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元スレキョン「お前ら俺が見えてないのか?」

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みんなの評価 : ★★★×7
タグ : - 長門 + - きょん + - + - のぞき + - キョン金田 + - ビターエンド + - ポケットモンスター + - 五条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

 ん~困った

どうやら俺は死んじまったらしい

何故かはわからないし俺が死んだことを誰も知らないようだ

俺も含めて、誰もが気づかないうちに死ぬなんてことはあるのか?

昨日から家族は連休をとって泊まり込みの旅行に行っているから俺の姿がどうとかは分からなかったのだが・・・

俺はとりあえず今部室にきている

そこには朝比奈さんと古泉と長門がいる

特に何をする訳でもなく皆がそれぞれのことをして楽しんでいるようだ

そんな俺はというといつもの席に座ってぼーっとしている

さっきから古泉や長門の顔の前で手を振ったり変な顔をしてみたりしているのだが

誰も反応してはくれない

3 :

書くがよい

4 = 1 :

皆には俺の姿が見えていないのだろう

長門なら見えている可能性もあるが全く反応してはくれない

周りから見たら不自然になってしまうからだろうか

古泉「それにしても涼宮さん遅いですね。何かあったのでしょうか」

長門「・・・掃除当番」

古泉「そうでしたか。それならば安心ですね」

長門「そう」

そんな会話をしているとタイミングを見計らっていたように盛大に扉を開く音が部室に響いた

というかお前ら俺の心配はどうした

5 :

ハルヒ「おっはよーう!」

みくる「す、涼宮さんおはようございますぅ~」

ハルヒ「あらみくるちゃんまだ着替えてないの!?」

みくる「あ、は、はいぃ~」

ハルヒ「全く!SOS団の団員としての意識が低くなってるんじゃないの!?」

みくる「ふえぇ~すいません・・・」

ハルヒ「ほらっ!着替えるわよ!さっさと脱ぎなさい!」

みくる「ひ、ひぃや~、自分で着替えますからいいですよぉ~」

ハルヒ「いいから!ほらっ!!」

そう言うとハルヒは嬉しそうな顔をしながらペコちゃんのように舌を出している

気づくと古泉の姿が消えていた

この展開を予想して早々と部室の外へ出たのだろう

6 = 5 :

さて

俺の姿は誰にも見えていない訳だ

そして俺は健全な男子高校生だ

もう言いたいことはわかるだろう

俺の中の悪魔が微笑み始める

悪魔キョン「ふっへっへぇ~さ~て始めるがいいさ」

悪魔キョン「朝比奈みくるぅ~!お前の裸がどれほどのものなのか俺が査定してやろうじゃねぇか!」

天使キョン「ダメです!いくら姿が見えていなかろうとあまりにモラルがありません!」

悪魔キョン「うるせぇ!!」バキッ!

天使キョン「あ~~~~れ~~~~~(これでよし」

こうして俺の中の悪魔キョンVS天使キョンとみせかけた悪魔キョンとの闘いは当然のように悪魔キョンの勝利となった

7 = 5 :

悪魔キョン「ふふふ・・・ふふふふふ!ふ、ふははははははははは!」

みくる「きゃあ~ダメですよぉ涼宮さ・・・あっ・・・」

ハルヒ「こんなもの!・・・こらっ!・・・こうしてやるんだから!!」もみもみ

悪魔キョン「いいぜぇハルヒぃその調子だ!!お前もたまには良いことするじゃねぇか!!」

ハルヒ「ほら!・・・こうしてこうして!・・・こうよ!!!」スパパンパーン

みくる「ふっ・・・ふぇぇ・・・ひゃあ~!!・・・」

長門「・・・」ペラッ・・・

悪魔キョン「んふふふふふふ!最っ高だ!もっとだ!もっとやれぇ!!」

ハルヒ「おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」モミモミモミモミモミモミモミ

みくる「ひ、ひぃや~~~~~!!」

ハルヒ「そいやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

みくる「ふえぇ~~~~~~~!!」

ハルヒ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ふんっ、ま、今日はこのくらいにしといてあげるわっ!」

