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元スレ佐天「学園都市に『鬼』が出るらしいよ!」
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【9月6日月曜日】
――朝 柵川中学
佐天「うーいーはーるっ!」バサッ
初春「キャッ! って、佐天さん、いい加減にしてください!」
佐天「今日は苺ちゃんかぁ。お主もなかなか良い趣味をしておるのぅ」
初春「もう、佐天さんは……」
佐天「ごめんごめん。ところでさ、もう聞いてるー?」
初春「え?何をですか?」
佐天「『鬼』のことだよ!知ってる? 最近学園都市に『鬼』が出るらしいよ!」
――朝 柵川中学
佐天「うーいーはーるっ!」バサッ
初春「キャッ! って、佐天さん、いい加減にしてください!」
佐天「今日は苺ちゃんかぁ。お主もなかなか良い趣味をしておるのぅ」
初春「もう、佐天さんは……」
佐天「ごめんごめん。ところでさ、もう聞いてるー?」
初春「え?何をですか?」
佐天「『鬼』のことだよ!知ってる? 最近学園都市に『鬼』が出るらしいよ!」
初春「もちろん知ってますよ。ジャッジメントでも問題になってますし」
佐天「やっぱり! ねえねえ! ほんとにいるのかな?」
初春「うーん、どうなんでしょう? でも、スキルアウトの人達の状態を見ると……」
佐天「五十人以上のメンバーが集まってるチームが一日にして壊滅したんだよね」
初春「はい。しかも、誰に聞いても、『鬼が出た』としか言わないらしいんですよ」
佐天「『鬼』か……なんか怖いけど、ちょっと気になるなぁ」
キーンコーンカーンコーン
初春「あ! 授業始まりますよ! 急ぎましょう!」
佐天「って、ちょっと、初春! 置いてかないでよー!」
佐天「やっぱり! ねえねえ! ほんとにいるのかな?」
初春「うーん、どうなんでしょう? でも、スキルアウトの人達の状態を見ると……」
佐天「五十人以上のメンバーが集まってるチームが一日にして壊滅したんだよね」
初春「はい。しかも、誰に聞いても、『鬼が出た』としか言わないらしいんですよ」
佐天「『鬼』か……なんか怖いけど、ちょっと気になるなぁ」
キーンコーンカーンコーン
初春「あ! 授業始まりますよ! 急ぎましょう!」
佐天「って、ちょっと、初春! 置いてかないでよー!」
――常盤台女子寮
黒子「お・ね・え・さ・まぁーん!」ガシッ
御坂「ちょっと! 朝っぱらから抱きつくな!」
黒子「いいじゃありませんの。スキンシップはコミュニケーションの一つですわよ」
御坂「アンタの場合、それが過剰すぎるのよ!」
黒子「!!!!! ああんっ! おねえさまの愛は痺れますのっ」
御坂「はぁ。ほんと、付き合ってられないわ」
黒子「ところでお姉さま。『鬼』の話ですが……」
御坂「『鬼』?ああ、昨日の黒子が言ってた事件ね。
五十人以上のスキルアウトを一日で壊滅させるなんて、その『鬼』って何者かしら」
黒子「残念ながら、ジャッジメントでも、詳細はまだ掴んでおりませんの。
ただ、五十人の屈強な男達に、あそこまでの恐怖を植え付けたのは事実ですわ」
御坂「ふーん。そんなに凄い能力者なのかな? 気になるわね」
黒子「お姉さま。いいですの?これはジャッジメントの仕事ですの。民間人のおねえさ――」
御坂「あー、はいはい。わかってるってば。ほら、早く行くわよ」
黒子「んもうっ! お姉さまったら……」
――学園都市 某研究施設
??「『鬼』……か。面白い。邪魔をするなら……」
五十人以上のスキルアウトを一日で壊滅させるなんて、その『鬼』って何者かしら」
黒子「残念ながら、ジャッジメントでも、詳細はまだ掴んでおりませんの。
ただ、五十人の屈強な男達に、あそこまでの恐怖を植え付けたのは事実ですわ」
御坂「ふーん。そんなに凄い能力者なのかな? 気になるわね」
黒子「お姉さま。いいですの?これはジャッジメントの仕事ですの。民間人のおねえさ――」
