私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ新ジャンル「妹ストーカー」
新ジャンル スレッド一覧へ / 新ジャンル とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ☆
レスフィルター : (試験中)
-2時間後 106号室-
男「………」
女「だいぶ落ち着いてきた?」
男「……ああ」
女「すみません、ご迷惑をおかけしたようで…」
おばちゃん「何言ってんの!こういう時は助け合い精神でしょうが」
担任「恩に着ます…」
女「…何か他に質問は?」
男「いい…だいたい自分のことは分かったから」
女「そう…」
男「………」
女「だいぶ落ち着いてきた?」
男「……ああ」
女「すみません、ご迷惑をおかけしたようで…」
おばちゃん「何言ってんの!こういう時は助け合い精神でしょうが」
担任「恩に着ます…」
女「…何か他に質問は?」
男「いい…だいたい自分のことは分かったから」
女「そう…」
男「なあ、自分以外のことを聴いてもいいか?」
女「何かしら?」
男「あのストーカー野郎も…俺の保護司だったんだよな?」
女「ええ…そうだけど」
男「今アイツはどこにいるんだ?なぜ姿を現さない?」
女「それが…私にも分からなくて…」
男「何だと…?」
女「そもそもなぜ突然担当が私に変わったのかも分からないのよ。
男クンの状況を考えると保護司としてよりは自然な人間関係でということで本部から引き継いだけれど…理由が分からなくて」
―――どういうことだ?おいストーカー野郎、貴様一体何を企んでいるんだ?
女「何かしら?」
男「あのストーカー野郎も…俺の保護司だったんだよな?」
女「ええ…そうだけど」
男「今アイツはどこにいるんだ?なぜ姿を現さない?」
女「それが…私にも分からなくて…」
男「何だと…?」
女「そもそもなぜ突然担当が私に変わったのかも分からないのよ。
男クンの状況を考えると保護司としてよりは自然な人間関係でということで本部から引き継いだけれど…理由が分からなくて」
―――どういうことだ?おいストーカー野郎、貴様一体何を企んでいるんだ?
女「まあいいわ。何はともあれ、記憶が戻ったからには今日から通常の保護観察として接します。いいわね、男クン」
男「…勝手にしてくれ」
女「今日のところは家に戻りましょう。明日からのこと、それと前の担当のことは明日にでも相談ということで」
男「ちっ…どうでもいい」
女「よし、じゃあとりあえず今日はこれでお開きね。
先生、それと近隣の住人の方、ありがとうございました」
―――くそ…全然釈然としねえ終わりじゃねえか。なぜだ?なぜだ貴様はこの場にいないんだ?
貴様は最初からまったく別の目的があったってことかよ!?なあ、いい加減姿を現してくれよ…。
男「…勝手にしてくれ」
女「今日のところは家に戻りましょう。明日からのこと、それと前の担当のことは明日にでも相談ということで」
男「ちっ…どうでもいい」
女「よし、じゃあとりあえず今日はこれでお開きね。
先生、それと近隣の住人の方、ありがとうございました」
―――くそ…全然釈然としねえ終わりじゃねえか。なぜだ?なぜだ貴様はこの場にいないんだ?
