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    元スレ新ジャンル「高校野球部で自分以外の部員が全員少女」背番号2

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    402 = 394 :

    ~帰り道~

    「しかし…捕先輩、すごいな…」
    「ええ。申し訳ないぐらい体中アザだらけなのよ?」
    「こりゃ、俺もうかうかしてられないよ」
    「ホントにね」
    「リードはどうかな?」
    「…正直、捕るだけでいっぱいいっぱいかもね…」
    「そうか…試合じゃ、お前がリードした方がいいかもな?」
    「私が!?リードなんてムリだよ~…」
    「組み立ては教えてやるよ。あとは状況判断だけだ。それも俺がベンチに入るから大丈夫!」
    「でも…」
    「大丈夫だって!そんなに難しい事じゃないから!…そうだ!このままウチ、来いよ。ビデオ見ながら教えるから」
    「………え?/////」
    「え?………ば、バカ!変な意味に取るなっての!/////」
    「…分かった…行くよ…///」
    「………///」
    「…なんか喋って…よ…///」
    「あ…ああ………やっぱり、やめとくか?」
    「………ばか………///」
    「お…お前が変な反応するから…」
    「…知らない!」
    『ダダダッ』
    「お…おい、投」
    「男のば~か!誘うなら、もっと上手に誘いなさいよね~!?」
    「………アホか」
    「(クスクス)…じゃあね!大会、頑張るから!男も、早くよくなってね!」
    「…ああ、頼んだぞ!」
    「………それから………」
    「?」
    「………///」
    「…なんだ?」
    「///………やっぱやめた」
    「なんなんだよ?」
    「…ご飯作って欲しかったら、いつでも言うんだよ~?」
    「…思い出した!…お前!!あんなもん食わせて、俺を悪化させる気か!?」
    「料理は味じゃないよ~!気持ちだよ~!?」
    「殺意しか感じなかった!!」
    「(クスクス)そりゃどーも!じゃあね~!」
    『タッタッタッ』
    「…ったく…………………………ありがとよ」

    403 :

    青春してるわ~

    >>398
    GJ!
    まだお前のターンは終了してないぜ

    404 :

    話も絵もいいね~!
    俺、このスレが完結したら継と結婚するんだ…

    405 :

    ~とある朝~

    「オハヨーっす」
    「三ちゃん!外、すごいね~♪」
    「ああ。かなり積もったな」
    「ユキ ナンテ ハジメテ ミルヨ」
    「今日はさすがに室内練習ね~」
    「おし!雪合戦やろーぜ!?」
    「さんせ~い♪たのしそ~♪」
    「そうくると思った…」
    「ダメよ」
    「なんでだよ!?」
    「ボールより軽い雪玉を、いつもより強く投げると肩の炎症に繋がるわ」
    「本気にゃならねえよ。軽く…な?軽~く…」
    「三にそのような力の調節なぞ不可能だろう?」
    「バカにすんな!」
    「まぁ、雪の上でのトレーニング自体は足腰強化に繋がるとは思うけどね?」
    「…それよ!雪上ロードワークなんていいんじゃない?」
    「冗談じゃねえ!」
    「はんた~い…つらそう~…」
    「文句ばっかり言わないの。冬場にどれだけ走り込んだか…春になれば、その差が丸々実力差になるんだよ?」
    「ソウイヤ 男ト トウシュジンガ ミアタラナイナ?」
    「中もいないな?」
    「すでに走りに行ってるわよ。投手陣は走り込みが基本ですもの」
    「…ぜってー、ピッチャーだけはやらねぇ!」
    「てことで、私たちも行くわよ?」
    「ひぃ~ん…」
    「さ、行きましょ」

    406 = 405 :

