私的良スレ書庫
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元スレキョン「お前、誰だ?」
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「いきますよ、キョンくん」
「いきますよ、ジョンくん」
朝比奈さんの声がダブる。
次の瞬間、額に衝撃。
これは、想像以上に痛い。
それから一瞬だけ、体が浮いたような感覚に陥る。
目を開けた。
>>597
よくわかりませんが熱心な信者が出るほどこのssは面白いようでふね^^
よくわかりませんが熱心な信者が出るほどこのssは面白いようでふね^^
>>612
1巻全否定!?
1巻全否定!?
一番最初に目に入ったのはサイケデリックな時計。
次に朝比奈さんの心配そうなお顔。
「だ、大丈夫ですかぁ」
朝比奈さんの右隣には、俺が目を閉じている間に衣替えしたらしい古泉。
左隣には無表情の長門が立っていた。目を閉じる前とは一箇所だけ違う。
とても簡単な間違い探しを見ているようだ。
思わず笑ってしまった。
「……成功したのですか?」
古泉が心配そうな声を出した。
長門が頷く。
それから俺のほうを向き、静かに言った。
「おかえりなさい」
「……ただいま」
俺は元の世界に戻ってきた。
>>615 やめて
>>618
はい
はい
>>1時間まで合わせるとはなかなかやるな…
>>617
長門とジョンの二人だけの世界が超再生された
長門とジョンの二人だけの世界が超再生された
「キョン!記憶が戻ったのね!」
デコピンひとつで世界を跨ぐとは、思い返してみるとなんともあっけないものである。
あのあと俺は3人から三者三様の反応を受け取った。
朝比奈さんは泣きじゃくり、古泉は眉を下げて笑い、そして長門はやっぱり無表情である。
北高の制服に着替えた古泉に、入れ替わっていた間の出来事をざっと説明され
明日の朝一番に部室に集合することになった。
俺は記憶喪失扱いになっていたらしい。
その次の日。俺はいつもより30分早く家を出て、部室に向かった。
部室にはもう3人が揃ってて、笑顔で俺を迎えてくれた。
「今回はちゃんと忘れずに来てくれましたね」
「何のことだ」
「こちらの話です」
ね、と古泉は長門と朝比奈さんに微笑みかけた。朝比奈さんも笑う。
長門が軽く頷いた時、部室の扉が開いた。
「今日はみんな揃ってるわね!」
デコピンひとつで世界を跨ぐとは、思い返してみるとなんともあっけないものである。
あのあと俺は3人から三者三様の反応を受け取った。
朝比奈さんは泣きじゃくり、古泉は眉を下げて笑い、そして長門はやっぱり無表情である。
北高の制服に着替えた古泉に、入れ替わっていた間の出来事をざっと説明され
明日の朝一番に部室に集合することになった。
俺は記憶喪失扱いになっていたらしい。
その次の日。俺はいつもより30分早く家を出て、部室に向かった。
部室にはもう3人が揃ってて、笑顔で俺を迎えてくれた。
「今回はちゃんと忘れずに来てくれましたね」
「何のことだ」
「こちらの話です」
ね、と古泉は長門と朝比奈さんに微笑みかけた。朝比奈さんも笑う。
長門が軽く頷いた時、部室の扉が開いた。
「今日はみんな揃ってるわね!」
>>603
自分から初めておいて、『やめて』とは何て言うゆとりwww
自分から初めておいて、『やめて』とは何て言うゆとりwww
扉の外にはハルヒが立っていた。
何故だか懐かしい気分になる。
「おはよう、ハルヒ」
ハルヒは俺の言葉を聞き、ぱあっと目を輝かせた。
そして上記の台詞である。
しかしハルヒの顔が晴れていたのも束の間。一瞬にして曇り、
「やっぱり昨日までのことは覚えてないの?」
と言った。
なんのことだろう。
古泉の方をちらりと見ると、奴は眉を下げて首を傾げた。
俺も心の中で首を傾げてから
「あ、ああ。覚えてないかな」
「そう」
一度俯いてから、またハルヒは顔を上げた。
何故だか懐かしい気分になる。
「おはよう、ハルヒ」
ハルヒは俺の言葉を聞き、ぱあっと目を輝かせた。
そして上記の台詞である。
しかしハルヒの顔が晴れていたのも束の間。一瞬にして曇り、
