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    元スレレッド「チャンピオン…飽きたな」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×7
    タグ : - エリカ + - シゲル + - シロナ + - ナツメ + - ポケットモンスター + - ポケモン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ワタル「なんて言った?」

    レッド「もう一年は、挑戦を受けていません」

    ワタル「そういう意味では退屈かもしれんな」

    レッド「大体のトレーナーはあなた達を突破出来ませんからね」

    ワタル「そりゃそうだ。そうでなければ、何の為の四天王だか分からん」

    レッド「そう、ですね。そう思います」

    ワタル「…これはまた後で言おうと思っていたのだが、退屈だというのなら今話そう」

    4 = 1 :

    レッド「なんなんです?」

    ワタル「ン、カンナとキクコさんな、引退することになった」

    レッド「そうですか…しかし、理由は聞きたいです」

    ワタル「元から言うつもりではいた。…まずキクコさんなんだが、彼女はもう老齢だ。本人は、否定するのだが」

    レッド「分かります。同期とかいうオーキド博士は、僕がトレーナーを始める頃には引退していました」

    ワタル「うん、でな、カンナなんだが、彼女な、結婚することになった」

    レッド「…どういうことです?」

    ワタル「カンナの結婚が、信じられないとでも?」

    レッド「そういうことを言っているんじゃありません!」

    5 = 1 :

    ワタル「ハハハ、分かっている。つまりな、四天王とチャンピオンは、ほぼいつもセキエイに居なければならんから、家庭を持つ場合、それではいろいろ不都合というものがあるのだ」

    レッド「…分かる話です。結婚が引退の理由になるっていうのも、納得は出来ました」

    ワタル「それでこそチャンピオンだ」

    レッド「欠員はどうするんです?」

    ワタル「それなんだがな…、一人はもうめぼしいのがいるのだが」

    レッド「早いですね。誰なんです?」

    6 = 1 :

    ワタル「この前、俺の所まで進んだトレーナーがいただろ?カリンとかいったか、キクコさんの最後の対戦相手になった…」

    レッド「ああ、悪タイプとかいう新しい属性を使ったらしいトレーナーですか」

    ワタル「うん、相性的なものもあるが、キクコさんはその黒星で、衰えを感じたらしい」

    レッド「いいんじゃないですか?その人で」

    ワタル「ン、君の承認があれば、後は話が早い。あとは実力をその目で見て、決めてもらうだけだ」

    レッド「え?キクコさんには勝ったんでしょ?ならそれでいいじゃないですか?」

    ワタル「形式的なことだ」

    レッド「はあ…分かりました」

    7 :

    カリンとイツキが仲間になる裏話か?

    期待

    8 :

    始まったばっかで終わりかよ

    9 = 1 :

    携帯からなんで遅くなっちまう、すまない

    ワタル「あと一人が問題なんだが…チャンピオン、誰か心当たりは」

    レッド「ないです。あとそのチャンピオンっていうの、やめてくれませんか?」

    ワタル「ン、四天王も長いからな、そう呼ぶ癖が抜けずにいる」

    レッド「もう好きに呼んでください…」

    ワタル「…本当はグリーン君に頼みたかったのだがな」

    レッド「トキワのジムリーダーですからね、彼」

    ワタル「一瞬とはいえチャンピオンだったから、実力的には適任なのだが…」

    レッド「残念な話です」

    ワタル「ライバルではないのか?」

    レッド「向こうが一方的にそう思ってるだけです。トレーナーとしての実力は、拮抗はしてましたが」

    ワタル「しかし困ったな…」

    10 = 1 :

    レッド「とりあえずさっきのカリンさんとかいうトレーナーの実力を見て、それからまた、探せばいいんじゃないですか?」
    ワタル「そうだな…しばらくリーグも閉じねばならんか」

    カリン「この度は四天王の候補に選んで頂き、感激の極みです。本日はよろしくお願いします」

    レッド(綺麗な人だな…)

    ワタル「そう固くなることはない。では早速ではあるが実力を見せて貰おう。シバさん、よろしいか?」

    11 = 1 :

    シバ「よろしい。ではカリンさんだったか、準備はよろしいか?」

    カリン「はい」

    シバ「よし、バルキー!」

    カリン(え?前戦った時あんなのいたっけ?)

