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    元スレダンテ「学園都市か」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 聖杯戦争 + - dmc + - すのはら + - とある魔術の禁書目録 + - ザックス + - ジョジョ + - ダンテ + - ダンテ「学園都市か」 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    252 :

    復活イヤッッホォォォオオォオウ!
    支援
    残っててよかた

    254 :

    ダンデ知らないけど面白いな支援

    255 :

    早速再開してるww支援支援

    256 = 238 :

    しまった一つ抜けた。ベリアルさんごめんなさい。
    >>238の次が↓

    力こそ全て。
    それが魔界にあるただ一つの、そして絶対のルール。

    ベリアルはかつて無数の雑魚悪魔の一人だった。
    だが彼は這い上がり、炎獄随一の強者にまで上り詰めた。

    その競争は熾烈なものだった。
    血で血を洗う闘争。彼は多くの同族の屍を踏み越えて今の力を掴み取った。

    代償は大きかった。
    あるときは共に腕を磨いた無二の友を殺し、あるときは身内の者を殺した。

    だがその彼に殺されていった者達は皆例外なく、悔いなく最期は誇り高く散っていった。
    そして彼に力を捧げ、その気高き誇りを託した。

    ベリアル『我は…退かぬ』

    退ける訳が無い。彼に力を捧げた同胞達へのただ一つの誓い。
    魔界を裏切り、魔帝を封印した逆賊への復讐。

    誇りを守れ。

    彼らの魂の叫びを裏切ることなどあってはならない。
    そして彼らの死の上に築かれた誇りを失ってはならない。

    例え、その身が完全に滅んだとしても―――

    257 :

    グリフォンさん殺された時もダンテ怒ってたしな

    259 = 238 :

    では戻って>>250の次から

    ―――

    さかのぼる事15分前。

    一方通行は無人の街を歩いていた。

    土御門は ヒビの真下へ行け と言っていた。
    聞いたときは全く理解できなかったが、今は一目瞭然だ。

    一方通行「へェ。そういゥことか」

    1kmほど離れた所の空の空間にガラスのように巨大なヒビが入っている。
    これ程わかりやすい目印は無い。
    その方角から人外の咆哮や、交戦音が聞こえる。

    一方通行「ここらで良いか」
    施設から400mほど離れた。

    そしてチョーカーに手をかけスイッチを押そうとしたとき、
    地響き共に、前方のヒビから少し離れた場所に巨大な火柱が上がった。
    周囲は火の海となり、周りのビルが溶けている。
    その一角がオレンジ色に輝いていた。

    一方通行「ハッ!!誰だか知らねェが、派手にやってるなァおィ!」

    260 :

    ベリアルさんカッコいいッス

    262 = 238 :

    >>260小説版のベリアルさんはマジかっこいいぜ。ダンテとの最期のやりとりが本当に泣ける。

    一方通行「じゃァこちらもやるとしますかねェ!!!」

    チョーカーのスイッチを入れる。その瞬間、背中に奇妙な感覚。

    一方通行「はッ!!俺がこのメルヘンな羽をつけちまうとはなッ!!!」

    今、第二位の脳と繋がっているため見なくてもわかる。

    垣根帝督の『未元物質』の六枚の白い羽が一方通行の背中に生えている。
    だがこの『程度』の為に接続したわけではない。

    本命はその演算能力、『自分だけの現実』の力。
    『何か』の壁を越えた進化した力。

    一方通行『…わかる…わかるぜェ!!!』
    その力が認識できる。

    背中の白い羽の根元から黒い噴射物が噴き出す。
    そして羽を覆う。

    あの無意識の中でしか使えなかった力。

    今は簡単に認識できる。

    自由に扱える。

    263 :

    ファントムさんは出ないんだっけ

    264 = 238 :

    黒い噴射物が羽を覆っていく。

    一方通行『ハハハkjaハハハッ!!!もっとだ!!!もっとlassuhfo!!!』

    全身からも黒い噴射物が噴き出し、彼の意のままにうねる。
    そして背中の六枚の黒い羽にどんどん巻きついていき、その力が凝縮されていく。
    漆黒の六枚の羽。

