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    元スレ新ジャンル「ヤンデレに憧れて失敗する」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    851 = 753 :

    しゅ

    852 = 768 :

    -?-

    「…ん?ここは…?」

    老人「…むぅ」 もみもみ

    「ふえっ!?ちょっと何してんのよこのクソジジイがっ!?」 ドゲシッ

    老人「むごふっ!?」

    「ひ、人が倒れているのをいいことに盛大に胸揉むとかどーゆうことッ!?」

    老人「ったく、最近の若者は胸ぐらいでハイキックを顔面に…うぐっ」  グリグリ

    「当・然・で・す・が?」

    854 = 768 :

    「てゆーかここどこ?」

    老人「お主の夢の中」

    「夢?それにしては妙にハッキリした夢ね…で、アンタは?」

    老人「ワシは桜の樹の精霊じゃ」

    「…痴呆?」

    老人「ボケておらぬわっ!聴け、小娘がっ!」

    「ったく、早く覚めないかしら」

    老人「いよいよ始まるのじゃ、ヤンデレ女王決定戦が」

    855 = 793 :

    シュール展開www

    856 = 804 :

    ざわ…ざわ…

    859 = 768 :

    「ヤンデレ女王決定戦…?」

    老人「うむ、お主の通う学校には隠された祭典があるのじゃ」

    「はあ…」

    老人「何でか知らんが歴代お主の学校からは沢山のヤンデレを排出しておる」

    「た、沢山のヤンデレっ!?」

    老人「うむ、そして今年も女王の座をかけて争ってもらう」

    「意味不明なんですけど…」

    860 = 768 :

    老人「なになに簡単なこと。他の候補の誰よりも速く、学校の桜の大樹の下で好きな人に思いを打ち明ければよい」

    「ああ、あるよね。やたら大きな桜…で、どの辺がヤンデレなのよ」

    老人「…手段は問わない。いかなる手段を使ってもよい。本日日が暮れるまでに、
        桜の大樹の下で相手に思いを打ち明けるのじゃ…そうすれば恋は必ず成就する」

    「か、必ずっ!?」

    老人「左様。悪い話ではなかろう?」

    862 = 768 :

    「で、でも私の他にヤンデレが…いるというの?」

    老人「ガクガクブルブル…今年は希代のヤンデレ豊作年…どのような恐ろしい戦いになるか…」

    「な、なんか信じられないんだけど…」

    老人「信じようと信じまいとお主は絶対に巻き込まれる…嫌でもな」

    「ど、どういうこと…?」

    老人「ではな、検討を祈るぞい」

    「あ、ちょっと…!」

    865 = 768 :

    -自宅-

    「…zzz…ん?あ…朝だ」

    「妙にリアルな夢だったけど…」

    「ヤンデレ女王決定戦かあ」

    「本当…かなぁ?」

    「しかも私は絶対に巻き込まれるって…」

    「どういうこと…?」

    866 = 768 :

    -校門付近-

    「ふあーあ、やっと学校着い―――ッ!?」

    ゾロゾロゾロッ ガシャッ ガシャッ

    「なッ!?(じ、自衛隊みたいな軍隊がッ!?)」

    兵士A「オ前ガ女ダナ?」

    「は、はい…!?」

    兵士B「我々ハ生徒会長近衛軍最上級部隊ダ。女、大人シク同行願オウカ」

    「あ、あううう…!?(な、なんで学校に軍隊がッ!?)」

    867 = 768 :

    -桜の大樹前-

    兵士C「偉大ナル会長様、ターゲット捕ラエマシタ」

    生徒会長「よろしい。ではこの桜の大樹の前に連れてきなさい」

    兵士C「ハッ、タダイマ」

    生徒会長「クスッ…先手必勝よ?他にどんな候補者がいるのか知らないけれど、
           タクラマカン砂漠で鍛え上げられた屈強な我が部隊で早朝から女さんを捕まえれば簡単な話。ふふっもう勝ちは決まったわね?」

    副会長「さ、さすがっす!会長っ/////」

    生徒会長「ふふふ、では女さんが来るのを待ちまし―――」

    …ピン ドグアアアアアアアアアアアッ

    生徒会長「ッ!?」

    868 = 768 :

    -屋上-

    ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

    委員長「…ジ・エンド。C4をモロに食らいましたわねぇ?」

    委員長「くすくす…先手必勝ったってそうはいきませんよぉ?生徒会長」

    委員長「桜の大樹の権利は私と男クンのためのものですからぁ」

    委員長「さ、男クンの身柄を回収しに行きましょうかぁ」

    869 = 768 :

