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    元スレ(たぶん)新ジャンル「ロリ騎士」

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    551 :

    これは乙

    僭越ながら続き書いてみていいんだろか

    552 = 551 :

    ロリ騎士「ねえねえ」
    兵士「どうしました、ロリ騎士様」
    ロリ騎士「国境線があかいよ」
    兵士「夕焼けですね……あれ……」

     ロリ騎士は奥歯を噛み締めて、隣国との境に広がる、青々と茂る森を凝視し続けた。
     あの一体に巣を作る鵲たちが、日に揺れて慌ただしくはばたいている。
     兵士も気付く。

     あれは、ただの夕焼けではない。

     - - -

    国王「監査官♂、その事実をどうやって裏付ける」
    監査官♂「大使の存在からの類推に過ぎません」
    国王「であれば、我々は事実を確認するまで動けん……」
    監査官♂「それは」
    国王「判っておる。――事実を確認した時には、手遅れである」
    監査官♂「……」
    国王「……」
    監査官♂「……どうか、ご決断を」
    国王「先代であれば……」
    監査官♂「……はい」
    国王「先代であれば、どうしたであろうか」
    監査官♂「……まず、投獄したのではないでしょうか。ショタ騎士殿を……」

    国王「率直に聞く。この国は、終わりか?」

    監査官♂「いいえ。愛すべき者達が沢山いて、平和に悩める王がいる。
      こんなすばらしい国はありません」
    国王「終わりか?」
    監査官♂「……」

    監査官♂「終わらせるべきではありません。そう申し上げております」

    国王は、にやりと笑った。

    553 :

    ( ´∀`)何だかドラマチックな展開キタ!続き気になる

    落書きショタ騎士
    http://p.pita.st/?m=ac9kvqxb

    554 = 551 :


    国王「王子はまだか」
    「いましばらく」
    国王「……監査官♂、この策、本当に通用すると思うか」
    監査官♂「……」
    国王「なにか応えてくれ。不安だ。だが、何か話しておらんと落ち着かん」
    監査官♂「改めて、敬服します」
    国王「儂は、敬服されるような王ではない。だが、この選択だけは間違いたくないのだ」
    監査官♂「姉騎士様に言付けた文書次第にございます」

    国王「儂は、歴史の分岐点に立ちたくはなかった」

    国王「不安だ。不安で押し潰されそうだ」

    国王「だが、この国は守る」

    国王「や、約束しようぞ。最悪の事態が起ころうが」

    監査官♂「王、弱気になっては――」

    国王「こ、この儂の、首ひとつで、民衆が平和に過ごせるのであれば――」

    扉が開く。


    ロリ騎士「おうさま。東のそらが、焼けてます」

    国王「おお。ロリ騎士か……いや」

    国王「下がっておれ」

    ロリ騎士「おうさま……泣いてるの……?」

    555 = 551 :

    騎士「隣国は、盗賊団に金を流してます。それは間違いないと思うのだけど……尻尾が出て来ない……」
    仮面の「既にその盗賊団は、我が国の鎧と何一つ違わぬ鎧を着て、隣国に火を放ち始めております」
    騎士「鋳造工房ごと買収されていたと見るべきでしょう」

    仮面の「我々を陥れて、隣国にはどんな利益があるのでしょうね」
    騎士「弱い国が海に面している必要はない。もっと船を作れる国が、海に面した全てを仕切っているべき、というあたりじゃないですかね?」

    仮面の「……」

    騎士「使者が来たら、そのままお帰りになって下さいね?」
    仮面の「父は私を探していることでしょうね」
    騎士「それは、間違いないと思います。どんなご決断をされるかは、判りませんけれど……」
    仮面の「ああ、来たようですよ。ウチの連絡兵です」

    仮面の男は馬車に歩み寄る。

    連絡兵「姉騎士様宛の文でございます」
    仮面の「ああ。ご苦労――」
    連絡兵「お前は誰だ? 姉騎士様、この男に渡してよいので?」
    騎士「あ」
    仮面の「……ああ、すまない。隣国の際だからな」

    王子「父上の取った選択、改めさせてもらう。文に目を通すまで、待機していて貰おうか」

    連絡兵は仰天して馬から転げ落ちた。

    556 = 551 :

    国王「王子が見当たらんだと」

    ロリ騎士「あのね、王様。あのね」
    国王「……どうしたんだい、ロリ騎士たん」

    監査官♂(あ、いつもの王に戻った)

