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元スレダンテ「学園都市か」
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ダンテ「あん?なんだ。やけにしょぼいな」
イギリス清教の三人はあまりの光景に口が塞がらなかった。
目の前の男は魔導書の原典をいとも簡単に破壊してしまったのである。
ダンテ「おいトリッシュ。反撃なんかしてこねえぞこれ」
トリッシュ「あんたが強くやりすぎたんでしょ」
トリッシュ「少しくらい加減しなさいよ。本よそれ」
インデックス「そ、そんな…」
インデックスにはわかる。
決して魔導書が弱かったのではない。
むしろあの三冊は魔導書の中でもトップクラスの力を持っていたはずだ。
目の前の男には特に魔術を使った形跡も無い。
つまり腕力のみで破壊した。
力ずくでねじ伏せたのだ。
ありえない。
ここで神裂は先ほどダンテとトリッシュの姿を見た時に感じた違和感を思い出した。
まさか―――人間じゃない?
イギリス清教の三人はあまりの光景に口が塞がらなかった。
目の前の男は魔導書の原典をいとも簡単に破壊してしまったのである。
ダンテ「おいトリッシュ。反撃なんかしてこねえぞこれ」
トリッシュ「あんたが強くやりすぎたんでしょ」
トリッシュ「少しくらい加減しなさいよ。本よそれ」
インデックス「そ、そんな…」
インデックスにはわかる。
決して魔導書が弱かったのではない。
むしろあの三冊は魔導書の中でもトップクラスの力を持っていたはずだ。
目の前の男には特に魔術を使った形跡も無い。
つまり腕力のみで破壊した。
力ずくでねじ伏せたのだ。
ありえない。
ここで神裂は先ほどダンテとトリッシュの姿を見た時に感じた違和感を思い出した。
まさか―――人間じゃない?
ダンテ「…なあ…帰って良いか?」
トリッシュ「うるさいわねすこし我慢しなさいよガキじゃあるまいし」
ネロ「さっさとやっちまおうぜ」
ネロはそう言い、インデックスに台座のところへ来るよう手で合図した。
ステイル「…質問は後にしとこう…済ませてきてくれ」
インデックス「…わかったんだよ」
ふらふらとインデックスが台座へ向かう。
ステイルと神裂は魔導書の中身が目に入らないよう、後ろに下がる。
トリッシュ「じゃあ最初はこれね」
ポンっとインデックスの前に一冊目を置く。
インデックスは首をかしげながらトリッシュの顔を見る。
トリッシュ「?どうしたの?はじめていいわよ?」
トリッシュ「うるさいわねすこし我慢しなさいよガキじゃあるまいし」
ネロ「さっさとやっちまおうぜ」
ネロはそう言い、インデックスに台座のところへ来るよう手で合図した。
ステイル「…質問は後にしとこう…済ませてきてくれ」
インデックス「…わかったんだよ」
ふらふらとインデックスが台座へ向かう。
ステイルと神裂は魔導書の中身が目に入らないよう、後ろに下がる。
トリッシュ「じゃあ最初はこれね」
ポンっとインデックスの前に一冊目を置く。
インデックスは首をかしげながらトリッシュの顔を見る。
トリッシュ「?どうしたの?はじめていいわよ?」
ちゃーちゃーちゃーちゃーちゃーらら♪ちゃちゃちゃちゃーちゃーちゃーちゃーらら♪
インデックス「…結界は?それとここにいるとあなた達も危ないかもなんだよ」
トリッシュ「心配ないわ」
インデックス「…一つ聞いて良い?」
トリッシュ「なあに?」
インデックス「あなた達、人間じゃないよね。悪魔?」
その言葉を聞いてネロはばつが悪そうに頭を軽く掻いた。