    シバ「このバルキーは育成中で、まだレベルもそれほどではない。軽く倒してみせろ」

    カリン「はい!まずは…ブラッキー、行って!」

    レッド「ポケモンにあんなのいましたっけ?」

    ワタル「新種だ。イーブイの進化系とかいう」

    レッド「なるほど…」

    13 = 1 :

    カリン「あの新種のタイプは分からないけど…モノは試し!ブラッキー、かみつけ!」

    ブラッキー「ギッ」

    バルキー「?」

    カリン「格闘タイプ!?ブラッキー戻って!」

    シバ「流石に速いな」

    ワタル「相性か」

    カリン「なら、ゲンガー、行って!」

    シバ「ゴーストタイプか!」

    カリン「ゲンガー、シャドーボール!」

    ゲンガー「ハドーケン!」

    バルキー「アベシッ!」

    シバ「ぐ、終わったか」

    14 = 1 :

    レッド「シャドーボール?」

    ワタル「ゴーストタイプの新技らしい」

    レッド(これじゃ僕が無知みたいじゃないか)

    シバ「さて、もう降参とするか」

    カリン「え?」

    シバ「キクコさんを倒した時点で実力の方は問題ないと分かっていた」

    カリン「は、はい」

    シバ「チャンピオン!承認出来るか!?」

    レッド「え?」

    ワタル「チャンピオン、決定権はあくまで君にある」

    15 :

    完結させるなら支援する

    16 :

    自分のカイリキーに性処理をさせる
    ブサイクガールスカウト

    17 = 1 :

    レッド「!…あ、はい!新四天王カリン、承認できます!」

    シバ「うむ」

    ワタル「よし、行くぞ」

    レッド「え?」

    ワタル「君の手で承認するんだ」

    レッド「は、はい!」

    レッド「えと、おめでとうございます」

    カリン「あっ有難うございます」

    ワタル「よし、今この瞬間から、君は四天王の一員だ。我々はポケモンリーグに君を歓迎する」

    カリン「は、はい!」

    シバ「君ならいい四天王になれると思う。期待しているぞ」

    ワタル「チャンピオン、何かあるか?」

    レッド「え?」

    シバ「一番聞きたいのはチャンピオンのコメントだろう」

    レッド「えと…じゃあ…僕としては、カリンさんに教えて欲しいこと、結構あるかもしれない…」

    18 = 1 :

    >>15
    とりあえず第一部完結までは書きためています

    カリン「え?」

    レッド「さっきのバトルで、悪タイプの事とか、僕自身知らなかったことが結構あったから…チャンピオンで、それはマズいなって、思ったんです」

    カリン「…」

    レッド「すみません、あんまり立派な事言えなくて」

    カリン「い、いえ、どんな立場でもそういう風に正直に言える人を、私は好きです」

    レッド「えと、じゃあ、改めてよろしく」

    カリン「はい!」

    レッド「あ、あと、僕年下ですから、敬語じゃなくても構わないです」

    カリン「じゃ、こちらからも、よろしく!」

    19 = 1 :

    ワタル「あんなコメントをするチャンピオンはなかなかいないな」

    シバ「だが、悪くない」

    ワタル「それは、俺も思います…さて」

    シバ「?」

    ワタル「カリンさん」

    カリン「はい?」

    ワタル「四天王就任直後で悪いのだが、協力してもらいたいことがある」

    カリン「私に出来ることなら」

    ワタル「実はな、四天王があと一人必要なんだ」

    カリン「はあ…」

    ワタル「で、君には俺とチャンピオンと一緒に、四天王候補を探して貰いたいと思っている」

    レッド「え?ちょっと待ってくださいよ!」

    21 = 1 :

    ワタル「何か問題でもあるのか?」

    レッド「なんで僕が行く事になってるんですか!?」

    ワタル「退屈してると言ったのは君だぞ?」

    レッド「そりゃそうですけど…」

    シバ「しかしなワタル、リーグはどうするのだ?」

    ワタル「どの道四天王は足りんからリーグは閉じねばならんでしょう?」

    シバ「それもそうだな…ならばリーグのことは任せて欲しい」

    ワタル「有難うございます。助かります」

    シバ「何、お前には何度も留守番を頼まれてるからな」

    ワタル「すみません」

    22 = 1 :

    シバ「まあせいぜい羽を伸ばして来い」

    ワタル「どうも。…で、結局チャンピオンは行かないのかい?」

    レッド「僕は行かないなんて言ってませんよ!」

    ワタル「確かに言ってはいないが」

    レッド「行きますよ!行けばいいんでしょ!」

    ワタル「よし、決まりだな。では支度してくれ」

    23 = 1 :

