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    元スレ唯「じょうもんせいかつ!」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - けいおん! + - サンジュ + - 今夜星空 + - 完結 + - 後輩 + - 桐乃 + - + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 436 :

    和は鎧の落ちていたすぐそば、腰ほどの高さの
    草が生い茂る場所に身を潜めていた。

    (私には感づいていないみたいね。)

    (…)

    (律たちをこっそり追っていけば…)

    452 = 436 :

    一方。

    「♪~」ゴホッ

    「♪~♪~」

    澪に加えて、唯も弦楽器を手に取り、ともにうたっている。
    憂と聡は、唯達のすぐ目の前、体育座りをしながら二人の演奏に聞き入っている、
    というかすっかり骨抜きにされてしまっている。

    「/////」ポー

    「オネイ…チャン…////」

    453 = 436 :

    (ちょっと喉が辛くなってきたな…)

    「♪~♪~」

    「!」

    唯が何かに気付く。

    「みおちゃん!りっちゃんたちがきたよぉー!」

    「本当か!?」

    「あっ!?」

    「唯っ迂闊だぞ!憂ちゃんが正気に戻ったみたいだ!」

    454 :

    猿避け支援

    455 = 436 :

    「えっ?えっ??」

    「こんなお馬鹿な手に引っかかるなんて…デモオネイチャンカワイイ////」

    「ハッ…いけないいけないっ!!」

    「/////」ポー

    「聡君正気に戻ってっ!」

    バシイッ!バシッバシッ!
    憂は聡の頬を数回強くひっぱたく。

    456 = 436 :

    「い、いたひ…」

    「武器をもって立ち上がって!
      すぐに退却するよ!」

    「!!?」

    「唯、"ヤス"を取れ!」

    「らじゃーっ!」

    澪が巨岩の隙間から何かを取り出し唯に投げ渡す。
    唯愛用のヤスだ。続いて澪も黒曜石製の長槍を取り上げる。

    457 = 436 :

    「おわっ!?」

    次の瞬間には、澪と唯の武器は聡の首筋を捕らえていた。

    「あっ…」

    さわ子「はーい。実戦だったら頚動脈切断されてるわ。
        聡君、戦死。」

    「さわちゃん!?」

    さわ子「私のことは気にしないでねー」

    458 = 441 :

    支援
    憂は手ごわそうだなw

    459 = 436 :

    「クッ…役立たず!!」

    「えっオレっすか!?オレのことっすか!!
      憂さんだってさっきまで…」

    「うるさいよっ///」

    「先生!?死者の武器をとっても大丈夫ですか!?」

    さわ子「ええ、いいわよぉ。」

    憂は聡の右手から銅鉾を奪い取る。

    「あっ…」

    460 = 436 :

    右手に銅鉾、左手に七支刀をもって唯たちから距離をとる。
    更に背中にはあの大盾を背負っている。

    「みおー!ゆいーー!!」

    「到着です!」

    (唯ちゃんと澪ちゃん妖精さんみたい////)ハァハァ

    「ふふ…ウフフ、律さんたちまできたってことは
      和さんもやられたようですね?」

    461 = 436 :

    「ああ!和は私らが倒した!」

    「えっなムググ」

    紬は梓の口を片手で封じる。

    「?」

    「まあいいです。」

    「そうだよね、白兵戦では長い武器のほうが有利だし。
      律さんたちは長槍、おねいちゃんが銛(もり)か…」

    「よし、澪と梓は弓をとれっ!!」

    「そうはいきません。」

    462 = 436 :

    憂はとっさに駆け出し…

    梓との間合いを詰める。

    「えっ…」

    ほんの一瞬の後には
    梓の両首筋には左右から銅鉾と七支刀が突きつけられていた。

    さわ子「はい、あずさちゃん死亡。」

    463 :

    憂さんまじぱねえ

    464 = 436 :

    「そんな、あっさり…」

    「梓ちゃんたちも迂闊に近づきすぎだったよ?」クスッ

    「さて、次いきます。」

    「かっ囲め!!」

    澪以外の三人が憂に襲い掛かる。

    465 = 436 :

    憂は銅鉾を薙いで律と唯を後方に退散させ、
    七支刀の枝の一つで紬の槍を受け止める。

    「あっぶねえええ!」

    「憂本気だ…」

    「憂ちゃん!?」

    「七支刀は単なる祭具ってわけでもないみたいですよ。防御に向いた、
      たくさん枝のある十手(じって)みたいな。」

    466 = 436 :

    憂はそのまま、黒曜石と木棒を連結している部分で力を込める。

    パキッ!

    黒曜石の部分は根元から折れる。

    「あっ…」

    「それでもう、ただの棒です。」

    467 = 436 :

    「みお、何してるんだ!?早く射掛けろ!」

    「あ、ああ!!」

    憂は七支刀を腰帯に差し込むと、すばやく背中から大盾を抜き取り、
    左手に構える。

    ヒュン!