ダンテはニヤリと軽く笑った。
トリッシュ「そうよ。だから大丈夫」
すんなりとトリッシュは答えた。
インデックスは軽く頷き、魔導書の記録作業をはじめた。
15m程後ろではそのやりとりを聞いていた二人が呆然としていた。
トリッシュ「心配ないわ」
インデックス「…一つ聞いて良い?」
トリッシュ「なあに?」
インデックス「あなた達、人間じゃないよね。悪魔?」
その言葉を聞いてネロはばつが悪そうに頭を軽く掻いた。
ダンテはニヤリと軽く笑った。
トリッシュ「そうよ。だから大丈夫」
すんなりとトリッシュは答えた。
インデックスは軽く頷き、魔導書の記録作業をはじめた。
15m程後ろではそのやりとりを聞いていた二人が呆然としていた。
―――
神裂はベッドに寝転がっていた。
魔導書の記録作業で疲れたのか、となりのベッドにいるインデックスは既に寝息をたてていた。
二人は今フォルトゥナ側が用意してくれた部屋にいる。
かつての騎士の寮であったらしい。
彼女達が泊まっているのは位の高い騎士専用の部屋であり、壁に見事な彫刻が施されている。
天井を見上げながら、ふーっと神裂は息を吐く。
色々ありすぎた。
『閻魔刀』の力の跡。
魔導書の破壊。
そして本物の悪魔に会うとは。
神裂の想像していた悪魔像とはかけ離れていた。
もっと異形の姿だと思っていた。
だがあの三人の姿はどう見ても人間だった。
ネロは右手が明らかに異形だったが、それ以外の部分や仕草等をみれば一番人間らしい。
トリッシュ曰く、神裂の悪魔像は当たっており、おかしいのはこの三人の方だと言っていた。
神裂「(なんか…私も疲れた…)」
睡魔が襲う。
そのまま身を委ね、まどろみの中へ落ちていった。
神裂はベッドに寝転がっていた。
魔導書の記録作業で疲れたのか、となりのベッドにいるインデックスは既に寝息をたてていた。
二人は今フォルトゥナ側が用意してくれた部屋にいる。
かつての騎士の寮であったらしい。
彼女達が泊まっているのは位の高い騎士専用の部屋であり、壁に見事な彫刻が施されている。
天井を見上げながら、ふーっと神裂は息を吐く。
色々ありすぎた。
『閻魔刀』の力の跡。
魔導書の破壊。
そして本物の悪魔に会うとは。
神裂の想像していた悪魔像とはかけ離れていた。
もっと異形の姿だと思っていた。
だがあの三人の姿はどう見ても人間だった。
ネロは右手が明らかに異形だったが、それ以外の部分や仕草等をみれば一番人間らしい。
トリッシュ曰く、神裂の悪魔像は当たっており、おかしいのはこの三人の方だと言っていた。
神裂「(なんか…私も疲れた…)」
睡魔が襲う。
そのまま身を委ね、まどろみの中へ落ちていった。
翌日、神裂ら一行はフォルトゥナの街を散策していた。
案内ということでネロが同行してくれている。
トリッシュもいつの間にかやってきて一緒に行動している。
だがダンテの姿がなかった。
トリッシュ曰く、仕事が入ったから嬉々として夜のうちにフォルトゥナを離れたとのことだった。
神裂「仕事…ですか?」
トリッシュ「『悪魔狩り』よ」
悪魔が悪魔を狩る。
一瞬奇妙に思ったが、よくよく考えれば人間の世界でも賞金稼ぎという職業がある。
特に突っ込まなかった。
一人で納得していると、トリッシュがいきなり別の話題を出してきた。
トリッシュ「あなた、聖人でしょ?」
神裂「…!?そ、そうですけど…なんでわかったんですか?」
トリッシュ「匂いよ」
神裂は一瞬ドキッとする。
理由がどうあれ、女の子としては匂いがどうこうの言われるのはやっぱりちょっと居心地が悪い。
