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    元スレキョン「俺。未来から来たって言ったら笑う?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 神スレ + - キョン金田 + - シリアス + - ドラえもん + - ハルヒ + - 反転 + - 涼宮ハルヒの微笑 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 35 :

    「涼宮ハルヒにはあの時点まで願望実現能力は備わっていなかった。願望実現能力を有していたのは…」







    「アナタ」




    「え?」

    それ以外の言葉が出るわけなかった。
    だってちょっと待ってくれ。俺にはそんな大それた力があった記憶なんてないぞ。自分が書いた落書きが宇宙語になったことも、夏休みを終わらせたくないからって時間を切り取っちまったこともそんな事一つも俺の記憶にはないぞ

    452 = 106 :

    F5が壊れそうだぜ

    453 = 35 :

    「先ずメールについてから説明する」
    頭が追い付ききっていない俺を無視して長門が続ける

    「あのメールの発信源は過去から。そしてメールを送信したと思われるデバイスのデータを読み取るだけである程度の状況が把握できた」

    あぁまた100m程離された。こんなんじゃ一生追い付けないぜ

    「涼宮ハルヒの記憶とメールの発信源との情報からある結論が導き出された。アナタは朝比奈みくるらが存在する未来より更に遠い時空延長線上の世界からやって来た。人間の感覚で考えた場合1万2千年程の未来」

    長門、お前は一体なんの話をしてるんだ?言ってる事が全然分からないぞ

    「そしてその時間平面は朝比奈みくるらの時間平面上と科学力のみの視点で比較した場合、その差を分かりやすく比喩させると、およそこの惑星に置ける石器時代と現代文明程度の差が確認される。しかし」

    俺を置いてけぼりにして走り続けていた長門が一旦休憩とばかりに止まった。
    かと思いきやまた全力疾走を始める

    455 :

    wktkしすぎて眠れないぞ

    456 = 388 :

    神展開ktkr

    457 = 35 :

    「しかしその時間平面上では惑星は荒廃し、崩壊が進んでいた。
    そう。まるでアナタ達が異世界と呼称する場所と極めて近い存在。そして早急に打開策を導き出さなければならなかった。
    そこで導き出された結果は過去の改変だった。それまでの人類が行ってきた様々な事柄がその崩壊を引き起こした原因だった事は明らかであった。代表例に。戦争、資源搾取、この惑星の衛星への居住計画の失敗、そしてそれに伴うケスラーシンドロームの発生。
    尚現在、この文明で早急とされている地球温暖化問題は全くと言っていいほどこの問題との因果性は皆無」

    全然頭は追いつかんが。じゃあ最後の事柄は現代人が騒ぎすぎてるだけって事か?
    「そこは蛇足」

    スマン

    「そしてその平面上の人類は惑星の崩壊を事象ごと抹消するため。過去の人類が行ってたきた事との因果関係をねじ曲げる必要があった。そこで造られたのがアナタ」

    俺!?

    458 :

    何か反応が凄いな。これは読むしかあるまい

    459 :

    今北産業

    460 = 433 :

    >>459

    ハルヒ
    ついに
    最終回

    461 = 41 :

    >>459
    いますぐ
    >>1から
    読んで来い

    462 = 250 :

    支援
    帰ってきて一番でこのスレ開いた

    463 = 359 :

    こういう難しい文章ってどうやって考えてるんだ

    俺のボキャブラリーの中に一つもない

    464 = 35 :

    「アナタはその時代の人類が創造したデバイスを受け入れられる数少ない器だった。とても希少。
    そしてそれを身につけたアナタには過去へ行き指定された、ある場所ある時にその力を使うという任務が課せられた。
    その数108。それら全てを遂行した場合に限りその時間平面に置ける惑星の崩壊は防がれる。
    なぜなら惑星崩壊ほどの情報量を一気に書き換える事はその時代の人間にも不可能であった。しかし唯一の器であったがため無理矢理任務を命じられたアナタは3つ目の任務が終わったのち、この時間平面でいったおよそ四年前。涼宮ハルヒと出会い任務を放棄した」

    最低だな…俺。

    「この時アナタの中には願望実現105回分に相当するエネルギーの内103回分を涼宮ハルヒへと受け渡した。
    ちなみにアナタから涼宮ハルヒへとエネルギーが受け渡された際、その莫大なエネルギーによりその公園一体だけが一瞬十日分ほど過去へと遡った。
    コレが私や古泉一樹、朝比奈みくるらが口々にいった三年前の出来事。我々はこれを情報フレアと呼称した。よって、古泉らの能力が覚醒したのはその日より十日前。私が造られたのもそう。そして涼宮ハルヒの第一の願いはあの宇宙文字」