貴様は最初からまったく別の目的があったってことかよ!?なあ、いい加減姿を現してくれよ…。
女「じゃあね、今日はゆっくり寝るように」
男「言われなくても寝るよ。この2日間どれだけ疲れたと思ってるんだ」
女「おやすみ」
男「ちょっと待て。最後に聞かせろ」
女「なあに?」
男「アンタ、女子高生じゃないのに女子高生のフリするのは―――むごふっ!?」
女「うっさいわね!それは言わないでよね!そんなに老けてないわよ」
男「…あいつは?あいつも年上なのか?」
女「…あの子は貴方の1つ下よ?中学校を卒業してすぐに保護司になったそうで、珍しい経歴の子」
男「そっか…なんか安心した」
男「言われなくても寝るよ。この2日間どれだけ疲れたと思ってるんだ」
女「おやすみ」
男「ちょっと待て。最後に聞かせろ」
女「なあに?」
男「アンタ、女子高生じゃないのに女子高生のフリするのは―――むごふっ!?」
女「うっさいわね!それは言わないでよね!そんなに老けてないわよ」
男「…あいつは?あいつも年上なのか?」
女「…あの子は貴方の1つ下よ?中学校を卒業してすぐに保護司になったそうで、珍しい経歴の子」
男「そっか…なんか安心した」
-深夜 自室-
男「………」
―――喉につっかえるような感覚はなくなったが、結局ストーカー野郎は戻ってこなかったな。
男「いや、もう保護司さんと呼ばなきゃいけないか」
男「それにしてもアイツ何で妹を装ったんだ?」
―――そんなことをすれば俺の記憶が戻ってしまうことだって…。
男「今の俺、冷静だよな?」
―――もしかしてある意味では完全に記憶が戻っていないのか?それとも…。
男「………」
―――喉につっかえるような感覚はなくなったが、結局ストーカー野郎は戻ってこなかったな。
男「いや、もう保護司さんと呼ばなきゃいけないか」
男「それにしてもアイツ何で妹を装ったんだ?」
―――そんなことをすれば俺の記憶が戻ってしまうことだって…。
男「今の俺、冷静だよな?」
―――もしかしてある意味では完全に記憶が戻っていないのか?それとも…。
男「まあいい。明日だ。明日からあのストーカー野郎を探しだす」
―――そしてすべてを聞き出す。アイツの全てを。
男「ったく…貴様がいねえと寂しいだろうが、バカ野郎」
―――認めたくないがな。
男「よし、今日はとっとと寝るか―――」
『お兄…ちゃん―――』
男「えっ…?」
―――その時、確かに声が聞こえた気がした。そして。
…ピロリン♪
―――1通のメールを着信した。
―――そしてすべてを聞き出す。アイツの全てを。
男「ったく…貴様がいねえと寂しいだろうが、バカ野郎」
―――認めたくないがな。
男「よし、今日はとっとと寝るか―――」
『お兄…ちゃん―――』
男「えっ…?」
―――その時、確かに声が聞こえた気がした。そして。
…ピロリン♪
―――1通のメールを着信した。
男「メール…?」
ドクン…ドクン……ドクン……
男「誰から…―――ッ!?」
―――ストーカー野郎からッ!?
男「ッ!?」
―――それは、悪魔からのメールだった。
『ヤア、男クン。アノ雨ノ日ノ決着ヲツケヨウジャナイカ。
君ノ妹ハ再ビ私ノ手中ニアル。
今夜零時、スーパーマーケットニ来タマエ。
モシ警察ニ通報シタリ君ガ来ナカッタ場合、君ノ妹ハ再ビ私ノ手デ犯サレ、夜ノ中空ヲ舞ウコトニナルダロウ。
サア、決着ヲツケヨウジャナイカ。君ノ復讐劇ニ。
ソウソウ、アノストラップ、2人デ仲良クツケテクレテルンダネ?
2ツサービスシタ甲斐ガアッタヨ?
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ』
―――俺の中で、何かが切れた。
ドクン…ドクン……ドクン……
男「誰から…―――ッ!?」
―――ストーカー野郎からッ!?
男「ッ!?」
―――それは、悪魔からのメールだった。
『ヤア、男クン。アノ雨ノ日ノ決着ヲツケヨウジャナイカ。
君ノ妹ハ再ビ私ノ手中ニアル。
今夜零時、スーパーマーケットニ来タマエ。
モシ警察ニ通報シタリ君ガ来ナカッタ場合、君ノ妹ハ再ビ私ノ手デ犯サレ、夜ノ中空ヲ舞ウコトニナルダロウ。
サア、決着ヲツケヨウジャナイカ。君ノ復讐劇ニ。
ソウソウ、アノストラップ、2人デ仲良クツケテクレテルンダネ?
2ツサービスシタ甲斐ガアッタヨ?
ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ』
―――俺の中で、何かが切れた。
男「…そうか、そういうことか」
―――これですべての全貌が見えてきた。
男「あの福引で俺は福を引くどころか、災いの全てを引き当ててしまったんだな」
男「ちくしょうが!」
―――必ず殺してやるよ。あの日殺せなかった復讐だ。そしてストーカー野郎は必ず取り返す。
やっと、全てを取り戻した気がした。
男「ああああああああああああああああああああッ!!」
―――もう俺は止まれないような気がする。
―――これですべての全貌が見えてきた。
男「あの福引で俺は福を引くどころか、災いの全てを引き当ててしまったんだな」
男「ちくしょうが!」
―――必ず殺してやるよ。あの日殺せなかった復讐だ。そしてストーカー野郎は必ず取り返す。
やっと、全てを取り戻した気がした。
男「ああああああああああああああああああああッ!!」
―――もう俺は止まれないような気がする。
-10月4日 深夜-
ザアアアアアアアッ カッ ドガシャアアアアッ
男「………」
―――外はいつの間にか雷雨だった。あの日と同じだな。
男「…ッ!」 バサササッ
―――動きやすい運動靴に黒い雨ガッパを着る。
男「…よし」
―――あの日から捨てられなかったサバイバルナイフをリュックに入れ、準備は整った。
男「待ってろストーカー野郎、そして…」
―――妹、今度こそ必ずお前の敵を取るから。
ザアアアアアアアッ カッ ドガシャアアアアッ
男「………」
―――外はいつの間にか雷雨だった。あの日と同じだな。
男「…ッ!」 バサササッ
―――動きやすい運動靴に黒い雨ガッパを着る。
男「…よし」
―――あの日から捨てられなかったサバイバルナイフをリュックに入れ、準備は整った。
男「待ってろストーカー野郎、そして…」
―――妹、今度こそ必ずお前の敵を取るから。
ガラッ
男「うっし行くか」
―――ドアからは出られない。保護司に見つかったら絶対に足止めを食らうはずだ。
男「窓からか。だりいな。よっと」
ガッ ドサッ
男「うっく!やっぱちょっと高かったかな」
―――でもあの日と同じ、痛みはほとんど感じない。
男「待ってろ。今行くからな!」
―――今俺はどちらに呼びかけたのだろうか。
男「うっし行くか」
―――ドアからは出られない。保護司に見つかったら絶対に足止めを食らうはずだ。
男「窓からか。だりいな。よっと」
ガッ ドサッ
男「うっく!やっぱちょっと高かったかな」
―――でもあの日と同じ、痛みはほとんど感じない。
男「待ってろ。今行くからな!」
―――今俺はどちらに呼びかけたのだろうか。
-深夜 スーパーマーケット-
ガシャッ ギイイイイイイッ
男「やっぱりここは空いているか」
―――従業員用の入り口、奴もここを通ったんだろう。
男「…ハア…ハア」
―――おそらく奴は屋上にいるだろう。妹を殺した屋上、そしてその後俺が追い詰めた屋上に。
過去2回、奴との邂逅は全て屋上だったからな。
男「ふふ、ふふふふ…」 タン…タン…タン…
―――階段を1歩昇るごとに自分の気が高揚していくのが分かる。
やはり俺も犯罪者だな。
男「ハア…ハア…ふふ、ふふふふふ…」
―――屋上は目前だ。雨ガッパを目深にかぶりなおした。ドアノブを掴み、力の限りひねった。
ガシャッ ギイイイイイイッ
男「やっぱりここは空いているか」
―――従業員用の入り口、奴もここを通ったんだろう。
男「…ハア…ハア」
―――おそらく奴は屋上にいるだろう。妹を殺した屋上、そしてその後俺が追い詰めた屋上に。
過去2回、奴との邂逅は全て屋上だったからな。
男「ふふ、ふふふふ…」 タン…タン…タン…
―――階段を1歩昇るごとに自分の気が高揚していくのが分かる。
