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    元スレ上条「……サイレン?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 鋼の錬金術師 + - PSYREN + - ToHeart2 + - いちばんうしろの大魔王 + - とある魔術の禁書目録 + - + - まんとマン + - キョン・上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    夜科アゲハは学舎の園の前にいた。携帯電話の画面に表示されるメールが一通。
    雨宮桜子からの一緒に遊びに行こう、という内容のメールだった。

    「遅いな……」

    メールが届いたのが11時頃。
    待ち合わせの時間がすぐだったので、家に帰って食材を置いてくるなんていう暇は無かった。
    結果的に上条当麻という人物に分け与えて、その後大急ぎで来た訳だが……

    「何でいねぇんだよ……」

    再び携帯の待ちうけを見る。待ち合わせの時間から既に20分は経過していた。

    「ごめーん、待った?」

    そこに雨宮桜子はやってきた。

    52 = 1 :

    「いや、別に」

    20分待ったことは言わなかった。怒られるのは嫌だし。以前は数時間待った事もあるのだから。

    「あのさ、夜科。ちょっと聞きたい事があるんだけど……」


    「能力を打ち消す能力、ねぇ……」

    雨宮が話したのはほんの少し前の事。
    不良に絡まれ、雨宮が撃退した。これにいたっては普通のことなのだが。

    「ソイツは雨宮の精神操作を打ち消したのか?」

    確認するかの様に問う。雨宮は首を縦に振った。

    54 = 1 :

    「私の精神操作を打ち消すには基本的にそれ以上の能力が必要なの」
    「でも、私以上の精神操作は存在しない。……ってなるとやっぱり打ち消した、っていうのが正しいのかもね」

    「だよな。そういえば前無かったか? そういう都市伝説」

    夏休みに入ってすぐの事だった。
    "全ての能力を打ち消す能力"という都市伝説が流行っていたのは。

    「あとで書庫なりで調べてみようかしら……えっと、名前は上条当麻、だったっけ」

    上条当麻、という人物に夜科が反応する。

    「上条? ツンツン頭で俺と同じぐらいの身長の?」

    すると雨宮は驚いた様子で答える。

    「ええ。多分、その人ね。……知り合い?」

    「ううん。ちょっと、な」

    「ふうん。面白い事もあるのね」

    56 = 1 :

    第十九学区。廃れた学区のとあるビルの一室。
    元は事務所としての役割を果たしていたであろうスペース。
    今では机は壊れ、窓ガラスは粉々になり、床や壁は血で真赤に染められている。

    「おィおィ。だらしねェな。こンなもンかよ?」

    無数の死体が転がった部屋に一方通行はいた。
    周りに転がっている死体は数分前まで威勢良く動き回っていた人間。
    けれども彼の前では普通の武器など意味が無かった。結局、一方通行が能力を使ったのは数秒だけだった。
    後はほぼ無力化した者たちを銃で一人一人撃ち抜いていくだけ。

    「お前で最後かァ?」

    最後の一人、脚が一本千切れて血まみれになっている男、の口に一方通行は銃身を突っ込んだ。

    57 :

    「ふぅん。面白いSSがあるものね」

    58 = 1 :

    「ガキの人身売買たァ……ロクでもねェことを」

    「……じゃァな。小悪党」

    引き金を引く。乾いた音が響き、部屋の中に立つ人間は一方通行だけとなった。
    他の敵がいないのを確認した一方通行は机の引き出しを強引に開け、中身を探る。

    「……コレかァ?」

    手に取ったのは数枚の書類が纏められたファイル。
    その中の一枚を見ると人物の年齢、身長、体重、顔写真などが記載されていた。けれども、そこに名前は無い。

    「……人身売買のカタログってトコロか」
    「商品に名前は必要ねェってか……下らねェよ

    60 = 1 :

    しばらくして、一方通行は携帯電話を取り出して操作を始める。
    コール音がなり、三つ目のコールで相手が出る音がした。

    「おィ。土御門、ガキ共の名簿を手に入れた」

    電話の相手、土御門元春は応える。

    『了解ぜよ。次は子供達が閉じ込められてる倉庫に向かうにゃー。倉庫番がいるから気をつけるにゃー』

    「誰に忠告してンだ? 切るぞ」

    土御門の返答を待たずに一方通行は通話を終了させ携帯電話をしまう。
    一度、名簿に目を通すと近くにあるであろう今は使われていない倉庫に向かう。

    61 = 1 :

    「……おかしくねェか?」

    GPSに表示された倉庫。
    その前の角で立ち止まり、角から倉庫を見た一方通行は一人、呟いた。

    「……見張りが一人もいやしねェ。どうなってやがンだ?」

    「待ってても仕方ねェな。行くか……」

    倉庫の扉は堅く閉ざされていた。無論、破壊された形跡などは無い。
    一方通行は首のチョーカーに付けられた電極のスイッチを入れ、扉に触れる。
    ぐにゃり、と鉄製の扉がまるでゴムか何かのように曲がり破壊された。

    「生きてるかァ?」

    62 :