案内ということでネロが同行してくれている。
トリッシュもいつの間にかやってきて一緒に行動している。
だがダンテの姿がなかった。
トリッシュ曰く、仕事が入ったから嬉々として夜のうちにフォルトゥナを離れたとのことだった。
神裂「仕事…ですか?」
トリッシュ「『悪魔狩り』よ」
悪魔が悪魔を狩る。
一瞬奇妙に思ったが、よくよく考えれば人間の世界でも賞金稼ぎという職業がある。
特に突っ込まなかった。
一人で納得していると、トリッシュがいきなり別の話題を出してきた。
トリッシュ「あなた、聖人でしょ?」
神裂「…!?そ、そうですけど…なんでわかったんですか?」
トリッシュ「匂いよ」
神裂は一瞬ドキッとする。
理由がどうあれ、女の子としては匂いがどうこうの言われるのはやっぱりちょっと居心地が悪い。
トリッシュ「ネロ。やっぱりこの子聖人みたいよ」
ネロは特に興味なさそうに へえ と返す。
トリッシュ「ほら、この子も刀使うみたいよ」
トリッシュが神裂の腰にある七天七刀を指差す。
『この子も』
そこに神裂はピンときた。
ネロも刀を使うのか。
どんな刀を使ってるのか。
悪魔の剣術はどんなものなのか。
悪魔の体で繰り出される技はどんなものなのか。
神裂の中に一気に一人の剣士としての興味が湧いた。
一度、手合わせしてみたい。
神裂「あの…」
ネロ「?」
神裂「一度、お手合わせを…」
恐る恐る頼んでみる。
ネロは特に興味なさそうに へえ と返す。
トリッシュ「ほら、この子も刀使うみたいよ」
トリッシュが神裂の腰にある七天七刀を指差す。
『この子も』
そこに神裂はピンときた。
ネロも刀を使うのか。
どんな刀を使ってるのか。
悪魔の剣術はどんなものなのか。
悪魔の体で繰り出される技はどんなものなのか。
神裂の中に一気に一人の剣士としての興味が湧いた。
一度、手合わせしてみたい。
神裂「あの…」
ネロ「?」
神裂「一度、お手合わせを…」
恐る恐る頼んでみる。
ネロ「…あ~…」
ネロは困惑する。
神裂は非常に長い刀を持っている。
その何気ない身のこなしからも結構な使い手だというのがわかる。
だが年端も行かない女の子と刃を交わらせるのはやはり気が引ける。
ダンテなら相手が女だろうがなんだろうが速攻OKをだしているだろう。
トリッシュ「いいじゃないの?少しぐらい。楽しい旅行の思い出作ってあげなさいよ」
その旅行という言葉を聞いてステイルがムッとする。
任務だ!と叫びたそうにうずうずしていた。
ネロ「…しょうがねえな。わかったよ。少しだけな」
ネロは困惑する。
神裂は非常に長い刀を持っている。
その何気ない身のこなしからも結構な使い手だというのがわかる。
だが年端も行かない女の子と刃を交わらせるのはやはり気が引ける。
ダンテなら相手が女だろうがなんだろうが速攻OKをだしているだろう。
トリッシュ「いいじゃないの?少しぐらい。楽しい旅行の思い出作ってあげなさいよ」
その旅行という言葉を聞いてステイルがムッとする。
任務だ!と叫びたそうにうずうずしていた。
ネロ「…しょうがねえな。わかったよ。少しだけな」
一行は場所をかつての騎士の修練場に移した。
ネロの左手には剣身が銀、柄が赤の大剣。
神裂は少し落胆した。
どんな名刀が出てくるのか期待していたのである。
あの剣はどう見ても刀ではない。
それを察してか、トリッシュが20m程離れた場所から口を挟む。
トリッシュ「それでやるの?!あっちは使わないの!?」
ネロ「バカいってんじゃねーよ!使える訳ねーだろ!」
神裂は少しムッとする。
どうやら刀を使っているのは本当らしい。