    -同時刻 廊下-

    「ったく、何なんだよ!今日はしつこいって!」

    「ね、お願い!少しだけでいいから桜の大樹のところへ来て!」

    「何でだよ!?理由なんかねえだろっ!?」

    「あるの!私にはある―――」

    …ピン ドグアアアアアアアアアアアッ

    「な、なんだこの爆発音ッ!?」

    「…ッ!?(はじまったわね…この音はC4…急がないと)」

    「お、おいおいいつからこの学校はテロの標的に…―――うっ!?」 ドサッ

    「ちょっと眠っていてねお兄ちゃん」

    「ニタリ…今日は本気を出さないと勝てそうにないから…ふふっ」

    870 = 764 :

    超展開wwwwww

    871 = 838 :

    高校の時
    親衛隊によって常に守られてた生徒会長を思い出した
    友達の姉だったが、俺には何がいいのか理解できなかった

    872 = 768 :

    -トイレ-

    男友「…そ、そろそろ大丈夫か?」

    男友「何なんだよ?校内に軍隊がいたり、爆発音が聞こえたり…」

    男友「とりあえず男子トイレに隠れてみたけど…そろそろ出てもいいか」

    ザリッ…ザリッ…

    男友「…誰か来るっ!?」

    風紀委員「…男友、いるか?」

    男友「風紀委員ッ!?」

    873 = 768 :

    ガチャッ

    男友「よ、よかったぁ!今日ばかりはお前でも嬉しいぜ!一体何が何やらさっぱり…」

    風紀委員「ニヤッ…そこにいたのか」 スラッ

    男友「…えっ?そ、それ竹刀じゃなくて真剣…」

    ザリッ…ザリッ…

    風紀委員「さ、男友…ちょっと付き合ってもらおうか?」

    男友「くぁwせdrftgyふじこlp;ッ!?」

    874 = 768 :

    -教室-

    「ハア…ハア…だ、誰もいない、よね?」

    「爆発に乗じてとりあえず逃げて隠れてたけど…い、一体何が起こっているのかサッパリ…」

    「こ、これがもしかしてヤンデレ女王決定戦!?」

    「い、一体誰が候補なの―――」

    「…!(ろ、廊下に誰かいる…?)」

    「あ、あれは…男妹さん?」

    875 = 753 :

    しえん


    男友はヤンデレだけど女じゃないから女王決定戦不参加かwwww

    876 = 768 :

    -廊下-

    「ちっ…外は生徒会長の近衛部隊だらけね」

    「お兄ちゃんを背負いながら見つからずに桜の大樹に近づくのは無理、か」

    「さて、一体どうしま―――」

    ―――…ミツケタ。

    「ッ!?」

    「ちょっとぉ…よりによって1番会いたくないやつの殺気を感じてしまったわ」

    「イチかバチか、ダッシュで逃げ―――」

    …カッ ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオ

    878 = 768 :

    …オオオオオオオオオオオオオオオオオオン ガラガラガゴゴッ

    委員長「逃がしませんよぉ?」

    委員長「あらぁ?」

    委員長「…いませんねぇ?」

    委員長「というより少し派手にやりすぎましたわねぇ?校舎が半ば倒壊してしまいました」

    委員長「クスッ…でもそこらへの瓦礫の下にいるのは間違いないですわねぇ?」

    委員長「…火薬と塵のニオイに混じって、男クンのニオイが…」

    ピキッ ガラッ 

    委員長「ッ!?」

    879 :

    ヤンデレは嫌いだが、これはいい

    880 :

    やっと追いついた
    支援

    881 = 768 :

    委員長「不味いですわねぇ?これは本当に校舎が全壊に…」

    ガ…ガガガ…

    委員長「ちっ…いったん退却ですねぇ」

    委員長「男クンが死んでいないことを祈って…倒壊が収まってから探しにきましょうか」

    ガガガ…ズゴオオオアアアアアアアアアアアアアアアア

    882 :

    ヤンデレというより大和田漫画のようだ

    883 = 768 :

