私的良スレ書庫
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元スレ木山「君は確か……。上条当麻君だったか」
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――――三日後、学園都市・モノレール駅
初春「それで、晴れて今日が完治の日というわけですね」
黒子「まあ、そういうことですわね。でも、お出迎えなら私一人で充分でしたのに…」
佐天「そんな、水臭いですよ」
初春「そうですよ。私たちも、御坂さんの出迎えします!」
黒子「はあ、それは構いませんが……、なんですの、そのやたらと大きいリュックは?」
佐天「え? これですか?」
黒子「美琴お姉さまの生活品でしたら、郵送で寮に送りましたから、持ち帰るものなんて大してありませんでしてよ?」
佐天「え、えっと、あははは、そんなに気にしないでください、あはは」
初春「? 変な佐天さん…?」
初春「それで、晴れて今日が完治の日というわけですね」
黒子「まあ、そういうことですわね。でも、お出迎えなら私一人で充分でしたのに…」
佐天「そんな、水臭いですよ」
初春「そうですよ。私たちも、御坂さんの出迎えします!」
黒子「はあ、それは構いませんが……、なんですの、そのやたらと大きいリュックは?」
佐天「え? これですか?」
黒子「美琴お姉さまの生活品でしたら、郵送で寮に送りましたから、持ち帰るものなんて大してありませんでしてよ?」
佐天「え、えっと、あははは、そんなに気にしないでください、あはは」
初春「? 変な佐天さん…?」
――――学園都市・某ファミリーレストラン
打ち止め「久々にあなたとの外食で、ミサカはミサカははしゃいでみたりー」
一方通行「うるせェな、いいから黙ッて食ェッてンだ…」
打ち止め「そんな凄まれたってこの喜びは隠せそうにないよって、ミサカはミサカはニヤニヤ顔~」
一方通行「……チッ」
打ち止め「ところで知ってる? ここのお店は自分のマグカップを持ってくるとコーヒーお替り自由なんだよ、
ってミサカはミサカは耳より情報をあなたに教えてみたり」
一方通行「へェ、ちょうどいい、今ちょうど俺専用のマグカップを持ってンだよな…(ゴソゴソ」
打ち止め「その、男の人がプリントされてるマグカップ、最近いつも使ってるねって、ミサカはミサカは不思議に思う」
一方通行「あァ、非売品でなァ、ある秘密のルートから手に入れたモンだ」
打ち止め「最近、おうちにそのプリントの物がたくさん増えたね。マウスパッドとか、目覚まし時計とか、下着とか…
その人有名なタレントさん?って、ミサカはミサカはお尋ねしてみる」
一方通行「だからァ、黙ッて食ェッてんだろ、冷めちまうぞ」
打ち止め「久々にあなたとの外食で、ミサカはミサカははしゃいでみたりー」
一方通行「うるせェな、いいから黙ッて食ェッてンだ…」
打ち止め「そんな凄まれたってこの喜びは隠せそうにないよって、ミサカはミサカはニヤニヤ顔~」
一方通行「……チッ」
打ち止め「ところで知ってる? ここのお店は自分のマグカップを持ってくるとコーヒーお替り自由なんだよ、
ってミサカはミサカは耳より情報をあなたに教えてみたり」
一方通行「へェ、ちょうどいい、今ちょうど俺専用のマグカップを持ってンだよな…(ゴソゴソ」
打ち止め「その、男の人がプリントされてるマグカップ、最近いつも使ってるねって、ミサカはミサカは不思議に思う」
一方通行「あァ、非売品でなァ、ある秘密のルートから手に入れたモンだ」
打ち止め「最近、おうちにそのプリントの物がたくさん増えたね。マウスパッドとか、目覚まし時計とか、下着とか…
その人有名なタレントさん?って、ミサカはミサカはお尋ねしてみる」
一方通行「だからァ、黙ッて食ェッてんだろ、冷めちまうぞ」