やはり俺も犯罪者だな。
男「ハア…ハア…ふふ、ふふふふふ…」
―――屋上は目前だ。雨ガッパを目深にかぶりなおした。ドアノブを掴み、力の限りひねった。
-屋上-
ザアアアアアアアッ カッ ドガシャアアアアッ
男「来たぞ!出てきやがれクソ野郎が!」
―――夢とは違って、奴は目前にいた。
店員「やあやあどうも、いらっしゃませお客様」
男「はッ!?何がいらっしゃませだ!」
店員「いえいえ、お待ちしていましたよ?君にもう1度こうやって向き合える日を、ずっと…ずっと…ずっとね」
男「俺もだ。貴様を殺せる日がくるのをずっと待っていた」
店員「私もです。君の内臓を引きずり出して肉塊へ変えるこの日が来るのをずっと待っていました…ふふふ、ふふふふ」
ザアアアアアアアッ カッ ドガシャアアアアッ
男「来たぞ!出てきやがれクソ野郎が!」
―――夢とは違って、奴は目前にいた。
店員「やあやあどうも、いらっしゃませお客様」
男「はッ!?何がいらっしゃませだ!」
店員「いえいえ、お待ちしていましたよ?君にもう1度こうやって向き合える日を、ずっと…ずっと…ずっとね」
男「俺もだ。貴様を殺せる日がくるのをずっと待っていた」
店員「私もです。君の内臓を引きずり出して肉塊へ変えるこの日が来るのをずっと待っていました…ふふふ、ふふふふ」
男「おい、アイツはどこだ?」
店員「やだなあ、ここにいますよ?ほらっ」
ス「あ…ぐ…」
男「おいッ!?貴様何をしやがった!?」
店員「いえいえおとなしくしてもらうために多少殴りましたが大丈夫です。
あ、全裸にしているのはすぐにでも犯すことができるようにするためです」
男「貴様…!」
店員「勘違いです。まだ犯していません。死にゆく貴方の前で犯すのが、私を殺そうとした愚劣な貴方への最高の復讐ですからね?」
男「…ッ!」
―――抑えろ、落ち着け。今は奴を殺すことに全力を尽くせ!
店員「やだなあ、ここにいますよ?ほらっ」
ス「あ…ぐ…」
男「おいッ!?貴様何をしやがった!?」
店員「いえいえおとなしくしてもらうために多少殴りましたが大丈夫です。
あ、全裸にしているのはすぐにでも犯すことができるようにするためです」
男「貴様…!」
店員「勘違いです。まだ犯していません。死にゆく貴方の前で犯すのが、私を殺そうとした愚劣な貴方への最高の復讐ですからね?」
男「…ッ!」
―――抑えろ、落ち着け。今は奴を殺すことに全力を尽くせ!
男「ああああああああああああああッ!!」
―――刹那、俺は奴の体へ飛び掛かった。
店員「はッ!?面白い!あの日と同じサバイバルナイフですか!?」
―――奴は身を屈めて懐から牛刀のようなものを取り出す。エモノは同じ刃物か!?
男「らあああッ!」
―――脇腹を目掛けて切りつける!しかし…外した?いやかわされたかッ!?
店員「がああああッ!」 ズドムッ
男「うごあッ!?」
―――カウンターでみぞおちに拳を叩き込まれたッ!?
―――刹那、俺は奴の体へ飛び掛かった。
店員「はッ!?面白い!あの日と同じサバイバルナイフですか!?」
―――奴は身を屈めて懐から牛刀のようなものを取り出す。エモノは同じ刃物か!?
男「らあああッ!」
―――脇腹を目掛けて切りつける!しかし…外した?いやかわされたかッ!?
店員「がああああッ!」 ズドムッ
男「うごあッ!?」
―――カウンターでみぞおちに拳を叩き込まれたッ!?
なあ、ID:r2q3oAyx0が書いたのってハッピーエンドに見えるけど
みんな忘れてるわけじゃないよな
みんな忘れてるわけじゃないよな
店員「くはッ!?正面から入りましたね!?ふひゃひゃひゃひゃっ!」
ズッ…
男「おぐあああああッ!?」
―――俺の右肩から鮮血が飛び散る。同時に猛烈な痛みが全身を駆け抜けた。
男「あ…うああ…!?」
ガラン…
―――痛みで思わずナイフを…!