    澪の矢は正確に憂を捕らえてたが、大盾に弾かれ落ちる。

    469 = 436 :

    「失敗かっ!?」

    「澪っ!お前がもっと早く…!!」


    「みお、ごめん。」

    「え?」

    後方から和の声が聞こえ、澪は背中に硬い物が物体の感触を覚える。
    和の鉄剣が澪の背中に押し当てられていた。

    471 = 436 :

    さわ子「はい澪ちゃん、背面から切りつけられ脊椎損傷。
        戦闘不能、よって失格。」

    「ひ、ひきょうな…」

    「お互い様よ。」

    「和さん!?失格になったんじゃ!?」

    「それはあんたが欺かれてたの…」

    「////」カァッ

    472 = 436 :

    「まさか、和が…私までだまされたぞ!!」

    「ahahaha!!」

    「ごまかすなっ!」

    「さてと。」

    和は唯の前に出る。

    「律たちの話に聞き耳立ててたけど、
      さしずめ森のセイレーンってとこね。やるじゃないの唯。」

    「和ちゃんも近所のオバちゃんワンピース着てるみたいだよ!」

    473 = 436 :

    「はぁー…あんたの感覚にはいつも脱帽させられるわ。」

    「いくわよ。」

    「うん!」



    「いいのか憂ちゃん、和といっしょに唯を叩かなくて?」

    「私がおねいちゃんに二対一で向っていくような、
      そんな真似ができると思いますか?」

    474 = 436 :

    「律さんと紬さんはどうぞご自由に♪」ニコッ

    「さーすが憂ちゃん、うちの愚弟にも爪の垢せんじて
      飲ましてやりたいよ。」

    「じゃ、遠慮なくっ!!」

    「いくわっ!!」

    475 = 441 :

    寝る前保守

    476 = 436 :

    「いやー皆さんよくやるよなー。」

    「おい聡、お前の、さっきのアレはいったいなんなんだ?」

    「え、いや、あは、あははっは!!/////」

    「決着はどうなるんでしょうか?」

    さわ子「勝負はいつもほんの一瞬よ。どんなに強い人間であっても、
        必ず常勝とは限らないわ。まして凡人なら、ね。」

    「憂は間違いなく魔人ですね…」

    477 = 436 :

    そう、勝負は一瞬。

    「くっ…」

    「ぬぅ…」

    さわ子「きわどいけれど、唯ちゃんの勝ちね。」

    「やったーーー!!」

    「ふふ、負けたわ。」ニコ

    478 = 436 :

    「憂ちゃんどうする?和が負けたぞ?」

    「さぁ…」

    「私一人でも、勝てる自身はありますけど…」

    「"わがきみ"が敗れたので降伏します。」

    「えっ、いいの?」

    479 = 468 :

    さるよけ

    480 = 444 :

    憂ってこの手の話ではいつもチートキャラ扱いだな

    481 = 436 :

    「いいんです♪王手をかけられれば、
      竜王が残っていても意味ないでしょう?」ニコッ

    「じゃあ私達の勝ちだね!」

    「そういうことよ。」

    「よしっ!」

    「もうちょっと活躍したかったな♪」

    482 = 436 :

    ―そして、勝者の権利が執行される―

    「さ、あんたたちは、わたしたちに何を望むの?」

    「せいどれムグッ」

    「ムギのことは気にしなくていいから。
      唯、お前に任せる。」

    「ムグムグ…」

    「私も唯に任せる。こっちは途中退場だしな。」

    「わ、わたしも…」

    485 = 436 :

    「じゃあ、和ちゃんたち…」

    「…」

    「残った一週間を私達と一緒に…」

    「『じょうもんせいかつ』楽しもう♪」

    「ふ、あははは!唯らしいわね。ええ、従います。」

    「よーしきまりっ!」

    486 = 436 :

    さわ子「決まったところで、今日は熟成させといた
        イノシシを食べましょうか。」

    「それは、楽しみですね♪」

    「わ、わたしは遠慮します…」

    「そうだ♪ムギちゃんが楽器作ってくれたんだよ!」

    「さっき弾いてた奴だよね?」

    「うん!」

    488 :

    さる

    489 = 436 :

    「太鼓や木琴みたいなのも作ってあるから、
      今日は私達の演奏を聴いてね。」

    「楽しみです!ね、純ちゃん!」

    「うん!(こ、これは、わたしもレギュラーメンバー入りってこと!?)」








    「…」ソローリ

    「おい、聡。」

    「どこ行く気だ?」

    「ちょ、ちょっとトイレ…」

    490 = 436 :

    「言っておくが、お前への勝者の権利は
      姉であるこの私が譲ってもらった。」

    「聡可哀想に…」

    「い、いったい、なにがはじまるんでしょうか???」アセッ

    「…」ニタア

    「澪姉ぇっ!!た、たすけ…」

    「お前の死に水はとってやるからな…」


    いやぁぁっぁぁぁっぁぁ-----------!!!!!


    491 = 436 :

    そして数ヵ月後、軽音部部室

    「みんな、来たよー!」

    「ちーっす!」

    「いま、紅茶入れるわね?」

    「…」

    「…」ドヨーン

    「澪ちゃん、あずにゃん、どうしたの?」

    「この雑誌、見てくれ…」

    「何々…」

    492 = 436 :

    『戦国時代に自衛隊がタイムスリップするなら…
     女子高生が縄文時代に居たっていいじゃない!
     熱血美人教師監修による実録ドキュメント―』

    『じょうもんせいかつ!』

    『Now On Sale!!』

    「えっ、えっ!?」

    「ちょっくら職員室まで行ってくるか、なあ?」

    「…」

    「…」

    黙って立ち上がる澪と梓。

    「熱血美人教師ってだれかしら?」

    おしまい!!

    493 = 436 :

    後半ぐだぐだですいませんでした。
    保守支援ありがとうございました。
    では、おやすみなさい

    494 :

    乙!!
    楽しませてもらいました

    495 :

    乙! 面白かったよ

    499 = 444 :

    おつ

    500 :


    二期は純ちゃんの出番にも期待してる。


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