    「…で、追いついたわけだが」
    「えーと…」
    「まったく…男がついていながら…」
    「えやっ!!」
    「当たらないよ~♪」
    「…むう~…やっぱ、右じゃ…」
    「隙ありっ!!」
    『ドシャッ』
    「きゃあっ!もう~…待ちなさ~い!」
    「…後ろががら空きだよ…?」
    『ベシャッ』
    「ひぃぁああああん…っ…!!」
    「とどめ~♪」
    『バシャバシャバシャ…』
    「………ひえええええええええ!!!」
    「投…大丈夫?」
    「…なんで私ばっかり…」
    「(クスクス)…どうやら、3人とも根に持つタイプなんだね~…」
    「なんですか、それ~?」
    「あんた達!!なに遊んでるのよ!?」
    「あ。キャプテン、遊びじゃないですよ?トレーニングの一環です」
    「雪合戦は肩によくないよ?」
    「勿論、利き手は使わせません。それにより体幹トレーニングになりますし、反射神経と周辺視野を養うのにうってつけですよ」
    「そうなの?」
    「ええ。コーチ本読み漁ったら書いてありましたから、間違いないと思います」
    「へぇ…」
    「…だとさ。つまり…」
    「(わっくわく!)」
    「ハァ…仕方ないわね…」
    「おっしゃ!でかした、男!」
    「ゆきがっせんだ~♪」
    「へ?」
    「…ポチ!」
    「あいあいさっ♪」
    「お前はあの雪だるまに潜め!我々がヤツらの注意を引く。合図をしたら、飛び出してスクランブルだっ!」
    「がってん☆」
    「遊は中央より突破するあたしの遊撃!ジェロは左舷より特攻!右は右翼から陽動を謀れ!」
    「わ…私たちもやるんですか?」
    「イイジャナイカ ナカナカ オモシロソウダ」
    「三、スターダスト・ゲインの使用は…」
    「無論反則だ。しかし、緊急事態での独断使用を許可する!」
    「わ…私はムリだからね?」
    「わーってるよ。お前は総大将だ。一!しっかり護れよ?マネジを討たれたら負けだかんな?」
    「はあ?」
    「いざ!野手陣対投手陣、作戦開始!!」
    「えええ!!?」
    「そっちの総大将は男だ!その首、もらいうける…!!!」
    『ダダダッ』
    「ぎゃああああああああああああああああ」

    407 = 405 :

    てすと

    408 = 405 :

    「我こそは…三国一の狙撃手なりぃ!」
    『…ズギュンッ』
    「………え?」
    『…スコーン!』
    「ほげえええええええ!!!」
    「敵将…討ち取ったりぃ~♪」
    「しくしく…俺、怪我人なんスけど…」
    「目の前を、スターダストが舞って…」
    「何も見えない所からジェロさんの砲撃のような雪玉が乱れ打たれて…」
    「おまけに、飛び込んで来た雪だるまが縦横無尽に走り回って、その冷たい手でボディタッチされたら…」
    「触り方もエッチだったよね~…」
    「不服だけど、お手上げさね~…」
    「さ…寒い…」
    「あんた達…少しは手加減しなさいよ…」
    「勝負事に手抜きは御法度だろ?」
    「ソノトオリダ」
    「右に同じく」
    「大人気ないわねぇ…呆れるほど…」
    「オラ、ポチ!いつまで雪だるまに入ってんだ?いーかげん死んじまうぞ?」
    『バッサバッサ』
    「…ふみゅう~…」
    「誠に素晴らしき働きであったぞ、ポチ!」
    「…きゅう~…」
    「…へくちっ!」
    「このままじゃ風邪ひいちゃうわ…戻ってシャワー浴びましょう?」
    一同「さんせ~い…へくちっ!」

    ~シャワー室~
    「ふぃ~…勝利の後のシャワーは格別だぜ!」
    「私たちは散々でしたよぉ~…」
    「はぁ…生き返る…」
    「それにしても、雪だるまは反則だよね…」
    「他のもたいがい反則でしたけど、アレには参りましたね…」
    「ふっふーん♪アタシの作戦勝ちだな?」
    「アレ…二が入ってたんです、か?その割りには大きかったような…」
    「なんかやたら胸ばっか揉まれて…不覚にも、雪玉を全然投げられなかったよ~…」
    「私も~…」
    「…私はあんまり触られなかったんですけど…」
    「オフロ♪オフロ♪るんるる~ん♪」
    「何を言っても敗者の戯言よ…ふははははは!!」
    一同「…ハイハイ」

    ~部室~
    「う゛~…ざむい゛~…みんな、早ぐ、上がっでぐれない゛がな゛~…」
    『ガラッ』
    「………」
    「あ゛。がんどぐ…って、スゴい鼻血!?どうしたんスか!?」
    「雪国………か」
    「…へ?」
    「お前らを甲子園に送り込んだら…北国の監督になるのも…フッ。悪くは、ない」
    「…はぁ?」

    409 :

    監督覗いてたのか?

    410 :

    覗いてただけではなくボディタッチ(性的な意味で)もしていた

    411 :

