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    元スレ唯「まきますか?まきませんか?」

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    みんなの評価 : ★★
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    104 :

    その1時間が経過したわけだが

    105 :

    戻った。保守サンキュ。
    ご飯食べて風呂入ってた。
    これで寝オチするまで書ける。
    再開。

    106 = 105 :


    「えっと、聞いていいですか?」

    「なに?」

    「真紅ちゃんは、どうしてここに?」

    真紅「それは私から説明するわ」

    「私も気になる、教えてくれ」

    真紅「まず、私達ローゼンメイデンは1つのローザミスティカを分かち合った姉妹なの」

    「姉妹っていうことは、まだ他にも真紅ちゃんと同じように喋るお人形さんがいるのか?」

    「澪が『お人形さん』って・・・」プークスクス

    「うううるさい!///静かにしろっ///」

    「へいへい」

    真紅「続き、いいかしら?」ジロッ

    「はい、すんません」

    107 = 105 :


    真紅「ローゼンメイデンは全部で7体。私は第5ドールなの」

    「つまり、上に4人お姉さんがいるのね?」

    (カナが第2って言ってたよな、確か。じゃあ真紅はカナの妹ってことか?)

    真紅「そうなるわね」

    「ちょっと待って。ローゼンメイデンって?」

    真紅「職人であるお父様の名前から取っているの。お父様の名前はローゼン。知る人ぞ知る、伝説の職人よ」

    「へー、私はしらなかったなー」

    真紅「もちろん、その世界での話だから。一般人の唯が知らないのは当然よ」

    「そっか!」

    108 = 105 :


    真紅「お父様は究極の少女、アリスを創り出そうとした。それが私達ローゼンメイデンよ」

    「・・・アリスって?」

    真紅「アリス、それはどんな花よりも気高く、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れも無い、至高の美しさを持った究極の少女」

    「簡単に言うと完璧超人ってことか」

    「なんか律が言うと緊張感がなくなるな」

    「なんだとー?」

    真紅「続けても?」ニコッ

    「はい、すんません」

    109 = 105 :


    真紅「・・・7体目を作り終えてもお父様の理想の少女は完成しなかった。アリスは生まれなかったのよ」

    「7体も作ったのに・・・お父さんかわいそう」

    真紅「えぇ・・・そして、お父様は失意のまま姿を消したの」

    「よほどショックだったんだろうね」

    真紅「えぇ、きっとそうね。それで、お父様は7体のドールを戦わせて、残ったドールをアリスと認めようと決めたの」

    「なんだよ、それ」

    「急に物騒な話になりましたね」

    真紅「お父様はその戦いをアリスゲームと名付けた」

    「アリス、ゲーム・・・」

    真紅「ローザミスティカを奪い合うの。全てのローザミスティカを手に入れると・・・アリスへと孵化できるのよ」

    「さっきから気になってたんだけど、ローザミスティカってなんだ?」

    真紅「ローザミスティカ・・・それは私達の魂。これがあるから私達は話すことができる、笑うことができる」

    「・・・」

    真紅「悲しむことができる、そして・・・戦うことができる」

    110 = 105 :


    「・・・」

    真紅「人間でいう心臓みたいなものね」

    「それ、奪い合うって・・・もしかして、奪われた子は・・・!」

    真紅「それも人間で例えさせてもらうと・・・死ぬ、ということになるわね」

    「おい、そんな話、聞いてないぞ・・・?」

    「何言ってるんですか?」

    「いや、ごめん、なんでもない・・・(カナ、私はやっぱり・・・)」

    「そういえば、真紅ちゃん達のお父さんは今どこにいるの?」

    真紅「それは・・・わからないわ」

    「わ、わからないって・・・」

    111 = 105 :