打ち止めは御坂ネットを通じて当麻の顔を覚えてる筈だが
(後で直接の面識も出来る)
(後で直接の面識も出来る)
――――数十分後、木山の診療所
初春「へぇ…、こんなところで木山さん、病院を開いてたんですね……」
黒子「さあさ、感心してないでお姉さまを迎えに参りますわよ」
佐天「あ、その前に……」
黒子「…ん?」
佐天「その噂のお部屋、ちょっと見てきてもいいですか?」
黒子「はあ…? なんだってあんな阿鼻叫喚な狂った部屋、わざわざ見たがるんですの?」
佐天「いいじゃないですか…、ね? ちょっとだけ、ちょっとだけ見てくるだけですから!!」
黒子「ま、お好きにどうぞ。でも、すぐに美琴お姉さまを迎えたらすぐ帰りますから、手短に」
佐天「了解。それじゃあ、行ってきますね!」
初春「……あの、佐天さん、その大きいリュック、私が預かっておきましょうか?」
佐天「まあ、いいからいいから、気にしないで。それじゃあ、行ってきます!!(タタタッ」
初春「へぇ…、こんなところで木山さん、病院を開いてたんですね……」
黒子「さあさ、感心してないでお姉さまを迎えに参りますわよ」
佐天「あ、その前に……」
黒子「…ん?」
佐天「その噂のお部屋、ちょっと見てきてもいいですか?」
黒子「はあ…? なんだってあんな阿鼻叫喚な狂った部屋、わざわざ見たがるんですの?」
佐天「いいじゃないですか…、ね? ちょっとだけ、ちょっとだけ見てくるだけですから!!」
黒子「ま、お好きにどうぞ。でも、すぐに美琴お姉さまを迎えたらすぐ帰りますから、手短に」
佐天「了解。それじゃあ、行ってきますね!」
初春「……あの、佐天さん、その大きいリュック、私が預かっておきましょうか?」
佐天「まあ、いいからいいから、気にしないで。それじゃあ、行ってきます!!(タタタッ」
初春「御坂さん、完治おめでとうございます!!」
黒子「おめでとうございますわ、お姉さま!!」
美琴「ありがと、初春さん、黒子! ところで、佐天さんは?」
初春「佐天さんなら、例のお部屋を見学しに行ってます」
黒子「なにを好き好んで、あんな頭が狂った部屋にいくのやら……」
美琴「ふーん、まあ、いいわ。それじゃあ、木山先生、一週間お世話になりました(ペコリ」
木山「いや、まだだよ…」
美琴「へ?」
木山「まだ治療は終わっていない。まだ最後の治療…というより検査が残っているだろう?」
黒子「最後の検査?」
木山「実際に、上条当麻に会うことだ」
初春「ああ、なるほど……」
美琴「え、えぇ!! 直に、アイツにぃ!!!」
木山「上条当麻恐怖症の治療としてここに来たんだ、実際に会えなきゃ意味がないだろう?」
黒子「おめでとうございますわ、お姉さま!!」
美琴「ありがと、初春さん、黒子! ところで、佐天さんは?」
初春「佐天さんなら、例のお部屋を見学しに行ってます」
黒子「なにを好き好んで、あんな頭が狂った部屋にいくのやら……」
美琴「ふーん、まあ、いいわ。それじゃあ、木山先生、一週間お世話になりました(ペコリ」
木山「いや、まだだよ…」
美琴「へ?」
木山「まだ治療は終わっていない。まだ最後の治療…というより検査が残っているだろう?」
黒子「最後の検査?」
木山「実際に、上条当麻に会うことだ」
初春「ああ、なるほど……」
美琴「え、えぇ!! 直に、アイツにぃ!!!」
木山「上条当麻恐怖症の治療としてここに来たんだ、実際に会えなきゃ意味がないだろう?」
黒子「で、でも、なにも今日いきなり会いに行きませんでも…」
木山「しかし、最終検査をしないと上条恐怖症が完治したかどうかもわからんし」
美琴「むぅ……」
木山「それに治っていないようだったら、また何がしかの手を打たねばならんしな」
美琴「…………」
初春「御坂さん……」
黒子「お姉さま………」