だが神裂程度ではそれを使うレベルではないということだ。
神裂「(舐められたものです)」
神裂「(上等というものです。使わせてみせます)」
彼女は一気にネロへ向かっていった。
ネロの左手には剣身が銀、柄が赤の大剣。
神裂は少し落胆した。
どんな名刀が出てくるのか期待していたのである。
あの剣はどう見ても刀ではない。
それを察してか、トリッシュが20m程離れた場所から口を挟む。
トリッシュ「それでやるの?!あっちは使わないの!?」
ネロ「バカいってんじゃねーよ!使える訳ねーだろ!」
神裂は少しムッとする。
どうやら刀を使っているのは本当らしい。
だが神裂程度ではそれを使うレベルではないということだ。
神裂「(舐められたものです)」
神裂「(上等というものです。使わせてみせます)」
彼女は一気にネロへ向かっていった。
>>170すまんキングクリムゾン
だがあまりにもあっさりと試合は終わった。
手合わせを始めて幾羽も無く、彼女の膝が地に着いた。
鍛錬に鍛錬を積み重ねた彼女の神速の刃は、全て軽くいなされかわされた。
そして彼女の七天七刀が。
あの火を噴く大剣に弾かれ宙を舞った。
そしてネロは無防備となった彼女の喉に刃を突きつけた。
レベルが違っていた。
確かに神裂は自分が最強だとは思っていない。
しかし聖人だ。
そして修練を積み重ねてきたプライドもある。
一対一の勝負は誰にも負けない自信があった。
だが圧倒的な力の差を証明された。
だがあまりにもあっさりと試合は終わった。
手合わせを始めて幾羽も無く、彼女の膝が地に着いた。
鍛錬に鍛錬を積み重ねた彼女の神速の刃は、全て軽くいなされかわされた。
そして彼女の七天七刀が。
あの火を噴く大剣に弾かれ宙を舞った。
そしてネロは無防備となった彼女の喉に刃を突きつけた。
レベルが違っていた。
確かに神裂は自分が最強だとは思っていない。
しかし聖人だ。
そして修練を積み重ねてきたプライドもある。
一対一の勝負は誰にも負けない自信があった。
だが圧倒的な力の差を証明された。
スピード、パワーもさることながら、何よりも異常だったのは反射神経だ。
目に見えない死角の攻撃すらまるでダンスでもしてるかのように華麗にかわす。
今まで真っ向勝負でここまで圧倒的に敗北した経験は無かった。
これが人間と悪魔の壁かと実感した。
厳密に言えば人間と悪魔の壁と言うよりはネロが特別なのだが。
実際神裂レベルならそこらの下等悪魔は簡単にあしらえるし、
かなり上位の高等悪魔とも充分戦える。
だがそんなことを露とも知らず、
神裂は初めての完璧な敗北感を味わいその場にうな垂れた。
その様子を見かねてネロが口を開いた。
ネロ「…わぁったよ。見せてやるよ『閻魔刀』」
神裂「…は?」
目に見えない死角の攻撃すらまるでダンスでもしてるかのように華麗にかわす。
今まで真っ向勝負でここまで圧倒的に敗北した経験は無かった。
これが人間と悪魔の壁かと実感した。
厳密に言えば人間と悪魔の壁と言うよりはネロが特別なのだが。
実際神裂レベルならそこらの下等悪魔は簡単にあしらえるし、
かなり上位の高等悪魔とも充分戦える。
だがそんなことを露とも知らず、
神裂は初めての完璧な敗北感を味わいその場にうな垂れた。
その様子を見かねてネロが口を開いた。
ネロ「…わぁったよ。見せてやるよ『閻魔刀』」
神裂「…は?」
一瞬自分の耳を疑った。
『閻魔刀』
そう聞こえた。
神裂「…え?や、『閻魔刀』…ですか!?」
ネロ「ああ」
突然ネロの右手が光だした。
神裂「ほほほほほ本当ですか!!?あああの『閻魔刀』ですか!!?」