店員「クスッ…勝負あり、ですねえ?」
ズブッ!
男「あああああああああああああああッ!?」
店員「残念、右足も刺されちゃいました。もうロクに立てませんね?」
男「はっ…はっ…はっ…」
―――右足と右肩から雨に濡れてとめどなくドス黒い血が流れる。息も荒い。
店員「残念です。貴方に私は殺せませんでした。今から貴方は死にます。
そして貴方が死にゆく隣りで…妹さんを犯します、ひひ、ひひひひ…」
ズッ…
男「おぐあああああッ!?」
―――俺の右肩から鮮血が飛び散る。同時に猛烈な痛みが全身を駆け抜けた。
男「あ…うああ…!?」
ガラン…
―――痛みで思わずナイフを…!
店員「クスッ…勝負あり、ですねえ?」
ズブッ!
男「あああああああああああああああッ!?」
店員「残念、右足も刺されちゃいました。もうロクに立てませんね?」
男「はっ…はっ…はっ…」
―――右足と右肩から雨に濡れてとめどなくドス黒い血が流れる。息も荒い。
店員「残念です。貴方に私は殺せませんでした。今から貴方は死にます。
そして貴方が死にゆく隣りで…妹さんを犯します、ひひ、ひひひひ…」
男「あああああああああああッ!?」
店員「ぎゃはははははははははッ!?いいですね、その声!その顔!
でも貴方は負けです。死にます。妹さんは犯されます。あひゃひゃひゃ!」
―――これが、これが結末なのかよ…ちくしょうが。
店員「前回の貴方の妹さんは犯す前に死なれてしまったので犯せませんでした。
でも今回は…ふふ、美味しい体をいただけますねえ?」
男「ちくしょう…ちくしょうがあっ!」
―――涙が溢れてきた。悔しくて、ただ悔しくて。
店員「では、とどめに移りましょう。さようなら、高校生クン」
男「―――ッ!?」
悪魔の刃が振り下ろされそうになった瞬間、その声は響いた。
ス「動くな!」
店員「ぎゃはははははははははッ!?いいですね、その声!その顔!
でも貴方は負けです。死にます。妹さんは犯されます。あひゃひゃひゃ!」
―――これが、これが結末なのかよ…ちくしょうが。
店員「前回の貴方の妹さんは犯す前に死なれてしまったので犯せませんでした。
でも今回は…ふふ、美味しい体をいただけますねえ?」
男「ちくしょう…ちくしょうがあっ!」
―――涙が溢れてきた。悔しくて、ただ悔しくて。
店員「では、とどめに移りましょう。さようなら、高校生クン」
男「―――ッ!?」
悪魔の刃が振り下ろされそうになった瞬間、その声は響いた。
ス「動くな!」
店員「何ッ!?」
ス「動いたら私はこの屋上から飛び降りるわ!」
店員「ちっ…うっかり勝負に夢中になってましたね」
ス「貴方、私を襲いたいんでしょう?死なれちゃ困るよね?」
店員「それは貴方も同じでしょう。死にたくはありますまい?」
ス「どうでもいいわ、私の命なんて。お兄ちゃんさえ生きてくれれば」
店員「ふん、くだらないことはいいから早く―――」
ス「動くなあああああああああああああああああああっ!!」
店員「ッ!?」
ス「動いたら私はこの屋上から飛び降りるわ!」
店員「ちっ…うっかり勝負に夢中になってましたね」
ス「貴方、私を襲いたいんでしょう?死なれちゃ困るよね?」
店員「それは貴方も同じでしょう。死にたくはありますまい?」
ス「どうでもいいわ、私の命なんて。お兄ちゃんさえ生きてくれれば」
店員「ふん、くだらないことはいいから早く―――」
ス「動くなあああああああああああああああああああっ!!」
店員「ッ!?」
店員「お兄ちゃんさえ生きてくれれば?じゃあ何ですか?
