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元スレ木山「君は確か……。上条当麻君だったか」
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…
……
………
黒子「さて、きっちり百枚、撮り終わりましたわね」
御坂妹(あのシスター、99枚全部にちゃっかり写りきりやがった、とミサカの心中は怒りが有頂天です)
インデックス(ふふ~ん、どう? これが正ヒロインの実力なんだよ! ポッと出とは風格が違うんだよ!!)
上条「で、これで終わりなのか?」
黒子「実はもう一つ、木山先生から頼まれていることがありまして……」
黒子「カバンをガサゴゾ)えっと…、あ、ありました、これですの(ズイッ!!」
上条「ん? 試験管…か? 化学の実験で使う…」
黒子「はい、この試験管にあなたの唾液を採取してくるよう頼まれましたわ」
上条「唾液…? 俺の? ……そんなもん、なんに使うんだ?」
黒子「さあ、私も詳細は聞いておりませんので…」
上条「まあいいや、入れるから貸してくれ」
黒子「はいですの。ばっちぃですので、くれぐれも側面に垂らしたりなさらぬように」
……
………
黒子「さて、きっちり百枚、撮り終わりましたわね」
御坂妹(あのシスター、99枚全部にちゃっかり写りきりやがった、とミサカの心中は怒りが有頂天です)
インデックス(ふふ~ん、どう? これが正ヒロインの実力なんだよ! ポッと出とは風格が違うんだよ!!)
上条「で、これで終わりなのか?」
黒子「実はもう一つ、木山先生から頼まれていることがありまして……」
黒子「カバンをガサゴゾ)えっと…、あ、ありました、これですの(ズイッ!!」
上条「ん? 試験管…か? 化学の実験で使う…」
黒子「はい、この試験管にあなたの唾液を採取してくるよう頼まれましたわ」
上条「唾液…? 俺の? ……そんなもん、なんに使うんだ?」
黒子「さあ、私も詳細は聞いておりませんので…」
上条「まあいいや、入れるから貸してくれ」
黒子「はいですの。ばっちぃですので、くれぐれも側面に垂らしたりなさらぬように」
――――木山春生の診療所
黒子「はい、上条当麻の写真と唾液、きちんと取ってきましたわよ」
木山「ご苦労さま。君は優秀だな」
黒子「けれど、眉つばですわ。こんなもので、お姉さまは元に戻るんですの?」
木山「多分ね。ただ…」
黒子「ただ?」
木山「多少は荒療治になるが、構わないか?」
黒子「う、うーん、ま、まあ、それでお姉さまが正常になられるのなら…」
木山「わかった。準備に少しだけ時間が必要になる。明日また、超電磁砲を連れてここに来てほしい」
木山「一週間ほどここに泊まってもらうことになるから、着替えなんかをもたしてやってくれ」
黒子「わかりましたの。それでは、美琴お姉さまをよろしくお願いしますわ」
木山「……さて、それではさっそく、成分の抽出作業に取り掛かるとするかな」
黒子「はい、上条当麻の写真と唾液、きちんと取ってきましたわよ」
木山「ご苦労さま。君は優秀だな」
黒子「けれど、眉つばですわ。こんなもので、お姉さまは元に戻るんですの?」
木山「多分ね。ただ…」
黒子「ただ?」
木山「多少は荒療治になるが、構わないか?」
黒子「う、うーん、ま、まあ、それでお姉さまが正常になられるのなら…」
木山「わかった。準備に少しだけ時間が必要になる。明日また、超電磁砲を連れてここに来てほしい」
木山「一週間ほどここに泊まってもらうことになるから、着替えなんかをもたしてやってくれ」
黒子「わかりましたの。それでは、美琴お姉さまをよろしくお願いしますわ」
木山「……さて、それではさっそく、成分の抽出作業に取り掛かるとするかな」
作者もいい加減御坂妹に名前付けてやればいいのに
上条「そういえばお前名前はどうするんだ?いつまでも、10032号じゃこの先大変だろ」
御坂妹「でしたらあなたに付け欲しいとミサカは(ry」
みたいにさ
