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    元スレキョン「なあ、古泉。お前、疲れないのか?」2

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - ふんもっふ + - キョン + - + - 古泉 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    751 = 342 :

    僕達が向かっているのは、もちろん文芸部の部室だった。

    扉の前に着く。

    しかし、そこを開くには多少の抵抗があった。

    古泉「……本当に、大丈夫ですか?」

    キョン「ん?ああ、ハルヒか?」

    古泉「ええ……。なにか、ワンクッション置いておいた方が――――」

    僕は不安の色を声に滲ませて、彼にそう伝える。

    しかし、彼はいたって自信満々――しかも、とても楽しそうな表情を浮かべていた。

    キョン「大丈夫だって。俺と……あと、長門の事を信じろ」

    古泉「……わかりました」

    僕は恐る恐る扉を開いた。

    753 = 384 :

    谷川さんなにしてはるんですか

    754 :

    お前らはなんで富樫が連載開始しないのかわからないのか
    やつは漫画を描けないのではなく描かないんだよ
    つまり、富樫はニート

    755 = 342 :

    扉の向こうには、去年一年ですっかり決まった定位置に座る三人がいた。

    宇宙人、未来人、そして………神と呼ばれる少女。

    古泉「……どうも皆さん、おひさしぶりです―――?」

    三人の反応を見る。長門さんは何の代わりもない。

    いつものようにちらちとこちらに視線を向けて、視線を本にさげた。

    問題は朝比奈さんと、そして涼宮さんだった。

    朝比奈さんは自分の顔の二倍はあるトレーを抱え、不安そうな目で僕を見る。

    そして……涼宮さんは顔をしかめたまま団長席から立ち上がり、つかつかとこちらに歩いてきた。

    古泉「……話とちがうじゃないですか」

    小声で彼に話しかける。

    キョン「いいから、黙って見てろ」

    彼は笑いながら答えた。

    757 = 566 :

    >>750>>754の結論が違うのは何故なんだ
    富樫が死んでいる可能性はないのか

    758 = 359 :

    おやつ の縦読みじゃなかったの?

    759 = 381 :

    俺は釣られてないからなwwwwwwwwほ、ほんとだぞwwwwwwwwハハハ・・・

    761 :

    おいおい
    やっと気づいたのか
    つられるなよwwww

    762 = 687 :

    お前らはなんで二期が放送開始しないのかわからないのか
    京アニは二期を放送出来しないのではなく放送出来ないんだよ
    つまり、三時のおやつは文明堂

    763 = 569 :

    お前ら、無駄なレスするのは
    やめろよ!
    つりとかどうでもいいんだよ!

    764 = 342 :

    涼宮さんは僕の目の前に立つ。

    そして訝しげに僕の顔を睨んで……おごそかに、口を開いた。

    ハルヒ「あなた………古泉、一樹君?」

    古泉「……え?古泉ですが―――」

    ハルヒ「そうじゃなくて、一樹君の方?それとも、二樹君の方?」

    古泉「………はい?」

    古泉(……ニキ?一体、なんのことだ……?)

    僕は困って、彼の方を見る。

    しかし、彼は楽しそうに笑っているばかりで何も教えてくれない。

    古泉「……すいません、涼宮さん。ちょっと久しぶりで、状況がうまく飲み込めていないのですが………」

    ハルヒ「だ!か!ら!」

    彼女は文芸部中どころか、廊下中に響き渡りそうな声で叫ぶ。

    ハルヒ「あなたが、古泉一樹の方か、弟の二樹の方かって聞いてんの!!」

    765 = 687 :

    なんてことだ
    >>1は二木ゴルフの回し者でもあったというのか…?

    766 :

    このスレあと40分でおちるぜ?

    768 :

    >>766
    それまでには終わりそう

    769 :

    >>765
    その発想は無かった

    771 :

    いっき にき みき

    772 = 342 :

    古泉(……………なんだって?)