この男を助ければ貴方は喜んで私に体を差し出し、あまつさえ命をとられても文句はない、と?」
ス「ないわ」
店員「殊勝なお志し、感動致します。ではその交渉、乗りましょう。
この男が逃げるまで待ちます。それでいかがですか?」
ス「いいわ、それで。貴方にこの体をあげる」
店員「よろしい。では…聞きましたか?そのような交渉に至りましたので―――ッ!?」
店員「あの男がいないッ!?」
ス「きゃははははははははッ!バーカ!アンタに体を渡すくらいなら今から死ぬわ!
見てなさい!」
店員「待て!死ぬな!おい!おい―――-」
男「―――忙しいな?あっち向きこっち向きで?だがこれで終わりだ、死ね」
店員「あ…!?」
ズシャアアアッ!!!
この男を助ければ貴方は喜んで私に体を差し出し、あまつさえ命をとられても文句はない、と?」
ス「ないわ」
店員「殊勝なお志し、感動致します。ではその交渉、乗りましょう。
この男が逃げるまで待ちます。それでいかがですか?」
ス「いいわ、それで。貴方にこの体をあげる」
店員「よろしい。では…聞きましたか?そのような交渉に至りましたので―――ッ!?」
店員「あの男がいないッ!?」
ス「きゃははははははははッ!バーカ!アンタに体を渡すくらいなら今から死ぬわ!
見てなさい!」
店員「待て!死ぬな!おい!おい―――-」
男「―――忙しいな?あっち向きこっち向きで?だがこれで終わりだ、死ね」
店員「あ…!?」
ズシャアアアッ!!!
店員「ぎゃあああああああああああッ!?」 ドサッ!!
男「ハア…ハア…残念だったな?俺の逆転勝利だ」
店員「あ…ぐがう…ぐ…!?」
―――長かった。あまりに長い復讐の道のりだった。
店員「ま、待て!た、助けてくれ!殺すのは…殺すのだけは…!?」
男「………」 ジリッ…ジリッ…
店員「やめろ!?やめろよおおおお!!」
―――妹、お前の敵は取ったぞ?
男「死ねええええええええええええッ!!」
ス「お兄ちゃんだめえええええええええええええッ!」
男「ハア…ハア…残念だったな?俺の逆転勝利だ」
店員「あ…ぐがう…ぐ…!?」
―――長かった。あまりに長い復讐の道のりだった。
店員「ま、待て!た、助けてくれ!殺すのは…殺すのだけは…!?」
男「………」 ジリッ…ジリッ…
店員「やめろ!?やめろよおおおお!!」
―――妹、お前の敵は取ったぞ?
男「死ねええええええええええええッ!!」
ス「お兄ちゃんだめえええええええええええええッ!」
男「ッ!?」
ス「ダメだよ…殺しちゃ…殺しちゃダメだよ…」
男「何を言っているんだ!?こんなクズ野郎、殺されて当然だろうが!?」
ス「ダメ!それは絶対にダメだから!だって…妹ちゃんは絶対にそんなこと望んでいないから!
お兄ちゃんに不幸にはなってほしくないから!」
男「…ッ」
―――ストーカー野郎の言う妹はたぶん…本物の…。
ス「私はお兄ちゃんの本物の妹じゃなかったけど、最近楽しかった。
また昔に戻れたような気がして…お兄ちゃんにはこれからも楽しく生きて欲しいから…だから!」
―――ああ、全ての謎が解けた気がする。
ス「ダメだよ…殺しちゃ…殺しちゃダメだよ…」
男「何を言っているんだ!?こんなクズ野郎、殺されて当然だろうが!?」
ス「ダメ!それは絶対にダメだから!だって…妹ちゃんは絶対にそんなこと望んでいないから!
お兄ちゃんに不幸にはなってほしくないから!」
男「…ッ」
―――ストーカー野郎の言う妹はたぶん…本物の…。
ス「私はお兄ちゃんの本物の妹じゃなかったけど、最近楽しかった。
また昔に戻れたような気がして…お兄ちゃんにはこれからも楽しく生きて欲しいから…だから!」
―――ああ、全ての謎が解けた気がする。
ス「パティシエになるんでしょ!?やっと生きる希望を取り戻してくれたじゃない!?