    早すぎる・・・・・せめてPSYRENが終わってから立てようぜ・・・・・
    あと何年かかるかわからないけど・・・・・

    64 :

    メルゼズドアが原作通りの効果なら能力者以外にも強力だけどなぁ。
    流石に軍隊には対処できないかもしれないけど

    65 = 8 :

    ssなんだしいいじゃないかw
    雨宮さん中3だしw

    66 = 1 :

    「ひ、ひぃ……」

    突然破壊された扉。そこから現れた形相の悪い男。
    中にいた子供達が恐れるのには十分すぎた。

    「怯えンな。こっちはテメェらを助けてに来たンだよ」

    「あ、あなたは……誰? ヒーローさん?」

    一人の少女が怯えた表情で言う。一方通行は少し黙って、

    「違ェよ。ヒーローは俺じゃねェ。俺は……悪党だ」

    67 :

    柳沢スレじゃないのか…

    68 = 1 :

    「おィ、テメェら。そこ並べ」

    一方通行を味方と認識したのか、そこにいた十数人の子供達は一列に並ぶ。
    その子供達の顔と先程手にいれた名簿の顔写真を一人一人確認していく。

    「……あァ?」

    最後の一人を確認し終えて、一方通行は不思議に思った。

    「おィ。一人足ンねェぞ? どっかに隠れてンなら出て来い」
    「……テメェら何か知らねェのか? 額にキズのある四歳ぐれェのガキだ」

    「……その子なら」

    先程一方通行に話しかけた少女が呟く。

    「あァ?」

    「その子は連れて行かれちゃった……」

    69 :

    ヒリョーさんいないwwww

    70 :

    理子か・・・

    71 = 1 :

    「連れて行かれたァ? ここには鍵がかかってンだろ?」

    「で、でも……誰かがきて、それでリコちゃんを……!」

    リコ、というのは連れ去られた少女の名前だろう、と一方通行は解釈する。
    よく考えれば連れ去る方法など幾らでもある。ここは能力者の街、学園都市なのだから。
    現に一方通行と同じ組織には空間移動系能力者が存在する。彼らの力を持ってすれば非常に容易いことだろう。

    (しかし、何故ガキを連れ去った……?)
    (四歳ならまだ能力開発もしてねェだろ……ンなガキを連れ去る必要があンのか)

    「訳わかンねェ……」

    72 :

    子供だから安直にマリーだとおもたがそうきたか

    73 :

    それなら小学生以降じゃね?
    学園都市に入るのも

    74 = 1 :

    「どうなってやがンだ。土御門」

    「こっちでも絶賛調査中ぜよ。……っと、出た出た」

    土御門が弄るノートパソコンの画面を一方通行は覗き込む。
    そこに表示されているのは見覚えのある、額にキズを持った少女のデータ。

    「本名、八星理子。生年月日不明。推定四歳。赤ん坊の時点で置き去りとなって今現在は孤児院生活」

    「赤ん坊? 学園都市に入れンのは小学生以降じゃねェか」

    土御門の言葉に一方通行が反応する。学園都市のカリキュラムにより、能力開発が行えるのは小学生以降。
    その上、置き去り、というのは入学金のみを支払い親に捨てられた子供を指すのだ。

    「特別な事情があるぜよ。……コイツは赤ん坊の時点で置き去りにゃー」
    「大方、学生同士で子供が産まれたんだけど世話できずに……って感じぜよ」

    「それでか。ふざけやがってなァ……」

    一方通行は吐き捨てるように言った。

    75 = 73 :

    なんというかスマンかった…
    好きなように書いてくれ、楽しんでるから

    76 = 1 :

    「で、どうするンだ?」

    「俺らの任務は"子供の全員解放"ぜよ。まだ達成じゃねーぜよ」

    「……仕方ねェな。はるかぜ学園、とやらに行くぞ」



    時を同じくして、とある場所で。二人の男がいた。

    「マズイな。邪魔が入ったかもしれない……」

    「邪魔? 創造主はシャイナによって手に入れた。他に何かあるのか?」

    「ああ。創造主を誘拐していた組織があっただろう。それが潰された」
    「このままだと確実にアシがつく。……はるかぜ学園の証拠隠滅を早めよう。頼めるか? ジュナス」

    「……任しておけ」

    77 = 70 :

    ジュナスキター

    78 = 1 :

    「さーて、夜科。遊びに行きましょうか」

    「そうだな。何処行くか―――

    リリリリリン… リリリリリン リリリリン リリリリリリリリリリン……!!

    携帯電話に施された専用の着信音。
    特定の番号からのみこn着信音が鳴るが、その電話には出られない。
    かと言ってこちら側からかけなおす事も出来ない、一方的な召集の合図だった。

    「……ッ! ……空気の読めない女ね。デートはお預けね。行きましょう、夜科」

    携帯のボタンを押し、ベルを止めると雨宮は不機嫌そうに言った。

    「そうだな。ヒリュー達もいるはずだ。急ごう」

    80 = 17 :

    上条がカードに触ったら全部ぶっ壊れそうだな

    82 = 1 :

    第七学区に存在するとある私立病院。
    その地下に『サイレン』の本拠地は存在した。

    ―――学園都市暗部に存在する組織『サイレン』
    直属の上司である『ネメシス』の手足として学園都市を暗躍する。
    系統や機密としては『グループ』『アイテム』『ブロック』などと同程度の組織。

    「よぉ。夜科、雨宮」

    本拠地につくと、そこには既に『サイレン』の一員である朝河飛龍、望月朧、霧崎兜がいた。
    勿論、夜科アゲハと雨宮桜子も『サイレン』の一員であり、重要な戦力となっている。

    83 = 59 :

    いい展開だな支援

    84 = 31 :

    NEO天草脳獣部隊は現れますか?

