元スレレッド「チャンピオン…飽きたな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×7
701 :
乙
所々コネタで吹くww
702 :
明日が楽しみだ
703 :
追い付いてしまった…
ポケモンの技を出すところが所々面白いw
706 :
おもれえw
707 = 703 :
ほ
710 :
11月10日午前9時をお知らせ致します。ぴっぴっ、ぽーん
714 = 671 :
ほ
716 :
追い付いた
保守
717 :
ヤマブキジムは左下のワープを毎回選べばナツメに行き着くよ
保守
718 :
ほ
719 = 718 :
ほ
721 :
ミカンまだー?
保守
723 :
エリカ可愛いよね
724 :
追いついた…ほす
725 = 665 :
―――ヤマブキシティ シルフ本社
フーディン「メキニメキニヌダラダラ~」
ゴルバット「ギャアアア」
団員1「クソッ、なんて強さ!」
ナツメ「フッ、甘いな」
団員2「クソォ!ベトベトン、毒液をぶちまけろ!!」
ベトベトン「ズビズバー」
ナツメ「不意打ちという奴か…だが!」
フーディン「ミエル!」
団員「避けた!?こちらの動きが分かるとでもいうのか!?」
ナツメ「このフーディンを舐めてもらっては困る!」
フーディン「エロイムエッサイム」
ベトベトン「ウボァー」
団員「ええい!圧倒的すぎる!!」
ナツメ「私に一矢報いたいというのであれば、もっと骨のある奴を用意することだな」
726 = 665 :
幹部「そこまでだ」
ナツメ「フッ、ぬけぬけとよくもそんな口を聞ける」
幹部「そうだな…だが、これを見ても同じ事を言えるか?」
モノマネ娘「ナツメねーちゃん…」
ナツメ「き、君は…ええい!人質を取るなど、恥ずかしいとは思わないのか!?」
幹部「生憎こっちは手段は選ばぬ主義なのでな…」
ナツメ「俗物が…」
幹部「おっと、あまり迂闊な口を聞くなよ?この子供の身柄は、あくまでもこちらにあるということを忘れるな」
ナツメ「ぐ…」
モノマネ娘「ねーちゃん…ゴメン」
ナツメ「…済まない…怖いだろうが、少し我慢してくれ…」
幹部「さて、大人しく言うことを聞いてもらおう」
ナツメ「チッ…」
727 = 665 :
―――シルフ本社 1F
レッド(また入口前の見張りが居眠りしていた…)
カリン「シルフ本社にこんな形で来ることになるなんて…どうするの?レッド君」
レッド「とりあえず上に上がっていきましょう。指令を置くとするならば、最上階の社長室です」
イツキ「急がなければ…!?」
ワタル「どうした、イツキ君」
イツキ「…いえ、なんでもありません」
ワタル「なら、君の言うとおり急ごう。時間も、そうそうあるわけではない」
イツキ「はい」
イツキ(なんだ?今の感覚は…)
―――シルフ本社 2F
ワタル「聞いたところによると、このビルには大掛かりなセキュリティシステムがあるとか」
レッド「ワープ床とカードキー式のドアロックのことですね?確かにあれは厄介ですが…」
728 :
ワープ床はなつい
729 = 665 :
カリン「ワープ床?なんなのそれ」
レッド「言葉のとおり、ワープするんです。どの床からどの床に飛ぶかっていうのは、決まっていますけどね」
ワタル「カードキーでロックされているドアというのは、これのことか?」
レッド「はい。ですが…前こんな所にあったかな…前手に入れたカードキーを試してみます」
ワタル「頼む」
レッド「シュッっと…」ピッ ブーッ
レッド「やっぱりだめか…一年以上前の代物じゃあ」
カリン「なら、ワープ床っていうのを伝っていくしかないってことになるの?」
レッド「そうなりますね…どこかでカードキーを手に入れるのが一番いいんですけど」
カリン「でも、レッド君は、ワープのパターンは、分かるわけでしょ?なら、それで社長室とかいうのにたどり着けるんじゃない?」
レッド「ワープのパターンが前と同じならですけどね…」
ワタル「変えられている可能性もないわけではないな」
レッド「そうですね…」
イツキ(なんだろう、何かが僕の意識に入り込んでくる…?)
730 = 665 :
レッド「変わっていないことを願うしかないか…進みましょう」
ワタル「うむ…」
カリン「そうね…イツキ君、行くわよ?」
イツキ(しかし、受け入れがたいものでもない…敵意ではないと考えていいかもしれない…)
カリン「イツキ君?」
イツキ「は、はい!?」
カリン「どうしたの?ボーッとしてたみたいだけど」
イツキ「い、いえ、なんでもありません…」
レッド「この所戦ってばかりだからね…疲れているのかい?」
イツキ「い、いえ、そんなことはないです」
ワタル「なら良いが、無理だけはするなよ?」
イツキ「お気遣いはしてくださらくて結構です。本当に大丈夫ですから…」
レッド「もう一つ上に行きましょう」
731 = 665 :
―――シルフ社長室
幹部「ナツメよ、ジムリーダーでもあるお前が、俺達のような組織に従わなければならない気分はどうだ?」
ナツメ「…」
幹部「なんとか言ったらどうだ?」
ナツメ「…」
幹部「屈辱で言葉も出ないか…いいだろう。要は従えばよいのだ」
ナツメ「…」
ナツメ(さっきから妙な感覚が…私と同じ能力をもった者が、ここにいるのか?)
