八幡「……なんだあれ、パトカーが止まってる」

八幡「まあ俺には関係ないか……」

八幡「遅刻してクラスで目立つのだけはごめんだからな……」

八幡「急がねーと」

がちぼっち

はよ

八幡「……あれから何事もなく1年たった」

八幡「順風満帆のぼっちライフを送る俺。だがそこにひとつのアクシデントが」

八幡「……なんと奉仕部という怪しい部活動に入部させられてしまったのだ」

八幡「そこの部長がこれまた非常に気に食わない……」


八幡「というわけでもう10日ほど無断欠席」

八幡「……ぼっちは欠席を恐れない」

ああ...

ぼっちから引きこもりにランクアップかよ

部活ばっくれだけじゃないのか

ダメだ……このままだと……静ちゃんに同情セクロスで童貞卒業させられてしまう……

八幡(そろそろ先生も部活について忘れただろう……と思ったが)

平塚「比企谷、ちょっとこい」

八幡「なんすか先生……俺帰るところなんですけど」

平塚「君には確か奉仕部での奉仕を命じたはずだが？」

平塚「なぜ帰ろうとしているのかね？」

八幡「……いや、あんなの冗談でしょ？」

八幡「中学ならともかく高校で部活動強制なんてできるわけないじゃないですか」

八幡「よって俺はあそこに行く必要ありません」

平塚「た、確かにそれは正論だが……だがしかし」

八幡「いいんですよ、今のままで。俺がどうなろうと先生には関係ありませんし」

八幡(ぼっちは先生からの干渉にも挫けない)

これこそ俺の期待してたぼっちだ

体育教師「今日はテニスだ」

八幡(いつもなら壁打ちするところだが……面倒だ、バックレるか)

葉山「ヒキタニくん、どこに行くんだい？」

八幡「…………」

八幡(誰かと話すと面倒なんだよな、だからここは無視しておく)

八幡(すると次回から話しかけられずにすむ、一石二鳥)

この八幡は間違っていない

しえ

これが真のハイスペックぼっち

八幡はソロ充

八幡「今日学校か……」

八幡「面倒だし休むか」

八幡「青チャートでもやってた方が授業より三倍マシだしな」

八幡「小町ーいつもの頼むわー」

小町「まーたお兄ちゃん休むの？はいはい、小町が連絡しといてあげるね」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

小町「すいませーん、2年の比企谷なんですけど……」

小町「はい…はいそうです……宜しくお願い致します……失礼します」


ｶﾞﾁｬﾝ

小町「……どーしてこーなっちゃったんだろうね」

パトカーはなんなん？

>>17
由比ケ浜の犬がーってやつだろ
この八幡はイベントを全て回避している

八幡「青チャートでもやってた方が授業より三倍マシだしな」


本当だから困る

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

授業終了

八幡(……まだ数2かよ、もう自力で数3まで終わったっつーの)

八幡(にしても数学も真面目にやれば楽しいな……帰りに一対一でも買ってくか)


八幡「……にしてももう夏休みか」

八幡「……帰るか」

ｱｰｼ、ｺﾚｲｷﾀｲｶﾓｰ
ｲｹﾃﾙｯｼｮｰ
ｼﾞｬｱｻﾝｶｯﾃｺﾄﾃﾞ……ﾐﾝﾅﾓｲｲｶｲ？

八幡(……リア充うぜぇ)

支援

高校の数学の授業はホント糞
受験生にとってはなおさら

これで八幡は千葉大、葉山は東大なら死ねるな

ヒッキーが数学出来てる・・・

この八幡の理数系の成績はいかほどのものなのか

小町「もう夏休みもあと少しだけど……」

小町「お兄ちゃん残りの夏休みもずっと家にいるの？」

八幡「予備校に通ってるだろ」

小町「そうじゃなくて……もういいや」

小町「お兄ちゃんにキャンプ行ったり出かけたりする友達とか」

小町「ましてや花火大会に一緒に行くような可愛い女の子がいるわけないもんね……」

八幡「……俺にそんなもんができるわけねーだろ」

八幡「真のぼっちは学校じゃ喋らねーんだよ」

八幡「だから知り合いすらいない。彼女なんてもってのほかだ」

小町的にポイント高い

サブレを助けてないから結衣と接点ないのはわかるが、ということは……

小町「小町お兄ちゃんの将来が心配だよ……」

八幡「心配すんな。そこそこの企業には就職するつもりだから」

小町「そう、なら安心……ってええ！？」

小町「お兄ちゃん！専業主夫は！？」

八幡「……冗談に決まってるだろ」

八幡「……あれはなんだ……そう」

八幡「ファッションぼっちだったころの戯言だ」

八幡「ああ言っとけば誰かがツッコんでくれるからな」

八幡「昔の俺は心の何処かで誰かにかまって欲しかったんだろーよ」

小町「お兄ちゃんが擦り切れすぎてて小町涙が出てきたよ……」

わかるぞ
そこそこ一人で生活できる金を稼いで趣味に当てるんだよな

やはり俺の童貞チンポは右まがっている

優れたぼっちだな

それでも戸塚なら・・・

八幡「……夏休みも終わっちまったな」

八幡「……勉強するか」



秋

平塚「……文化祭実行委員はまだ決まらないのか？」

メガネ「希望者がいなくて……」

平塚「……なら休んでる比企谷にしておけ」

メガネ「でも……さすがに」

平塚「いいんだ、私が責任を持つ」

平塚「そもそも休んでる方が悪い。文句は言わせんよ」

これはなかなかハイスペック

>>33
奉仕部に行ってないから接点が……

パラレルワールドだな

小町ルートがいいです

>>33
壁打ちしてないからフラグなし

これはちょっと面白い展開になりそう

これぞ本当のぼっち

なんで>>1は俺の記録を書いてるの？

>>42
お前そんなにハイスペックじゃないだろ

>>42
お前は一つもイベント回避してないぞ

体育のときペアを組まされている材木座さんの登場はまだですか？

>>42
お前は美人の女教師に部活に誘われたのか、詳しく教えるんだ

これこそ俺が求めていた八幡だ

真のリアルボッチ

朝

八幡「……は？」

平塚「というわけだ。もう逃げられんぞ比企谷」

八幡「俺受験勉強で忙しいんですけど」

八幡「……なので今からでも取り消してもらえませんか？」

平塚「無理だな。すでにこれは正式に職員会議で決定されている」

八幡「そうですか……ならいいっす」

八幡(バックレるか……いやそうしよう)

平塚「そういってまた休むつもりか？」

八幡「……そ、そうですけど何か？」

八幡(春より甘くない……面倒だ)

平塚「やはりか……君の考えはもうお見通しだ」

おかしい
この静ちゃんは優しすぎる