    ロリ騎士「あのね。私ね? 今朝ね、王子様に会ったの」
    国王「うんうん。今朝方、馬で周辺を散歩していたようだね」

    ロリ騎士「王子様ね、私にね、『戦え』って言ったの」

    国王「!」
    監査官♂「!?」

    ロリ騎士「この国が好きなら、戦えって」

    ロリ騎士「王子様ね、多分、戦おうとしてるんじゃ、ない、かなぁ……」


    国王「宮廷書記の様子はどうだ」
    監査官♂「取り乱している様子です」

    国王「我が息子は、恐らく国境線近くまで行っておろう」
    監査官♂「確信できることですか?」
    国王「……息子を疑うなら、確実だな。さらに付け加えるなら」

    国王「息子を信じてもなお、確実であろう」

    558 = 551 :

     ロリ騎士は奔った。
     命じられた任務の重さが、彼女を必要以上に急かし続けた。
     逸る動悸は、むしろ彼女の心的不安を押し殺し続けた。
     だが彼女は、目的地に辿り着く。
     彼女はすでに涙を浮かべている。
     跪いてなお、彼女の動悸は収まる気配がない。
    ロリ僧侶「……悩みを聞きましょう」
    ロリ騎士「ロリ僧侶ちゃん。あのね」
    ロリ僧侶「……特定自重……」

    ロリ騎士「あたしね、このお国が好きなの」
    ロリ僧侶「……? はい、存じてますよ」
    ロリ騎士「まだ子供だけど、このお国を守るために生きてるの」
    ロリ僧侶「……そうですね(先代の不幸が早かったことと、王の采配の妙だからなぁ……)」

    ロリ騎士「あたし、今晩、」


    ロリ騎士「……人を殺めることになると思う」


    ロリ僧侶「!?」

    ロリ騎士「あたしは、かみさまに何を懺悔したらいい?」





    ロリ僧侶「あなたに殺人を命じた人物が誰か判りませんが、私は神に仕える者として、その人を軽蔑します」
    ロリ騎士「おうさまは悪くないの!」
    ロリ僧侶「暴露自重」

    ロリ僧侶は、ロリ騎士の鳴き声を確認してから溜息をついた。

    ロリ僧侶「……神様は、平等」
    ロリ騎士「?」
    ロリ僧侶「殺さずに済む方法を、考え抜くべきです」
    ロリ騎士「……うん」

     ロリ僧侶は思う。
     罪のない人間はいない。……本当に、そうだろうか。
     普段から、ロリ騎士に罪らしい罪を見出せた試しがない。

    ロリ騎士「かみさまに、あやまれることは、ないですか」

     鳴き声の彼女に対して、応えられるような言葉なんて、ない。

     ――いや、一つだけあった。
     逃げのような気がして、今まで出来れば言いたくなかった台詞が。

    ロリ僧侶「……祈りなさい」
    ロリ騎士「はい。でも、なにを。」

    ロリ僧侶「全てを」

    ロリ騎士「……はい……」

    559 = 551 :

    王子「父の文を何度も読み返しましたが……この計画は杜撰すぎますね」
    騎士「そう言うのは早計ではないでしょうか。ここまでを整理してみましょう」

    ・隣国が、この国で正式採用されている鎧を発注しまくった
    ・それを盗賊に渡して、自国の辺境を攻めさせた。
    ・自作自演で、国際法的にも正当な進軍の理由が得られる!

    ・王はそれを阻止するために、調整役であった宮廷書記を投獄した。
     実際には関係なく、むしろショタ騎士の暗躍とかがあった部分である。
     単なる目くらましである。
    ・ショタ騎士は来賓として扱ってるけど、どうやら誰かさんをけしかけてヤっちゃうつもりだよ!
     誰なんだろうね。姉騎士と王子は誰なのかを推測する術さえないよ!

    ・王は最終的に、宮廷書記を投獄した事実を軸に、「最悪の場合」自分の間違いであったということを近隣諸国に示すつもりである。
     ギロチンくらい用意しちゃったよ!