    一方通行『オァァァァァァァァッ!!!!!』

    咆哮と共に羽が打ち震える。

    一方通行『…ハッ!!!kjhaggだぜェ!!こいつがkjgbercspか!!!!』

    今、彼は完全に『何か』の壁を越えた。
    以前の彼の黒い噴射物はざらついており、常に揺らいでいて不安定なものだった。
    だが今は違う。表面は滑らかで、まるで黒曜石のように不気味に輝いている。

    一方通行『あァ?なンだこりゃァ?言葉がkajagでkjaaaねえじゃねェか』

    言葉か上手く喋れないという事を言おうとしたがそれも奇妙なノイズが混ざり、うまく表現できない。
    声自体にも妙なエコーがかかっている。

    一方通行『まァいいか。さァて、行くとしますか…ねェ!!!!』

    その言葉と同時に地面が大きく抉れ、彼の姿は一瞬で消失した。


    ―――

    265 :

    来るのはええなww

    267 = 238 :

    ―――

    神裂と上条、そして天草式の面々が進む。
    目的のビルまであと300m。

    神裂「もうすこしです!!!」

    上条「ああ!!」

    近づくにつれ、周囲からの悪魔達の攻撃も執拗かつ苛烈になっていく。

    その時だった。
    神裂達の前方の地面が、彼女達を阻むかのように爆砕し大きく割れた。

    神裂「!!!」

    皆急停止する。

    周りの悪魔達もなぜか攻撃をやめて遠ざかる。

    上条「…!!またなんかくるのかよ!!!」
    もう慣れっこだ。なんとなくわかる。

    案の定、上から何かが轟音をたてて割れた地面の上へ着地した。

    269 = 238 :

    上条「うぉ…!!」

    飛び降りてきたのは巨大な骨のような悪魔。
    肉らしきものはどこにもない。肋骨の間から奥の景色が見えている。

    二本の長い角が生えた髑髏の空っぽの目からは金色の光が漏れている。
    そして右手にはこれまた巨大な青く輝く大剣。

    どう見てもそこらの悪魔とは次元が違うのがわかる。
    さっき出てきた炎の悪魔と同じく、明らかにヤバそうな空気。

    彼女達は知らないが、この悪魔の名は『ボルヴェルク』。

    かつて神だった存在が転生した悪魔。

    ネロを襲撃した悪魔。

    270 = 238 :

    上条「くそッ!!!あと少しだってのによ!!」

    神裂「…上条当麻!!!跳んでください!!!」

    上条「ハァ?!今の俺でもあのビルまではジャンプできねえぞ!!!」

    神裂「いいから!!!」
    神裂は七天七刀に手をかけ、上条に向いて構える。

    神裂――そういうことか―――

    上条は神裂の意図を理解し、タンッと軽く跳びあがった。
    神裂が神速で抜刀する。そして上条の足の裏目がけて振り抜く。

    『唯閃』―――

    刃を逆にして峰打ち。上条の足の裏側に強烈な一撃。それと同時に上条も刀を『蹴る』。
    地響きと共に上条の体が砲弾のように射出される。そして一直線に目標のビルへ向かい、壁を貫いて上条が屋内へ打ち込まれた。

    目の前の悪魔はまるで見て無かったかのようにそれを無視した。
    虫一匹抜けたところで何も障害にはならないと考えているのだろうか。

    神裂「そうでしょうね…あなた達にとって私達人間は虫けらのような小さな存在です」
    神裂「でもその内わかるでしょう。あの方を見逃したのは大きなミスだということに」

    そして神裂はジーンズのポケットに入れていたあるものを取り出す。それは『パープルオーブ』。
    莫大な悪魔の力をもたらす、ドーピング剤のようなものだ。

    271 = 238 :

    神裂「皆さん。さがっていて下さい。この悪魔は私がやります」
    その声で後ろにいた天草式の者たちがさがる。

    神裂「建宮。皆を連れて退路の確保を」

    建宮「…了解なのよな!」

    建宮の指揮で天草式全員がその場を離れる。周囲の悪魔達もそれを追う。
    退路を確保しろというのは建前だ。

    相手が人間ならば、神裂が人間のままならアックア戦の時のように共に戦える。
    だが今からは無理だ。

    今からは人外の戦いになる。
    彼らを巻き込むわけには行かない。

    神裂「(皆さん…申し訳ありません)」

    天草式の者達が退くのも目の前の悪魔は黙って見ていた。

    どうやら目的は神裂一人。
    彼女が聖人ということがわかるのかもしれない。

    272 = 238 :