「やっぱり昨日までのことは覚えてないの?」
と言った。
なんのことだろう。
古泉の方をちらりと見ると、奴は眉を下げて首を傾げた。
俺も心の中で首を傾げてから
「あ、ああ。覚えてないかな」
「そう」
一度俯いてから、またハルヒは顔を上げた。
イケメンの>>1がいると聞いて
「でもよかったわ!記憶が元に戻ったのね!」
にかっと笑い、ハルヒは腰に手を当てた。
「もう二度と忘れたりするんじゃないわよ、いいわねキョン!」
「ああ」
朝比奈さんも古泉も笑った。長門は無表情だが、少し眉が下がったように見えた。
気のせいじゃないと思う。
きっともう、向こうの世界に行くことはないだろう。
あのハルヒに呼ばれることはないと思うからな。
俺はもう用無しのはずだろ?もうひとりの俺よ、ハルヒをよろしく頼むぞ。
にかっと笑い、ハルヒは腰に手を当てた。
「もう二度と忘れたりするんじゃないわよ、いいわねキョン!」
「ああ」
朝比奈さんも古泉も笑った。長門は無表情だが、少し眉が下がったように見えた。
気のせいじゃないと思う。
きっともう、向こうの世界に行くことはないだろう。
あのハルヒに呼ばれることはないと思うからな。
俺はもう用無しのはずだろ?もうひとりの俺よ、ハルヒをよろしく頼むぞ。
「あっちの俺はどうだった」
部室から教室に向かっている最中、隣を歩いている古泉に尋ねた。
「思ったより、いつも通りでしたよ」
オセロも負けてしまいましたし、と古泉。
それはお前が弱すぎるんだよ。
「ですが涼宮さんは薄々勘付いていたようです。あなたであってあなたじゃないとね」
やっぱり閉鎖空間がたくさん発生したんだろうか。
そうだったら古泉には労いの言葉くらいかけてやらないといけないな。
「そうでもありませんでしたよ」
古泉は微笑み、
「今回はあなたをただ心配する気持ちが強かったようです」
そうか、なら安心したよ。
部室から教室に向かっている最中、隣を歩いている古泉に尋ねた。
「思ったより、いつも通りでしたよ」
オセロも負けてしまいましたし、と古泉。
それはお前が弱すぎるんだよ。
「ですが涼宮さんは薄々勘付いていたようです。あなたであってあなたじゃないとね」
やっぱり閉鎖空間がたくさん発生したんだろうか。
そうだったら古泉には労いの言葉くらいかけてやらないといけないな。
「そうでもありませんでしたよ」
古泉は微笑み、
「今回はあなたをただ心配する気持ちが強かったようです」
そうか、なら安心したよ。
「あなたも、向こうの世界の事を詳しく教えてくださいね」
ああ、放課後な。
古泉にそう言って、俺は昨日までのことを少し思い返してみた。
結構楽しかったかもしれないな。
命を狙われるようなこともなかったし、平穏だったと言えるんじゃないだろうか。
……いや、ちょっと危なかったかもしれない。
「向こうの世界の僕はどうでしたか」
古泉の言葉で、あの学ランの古泉を思い浮かべた。
「あいつもお前と変わらず」
苦労しているみたいだ、と言いかけて、やめた。
今の古泉を「苦労している」の一言で片付けていいのだろうか。
こいつも現状を割かし楽しんでいるみたいだし、相応しくないな。
あの古泉だって、結構楽しんでいるのかもしれないし。
「ハルヒの隣でニヤニヤしていたさ」
別に嘘はついていない。
「ならよかった」
そう言って古泉はまた笑った。
ああ、放課後な。
古泉にそう言って、俺は昨日までのことを少し思い返してみた。
結構楽しかったかもしれないな。
命を狙われるようなこともなかったし、平穏だったと言えるんじゃないだろうか。
……いや、ちょっと危なかったかもしれない。
「向こうの世界の僕はどうでしたか」
古泉の言葉で、あの学ランの古泉を思い浮かべた。
「あいつもお前と変わらず」
苦労しているみたいだ、と言いかけて、やめた。
今の古泉を「苦労している」の一言で片付けていいのだろうか。
こいつも現状を割かし楽しんでいるみたいだし、相応しくないな。
あの古泉だって、結構楽しんでいるのかもしれないし。
「ハルヒの隣でニヤニヤしていたさ」
別に嘘はついていない。
「ならよかった」
そう言って古泉はまた笑った。