    王子「……なんですか、そのひっどい文章は」
    騎士「これ書いてる奴が眠いそうなんです。申し訳ございません」
    王子「……まさか……」

     - - -

    宮廷書記「プリンおかわりー」
    「えー……。この国、どっちかっていうと卵貴重な方なんスけど……」
    宮廷書記「おだまりっ! こんなカビ臭い場所でいつも以上に書類処理させといて、どの口が言うかっ!」
    「あなた様を一応囚人扱いしなきゃいけないんですよう。体裁的にぃ」
    宮廷書記「判ってるわよ! ……しっかし、ねぇ……」

    宮廷書記「……あの日和見国王とは思えないわね。ロリ騎士に、ショタ騎士の殺しを命じるとは……。
      これは、絶対裏があるわね……」



    ↓つづき だれか たのむ

    560 = 551 :

    >>553
    なんかさわやかなキャラ絵を冒涜してしまった気分ですw
    スマソw

    562 :

    俺も書きたいけど状況が複雑すぎて参加出来ない・・・続き期待してます

    563 = 551 :

    酔った勢いで無茶振りしすぎたと思う反省

    続き書いて来ます

    564 = 548 :

    >>563
    ふぁいと!

    565 = 551 :

    監査官♂「ロリ騎士殿が部屋を出ました。急いで」

    ショタ騎士「はい。なんの御用ですか?」
    兵士「夜分に恐れ入ります。折り入ってお話が」
    ショタ騎士「……中へどうぞ。ですが、夜更けですし手短に願えると助かります」
    兵士「あなたは明日、この国を起ち、隣国に戻られるご予定でしたね」

     兵士は剣を抜いた。

    ショタ騎士「……なんの真似でしょう」
    兵士「あなたに改ざんした書類を持ち帰らせてしまえば、この国の明日はありません」

     ショタ騎士はにやりと笑う。

    ショタ騎士「そんなにこの国がお好きですか」
    兵士「はい」

     ショタ騎士は、兵士の即答に動揺を隠さない。

    ショタ騎士「証拠はおありで?」
    兵士「はい。あなたの鞄の中に」

     ショタ騎士は兵士を睨み返す。
     次第に彼の表情から笑みが消えていった――

     その時、勢い良く扉が開く。

    ロリ騎士「おかぐおー! ちがっ、お覚悟!」

     ショタ騎士と兵士は、意味不明な闖入者に目を向けた。

    566 = 551 :

    兵士「……ネグリジェに熊の縫いぐるみ……短刀……?」
    ショタ騎士「……なんの真似でしょう。いや本当に」
    ロリ騎士「あ、暗殺にはい、い、色仕掛けがいいと聞いつえ!」

    ショタ騎士「また噛んだよこの子」
    兵士「色仕掛け……なら、短刀は隠して迫るべきでは……」

    ロリ騎士「兵士さん……なんでここにいるの?」
    兵士「姉騎士様から、あなたを守るようにご用命を受けております故」

     ショタ騎士はほくそ笑んだ。
     ロリ騎士の寵愛は彼も話に聞いて知っている。

    ショタ騎士「……預かるぞ」
    兵士「なんだと?」

     ショタ騎士が指を鳴らした途端に、部屋の灯りが消えた。
     天井から何かが落ちた音。
     ロリ騎士の悲鳴。
     兵士は叫び、ショタ騎士がいたであろう場所を剣で薙いだ。

    ショタ騎士「血気盛んな事だ。
     その剣が全てを決定したな。
     私はいわれなき誹謗を受け、剣で応じられた。
     そして、その状況を打破するために、この子を盾、人質として国に逃げ帰ったという事になる。

     ……明日には宣戦の準備が整うだろう」

     窓際に、月明かりにを背負ったショタ騎士の影が映る。
     兵士は剣を向けられない。
     彼は文字通り、ロリ騎士を抱きかかえて盾にしていた。

    567 = 551 :

     灯りの届かない客間には、三、四人ほどの気配が蠢いていた。

    兵士「仲間が潜んでいたのか……」

     微かな気配は微動だにしない。
     暗殺に手慣れた者に違いない。
     兵士が仲間を呼ぶために息を大きく吸い込むと、闇夜から白い刃が伸びて彼の喉仏を撫でた。

    暗殺者「……やめておけ。喉くらいかっ切っても明日にはショタ騎士殿の正当防衛が成立する『ことになる』」

     兵士には、暗殺者の姿が見えていない。
     彼は冷や汗を流した。
     ショタ騎士は、窓枠にロープを縛り付けながら、三たびほくそ笑む。
     月明かりに慣れた兵士は、ロリ騎士と目が合った。
     彼女の口は押さえられていた。
     その喉元には彼女自身が持って来た短刀が、ショタ騎士の手で添えられている。

