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元スレ上条「黒子、もうやめにしないか?」
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スレタイはアレだよ、美琴に付き合ってるのを黙ってるのをやめようってことだよ
SSだからこそ安易なハッピーエンドはくそくらえだわ
まあそれは書き手の自由だが、>>144みたいな奴はいい加減気持ち悪い
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ただいま
ぼちぼち投下します
ぼちぼち投下します
>>146から
二人がやってきたのはセブンスミスト。ごく普通の服屋である。
「黒子は普段どんなパジャマ着てるんだ?」
「えーっと…」
白井は1人悩んでいた。普段着ているのは際どいネグリジェである。
『普段それを着ている』と言ったら上条はどんな反応をするだろうか。
嫌われはしないだろうか。そんな乙女の葛藤である。
「普通の、ですのよ」
「そうか。……こんなのはどうだ?」
上条が手に取ったのはフリフリの付いたピンク色の可愛らしいパジャマだ。
それこそ初春や佐天に馬鹿にされてしまいそうな。
「後で着てみますわ…」
二人がやってきたのはセブンスミスト。ごく普通の服屋である。
「黒子は普段どんなパジャマ着てるんだ?」
「えーっと…」
白井は1人悩んでいた。普段着ているのは際どいネグリジェである。
『普段それを着ている』と言ったら上条はどんな反応をするだろうか。
嫌われはしないだろうか。そんな乙女の葛藤である。
「普通の、ですのよ」
「そうか。……こんなのはどうだ?」
上条が手に取ったのはフリフリの付いたピンク色の可愛らしいパジャマだ。
それこそ初春や佐天に馬鹿にされてしまいそうな。
「後で着てみますわ…」
このような感じで3着ほど候補が決まった。
「じゃあ、俺はここで待ってるから試着してきなよ」
「ええ、それでは失礼して…」
白井は小さな試着室の中に入っていった。
一枚のカーテンという布を隔てて下着姿になる、それはやはり恥ずかしいことであった。
そして着替え終わった後にカーテンを開け、上条はどんな反応をするのだろうか。
褒めてくれるのだろうか。
「黒子、どうだ?」
「もう少し、ですの」
1着目は先ほど上条が手に取った可愛らしいパジャマだ。
緊張に加え、実際白井にとってこれは布が多すぎるようで、着替えにてこずっていた。
「終わりましたわ」
そう言ってカーテンを開けた。
上条が見たのはピンクでフリフリの付いた可愛らしいパジャマに全身を包まれ、
頬を薄っすらと紅潮させながらモジモジとこちらの様子を伺ってくる白井だった
「かわいい!……あっ」
無意識の内ににそう言葉を発していた。身体が反応したのだ。
「…っ!あ、ありがとうですの……//」
(まったく、当麻さんったら意図も簡単にそんな言葉を…ふふ、幸せですわ…)
* * * * * *
ドタバタしていたが3着の試着が終わった。
「いかが、でしたか?」
「やっぱり、最初のやつかなぁ…」
残りの2着は、シックとまでは言わないが、落ち着いたものだった。
1着目の衝撃はとても大きかったようだ。
「では、それに致しますわ。会計してきますので、ここに居てくださいな」
「おう」
白井はルンルンとスキップしそうな勢いでレジへ向かっていった。
(しっかし黒子、かわいかったなぁ…)
「上条君」
「うおっ!姫神?!」
上条の前にクラスメートである姫神秋沙が現れた。
姫神はクラスメートであり、上条が救った女の1人でもあった。
「いきなり出てきたらビックリするじゃねぇか…姫神も服の買い物か?」
「そう。上条君は。1人なの?」
「いや、二人だぞ。1人じゃなかなかこういう所には来れないよ」
「…。もう1人は。やっぱり。女の子なの?」
「まぁな。あれ? 何で姫神先生は怒ってらっしゃるんですか?」
「別に…。怒ってない。もう。慣れたから」
姫神は相変わらず表情の起伏が乏しいが、それでも互いに知り合ってから日が経っているからか
なんとなく姫神の感情は上条に伝わるのだった。
「上条君。この服。どうかな」
姫神は大きな袋からこの店で買ったと思われる洋服を取り出した。
「おお、いいんじゃないか?」
「…ふふ。ありがとう」
「にしても、巫女さんの服と制服以外の姫神初めて見たな」
「…。おかしい。かな?」
「全然おかしくないぞ。似合ってるぞ?」
「お世辞でも。嬉しい」
「べっ、別にお世辞じゃないぞ?本心だ本心」
相変わらずの無表情が続いていた姫神だったが、若干頬が緩んでいるようにも見える。
上条もなんだかんだでやり取りを楽しんでいるようだった。
(意外とレジが混んでいましたわ…)
思わぬ混雑に巻き込まれ会計に時間が掛かった白井は上条のもとへ急いでいた。
なんと詫びの言葉を伝えようか考えつつ、小走りで移動していた。
『上条君は。宿題。終わったの?』
(……?!)
後一つ角を曲がればそこに上条がいる、そんな状況の中で
知らない女性が上条に話しかける声が聞こえたのだ。
白井は思わず足を止める。
『ああ、おかげさまでしっかり終わってるぜ?』
(当麻さん…)
『…。とても。意外。上条君なのに』
(この女は誰なんですの?!)
恐る恐る白井は会話のする方を覗いた。
そこには黒髪ロングの女性と上条が親しげに話す姿があった。
『おいおい、上条さんをなんだと思ってるんですか先生?』
『…。ふふ。冗談。だから』
(嫌ですの。離れなさい!当麻さんから離れなさい!)
『もう、冗談がきついぜ。ハハハ』
『…ふふ』
胸が痛かった。体中が疼いた。上条が自分以外の女と談笑している。
それだけで全身を締められる思いだった。
「私は。そろそろ。時間だから」
「おう、そうか。じゃあな、姫神」
姫神はゆっくりと店外に向けて歩いていった。
(にしても黒子のやつ遅いなぁ…)
そう思っていた矢先、視界に白井が現れた。
「どうした、黒子。遅かったじゃないか」
「レジが混んでいましたの」
ここで上条は白井の異変を察知した。白井は若干俯いたまま
無表情でこちらに迫ってくるのだ。
「おい、黒子」
「………………」
「黒子?」
「………………」
ズンズンと歩み寄る白井。上条は本能的に恐怖を感じ後ずさりするがついには壁まで追い込まれてしまった。
「おい」
「………………」
近い。壁際まで追い込まれた上条と白井の距離はわずか30センチ程だ。
「…さっきの女性の方はどなた?」
「なんだ、見てたのか。だったら見てないで来れば──
「どなた?」
「…クラスメートの姫神ってやつだ。たまたま会っただけだぞ?」
「本当ですの?」
「ああ、本当だ。それに、俺が好きなのは黒子だけだぞ!」
「うっ…// じゃあ行きましょうか」
すると白井は先ほどまでの形相が嘘のように、ニコニコしながら上条の手を引いて歩き出した。
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