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    元スレキョン「俺。未来から来たって言ったら笑う?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 神スレ + - キョン金田 + - シリアス + - ドラえもん + - ハルヒ + - 反転 + - 涼宮ハルヒの微笑 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 41 :

    >>250
    気が向いたら

    252 = 35 :

    >>250
    9時からペース上げて12時ぐらいに投下し終える予定です

    253 :

    やっと追いついた・・・

    支援

    254 = 41 :

    そんなにかかるのか・・・・

    255 = 35 :

    「長門はシャワーどうする?」
    昨日も浴びていないが、お前は普段風呂に入ったりするのか?いや、いやらしい意味はない。気になっただけだ
    やはり長門は首を横に振ると。コンビニ袋を机に置き、椅子の上に座りいつも通り本を開いた。

    「暇になっちまったな」
    いや、平和にの間違いだった

    「フフ、やはり涼宮さんがいないと。物足りないみたいですね。どうです?一局」

    256 = 35 :

    俺が頷く前に古泉は将棋盤を棚から引っ張り出し、机に置いた。どんだけやりたいだ、お前。
    特に断る理由もなかったので、そのまま一局打つことにして長門の隣に腰かける。

    「あ、そう言えば先ほど機関から連絡がありましてね」

    ジャラジャラと駒を盤上に出しながら古泉が呟いた。

    「どうやら先程、この付近から涼宮さんが力を使った痕跡が検出されたようです」

    257 :

    おもしろい

    258 :

    吸うってより「啜る」だな

    支援

    259 = 35 :

    そうサラッと言ってのける古泉の顔に不安の色はない。
    「というか。お前ら、ハルヒが能力を使ったかどうかなんて知る手段あったのかよ」
    だったら最初から言えってんだ。ったくどいつもコイツもよ
    「最近、機関の研究により開発されたのですが。要は我々が閉鎖空間を感知できる能力の応用ですよ。使われる力がごくごく小さな時の場合に限り、検知できる装置なんです。
    例えば、あなたが買ってくる物が牛丼ならいいのにな。とかの程度ですね。世界改変や時間の切り取り、などといった、使われるエネルギーの桁が膨大なものに関しては、まだ検知出来ませんが。まぁ地震計みたいな物ですよ」

    古泉「説明しよう!」
    を最後まで聞いて、何か分かった試しは今まで一度もないが、今のは何となくなく分かった。

    261 = 35 :

    それにしても、お前の機関とやらはその内ショッカーでも量産しそうだな。
    助けてジャンパーソーン!!

    「なので、あまり心配する必要はないですよ。恐らくその程度の事ですので」

    そう笑う古泉の顔から、さっき買ったコンビニ袋に視線をスライドさせる。

    「思う壺と書いて俺と読むのかね」

    笑ってんじゃねぇよ古泉




    俺が王手をかけ、古泉がそろそろ降参ですと根をあげる頃にハルヒと朝比奈さんは部室の扉を開けた。

    262 = 127 :

    しえんぬ

    263 = 35 :

    「うぅ~寒い寒い」そう言ってまずハルヒが飛び込んで、続いて朝比奈さんが現れる。

    「あ、帰ってたんですか?ちょっと待ってて下さいね。今お茶いれますね」

    やっぱり朝比奈さんは、お帰りもありがとうも言わず、いきなりガサゴソと買ってきてやったコンビニ袋を漁る奴とは大違いだ。
    ハルヒ。お前の事だよ。


    「お!分かってるじゃないキョン!」
    そう言ってハルヒはバリバリと牛丼のビニールを破った

    「あ、でも温泉卵じゃなくて茹で卵が良かったわ」
    善意のオプションにケチつけやがったコイツ。

    まぁキョンにしてはやるじゃない。それを食前最後の言葉にハルヒはモグモグと食べることのみに集中した。やっぱりお前も腹減ってたんだな

    264 = 35 :

    その日は昨日の寝不足もあったせいか、ハルヒも11時頃には床についてくれた。寝る前のハルヒによる明日の撮影の説明を聞くと、なんと今作ではハルヒも出演するらしい。もちろん悪役で。
    しかし、そこは俺の布団なんだがな。仕方ないのでハルヒの布団で寝るとする。

    「ちょっとトイレ行ってくるわ」
    布団を敷き直し、寝る前にトイレでも行っとくかなと俺は部室を後にした。昨日も思ったが夜の学校というのは高校生になっても些か不気味に感じるものだな。
    用を済ましSOS団のアジトへと続く暗い廊下を歩いていると不意に後ろに、何かの気配を感じた。
    「キョンくん」

    振り返ると同時に、その気配の主が声を発する。

    265 :

    しえーん

    267 = 41 :

    キョン君は朝比奈さんだな

    268 :

    あしゃくら

    269 :

    ちゅるや
    たちゃばな

    270 = 35 :