    真紅「アリスだけがお父様に会えるの。恐らく、nのフィールドでの再会になるんじゃないかしら」

    「へ?今、nのフィールドって言った?」

    真紅「えぇ」

    「あまりに突拍子のない単語だったから、私の聞き間違いかと思った・・・」

    真紅「nのフィールドというのは・・・そうね、こればかりは説明が難しいわ」

    真紅「簡単に言うと、この世界のどこでもない世界。誰かの心の中であったり、過去であったり・・・」

    「うーん、よくわかんない・・・」

    真紅「ごめんなさいね」

    「ううん、ごめんね、話の腰折っちゃって」

    真紅「いいのよ。とにかく、私達が作られたのは何百年も前なの。お父様がこの世界でアリスを待っているとは考えにくいわ」

    112 = 105 :


    「何百年も前って・・・生まれてからずっと戦ってきたのか?」

    真紅「ずっと、というと語弊があるわね。私達は鞄の中で眠って過ごす時間が多いから」

    「なるほど」

    真紅「今回、唯に出会う前だって何十年も、もしかしたら百年以上もの間ずっと眠っていたのだから」

    「真紅ちゃんはお寝坊さんなんだね!」

    真紅「あら、言ってくれるわね?」クスクス

    「他の姉妹は?何処にいるんだ?」

    真紅「さぁ、それはわからないわ。ただ、一つ言えることは・・・」

    「・・・」ゴクッ

    真紅「私達が一斉に目覚めるとき、それは真のアリスゲームが始まったということ」

    113 = 105 :


    真紅「今までも私達は幾度となく戦ってきたわ。でも、全てのドールが目覚めたことは過去に一度もないの」

    「・・・」

    「じゃあ、まだみんな寝てるのかな?」

    真紅「それはわからないわ」

    「・・・」

    「ねぇ真紅ちゃん?」

    真紅「何かしら」

    「・・・やっぱり喧嘩はよくないよ」

    真紅「・・・これは喧嘩じゃないの、アリスゲームよ。戦うこと、それは私達にとって生きる意味なの」

    「そういう難しい話、わかんないよ・・・」

    114 :

    ローゼンメイデンの初めから終わりまでやるのって相当時間かかりそうな気がするんですけど・・・

    115 :

    もしもしから支援できないのがつらい

    118 = 105 :


    真紅「とにかく、私だって姉妹を失いたくないわ」

    「じゃあ他に方法を考えようよ」

    真紅「考えているわ。でもね、そうすると、やっぱり私は姉妹と戦うしかないのよ」

    「どういうこと?」

    真紅「その時がきたらわかるわ」

    ヒュン・・・!ヒュン・・・!

    「さっきから気になってたんだけど、この光は何?」

    真紅「これはホーリエ。私の人工精霊よ」

    「えっと、うん。なんとなくわかったよ」

    真紅「唯、ここまでの話、ちゃんと理解してくれた?」

    120 = 105 :


    「うん、今日初めて聞いた話もあったけど、きっと大丈夫だよ!」

    真紅「そう・・・唯?」

    「なぁに?」

    真紅「唯は、体は健康よね?」

    「!?」

    「へ?うん」

    真紅「そう、なら大丈夫そうね」

    「や、やめろよ・・・」ボソッ

    真紅「私のミーディアムになって頂戴」

    121 = 105 :


    「ミーディアムってなぁに?」

    真紅「ドールに力を貸すもののことよ。契約を結べばすぐにミーディアムになれるわ」

    「でも、その力をケンカに使うんでしょ?」

    真紅「アリスゲームよ、唯」

    「どっちも一緒だよ!そんなこと、手伝いたくないよ・・・!」

    真紅「・・・わかったわ」

    「・・・へ?真紅ちゃん?」

    122 = 105 :


    真紅「ムギ、お茶ご馳走様。とても美味しかったわ」

    「えぇ、喜んでもらえてよかったわ」

    真紅「それじゃ、私は行くわ」ストンッ

    「待って!どこに行くの!?」

    真紅「ミーディアムを探すのよ」

    「・・・!?」

    123 = 105 :


    真紅「御免なさいね、でも・・・私にはミーディアムが必要なの」

    「・・・」

    真紅「それじゃ。短い間だったけど、楽しかったわ。ありがとう」クルッ

    「真紅ちゃん・・・」

    「・・・」

    「・・・待って!!」

    124 = 105 :