みくる「ひ、ひどいですよぅ涼宮さん~・・・」
そういうと朝比奈さんの目に涙が浮かぶ
そんなことはおかまいなしにハルヒは着々と朝比奈さんにメイド服を着せていった
ふふふ・・・いいものを見せてもらったぜ・・・ニヤニヤ

8 = 5 :

ハルヒ「古泉くん、入っていいわよ!」

古泉「着替え終わりましたか、それでは失礼します」

そういうと古泉が部室へと入ってきた

古泉「ところで涼宮さん」

お、ついにきたか

そりゃそうだよな

なんせこの俺がいないんだ

いい加減話題に上がってもらわないと俺もさすがに傷つくぜ

古泉「今日はどのようなご予定で?」

おいおい待てよ古泉

おまえわざとやってんのk、ハルヒ「今日は特に予定を決めてないわ!各自好きなことをしてちょうだい!!」

9 = 5 :

おいおい普通に話を進めるなよお前ら・・・

俺がいないだろ俺が・・・

なんだ?新手のいじめか?俺は元々この世に存在していないことになっているのか?

古泉「了解しました」

古泉「ところで今日・・・彼は?」

ハルヒ「そういえば見当たらないわね・・・どうしたのかしら」

お、やっとか・・・

ハルヒ「有希、あんた何か知らない?」

長門「何も聞いていない」

ハルヒ「そっか・・・どうしちゃったんだろ、キョンのやつ」

どうやら俺の記憶が消えているということはないようだな

とりあえず一安心だ

10 = 5 :

みくる「どうしちゃったんでしょうか・・・キョンくんが無断欠席をするなんて」

ハルヒ「キョンのやつ・・・見てなさいよっ!!」

やめてくれ、お前ら

古泉「彼にしてはめずらしいことですね・・・」

ハルヒ「まあ今日のところはいいわ!・・・軽い罰金ですませてやるわ!!」

古泉「涼宮さんにも連絡を入れないなんて、彼にもよっぽどの事情があったんでしょう」

やめろ・・・やめてくれ・・・

長門「・・・」

ハルヒは俺の座っている(皆には見えていないが)椅子をじっと眺めている

なんだかとても切なそうな表情をしている

ハルヒ「私なんか悪いことしたかしら・・・」

古泉「そんなことはありませんよ、彼はあなたのことが大好きですから」

11 = 5 :

ちょ、待て古泉

何を勝手に言ってやがる

ハルヒ「そ、そうよね!バカキョンのやつ!!うさぎ跳びで校庭20周に決まりね!!」

おいおい軽い罰金じゃなかったのかよ

そんなことしたら俺の足がとれちまう

まあ、俺のことが記憶にあることは嬉しかったよ

しかしそのとき俺は、俺の心の中にある絶対の恐怖に気づかないフリをしていた

やれやれ・・・ハルヒのやつは

そこから先の部活はというと、古泉は俺がいないので1人で将棋の本を読みながら実践練習をしていた

朝比奈さんは全員のお茶を淹れ終わると、何やらマフラーのようなものを編み始めた

長門はいつも通り静かに本を読み、ハルヒはパソコンに向かっていた

しばらくいつもの様な時が流れていた

12 = 5 :

・・・パタンッ

その音と同時に全員が帰り支度を始める

ハルヒ「じゃあね皆!!明日はいつもの場所に9時に集合して不思議探索よっ!!」

古泉「ええ、わかりました」

古泉「彼には私から連絡を入れておきましょうか?」

ハルヒ「そうね・・・、ええ、任せたわ!絶対に遅刻しないように!遅れたら罰金よ!!って伝えておいてくれるかしら?」

古泉「承知しました」ニコッ

ハルヒ「じゃっ!!」

そういうとハルヒは走って帰って行ってしまった

みくる「それじゃあ私もこれで失礼させてもらいますねぇ~」

長門「待って」

13 = 5 :