    465 = 388 :

    >>463
    だよな、勉強すれば出来るもんじゃない気がするし

    466 :

    だれか完結するまで死守まかせたっていうかお願いします

    467 = 35 :

    「なんで、全部じゃなかったんだ?」
    そこで初めて口を挟んだ俺にビックリしたのか長門は五回ほど瞬きして答えた

    「アナタの中にあるデバイスにはエネルギーが空になった時点で強制的に未来へ送還するプログラムが組み込まれている。
    これは任務終了後アナタがその時代に取り残されないための措置。しかしアナタはアナタ達人間が言う所の普通を手に入れたがっていた。
    アナタは涼宮ハルヒよって感情になんらかの変化を起こし未来に帰る事を拒否する考えにいたった。よって自分の中に二回分のエネルギーを残し。アナタは願った」





    「普通が欲しいと。なにもかも忘れて普通の家族、普通の友達、普通の生活。それが欲しいと。そして今のアナタがいる」




    そこまで言った段階で長門は黙っちまった。なぜかは分からない。もしかしたら俺の顔に浮かんでる表情が余りにも混乱に満ちたものだからだったかも知れない。

    468 :

    もりあがってきた

    469 = 41 :

    それは分かったが、過去からのメール?

    470 = 148 :


    「長門…一回だけきく」

    頷く

    「全部本当なのか?」

    「そう」

    瞬間体から全ての力が失われ俺は両手を広げて仰向けに倒れた。

    「うそだろ…そんなベッタベタの設定B級映画でも少ねーぞ」
    天井を見ているんだか宙を見ているんだか自分でも分からない

    471 = 421 :

    そこは蛇足だろ

    472 :

    ラストがすごい気になる

    473 :

    >>465
    どれだけ本とか小説読んでるかだろうな

    474 = 228 :

    だからキョンは普通なのか!

    476 = 35 :

    「じゃあメールはその過去の俺が送ってきたのか?」

    「そう。過去のアナタに未来を知る事は容易。あの後涼宮ハルヒと別れたアナタは、一度自分が選んだ未来がどうなるかを確認しに来ている。
    涼宮ハルヒと再開する事も現在この様な状況に陥る事もアナタは知っていた。それでもアナタは普通を選んだ。メールの文面にあった残り日数とは、古泉一樹らが仮定した何かしらの現象が起こる。
    などといったものではなく。アナタと涼宮ハルヒが一緒に過ごせる残り日数。四年後の自分がこの状況に陥る事を知っていたアナタは、世界が終わる7日前の自分へそれを暗示させるためメールを送信した」

    つくづく古泉の推理は外れるな

    「なんでそんな事…」

    「私には分からない。が。アナタ達の心理学で計った場合恐らくそれは」

    「罪悪感」

    …………くっそ。なんてこった…今まで俺がハルヒに巻き込まれていると思ってたし、実際そうだった…でも…でも……

    477 = 398 :

    誰か文庫化してくださいお願いします

    478 = 35 :

    本当に巻き込んじまったのは俺じゃねぇか…
    俺が自分勝手にハルヒを巻き込んだ。俺が世界を終わらせた。
    それも二つも。
    遠い遠い。果てしなく遠い未来で俺が任務を終わらせると。惑星の崩壊を止めると。そう期待してる奴らも裏切った。

    「最低だな…俺は」

    「でもこの世界のみはまだ戻せる」

    あぁ、ここまで言われれば俺だってどうするのかは分かってるよ。

    そう思って体を起こした、その時だった。
    いつか朝倉に起こった現象そっくりに長門の体が半分粒子になって消し飛んだ。

    479 :

    似たガキってのは自身だったと

    480 = 213 :

    あああ俺は寝る
    明日まで残っている事を願う

    481 = 148 :

    「!?な、長門!」

    長門の瞳にはかつてないほど感情が露わに浮かんでいた。悲しい。その感情が

    「シールドの浸食率が100%を超えた。私はここまで。アナタには世話になった。世界を終わらせたのはアナタ。でも救えるのもアナタ。涼宮ハルヒは学校にいる」

    長門の体はすでに首から下はない
    「長門ぉ!俺が…俺が絶対に元に戻す!だから…だから少しだけまっててくれ!!」

    消える直前長門は確かに言った

    「ありがとう。さようなら」

    482 = 148 :

    質素ながらも多少、彩色あった長門の部屋も今はただの白黒写真のように変わってしまった
    「待ってろよ長門」
    それだけ呟いて俺は部屋を後にした

    483 = 388 :