    今度こそ本当に、混乱の極北だった。

    みくる「あの……先週までは二樹君だったんですよね?」

    古泉「え、ええ………?」

    みくる「あの、えーっと……二樹君?古泉君はいつ、帰ってらっしゃるんですか?」

    古泉「ええ……、えーっと、ですね、あのー……」

    もう、困りはてた僕は長門さんと彼を交互に見るくらいしかできなかった。

    彼はやっと、満足したのか僕の耳元でそっと囁いた。

    キョン「……長門がな、言ったんだ。今週の頭に部室で寝てたのも、昨日あんなことをしたのも、今日来なかったのも双子の弟の二樹のほうだってな」

    キョン「それで、ほんもののお前は実家にどうしても帰らなきゃいけない用があって入れ替わってる、ってな」

    ………なるほど。

    その説明で全て、合点がいった。

    古泉(だから、涼宮さんは先週僕の事を全く気にしなかったのか―――――)

    774 = 768 :

    一樹 肉桂 美樹

    775 = 724 :

    逆に古泉かわいそう…

    776 = 342 :

    ハルヒ「ねえ!どっちなの!?」

    古泉「団長。大変失礼しました!」

    ハルヒ「……?」

    僕は取り敢えず、頭をさげる。

    古泉「弟の無礼、心からお詫び申し上げます。本当にすいませんでした」

    ハルヒ「……あ!」

    みくる「……と、言うことは――――」

    顔をあげる。そして、できる限りの笑顔を浮かべた。

    古泉「一樹の方です。今週から、戻ってきました」

    ハルヒ「なんだ!それなら早く言いなさいよ、まったく。副団長失格よ?」

    みくる「ああ、本当に古泉君ですね~。良かった~」

    僕の笑顔をみて、二人とも信じたようであははと顔を合わせてわらっていた。

    ハルヒ「まったく、部長に何も言わず弟と入れ替わるなんて、団員にあるまじき行為よ!わかってる?」

    古泉「ええ。本当に、骨身にしみています」

    キョン「じゃあ、今週の探索はお前のおごりだな、古泉」

    778 = 735 :

    >>669

    古泉「本当に必要だと思われる人間は……きちんと自分も相手を必要だと思える人間なんだって、わかった」

    感動した

    779 = 342 :

    彼は意地悪く微笑み、そう言う。

    だから、僕も笑顔で答えた。

    古泉「ええ、そうですね。皆さん、本当にすいませんでした」

    僕が頭を下げると、涼宮さんはわかってるならいいけど……といって、口の先を尖らし席に戻っていった。

    その小さな横顔は……とても「神」だなんて、呼べるようなものじゃなかった。

    「ありがとうございます」と一言長門さんにはなしかけると、彼女は小さく頷くだけで本に視線をもどした。いつもどおりだ。

    朝比奈さんは楽しそうに鼻歌を歌いながらお茶を入れだした。これだって……いつもどおり。

    なのに、少し見方を変えるだけでこの部屋の色彩は随分と明るさを増した。

    鳥籠のように思っていた、木目調の部室はせまいけれど僕たちにとって小さな世界なのだ。

    僕と彼はテーブルに向き合って座り、今日プレイするゲームを選ぶ。

    どちらともなく、その種目はオセロに決まった。

    780 = 569 :

    オセロ・・・

    782 = 342 :

    いつもだったら、ゲームを決める時点で負け方をイメージしているところを……今日はどうやったら、勝てるか。

    そればかり、考えていた。

    キョン「お前、目の色違うぞ?大丈夫か?」

    古泉「ええ、もちろん。あ、今日はきっと記念日になりますよ?」

    キョン「……なんのだ?」

    古泉「今日は、白のピースを盤上に一つも残しません」

    僕が笑顔でそう言うと彼は呆れたような、嬉しいような表情をうかべ、微笑んだ。

    キョン「……やってみろよ、じゃあ」

    古泉「言われなくても」


    784 = 687 :

    パーフェクトゲームをやるってか
    大きく出たな

    てかまさか古泉が白じゃないよな?

    786 = 342 :

    ゲームの途中。

    団長席から身を乗り出した涼宮さんに声をかけられた。

    ハルヒ「ねえ、古泉君。もう実家の方の問題はいいの?」

    ハルヒ「また、二樹ってやつが来たりしない?」

    僕は意識を盤上に集中しながら……しかし、笑顔を携えて、こういうのだ。

    古泉「ええ、もうあいつは二度とこの部室に来たりしません」

    古泉「二度と来させたりしませんよ」と。

    これには根拠もある。確信も、あった。

    だって、そうだろう?

    僕はもう、彼女の身勝手に振り回されるだけの超能力者じゃない。

    自分で彼女の傍に……彼らの傍にいることを選んだ―――――

    この世に、ただ一人の超能力者なのだから。

    792 = 342 :

    おしまい

    794 = 502 :

    おちゅかれ

    796 :

    落ちそうなんだが

    797 = 687 :

    乙 前回に引き続き楽しめた

    798 = 550 :

    おつかれぃ
    期待して待ってた甲斐があったぜ
    昨日来なかったらどうしようかと思ったがw
    いいもの読ませてもらった

    799 = 771 :


    面白かった

    800 = 384 :

    おっつん


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