私的良スレ書庫
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元スレキョン「お前、誰だ?」
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俺はとある県立の北高に通う高校1年生である。
「僕はできる!」という売れないライトノベルを読んだ事が原因かどうかは不明だが、
程なくして同じくコアな読者である鈴木はるこという少女に出会い、そして様々な無理難題、無茶振りに会う事となった。
俺は人から「キャン」と呼ばれていた。
「僕はできる!」という売れないライトノベルを読んだ事が原因かどうかは不明だが、
程なくして同じくコアな読者である鈴木はるこという少女に出会い、そして様々な無理難題、無茶振りに会う事となった。
俺は人から「キャン」と呼ばれていた。
>>451
やめろ
やめろ
>>451
やめろ
やめろ
ここ2週間ばかりキョン検索してたのに、まさか昨日来てたとは……
今から読んで来ます&>>1支援
今から読んで来ます&>>1支援
>>456
なんでお前が返事するのだ
なんでお前が返事するのだ
>>459
EDが何を言ってるんだ
EDが何を言ってるんだ
>>461
保坂“様”だろ!
保坂“様”だろ!
>>463
保坂”先輩”だろ!
保坂”先輩”だろ!
>>473
おいw
おいw
>>476
買いすぎwwwww
買いすぎwwwww
続き
「明日はゆっくり休んで」
喫茶店を出て、長門がそう言った。
その言葉は主に朝比奈さんに向けられたものだろう。
当の朝比奈さんは顔が蒼い。ちょっと心配しすぎではないだろうか。
「では、また月曜日に」
古泉が軽く手を上げ、背を向ける。
長門も歩き出し、朝比奈さんもとぼとぼと歩きだして行ってしまった。
うーん、大丈夫だろうか。
その夜。
俺は制服を着て校庭に寝ていた。
あたりは一面灰色である。
ははぁ、閉鎖空間かい。
「明日はゆっくり休んで」
喫茶店を出て、長門がそう言った。
その言葉は主に朝比奈さんに向けられたものだろう。
当の朝比奈さんは顔が蒼い。ちょっと心配しすぎではないだろうか。
「では、また月曜日に」
古泉が軽く手を上げ、背を向ける。
長門も歩き出し、朝比奈さんもとぼとぼと歩きだして行ってしまった。
うーん、大丈夫だろうか。
その夜。
俺は制服を着て校庭に寝ていた。
あたりは一面灰色である。
ははぁ、閉鎖空間かい。
>>476
なんというブタメンタワーwwwwwwwww
なんというブタメンタワーwwwwwwwww
起き上がる。
校舎から漏れる灯りで、校庭は薄明るかった。
神人は見当たらない。赤い玉も居なかった。
代わりに校庭の真ん中に人影がひとつ。
「ハルヒ」
俺が名前を呼びかけると、その人影はびくりと肩を震わせ、こちらに振り返った。
「ジョン……?なんであんたがここに、ていうかここどこなのよ」
ハルヒは光陽園学院の制服を着ていた。
黄色いリボンが暗闇に映える。
「そうか、きっと夢ね、これは夢なんだわ」
ハルヒは辺りをキョロキョロと見回し、両手を合わせてそう言った。
「ああ」
適当に肯定しておく。きっとその方が都合がいい。
校舎から漏れる灯りで、校庭は薄明るかった。
神人は見当たらない。赤い玉も居なかった。
代わりに校庭の真ん中に人影がひとつ。
「ハルヒ」
俺が名前を呼びかけると、その人影はびくりと肩を震わせ、こちらに振り返った。
「ジョン……?なんであんたがここに、ていうかここどこなのよ」
ハルヒは光陽園学院の制服を着ていた。
黄色いリボンが暗闇に映える。
「そうか、きっと夢ね、これは夢なんだわ」
ハルヒは辺りをキョロキョロと見回し、両手を合わせてそう言った。
「ああ」
適当に肯定しておく。きっとその方が都合がいい。
「夢の中だったら、いいわ」
ハルヒが一歩俺に近づく。
「ジョン」
名前を呼ばれたので、俺も一歩ハルヒに近づくことにした。
「あの時、言おうと思って言えなかったことがあるの」
「ああ」
「今言うわ」
ハルヒの瞳は俺を捕らえて離さない。
ハルヒが一歩俺に近づく。
「ジョン」
名前を呼ばれたので、俺も一歩ハルヒに近づくことにした。
「あの時、言おうと思って言えなかったことがあるの」
「ああ」
「今言うわ」
ハルヒの瞳は俺を捕らえて離さない。
「あたしの前から居なくならないで」
ハルヒがまた一歩俺に近づく。
「ジョン、戻っちゃ嫌。行かないで。ずっとあたしの側に居て」
ハルヒが俺に近づいてくる。
遂に腕を伸ばせば届く距離まで近づいた。
ハルヒの手が俺の腕を掴む。
「行かないで」
俺はこのハルヒになんて言葉を返すべきだろう。
いや、考えなくても答えはもう出ている。
「あたし、ジョンのことが」
「ハルヒ」
ハルヒの瞳が震えた。
「その続きはお前からは聞けないよ」
ハルヒがまた一歩俺に近づく。
「ジョン、戻っちゃ嫌。行かないで。ずっとあたしの側に居て」
ハルヒが俺に近づいてくる。
遂に腕を伸ばせば届く距離まで近づいた。
ハルヒの手が俺の腕を掴む。
「行かないで」
俺はこのハルヒになんて言葉を返すべきだろう。
いや、考えなくても答えはもう出ている。
「あたし、ジョンのことが」
「ハルヒ」
ハルヒの瞳が震えた。
「その続きはお前からは聞けないよ」
ハルヒの手が俺の腕を離した。
「すまん、ハルヒ」
ハルヒが一歩後ろに下がった。
「俺は戻らなくちゃならない」
その分俺がハルヒに近づいた。
「でもさ」
ハルヒの瞳はずっと俺を見つめたままだ。
ハルヒの肩を掴む。
「俺に会いたくなったら、いつでも呼んでくれよ」
ハルヒの目が大きく開いた。
「呼ばれたらすぐに来るよ、お前の所に」
「な、なんで……」
ハルヒが小さな、小さな声で呟いた。
「お前にはその力がある」
俺は前に閉鎖空間に閉じ込められたことを思い出した。
今のハルヒとは違うハルヒと、2人きりで閉じ込められた時だ。
あの時はどうやって閉鎖空間を抜け出した?