    オーブとは悪魔の血や力などが固まった結晶だ。

    そしてこの『パープルオーブ』とはその中でも特に希少な存在。
    魔力を高濃度に圧縮したものだ。

    人間が使用すると、一時的に疑似魔人化できる。
    つまり、悪魔のような強力な肉体になる。

    ステイルの行った魔具との魂の融合と同様に、この『パープルオーブ』も力に乗っ取られる危険性がある。
    ステイルと同じく神裂も知っている。悪魔の力に手を出した人間の末路を。

    だが今そのリスクを考えてる場合ではない。

    ここで戦わずしていつ戦う?
    仲間を守る。人間界を守る。

    神裂はふと思う。
    今日この為この瞬間の為に聖人の力を授かったのかもしれない。

    迷いは無い。

    『パープルオーブ』を握る。

    神裂「求めます。私に力を」

    『パープルオーブ』はその言葉に反応し、彼女の手に溶け込んだ。

    273 = 238 :

    全身に凄まじい振動が走る。

    神裂「…っくぁ…!」

    体中を莫大な魔翌力の激流が駆け巡る。
    本来相容れないはずの聖人の神の力と悪魔の力が混ざる。

    膨大な力が渦巻く。意識を失いそうだ。手足から内部が軋む音が聞こえる。
    力を入れすぎて軋んでいるのか、それとも何かの力が締め付けているのかわからなかった。
    ただ嵐が過ぎ去るをじっと堪えて待つ。

    しばらくすると、体内の渦は無くなっていた。
    一見したところ体には変わりは無い。だがいくつか違う点があった。

    ここまでの戦いで負った擦り傷があとかたもなく消えている。
    肌には血色が無く、まるで石灰でできた石像のように不気味な程に白い。
    そして神裂自身は気付かないが、瞳はぼんやりと赤く輝いていた。

    神裂「(…)」

    いつもと違う感覚。全てが研ぎ澄まされている。
    辺りを舞う目に見えない程に小さなチリ一つ一つも認識できる。

    時間感覚も普段と違う。一秒がまるで一時間のような奇妙な感覚。

    神裂「(これなら…)」

    神裂「(これなら…聖人の力を全て引き出すことができますね)」

    275 :

    追い付くのが悔しい

    276 = 237 :

    疑似アックアさんか

    277 :

    ボルヴェルク戦は2をやってて唯一楽しかったところだったな

    278 = 238 :

    聖人の力の源は「神の力の一端」である。
    聖人とはその凄まじい力を使える者である。

    だが器が人間の身である以上、限界がある。
    力を引き出しすぎると体が耐えられずに絶命する。

    あのアックアでさえ、『聖母』の加護があったとはいえ体は人間。
    その力の上限は本物の大悪魔にくらべればチリに等しい。

    だが今の神裂にその心配は無い。

    『聖痕』を完全に開放する。

    全てのリミッターを外す。

    今までとは比べ物にならないほどの神の力が体に流れ込んでくるのがわかる。
    人間の身ならば一瞬で爆散している。

    だが擬似的に悪魔になっている神裂の体はびくともしない。

    神裂「(凄い…)」

    最高に気分がいい。
    体中を満たす圧倒的な力に魅了される。

    279 :

    レディが出てないとな

    281 = 238 :

    >>280 DEVIL MAY CRY 4 Deadly Fortune ってやつ。上の表紙がネロ、下の表紙が銃を向けてるダンテ。
    値段の割にはページ数少ないから注意。戦闘描写が少なくて背景とか人物描写がメイン。



    神裂「名は神裂火織!!!」

    神裂「魔法名『救われぬ者に救いの手を(Salvere000)』!!!」

    目の前の悪魔は無言のまま剣を地面に突き刺し、頭を軽く下げた。
    確実な意図はわからないが、神裂はその行動を挑戦を受け取ったものと判断した。

    神裂「(悪魔でも礼儀正しい方はいるんですね)」

    神裂も軽く頭を下げる。

    神裂「では」

    七天七刀を前に突き出し、構える。

    神裂「参る!!!」

    『かつて神であった大悪魔』と、『究極の聖人となった悪魔』の戦いが始まる。

    282 = 260 :