ネロ「?俺の知ってる『閻魔刀』はこれだけだぜ」
ズゥッ!とネロの右手から黒い鞘の刀がいきなり生えてきた。
神裂「そそそそそそそ…それが…!!!」
遠くから見ていたインデックスも硬直する。
一見するとやや長めの普通の刀だ。
だが少女はその刀が桁違いの代物だいうことがわかった。
まず人間界ではありえない程の存在だ。
インデックス「あれ…本物の…魔剣『閻魔刀』…!!!」
『閻魔刀』
そう聞こえた。
神裂「…え?や、『閻魔刀』…ですか!?」
ネロ「ああ」
突然ネロの右手が光だした。
神裂「ほほほほほ本当ですか!!?あああの『閻魔刀』ですか!!?」
ネロ「?俺の知ってる『閻魔刀』はこれだけだぜ」
ズゥッ!とネロの右手から黒い鞘の刀がいきなり生えてきた。
神裂「そそそそそそそ…それが…!!!」
遠くから見ていたインデックスも硬直する。
一見するとやや長めの普通の刀だ。
だが少女はその刀が桁違いの代物だいうことがわかった。
まず人間界ではありえない程の存在だ。
インデックス「あれ…本物の…魔剣『閻魔刀』…!!!」
驚いてるのか怖がっているのか嬉しがっているのかわからない顔で神裂がとにかくバタバタする。
ネロ「そこから動くなよ」
ズウッとネロの目が赤く輝き始めた。
神裂「…え?」
次の瞬間、キン!!!と甲高い音が辺りに響いた。
神裂の目の前の空間に斜めの一筋の光の線。
そしてその線を境に上の風景がズズッと斜めにずりおちた。
神裂「…へ?」
ネロが『閻魔刀』で神裂の前の空間を切断したのである。
その後しばらくしてスウッとずれた風景が元に戻る。
神裂「…い、今のって…!?」
ネロ「こんなところだ」
『閻魔刀』が出てきたと時とは逆に右手にスウッと沈んでいった。
ネロ「そこから動くなよ」
ズウッとネロの目が赤く輝き始めた。
神裂「…え?」
次の瞬間、キン!!!と甲高い音が辺りに響いた。
神裂の目の前の空間に斜めの一筋の光の線。
そしてその線を境に上の風景がズズッと斜めにずりおちた。
神裂「…へ?」
ネロが『閻魔刀』で神裂の前の空間を切断したのである。
その後しばらくしてスウッとずれた風景が元に戻る。
神裂「…い、今のって…!?」
ネロ「こんなところだ」
『閻魔刀』が出てきたと時とは逆に右手にスウッと沈んでいった。
神裂はなぜネロが刀を使わなかったのかが分かった。
『閻魔刀』は余りにも力が高すぎるのである。
それも当然。
『閻魔刀』とは魔剣の中でも頂点の三本のうちの一つなのだから。
とてもじゃないが試合で使える代物ではない。
あんなのが使われていたら一瞬で神裂の体が真っ二つになっていただろう。
ネロ「でもあんたも強いぜ」
ネロ「あんたと同じくらいの頃の俺には勝ってるよ」
神裂「そ、そうですか?」
ネロ「あんたはもっと強くなる。機会があったらいつかもう一戦やろうぜ」
神裂「…ッ!はい!!!」
『閻魔刀』は余りにも力が高すぎるのである。
それも当然。
『閻魔刀』とは魔剣の中でも頂点の三本のうちの一つなのだから。
とてもじゃないが試合で使える代物ではない。
あんなのが使われていたら一瞬で神裂の体が真っ二つになっていただろう。
ネロ「でもあんたも強いぜ」
ネロ「あんたと同じくらいの頃の俺には勝ってるよ」
神裂「そ、そうですか?」
ネロ「あんたはもっと強くなる。機会があったらいつかもう一戦やろうぜ」
神裂「…ッ!はい!!!」
一方ところかわってキリエ。
キリエ「・・・・まだ2時か・・・・」
太陽が真上を過ぎて僅かに西へ傾く頃、この日三度目のまどろみ。
実はこの女、一見しっかりしてる様に見えて休日は夕方まで寝てるクチだったのである──────