みくる「?・・・どうしたんですかぁ?」

古泉「・・・彼のことですか?」

長門「そう」

古泉「彼はどうしたのでしょう?」

長門「そこにいる」

みくる「ふえぇ?どこですかぁ?」

長門「あなた達には見えない・・・けれど彼はそこに存在している」

古泉「どういうことなのでしょう?」

長門「わかりやすく言うと魂」

古泉「それは・・・」

みくる「キョンくん・・・?」

長門「彼は死んでいる」

古泉「な!、何を言っているんですか!?あなたらしくない!」

みくる「そうですよぉ~!大体なんでキョンくんが死なないといけないんですかぁ?」

長門「・・・待ってて」

14 = 5 :

そういうと長門の口が高速で動き始めた

やめろ・・・

長門「・・・」ピクッ

長門は呪文を唱えるのをやめていた

長門「・・・何故?」

古泉「ど、どうしたんですか?彼が何か言っているんですか?」

長門「この世に・・・いえ、正確にはあなた達の視神経を通して彼の存在を確認されることを彼は拒んでいる」

みくる「なんでですかぁ?・・・私達に会いたくないんですかぁ・・・?」

すみません朝比奈さん
でも、やめてくれ・・・
長門、俺はこのままでいい

長門「・・・そう」

古泉「ちょっと長門さん!」

長門「これは彼が望んでいること。私にはどうにもできない」

15 = 5 :

需要ない・・・?



古泉「そんな・・・理由を・・・お聞かせ願いますか?」

言えない
長門「・・・言えない」

古泉「な、何故!?」

すまんな古泉・・・言えないんだ

長門「彼は謝っている」

古泉「・・・」

みくる「キョンくん・・・ひどいですぅ・・・」

・・・何も言えない

長門「来て」

長門が俺に話しかける

お前の家か?

長門「そう」

・・・わかった

16 :

見てる

17 = 5 :

>>16
ありがとう、長いけどよかったら最後まで付き合ってくれ


古泉「彼は今からあなたの家へ?」

長門「そう」

みくる「わ、わたしも行きます!」

長門「それは彼が望んでいない」

みくる「そ、そんな・・・」

古泉「・・・わかりました、帰りましょう朝比奈さん」

そういうと古泉は泣く朝比奈さんの肩を抱いて部室を後にした

二人がでていったのを確認すると長門が口を開いた

18 :

書き込まないだけで、こういうのは結構見てる人が結構いる。

19 :

こっそりみてるからがんばれよ

20 = 5 :

お前らありがとう嬉しいよ
エピローグまで書きためてあるから付き合って欲しい


長門「何故」

・・・。

長門「何故拒否をしたのか聞かせて」

怖いんだ

長門「・・・」

忘れられるのが、怖い

長門「それならあなたは拒否すべきではない」

俺だってそうしたいさ

長門「では何故」

俺は、死を受け入れなければならない・・・

長門「・・・」

皆に俺の姿が見えちまうと・・・俺にはそれができない

21 :

がんばれ、俺も見てる
こういうSS好きだぞ

24 = 5 :

>>21-22ありがとうありがとう

俺は、ハルヒに振り回されながらも大切な仲間と過ごす毎日のことが気に入っていた

一生この時間でも文句はないくらいだ

それくらい充実してる

でも俺は死んだ
死んだんだ・・・
わかるか?
俺にはもう、そんな毎日を過ごすことができない

そんな未練たらたらの状態で俺の姿が皆に見えちまうと

俺はこの場から離れることができない・・・

長門「それは・・・ダメなこと?」

当たり前だろ!!

俺の死を・・・皆が受け入れられなくて、そのせいで悲しむ姿をずっと見てろって言うのか?

皆が、俺が存在するかのように強がって生きている姿を我慢して見てろっていうのか?

俺は死んだんだ

俺は、俺の死を皆にも受け入れて欲しい

とくにハルヒにはな

26 = 5 :

やばいなんか俺既に書いてよかった気分になってる落ち着こう

へへ・・・あいつ、俺が死んじまったらこの世を滅ぼしちまうんじゃねぇのか・・・

おっと、今のは自惚れすぎたよ

長門「いい・・・事実だから」

長門、頼みがある

長門「・・・何?」

とりあえず、お前のマンションに向かおう

長門「わかった」

そうして俺達は長門のマンションへといったん帰ることにした

マンションに着く頃にはあたりはすでに暗くなっていて、周りの建物から発せられる光が俺にはとても貴重なものに感じた。

27 = 5 :

バタン・・・ガチャリ・・・

いつものシンプルな部屋だ

シンプルすぎる気もするがそこが長門らしくていい

こいつには家具なんてものは必要ないのだろう

長門がお茶を淹れてくれている間、俺は色々なことを考えていた

朝比奈さんの着替えをのぞいてうはうはしていた自分が懐かしく思える

ほんの数時間前なのにな

ん?・・・ってことはやっぱり長門には俺がのぞいている姿を見られていたってことか?