    レッド(ワタルさん、なんでもかんでも突然決めちまって)

    レッド「セキエイを出るのも一年ぶりか…」

    コンコン
    レッド「誰だ…開いてます」

    カリン「お邪魔しますっと」

    レッド「カ、カリンさん!?」

    カリン「どうしたの?」

    レッド「い、いや、なんでも、ないです」

    カリン「邪魔だった?」

    レッド「そんなことないです」

    カリン「なら良かった。チャンピオンの部屋、どんなのかなって」

    レッド「大したことないですよ」

    カリン「うーん…実際そうみたい」

    レッド「そうですよ」

    24 = 1 :

    カリン「あ、お茶なんて気を使わなくても」

    レッド「お時間があるならゆっくりしてってください」

    カリン「えーと、チャンピオン、出身はどこ?」

    レッド「カントーのマサラです。あ、出来ればチャンピオンって呼ぶの、止めてもらえませんか?」

    カリン「あ、努力してみる」

    レッド「カリンさん、出身は?」

    カリン「ン、ジョウトだけど」

    レッド「ジョウトですか…行ってみたいとは思っているんですが」

    カリン「四天王探しで、嫌でも行くことになるわよ」

    25 :

    レッドとカリンのペアは珍しいな

    26 = 1 :

    レッド「そうですか…あ、そうだ、悪タイプって、どういうタイプなんです?」

    カリン「そうね…最近見つかった新種のタイプなんだけど、相性がちょっと面白いのよ」

    レッド「と言いますと」

    カリン「まずエスパーに滅法強くて、全く技が通じないの。それから格闘に弱いってとこかな」

    レッド「なるほど…エスパーに強いのか…」

    カリン「あと、噛み付くって技あるじゃない?あれ、実は悪タイプの技っていうの、知ってたかしら?」

    レッド「そ、そうなんですか?」

    カリン「ちょっと前、野生のケーシィに噛み付くが妙に効くって報告があってね。それでいろいろ調べた結果分かったらしいんだけど」

    レッド「なるほど…ああ、あの新種の噛み付くの効きが悪かったのはそういうことか!」

    カリン「ブラッキーっていうのよ、イーブイから進化した時は、アタシも驚いたけど」

    27 = 1 :

    レッド「どうやればイーブイから進化するんです?」

    カリン「それが分からないのよね…バトルしてたら急に進化したから」

    レッド「イーブイがレベルアップで進化するなんてのは聞いたことがない…しかしバトルで進化したのなら」

    カリン「まあ、そのうち分かるでしょ」

    レッド「僕もイーブイは今育ててますから、いろいろ試してみようとは思います」

    カリン「うん…じゃあこっちからも、一つ聞いていい?」

    28 = 1 :

    レッド「ええ」

    カリン「チャンピオン…いや、レッド君に、ポケモンをやる上での拘りとか、そういうのって、ある?」

    レッド「拘り…ですか。特にはないです。工夫自体はいろいろしているつもりですが」

    カリン「あ、そうなの…なら、お薦めするポケモンとか」

    レッド「いえ、そういうのは、僕の口から言えることではありませんし、あまり意味のあるものでもないと思います」

    カリン「へえ…どういうこと?」

    レッド「確かに世の中には種族による強弱の判断というのはあります。しかし、そんなのはすぐに陳腐化します」

    カリン「…」

    レッド「それに第一、人の考えた強弱に従って育てて、もしそれで勝てたとしても、そんなの面白くないと思います」

    カリン「…ふうん」

    29 :

    現行ポケモンSSは遅いからこちらに期待

    30 = 1 :

    レッド「あ…なんか生意気でしたね…すいません」

    カリン「ううん、なんだか、流石チャンピオンだなって。そういう考えの人と旅が出来るのは、嬉しいよ…じゃ、アタシも準備あるから」

    レッド「あ、はい。じゃあ、旅の時はまた」

    カリン「こちらこそ」

    レッド「…」

    レッド(旅は明日…からか…)

    翌日…
    ワタル「ではシバさん、リーグを頼みます」

    シバ「どうせなら強い奴を連れてこい!」

    ワタル「分かりました!よし、カイリュー!」

    レッド「リザードン、頼むよ!」

    カリン「ヤミカラス、飛んで!」

    31 = 2 :