    ~シャワー室~
    「ふぅ…コーチするだけでも疲れるなぁ…」
    「…ん?誰だ?」
    「いっ…!?す、すいません!誰もいないと思って…」
    「なんだ男じゃねーか?ビビらせやがって」
    「さ…三先輩…(こ…殺される…)」
    「安心しろ。アタシ以外は誰もいねーよ」
    「え………あ、安心って言っても…す、スミマセン!すぐ出ますから!!」
    「はあ?シャワー浴びに来たんじゃないのか?」
    「そそそ、そうですけど…」
    「なら、サッサと浴びねーと風邪ひいちまうぞ?」
    「いや、しかしですね…?マズいじゃないですか、イロイロと…」
    「何がだ?…まさか、覗くつもりか?」
    「めめめめ、滅相もない!!」
    「なら気にすんなよ。なんの為に仕切られてると思ってんだ?」
    「はぁ…(…いいのかな?)…では、お言葉に甘えて…」
    「おう」『ザー………』
    「……………(き…気まずい…)」『ザー………』
    「…しかし、何だな?」
    「は、はいいっ!?」
    「お前が野球部に来た時は、ヤマシい気持ちで来たもんだと思ってたが…」
    「は、ははは…」
    「お前が来たお陰でチームにも纏まりが出たし、公式戦にも出られる可能性が出てきた」
    「そうですかね?」
    「ありがとな」
    「………そんな」
    「ははっ。やっぱ照れくせーな、マジメに話すのは///」
    「…ありがとうございます」
    「ば…バッカ!マジメに返すなよ///」
    「ははは」
    『ガラッ』
    「お。また誰か来たな?」
    「…(ヤバッ!この状況は、かなり…)」
    「…あら?誰かいるの?」
    「先客ですかね?」
    「学校に残ってるのは野球部だけだからね…誰かしら?」
    「(ややや…ヤバすぎる!!!)」
    「よう。その声は一と遊とマか?」
    「あら?三?」
    「やっぱりね」
    「あれ?隣も閉まってますよ?」
    「ん?ああ、アタシとおと…」
    「シーッ!シーッ!シーッ!」
    「ん?どした?」
    「…こ…この状況は、かなりマズいと思うんですよね…常識的に考えて…お願いします!俺の事は、なにとぞ、隠して下さい…!」
    「そうなのか?」
    「後生ですから…」
    「…つってもな~…アイツらもシャワー浴びに来たみてぇだし、簡単にバレちまうぞ?」
    「…ひいいいい…変態のレッテルが…っ!」
    「…しゃーねーな。下、くぐってコッチ来い」
    「………えええ!!!???」

    412 = 411 :

    「し、し、し、しかしですね…」
    「目は閉じとけ。開けたら、二度とその目でお天道様を拝めないと思えよ…?」
    「わ…分かりました」
    『ズズッ…』
    「よし」
    「神様…俺をこの世に産み落としてくれて有難うございます…」
    『バタン』
    「あら?誰もいない」
    「…(…セーフ)」
    「ま、まーな。アタシだけだぞ?」
    「マナーがなってないわね~お湯も止めないで出ちゃうなんて」
    「ホントですね」
    「………(マナー以前のこの状況…いかん。妄想しただけで鼻血が…)」
    「ひぁうっ…!」
    「どうしたのよ?変な声出して?」
    「な…なんでもねぇぞ?………(おい!ゴソゴソすんな、バカ!)」
    「………(そ、そんな事言われましても…)」
    「変な三」
    「さ。私たちもザーっと浴びて早く帰りましょう?」
    「そうですね」
    「そ、そうするといいぜ?」
    『………ザー………』
    「………(親父…お袋…姉さん…俺は天国に一番近い場所で元気にやってます…理性はブッ壊れそうですけど…)」
    「あ~気持ち良かった」
    「ホントにね」
    「そ、そいつは良かったな…?」
    「三先輩、随分と長湯ですね…?」
    「き…今日はそんな気分なんだよな~…は、ははは…」
    「変なの」
    「それじゃ、先に出るわよ?」
    「そ…そうか。アタシはもう少し浴びてくぜ~」
    「のぼせないでよね?」
    『バタン』
    「た…助かった…三先輩!ありがとうございます」
    「…お…おう」
    「だ…大丈夫ですか?なんかフラフラしてる気がするんですが…?」
    「だ………だいじょ………(バタッ)」
    「うわあ!背中にマシュマロが!!…って、いかん!!…ちょ…先輩!?のぼせたんですか?しっかりして下さい!」
    「ん………」
    「まずい…これは非常にまずい…状況は最高にして、最悪だ…このままじゃ…」
    「………」
    「………ええい!恩人の為なら両の目なぞいらん!!三先輩!?目…開けますよ?しかし、これは決してスケベ心とかではなく、人助けのなんたらかんたらで…!」
    「………み、水………」
    「水ですね!?水を汲んで来るには、それ即ち、目を開けなければなりません!致し方なく開けるのです!なにとぞ、ご勘弁を…!!」
    「…なにしてんの?」
    「その声は…投!?丁度良かった!水を…」
    「……………」
    『…ゴゴゴゴゴゴ…』
    「……んぎゃああああああああ…でも幸せでした神様あああああああ」

    413 = 411 :

    週末があまりにも嬉しくて暴走しちまったぜぃwww
    三先輩はやはりネタに困らない貴重なキャラだ…

    『ありがとうございます!』

    ついつい、お礼が言いたくなりましたwwwすまんwww

    414 :

    俺は>>413にお礼が言いたい

    415 :

    俺は>>414にお礼が言いたい

    416 :

    だれか先先輩の事も思いだしてあげて下さい。

    417 :

    バッキャロー!
    忘れられてこそ価値のあるキャラじゃねぇか!