キリエ「・・・・まだ2時か・・・・」
太陽が真上を過ぎて僅かに西へ傾く頃、この日三度目のまどろみ。
実はこの女、一見しっかりしてる様に見えて休日は夕方まで寝てるクチだったのである──────
ネロとふらふらとしている神裂はギャラリーの三人と合流した。
ステイル「つ、つまり…あの地獄門を切り落としたのは…」
ネロは否定した。
一瞬喋って良いのかと聞くかのようにトリッシュの顔を見て、そして言った。
ネロ「あれはダンテがやった」
ダンテ。
先の事件を解決した者はスパーダの血族。
つまりダンテはスパーダの血を引いている。
イギリス清教の三人は皆その答えにたどり着いた。
ステイル「つ、つまり…あの地獄門を切り落としたのは…」
ネロは否定した。
一瞬喋って良いのかと聞くかのようにトリッシュの顔を見て、そして言った。
ネロ「あれはダンテがやった」
ダンテ。
先の事件を解決した者はスパーダの血族。
つまりダンテはスパーダの血を引いている。
イギリス清教の三人は皆その答えにたどり着いた。
いくらなんでも神裂弱すぎだろwwwww
……いや、そんなことないか
……いや、そんなことないか
―――その日の夜―――
前日は衝撃の連続だったが、
今日はそれ以上だった。
ベッドの上で昨日と同じように息を吐く。
インデックスもまだ起きている。
日中の興奮がまだ冷めぬのか、もぞもぞとしきりに体を動かしている。
あの後トリッシュは 一応記録としてちゃんと残しておいたほうがいいかもね と、
ダンテの武勇伝をおおまかにインデックスらに聞かせた。
伝説の魔剣士スパーダの実の息子であること、母親が人間であること、
そしてダンテ自身が最強の存在として伝説になりつつあるということ。
そしてあの銀色の大剣は魔剣『リベリオン』。
『閻魔刀』と並ぶ、最強の剣の一つ。
あのふざけた調子の男がそんな英雄とは到底思えないが、
現に目の前で簡単に魔導書を破壊したのである。
直にその力の片鱗を目撃している。
信じる信じない以前の話だ。
前日は衝撃の連続だったが、
今日はそれ以上だった。
ベッドの上で昨日と同じように息を吐く。
インデックスもまだ起きている。
日中の興奮がまだ冷めぬのか、もぞもぞとしきりに体を動かしている。
あの後トリッシュは 一応記録としてちゃんと残しておいたほうがいいかもね と、
ダンテの武勇伝をおおまかにインデックスらに聞かせた。
伝説の魔剣士スパーダの実の息子であること、母親が人間であること、
そしてダンテ自身が最強の存在として伝説になりつつあるということ。
そしてあの銀色の大剣は魔剣『リベリオン』。
『閻魔刀』と並ぶ、最強の剣の一つ。
あのふざけた調子の男がそんな英雄とは到底思えないが、
現に目の前で簡単に魔導書を破壊したのである。
直にその力の片鱗を目撃している。
信じる信じない以前の話だ。
>>183すまん、説明入れるの忘れた。
※この話の時期は数年前と言うことで、神裂はまだ唯閃すら会得していない未熟な頃
トリッシュは最後に付け加えた。
ダンテ自身は称えられるのをとにかく煙たがるから、この話は記録するだけにして。
ダンテが死んだら、その時は任せるわ。公開するもそのまましまっておくのも好きにして と。
三人はあの男が死ぬ状況など全く想像がつかなかったが。
その話が終わった時、インデックスが聞いた。
ネロ。あなたもじゃないの?と。
神裂とステイルはその質問の意味がいまいち理解できなかった。
だがネロはそれがわかったらしく、
らしいな とそっけなく答えた。
それにトリッシュが付け加えた。