美琴「……わかりました。ここを出たらすぐ、アイツの顔を見に行ってきます!!」
美琴「そうよ。私は超電磁砲、御坂美琴。なんであんな奴なんかにビビってなきゃいけないのよ!」
木山「そうか。良い結果が出ることを祈るよ」
木山「しかし、最終検査をしないと上条恐怖症が完治したかどうかもわからんし」
美琴「むぅ……」
木山「それに治っていないようだったら、また何がしかの手を打たねばならんしな」
美琴「…………」
初春「御坂さん……」
黒子「お姉さま………」
美琴「……わかりました。ここを出たらすぐ、アイツの顔を見に行ってきます!!」
美琴「そうよ。私は超電磁砲、御坂美琴。なんであんな奴なんかにビビってなきゃいけないのよ!」
木山「そうか。良い結果が出ることを祈るよ」
佐天「すいません。遅くなりました!!」
黒子「帰ってきたみたいですわね。それでは四人揃ったことですし…」
美琴「アイツのツラを拝みに行きますか!!」
初春(あれ? 佐天さんのリュック、なんだか膨らんでる。さっきまでは、ほとんどなにも入ってなかったのに)
木山(はて…? なにか大事なことを彼女に伝え忘れているような……)
木山(………………………………)
木山(思い出せない。………まあ、いいか…)
黒子「帰ってきたみたいですわね。それでは四人揃ったことですし…」
美琴「アイツのツラを拝みに行きますか!!」
初春(あれ? 佐天さんのリュック、なんだか膨らんでる。さっきまでは、ほとんどなにも入ってなかったのに)
木山(はて…? なにか大事なことを彼女に伝え忘れているような……)
木山(………………………………)
木山(思い出せない。………まあ、いいか…)
――――数十分後、学園都市・某公園
初春『もしもし、白井さん、標的Kを補足しました』
黒子『こちら白井、初春、Kの様子を伝えなさい』
初春『こちら初春、Kは一人、鼻歌を歌いながら公園内を散歩中、このルートだとあと一分ほどで御坂さんと接触します』
黒子『こちら白井、了解。その旨、これよりお姉さまにお伝えします』
黒子『もしもし、御坂お姉さま。こちら、黒子ですわ』
美琴『黒子? ひょっとして、アイツが来たの?』
黒子『ええ、この様子だと、あと三十秒ほどでお姉さまの前に上条当麻は現れる模様』
美琴『あと、三十秒……』
黒子『お姉さま、黒子は双眼鏡越しにお姉さまのご武運を祈っていますわよ。それでは』
美琴『うん、通信、切るね(ピッ』
上条「ん? お、ビリビリじゃねぇか? どうしたんだよ、この前は? 心配したんだぞ?」
美琴「………………………」
初春『もしもし、白井さん、標的Kを補足しました』
黒子『こちら白井、初春、Kの様子を伝えなさい』
初春『こちら初春、Kは一人、鼻歌を歌いながら公園内を散歩中、このルートだとあと一分ほどで御坂さんと接触します』
黒子『こちら白井、了解。その旨、これよりお姉さまにお伝えします』
黒子『もしもし、御坂お姉さま。こちら、黒子ですわ』
美琴『黒子? ひょっとして、アイツが来たの?』
黒子『ええ、この様子だと、あと三十秒ほどでお姉さまの前に上条当麻は現れる模様』
美琴『あと、三十秒……』
黒子『お姉さま、黒子は双眼鏡越しにお姉さまのご武運を祈っていますわよ。それでは』
美琴『うん、通信、切るね(ピッ』
上条「ん? お、ビリビリじゃねぇか? どうしたんだよ、この前は? 心配したんだぞ?」
美琴「………………………」
上条「お前、いきなり逃げ出しちまってさ、俺なんか悪いことしたんじゃねぇかって」
美琴「……………………」
上条「ひょっとして体調悪かったのか? お前、なんかの病気で半年も入院してたんだろ?」
美琴「……………………」
上条「あ、あの、もしかして今もどっか悪いのか? なんなら、今から俺と一緒に病院に行ったほうが…」
美琴「……………………」