    うおおおおおお長門があああああ

    484 = 250 :

    やっと追いついた
    これ普通に最終回でも違和感無い

    486 :

    な、ながと・・・?
    ・・・・・・ながとおおおおおおあうあああ

    487 = 35 :

    「キョン!」
    学校に着いて一目散に部室へ向かった。ハルヒが学校でいる場所つったらそこが一番可能性が高いのは俺でも分かる。
    俺を見つけられてハルヒは心底安心した表情を浮かべる

    「良かったわ…あの後急にめまいがして…気づいたら自分の部屋で、携帯もずっと圏外だし外は化物がウロウロしてるし…だから部室に来れば…そうすればキョンが来てくれるかなって思ったのよ…」

    それだけ言うとハルヒはシュンとしおらしくなって俺へ問いかけた

    「…私…私のせいなのよね全部…みくるちゃんを…古泉くんを…有希を…全部全部私の…
    「それは違う」


    自分を責めたてるハルヒを何とか制止して、俺はコレがハルヒとの最後の時間なんだと自分に言い聞かせ、頭の中でハルヒに伝えたい事を思い浮かべる
    しかし。窓の外を見ると、やはりハルヒの精神にまだ多少影響を受けるのか。校庭から続々と神人達が生まれてきている。時間は少ない。なら…ならば俺がハルヒに言うべき事は…

    488 = 320 :

    すごいな…まじで…

    489 = 35 :

    「ど、どうしたのよ…真剣な顔して…」

    「ハルヒ…」

    「…何?」

    「俺。未来から来たって言ったら笑うか?」

    「………もう何だって受け入れるわよ」

    「そうか。ありがとう」

    「あ、あんたが未来人だろうと異世界人だろうと…だろうと………私は……」

    「ハルヒ」

    「な、何…?」

    「好きだ」

    「……え?」

    「お前は?」

    「……す、好き…」

    「ありがとう」

    490 = 472 :

    なんか泣けてきた

    491 = 473 :

    やべぇ…涙腺決壊じゃないけど軽く涙目になってきた

    492 = 106 :

    答えはいつも私の胸に~

    493 = 35 :

    引き寄せ思い切り抱き締める。どうやらハルヒは抵抗しないでくれるみたいだ。
    外では神人が俺へと近づく。今なら分かる。
    アイツらは俺が脅威だと知っている。意志が、自我が発生している。俺に消される前にハルヒごと俺を叩き潰すつもりだ。
    でも…でもそうはさせない…!

    「ありがとうついでにに今付けてるカチューシャもらうぞ」

    「あ!ちょっと!」
    マフラーの仕返しだ

    「ハルヒ!」

    「な、何よいきなり抱き締めたり人の物とったり大声出した…!?



    俺は二度目のキスをした。今度も俺から強引に。でも、今回は閉鎖空間から抜け出すために仕方なくじゃなく。自分の意志で。

    ハルヒが好きだから

    494 :

    俺あした試験だけどこれは最後まで見届けたい

    留年か…保守か…

    495 :

    なんだこれは


    なんだこれはぁぁぁ

    496 :

    うわああああぁぁぁうああああああいぁあああ

    498 = 359 :

    12時までに終わりそうだな

    499 = 35 :

    巨人がのそのそと近づいてきやがる

    「ハルヒ。わりぃな。ここでお別れだ!」

    「…え?」

    「お前はいつか言ったな。あれは…コンピ研に勝負を挑まれた日だったかな…
    誰であろうとも自分自身と等価交換できるモノなんか、この世のどこを探しても見つかりはしない!ってな…」

    でも…でもな…ハルヒ。俺には…俺にはそれが見つかっちまったんだよ

    「お前と過ごせた一年間はマジで死ぬほど面白かった!
    今気づいたよ。俺はゴミ捨て場で初めて会った時からお前に惚れちまってたんだよ!
    帰らなきゃいけなかったのに一年があっというまに過ぎた。お前たちといるのがあんまりにも楽しくてな。
    本当に悪い!もう一度でいいからお前の浴衣姿…見たかった!」

    神人はもう旧館の目と鼻の先まで来ている。部室のなか全体が神人の青白い光に埋め尽くされ、奴が腕を振りかぶったのが見えた。旧館ごと叩き潰す気だ

    「え!?ちょ、ちょっとキョン!どういう事よ!?」


    部室の天井…いや、天に向かって俺は自分の力の全てを注いで叫んだ

    500 = 320 :

    >>494
    寝ろよ


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