何となくほし

保守しとく

☆

ほ

し

ゆ

ほ

り

妹「あー！　お弁当忘れた！　どうしよう……」

先生「おーい、きみきみ。ご家族が忘れ物届けてくれたぞ。はい、どうぞ」

妹「え！？　ありがとうございます。…ｶﾞｻｺﾞｿ……あ、お弁当だ！」

先生「良かったね、気づいてもらえて。それにしても綺麗なお姉さんだったなー」

妹「えっ、あの、うち、お姉さんいませんけど……」

先生「え？」



ス「ふふふ……、こんなとこもあろうかと、毎日お弁当を持参してきて良かったわ」

妹「このお弁当箱、うちのじゃないなぁ。誰か他のクラスの子のお弁当だったんじゃあ……」

妹「でも、わたしもお弁当忘れちゃったし……。ごめんなさい！　いただきます！」ﾊﾟｶｯ

妹「……すごい！　わたしの大好物ばかり入ってる！　美味しそうー！」

妹「あれ？　蓋の裏にカードが……」


[　いつも見ています　　　　 ]
[　　　　　あなたのファンより]


妹「？？？」



ス（しかも愛のメッセージ付き！　きゃー、恥ずかしい！！）

きたか

妹「ただいまー」

男「おっ、おかえり。そういやお前、今日弁当忘れたろ。台所に置きっぱなしだったぞ」

妹「うん、でも大丈夫だったよ」

男「え、そうなのか？　昼どうしたんだよ？」

妹「あのね、紫のバラの人がお弁当届けてくれたみたいなの」

男「はあ？」

妹「すごく美味しかったなー、あのお弁当」ﾆｯｺﾘ


ス（ぬはああああ！　我が生涯に一片の悔いなし！）ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ



男「…………」

妹「どうしたのお兄ちゃん？」

男「いや、いま天井裏から物音が……」

というわけで、再開です
言い忘れてましたが、保守ありがとうございます
外出までの時間に、しばらく書く予定です

男「よう、ストーカー。今日も今日とて盗撮か？」

ス「ええ、そうよ。今良いところだから、邪魔しないで」

男「……前から思ってたんだけど、お前って本当にストーカー？」

ス「何よ、藪から棒に。誰がどう見ても、ストーカーじゃない」

男「いや、だって、ストーカーってさ、もっと嫌がらせとか、精神攻撃とかするもんじゃあ……」

ス「それもそうね……。分かったわ、せっかくのリクエストだから、応えてあげる」

男「あ、こら！　どこ行くんだよ！？」

ス「いろいろと準備が必要なのよ。明日の朝を楽しみにしてなさい」

男「なんなんだよ、ったく。……あれ。もしかして、俺、余計なこと言っちまったか？」


～翌日～


妹「お兄ちゃーん！　大変ー！」

男「なんだよ朝っぱらから……ﾌﾞﾌｫｯ!!　おま、おまえ何て格好してるんだよ！？」

妹「だって、箪笥の中にだぼだぼのYシャツしか入ってなかったんだもん！　一緒に制服探してー！」

ス（ふふふ、妹ちゃんも困るし、私も嬉しいし、一粒で二度美味しいとはこの事ね）ﾊｱﾊｱﾊｱ

妹「…………」

妹「…………」

妹「あっ、間違えた！　また、戻んないと……」

妹「あー、これじゃあお兄ちゃんの誕生日まで間に合わないよ」

妹「お兄ちゃん喜んでくれるといいなぁ……」



ス（…………）ｼﾞｰｯ

ス（悔しくなんかない……、悔しくなんかないぞ……！）ｷﾞﾘｷﾞﾘ

妹「お兄ちゃん！　お誕生日おめでとう！　はい、これプレゼント！」

男「おっ、ありがとな。（結局なに買ってくれたか知らないんだよなー）　何かな……」ｶﾞｻｺﾞｿ

妹「…………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

男「……これ、マフラー……、か？」

妹「あ、あのね、一生懸命編んだんだけど、時間足りなくて、短めになっちゃったの……」

男「…………」ｼﾞｰﾝ

妹「ご、ごめんね。やっぱり、ちゃんと編み直した方が……」

男「大好きだー！　妹ー！」ｶﾞｼｨ

妹「うわ！？　お兄ちゃん！？　く、苦しいよ！」



ス「……………………………」

ス「……おのれぇ」

～男の部屋～


男「うへへぇ、俺まじきめぇ。さっきから、にやけ笑いが止まらない」

男「はー、嬉しい。超嬉しい。でも確かに短いな。結ぶのは無理か。まあ、ピンとかで止めれば……」

男「ん、携帯に着信が……はい、もしも――」


《　※最大音量で交響曲　》


男「ぎゃぁあああああああ！　耳がぁあああ！」



ス「ふふふ……。思い知ったかシスコンめぇ」