上条「そういえばお前名前はどうするんだ?いつまでも、10032号じゃこの先大変だろ」
御坂妹「でしたらあなたに付け欲しいとミサカは(ry」
みたいにさ
――――翌日、木山春生の診療所
美琴「へぇ、木山先生、出所後はこんな場所で診療所を開いてたのね」
美琴「それで、本当なの? 私のトラウマを治してくれるって…」
黒子「はいですの。昨日、そう約束してくれましたわ」
木山「ガチャッ)やあ、遅くなって済まない。少し最終的な調整に戸惑った」
美琴「あ、木山先生、お久しぶりです」
木山「やあ、よく来てくれたね。私の診療所にようこそ」
木山「さて、白井君、今から彼女に注射をするから、彼女の右手をアルコール消毒してやってくれ」
黒子「はいですの。ではお姉さま、袖をめくってくださいませ」
美琴「ちゅ、注射っ!!?」
木山「な、なんだ怖いのかい? 大丈夫、痛くないようにやるさ」
美琴「こ、怖くはないけど、いったいなにを投与する気よ? 変な薬じゃないでしょうね」
木山「身体に害のあるようなものじゃないよ。……それでは(チュー、……はい、注射おわり」
美琴「へぇ、木山先生、出所後はこんな場所で診療所を開いてたのね」
美琴「それで、本当なの? 私のトラウマを治してくれるって…」
黒子「はいですの。昨日、そう約束してくれましたわ」
木山「ガチャッ)やあ、遅くなって済まない。少し最終的な調整に戸惑った」
美琴「あ、木山先生、お久しぶりです」
木山「やあ、よく来てくれたね。私の診療所にようこそ」
木山「さて、白井君、今から彼女に注射をするから、彼女の右手をアルコール消毒してやってくれ」
黒子「はいですの。ではお姉さま、袖をめくってくださいませ」
美琴「ちゅ、注射っ!!?」
木山「な、なんだ怖いのかい? 大丈夫、痛くないようにやるさ」
美琴「こ、怖くはないけど、いったいなにを投与する気よ? 変な薬じゃないでしょうね」
木山「身体に害のあるようなものじゃないよ。……それでは(チュー、……はい、注射おわり」
美琴「……………………」
木山「……特に身体に変調はないか?」
美琴「…………いや、別にないみたいだけれど…」
木山「そうか、よかった。どうやら拒否反応はないようだな」
美琴「…もう一度聞くけど、いったいなにを投与したのよ? 気になって仕方ないわ」
木山「もう一度答えるが、別に変な薬ではないよ。身体に抗体を作るための薬さ」
美琴「……抗体? まあ、いいわよ。それで納得するわ」
黒子「それで、いったいなにを投与したんですの? 私には教えてくださいますわよね?(ヒソヒソ」
木山「ああ、昨日、君に唾液の採取をお願いしただろう…(ヒソヒソ」
黒子「ちょ、ちょっとあなた、まさかあの類人猿の唾液を、お姉さまの体内に!!?(ヒソヒソ」
木山「まさか…、そんなことするわけがないだろう(ヒソヒソ」
黒子「そ、そうですわよね……。それでは、いったいなにを…?(ヒソヒソ」
木山「うん、あの唾液からある成分を抽出してね。それを分析して増やし薬品として調整したものだよ(ヒソヒソ」
黒子「あ、ある成分、とは…?(ヒソヒソ」
木山「ああ、名付けて“上条フェロモン”だ…(ヒソヒソ」
木山「……特に身体に変調はないか?」
美琴「…………いや、別にないみたいだけれど…」
木山「そうか、よかった。どうやら拒否反応はないようだな」
美琴「…もう一度聞くけど、いったいなにを投与したのよ? 気になって仕方ないわ」
木山「もう一度答えるが、別に変な薬ではないよ。身体に抗体を作るための薬さ」
美琴「……抗体? まあ、いいわよ。それで納得するわ」
黒子「それで、いったいなにを投与したんですの? 私には教えてくださいますわよね?(ヒソヒソ」
木山「ああ、昨日、君に唾液の採取をお願いしただろう…(ヒソヒソ」
黒子「ちょ、ちょっとあなた、まさかあの類人猿の唾液を、お姉さまの体内に!!?(ヒソヒソ」
木山「まさか…、そんなことするわけがないだろう(ヒソヒソ」
黒子「そ、そうですわよね……。それでは、いったいなにを…?(ヒソヒソ」