    強いポケモン
    弱いポケモン
    そんなの人の勝手

    という名台詞を思い出した

    32 = 1 :

    レッド「しかし、まずはどこに行くんですか?」

    ワタル「少なくともカントーはもう駄目だな…めぼしいのは四天王なりジムリーダーになっている」

    カリン「ジョウトに行ってみません?」

    レッド「カリンさんはジョウトでしたね。誰か心当たりでも?」

    カリン「そういうわけじゃないんだけどね…だけどジョウトのレベルもなかなかだと思うし」

    ワタル「しかしジョウトか…」

    レッド「何か?」

    ワタル「いや、飛んでいくには、いささか距離があると思ってな…カリンさん、カントーにはどうやって来たんだ?」

    カリン「トージョウの滝を超えて来ました。ジョウトのワカバに通じる筈です」

    ワタル「ン、カントーのどの町が、一番近いか分かるか?」

    カリン「それが…滝を超えたらすぐセキエイに直行したので…」

    ワタル「そうか…」

    カリン「すいません…」

    33 = 1 :

    ワタル「いや、気にすることはない」

    レッド「なら、まずマサラに行きませんか?オーキド博士なら、分かるかもしれません」

    ワタル「オーキド博士といえば、ポケモン学者の権威とかいう…」

    カリン「レッド君、知り合いなの?」

    レッド「旅に出る時、この図鑑を押し付けられまして」

    カリン「ああ、ポケモン図鑑か」

    ワタル「期待されたもんだな、君も」

    レッド「途中から、そっちのけでしたけどね…」

    ワタル「ハハハ、今は何種類捕まえたんだ?」

    レッド「えと…137…でしょうか」

    ワタル「な、なんだって!?」

    カリン「137!?」

    34 = 1 :

    レッド「ど、どうしました?」

    ワタル「…いや、チャンピオンは伊達ではないと、改めて思ってな…」

    カリン「凄い…」

    レッド「はあ…あ、マサラに着きました、降りましょう」


    --マサラタウン

    ナナミ「あれは…カイリューにリザードンに…あのカラスちゃんは分からないけど」

    グリーン「姉さん何が…ポケモン?…まさか!」

    レッド「皆さんいますか?」

    ワタル「いるぞ」

    カリン「大丈夫」

    グリーン「やはり…おいレッド!久しぶりだな!」

    レッド「…グリーンか、お前に用はないんだが…」

    グリーン「どうせ爺さんに用なんだろうが、俺を前にして素通りは許さんぞ!」

    35 :

    出来れば明日の夜まで
    保守して欲しいな

    37 = 29 :

    14匹だけまだか
    御三家の内2匹で6匹
    鳥とミュウツーミュウで5
    後3匹?
    まぁ御三家は手にいれてるかもしれんが

    38 = 1 :

    ナナミ「グリーン!やめなさい!レッド君困ってるでしょ!?」

    グリーン「ライバル同士の対面だ!止めて貰っては困る!」

    レッド「お前、ジムはいいのか…」

    ナナミ「そうよグリーン!いつもジム空けて!レッド君もっと言ってあげて!」

    グリーン「誰も入門させてないから、空けても問題ない!」

    ワタル「取り込み中の所済まないのだが、我々はオーキド博士に会いたいのだ」

    グリーン「四天王か!だが俺はレッドに…」

    カリン「みっともない…」

    39 = 1 :

    グリーン「何!?お前はなんだ!」

    カリン「新しく四天王になったカリンっていう。男がそんなにはしゃいじゃって、恥ずかしくないの?」

    グリーン「はしゃいでなどいない!」

    カリン「そう…まあ、あなたがレッド君のことを好きなのは分かるけど、人には都合というものもあるのよ?」

    グリーン「な、俺がレッドを…だと!?」

    カリン「アタシにはそう見える」

    グリーン「む…」

    カリン「オーキド博士に、合わせてくれる?」

    グリーン「チィッ…勝手にしろ」

    ワタル「済まんな」

    レッド(カリンさん…あのグリーンを…なんて人だ…)

    40 :

    >37
    化石もだな

    41 :

    >>37
    ゼニガメ フシギダネで6
    かせきの片割れ で2
    イーブイで3(育ててる=進化させてない)
    ミュウ
    後は分からん。

    42 = 1 :