モノマネ娘「ねーちゃん…」
ナツメ「…私は大丈夫だ。君は私より自分のことを考えてくれ」
モノマネ娘「うん」
―――シルフ本社 3F
ワタル「カイリュー、破壊光線」
カイリュー「サテライトキャノン!」
サンドパン「ギャアアアアアア!」
団員「に、逃げろ!!」
732 = 665 :
ワタル「数だけは多いようだが…」
イツキ(階を上がる度に気配が強くなる…上に何かいるのか?)
レッド「ですね…いよいよワープ床に入るわけですが…まずこれに乗りましょう」ブゥゥゥゥウン
カリン「分かったわ」ブゥゥゥゥウン
ワタル「うむ」ブゥゥゥゥゥウン
イツキ「…」ブゥゥゥウウウン
ワタル「…レッド君、ここは…」
レッド「…やはりワープのパターンも変わっていたか…」
カリン「ええ?」
イツキ(また感覚が…一体上には何が)
レッド「どこだかは、詳しくは分かりません…階は上がっているみたいですが…」
ワタル「自力で探し出していくしかないということか…」
イツキ(待てよ…もし上からだとするなら、この気配の元を追えばもしかすると…)
レッド「何度か試してみるしか…」
イツキ「レッドさん!」
733 = 665 :
レッド「どうしたんだ?」
イツキ「上に、何かいるみたいなんです。何かまでは、分かりませんけど…」
レッド「…エスパーの勘という奴か?」
イツキ「似たようなものですが、それよりは信用出来るものだと思います」
レッド「自身があるみたいだな…だけど、信じてみる価値はあるかもしれない」
カリン「シラミ潰しにワープ床を踏むよりは、いいかもしれないわね」
ワタル「ここはイツキ君の直感に従ってみよう。イツキ君、俺達は君についていこう。先導は、頼む」
イツキ「分かりました」
イツキ(この感覚が、僕達を導いてくれるものかどうかは分からないけど、でも今はやるしか…)
イツキ「…やってみるさ…」
734 :
今から読む
ほしゅ
735 = 665 :
―――社長室
ナツメ(気配が近づいている…こちらに気づいた?)
幹部「ネズミが入り込んだらしいな…」
ナツメ「…」
幹部「ネズミどもがここまでたどり着いた時には、貴様に処理をしてもらおう。逆らうまいな?」
ナツメ「…」
幹部「沈黙は同意と受け取っておこう。最も、そうする他ないであろうが…」
ナツメ(チッ、今に見ているがいい)
団員「た、大変です!」
幹部「どうした?」
団員「侵入者は、ワープ床の移動パターンを把握しているようです!恐ろしいスピードでこちらに向かってきます!」
幹部「なんだと?それが本当だとしたら、一瞬でここまでたどり着かれるぞ!ええい!ならば迎え撃つ!」
団員「了解!」
幹部「クソッ!どういうことだ!あのワープ床の構造を把握するなど、出来ないはずだ!」
736 :
>>727見てイツキに裏切りフラグが立ったのかと
737 = 665 :
カリン「ブラッキー、電光石火」
ブラッキー「ホクトウジョーダンジンケン!」
ドガース「オーガス!」
団員「う、、うわっ、強い!!」
イツキ「辿り着けた!?」
レッド「イツキ君凄いよ!本当に社長室まで来れた!」
イツキ「は、はい!」
幹部「チィッ、役立たずどもめ!」
ワタル「覚悟してもらおうか」
幹部「…ハハハ!!相変わらずよくやる!だが、今回はいつものようにはいかん!ナツメ!」
レッド「ナツメさんだって!?」
ナツメ「…」
イツキ(こ、この人…)
738 = 665 :
レッド「ナツメさん!なんで貴方が!!」
幹部「ナツメ!やれ!」
ナツメ「…フーディン…」
レッド「くそ!やるしか…!」
幹部「動くなぁ!!これが見えんのかぁ!!」
モノマネ娘「…」
ワタル「人質だと!?」
カリン「あんな子供を…!」
レッド「くそっ」
幹部「動くなと言った!この子供がどうなってもいいのか!?」
モノマネ娘「…」
イツキ「くっ…」
幹部「さて…そちらもポケモンを出してもらう。ただし、指示を出すことは許さん!!」
レッド「そんなの一方的にやられるだけじゃないか!」
ワタル「むむ…」
740 = 665 :
幹部「さぁ一人目!さっさと出ろ!そしてポケモンを出せ!」
イツキ「…僕がやります」
カリン「イツキ君!?」
イツキ「…」
ナツメ(この子…)
イツキ「ネイティオ、頼むよ」
幹部「よしナツメ!やれ!!」
ナツメ「…フーディ」
イツキ『待ってください!』
ナツメ(こ、これは、あの少年からか!?)