木山「うん、あの唾液からある成分を抽出してね。それを分析して増やし薬品として調整したものだよ(ヒソヒソ」
黒子「あ、ある成分、とは…?(ヒソヒソ」
木山「ああ、名付けて“上条フェロモン”だ…(ヒソヒソ」
黒子「か、上条フェロモン……?(ヒソヒソ」
木山「長くて言いにくいな。よし縮めてカミモンと呼ぶことにしよう(ヒソヒソ」
黒子「よ、呼び方なんてどうでもいいですの!! な、なんなんですの? そのヘンテコ物質!!(ヒソヒソ」
木山「うん、君も、あの上条当麻のフラグ体質は知っているね?(ヒソヒソ」
黒子「そういえばあの殿方、毎回毎回出会う度に、違う女性とおりますわね…(ヒソヒソ」
木山「ああ、それは全て、彼の体内に存在する上条フェロモンが原因のようなんだ(ヒソヒソ」
黒子「は、はぁ…??」
木山「汗などとともに体外に排出される上条フェロモン、どうやらそれが女性キャラを引き付ける元となっているらしい(ヒソヒソ」
木山「超電磁砲が上条当麻を見ておかしくなるのも、この上条フェロモンが元凶、そこで…(ヒソヒソ」
木山「彼の唾液から抽出した上条フェロモンを、御坂さんの体に直接投与し、上条抗体を精製させる(ヒソヒソ」
黒子「上条…抗体……? またうさんくさい……(ヒソヒソ」
木山「胡散臭くとも効果はあるはずだよ。一週間も朝夕二回投与すれば、上条抗体も充分に作られるだろう(ヒソヒソ」
美琴「あの二人、さっきからなにをヒソヒソと話してるんだろう?」
木山「長くて言いにくいな。よし縮めてカミモンと呼ぶことにしよう(ヒソヒソ」
黒子「よ、呼び方なんてどうでもいいですの!! な、なんなんですの? そのヘンテコ物質!!(ヒソヒソ」
木山「うん、君も、あの上条当麻のフラグ体質は知っているね?(ヒソヒソ」
黒子「そういえばあの殿方、毎回毎回出会う度に、違う女性とおりますわね…(ヒソヒソ」
木山「ああ、それは全て、彼の体内に存在する上条フェロモンが原因のようなんだ(ヒソヒソ」
黒子「は、はぁ…??」
木山「汗などとともに体外に排出される上条フェロモン、どうやらそれが女性キャラを引き付ける元となっているらしい(ヒソヒソ」
木山「超電磁砲が上条当麻を見ておかしくなるのも、この上条フェロモンが元凶、そこで…(ヒソヒソ」
木山「彼の唾液から抽出した上条フェロモンを、御坂さんの体に直接投与し、上条抗体を精製させる(ヒソヒソ」
黒子「上条…抗体……? またうさんくさい……(ヒソヒソ」
木山「胡散臭くとも効果はあるはずだよ。一週間も朝夕二回投与すれば、上条抗体も充分に作られるだろう(ヒソヒソ」
美琴「あの二人、さっきからなにをヒソヒソと話してるんだろう?」
美琴「それで、治療はこれで終わりなの?」
木山「まだだ、もう一つある。実は、そのもう一つなんだが…」
美琴「な、なによ…、言い淀んじゃって……」
木山「うん、かなりの荒療治になるんだが、覚悟はいいかな…?」
美琴「あ、荒療治? ちょ、ちょっと、なにするつもりなのよ? 怖いじゃない!!」
木山「なに、いわゆるショック療法だよ。少し刺激の強い」
美琴「ますます怖い!! は、早くなにするつもりなのか言いなさいよ!!」
木山「白井君、奥の所長室に衣類ラック程度の大きさの箱がある。台車の上に乗っているものだ」
木山「悪いが持ってきてくれないか?」
黒子「はいですの」
黒子「ゴロゴロ)け、結構重いですわね。非力な私には台車を押すのも大変ですわ……」
木山「どうもありがとう」
美琴「な、なによ、その人一人すっぽり入りそうなサイズの大箱?」
木山「かもん、上条ボックス!!」
木山「まだだ、もう一つある。実は、そのもう一つなんだが…」
美琴「な、なによ…、言い淀んじゃって……」
木山「うん、かなりの荒療治になるんだが、覚悟はいいかな…?」
美琴「あ、荒療治? ちょ、ちょっと、なにするつもりなのよ? 怖いじゃない!!」
木山「なに、いわゆるショック療法だよ。少し刺激の強い」
美琴「ますます怖い!! は、早くなにするつもりなのか言いなさいよ!!」