御坂「あー、はいはい。わかってるってば。ほら、早く行くわよ」
黒子「んもうっ! お姉さまったら……」
――学園都市 某研究施設
??「『鬼』……か。面白い。邪魔をするなら……」
――放課後 柵川中学
佐天「ねえねえ、初春! 今からセブンスミストに行かない? 新作入荷したらしいんだ」
初春「すみません。今日はジャッジメントの合同会議が入ってて……」
佐天「そっかぁ。それじゃ仕方ないね。あたし一人で新作を楽しんで来るかな」
初春「また週末にでも、御坂さんたちを誘って行きましょう」
佐天「うん、それじゃ、また明日!」
佐天「ねえねえ、初春! 今からセブンスミストに行かない? 新作入荷したらしいんだ」
初春「すみません。今日はジャッジメントの合同会議が入ってて……」
佐天「そっかぁ。それじゃ仕方ないね。あたし一人で新作を楽しんで来るかな」
初春「また週末にでも、御坂さんたちを誘って行きましょう」
佐天「うん、それじゃ、また明日!」
――セブンスミストへの道
佐天は久し振りに聴く音楽に耳を傾けながら、セブンスミストへの道を歩いていた。
シャカシャカシャカ♪
佐天「(一一一の新曲いいなー! って言っても、一ヶ月前の曲なのかぁ。
この前の事件からあんまり音楽聴かなかったからなぁ)」
しかし、楽しそうに音楽を聴きながら道を行く佐天のすぐ後ろに、三つの影があった。
男A「――おい、あの黒髪どうだ?」
男B「なかなか良いじゃねーか。中坊みてーだが、ガキが好きってのもいるしな」
男C「ああ。あれなら、結構良い値が付くかもしんねーなぁ」
男ABC「んじゃ、やるか」
佐天は久し振りに聴く音楽に耳を傾けながら、セブンスミストへの道を歩いていた。
シャカシャカシャカ♪
佐天「(一一一の新曲いいなー! って言っても、一ヶ月前の曲なのかぁ。
この前の事件からあんまり音楽聴かなかったからなぁ)」
しかし、楽しそうに音楽を聴きながら道を行く佐天のすぐ後ろに、三つの影があった。
男A「――おい、あの黒髪どうだ?」
男B「なかなか良いじゃねーか。中坊みてーだが、ガキが好きってのもいるしな」
男C「ああ。あれなら、結構良い値が付くかもしんねーなぁ」
男ABC「んじゃ、やるか」
ダダダダダッダダ!
ガシッ!
佐天「(えっ!? 何? 誰!?)」
佐天「いやあああああ! んーんーんー!(痴漢!? え、なにこれ!?)」
男B「ねーちゃん、静かにしろや。騒ぐと痛い目見るぜ」キラッ
佐天「んー!(な、ナイフ! え、なんで私が!? なんで!?)
男C「静かにしてれば、痛いことしねーからよー。おい、さっさと車のとこにいくぞ」
男B「おう。ほら、ねーちゃん、歩きな」
佐天「(あたし、どうなるの? ねえ、誰か助けてよ。初春、御坂さん、白井さん……)」
ガシッ!
佐天「(えっ!? 何? 誰!?)」
佐天「いやあああああ! んーんーんー!(痴漢!? え、なにこれ!?)」
男B「ねーちゃん、静かにしろや。騒ぐと痛い目見るぜ」キラッ
佐天「んー!(な、ナイフ! え、なんで私が!? なんで!?)
男C「静かにしてれば、痛いことしねーからよー。おい、さっさと車のとこにいくぞ」
男B「おう。ほら、ねーちゃん、歩きな」
佐天「(あたし、どうなるの? ねえ、誰か助けてよ。初春、御坂さん、白井さん……)」
男A「おい! 早く中に入れろ!」
男B「わかってるっての! お前こそ車くらいこっちに回しておけよ!」バタンッ
男A「誰にも見られてねえよな?」
男C「ああ、問題ねえ」
男A「よし、出すぞ」
キュルルルル ドンッ! ブオンブオン ブォーン
男B「わかってるっての! お前こそ車くらいこっちに回しておけよ!」バタンッ
男A「誰にも見られてねえよな?」
男C「ああ、問題ねえ」
男A「よし、出すぞ」
キュルルルル ドンッ! ブオンブオン ブォーン
――
屈強な三人の男に連れ去られる佐天。誰もその姿を見ていないかと思われた。しかし……
!?