「今頃、向こうのあなたはどうしているんでしょうね」
「そうだな」
きっと上手くやっているさ。
「あら古泉くん、自分の教室に戻らなくていいの?」
前を歩いていたハルヒが振り返った。
気がついたら俺のクラスの前まで来ていた。
すっかり話に夢中になっていたよ。
「おや、気がつきませんでした」
古泉は頭を掻いてから、
「それでは、また放課後に」
と、背中を向けて歩いていった。
「今日は放課後皆でどっかに食べに行きましょうよ」
あんたの奢りでね、とハルヒはニコニコしながら俺に言った。
「皆に心配かけた罰よ」
はいはい、分かったよ。
「今日はいい天気だしね!」
やれやれ。
「そうだな」
きっと上手くやっているさ。
「あら古泉くん、自分の教室に戻らなくていいの?」
前を歩いていたハルヒが振り返った。
気がついたら俺のクラスの前まで来ていた。
すっかり話に夢中になっていたよ。
「おや、気がつきませんでした」
古泉は頭を掻いてから、
「それでは、また放課後に」
と、背中を向けて歩いていった。
「今日は放課後皆でどっかに食べに行きましょうよ」
あんたの奢りでね、とハルヒはニコニコしながら俺に言った。
「皆に心配かけた罰よ」
はいはい、分かったよ。
「今日はいい天気だしね!」
やれやれ。
………
……
…
「キョンくん!大変です!」
朝の教室に朝比奈さんの声が響いた。
あの日、元の世界に帰ってきた俺は、
何もない文芸部室で眼鏡をかけた長門と、学ランを着た古泉、そして朝比奈さんに歓迎を受けた。
「おかえりなさい!ジョンくん……じゃなくて、キョンくん、ですね」
朝比奈さんが目に涙を溜めて俺の手を握ってくれた。
長門は眼鏡を一度持ち上げ、
笑顔が少し減ったように思える古泉からは、微笑を受け取った。
その後、古泉が涼宮に連絡を取り、そのまま喫茶店へ集合することになった。
……
…
「キョンくん!大変です!」
朝の教室に朝比奈さんの声が響いた。
あの日、元の世界に帰ってきた俺は、
何もない文芸部室で眼鏡をかけた長門と、学ランを着た古泉、そして朝比奈さんに歓迎を受けた。
「おかえりなさい!ジョンくん……じゃなくて、キョンくん、ですね」
朝比奈さんが目に涙を溜めて俺の手を握ってくれた。
長門は眼鏡を一度持ち上げ、
笑顔が少し減ったように思える古泉からは、微笑を受け取った。
その後、古泉が涼宮に連絡を取り、そのまま喫茶店へ集合することになった。
なにこの完成度
今までで最高のSSになるんじゃね?
しゃぶ☆すたを越えるか?
今までで最高のSSになるんじゃね?
しゃぶ☆すたを越えるか?
「ジョンじゃなくて、キョンな訳ね」
向こうの世界でも何度か行った喫茶店に集まり、そこでこの世界の涼宮とご対面だ。
顔はもちろん髪型やカチューシャはまったく同じだった。ただ、着ている制服が違うだけだ。
涼宮は俺を、怒っているような残念がっているような顔で眺め回した後、
やっぱり外見は同じよね、と呟いてから、
「あんたをSOS団雑用係に任命してあげるわ」
と人差し指を突き出した。
隣に座っている朝比奈さんに「おめでとうございます」と微笑みかけられた。
雑用係だぞ、おめでたいのだろうか。
兎にも角にもこうして俺もSOS団の一員となったわけだ。
活動内容は向こうの世界とほぼ同じだった。不思議を見つけること、だそう。
向こうの世界でも何度か行った喫茶店に集まり、そこでこの世界の涼宮とご対面だ。
顔はもちろん髪型やカチューシャはまったく同じだった。ただ、着ている制服が違うだけだ。
涼宮は俺を、怒っているような残念がっているような顔で眺め回した後、
やっぱり外見は同じよね、と呟いてから、
「あんたをSOS団雑用係に任命してあげるわ」
と人差し指を突き出した。
隣に座っている朝比奈さんに「おめでとうございます」と微笑みかけられた。
雑用係だぞ、おめでたいのだろうか。
兎にも角にもこうして俺もSOS団の一員となったわけだ。
活動内容は向こうの世界とほぼ同じだった。不思議を見つけること、だそう。
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