上条「ほら、俺って不幸体質でよく大怪我するだろ、だから腕の良い医者知ってんだよ、だから…」
美琴「…………う、う、」
上条「…う?」
美琴「うっさいわね、バカぁ!! なぁんで、この私が!! あんたなんかに心配されなきゃなんないのよ!!」
上条「!!?」
美琴「……………………」
上条「ひょっとして体調悪かったのか? お前、なんかの病気で半年も入院してたんだろ?」
美琴「……………………」
上条「あ、あの、もしかして今もどっか悪いのか? なんなら、今から俺と一緒に病院に行ったほうが…」
美琴「……………………」
上条「ほら、俺って不幸体質でよく大怪我するだろ、だから腕の良い医者知ってんだよ、だから…」
美琴「…………う、う、」
上条「…う?」
美琴「うっさいわね、バカぁ!! なぁんで、この私が!! あんたなんかに心配されなきゃなんないのよ!!」
上条「!!?」
上条「ば、バカって…、なんなんですか、いきなり!!」
美琴「ああ、もう、バカにバカって言ってなにが悪いのよ、このバカっ!!!」
上条「なぁんなんですか、その唐突な逆切れ? 上条さんはちいとばかし不愉快ですよ?」
美琴「ったく、あんたなんかにビビってた私が愚かだったわ。こうして会っちゃえば、なんてことないじゃない!!」
上条「ん? ビビってたって、なにがだよ? 上条さんにもわかりやすいよう、なんの話をしてんだか説明してくださいよ?」
美琴「拒否! そんなことより、私と勝負しなさいよ、勝負!!」
上条「勝負? 逃げ出したり、挑んできたり、お前も忙しい奴だな」
美琴「うるさいわね、とにかくアンタに、私のほうが上だって認めさせてやるんだからね!!!」
上条「ああ、なんだよ、いつも通りのビリビリじゃねぇか。どっか悪くしてるじゃないかって、心配して損だったぜ」
上条「悪いけど、これからスーパーでカップ麺の特売セールがあるんでな。お前の相手はしてられないの」
上条「じゃあな、勝負はまた今度! ……やべぇ、もうこんな時間! 遅れちまう!!(タタタタタッ!!!」
美琴「ちょ、ちょっと、逃げんなコラぁー!!!」
美琴「ああ、もう、バカにバカって言ってなにが悪いのよ、このバカっ!!!」
上条「なぁんなんですか、その唐突な逆切れ? 上条さんはちいとばかし不愉快ですよ?」
美琴「ったく、あんたなんかにビビってた私が愚かだったわ。こうして会っちゃえば、なんてことないじゃない!!」
上条「ん? ビビってたって、なにがだよ? 上条さんにもわかりやすいよう、なんの話をしてんだか説明してくださいよ?」
美琴「拒否! そんなことより、私と勝負しなさいよ、勝負!!」
上条「勝負? 逃げ出したり、挑んできたり、お前も忙しい奴だな」
美琴「うるさいわね、とにかくアンタに、私のほうが上だって認めさせてやるんだからね!!!」
上条「ああ、なんだよ、いつも通りのビリビリじゃねぇか。どっか悪くしてるじゃないかって、心配して損だったぜ」
上条「悪いけど、これからスーパーでカップ麺の特売セールがあるんでな。お前の相手はしてられないの」
上条「じゃあな、勝負はまた今度! ……やべぇ、もうこんな時間! 遅れちまう!!(タタタタタッ!!!」
美琴「ちょ、ちょっと、逃げんなコラぁー!!!」
――――学園都市・某公園の茂みの中
黒子「つ、ついに、ついについについに……」
黒子「ついにやりましたわ!! 御坂美琴、復活ゥ! 御坂美琴、復活ゥ!! 御坂美琴、復活ゥ!!!」
黒子「そうですわよ、あの野蛮な類人猿にも怯まず言葉で言い返すのが、私の愛しのお姉さま!!」
黒子「ああ、その勇ましい立ち振る舞い、それが御坂美琴お姉さまの正しい姿!!!」
黒子「さて、さっそく心配してるであろう木山先生や初春たちに、成果の報告の電話を――――」
ド ン ッ ――――― ! ! ! !