ホジホジ フーッ
??「おいおい、マジかよ。ったく、この忙しいのによ……」
??「こんなの見ちまったら……」
??「見過ごせねーよなー……『漢』として……」
??「――いや、『……』としてなぁ!?」
――車中
男C「今日も楽勝だったな」
男B「ぼろい商売だぜ。適当に女攫ってけば金がもらえるんだからよ」
佐天「(どうしよう。私、このまま売られちゃうのかな)」
男A「おい、無駄口ばっかり叩いてないで、しっかり見張っとけよ」
男B「うるせえよ! このガキ、無能力者っぽいから大丈夫だって」
男C「ほとんど抵抗してこなかったしな。真面目な無能力者は楽で助かるぜ。ハハッ」
佐天「(無能力者……あたしに力があれば……こんな奴ら……
って、そんな事考えても仕方ないよね。本当になんでこんなことに……)」
男B「なあなあ、そう言えばよ、山崎んとこのチームが潰されたってマジか?」
男C「昨日のあれか。なんでも『鬼』にやられたらしいぜ。笑っちまうよな」
男C「今日も楽勝だったな」
男B「ぼろい商売だぜ。適当に女攫ってけば金がもらえるんだからよ」
佐天「(どうしよう。私、このまま売られちゃうのかな)」
男A「おい、無駄口ばっかり叩いてないで、しっかり見張っとけよ」
男B「うるせえよ! このガキ、無能力者っぽいから大丈夫だって」
男C「ほとんど抵抗してこなかったしな。真面目な無能力者は楽で助かるぜ。ハハッ」
佐天「(無能力者……あたしに力があれば……こんな奴ら……
って、そんな事考えても仕方ないよね。本当になんでこんなことに……)」
男B「なあなあ、そう言えばよ、山崎んとこのチームが潰されたってマジか?」
男C「昨日のあれか。なんでも『鬼』にやられたらしいぜ。笑っちまうよな」
男B「どうせクスリでもやってテンパってたんだろ? あいつらジャンキーばっかりだからよ」
男C「だろーな。ヘッ、何が『鬼』だ。笑っちまうぜ」
佐天「(鬼……もう幽霊でも鬼でも、何でも良いから……助けてっ!!!)」
救いを求める佐天。しかし、その心の声を聞く人間は誰もいなかった。だが……
キキーッ! ドーンッ! ガシャン!
男ABC「うおおおお!」
佐天「んーんー!(ちょっと、何これ!何があったの!?)」
男B「おい、A! どうしたんだ!」
男A「原付が急ブレーキかけやがって、こっちにぶつかりやがった!」
男C「だろーな。ヘッ、何が『鬼』だ。笑っちまうぜ」
佐天「(鬼……もう幽霊でも鬼でも、何でも良いから……助けてっ!!!)」
救いを求める佐天。しかし、その心の声を聞く人間は誰もいなかった。だが……
キキーッ! ドーンッ! ガシャン!
男ABC「うおおおお!」
佐天「んーんー!(ちょっと、何これ!何があったの!?)」
男B「おい、A! どうしたんだ!」
男A「原付が急ブレーキかけやがって、こっちにぶつかりやがった!」
男B「ああ!? なんだそれ……って、おい!」
男A「どうし――」
ガシャン! ベキベキベキッ!
男A「があああああっ! なんだ、なんだこれ!」
??「てめーら……中坊連れ込んで何してんだぁ!? こらぁ?」
男BC「なんだこいつ! Aを離しやがれ!」
??「離せだぁ? 良いぜ。離してやるよ」
ミシミシッ ガシャガシャガシャッ!
男A「あ、あ、あ、がああああああ!」
――ドーン!
男A「どうし――」
ガシャン! ベキベキベキッ!
男A「があああああっ! なんだ、なんだこれ!」
??「てめーら……中坊連れ込んで何してんだぁ!? こらぁ?」
男BC「なんだこいつ! Aを離しやがれ!」
??「離せだぁ? 良いぜ。離してやるよ」
ミシミシッ ガシャガシャガシャッ!
男A「あ、あ、あ、がああああああ!」
――ドーン!
男B「なっ……フロントガラスから、無理やり引っ張って……」
男C「外に……投げとばした!?」
??「お望み通り、離してやったぜ。んで、てめーらはどうして欲しいんだ?」
男B「な、なんだこいつは……能力者か!?」
男C「そんなことより、こいつやばいぞ! さっさと始末しねーと!」
バタンッ ダダッ
??「おー。わざわざ車から降りてくるたぁ、気合入ってんじゃねーか。でもよ……」
男B「うるせえ!死にやがれ!」
シュッ! シュッ!
??「たかだか光モン一つで俺に勝てるわけがねーんだよ!?」
バキッ! ゴスッ! ミシミシミシ バキッ!
男C「おい、B! ――お、お前、能力者か!?」
??「能力者だぁ? そんなの知ったこっちゃねーんだよ」
??「俺はなぁ、てめーらみてーに、女を拉致るようなクソヤロー共が気にいらねーんだよっ!」
ガシッ
男C「ひっ! ひぃっ!」
??「だからよぉ、『漢』として……『一教師』として……
おめーらに『教育的指導』ってのをしてやるぜ!?」
鬼塚「――この、鬼塚英吉様がよぉ!?」
http://www.youtube.com/watch?v=iCZ2DR80Xb0&feature=related
―――GTO GAKUENTOSHI 7 DAYS WAR―――
??「能力者だぁ? そんなの知ったこっちゃねーんだよ」
??「俺はなぁ、てめーらみてーに、女を拉致るようなクソヤロー共が気にいらねーんだよっ!」
ガシッ
男C「ひっ! ひぃっ!」
??「だからよぉ、『漢』として……『一教師』として……
おめーらに『教育的指導』ってのをしてやるぜ!?」
鬼塚「――この、鬼塚英吉様がよぉ!?」
http://www.youtube.com/watch?v=iCZ2DR80Xb0&feature=related
―――GTO GAKUENTOSHI 7 DAYS WAR―――
【8月27日金曜日】
――吉祥学園屋上入り口
鬼塚「あーあー、夏休みももう終わりかぁ。
入院したり湘南行ったりで結局何もできなかったぜ」
ピコピコ ザシュッ ザシュッ
鬼塚「九月になったら、まーたあのハゲ教頭の顔見なきゃなんねーんだよな」
ピコピコ ドンッ ドンッ ダダダダダダッ
鬼塚「DMC4も飽きたな……また吉川んとこから何かパクってくるか」ゴロン
キンッ シュボッ パチン
鬼塚「ふーっ。あー、煙草もあと二本しかねーしよー。金もねーし。
また冬月ちゃんに借りるとすっか……って、貸してくれるよな?」
鬼塚「ふわぁーあぁっと。眠ぃな。することもねーしなぁ。寝るか」
ぐがー がー すぴー がー
不貞寝する鬼塚。だが、人気のない学校に響く音が……
――カツーン カツーン カツーン
!?
