、さっき鞄投げた時に落ちたんじゃ?」
佐天「ううん。着替える時にはあったのに……あれ? これあたしのストラップの紐だ!」
初春「見せてください。これは、引っ張って切れたみたいですね。
どこかに引っ掛けたりしませんでした?」
佐天「いや、そんなはずは……あ、あそこに本体が落ちてる!」
初春「見つかってよかったじゃないですか。 千切れちゃったのは残念ですけど直せますよ!」
佐天「うん、そうだね。でも、なんかついてないなー。遅刻もしちゃうしさー」
初春「そんな時もありますって! さ、もうすぐ授業始まりますよ」
――キーンコーンカーンコーン
??「(――クソッ!)」
鬼塚「(気になって様子見に来たけどよ、ありゃもしかして……)
――昼休み
初春「佐天さん、お昼ご飯食べに行きましょう」
佐天「今日はお弁当持って来てないから学食だね」
初春「早く行かないと場所なくなっちゃいますよ!」
佐天「よーし、初春ダッシュでいくよー!」
初春「あ、走ったら怒られますよ! ちょっと、佐天さーん!」
バタバタバタバタ
??「(帰ってくるまでに、次はこれを……)」
初春「佐天さん、お昼ご飯食べに行きましょう」
佐天「今日はお弁当持って来てないから学食だね」
初春「早く行かないと場所なくなっちゃいますよ!」
佐天「よーし、初春ダッシュでいくよー!」
初春「あ、走ったら怒られますよ! ちょっと、佐天さーん!」
バタバタバタバタ
??「(帰ってくるまでに、次はこれを……)」
――学食
鬼塚「うおおおおお! ここの学食うめぇじゃねーかよ!」
佐天「うわ……あのチンピラの周りだけ空いてるなんて」
初春「佐天さん、先生にそんなこと言っちゃだめですよ。
あんな格好してても一応先生なんですから……」
佐天「仕方ないかぁ。せんせー、そこ良いですかー?」
鬼塚「あん? って、てめーは、今朝の鞄女じゃねーか! ここで会ったが百年目……」
佐天「えへ、今朝はすいません! だからここ良いですよね! 良いですね!」
初春「佐天さん、先生に失礼じゃないですか……」
佐天「いいっていいって! だって鬼塚先生だっけ?
見た目はあれでも、悪い人じゃなさそうだしさ!」
鬼塚「見た目があれってなんだよ!? ったく、しゃーねーなぁ。
おっと、そのから揚げもらったぁぁぁぁ!!」
バシッ!
鬼塚「うおおおおお! ここの学食うめぇじゃねーかよ!」
佐天「うわ……あのチンピラの周りだけ空いてるなんて」
初春「佐天さん、先生にそんなこと言っちゃだめですよ。
あんな格好してても一応先生なんですから……」
佐天「仕方ないかぁ。せんせー、そこ良いですかー?」
鬼塚「あん? って、てめーは、今朝の鞄女じゃねーか! ここで会ったが百年目……」
佐天「えへ、今朝はすいません! だからここ良いですよね! 良いですね!」
初春「佐天さん、先生に失礼じゃないですか……」
佐天「いいっていいって! だって鬼塚先生だっけ?
見た目はあれでも、悪い人じゃなさそうだしさ!」
鬼塚「見た目があれってなんだよ!? ったく、しゃーねーなぁ。
おっと、そのから揚げもらったぁぁぁぁ!!」
バシッ!
鬼塚「なっ! 俺の箸を止めるだとぉ!?」
佐天「ふっふっふ。鬼塚先生甘いですね。このあたしから、から揚げを奪おうなんて百年早いです!」
サッ!
佐天「お返しに、このししゃもフライはもらったぁ!」
鬼塚「てめぇ! 俺が最後まで残しておいたししゃもクンを……
上等じゃねぇか! このししゃもの恨み…… 俺様のさかなクン神拳で!!!」
初春「ふたりとも! お願いですから騒がないでください! 恥ずかしいじゃないですか!」
――チョットー ナニアレー ミナイホウガイイヨー
鬼塚「な! おめーのせいだかんな!」
佐天「ごめんなさーい。まあ、いいじゃないですか。
可愛い女子中学生二人と一緒にご飯が食べれるわけですし!」
鬼塚「ったくよぉ……(まあ、確かにこいつの乳はまあまあだったな)」
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