黒子「…………ドンッ?」
黒子「……………なんですの? 今の解体用重機ハンマーが衝突したような鈍い爆音」
黒子「……お姉さまのいる方角から聞こえましたけれど………」
黒子「つ、ついに、ついについについに……」
黒子「ついにやりましたわ!! 御坂美琴、復活ゥ! 御坂美琴、復活ゥ!! 御坂美琴、復活ゥ!!!」
黒子「そうですわよ、あの野蛮な類人猿にも怯まず言葉で言い返すのが、私の愛しのお姉さま!!」
黒子「ああ、その勇ましい立ち振る舞い、それが御坂美琴お姉さまの正しい姿!!!」
黒子「さて、さっそく心配してるであろう木山先生や初春たちに、成果の報告の電話を――――」
ド ン ッ ――――― ! ! ! !
黒子「…………ドンッ?」
黒子「……………なんですの? 今の解体用重機ハンマーが衝突したような鈍い爆音」
黒子「……お姉さまのいる方角から聞こえましたけれど………」
黒子(そのとき、私、白井黒子は双眼鏡越しに信じられない光景を目撃いたしました)
黒子(私の聞いたあの鈍い音……)
黒子(あれは、御坂美琴お姉さまの超電磁砲が発射され、そして直撃した音でした…)
黒子(直撃したのは、走り去ろうとするあの男、上条当麻――――の、後頭部と首筋のちょうど境目あたり…)
黒子(コンクリート壁すら容易く粉砕する美琴お姉さまの超電磁砲が直撃…)
黒子(完全なる不意打ちでしたので、当然すべてを無効化する右手の力は及んでいません…)
黒子(あの大砲に類する力をモロに受け、上条当麻は膝を折り、顔面から地に沈んでいきます…)
黒子(いったいぜんたい、なにがどうなって、そうなったのやら、理解は及ばず…)
黒子(なにせ一瞬のことでしたので、この私は目をぱちくりとさせ状況を整理をしようと努めていましたところ…)
黒子(お姉さまは気絶した上条当麻を抱え上げ、韋駄天のようなスピードでいずこかへ走り去って行きました…)
黒子(声をかける暇すらなく、その出来事に呆然とするばかりの私……)
黒子(それからすぐにジャッジメントを総動員で探したのですが、その行方は掴めず…)
黒子(今もなお、御坂美琴お姉さまとあの男がどこへ消えてしまったのか、知るすべがありません…)
黒子(私の聞いたあの鈍い音……)
黒子(あれは、御坂美琴お姉さまの超電磁砲が発射され、そして直撃した音でした…)
黒子(直撃したのは、走り去ろうとするあの男、上条当麻――――の、後頭部と首筋のちょうど境目あたり…)
黒子(コンクリート壁すら容易く粉砕する美琴お姉さまの超電磁砲が直撃…)
黒子(完全なる不意打ちでしたので、当然すべてを無効化する右手の力は及んでいません…)
黒子(あの大砲に類する力をモロに受け、上条当麻は膝を折り、顔面から地に沈んでいきます…)
黒子(いったいぜんたい、なにがどうなって、そうなったのやら、理解は及ばず…)
黒子(なにせ一瞬のことでしたので、この私は目をぱちくりとさせ状況を整理をしようと努めていましたところ…)
黒子(お姉さまは気絶した上条当麻を抱え上げ、韋駄天のようなスピードでいずこかへ走り去って行きました…)
黒子(声をかける暇すらなく、その出来事に呆然とするばかりの私……)
黒子(それからすぐにジャッジメントを総動員で探したのですが、その行方は掴めず…)
黒子(今もなお、御坂美琴お姉さまとあの男がどこへ消えてしまったのか、知るすべがありません…)
超電磁砲まともに食らって気絶しただけとか、
上条さんマジぱねぇ
上条さんマジぱねぇ
>>534
俺はくまがある今のはるみんの方が好きだぜ!
俺はくまがある今のはるみんの方が好きだぜ!