――吉祥学園屋上入り口
鬼塚「あーあー、夏休みももう終わりかぁ。
入院したり湘南行ったりで結局何もできなかったぜ」
ピコピコ ザシュッ ザシュッ
鬼塚「九月になったら、まーたあのハゲ教頭の顔見なきゃなんねーんだよな」
ピコピコ ドンッ ドンッ ダダダダダダッ
鬼塚「DMC4も飽きたな……また吉川んとこから何かパクってくるか」ゴロン
キンッ シュボッ パチン
鬼塚「ふーっ。あー、煙草もあと二本しかねーしよー。金もねーし。
また冬月ちゃんに借りるとすっか……って、貸してくれるよな?」
鬼塚「ふわぁーあぁっと。眠ぃな。することもねーしなぁ。寝るか」
ぐがー がー すぴー がー
不貞寝する鬼塚。だが、人気のない学校に響く音が……
――カツーン カツーン カツーン
!?
……か先生
??「鬼塚先生」
鬼塚「ぁん?」
理事長「おはようございます。鬼塚先生」
鬼塚「ああ、理事長。おはようございます。よっと」
シュタッ
理事長「そのヘッドスプリング……相変わらず元気そうね」
鬼塚「そりゃ、この鬼塚英吉22歳独身は吉祥学園のヒーローですから!」
理事長「あらまあ。ふふっ」
鬼塚「そんなことより、どうしたんですか? 今日は職員会議とかないっすよね?」
理事長「ええ。今日は鬼塚先生に折り入って頼みがあって」
鬼塚「ちょっと、理事長! それは無理です!」
理事長「あら、なんでかしら?」
鬼塚「だって、理事長の頼みって、いつも面倒な事ばっかりじゃないっすか。
終わってみたら、いつも怪我してるし、あのハゲに説教されるし、金はないし、
夏だってのに、パツキンのチャンネーと出会いはないし、童貞捨てらんねーし……」
理事長「あら残念。今度の出張は女子『校』にも行ってもらおうと思ったのに……」
鬼塚「 『!?』 」
理事長「今回は学園だけの問題じゃないから、ボーナスだって出るのに……
ほんと残念ねぇ。仕方ないから、袋田先生にでも頼もうかしら」
鬼塚「ちょっと待ってください理事長! 女子『高』ってマジっすか!?」
理事長「ええ、女子『校』よ。まあ、共学の学校にも回ってもらうことになりますけどね」
鬼塚「……ボーナスっていくらくらい出るんですか?」
ピピッ
鬼塚「指二本って……まさか二十万!?」
理事長「いいえ。二百万よ」
鬼塚「に、に、ににににににににひゃくまんだぁ!?」
理事長「ええ。今回は文部科学省の方からの依頼でもあるから、額が大きいのよ」
終わってみたら、いつも怪我してるし、あのハゲに説教されるし、金はないし、
夏だってのに、パツキンのチャンネーと出会いはないし、童貞捨てらんねーし……」
理事長「あら残念。今度の出張は女子『校』にも行ってもらおうと思ったのに……」
鬼塚「 『!?』 」
理事長「今回は学園だけの問題じゃないから、ボーナスだって出るのに……
ほんと残念ねぇ。仕方ないから、袋田先生にでも頼もうかしら」
鬼塚「ちょっと待ってください理事長! 女子『高』ってマジっすか!?」
理事長「ええ、女子『校』よ。まあ、共学の学校にも回ってもらうことになりますけどね」
鬼塚「……ボーナスっていくらくらい出るんですか?」
ピピッ
鬼塚「指二本って……まさか二十万!?」
理事長「いいえ。二百万よ」
鬼塚「に、に、ににににににににひゃくまんだぁ!?」
理事長「ええ。今回は文部科学省の方からの依頼でもあるから、額が大きいのよ」
鬼塚「(二百万ありゃ、龍二と冬月ちゃんに借金返しても、まだ余るぞ……
それに女子『高』?高校生ってこたぁ、ミニスカから出るあの太股……
透けるブラジャーに、揺れるパイオツ……中坊とは違うあのカラダで……
??「あたし先生のことが……」パラッ
鬼塚「お前、そんなに俺の事が……」ガッ
??「あんっ。先生、そんなとこ……あっ! だめっ!」
……なんてこともあるかもしんねーぞ!? ヒトナツの思い出作りってやつでよぉ。
そしたら童貞も捨てて、女子高生の彼女とあんなことやこんなことを毎晩……)」
理事長「それじゃ、鬼塚先生は無理ってことで。袋田先生探さなきゃいけないわね」
鬼塚「――理事長、待ってください」
理事長「ん? 何かしら、鬼塚先生」
鬼塚「この不肖、鬼塚英吉。今まで理事長からのご依頼を断ったことがあったでしょうか?