    >>281
    把握しました。ありがとうございます

    支援

    283 = 238 :

    先手を切ったのは神裂。
    地面を蹴り一気に距離を詰める。

    そして抜刀する。
    いままでとは比べ物にならない程の速度の『唯閃』。

    ボルヴェルクはそれを青い巨大な剣で受け流す。

    二人の刃が交わり、衝撃波と共に巨大な火花が散る。

    ボルヴェルクはそのまま神裂の頭へ大剣を振り下ろす。

    神裂は僅かに体を右へ移動させかわす。
    大剣によって地面が叩き割られる。

    神裂は弾かれた刀を引き戻し、そのまま右から左へと薙ぐ。
    刃から発生した衝撃波で地面のアスファルトが捲れる。

    ボルヴェルグはその攻撃をかわそうと後ろへ跳ねる。

    だが完全には避け切れなかった。
    七天七刀の先端がボルヴェルクの胸の骨にかすり、巨大な火花が散る。

    285 = 238 :

    ボルヴェルクは姿勢を低くし、神裂へ向けて一気に踏み込む。

    そして大剣を横一線に振るう。

    神裂はその大剣に七天七刀を振り下ろす。
    二人の刃が十字に交差する。周囲を爆風が襲った。

    火花を散らせながの鍔迫り合い。

    神裂「ハァァァァッ!!!」

    双方とも相手の刃を押し出し上に弾く。

    お互いが相手の空いた胴に目をやる。
    そしてお互いが剣を引き戻しそこを目がけて振るう。

    同時だった。再び刃が交差する。

    再び弾く。そしてまた打ち込む。

    至近距離で何度も打ち合う。

    連続する光と共に地響きを伴った激突音がマシンガンのように連鎖し、
    爆風が竜巻のような渦を作り出して周囲の建物を削っていく。

    286 = 261 :

    どうせすぐ規制されんだろうなぁ
    支援

    287 = 238 :

    神裂「シッ!!!」
    渾身の一撃を叩き込む。

    だが弾かれ、神裂は後方に飛ぶ。パワーは向こうの方が上だ。

    神裂はやわらかく着地する。
    自分の体の調子を確認する。

    特に疲労も無い。
    リミッターを外した聖人の力にもしっかり耐えている。

    果たしてパープルオーブの効果はいつまで続くかわからない。
    リミッターを外している状態の時に切れてしまうと人間に戻った彼女の体は一瞬で消滅する。

    神裂「(とにかく…さっさと倒すにこしたことはないですが…)」

    神裂「(…難しいですね)」

    一通り刃を交わらせてみたが、ボルヴェルクの剣技は完璧だ。
    非の打ち所が無い。手本にしたい程の技術だ。

    それに神裂にはわかる。
    今の打ち合いは神裂の力を見極めるためのものだ。

    神裂「(…ここからが本番ですね…)」

    ―――

    288 = 238 :

    ―――

    ネロ「…まいったぜ…」

    ネロは少し困っていた。
    ボルヴェルク程の悪魔なら、すぐに右手で探知できると思っていたのである。

    だがいざ学園都市に入ると、それどころでは無かった。

    とてつもない濃度の魔翌力が充満していて、探知どころではなかった。
    あの事件当時のフォルトゥナを遥かに上回っている。

    そして何よりも。
    『閻魔刀』の気配が強かった。
    間違いない。

    今、『閻魔刀』の所持者が学園都市にいる。
    その所持者自身の力がガンガン反応している。
    むしろ、学園都市を覆っている魔力の層全体よりもその所持者の力の方が濃い。

    その所持者の場所もわかる。
    あの巨大なヒビの真下。

    その力のせいで、彼の右手の探知能力が妨害されている。
    ボルヴェルクの反応を追えない。

    290 = 238 :