    「あ、朝比奈さん…」

    朝比奈さん(大)だった。
    お久しぶりですと軽く会釈する朝比奈さん(大)に俺は少々戸惑いながら挨拶を返す。
    「どうしたんですか?こんな夜中に」

    まぁ朝比奈さん(大)に時間もへったくれもないのだが

    「私はキョンくんにあることを伝えるために来ました」

    「また何かあるんですか…」

    朝比奈さん(大)には悪いが、この人が現れて何か起こらなかった試しはない…

    271 = 35 :

    まぁ朝比奈さん(大)は助言しに来てくれてるだけで、諸悪の根源は全部ハルヒなんだけどな

    「で、今回はどんな既定事項を満たさなければならないんでしょうか?」
    もうヤケだ。こうなったらロープレでもやる感覚でやってやる。
    そう勝手に意気込んだ俺に予想外の返答が返ってきた
    「分からないんです…」

    ………………はい?今、分からないと…
    じゃあ朝比奈さん(大)は何しにここへ。
    「今から2日後あなた達に何かが起きます。それをあなたに伝えるために来ました」

    272 = 269 :

    豚バラカレーはうまいのかしえん

    273 = 35 :

    先程までのにこやかな顔から一転して朝比奈さん(大)の顔から笑みは消えた。何かってどゆことですか。

    「率直に言うと今から2日後のあなた達の未来。つまり私達にとっての過去が未来からは観測出来ないんです。【出来なくなった】のではなく【元から出来ない】んです」

    「え?それっておかしくないですか?」
    だって朝比奈さん(小)はこれから、その『何か』を経験する筈なんですよね?

    「それは分かりません…現に私の時間平面では2日後も何事もなく、部室でメイドさんの格好をしてお茶を淹れてました。でも…」

    そう言うと今度は泣きそうな顔になり

    274 = 106 :

    わっふるわっふる

    できたてワッフル喰いてぇ

    275 = 35 :

    「でも…それは、この時間平面とは違うんです…こんな事、他の時間平面上じゃ絶対にありえません。私達にも何が起こるか分からないんです…だから…私……私…キョンくんが…心配で……もしかしたら…って…思って無断で…来たんです…」
    ついに泣き出してしまった。
    (小)ならともかく、この朝比奈さんが泣き出し、更に無断で過去に来る。それだけで、それがどれほどの事態なのか俺には容易に想像できる

    「泣かないで下さい朝比奈さん。あなたのせいじゃ、ありませんよ。それに俺達も2日後に何かあるのは知ってましたから」

    俺の言葉を聞いた朝比奈さんはピクリと何かに反応し、泣き顔から急にキョトンとした顔に変化した。
    「今…なんて?」

    「はい?だから泣かないで下さい、あなたのせいではないですと…」

    「違います、その後です」

    「えと、俺達も2日後に何か起きると知ってると…」

    朝比奈さんの目が見開かれる。まるで朝比奈さん(小)みたいに、え?え?なんで?と何やらあくせくしている。

    276 = 35 :

    20分ほどカレータイムをください

    277 = 216 :

    よし行ってこい

    278 = 127 :

    ハイパーカレータイム発動↓

    279 :

    ずるずるずる……

    280 :

    ↑ カレーだけじゃなくご飯も食べなさい!!!

    281 :

    もっと速くて大丈夫だろ?
    5分に一回くらいなら

    283 = 35 :

    「い、一体どうしたんですか?4日前の火曜に話したじゃないですか。メールが来たって」

    それは朝比奈さん(小)にだが。
    昔の事すぎて朝比奈さん(大)は忘れてしまったのだろうか?

    「私…私……私そんなの知らない…」

    「え?」




    朝比奈さんの目は俺の方を向いてるが焦点は完全に、俺の遥か後ろに合っていた。
    俺はそのまま何かを考え込んでいる朝比奈さんに、月曜の深夜から毎日きているメールについて説明したが、朝比奈さん(大)は完全に覚えがないらしい

    284 = 35 :

    「や、やっぱり何かが変わってるんだ…私のいた時間平面と…どうしよう…なんとかしなくちゃ…」
    そう独り言のようにぶつぶつ呟く朝比奈さん(大)は、差出人のアドレスを教えて下さいと俺に迫り。開いた携帯にパッと目を通すとすぐに、有り難うございますと俺に返還した。
    今の一瞬で覚えたのか…

    「それじゃあキョンくん。私はやることが出来たので未来に帰りますね。キョンくんは何があっても私が守るから安心してね」

    今度はきっちり俺に焦点をあて。それじゃあねと廊下の曲がり角へ退場しながら朝比奈さんは俺に言った。

    「朝比奈さん!」

    追いかけ、角の向こうを覗くが既に朝比奈さん(大)の姿はなかった

    285 = 216 :

    しぇん

    286 = 35 :