それに、文部科学省からの依頼ともなれば、吉祥学園のヒーローとして、
いや、教育界のヒーロー鬼塚英吉として、是非その任務を遂行させて頂きますよ!」
それに女子『高』?高校生ってこたぁ、ミニスカから出るあの太股……
透けるブラジャーに、揺れるパイオツ……中坊とは違うあのカラダで……
??「あたし先生のことが……」パラッ
鬼塚「お前、そんなに俺の事が……」ガッ
??「あんっ。先生、そんなとこ……あっ! だめっ!」
……なんてこともあるかもしんねーぞ!? ヒトナツの思い出作りってやつでよぉ。
そしたら童貞も捨てて、女子高生の彼女とあんなことやこんなことを毎晩……)」
理事長「それじゃ、鬼塚先生は無理ってことで。袋田先生探さなきゃいけないわね」
鬼塚「――理事長、待ってください」
理事長「ん? 何かしら、鬼塚先生」
鬼塚「この不肖、鬼塚英吉。今まで理事長からのご依頼を断ったことがあったでしょうか?
それに、文部科学省からの依頼ともなれば、吉祥学園のヒーローとして、
いや、教育界のヒーロー鬼塚英吉として、是非その任務を遂行させて頂きますよ!」
理事長「あら、さすが鬼塚先生! 頼もしいわ。それじゃ、これ」
パサッ
鬼塚「ん? 学園都市視察計画?」
理事長「そうよ。詳しいことはそこに書いてあるから読んでおいてくださいね。それじゃ」
カツーン カツーン カツーン
鬼塚「って、ちょっと理事長!? まぁ、いいか。二百万に女子高生……
夏休みの終わりにビッグチャンスの到来かぁ!? 俺もとうとう……」
??「鬼塚先生、あたしの初めて……もらって欲しいの」
鬼塚「お前……大丈夫だ。優しくすっからよぉ……」
??「あんっ! 先生! 先生っ!」
鬼塚「童貞卒業だああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
――――
【9月5日日曜日 一日目】
――学園都市
借金のカタに愛車を龍二に奪われた鬼塚は、電車とバスを乗り継いで、学園都市にやってきた。
鬼塚「ここが学園都市か……って!」
!?
キャッキャッ チョットサテンサン!
鬼塚「青い縞々パンツ……ガキかよ……
でも、着いた早々にパンチラを拝む事になるなんてよぉ……」ジーン
鬼塚「こりゃ、可愛い女子高生と、少し遅れた
『ヒトナツのランデブー』って奴ができるかもしんねーなぁ?」
鬼塚「とりあえず、荷物が邪魔だから、宿舎ってとこに行くとすっか」
――宿舎
鬼塚「ここか……結構良いマンションじゃねーか」
ガチャ
鬼塚「お! ベッドもあるのかよ! ったく、理事長もこういう部屋用意してくんねーかな」
ドサッ バサバサ ゴソゴソ
鬼塚「荷物の整理も一応しとくか。適当に持ってきたけど、足りねーもんはねーよな……
ん?おいおい。こんなもんまで持ってきちまったのかよ。
って、こりゃ、綾波の限定フィギュアじゃねーか! なんでこんなとこに……
適当に詰め込みすぎたな。まあ、困るこたぁねーか」
ガラッ キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。部屋ん中は禁煙だってのが、めんどくせーな。
まあ、ベランダで一服ってのも乙なもんか」
鬼塚「よし。とりあえず、この街のチャンネーでも見に行くか!」
――街中
鬼塚「しっかしよぉ、なんか小奇麗な街じゃねーか」
ウィーンウィーンウィーン
鬼塚「うおっ! なんだこれ? 掃除してんのか? おいおい……
すげー街だな。こいつは、エヴァの世界にもねーんじゃ……」
たゆんたゆん
鬼塚「 『!?』 」
たゆんたゆん たゆんたゆん
鬼塚「(なんだあれは……あの揺れ方……トロ子と同じくらいあんじゃねーか!?)」
……コノリセンパイ ……ジュンカイノコースハ ……マイゴノレンラクガ
鬼塚「学園都市……こいつぁ、やばい匂いがするぜぇ!?」ジュルリ
――路地裏
鬼塚「ほー。表通りに比べて、路地裏は結構暗いじゃねーか」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。喫煙所がねーってなんだよ。灰皿くらい設置しといてくれよな。
それにあの変な腕章つけた、チンチクリンのガキんちょ。
偉そうな喋り方しやがって。何が『ここは禁煙区域ですの!』だ。
ったく、煙草もおちおち吸えねーんじゃ、早速やる気がなくなってくるぜ」
キャー! ヤメテ! マテッテ オラオラ
鬼塚「ん? なんだ?」
バタバタッ ガンッ ニゲンジャネーヨ
女子「助けてください!」
!?