ｳﾞｰ　ｳﾞｰ

妹「あ、携帯が……。はい、もしもし」

ス「…………（ふふふ、とうとうゲットしたわ、妹ちゃんの携帯番号！）」

妹「あのー、もしもし？」

ス「……ﾊｧﾊｧ（相変わらず、可愛い声！）」

妹「イタ電かなぁ……」ﾌﾟﾂｯ

ス「ああっ！　しまった！　またしても……！」


妹「お兄ちゃーん、さっき携帯にイタ電かかってきたー」

男「そうかー……（心当たりがあり過ぎて困るな……）」

ｳﾞｰ　ｳﾞｰ

妹「あ、また……」

男「ちょっと携帯貸せ。いい考えがある。あとリモコン取って」

ス「諦めないんだから……今度こそ……！　あ！　出た！」


《　※最大音量でテレビの音　》


ス「ふぎゃあぁああああ！」



男「くくく……、いつぞやの仕返しだ。あー、耳痛い……」

妹「お兄ちゃーん、耳がキンキンするぅ……」

ス「…………」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

男「…………」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ


ス「先攻はもらった！　授業中に居眠りしてる妹さん写真！」

男「ぬぅ、なんて無防備な表情…！　ならばこっちは、昨年の夏の海水浴で撮った、妹の水着写真！」

ス「くっ、良いアングルね…！　じゃあ、とっておきを見せてあげる！　風呂上がりで濡れ髪の妹さん写真！」

男「ぐはぁっ！？　なんの……。くらえ！　幼稚園の運動会で、お遊戯を踊る妹の写真！」

ス「げふぅ！？　なかなかやるじゃないの」

男「へっ、そういうお前もやるじゃないか」



男友「……あいつら、昼休みだってのに一体何やってるんだ？」

女友「どちらが妹さんの魅力的な写真を持ってるか、競い合ってるんですって」

男友「ものすごく阿呆らしい対決だな」

ス「ふふふ、今日こそ、妹ちゃんに愛の告白を……」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

『おかけになった電話番号は現在使われておりません……』

ス「なんですとー！？」



妹「お兄ちゃーん、携帯番号変えたから、教えてあげるね」

男「ん、なんで変えたんだ？」

妹「だって、イタ電多かったから…」

男「あー、なるほどな……（凶と出るか吉と出るか、微妙なとこだな……）」

男「うー、今日は寒いなー。……しかし、こんなときこそ、妹から貰ったマフラーを！」

ス「ちょっとそこのシスコン。そのマフラー、三万円で売ってくれない？」

男「出たな、ストーカーめ！　断る！　たとえ百万積まれようとも、このマフラーだけは渡さん！」

ス「そうだろうと思ったわ。冗談よ。一応言ってみただけ」

男「ん、なんか意外だな。てっきり、喉から手が出るほど、欲しがるかと思ってた」

ス「いらないわよ。だって、そのマフラー。あなたへの愛情しか注がれてないじゃない」

男「…………」

ス「夜な夜な、妹さんの部屋を覗いてたからね。一生懸命、マフラーを編む姿、健気で愛らしかったわ」

男「…………」

ス「だから、そんなもの手に入れても、私が虚しくなるだけなのよ」

男「……お前」

ス「なによ、同情なんかいらないわ。もし妹さんの手編みマフラーを手に入れるとしたら、どこぞに監禁して、愛情こめて編んでもらうから」

男「……！　やっぱろくでもない奴だな、このストーカー女！」

妹「行ってきまーす」

ス（ふふふ、妹ちゃんたら、今日はどこにお出かけするのかしら……）

～駅～

妹「おまたせー」

妹友「お、来たねー。じゃ行こうかー」

妹「ねえねえ、遊園地着いたら、最初に何乗る？」

妹友「そんなのジェットコースターに決まってるでしょ！　今日は絶叫系総ナメするわよー！」

妹「おー！」



ス「…………」

ス「ふっ……、今日は見逃してあげるわ。感謝しなさい……」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

>>721
この二人はクラスでどんな扱いになってるんだwww

時間が来たので外出してきます
今日も夜遅いので、よろしければ保守お願いします
もう他に、妹ストーカーを書く人はいないのだろうか
誰か書いてほしいです

新ジャンルとか久しぶりだな

ほしゅほしゅ

こちらのことですか？

あさ

ひる

ゆう

よる…///

深夜……///

…

まだ残ってたんだ
久しぶりの息長い新ジャンルスレ