    兵士「ロ……ロリ騎士殿を、離せ」

    ショタ騎士「離すとも。この城が、焼け野原に変わった後でな――」

     - - -

     夜風とともに、闖入者達の気配は瞬く間に消えた。

     兵士は、月明かりの中心までふらふらと歩いてから、膝を折った。

    兵士「姉騎士様……申し訳ございません。私には力不足でした……」
    監査官♂「あなたは良くやったわ」
    兵士「監査官♂殿。あなたの部下では奴らを追い切れない」
    監査官♂「大丈夫だ。この国では、この状況は誰もが部下となる――」
    兵士「?」

    監査官♂「ロリ騎士殿がさらわれたぞー!」

     監査官♂が窓際からそう叫ぶと、見える範囲内にある、全ての兵士宿舎の扉が同時に開いた。

    568 = 551 :

    兵士達の怒号が窓に返る。

    兵士達「それは本当か!」
    監査官♂「ああ。しかもシースルーのネグリジェ姿でだ! 手の空いている諸君、ロリ騎士殿を連れ去った曲者を捜せぇっ!! 国境線を越えさすなぁっ!!」
    兵士達「応!!」

    監査官♂「……こいつら、こんなに訓練されてたっけ……」

    兵士達「捕らえたぞー!!」

    負けた方の兵士「早っ」

    569 = 551 :

    翌朝、玉座の前で、ショタ騎士と暗殺者の一行が後ろ手に縛られていた。

    宮廷書記「……ということで、王様の決定ではお咎めなしという事です」

    ショタ騎士達「……」

    宮廷書記「ですが、この一件……大国の密使には全てをそのまま伝えざるを得ません」

    ショタ騎士「殺せ」

    監査官♂「あなたが国でどんな罰を受けるか存じませんが、我々のような小国の一存で捌く必要はありますまい」

    ロリ騎士「……監査官さまぁ。どういうこと?」

    ショタ騎士「ショタ家の面汚しとして、称号を剥奪され、家を追われるだけさ」

     ショタ騎士は開き直ったかのように喋り始めた。

    ショタ騎士「そもそも出自の怪しい家系だからな。暗躍や賄賂に長けたことで隣国に重宝されていたに過ぎん――
     こうなれば、いよいよ盗賊稼業でも立ち上げるかね。
     ああ、笑えよ。笑えば良いさ」

     ロリ騎士は、涙を浮かべるショタ騎士の頬に手を添えた。

    ロリ騎士「……神様は、平等」

    ショタ騎士「?」

    ロリ騎士「良く判んないけど、平等なんだって。だからね、えっとね」

     一同は、ロリ騎士の次の言葉を待った。

    ロリ騎士「悪い事しちゃ、だめっ」

     ショタ騎士は一瞬唖然とした表情を見せてから、豪快に笑い出した。
     続いて、玉座に座した王が笑う。

     いつしか、部屋中の人間が笑っていた。

    570 = 551 :

    暗殺者A「……解放、されちゃいましたね」
    暗殺者B「……なに考えてるんだ、この国は」
    ショタ「だが恐らく、解放されたところで帰る家はないぞ。
     お前ら、身の振り方を考えといた方がいい」
    暗殺者C「先代からお仕えしてきたんだ、当面はショタ様について行きまさ」

    ショタ「……そうか」

     ショタ騎士は、この間抜けな王国を遠くから振り返った。

    ショタ「祖国での面倒ごとが済んだら、この国で事業でも起こしてみるか」

    暗殺者B「へえ。どういった事業で?」

    ショタ「無防備過ぎる国だ。傭兵の口には困るまい」

    暗殺者A「悪くないかもしれませんな」

    ショタ「ロリ騎士殿……」
    暗殺者C「え?」
    ショタ「あ、いや。なんでもない」

     ――と、いうわけで。
     姉騎士と王子が、彼らが国境線を超えたことを確認したところで、
     この物語は一旦幕を閉じるのであります。

    [一段落end]

    571 = 551 :

    回収し忘れた伏線とかあるかもしれませんが、
    お気付きの点は皆様で適当にSS化して回収してやってくださいw
    おそまつさまでした。

    573 :

    おお、なんだかまとまっている!乙です!

