元スレレッド「チャンピオン…飽きたな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×7
301 = 186 :
ちょっと今書き溜めてます
302 = 224 :
待ちくたびれたけど支援
303 :
ワタルかっけぇな
304 :
しえーん
実際カリンってなんでカリンなんだろうな
キクコとどこが・・・ウェーブ髪か!
孫とかかなあ
305 = 266 :
チンカスもしもしが皆様に多大な迷惑をお掛けしました。
申し訳ありません。
306 :
追いついた
ジョインジョイントキィに笑った
307 :
今更だけど>>1はニコ動好き?
308 = 295 :
余所でやれよニコ厨
310 :
うわぁ
311 = 221 :
神秘の守りよりカゴの実にしておけばよかったのに
312 = 170 :
これだから週末は
支援
313 = 250 :
>>311
眠たくなっても大丈夫だね!
314 = 303 :
カゴじゃなくてキーね、別に気にしないけど
315 :
>>311
混乱してるんだね
キーの実をもっていたほうがいい
316 :
>>311
君は苦い木の実を持っとくべきだ
317 = 186 :
ワタル「テレポートか…他の奴らも逃げたか」
イブキ「あ、あの…」
ワタル「君は…」
イブキ「フスベのジムリーダーの、イブキと申します!お会い出来て光栄です!」
ワタル「ン、君はドラゴン使いか?」
イブキ「は、はい!」
ワタル「…一つ聞きたいのだが、ミニリュウはどれだけ捕られてしまったのだ?」
イブキ「え?…正確な数は分かりませんけど、でも相当な数が」
ワタル「そうか…フスベに戻ろう。町も占拠されているかもしれん。協力はしてくれるな?」
イブキ「は、はい!喜んで!」
ワタル「さて…」
イツキ「ワタル!貴様をそこから出させはせん!!」
318 = 186 :
ワタル「貴様、まだいたのか!」
イツキ「これで終わりではないと言っただろう!フスベは占拠した!住民は人質にとってある!」
ワタル「ぐっ、あの野郎っ」
イブキ「なんてこと…」
イツキ「おっと穴から出るなよ?貴様が穴から出たら、住民がどうなっても、僕は知らんぞ!?」
ワタル「貴様、恥ずかしくないのか!?」
イツキ「僕は今までの人生で、かくだけの恥はかいてきた!!今更、どうということはない!!」
ワタル「なんて奴だ…」
イツキ「せいぜい穴の中で余生を楽しむがいい!!ハハハハハハハハ!!」
ワタル「戻ろう…」
イブキ「え?」
ワタル「俺にはどうすることもできん」
イツキ「戻ったか…首尾は?」
幹部「問題ありません。小さな町であったのが、幸いしましたな」
イツキ「よろしい…フフフ」
319 = 186 :
―――龍の祠
ワタル「…イブキといったか、君はフスベ生まれか?」
イブキ「は、はい。生まれも育ちもここです」
ワタル「俺も、出身はここさ」
イブキ「貴方は、フスベの誇りです」
ワタル「今となっては何もできんが。…長老は、元気なのか?」
イブキ「元気ですよ。長老は、私の祖父でもあります」
ワタル「それは本当か?」
イブキ「え、ええ」
ワタル「じゃあ君は、俺の従兄妹になるのか」
イブキ「それ、本当なんですか?」
ワタル「そうだ…こんな時に、肉親に会えるとは…」
イブキ「…兄と呼んで、よろしいでしょうか?」
ワタル「そうだな…余生を肉親と過ごせることを、責めてもの慰みであると思う他ないということか…」
イブキ「そんな…そんなのって…」
321 = 186 :
ワタル「ン?」
ミニリュウ「…」スリスリ
イブキ「あ、よしよし」
ワタル「好かれているのだな」
イブキ「修行時代は、嫌というほどここに来ましたからね」
ワタル「…俺も昔は、よくここで修行したものだ」
イブキ「…」