    俺の顔がよほど暗かったのか。部室に戻った俺に古泉が心配そうに問いかける
    「随分と長かったですね。大丈夫ですか?」

    「大丈夫だ。悪かったな」

    適当にはぐらかし、俺はハルヒの横でスヤスヤと眠る朝比奈さんを見つめながら、心の中で言った


    「朝比奈さん。無茶しないで下さいよ…」



    その夜またあの夢を見た。この前と殆同じだったが後ろの女性の声が、いやに近づいている気がした。でも振り返る前にまた俺はハルヒの奴に呼び止められるんだなこれが。

    287 = 35 :

    翌朝も携帯を開くと案の定、差出人不明のメールが来ていた。
    残り2日か…

    朝比奈さん(大)のあのリアクションを見る限り。俺達はどうやら、このメールを楽観視しすぎていたらしい。今頃になって俺は若干焦りを覚え、背中に嫌な汗を感じる。
    一体送り主は誰なんだ…

    そうこう考えている内に俺達は、昨日の廃工場まで来ていた。

    どうやらハルヒは本気で今作に出演する気なようで。ドラキュラの衣装に身を包んでいる。こんにちはあららぎくん

    「さぁ!最終日なんだからバシバシいくわよ!」
    日曜の朝ぐらい寝ていたかったぞハルヒ。

    そう心の中でだけ悪態をつきながらも、撮影自体は順調に進んでいった。

    289 = 106 :

    アドレスないんぢゃなかたっけ?

    しえん!

    290 = 248 :

    ありゃりゃぎさん

    291 = 35 :

    「はいカットぉぉ!」
    工場にハルヒの絶叫が響きわたり。古泉と長門の出番の終わりを告げる。

    ちょうど昼もすぐなので俺はハルヒに昼食の調達を申し出た。
    「う~んまぁいいでしょ。有希と古泉くんよろしくね!」

    次は初のハルヒ出演シーンだ。
    どうやらハルヒは撮影が待ちきれないらしく、長門らにそれだけ言うと。
    「さぁキョン!我らが団長の初演技よ!バッチリしっかり納めないと死刑だからね!」
    指先でクルクルとオモチャの銃を回して俺にそう叫ぶ。

    292 = 35 :

    >>289
    アドレス自体はあります。誰のか不明なだけで


    皆から注文を受けた古泉は。それじゃあ行ってきますと長門を引き連れ工場をあとにした。去り際長門が一度振り返り、名残惜しそうな目でこちらを見つめて行ったが。そんなに撮影が楽しかったか、長門。


    「それじゃあ、ちゃっちゃと撮影に入るわよ!みくるちゃん!」

    「は…はい!えと、…えと。次のシーンは…」

    昨日の夜、一瞬でアドレスを覚えた朝比奈さんとは違い。朝比奈さん(小)は人差し指を下唇に付け、昨日ハルヒから説明された事を必死で思いだそうとウンウン唸っている。でもそんな朝比奈さんの方が似合ってると俺は思いますよ。

    293 = 35 :

    えーと、確か次のシーンは。
    長門有希を操っていた黒幕ハルヒ涼宮が。長門との激闘を終えた朝比奈ミクルの背後から銃でいきなり不意打ち。という、なんともハルヒらしい登場だったな。


    「じゃあ、みくるちゃん。あなたは、激闘直後の感じでハァハァしながら私に背を向けて、そこに立って。んでキョン、アンタは私達二人を真横から撮るのよ!ふふ、観客どものミクルーうしろー!って声が今にも聞こえてきそうだわ!!」
    ハルヒー精神科!精神科!

    そんな訳で、ファインダー越しに二人を覗きみる。

    お…おぉ

    294 = 244 :

    あらららぎ君

    295 = 35 :

    冬の乾いた空気を通過した太陽光が、崩れ落ちた天井の隙間からハルヒと朝比奈さんの背中を照らす。
    埃がいい具合に舞ってることもあり、ファインダー越しに見るその光景はなかなか幻想的であった。

    しかし…
    しかし…なんだこの胸騒ぎは…

    なぜか…なぜだかは分からないが、俺はその画に物凄い不気味かつ不安な感情を感じた

    予定では、俺のスタートの合図とともハルヒが朝比奈さんに向けて引き金を引く。もちろん、ただの爆竹だが

    297 = 35 :

    一抹の不安を覚えながらも。クライマックスにもってこいの瞬間を逃す訳にはいくまいと俺は、ハルヒに準備OKの合図をだす。後は「スタート」と叫ぶだけだ。

    「よし!それじゃあ、ス!……うん?」

    突然マナーモードにしていた携帯がポケットの中で暴れ回る
    カウントダウンメールは深夜来るから違うな…日曜のこの時間に送ってくるってのは谷口か国木田だな

    そう思いポケットから携帯を…
    「ちょっとキョン!!なにチンタラしてんのよ!とっとといくわよ!」

    怒られちまったじゃねーか、谷口および国木田よ

    「わかったわかった」

    298 = 35 :

    ポケットに入れかけた右手をカメラのボタンに再びかける

    「よし!次こそいくぞ!よーーーい」












    「スタート」









    299 :

    面白ぇ

    300 :

    >>290
    僕をうっかり八兵衛みたいにうんぬんかんぬん


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