    -廊下-

    風紀委員「ハア…ハア…」 ボタッ…ボタッ…

    風紀委員「さっきの倒壊に巻き込まれて時間食ったばかりか…あうう、足が…」

    男友「…グッタリ」

    風紀委員「男友を背負いながらはキツイな…外は敵だらけだし」

    風紀委員「せ、せめてケガだけでも―――」

    担任「…あら、風紀委員さん!?だ、大丈夫ッ!?」

    884 :

    紫煙

    886 = 768 :

    風紀委員「あ、先生ッ!?」

    担任「ちょ…大怪我してるじゃない!すぐ手当てしないと!」

    風紀委員「…あ(これは好都合!ケガさえ何とかなれば!)」

    担任「ちょっと待ってね!薬出すから」 スチャッ

    風紀委員「あ、ありがとうございます先生…」

    担任「ちょっとジッとしててね!」 チウッ

    風紀委員「あ、あの先生。外傷なので注射は別に…」

    担任「…じっと、していてね?…ニタァ」

    風紀委員「ッ!?」

    887 = 768 :

    -中庭-

    「…ゴクリ」

    「校舎は倒壊するし、変な兵隊はウヨウヨしてるし…どうしたらいいのよ」

    「なんか奇跡的に生き延びてはいるけど…これじゃあいつ死んでもおかしくな―――」

    ガシッ

    「ひっ!?」

    副会長「…女さん、見つけた」

    888 :

    今北産業

    889 = 768 :

    「あ、ふ、副会長センパイ!?」

    副会長「兵の連絡では爆発に乗じて逃げたと聞いていたけど…ニヤリ」

    「えっ…じゃあまさかこの兵隊…」

    副会長「…我々の部隊だよ、女さん」

    ジリッ…ジリッ…

    「あ、ああ…な、何を…」

    副会長「悪く思わないでね?」

    「―――ッ!?」

    890 = 768 :

    -近衛部隊本拠地-

    生徒会長「ぐ、あうう…」

    生徒会長「思ったより…爆撃の傷が深いな」

    生徒会長「ちっ…これでは女さんをロクに探せない…」

    副会長「会長っ!?」

    生徒会長「な、何だ?」

    副会長「女さんを捕らえました!」

    生徒会長「何ッ!?」

    892 = 768 :

    -桜の大樹前-

    副会長「こちらです!もうすでに女さんは桜の前に連れてきています」

    生徒会長「素晴らしい働きだ、副会長」

    副会長「いえいえ!」

    生徒会長「…ん?どこにいるんだ?」

    副会長「………ね」

    生徒会長「何だ?何か言ったか?」

    副会長「ふふふ、そのケガじゃあ逃げられないっスね?」

    生徒会長「なに?」

    893 :

    男友ってヤンデレじゃなかったけ

    895 = 838 :

    >>893
    そうだけど
    今回は女王決定戦のため不参加かと

    896 = 768 :

    副会長「今こそ会長に思いを伝えるっス」

    生徒会長「なッ!?ま、まさかッ!?」

    副会長「会長!私、会長のことがッ!?」

    生徒会長「う、裏切りッ!?」

    副会長「す―――」

    「…消えなさい」

    ピンッ ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    897 :

    ん!?昨日あったのとは別のだよな?

    898 = 768 :

    …オオオオオオオオオオオオン

    副会長「…あ、う」 ドサッ

    委員長「…ただの閃光弾に麻酔薬を混ぜてるだけよぉ?
         とはいえ、直撃してるから2日は眠ったままだと思うけどぉ?」

    生徒会長「…お前、あのクラスの委員長か」

    委員長「最初の爆撃で死ななかったんですねぇ?ビックリですわぁ」

    生徒会長「あれ貴方だったのね。ったく、もうすぐ死ぬところだったわ」

    委員長「それは残念ですわぁ。とりあえず手負いの生徒会長さん、すみませんが、ご退場願いますねぇ?」 スチャッ

    生徒会長「手榴弾…殺る気マンマンってわけね?」

    899 = 768 :

    委員長「…ニヤニヤ」 ジリッ…ジリッ…

    生徒会長「…(参ったわね…こっちは手負いし…)」

    生徒会長「…!(仕方ない、時間稼ぎするか)」

    委員長「…時間稼ぎ?いいわよぉ」

    生徒会長「ッ!?(何こいつ…人の心でも読めるのかしらッ!?)」

    委員長「そうねぇ、私の狙いは男クンよぉ」

    生徒会長「自分からバラすとは…よほど自信があるのね?」

    委員長「…当然でしょう?私の愛は本物よぉ?」


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