    -研究所

    助手「博士、博士に会いたいとう人が」

    オーキド「ン…今手が離せん…適当に…」

    助手「レッド君ですが」

    オーキド「…レッド君か!なら通してくれ!」

    助手「はあ、分かりました」


    レッド「お久しぶりです」

    オーキド「おおっ、よく来たの!まずは図鑑を…」

    レッド「ええ、お願いします」

    オーキド「ふむぅ…137…よく集めたものじゃ…レッド君に頼んで良かったよ」

    レッド「どうも」

    43 = 1 :

    ワタル「オーキド博士、お会い出来て光栄です」

    オーキド「ああ、君は四天王でドラゴン使いとかいう…」

    ワタル「ワタルです。で、こちらが…」

    カリン「新しく四天王に就任させて頂いたカリンと申します」

    オーキド「うむ、頑張ってくれ…ということは、キクコの奴は引退したのかの?」

    ワタル「ええ、本人が衰えを感じたらしく」

    オーキド「あの跳ねっ返りめ、気付くのが遅すぎるわい。まああやつらしいがの…で、何の用かの?」

    レッド「トージョウの滝とかいう所は、どこにあるのでしょうか?」

    オーキド「トージョウの滝…ジョウトに用でもあるのか?」

    レッド「ええ、ちょっと」

    オーキド「そうかトージョウ滝か…あれは、トキワから近かった気が」

    レッド「トキワですか…」

    オーキド「うむ、確か調査用の大型タウンマップがデータに…ああ、これじゃな」

    ワタル「これは…」

    カリン「カントーとジョウトが一緒に…」

    44 = 1 :

    オーキド「こやつをプリントアウトするとしよう。えーと、三枚刷ればよいのか。ポチッとな」

    レッド「有難うございます。本当に助かります」

    オーキド「何、レッド君には、図鑑で研究を助けて貰っているからの、この程度のことはせねば」

    レッド「そんな、僕はお役に立てるだけでも嬉しいです」

    オーキド「よし、刷れたぞい…そうか、レッド君はまた旅に出るのか…」

    レッド「ええ、まぁ…」

    オーキド「いや、いいんじゃよ。トレーナーの本懐は旅だと、ワシは今でも思っている。若いうちに、いろいろな所に行くのがよい」

    レッド「そう、ですか」

    オーキド「ただ、一つ頼みたい事がある」

    45 = 1 :

    レッド「僕に出来ることなら」
    オーキド「…グリーンの奴にな、たまに構ってやって欲しいのじゃ。君は迷惑かもしれんが、あやつは君をライバルだとして好いておる」

    レッド「そう、ですか…」

    オーキド「思えば小さい頃から、あやつは君の話ばかりしとったよ。内容は馬鹿にしたものばかりだったが…」

    レッド「…」

    オーキド「君との勝負事に勝った時の話をする時の嬉しそうな顔は、今でもはっきり思い出せる…」

    レッド「…」

    オーキド「だからなのか、君が殿堂入りして、あまり顔を見せんようになってから…あやつは何やら、詰まらなそうだったんじゃな」

    レッド「…」

    オーキド「寂しかったのかもしれぬ。身内だから、分かる話ではあるのだが」

    46 :

    四天王の裏話とか面白いな

    47 = 1 :

    レッド「でも、僕は」

    オーキド「まあ、ああもしつこいのは鬱陶しいと思うのが正常じゃよ。レッド君は、何も悪くない。ただ…」

    レッド「ただ…」

    オーキド「あれでも、あやつは、紛れもないワシの、ワシの可愛い孫なのじゃ。それだけは、分かってくれい…!」

    レッド「…分かりました。僕にとっても、グリーン君はライバルです。ですから、まだまだ勝負はせねばなりません」

    オーキド「そ、そうか…」

    レッド「…では、そろそろ行きます」

    オーキド「うむ、行ってこい、チャンピオン…!」

    49 = 1 :

    ワタル「トキワまで大した距離ではない。歩いていこうと思う」

    カリン「たまにはいいと思います」

    グリーン「…」

    ナナミ「いいの?またいつ会えるか、分からないのに」

    グリーン「…」

    ワタル「よし、準備もいいようだ」

    カリン「ええ!」

    レッド「では、出発しましょう!」

    グリーン「!」

    ワタル「よし、行…」

    グリーン「レッド!!」

    50 :

    市邪


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