    真紅「何かしら?」

    「みーでぃあむになったら・・・私はアリスゲームから真紅ちゃん達を救えるのかな」

    真紅「それは・・・どうかしら。これは私達が望んでしていることだから」

    「でもでも!ありすげーむをしないでありすになれる方法とか、見つかったら・・・!」

    真紅「唯・・・」

    「だって、嫌だよ!」

    「私が真紅ちゃんに力を貸さなくても、このままだと真紅ちゃんは誰かと契約を結ぶんでしょ!?」

    真紅「そうね」

    「私が契約を結ばなかったとしても、それじゃ意味ないよ・・・!」

    「唯先輩・・・」

    「私・・・真紅ちゃんと契約する」

    「おい!唯!」

    125 = 105 :


    真紅「いいの?唯」

    「いいよ。それで、私が真紅ちゃんを守るもん」

    「守るって、おい・・・」

    「真紅ちゃんだけじゃない、真紅ちゃんの姉妹も、みんなで幸せになれる方法探すんだ」

    真紅「唯、ありがとう」

    「契約って、どうすればいいのかな?」

    真紅「指輪の誓いを」スッ

    「うん?」ギュッ

    「ぶっ!」

    真紅「違うわ、手を繋ぐんじゃないの、指輪にキスをするのよ」

    「へ?ごめんね、間違っちゃった///」

    (私って、唯と同レベルなんだなー・・・)

    126 = 105 :


    「えっと・・・誓ったら、どうなるだっけ?」

    真紅「唯にも私とお揃いの指輪をしてもらうことになるわ」

    「へー、その薔薇の指輪?可愛いね!」

    真紅「そう、唯はいい趣味してるわね」クスッ

    「えへへー、じゃあ真紅ちゃん?」

    真紅「何かしら」

    128 = 105 :


    「もう一度、手出してくれるかな」

    真紅「えぇ」スッ

    「・・・誓うよ」


    チュッ


    真紅「いい子ね、唯」


    キィィィン・・・!


    「ゆ、指輪が光ってる・・・!」

    「なに、これ・・・って、私の左手も!」キィィィン・・・!

    129 :

    ローゼンって最後どうなるの?次ぎきたときには完結して落ちてそうだから
    支援

    130 = 105 :


    真紅「安心して。すぐに済むわ」

    「すごい・・・」

    「指輪へのキス・・・!」

    「こんな状況で反応できるなんてムギは大物だな」

    「指輪だ・・・なんだか熱いや」

    真紅「それもしばらくしたら収まるわ」

    「そっか」

    「その指輪、左手の薬指につくんだな・・・///」

    「なんで澪ちゃん顔赤いの?」

    131 = 105 :


    「ほ、ほら・・・左手の薬指は結婚指輪はめるところだろ?///」

    「あー、そっか!じゃあ私と真紅ちゃんって結婚したことになるのかな!」

    真紅「まぁ、そんなものかしら。私が力を使いすぎれば唯は倒れちゃうから」

    「え!?」

    真紅「ミーディアムは力を貸す者。私が唯の生命力を使って戦うのよ」

    「聞いてないよ!?」

    真紅「言ったら、契約はしなかったの?」

    「・・・あはは。それもそうだね。知ってても契約してたから、関係ないね」

    真紅「ふふふ、思ったより頼もしいのね?」クスッ

    「私は決めたらやる女なんだよ!」フンスッ

    「自分で言うなっ」

    134 :

    てす

    135 = 102 :

    「指輪へのキス・・・!」
    なんというかこう、紬ちゃんの目が輝いている様子が目に浮かぶ

    136 = 105 :


    「でも・・・唯は嘘ついてないから、心配しなくていいからな」

    真紅「えぇ、もちろんよ。わかってるわ」

    「へへー、真紅ちゃんとお揃いの指輪ー♪」

    「・・・」

    「・・・あー、ごめん。やっぱりちょっと心配した方がいいかも」

    真紅「私もそんな気がしてきたわ・・・」ハァ・・・

    「えへへー」ギュー

    真紅「ちょっと、苦しいわよっ。先が思いやられるわ・・・」

    「」

    「おい、どうした梓」

    137 = 105 :