鬼塚「ほー。表通りに比べて、路地裏は結構暗いじゃねーか」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「ふぅー。喫煙所がねーってなんだよ。灰皿くらい設置しといてくれよな。
それにあの変な腕章つけた、チンチクリンのガキんちょ。
偉そうな喋り方しやがって。何が『ここは禁煙区域ですの!』だ。
ったく、煙草もおちおち吸えねーんじゃ、早速やる気がなくなってくるぜ」
キャー! ヤメテ! マテッテ オラオラ
鬼塚「ん? なんだ?」
バタバタッ ガンッ ニゲンジャネーヨ
女子「助けてください!」
!?
鬼塚「(こりゃ、結構上玉じゃねーか! さっきの子とは言わないが良い乳して……)
って、んな事考えてんじゃねーよ! どうした!?」
女子「あの人達が! 急に!」ハァハァ
鬼塚「なんだぁ?」
モヒカン「おいおい、逃げんなよ!って、なんだこいつ?」
ドレッド「あん?どうした?」
モヒカン「いやよぉ、追ってきたら、なんかこいつが居やがってよ」
ドレッド「金髪にピアス?って、今時Vバングかよ!ハッ、だせえ」
――ピキッ
モヒカン「YAZAWAってヤツを真似してんじゃねーの?いつの時代だよ」アハハハ
――ピキピキッ
鬼塚「おいおい、てめーら。さっきから黙って聞いてりゃ人のことだせーだのくせーだの……
あげくの果てには、永ちゃんをバカにしやがってよぉ?」
モヒカン「あん? お前に用はねーんだよ。そっちのねーちゃん寄こせや」
ドンッ
鬼塚「おっ! てめー、俺押しのけようなんざ――」
モヒカン「おい! 早くこっちこいや!」
女子「いやぁぁぁあぁぁぁあぁ!!」
ガシッ!
モヒカン「なんだ!? お前、人の事掴んでんじゃねーよ! 殺すぞ!」
ドレッド「あー! わかった! そいつ、正義の味方のつもりなんだよ」
プッ ギャハハハハ
モヒカン「正義の味方だぁ? うぜーから、さっさとやっちま――」
ヒュンッ! ガンッ! メリメリッ!
ドレッド「なっ……モヒカンの顔が、コンクリの壁にめりこんで……」
鬼塚「おい……ショッカーだか怪人二十面相だか知らねーけどよぉ……
正義の味方の俺を差し置いて、そこの可愛いねーちゃんとイチャイチャ――
じゃねぇ。
無理矢理連れて行こうなんざ、百年はえーんだよ!」
ドレッド「この野郎、能力者か!? ぶっ殺してやる!」シャキンッ
鬼塚「警棒か……そんなおもちゃで、この鬼塚様のタマァ獲れると思ってんのかぁ?」
ボコッ ゲシッ バキッ!
ドレッド「うああああああああああ!! 骨が骨が骨があああああ!」
鬼塚「ケッ。どの街にもこういうザコはいやがるな。
おい、ねーちゃん、大丈夫か?」
女子「は、はい! 助けてくれてありがとうございます。あっ!」
!?
ガキンッ!
鬼塚「がっ!」 バタン
金髪パーマ「おいおい、なんだよこいつは……」
ザコA「どうしたんですか?」
ザコB「って、ドレッド君にモヒカン君がやられてるじゃないっすか!」
金髪パーマ「このVバングがやったみたいだな。邪魔しやがって」ペッ
ザコC「とりあえず、女連れてアジトに戻ります」
金髪パーマ「ああ。ついでにドレとモヒも回収してやれ」
ザコC「了解です!」
金髪パーマ「俺はもう少しこいつと遊んでいくぜ……ケケッ」
女子「いやぁ! やめて!」
ザコC「うるせえんだよ!」
ドカッ! バタン
金髪パーマ「あんまり傷つけんじゃねーぞ。商品なんだからよ」
ザコC「はい」
鬼塚「(……金属バットかなんかか? 痛ぇじゃねぇか……)」モゾモゾ
金髪パーマ「さぁて、久し振りに出張ったんだからな。サンドバッグになってもらうぜ!」
ブンッ!