木山「白井君、奥の所長室に衣類ラック程度の大きさの箱がある。台車の上に乗っているものだ」
木山「悪いが持ってきてくれないか?」
黒子「はいですの」
黒子「ゴロゴロ)け、結構重いですわね。非力な私には台車を押すのも大変ですわ……」
木山「どうもありがとう」
美琴「な、なによ、その人一人すっぽり入りそうなサイズの大箱?」
木山「かもん、上条ボックス!!」
美琴「か、上条ボックス…?? い、いったいなんなわけ?」
木山「開けてみるといい」
美琴「ん? あ、この箱、観音開きの扉が付いてる。よいしょ、っと(ガチャ…」
美琴「………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
美琴「ぎゃ、ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!(後ずさり」
黒子「な、なんですの!? どうされたんですの、お姉さま???」
美琴「な、中に!! 中にい!!!」
黒子「中? 箱の中にいったいなにが…(ヒョイッ!!、……って、これは!!?」
黒子「箱の内壁一面に、びっしりとあの類人猿の写真が!!!」
木山「超電磁砲治療用最終兵器、名付けて、上条ボックスだ」
美琴「嫌だあああ!! 上条こわい!!! 上条こわい!!!!」
木山「今からこの箱の中に、御坂美琴を閉じ込める」
美琴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
木山「開けてみるといい」
美琴「ん? あ、この箱、観音開きの扉が付いてる。よいしょ、っと(ガチャ…」
美琴「………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
美琴「ぎゃ、ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!(後ずさり」
黒子「な、なんですの!? どうされたんですの、お姉さま???」
美琴「な、中に!! 中にい!!!」
黒子「中? 箱の中にいったいなにが…(ヒョイッ!!、……って、これは!!?」
黒子「箱の内壁一面に、びっしりとあの類人猿の写真が!!!」
木山「超電磁砲治療用最終兵器、名付けて、上条ボックスだ」
美琴「嫌だあああ!! 上条こわい!!! 上条こわい!!!!」
木山「今からこの箱の中に、御坂美琴を閉じ込める」
美琴「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
美琴「な、なんですってぇ!!! い、嫌に決まってるじゃない、そんなの!!!」
木山「単純な方法だが、上条当麻恐怖症を克服するには上条当麻への耐性をつけるのが一番簡単なんだよ」
美琴「いやいやいや!!! 断固拒否!!!!」
黒子「お姉さま、駄々をおこねになさらないでくださいまし」
美琴「嫌なものは嫌よ!! なんで私が、こんな箱の中に入らないといけないわけ!!」
木山「いいから、早く入りなさい」
黒子「力づくでも入れてみせますわよ、お姉さま?」
美琴「力づく? 上等!! あんたまさか、この私のことを忘れたわけじゃないわよね!!」
美琴「私は超電磁砲! レベル5の御坂美琴!! 力づくでもこんなところから逃げ出して……」
黒子「お姉さまこそ、私の能力をお忘れになられたわけではございませんわよね? はい、タッチ(ポン」
美琴「へ?」
黒子「そして、箱の中へお姉さまをテレポート、っと(ヒュンッ!!!」
木山「単純な方法だが、上条当麻恐怖症を克服するには上条当麻への耐性をつけるのが一番簡単なんだよ」
美琴「いやいやいや!!! 断固拒否!!!!」
黒子「お姉さま、駄々をおこねになさらないでくださいまし」
美琴「嫌なものは嫌よ!! なんで私が、こんな箱の中に入らないといけないわけ!!」
木山「いいから、早く入りなさい」
黒子「力づくでも入れてみせますわよ、お姉さま?」
美琴「力づく? 上等!! あんたまさか、この私のことを忘れたわけじゃないわよね!!」