    「そうだぞ、今まであまり喋ってなかったのにいきなり「」ってされてもわかりにくいぞ?」

    「」

    「なんだよ、ムギの方を見て固まって」

    「」

    「おい、澪までどうしt」

    「」

    「みんなどうしたの?」

    真紅「」

    「真紅ちゃんまでー。ムギちゃんがどうs」

    「」

    「?」ニコッ

    「いや、ニコッじゃねーよ」

    138 = 105 :


    「ムギ・・・えっと、その・・・」

    「なんていうか、えーと・・・」

    「ムギちゃん、どうして・・・?」

    真紅「貴女、その指輪・・・どうしたの?」

    「これ?私も昨日契約したの」ウフフ






    唯律澪梓真紅「」

    140 = 105 :


    真紅「・・・私の他にも、誰かが目覚めたのね・・・?」

    「えぇ、そうなるわね」

    真紅「どの子かしら」

    「・・・それは言えないわ」クスッ

    「ムギちゃん!仲良くしないと駄目だよ!」

    「そうだぞ!隠し事は無しだ!」

    「ごめんなさい、私・・・口止めされているの・・・」

    「そんな・・・!」

    141 = 102 :

    私も昨日婚約したのウフフ に見えたからもう大人しく眠るわ

    142 = 105 :


    「律からもなんか言ってやれよ」

    「え?あ、あぁ。ムギ?」

    「何かしら?」

    「ムギは、アリスゲームに参加するその子に、手を貸すのか?」

    「・・・えぇ。あの子も、それを望んでいるわ」

    「そう、か・・・」

    「ねぇ、ムギちゃんからもその子に言ってよ。アリスゲーム以外にも、きっと道はあるよって」

    「それは、私が昨日言ってきかせようとしたわ」

    「それでも、駄目なのか?」

    「えぇ・・・」

    真紅(アリスゲームにそこまで執着するドール・・・雛苺ではなさそうね)

    143 = 105 :


    「それでも、もう一回言ってみてよ」

    「えぇ、わかったわ」

    「なぁ」

    真紅「何?」

    「もし、真紅とムギのドールが戦う場合、やっぱり唯とムギは敵同士になるのか?」

    真紅「・・・」

    「真紅、私達が何部だかわかるか?」

    真紅「部?わからないわ」

    「軽音部だ」

    真紅「御免なさい、あまりピンと来ないわ」

    144 = 105 :


    「だから、楽器使って演奏するんだよ」

    真紅「貴女達、楽器なんて演奏できたの?」

    「えへへー、やっぱりそうは見えないかな?」

    「みんなで一つの音を作るんだ。そのためには練習だけじゃなくて、例えばこうやってお茶を飲む時間だって大切にしてる」

    真紅「・・・何が言いたいの?」

    「私は軽音部の中で争い事とか、傷つけ合うのとか、そういうことはさせたくない。部長として」

    真紅「貴女、部長だったの・・・!?」

    「おい、私今もっと大切なこと言ったぞ」

    145 = 105 :


    「りっちゃん、それはしょうがないわ」

    「なんだよ、それ。どういうことだよ」

    「傷つけ合うのはしょうがないっていうことよ」

    「おまっ・・・!何言ってんだよ!」

    「もちろん、私はみんなと仲良くしたい。でも、一度契約を結んでしまったら後戻りはできないの」

    「じゃ、じゃあなんで」

    「なんでムギは契約なんて結んだんだよ!!!」

    「澪・・・」

    「ごめん、我慢できなかった」

    「なんでって、いきなり手を差し出されて誓いのキスをって言われたから・・・!!」

    「ムギ・・・」

    「ごめんなさい、我慢できなかった」

    「そこは我慢して欲しかったです」

    「じゃあ契約の内容は?事前に聞かされてなかったの?」

    147 :

    ムギwwww

    148 = 115 :

    寝る前のしえ

    149 :

    支援して寝る

    150 :

    ムギュかわいすぎワロタ


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