イツキ『貴方にはこれが聞こえるハズです!ヤマブキのジムリーダーの、ナツメさんでしょ!?』
ナツメ『少年、お前、もしや…』
イツキ『貴方と同じエスパーです。貴方だって、ロケット団なんかに好きで力を貸しているわけではないんでしょ?』
ナツメ『当たり前だ…しかし、だからどうだというのだ?この状況では、もはやどうしようもあるまい』
742 :
世紀末ニュータイプ
743 = 665 :
イツキ『僕に考えがあります。ネイティオに適当に攻撃してみせてください』
ナツメ『分かった…なるべく当てないようにしよう…しかし、君は指示を出せないのでは…』
イツキ『ネイティオには、あなたとこうやって会話しているような要領で、指示を出します。貴方は、いつでもあの人質の子を助けられるようにしてください』
ナツメ『よし、乗ろう!何をするのかは知らんが、頼むぞ!』
イツキ『ありがとうございます!』
幹部「何をしているナツメ!さっさと攻撃せんかぁ!!」
ナツメ「フーディン、サイケこうせん」
フーディン「アテナイヨーニット」
ネイティオ「トゥートゥー」
イツキ『ネイティオ、未来予知の準備をしてくれ』
ネイティオ『え?攻撃しちゃっていいの?』
イツキ『狙うのはフーディンじゃなくて、あの幹部だ。頼むよ』
ネイティオ『分かった!うまくやってみせるよ!』
744 = 665 :
ナツメ「フーディン、サイコキネシス」
フーディン「ソレテキトーニ」
ネイティオ「トゥートゥー」
幹部「ええい!俺は茶番をやれとは言っていないぞ!!」
イツキ『ネイティオ今だ!!未来予知!』
ネイティオ『グッドタイミング!準備完了さ!念力を食らえ!』
幹部「ナツメェ!!貴様本気でやグゥオォウ!!」ドォン
イツキ「ナツメさん!人質を!!」
ナツメ「あ、ああ!!」ダキッ
モノマネ娘「あ、ナツメねーちゃん」
ナツメ「ふぅ…良かった…」
モノマネ娘「ふぅ…良かった…」
ナツメ(…こんな時にまたモノマネか…大した奴だよ…)
746 = 665 :
カリン「イツキ君やるぅ!!」
レッド「凄いじゃないか!!」
ワタル(イツキ君、君ももう四天王として一人前だ!)
幹部「ハァッハァッ…クソッ、こうなれば、行け!オコリザル!!」
ナツメ「フーディン、行くぞ!」
幹部「オコリザル!!メガトンパンチ!!」
ナツメ「フーディン!金縛り!!」
フーディン「グルト」
オコリザル「ウゴケネ」
幹部「ぐっ!オコリザル、動け!オコリザル、何故動かん!!」
ナツメ「下衆が!返礼はさせてもらうぞ!!サイコキネシス!!」
フーディン「コンドハホンキダゾー」
オコリザル「グォアアアアアアアアアア!!」
幹部「ええい!覚えていやがれ!」フッ
ナツメ「逃げたか…」
747 :
幹部「落ちろ!カトンボ」
748 = 668 :
マザー2を思い出したのは俺だけじゃないはず
749 = 665 :
―――ヤマブキシティ ポケモンセンター
ナツメ「イツキとかいったな…大した役者だったよ」
イツキ「…それはどうも」
ナツメ「だが、助かった。…感謝する」
イツキ「えっ…はい」
レッド(ナツメさんが礼を?)
レッド「・・・ヤマブキのロケット団は、もう大丈夫でしょうかね?」
ワタル「大分逃げたらしいな…洞窟のポケモン達も、ジムの人達が対処してくれている。ここはもう、大丈夫だろう」
カリン「次は、どこに行きます?」
ワタル「近いのはクチバとシオンだが、両方とも今のところ目立った被害はない。となると、サファリが占拠されているセキチクか」
レッド「そうなりますね」
カリン「じゃあ、出発しましょうか?」
レッド「そうしましょう」
750 = 665 :
イツキ「ナツメさん」
ナツメ「なんだ?」
イツキ「ヤマブキは、頼みます。僕らは、もう行かなくてはなりません」
ナツメ「君のような優れたエスパーは、手元に置いておきたかったのだがな…だが、そうもいかん事情があるらしい」
イツキ「…」
ナツメ「それが分からん私ではない。イツキ、君は自分のやるべきことをやるのだ」
イツキ「はい、分かりました!」
ナツメ『力は正しいことに使えよ』
イツキ『分かっています』
ワタル「よし、出発!」
みんなの評価 : ★★★×7
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