ワタル「物心つく頃には、すでにここにいた気がする。その時は、長老達の目を盗んで、そうやってミニリュウとよく遊んだものだ」
イブキ「…」
ワタル「ここでミニリュウと遊ぶことが、修行時代の俺の唯一の慰めだった。大抵はばれていて、町に帰れば、折檻を食らうのだがな」
イブキ「フフッ、私も同じでした」
ワタル「もう何歳の頃か忘れたが、結局俺はフスベから出ないまま、カントーの、クチバの港に放り出された」
ワタル「カントーにはセキエイがあるから、長老達は厳しい所だと判断したのだろう。武者修行のつもりだったと思っている」
323 = 186 :
イブキ「カントーでは、どうだったんですか?」
ワタル「ミニリュウ一匹以外何もない状態だったからな。生きていけるかどうかも怪しかったよ。何度もフスベに帰ろうとしたさ」
イブキ「…」
ワタル「だが、厳しいが自由にやっていけるカントーが、フスベよりもマシだと思う部分もあってね…そういうのもあって、必死に生きたのかもしれない」
ワタル「最初のミニリュウがハクリューになった時、生きてきてよかったって、初めて思えたんだ。…そいつはカイリューになって、今も相棒をやってくれている」
イブキ「…」
ワタル「その後、四天王になって、結局ここには帰ってこなかった…」
ミニリュウ「…」
ワタル「…ここのミニリュウは、あの時のように、俺のことを、好いてはくれないのだろうか?」
イブキ「…ミニリュウがワタル兄さんを慕わないのは、兄さんが今、生きる気力を失ってしまってるからだと思います」
ワタル「イブキ…」
324 = 186 :
ワタル「イブキ…」
イブキ「ここのミニリュウは、フスベの人達に希望を与える存在です。でも、希望だって、生きてこそのものです」
イブキ「兄さんとずっと一緒だった相棒だって、きっと生きたいと思っているハズです!」
ワタル「しかし、こんな状態では」
イブキ「兄さんは、ミニリュウ一匹でカントーを生き抜いたんでしょう?この苦境だって、乗り越えられるハズです!」
ワタル「…」
イブキ「私も出来る限り、力を貸しますから」
ワタル「そうだな…生きるのを諦めちゃ、何も出来なくなっちまう。イブキ、俺はいい肉親を持ったようだ」
イブキ「私だって、生きたいですから!」
ワタル「そうだな」
ミニリュウ「…」
ワタル「フフ、こいつも生きたいそうだ。よし、皆生き延びるぞ!」
イブキ「はい!」
325 = 186 :
―――フスベシティ
レッド「まさか僕達まで捕まってしまうとは…」
カリン「ミイラとりがミイラっていうのは、こういうことなのね…」
レッド「住民を人質に捕られちゃ…」
カリン「イツキ君、こんなことまで…」
レッド「…でも、なんとかなりますよ」
カリン「…何かしたの?」
レッド「まぁ見ててください」
団員「ポケモンセンター周辺、問題ありません」
幹部「よろしい」
団員「フレンドリィショップ、周h…オゥッ」ドサッ
幹部「な、何がウワッ」ドサッ
イツキ「な、何がどうなってるんだ!?」
団員「そ、それが、皆突然倒れウオッ」ドサッ
326 = 186 :
イツキ「くそ!一体何が!」
幹部「か、かなりの数の兵が倒れております!原因はいまだウワッ」ドサッ
団員「あ!あいつだ!!あのピカチュウだ!!」
ピカチュウ「ナギッナギッナギッ」
幹部「ええい!!追え!追え!」
ピカチュウ「ナギッナギッナギッ」
イツキ「なっ、貴様ら、人質の確保を!!ええい!完璧な作戦にならんとは!」
レッド「よし、うまく混乱してくれた」
イツキ「あ、アイツだな!?どこまでも忌々しい奴!貴様だけでも!あいつを確保しろ!」
団員「仕掛けたといっても捕縄されているじゃないか!観念しろ!」
レッド「どうかな?」スルッ
団員「何!?」
327 = 186 :
レッド「ポケモンを出すんだから、予め切ってもらうぐらいはするさ!あ、カリンさん、解けてますよ」