次の伝説の候補ね ダンテと同じくその事をあんまり前に出したがらないけど と。
それの言葉を聞いて神裂とステイルも理解した。
ネロもまたスパーダの血を引いていると。
※この話の時期は数年前と言うことで、神裂はまだ唯閃すら会得していない未熟な頃
トリッシュは最後に付け加えた。
ダンテ自身は称えられるのをとにかく煙たがるから、この話は記録するだけにして。
ダンテが死んだら、その時は任せるわ。公開するもそのまましまっておくのも好きにして と。
三人はあの男が死ぬ状況など全く想像がつかなかったが。
その話が終わった時、インデックスが聞いた。
ネロ。あなたもじゃないの?と。
神裂とステイルはその質問の意味がいまいち理解できなかった。
だがネロはそれがわかったらしく、
らしいな とそっけなく答えた。
それにトリッシュが付け加えた。
次の伝説の候補ね ダンテと同じくその事をあんまり前に出したがらないけど と。
それの言葉を聞いて神裂とステイルも理解した。
ネロもまたスパーダの血を引いていると。
>>190
お父さんはレベル5だなwwww
お父さんはレベル5だなwwww
神裂「なんか…おとぎの世界へ紛れ込んだ気分です…」
そうベッドの上で呟き、少し滑稽に思う。
神裂は聖人だ。
表の世界からすれば彼女もファンタジーの登場人物だが、
だが今日会ったあの人物達は本物の生きる伝説・神話だ。
インデックス「…うん…」
隣のベッドから小さな返事。
神裂「さ、寝ましょう。明日は早いですからね」
インデックス「うん」
明日の朝、フォルトゥナを発つ。
ステイルによると最大主教から至急帰還し報告しろとの命が下ったそうだ。
報告は建前で本当は土産話を早く聞きたいんだろうとステイルは言っていた。
神裂「おやすみなさい。インデックス」
インデックス「おやすみ。かおり」
―――
そうベッドの上で呟き、少し滑稽に思う。
神裂は聖人だ。
表の世界からすれば彼女もファンタジーの登場人物だが、
だが今日会ったあの人物達は本物の生きる伝説・神話だ。
インデックス「…うん…」
隣のベッドから小さな返事。
神裂「さ、寝ましょう。明日は早いですからね」
インデックス「うん」
明日の朝、フォルトゥナを発つ。
ステイルによると最大主教から至急帰還し報告しろとの命が下ったそうだ。
報告は建前で本当は土産話を早く聞きたいんだろうとステイルは言っていた。
神裂「おやすみなさい。インデックス」
インデックス「おやすみ。かおり」
―――
ここまで長く読みたいと思ったSSも久しぶり
パートになってほしいなぁ…
パートになってほしいなぁ…
~~~~~~~~~
時間戻って現在
イギリス、ロンドンのバッキンガム宮殿のとある一室
トリッシュ「防衛戦はあなたたちに任せるわ」
エリザード女王「拒む理由は見当たらないな。」
エリザード女王「それに、どうやって嗅ぎ付けたのかは知らぬが、ついさっき学園都市側からも支援要請が届きおった」
騎士団長「それで、敵の兵力は?」
トリッシュ「たくさん、というところかしら」
時間戻って現在
イギリス、ロンドンのバッキンガム宮殿のとある一室
トリッシュ「防衛戦はあなたたちに任せるわ」
エリザード女王「拒む理由は見当たらないな。」
エリザード女王「それに、どうやって嗅ぎ付けたのかは知らぬが、ついさっき学園都市側からも支援要請が届きおった」
騎士団長「それで、敵の兵力は?」
トリッシュ「たくさん、というところかしら」
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