    86 :

    バースト波動の極致の人、またはイクスプロジアの人、あるいは第五星将の人の出演に期待

    87 = 1 :

    『揃ったか』

    全員が揃ったのを見計らったかのようにスピーカーから声がする。
    『サイレン』を統括する謎の人物『ネメシス』の声だった。

    「召集された理由ぐらいはわかるだろう。……任務だ」
    「……『ワイズ』が動き出した」

    「『ワイズ』……?」

    『学園都市に存在する組織だ。……とは言っても直属の上司は存在しない』
    『アマギミロクと呼ばれる男をリーダーとして動く。その目的は第三次世界大戦の勃発辺りだろうかな』
    『敵は相当の戦力を持っているため、警備員や風紀委員では太刀打ちできないだろう』

    『……けれども奴らは表立った事件を起こさずに潜んでいたのだが、ついに動きを見せた』

    88 :

    ドルキ様の活躍を期待しております

    89 = 20 :

    ドルキさんは残念な性格以外は完璧だからな…

    90 :

    ヒリューさんの本作通りの活躍に期待

    91 = 19 :

    今日もいい天気だな

    92 :

    ドルキさんは本気出すの格好悪いとかいってていつの間にか本気が出せ亡くなってる自分に気がつかないタイプ

    93 = 1 :

    『ネメシス』は人身売買組織のことや、そこから子供が足りなくなったことを話す。

    『……はるかぜ学園だな。誘拐された八星理子がいた場所だ』
    『奴らはおそらく証拠隠滅にかかる。はるかぜ学園に来た所を捕獲、調査だ』

    『……それと、『ワイズ』に関係する手がかりもある』
    『『グリゴリ』と『ホーム』その二つの施設も調査してくれ』

    最後にそう言って、ネメシスの声は途絶えた。静まり返った室内で、飛龍が口を開く。

    「……ワイズ。はるかぜ学園に、グリゴリ、ホーム、か。面白くなってきた」

    ついで朧。

    「面白いね。敵が強ければ強い程面白い……!」

    「お前ら絶対に命が幾つあっても足らないぜ!?」

    最後にカブトが声をあげた。

    94 :

    ドルキさんは弱点の玉2個殴られたら死んじゃったかわいそうな子

    95 = 1 :

    「つーことではるかぜ学園には俺らが行くぜよ」

    一通りの準備を済ませた土御門は後ろに海原を従えて言った。

    「はァ? ンで俺が待ってなきゃァいけねェンだ?」

    「あくまで調査にゃー。俺と海原が丁度いい。……それに」

    土御門はチラッと海原と一方通行の顔を見比べ、

    「こっちの方が一般人受けがいいぜよ。……つーかお前がいると園児が泣くにゃー」

    「ふ、ふざけンなァ!」

    怒号が飛ぶ。相変わらず土御門はヘラヘラ、海原はニコニコと笑みを浮かべて、

    「そう怒らずに。アナタにも近辺で待機していただきます。もしもの時は来て下さいね」

    「……チッ。勝手に死ぬンじゃねェぞ」

    96 :

    影虎さん又はテレポ合戦に期待

    97 = 1 :

    「あら、残念そうね」

    不機嫌そうな顔をしている一方通行に結標が声をかける

    「あァ? ンだ?」

    「幼女を助けられなくてご不満かしら?」

    「よく言うな。ショタコン露出狂が」

    面倒そうに一方通行が言うと結標は、

    「あら、レディーに対してそれは無いんじゃないの?」

    という。一方通行は不思議そうな顔で言った。

    「グループに女なンていねェだろォが。あァ、海原なら女に化けられるかもなァ……」

    98 = 1 :

    はるかぜ学園は異様な雰囲気に包まれていた。
    本日は休日のため、本来は園児たちが外で遊んでいるはずである。
    現にここに来るまでに通った幾つかの保育施設でも園児が外で遊んでいた。

    「……誰もいませんね」

    海原が疑問を口にする。

    「ああ。……全員揃って旅行にでも行っているといいんだが」

    そういいながらも二人は校庭を横切り、建物へと向かう。


    その二人を建物の中から見つめる人物がいた。

    「邪魔が入った。……素人ではなさそうだ」

    『……面倒だな。隠滅に時間はどれくらいかかる?』

    「少なくとも奴らが来る前には終わらない」

    『そうか。仕方ない。殺せ』

    99 = 1 :

    ちょっと離れます。

    すいません

    100 = 88 :

    ドルキさんの活躍を今か今かと待ちながら保守します


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