美琴「私は超電磁砲! レベル5の御坂美琴!! 力づくでもこんなところから逃げ出して……」
黒子「お姉さまこそ、私の能力をお忘れになられたわけではございませんわよね? はい、タッチ(ポン」
美琴「へ?」
黒子「そして、箱の中へお姉さまをテレポート、っと(ヒュンッ!!!」
美琴「ぎゃああああああああああああ!!! 出して!!! ここから出して!!!!」
美琴「か、壁一面にアイツの顔が!!!! 怖い!!! 怖いよおおおおおお!!!!!」
美琴「ちょ、ちょっと、鍵がかかってて扉が開かないわよ!!! 開けなさいよ!!!!!!」
美琴「黒子ぉ!! 黒子ぉ!!! お願いだからここから出してええええ!!!」
美琴「写真のアイツが、私に話しかけてくるよ!!!! ひぃぃいいい、ひぃぃぃいいいいいい!!!!」
美琴「来るな!! こっちに来るな!! 来ないで!!! 嫌ああああああああ!!!!」
黒子「す、凄まじい悲鳴ですわね。壁もガンガン叩いているようですし、なにやら錯乱している模様…」
黒子「本当に大丈夫なんですの?」
木山「ああ、心配はない。箱は絶縁物質で作ってあるからね。超電磁砲でも壊せはしないよ」
黒子「そうではなくて、お姉さまがです」
木山「そっちのことか。だから言ったはずだろう、荒療治だと」
黒子「お姉さまのことが心配ですわ」
木山「なに、三日も続ければ慣れるさ。どれ、あと3時間ほどしたら箱から出してやろう」
美琴「ふぎゃぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
美琴「か、壁一面にアイツの顔が!!!! 怖い!!! 怖いよおおおおおお!!!!!」
美琴「ちょ、ちょっと、鍵がかかってて扉が開かないわよ!!! 開けなさいよ!!!!!!」
美琴「黒子ぉ!! 黒子ぉ!!! お願いだからここから出してええええ!!!」
美琴「写真のアイツが、私に話しかけてくるよ!!!! ひぃぃいいい、ひぃぃぃいいいいいい!!!!」
美琴「来るな!! こっちに来るな!! 来ないで!!! 嫌ああああああああ!!!!」
黒子「す、凄まじい悲鳴ですわね。壁もガンガン叩いているようですし、なにやら錯乱している模様…」
黒子「本当に大丈夫なんですの?」
木山「ああ、心配はない。箱は絶縁物質で作ってあるからね。超電磁砲でも壊せはしないよ」
黒子「そうではなくて、お姉さまがです」
木山「そっちのことか。だから言ったはずだろう、荒療治だと」
黒子「お姉さまのことが心配ですわ」
木山「なに、三日も続ければ慣れるさ。どれ、あと3時間ほどしたら箱から出してやろう」
美琴「ふぎゃぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
わらっちゃった・・・
美琴好きなのに・・・
でも怖いもの見たさで気になる
支援
美琴好きなのに・・・
でも怖いもの見たさで気になる
支援
――――三時間後
美琴「…………(ゲッソリ」
黒子「な、なんだか、ものすごくグッタリしていますわよ…」
黒子「顔色は悪いし、目には光もなし……、ああ、可愛そうなお姉さま」
黒子「けれど、これもあの類人猿恐怖症を克服するため、お辛いでしょうけど頑張ってくださいませ」
黒子「こうして陰ながら応援することしかできない黒子の無力をお許しください……」
木山「30分ほど休憩したら、もう一度箱の中に入れてみよう」
美琴「…………(グッタリ」
…
……
………
黒子(初日こそ、あれだけ大騒ぎしていた御坂美琴お姉さま…)
黒子(けれども、人間の環境適応能力とは、げに恐ろしきもの)
黒子(治療四日目の今では、あの男の写真を見たくらいではケロッとした様子)
黒子(まったく動じなくなられました。ああ、お姉さま、お姉さまの成長ぶりに黒子は感涙いたしますわ)
美琴「…………(ゲッソリ」
黒子「な、なんだか、ものすごくグッタリしていますわよ…」
黒子「顔色は悪いし、目には光もなし……、ああ、可愛そうなお姉さま」
黒子「けれど、これもあの類人猿恐怖症を克服するため、お辛いでしょうけど頑張ってくださいませ」