カリン「あ、ホント」スルッ
団員「このおおおおおおお!!」
レッド「カメックス、波乗り!!」
カメックス「ダムケッカイ!!」
団員「ギャアアアアアアアアアアア!!!」
ワタル「何やら外が騒がしいな」
イブキ「一体何が、ああっ!!」
ワタル「こ、こいつは!!あ、あれはレッド!!」
レッド「あ、ワタルさん!無事で良かった!もう住民も大丈夫です!」
ワタル「し、しかしこれは一体、何をしたんだ!?」
レッド「あとで話します。今はこいつらを!」
ワタル「そ、そうだな!よし、イブキ、行こう!」
イブキ「ええ、兄さん!」
328 = 310 :
AC北斗好きだなwww
329 = 186 :
研究員「…撤退した方がよろしいのでは?」
イツキ「何故だ!何故勝てない!」
研究員「…イツキさん、私は先に行きますが?」
イツキ「クッ、撤退だ!!エンジュに退くぞ!!」
幹部「りょ、了解です!!」
団員「ああ、待って…!」
330 = 303 :
ダムケッカイ吹いたwwwwww
331 = 246 :
連投規制…
332 :
のんびり待とうじゃないか
333 :
まったり
334 = 303 :
最近寒いな
お茶でも飲むか
336 :
いただきますね
338 = 303 :
じゃあ右から5番目を
339 = 304 :
みつからなかった
とおくに はんのう!
341 = 199 :
ポケモンの鳴き声が最高だな
342 :
社長茶が襲ってくる
343 = 342 :
アイマススレと誤爆したorz
344 :
鳴き声がシュールすぎる
345 = 172 :
眠い
346 :
いいんだけどイブキの態度にもやもやする
347 = 186 :
イブキ「皆さん、ありがとうございます。皆さんがいなければ、フスベはどうなっていたか…」
レッド「いえ、皆さんが無事で何よりです」
カリン「あ、そうだ、レッド君。あいつらがどんどん倒れていったあれ、どうやったの?」
ワタル「俺も聞きたいな」
レッド「ピカチュウに、団員に電磁波を仕掛けて回らせたんです。移動は全部高速移動で…あとは影分身でかく乱です」
イブキ「へぇ…」
ワタル「見事だ」
レッド「PPが尽きるまでにあいつらが混乱してくれるかどうかが、賭けでした。今回は上手く行ってくれたみたいですが…」
ワタル「いや、正直助かった。君たちが来てくれなければ、どうなっていたか…追ってきてくれたことには、感謝せねばならんな」
イブキ「兄さんはいい仲間を持ったようで、私も嬉しいです!」
レッド「兄さん?」
カリン「え?ワタルさんの妹!?」
ワタル「ハハハ、従妹だよ。今日初めて会ったわけだが」
348 = 186 :
レッド「でも、肉親に会えて良かったじゃないですか?」
カリン「そうですね…もしかしたら、死ぬまで会えなかったかもしれませんし」
ワタル「そうだな…イブキ」
イブキ「はい」
ワタル「フスベは、任せていいな?」
イブキ「はい…兄さんは、フスベの誇りでもあるけど、私の誇りでもあります」
ワタル「…イブキ、強くなれ。俺が誇りに思えるドラゴン使いに、お前ならなれる」
イブキ「はい!」
ワタル「じゃあ、行くぞ」
イブキ「気をつけて」
350 = 186 :
ワタル「ああ。…今度こそ行き先はエンジュだ!プテラ!」
カリン「ヤミカラス!」
レッド「リザードン、頼む!」
ワタル「出発!」
イブキ「…行っちゃった」
レッド「そういえばワタルさんって、ジョウトの出身だったんですね」
ワタル「そうなるな」
カリン「フフッ、これだけジョウトのことを知らないジョウト出身も、珍しいですよ?」
ワタル「…そう、だろうな」
イブキ「兄さん…私、強くなります…!」
みんなの評価 : ★★★×7
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