・・・そういうことになる

長門「気づいていた」

やっぱりか・・・最悪だ

長門「あなたはとてもいやらしい目をしていた」

うるせぇ!
そういうと俺はせっかく長門が淹れてくれたお茶を味わうことなく一気に飲み干してしまった

長門「照れ隠し」

ぐ・・・お前は本当に痛いとこをついてくるんだな

28 :

お茶飲めるのか

29 = 5 :

長門「そう」

長門「でもそんなあなたは見ていて楽しそうだった」

・・・。

長門「あなたは朝比奈みくるが・・・好き?」

そ、そんな訳ねぇだろうが!

た、確かに朝比奈さんは可愛らしくて見ていてそれはもう癒されるがそういう特別な感情を抱いている訳ではないぞ

長門「そう・・・よかった」

よかったってお前何言って!!・・・へ?

30 :

文章がなんかまだ荒削りな感じがするけど取り敢えず支援
書き溜めてあるなんてそれだけでも素晴らしいですよ

31 = 5 :

>>30人生4作目のSSです・・・orz

長門「・・・頼みって何?」

そこで俺は本題を、長門に頼みたいことを思い出した

果たしてそれは正解なのか

いや、そうじゃないことくらいわかっている

そして、俺が最低な野郎だってことも・・・

しかし、今の俺にはそれしか思いつかなかった

長門「何?」

皆に・・・

言葉が詰まる

こんなに自分勝手なことを言ったら長門は怒るだろうか

いいや、怒るに決まっている

怒らないはずがない

32 = 5 :

長門「皆に?」

・・・お、俺のことを忘れさせてほしい

長門「・・・・・。」

長い沈黙が続いた

俺は長門の目を見ることができなかった

もし見ていたら俺は情けないことに涙を流していただろう

「こんな思いをするのは俺だけでいい」

そんな自分勝手なことを俺は考えていた

皆が俺のことを忘れることによって、俺は皆を悲しませることはないと思った

長門「・・・わかった」

33 = 5 :

・・・い、いいのか?長門

長門「いいはずがない」

ど、どっちなんだよ

長門「よくないけど・・・いい」

・・・そっか、ありがとな・・・長門

俺は長門のはかりしれない優しさに触れていた

俺の自分勝手な行動をすべて理解しているだろう

そして長門も俺のことを忘れることになる

そんなことを全て踏まえた上で、俺の願いならばということで了解してくれているのだ

長門「でも・・・」

ん?でも・・・?なんだ?

36 :

追いつき支援

37 = 5 :

長門「あなたはこのままではいけない」

何故だ?

長門「あなた自身の決心がついていない」

長門「あなたは皆に大きな未練を残している」

長門「あなた自身も・・・気持ちに整理をつけなければならない」

長門の言う通りだな・・・

最後の挨拶くらいなら神様だって許してくれるだろうよ

俺は元々そういうのを信じる人間ではないんだがな

しかし、どうやって?

長門「1週間」

1週間?

長門「1週間だけあなたをこの世に蘇らせる」

長門「でもそれはSOS団1人ずつにしか関われないという条件付きで」

確かにその方がいいな・・・

全員に俺の姿が見えちまったらややこしいことになる

38 = 5 :

長門「私は、いつでも対処できるように常にあなたを確認できる状態にいる」

ああ、そうしてくれた方がありがたい

長門「そして1週間後、皆からあなたと関わった部分の記憶だけを・・・消す」

・・・ああ、頼む

長門「では今からあなたをこの世に蘇らせる」



そしてその日俺は長門の家を後にし、自分の家へと帰った

俺の死体は長門が処理してくれていたらしい

どうやら俺は寝ている間に息を引き取ったみたいだ

理由を聞いたが長門は教えてくれなかった

まあこの際自分の死因なんてなんだっていい

俺にはまだ1週間残されているんだ

その全てを使って俺は皆と別れる決心をつけよう

40 = 5 :

ふと、ベッドの端に目をやると携帯が光っていた

着信数12件!?