妹ちゃんを失くした悲しみは分かるけれど!それでもやっと最近生きる喜びを見つけてくれたじゃない!」
男「…う…うぐ…」
―――そうか、コイツがわざわざ妹のフリをして保護司をしてくれたのは…。
ス「またプリン工場へ行こう!?ううん、お兄ちゃんがプリン工場を作ればいいんだよ!
それで…それで妹ちゃんのところへプリンを持っていこう!?」
男「あ、ああ…ああああ……」
―――ずっと3人で遊んでいたな。俺と妹とそして妹の友達…まるでもう1人の妹のような小さな少女…。
妹ちゃんを失くした悲しみは分かるけれど!それでもやっと最近生きる喜びを見つけてくれたじゃない!」
男「…う…うぐ…」
―――そうか、コイツがわざわざ妹のフリをして保護司をしてくれたのは…。
ス「またプリン工場へ行こう!?ううん、お兄ちゃんがプリン工場を作ればいいんだよ!
それで…それで妹ちゃんのところへプリンを持っていこう!?」
男「あ、ああ…ああああ……」
―――ずっと3人で遊んでいたな。俺と妹とそして妹の友達…まるでもう1人の妹のような小さな少女…。
ス「私は…私はただ…あの頃のお兄ちゃんに戻って欲しくて…!」
男「すまん…すまない…」 ガシャア…
―――もうサバイバルナイフを握る力はない。いや、握る気力がない。
ス「うう…ヒグッ…グスッ……」
男「おおお…」
―――俺はもう1人の妹にどうやら救われたようだ。
男「…すまん、すまなかった」
―――気がつくと、雨は止んで夜は静寂を取り戻していた。
―――――
―――
―
男「すまん…すまない…」 ガシャア…
―――もうサバイバルナイフを握る力はない。いや、握る気力がない。
ス「うう…ヒグッ…グスッ……」
男「おおお…」
―――俺はもう1人の妹にどうやら救われたようだ。
男「…すまん、すまなかった」
―――気がつくと、雨は止んで夜は静寂を取り戻していた。
―――――
―――
―
-10月4日 早朝-
女「なるほど…そんなことが…」
男「すまん、最後まで迷惑をかけて…」
女「でも男クンは殺さなかった。違う?」
男「『妹』が目を覚まさせてくれたんだ」
女「…そう、そうなんだ」
男「アイツ、そこにいますか?」
ス「お兄ちゃん…」
男「よう、まともに話すのは3日ぶりだな?」
ス「うん…」
男「ったく、貴様のせいでこのザマだ」
ス「ごめん、あの日スーパーで犯人を見かけたから…それで」
男「俺の記憶を呼び起こさせまいとしたんだろ?で、捕まっちゃったわけだ」
ス「ごめんね、本当にごめんね…」
男「いや、それはこっちのセリフだ。そして…ありがとう」
女「なるほど…そんなことが…」
男「すまん、最後まで迷惑をかけて…」
女「でも男クンは殺さなかった。違う?」
男「『妹』が目を覚まさせてくれたんだ」
女「…そう、そうなんだ」
男「アイツ、そこにいますか?」
ス「お兄ちゃん…」
男「よう、まともに話すのは3日ぶりだな?」
ス「うん…」
男「ったく、貴様のせいでこのザマだ」
ス「ごめん、あの日スーパーで犯人を見かけたから…それで」
男「俺の記憶を呼び起こさせまいとしたんだろ?で、捕まっちゃったわけだ」
ス「ごめんね、本当にごめんね…」
男「いや、それはこっちのセリフだ。そして…ありがとう」
>>544
いや、チンコから汁が出てる
いや、チンコから汁が出てる
ス「ほえ…?」
男「貴様の…いや、お前のおかげで…俺は地獄から救われた。
たぶんお前が現れなかったら、俺は…何も取り戻せず、妹を失った悲しみから立ち直れなかったと思う」
ス「そんな…私はただお兄ちゃんを救いたくて保護司をしただけだから。
無理にでも妹のフリをし続けたのは…あの頃に戻りたいなって…ただそれだけで」
男「いいんだ。それがよかったんだから」
ス「こうやって話すのは何年ぶりかな…?」
男「さあな、お前が転校して以来だから10年は軽くたってる気がする」