「すまん、ハルヒ」
ハルヒが一歩後ろに下がった。
「俺は戻らなくちゃならない」
その分俺がハルヒに近づいた。
「でもさ」
ハルヒの瞳はずっと俺を見つめたままだ。
ハルヒの肩を掴む。
「俺に会いたくなったら、いつでも呼んでくれよ」
ハルヒの目が大きく開いた。
「呼ばれたらすぐに来るよ、お前の所に」
「な、なんで……」
ハルヒが小さな、小さな声で呟いた。
「お前にはその力がある」
俺は前に閉鎖空間に閉じ込められたことを思い出した。
今のハルヒとは違うハルヒと、2人きりで閉じ込められた時だ。
あの時はどうやって閉鎖空間を抜け出した?
「ジョン、また会える?」
ハルヒの瞳は涙で潤んでいる。
「ああ、会えるさ」
ハルヒが小さく微笑んだ。
俺には、今のハルヒにあの時と同じことはできない。
今のハルヒはハルヒであっても、俺の求めているハルヒとは別人なんだ。
「よかった」
俺がどうするべきか頭をフル回転させていた、その最中。
校舎の灯りが全て消え、校庭を照らすものがなくなった。
真っ暗になる。
掴んでいたはずのハルヒの肩の感触が消えた。
ハルヒの瞳は涙で潤んでいる。
「ああ、会えるさ」
ハルヒが小さく微笑んだ。
俺には、今のハルヒにあの時と同じことはできない。
今のハルヒはハルヒであっても、俺の求めているハルヒとは別人なんだ。
「よかった」
俺がどうするべきか頭をフル回転させていた、その最中。
校舎の灯りが全て消え、校庭を照らすものがなくなった。
真っ暗になる。
掴んでいたはずのハルヒの肩の感触が消えた。
次には自分の部屋の自分のベッドの上に居た。
あれ?戻ってきた。
起き上がり時計をみる。2時35分。
寝よう。
ハルヒの言ったとおりあれは夢だ。そうだ夢だったんだ。
俺はまた布団に潜り込み瞼を下ろした。
あれ?戻ってきた。
起き上がり時計をみる。2時35分。
寝よう。
ハルヒの言ったとおりあれは夢だ。そうだ夢だったんだ。
俺はまた布団に潜り込み瞼を下ろした。
………
……
…
日曜日である。
昨日、長門の家で俺が元に戻る方法がなんたらを聞いた。
どうやら明日、元の世界に戻れるらしい。
明確な日時が分かってしまうとなんだか寂しさを感じてきた。
この世界に慣れてきてしまっているらしい。大分染められてしまったな、俺。
最初は頭がおかしいと思っていたあの3人組も、
今はもう前から付き合っている友人のように思える。
思い返してみるとまだ3日しか経っていないのだ。不思議なものである。
俺は今駅前で涼宮を待っているところだ。
昼飯奢りは嫌だからな。
30分前に来てみると、涼宮の姿はまだなかった。
心の中でガッツポーズをしたのは内緒だ。
……
…
日曜日である。
昨日、長門の家で俺が元に戻る方法がなんたらを聞いた。
どうやら明日、元の世界に戻れるらしい。
明確な日時が分かってしまうとなんだか寂しさを感じてきた。
この世界に慣れてきてしまっているらしい。大分染められてしまったな、俺。
最初は頭がおかしいと思っていたあの3人組も、
今はもう前から付き合っている友人のように思える。
思い返してみるとまだ3日しか経っていないのだ。不思議なものである。
俺は今駅前で涼宮を待っているところだ。
昼飯奢りは嫌だからな。
30分前に来てみると、涼宮の姿はまだなかった。
心の中でガッツポーズをしたのは内緒だ。
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