    574 = 551 :

    感想どもー

    ありゃー……読み返したら昨日の投下分に抜けがあったです。大失敗
    後から追加してもドラマ性まったくないけど、一応>>552>>554の間に下記を投下するつもりだった事を一応ご報告ぬw

    - - -

    宮廷書記「う……ん……」
     宮廷書記は、背中の下が冷たすぎる事に気付いた。
     彼女は目を開ける。
     最初、彼女はそこがどこなのか判断する事ができなかった。
     無理もない。彼女はその場を内側から見た事がなかったのだから。

    宮廷書記「え……?」

     彼女の想像力は、次第にその場所がどこであるかを見極め始める。
     彼女が確信をもった時、彼女には目眩しか残らなかった。

     そこは、監獄の中だった。

    575 = 548 :

    勝手に投獄中の宮廷書記と姉騎士の会話を投下


    騎士「頭は冷えた?」
    宮廷書記「……ええ、ある程度情報を把握したわ。ただ、自分の腑甲斐なさへの怒りで冷静とは言えないわ」
    「そこまで自己分析出来るなら十分でしょうに」
    書記「今は怒りを抑えることが出来そうにないわ」
    「そう……取り敢えず現時点で、貴方を骨抜きにした隣国のショタ騎士はクロよ」
    書記「……」
    「貴方が部屋で寝ている間に執務室の書類を弄っていたようね」
    書記「くっ……あの時に」
    「その後も怪しい動きを見せていたわ」
    書記「迂闊だったわ」
    「まったくよ。いくら貴方が小さい男の子が好きだからって」
    書記「私も陛下のことを言えないわね」
    「だから婚期逃すのよ」
    書記「う、うるさいわねっ!余計なお世話よ!貴方はどうなのよ」
    「さあ?」
    書記「さあって……」
    「そうね、監査官♂なんて良いかもね。同期で気心知れてるし、農民出なのに出世頭」
    書記「えっ!?」
    「顔も悪くないし」
    書記「ま、待ちなさい!貴方は自分より弱い男に興味ないんでしょ?」
    「あら?気付いてないの?アイツ強いわよ」
    書記「え?」
    「ショタ騎士の動向を探りやすくするためにアイツには囮になってもらったのよ。しかもあからさまに狙われるように」
    書記「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
    「危険なのに、頼んだら二つ返事で。やっぱり守りたいものがある男って強いわね」
    書記「守りたい、もの?この国のこと?」
    「はあ、まったく……(監査官♂、気付いてもらえてないみたいよ)」
    書記「何よその露骨な溜め息は」
    「別に。ただ、ちょっと可哀想な男を憐れんだの。(アイツの守りたいもの、鏡見れば分かるでしょ、なんて癪だから言ってあげない)」
    書記「?」
    「じゃあ、快適な牢獄暮らしを送りなさい」

    576 = 551 :

    これは濃いシーンw 乙です
    書記主役で一本書けそうだなぁ

    577 = 548 :

    騒動解決後、去りぎわのショタ騎士と宮廷書記


    ショタ騎士「宮廷書記様、色々とごめんなさい」
    宮廷書記「今更可愛こぶっても無駄よ」
    ショタ「ははは、そりゃそうだ」
    書記「で、話って何かしら?」
    ショタ「いや、ちょっとした野暮な話と世間話をな」
    書記「は?」
    ショタ「まずは世間話だが、この国はアンタだけが脅威じゃなかった」
    書記「当たり前よ」
    ショタ「まあ聞けよ。この国は女狐以外にも化け物揃いだ」
    書記「女狐?私のこと?」
    ショタ「ああ、っと怒るなよ。この国の3人の女とその周りの奴ら」
    書記「3人の女?」
    ショタ「女狐のアンタと、腕っぷしと行動力のある獅子、姉騎士、ある意味でこの国を支え、救った聖女、ロリ騎士」
    書記「続けて」
    ショタ「アンタは油断ならない政治家だ。姉騎士は単体としての戦力だけじゃない、あの急場の指揮。将来的には騎士団を率いるんだろうけど、絶対に戦いたくないね。アンタの腹心の監査官♂・♀もこの俺の行動を丸裸だ。密偵にでもすればいいのに」
    書記「親友と自慢の部下、当然よ」
    ショタ「あとはロリ騎士の部下、奴の忠誠心は本物だ。俺にもあんな忠誠を誓わせる主がほしいぜ。そんで、最後はロリ騎士だ。アイツがいるからこの国はおかしくて、そして強い。アイツを中心にこの国は平穏を保つ」
    書記「そうね、貴方に負ける要素がないわね、この国は」
    ショタ「ああ、国に帰ったら俺の元陛下に言っておくさ。この国にちょっかい出すのはやめておけ。女狐と獅子、聖女を敵にして勝てるわけない、ってな」
    書記「釘はしっかり刺しなさい」
    ショタ「ああ。それと最後に野暮な話だ」
    書記「野暮な話?」
    ショタ「アンタの腹心の監査官♂に伝えてくれ。“アンタの大切な花についた悪い虫は退治された”って」
    書記「どういう意味?」
    ショタ「男同士の内緒話さ」