>>540
ですよねー
ですよねー
――――美琴が上条を襲った同時刻・上条部屋
木山「しかし、あれだけたくさんあった部屋の備品が、すっかり少なくなってしまったな…」
木山「きっと、見舞いに来た連中が盗んでいったのだろうが…」
木山「私の分も少しはとっておいてほしかった…」
木山「まあ、自分の分はまた増産すればいいか………」
木山「増産といえば、精製した上条フェロモンの投与薬が数個なくなっていたようだが…」
木山「誰かに盗まれたかな……」
木山「…………そうだ。思い出した。超電磁砲に伝え忘れたこと。あの上条フェロモンのことだ」
木山「あの投与薬は、接種すると体内に上条抗体を作り出すが、同時にある副作用があるんだった」
木山「そう……」
木山「副作用として、フェロモンの持ち主である上条当麻レベルで異性に好かれやすくなる…」
木山「差し詰め、旗立御手(フラグアッパー)と言ったところか……」
木山「伝えておくべきだったかな……」
木山「…………まあ、いいか。悪い副作用でもないし」
木山「しかし、あれだけたくさんあった部屋の備品が、すっかり少なくなってしまったな…」
木山「きっと、見舞いに来た連中が盗んでいったのだろうが…」
木山「私の分も少しはとっておいてほしかった…」
木山「まあ、自分の分はまた増産すればいいか………」
木山「増産といえば、精製した上条フェロモンの投与薬が数個なくなっていたようだが…」
木山「誰かに盗まれたかな……」
木山「…………そうだ。思い出した。超電磁砲に伝え忘れたこと。あの上条フェロモンのことだ」
木山「あの投与薬は、接種すると体内に上条抗体を作り出すが、同時にある副作用があるんだった」
木山「そう……」
木山「副作用として、フェロモンの持ち主である上条当麻レベルで異性に好かれやすくなる…」
木山「差し詰め、旗立御手(フラグアッパー)と言ったところか……」
木山「伝えておくべきだったかな……」
木山「…………まあ、いいか。悪い副作用でもないし」
――――美琴が上条さんを襲ったのと同時刻・上条当麻の部屋
インデックス「魔術書に記載があったから存在のみは知っていたその存在……」
インデックス「科学の知識がなかったから今までは欲しくても得られなかったけど……」
インデックス「やっと手中にしたんだよ、上条フェロモンから精製される幻の薬・旗立御手(フラグアッパー)!!」
インデックス「とうまのプリントグッズを盗んでいった人たちは大マヌケ!!」
インデックス「とうまと既に同棲中で、ヒロイン争い一歩リードの私には、いまさらそんなもの必要ないもんね!!」
インデックス「さてと、さっそく旗立御手(フラグアッパー)をお注射してと……」
インデックス「これでとうまのみならず、色んな男キャラとフラグを立てまくり!!」
インデックス「これまで私が空気扱いされてきたのは、単にフラグが少なかったからで……」
インデックス「フラグ乱立さえすれば、もう無存在者だなんて屈辱的な呼ばれ方されなくなるんだよ!!!」
インデックス「それにしても、とうま遅いなー。カップ麺買ったらすぐ帰って来るって言ってたのに…」
インデックス「このままじゃ、お腹が空き過ぎて餓死しちゃいそうなんだよ……」
インデックス「魔術書に記載があったから存在のみは知っていたその存在……」
インデックス「科学の知識がなかったから今までは欲しくても得られなかったけど……」
インデックス「やっと手中にしたんだよ、上条フェロモンから精製される幻の薬・旗立御手(フラグアッパー)!!」
インデックス「とうまのプリントグッズを盗んでいった人たちは大マヌケ!!」
インデックス「とうまと既に同棲中で、ヒロイン争い一歩リードの私には、いまさらそんなもの必要ないもんね!!」
インデックス「さてと、さっそく旗立御手(フラグアッパー)をお注射してと……」
インデックス「これでとうまのみならず、色んな男キャラとフラグを立てまくり!!」
インデックス「これまで私が空気扱いされてきたのは、単にフラグが少なかったからで……」
インデックス「フラグ乱立さえすれば、もう無存在者だなんて屈辱的な呼ばれ方されなくなるんだよ!!!」
インデックス「それにしても、とうま遅いなー。カップ麺買ったらすぐ帰って来るって言ってたのに…」
インデックス「このままじゃ、お腹が空き過ぎて餓死しちゃいそうなんだよ……」
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