黒子「こうして陰ながら応援することしかできない黒子の無力をお許しください……」
木山「30分ほど休憩したら、もう一度箱の中に入れてみよう」
美琴「…………(グッタリ」
…
……
………
黒子(初日こそ、あれだけ大騒ぎしていた御坂美琴お姉さま…)
黒子(けれども、人間の環境適応能力とは、げに恐ろしきもの)
黒子(治療四日目の今では、あの男の写真を見たくらいではケロッとした様子)
黒子(まったく動じなくなられました。ああ、お姉さま、お姉さまの成長ぶりに黒子は感涙いたしますわ)
――――治療五日目、木山の診療所
木山「ふむ、上条恐怖症の治療、なかなか順調に進んでいるようだ」
美琴「お陰さまでね。もう、アイツの顔を見たくらいじゃ取り乱したりしないわよ」
木山「なるほど、では、フェイズアップだ。治療の第二段階に入ろう」
黒子「第二段階…とは、なんですの?」
木山「なに、そんな難しいことをするわけじゃない」
木山「今まで通り注射による薬物治療に加え、これから三日間、ある部屋で24時間暮らしてもらうだけだ」
黒子「……私、なんだか、少し予想が付きましたわ」
美琴「なになに? 私には、まったく予想が付かないんだけど…」
木山「それでは、治療部屋に案内するよ。…………と、その前に、治療着に着替えてくれ」
木山「そこのラックの引き出しに入っているから」
美琴「ラックの引き出し、これね………って、なによ、この服!!!」
黒子「どれどれ、……ふむふむ、一見はなんの変哲もない無地の白Tシャツのようですが……」
美琴「前後に、アイツの顔がでっかくプリントされてるっ!!!」
美琴「冗談じゃないわっ!! なんで私が、こんなの着なきゃなんないのよ!!!」
木山「ふむ、上条恐怖症の治療、なかなか順調に進んでいるようだ」
美琴「お陰さまでね。もう、アイツの顔を見たくらいじゃ取り乱したりしないわよ」
木山「なるほど、では、フェイズアップだ。治療の第二段階に入ろう」
黒子「第二段階…とは、なんですの?」
木山「なに、そんな難しいことをするわけじゃない」
木山「今まで通り注射による薬物治療に加え、これから三日間、ある部屋で24時間暮らしてもらうだけだ」
黒子「……私、なんだか、少し予想が付きましたわ」
美琴「なになに? 私には、まったく予想が付かないんだけど…」
木山「それでは、治療部屋に案内するよ。…………と、その前に、治療着に着替えてくれ」
木山「そこのラックの引き出しに入っているから」
美琴「ラックの引き出し、これね………って、なによ、この服!!!」
黒子「どれどれ、……ふむふむ、一見はなんの変哲もない無地の白Tシャツのようですが……」
美琴「前後に、アイツの顔がでっかくプリントされてるっ!!!」
美琴「冗談じゃないわっ!! なんで私が、こんなの着なきゃなんないのよ!!!」
木山「これも治療に必要なことなんだ、我慢して着てはくれないか?」
黒子「お姉さま、駄々を捏ねていると上条恐怖症が完治いたしませんわよ?」
美琴「…………。……仕方ない。着るわよ。治療のためよ…」
美琴「……。まったく、なんで私がこんなプリントのシャツきて暮らさなきゃならないのよ(ブツブツ」
木山「さて、ここがその治療部屋だ。心の準備はいいか? ドアを開けるぞ(ガチャッ」
美琴「治療部屋…、いったいどんな部屋なの……(ゴクリ…」
黒子「こ、これは、……この部屋は、黒子の想像の斜め上をいってましたわ!!!!」
美琴「い、嫌ぁああ!! な、なんなのよ、この部屋は!!!」
黒子「せいぜい、壁一面にあの男の顔が貼ってある程度のものだと思ってましたのに…」
黒子「この部屋、あらゆる物に、マグカップに、皿に、花瓶に、文房具に、寝具に、食料品に」
美琴「カーテンに、照明器具に、電化製品に、インテリアに、テレビに、コンポに、パソコンに」
美&黒「上条当麻の顔がプリントいる!!!」
木山「さあ、『上条生活。はじめよう』」
美琴「そんな、『無印生活。はじめよう』みたいに言わないでよ!!」