――
――廃ビル
ザコA「リーダー! 女連れてきました!」
リーダー「おう。『箱』ん中に入れとけ。手錠忘れんじゃねえぞ」
ザコA「わかりました」
リーダー「ん? おめぇら、金パとモヒとドレはどこいったんだ?」
ザコB「それが、邪魔が入りまして……」
ザコC「モヒカン君とドレッド君は怪我したもんですから、治療を」
リーダー「邪魔されて怪我しただぁ? ザコが! 使えねぇ野郎だな。
んで、金パはどうしてんだぁ? あいつもやられたのか?」
ザコB「いえ、金髪パーマさんは、邪魔した野郎に『ノック』入れてます」
リーダー「『千本ノック』か。あいつも飽きねぇなぁ。まあ、いい」
ザコB「そろそろ戻って来ると思います。今日は『足』持ってますし」
――ドドドドドッドッドッドッドッドッド ドルンッ
リーダー「戻ったようだな。俺んとこに来いって言ってこい」
ザコC「わかりました」
タッタッタッタ バキバキバキッ! メリメリッ!
――ドーン!
リーダー「あぁ!? なんだ!?」
鬼塚「よぉ。てめーら……ちょっくら家庭訪問させてもらうぜぇ!?」
ザコC「わかりました」
タッタッタッタ バキバキバキッ! メリメリッ!
――ドーン!
リーダー「あぁ!? なんだ!?」
鬼塚「よぉ。てめーら……ちょっくら家庭訪問させてもらうぜぇ!?」
リーダー「家庭訪問だ? 何言ってやがる! ジャッジメントか!?」
鬼塚「さっきから能力者だとか、ジャッジメントだとか、なんだよそれはよぉ?
女ぁ拉致るわ、だせーだのくせーだの、頭が悪ぃだの好き放題……
しかも俺様の頭を金属バットで殴りやがってよ。これ以上馬鹿になったらどうしてくれんだぁ!?
てめーらやっぱりショッカーの怪人なんじゃねーのか?」
リーダー「わけわかんねえ事言ってんじゃねえ! ぶっ殺すぞ!」
鬼塚「あー、これだからザコはよぉ……みんな同じ台詞しか言わねーんだよな。
中の人は楽かもしんねーけど、作者の手抜きがばれちまうぜ?」
リーダー「うるせえ! お前らぁ! 集合しろ! おい、B!『箱』の周りの奴も呼べ!」
ザザザッザ ダッダッダ ドタドタドタ
リーダー「ヘッ! どうだ? 俺のチームは50人以上いるんだぜ?」
――ホジホジ フーッ
鬼塚「あのなぁ、たかだか50人くらいで――」
バキッ!
リーダー「なっ!?」
鬼塚「そんなに調子こいてっとよぉ――」
ドカッ! メリッ! バキッ!
ザコX「てめえ!!!」
ブンッ ガシッ
鬼塚「このスキンヘッドのデブみたいによぉ――」
ミシミシッ!
ザコX「がはっ」
鬼塚「『地獄』見る羽目になるぜぇ!?」
バキバキバキッ!!!!
ウオオオオオ! カカレエエエエエ! コロスゾォ!?
バキッ!
リーダー「なっ!?」
鬼塚「そんなに調子こいてっとよぉ――」
ドカッ! メリッ! バキッ!
ザコX「てめえ!!!」
ブンッ ガシッ
鬼塚「このスキンヘッドのデブみたいによぉ――」
ミシミシッ!
ザコX「がはっ」
鬼塚「『地獄』見る羽目になるぜぇ!?」
バキバキバキッ!!!!
ウオオオオオ! カカレエエエエエ! コロスゾォ!?
――ドーン!
――バキバキッ!
ナンダコイツ バケモンカァ!? ゼンインデカカレ!
――ドコッボコッガキン! ミシミシミシ……バキッ!
鬼塚「おいおい。自慢のチームってのはこんなもんかぁ?」
リーダー「嘘だろ……? 50人以上いたのに……」
鬼塚「ほらほら! 早く逃げねーと、食っちまうぜぇ!?」バキッ
リーダー「はっ! まさか、『肉体強化』か!? おい、『あれ』を作動させろ!」
――ウウィーン キィーン キィィィィーーーーン
リーダー「能力者ならこれで……って、な、なんでだ!」
鬼塚「だからよぉ……能力者とかわかんねーんだけど、何なんだぁ?」
リーダー「お前、一体……何者なんだああああ!!」ブンブン
――バキバキッ!
ナンダコイツ バケモンカァ!? ゼンインデカカレ!
――ドコッボコッガキン! ミシミシミシ……バキッ!