    578 :

    かっけえなショタ
    こいつが改心した後の後日談が読みたいわ

    579 :

    10年後・・・

    監査官「すっかり悔い改めて、今じゃ場末の酒場店主と聞いたが……ここかな」

    カランカラン

    ショタ店主「いらっしゃいませー」

    監査官「か、変わってない!?どんだけ若作りなんだアンタはー!」

    ショタ店主「えへへー、企業秘密です」

    580 = 551 :

    ぉぅふw

    581 :

    さすがのショタ家wwww

    582 = 547 :

    ネバーランドだ

    583 :

    おお、綺麗に纏まっ……オチがショタかよwwww

    「あ、どーも。真人間で通った甲です」
    「影薄いのに過大評価な気がします、乙です」
    「名乗りと労い兼ねているみたいですよコイツ。因みに丙です」
    「名前呼んで貰えただけ有り難いんじゃないかな?丁です」

    「なんか増えてるー!?

    ……てっきり、ロリとショタがくっつくと思ってました。監査官♀です。
     うちの酔いどれが氣志團無双とかスレ違いやらなくて良かった……」

    「……うぃ~(ひっく)
     実は、わしら親子はスターシステムに則っていての。昔は酔いどれ保安官と軍のエリートじゃった。
     余所でこんな親子見かけたら、まさにわしらかもな」

    584 = 581 :

    しかしショタいいキャラだわ
    最初はまさかこうなるとは思わんかった

    585 :

    おもしろかった
    まさかロリコンパワーで解決してしまうとは…この国、始まったな

    586 :

    あれ? ショタ騎士の国って確か……



    監察官「興味深い情報を耳に入れたぞ」

    宮廷書記「興味深い情報?」

    監察官「ショタ騎士の国でかなり大規模

    な反乱が起こった」

    宮廷書記「大規模な反乱? それはどう言う事?」

    監察官「ショタ騎士を放逐した事で、な」

    宮廷書記「あ! そうか」


    その頃ショタ騎士の国では

    国境兵士「俺達のショタ騎士を返せ~!」

    兵士「何で追放したんだあ!!」

    農民「裏切り者の王族を皆殺しだあ!!」

    騎士団「今こそショタ騎士様を国王に!!」

    587 :

    そうかこっちもダメな国だったんだっけwww

    589 :

    御目汚s(ry

    590 = 587 :

    これはいいショタ騎士

    592 = 587 :

    でもこれショタ騎士じゃね?

    593 :

    >586
    そう来たか。ならば……

    メガネ騎士「はて、早まりましたかな?」
    デカ貴族「ショタ騎士など、我らが内では一番の小物……」
    謎の巫「まさか、斯様に人心を束ねていようとはな……」
    天の大僧正「ふっふっふ、我らには、まだ打つ手が御座ろうて……」

    女王ロリババア「やむをえん、民草に真実を伝えよ」

     かくして、隣国の国民は知る。
     謎の巫女が、“男の娘”であった事を……

    594 :

    色々増えたww

    596 = 586 :

    >>593

    「だがしかし、案山子、お菓子
     ショタ属性とTS属性では全く別物と言う事実に気付かない>>593の面々の運命や如何に!?」

    597 :

    意味がよく分からん
    誰かの娘であることを伏せたのかオカマってことなのか

    598 :

    >>597
    オカマだろう
    男の"子"と"娘"を引っ掻けたダジャレ

    599 :

    >>597「準」でググッてみろ。それが男の娘だ 


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