黒子「お姉さま、駄々を捏ねていると上条恐怖症が完治いたしませんわよ?」
美琴「…………。……仕方ない。着るわよ。治療のためよ…」
美琴「……。まったく、なんで私がこんなプリントのシャツきて暮らさなきゃならないのよ(ブツブツ」
木山「さて、ここがその治療部屋だ。心の準備はいいか? ドアを開けるぞ(ガチャッ」
美琴「治療部屋…、いったいどんな部屋なの……(ゴクリ…」
黒子「こ、これは、……この部屋は、黒子の想像の斜め上をいってましたわ!!!!」
美琴「い、嫌ぁああ!! な、なんなのよ、この部屋は!!!」
黒子「せいぜい、壁一面にあの男の顔が貼ってある程度のものだと思ってましたのに…」
黒子「この部屋、あらゆる物に、マグカップに、皿に、花瓶に、文房具に、寝具に、食料品に」
美琴「カーテンに、照明器具に、電化製品に、インテリアに、テレビに、コンポに、パソコンに」
美&黒「上条当麻の顔がプリントいる!!!」
木山「さあ、『上条生活。はじめよう』」
美琴「そんな、『無印生活。はじめよう』みたいに言わないでよ!!」
黒子「な、なんなんですの、この光景、悪夢以外の何物でもありません…」
美琴「じ、地獄絵図じゃない…」
木山「学園都市の中には、この生活を天国だと思う者も少なからずいる様子だが…」
木山「君には、少しきついかな…?」
美琴「当ったり前よ!! うなされるわよ!! たった三日間とはいえ、こんな部屋で暮らしたら!!」
木山「ただ暮らすだけじゃない」
木山「まず、このテレビには、と禁2クールのうち上条当麻の出番のみ編集したVTRを24時間流しっぱなしにし」
木山「コンポからは上条当麻のキャラソンと、上条当麻の説教部分を繋いだものをエンドレスにループ」
木山「もちろん、原作小説と外伝コミックから上条当麻の台詞のみ抜粋したものを読みながら、だ」
木山「時々はネットに接続し、2chのアニメキャラ板の上条スレに書き込んだり、pixivで上条絵を検索したりしてもらう」
木山「そうそう、mixiの上条当麻コミュに入ることも忘れずに」
木山「まさに、おはようからおやすみまで上条。自分が上条さんなのか上条さん以外の何者かなのかわからなくなるような三日間だ」
美琴「い、嫌ぁあああああああ!!!!!!!!!!!」
美琴「じ、地獄絵図じゃない…」
木山「学園都市の中には、この生活を天国だと思う者も少なからずいる様子だが…」
木山「君には、少しきついかな…?」
美琴「当ったり前よ!! うなされるわよ!! たった三日間とはいえ、こんな部屋で暮らしたら!!」
木山「ただ暮らすだけじゃない」
木山「まず、このテレビには、と禁2クールのうち上条当麻の出番のみ編集したVTRを24時間流しっぱなしにし」
木山「コンポからは上条当麻のキャラソンと、上条当麻の説教部分を繋いだものをエンドレスにループ」
木山「もちろん、原作小説と外伝コミックから上条当麻の台詞のみ抜粋したものを読みながら、だ」
木山「時々はネットに接続し、2chのアニメキャラ板の上条スレに書き込んだり、pixivで上条絵を検索したりしてもらう」
木山「そうそう、mixiの上条当麻コミュに入ることも忘れずに」
木山「まさに、おはようからおやすみまで上条。自分が上条さんなのか上条さん以外の何者かなのかわからなくなるような三日間だ」
美琴「い、嫌ぁあああああああ!!!!!!!!!!!」
木山「あなた(美琴)の暮らしを見つめる上条の提供でお送りします。そんな生活」
美琴「ライオンのCMじゃないのよ! 嫌よそんな生活!!!」
美琴「帰る! もう帰るぅ!! 治療なんてしてくれなくていい!!!」
黒子「はいはい、お姉さま、我がまま言わない。はい、タッチっ!!(ポンッ!!」
美琴「え?」
黒子「そして、地獄の上条部屋に強制テレポート!(ヒュンッ!!」
美琴「ぎゃぁあああああああ」
木山「そして内側からは開かぬよう、こちらからつっかえ棒を掛けよう」
美琴「ちょ、ちょっと、やめてよ、黒子っ!! ここから出しなさいっ!!!」