鬼塚「おいおい。自慢のチームってのはこんなもんかぁ?」
リーダー「嘘だろ……? 50人以上いたのに……」
鬼塚「ほらほら! 早く逃げねーと、食っちまうぜぇ!?」バキッ
リーダー「はっ! まさか、『肉体強化』か!? おい、『あれ』を作動させろ!」
――ウウィーン キィーン キィィィィーーーーン
リーダー「能力者ならこれで……って、な、なんでだ!」
鬼塚「だからよぉ……能力者とかわかんねーんだけど、何なんだぁ?」
リーダー「お前、一体……何者なんだああああ!!」ブンブン
鬼塚「うおっ! いきなり光モン振り回すんじゃねーよ!」ガシッ
リーダー「ぐわっ! お前……がっ! 腕が……腕があああ」ミシミシミシミシ
――ボキッ! カランカランカラン
鬼塚「ったく。最近のガキはすぐに光モン出しやがる」カツーン
リーダー「腕がああああああああ!」
鬼塚「あー、クソ。頭痛ぇ……って、おい! 血ぃ出てるじゃねーか!」
リーダー「はぁはぁ……お前……一体何者なんだ……」
鬼塚「あぁ!? いいぜ……教えてやるよ」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「湘南の鬼爆……その『鬼』の字だよ!?」ドカッ
――バタン
リーダー「ぐわっ! お前……がっ! 腕が……腕があああ」ミシミシミシミシ
――ボキッ! カランカランカラン
鬼塚「ったく。最近のガキはすぐに光モン出しやがる」カツーン
リーダー「腕がああああああああ!」
鬼塚「あー、クソ。頭痛ぇ……って、おい! 血ぃ出てるじゃねーか!」
リーダー「はぁはぁ……お前……一体何者なんだ……」
鬼塚「あぁ!? いいぜ……教えてやるよ」
キンッ シュボ パチン
鬼塚「湘南の鬼爆……その『鬼』の字だよ!?」ドカッ
――バタン
鬼塚「ふぅー。やっと片付いたか。ったくよぉ、初日からこれかよ。
そういや、あの可愛いチャンネーはどこ行ったんだ?」
キョロキョロ
廃ビルを一通り見渡した鬼塚は、奥の扉から外に出た。そこに、カーゴスペースに
巨大なスピーカーを積んだ、真っ赤なワンボックスカーを見つけた。
鬼塚「だせぇ車だなぁ、おい。今時こんなの流行らねーぞ」
車に近づく鬼塚。だが――
ザコA「お、お、お、お、お、おまえええええええええええ!!!」
鬼塚「うおっ! なんだこいつ! まだ残ってたのかって……お前、大丈夫か!?」
ザコA「おまおおまああああえええええええええええええええええ!!!!」
ダダダッ ガンッ!
鬼塚「って……なんだこいつはぁ!?すげー馬鹿力……!?
こりゃ、ヘナチョコ龍二並のパンチじゃねーかよっ!?」
ザコA「ガガギグギギガッァグゲエッッッゲゲガアガガ!!!!」
鬼塚「こりゃ、ちぃっとばかし……やべーかもしんねーなぁ?
この様子……クスリでもキマってんじゃねぇのか!?」
――ミシッ ミシッ ミシミシミシッ!
鬼塚「うらああああああああああああ!!!!!!」バキィッ!
――ドーンッ ドンッ ドンッ バタン
鬼塚「はぁはぁ……んだってんだ……危なかったぜ……」
――キィィィィーーーーン
鬼塚「あ? そういや耳障りな音もするしよぉ……このスピーカーか?
って、うわっ! このワンボックス……今時ウィングつけてやがる」
ドンッ! ドンッ! バキバキバキッ! ――プシュー
鬼塚「静かになったぜ……で、女子高生、女子高生っと」
――ガシャン
ワンボックスの横に回り、ドアを開けた鬼塚は、数人の女子高性を見つけた。
鬼塚「あー、ここにいたのか。ってみんな寝てるじゃねーかよ。大丈夫なのかぁ?
手錠までつけられちまってよぉ。――おっ! この子!
ピンクのレースじゃねーか!! 最近の女子高性はこんなのを……って!」
??「――ッジメントですの! って……なんですのこれは!」
鬼塚「やべっ! 誰か来やがった! 初日からこんな事やっちまって……
理事長にチクられたら、ボーナス出なくなっちまうじゃねーか!
さっさとフケねーとやべーな……」
ダッダッダッダ バタバタバタ
鬼塚「(女子高性のパンチラ……もっと眺めてたかったのによぉ……
しゃーねー。部屋に戻ったら、冴島からもらった女子高性モンでも見るか……)」
ダッダッダッダ
鬼塚「ああああ、クソ! こんなんなら、さっきの単車持ってくるんだったぜ!」
――
??「――わかった。所詮はスキルアウトだ。しかもあの程度のチームではな」
――デスノデ ――ヨテイヨリスコシダケ ――ヨロシクオネガイシマス
??「邪魔する奴は……」
!?
??「始末しなければならないな」
【9月5日日曜日 一日目終了】
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