    >>288修正 10行目『魔翌力』→『魔力』

    ネロ「ダンテの兄貴か…」

    ダンテの兄。そう考えると納得する。
    怪物の兄が怪物なのは当然だ。

    だが別の点で彼は引っかかっていた。

    あの奇妙な親近感が増している。
    なにやら凄く懐かしい。
    それもあのヒビの下、『閻魔刀』を所持しているダンテの兄に近づくほど強くなる。

    ボルヴェルクを追えない今、彼はそちらに興味を持っていた。
    なぜかわからないが、とにかく行ってみたい。

    ネロ「どうすっかな…」

    その時だった。彼の右手が僅かに反応した。

    ボルヴェルクだ。

    誰かと戦う為、力を解放したらしい。

    ネロ「…!!ははは!!!見つけたぜ!!!」

    そのかき消されそうな反応を見失わないように意識を集中させる。

    ネロ「ああ?…なんだこれ?」

    293 :

    支援するぜよ

    294 = 238 :

    ボルヴェルクの相手。

    この人物も凄まじい力を発している。
    だが何か奇妙だ。
    悪魔の力になにか別のものが混ざっている。

    覚えはある。数年前に手合わせをした聖人の少女。そう、あの子が放っていた力にそっくりだ。
    あの時よりも比べものにならないほど強大だが。

    今回の件はイギリス清教も動くと聞いている。聖人も派遣されていてもおかしくない。

    だが。
    悪魔の力が混ざっているのはおかしい。聖人は悪魔の力を使えないはずだ。

    使わないのではなく、本質的に使えないと彼はかつて騎士見習いの頃の授業で学んだ。
    悪魔の力と神の力は相反するもの。それを同時に身に宿すなど不可能、と。

    ネロ「…なんかめんどくさそうだな…」

    とはいえ、ここで無駄な時間を潰すわけにも行かない。
    考える時間は後でいくらでもある。

    ネロ「まあ…とにかくボルヴェルクだぜ!!」

    ネロは跳躍し、そのボルヴェルクと謎の人物の元へ向かった。

    ―――

    297 = 238 :

    ―――


    上条「痛ッ…!!」

    瓦礫を払いながら起き上がる。神裂の刀が当たった足の裏が痛む。
    上条は目的地のビルの中ほどの階に叩き込まれていた。

    上条「…この上か…!」

    天井を睨む。
    今いるこのビルの屋上にインデックス、そしてバージルがいるはずだ。

    上条「シッ!!!」

    床を思いっきり蹴り垂直に跳び上がる。
    天井を貫き、上の階へ飛び移る。

    再び跳び更に天井を貫き上へ上へと上がっていく。

    そしてそれを7回繰り返した時。

    頭上に天井ではなく、漆黒の空が現れた。

    298 = 238 :

    屋上の床を突き破り飛び上がる。そして着地する前に修道服を着た少女の姿を確認しその名を叫んだ。

    上条「インデックス!!!!」

    禁書「とうま!!!」
    上条が着地した衝撃でベオウルフが屋上の床を砕いた。

    上条「大丈夫か!!!インデックス!!!!」

    禁書「とうまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
    今にも泣き出しそうな顔になる。少女の足元には直径10m程の魔方陣。どうやらそれのせいで動けないらしい。

    上条「(あれが魔帝復活の魔法陣か!!!俺の右手で!!!)」

    足のベオウルフに力を篭め、一気にインデックス向かって突進する。だがその時。背後から何かが来るのを感じ取った。

    咄嗟に振り向き、左手をかざす。浅葱色のガラスのような剣が篭手に直撃した。なんとか弾く。

    上条「…バージル…!」

    バージル「ベオウルフか」

    上条「ああそうだ…あんたの事も知っているぜ」

    バージル「そうか」

    上条はゆっくりとさがる。バージルは前方15m程の所にある貯水塔の上に座っている。20m後ろにインデックスがいる。
    ベオウルフの力を使えば一瞬であの子の傍にいける。

    だが。その瞬間前方のバージルの姿が消えた。

    299 :

    インデックスしらんが面白い
    DMC勢は相変わらずかっこいいな

    300 = 238 :

    上条「…は…?」

    後ろから固いブーツの足音。

    振り向くと、インデックスから2m程の所にバージルがいた。

    上条「…な…!?」

    バージル「終わるまで待て」

    終わるまで。
    上条でもわかる。
    つまり封印を解く作業が終わるまで待てということだ。

    上条「…んだと…?」

    上条「…ふッざけんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」

    バージルへ一気に跳びかかる。

    だが再び浅葱色のガラスのような剣が5本。
    どこからともなく現れ上条へ向かってきた。


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