黒子「それではお姉さま、三日間ガンバってくださいませ!!」
美琴「出してぇぇぇぇええええええ!!!!」
美琴「ライオンのCMじゃないのよ! 嫌よそんな生活!!!」
美琴「帰る! もう帰るぅ!! 治療なんてしてくれなくていい!!!」
黒子「はいはい、お姉さま、我がまま言わない。はい、タッチっ!!(ポンッ!!」
美琴「え?」
黒子「そして、地獄の上条部屋に強制テレポート!(ヒュンッ!!」
美琴「ぎゃぁあああああああ」
木山「そして内側からは開かぬよう、こちらからつっかえ棒を掛けよう」
美琴「ちょ、ちょっと、やめてよ、黒子っ!! ここから出しなさいっ!!!」
黒子「それではお姉さま、三日間ガンバってくださいませ!!」
美琴「出してぇぇぇぇええええええ!!!!」
黒子(私だって本当は、お姉さまをあんな部屋に閉じ込めるのはツラいのでしてよ)
黒子(本音を言えば、上条部屋などではなく黒子部屋に監禁してあげたいくらいです)
黒子(けれども、これもお姉さまの治療のため!! 心を鬼にしてのことです!!)
黒子(ファイトですわよ! 美琴お姉さま!!!)
黒子(本音を言えば、上条部屋などではなく黒子部屋に監禁してあげたいくらいです)
黒子(けれども、これもお姉さまの治療のため!! 心を鬼にしてのことです!!)
黒子(ファイトですわよ! 美琴お姉さま!!!)
よく考えたら、最初から黒子部屋に監禁して黒子依存にすりゃ良かったんじゃね?
>>495
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黒子(さてさて、上条当麻恐怖症を完治させるための三日間が始まりました)
黒子(お姉さまにとっては、それはそれはツラい、ツラぁ~い三日間……)
黒子(最初の内は、右を見ても左を見ても上条、目を瞑っても耳を塞いでも上条…)
黒子(朝も上条、昼も夜も上条、雨の日も風の日も上条、The world is KAMIJYO.な生活に苦しんでいたようですが…)
黒子(最終日の夜には、上条だらけの生活にも平然としていられるようになったとのこと)
黒子(やり遂げましたのね、お姉さま!! それでこそ私の愛した超電磁砲、御坂美琴お姉さま!!!)
黒子(そうそう、この三日間、面識のある人ない人、実に様々な人がお姉さまの応援のためあの上条部屋を訪れてくれたようですの)
黒子(インデックス、姫神秋沙、神裂火織、御坂妹、一方通行、五和……)
黒子(こんなにたくさんの人たちに応援されているだなんて、さすがお姉さま、人望も厚いですわ)
黒子(特に、五和さんなんて五度もお越しになられまして……)
黒子(ところで、誰かがお見舞いに来られるたびに部屋の物が無くなるという怪奇現象がみられたのですが…)
黒子(あれはいったい、なんだったのでしょうか?)
黒子(お姉さまにとっては、それはそれはツラい、ツラぁ~い三日間……)
黒子(最初の内は、右を見ても左を見ても上条、目を瞑っても耳を塞いでも上条…)
黒子(朝も上条、昼も夜も上条、雨の日も風の日も上条、The world is KAMIJYO.な生活に苦しんでいたようですが…)
黒子(最終日の夜には、上条だらけの生活にも平然としていられるようになったとのこと)
黒子(やり遂げましたのね、お姉さま!! それでこそ私の愛した超電磁砲、御坂美琴お姉さま!!!)
黒子(そうそう、この三日間、面識のある人ない人、実に様々な人がお姉さまの応援のためあの上条部屋を訪れてくれたようですの)
黒子(インデックス、姫神秋沙、神裂火織、御坂妹、一方通行、五和……)
黒子(こんなにたくさんの人たちに応援されているだなんて、さすがお姉さま、人望も厚いですわ)
黒子(特に、五和さんなんて五度もお越しになられまして……)
黒子(ところで、誰かがお見舞いに来られるたびに部屋の物が無くなるという怪奇現象がみられたのですが…)
黒子(あれはいったい、なんだったのでしょうか?)
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