なんだぁ!?こりゃ!?

ストーカーか!?

そして俺は着信履歴を見た

1件:古泉一樹
2件:古泉一樹
3件:朝比奈みくる
4件:朝比奈みくる
5件:涼宮ハルヒ



12件:涼宮ハルヒ

ハルヒ・・・

俺は胸が痛くなった

こんなにも皆を心配させていたのか・・・

よく見てみると、メッセージが残っていた

42 = 5 :

ピッ・・・
「もしもし古泉です。長門さんとの話は済みましたか?
あなたが電話に出ることができるかは分かりませんが、団長からの命令なので一応伝えておきます。
明日は9時にいつもの場所で不思議探索を行うようです。
あ、忘れかけていましたが団長からの伝言です・・・「絶対に遅刻しないように!遅れたら罰金よ!!」ということです。・・・それでは。」

ピッ・・・
「キョ、キョンくぅ~ん!
わたし・・・ぐすっ・・・わたし・・・どうしたらいいかわからないですぅ!!
・・・えぐっ・・・早く・・・早く戻ってきてくださいねぇ!・・・ひっく・・・
し、信じてますからねぇ!」

ピッ・・・
「キョン!!古泉くんから聞いたと思うけど明日は9時に集合よ!!
遅刻したら罰金どころじゃ済まさないわよ!!分かったわね!?了解したら連絡をちょうだい!!」

ピッ・・・
「キョン!?あんた聞いてんの!?
何をしてるか知らないけど早く連絡しなさいよね!!」

ピッ・・・
「キョ、キョン・・・?私・・・何かした?
もし私が何かしたってんなら素直に教えてちょうだい・・・」

ピッ・・・
「キョン・・・ごめんなさい・・・とにかく、明日・・・遅刻してもいいから・・・来てよね?」

43 :

支暖

44 = 5 :

・・・。

気がつくと俺の頬には大量の涙が流れ出ていた

俺は何もできない自分が悔しくて悔しくて仕方がなかった

この1週間で、皆にお礼を言おう

気持ちを伝えよう

そして俺のことを・・・

その夜、遅くまで泣いていた俺は、疲れたのかいつの間にか眠ってしまっていた



目が覚めると既に朝だった

今日は不思議探索って言ってたよな

返信することはできないがちゃんと伝わっている

そのことを知らせたくて仕方がなかった

47 :

いいね

48 = 5 :

俺は自転車に乗ると皆にどう映るのか分からないので、歩いていくことにした

そのへんはどうなっているのか長門に聞いておかないといけないな

「無人自転車が街を疾走」なんてことになったら大事件だ

しばらく不思議探索の主人公は俺になっちまう

ハルヒのやつなら「無人自転車を見つけるわよ!!」なんてことを言いかねんからな

そうして俺は集合場所へと近づいていた

家はかなり早めに出たので時間には十分間に合っている

だんだんと近づいていく

既に全員集合しているようだ・・・ってことは俺を待ってんだな・・・

すると古泉が驚いた顔をしていた

50 = 5 :

古泉「あれは・・・?長門さん・・・?」

長門が古泉の方を向き、俺のいる場所へと視線を移す

古泉も同じような動きをみせる

ハルヒ「ん?どうしたの古泉くん」

古泉「いえ・・・彼が・・・」

そこで俺は口に人差し指を当てた

それ以上言われる訳にはいかない

それを察知したのか不思議そうな顔をしているハルヒに向かって

「い、いえ・・・なんでもないです、気のせいでした」と言っていた

長門はこちらをじっと見つめている

それから、ハルヒはとても悲しそうな顔をしていたが集合時間を1時間過ぎたところでとうとう諦めたのか、今やファミリーレストランへと入店していた


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