ス「長かったね」
男「長かったな」
男「貴様の…いや、お前のおかげで…俺は地獄から救われた。
たぶんお前が現れなかったら、俺は…何も取り戻せず、妹を失った悲しみから立ち直れなかったと思う」
ス「そんな…私はただお兄ちゃんを救いたくて保護司をしただけだから。
無理にでも妹のフリをし続けたのは…あの頃に戻りたいなって…ただそれだけで」
男「いいんだ。それがよかったんだから」
ス「こうやって話すのは何年ぶりかな…?」
男「さあな、お前が転校して以来だから10年は軽くたってる気がする」
ス「長かったね」
男「長かったな」
>>546
お前はいったいナニしてるんだ
お前はいったいナニしてるんだ
男「っと。さあ俺はそろそろ行かないと」
ス「………」
男「仕方ねえよ。保護観察期間にこんな事件起こしたんだからな。まあ正当防衛っちゃそうだけど…心象はよくない」
ス「戻ってくるよね…?」
男「ああ必ず。でもしばらくお別れだ」
ス「えっ…?」
男「次に会うときはお前に顔を合わせられるだけのきっちりしたお兄ちゃんになってからだ」
ス「………」
男「お前は俺に生きる希望を与えてくれた。でも結局俺はお前に何もしてやれなかった」
ス「グスッ…ヒグ…」
男「泣くなよ。きっとプリン工場建ててやるからさ」
ス「うん…約束らよ?」
男「当たり前だ!まずは人参の皮剥きからマスターしてやる」
ス「うん…うん…!」
男「じゃあな」
ス「………」
男「仕方ねえよ。保護観察期間にこんな事件起こしたんだからな。まあ正当防衛っちゃそうだけど…心象はよくない」
ス「戻ってくるよね…?」
男「ああ必ず。でもしばらくお別れだ」
ス「えっ…?」
男「次に会うときはお前に顔を合わせられるだけのきっちりしたお兄ちゃんになってからだ」
ス「………」
男「お前は俺に生きる希望を与えてくれた。でも結局俺はお前に何もしてやれなかった」
ス「グスッ…ヒグ…」
男「泣くなよ。きっとプリン工場建ててやるからさ」
ス「うん…約束らよ?」
男「当たり前だ!まずは人参の皮剥きからマスターしてやる」
ス「うん…うん…!」
男「じゃあな」
>>548
ナニって……ナニだろ
ナニって……ナニだろ
類似してるかもしれないスレッド
- 新ジャンル「ロリスモーカー」 (594) - [82%] - 2010/7/29 2:00 ○
- 新ジャンル「自傷癖ストーカー」 (54) - [80%] - 2008/9/5 6:30 △
- 新ジャンル「妹パチンコ」 (123) - [78%] - 2008/11/27 19:45 ○
- 新ジャンル「古ゲーマー」 (55) - [78%] - 2008/10/21 19:30 △
- 新ジャンル「ストーブ娘」 (107) - [78%] - 2009/3/6 9:00 △
- 新ジャンル「偉そうメイド」 (781) - [76%] - 2008/12/5 10:00 ☆
- 新ジャンル「イケメンロリ」 (55) - [76%] - 2014/6/21 18:30
- 新ジャンル「廃墟メトラー」 (82) - [76%] - 2008/8/17 19:45
- 新ジャンル「ファービー」 (51) - [76%] - 2008/8/10 9:00 △
- 新ジャンル「姉ガティブ」 (89) - [76%] - 2008/8/14 3:30
- 新ジャンル「男センサー」 (440) - [76%] - 2009/11/5 2:45 ☆
- 新ジャンル「デスピサロ」 (90) - [76%] - 2008/7/13 4:00 ○
- 新ジャンル「ショタヤンキー」 (53) - [75%] - 2009/1/13 7:45 △
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について