    ごめんなさい、先先輩好きです。
    吊ってくる。

    418 :

    「…男」
    「あ。欠先輩」
    「ヒマそう、だな?」
    「そりゃ、まぁ。動けませんからね」
    「じゃあ、さ。あたしの練習、に、付き合わ、ない?」
    「いいですよ?何をするんですか?」
    「…ホームラン練習、だよ」
    「ほ…??」
    「あと、ファインプレーの、練習」
    「…えーと…?」
    「何でもいいん、だ。派手な練習、しないと」
    「派手な…?どーしちゃったんスか?欠先輩らしくない…」
    「…らしく、ない…か」
    「いや、その…」
    「………絵師が………さ?」
    「え…し…?」
    「…絵師が、忘れてやがるんだ、あたしのコト…存在を…」
    「………???」
    「『これで男以外は全員描いた』って」
    「え?俺以外?」
    「それは、さ?そういうのは…さ?先先輩の、役割、だよね?」
    「はぁ?(…意味が分からない)」
    「分かってるん、だよね。自分が地味…地味…地味、なのは。でも、さ?この仕打ちはないんじゃ、ない?かな?」
    「よく分かりませんが…地味な自分を払拭する為に、派手なプレーの練習…を、ですか?」
    「(コクコク)」
    「…他に方法はありませんかね?」
    「知らない、よぅ…ぐすん」
    「絵師さんとやらに描いてもらえば、満足なんですか?」
    「そうか、な?…うん。そうだ、ね」
    「………だそうです」

    419 :

    ほんまか。忘れてた
    多分一つ上の継あたりと一緒にしてたかな>>17参照



    420 = 418 :

    ~後日~

    「お~い…男…っ」
    「あ。欠先輩…って、あれ?」
    「ん?どうした?」
    「…いえ…(…ちょっと明るくなった…?…かな?)」
    「変な、男。アハハハハ♪」
    「う…///(キャラがなんだか変わってる…こんなにカワイイ人だったか…?)」
    「もう帰るんだ、ろ?マックでも、寄ろう、か?」
    「は…はい/////(…ダメだ…断れん…カワイイ…)」
    「うんうん♪アタシが先輩だから、奢ってあげる、ね?」
    「マジスか!?やった~!」
    「よ~し…日本代表、一緒に応援、する…よっ?」
    「ま、待って下さいよ~…」
    「……………(ニヤニヤ)」
    「あれ?継、どしたの?ニヤニヤして」
    「面白い事でもあったの~?」
    「いえ…思わぬダークホースがいましてねぇ…(ニヤニヤ)」
    「ダークホース?」
    「…楽しいねぇ」
    「?…変な継先輩」


    …というワケで、機嫌が直ったようですw
    >>419 GJ

    421 :

    やっと追いついた。しかし遅かったようだ(泣
    支援しますよ!



    あと中を貰ってもいいですk(ry

    422 :

    ~ある日・部室~

    「…これは一体どういう事かしら…?」
    「…ジェロ先輩が日本文化を学ぶんだとかで…」
    「“わびさび”を教えてるトコなんですよねぇ…」
    「なるほど。…で、部室一面畳張りであんた達は全員が着物姿ってワケね」
    「あれ?怒らねーぞ?」
    「慣れた…つーか諦めたわよ。イロイロとね…」
    「一ちゃん、諦めが早くなってるね♪」
    「ソレデハ…」
    「ジェロ先輩、それは茶漉しですよ?バットじゃありません」
    「『ワ』ノココロ…オクガ フカイ」
    「野点…どうするのかしら…?」
    「…フオオオオオオ!!!」
    「お…お茶が…」
    「飛沫をあげて、蒸発していく…」
    「風情もへったくれもないわね…」
    「…ドウゾ」
    「どうぞって言われても…」
    「お茶そのものが消え失せてるわね…?」
    「…“サドウ”ノ ミチハ ナガイ…」
    「…」
    「私が淹れ直すわ」
    「わ~い」
    ……………………………
    「…で、お茶会が始まったワケだけど…」
    「普通に美味しいね~…」
    「…で、オチは?」
    「…さあ?」
    「何なんですかね?今回…?」
    「絵師にアタシらの和装でも描いてもらいたいんじゃねぇのか?」
    「?」
    「は~…体に染み渡るねぇ…」
    「………(ズズズ)」
    「………茶なんて飲んで、大丈夫なんですかい?」
    「………………にが」

    424 = 422 :

    「肝試しだー!!」
    「また藪から棒に…」
    「せっかく学校に泊まるんだ。七不思議を解明すんぞ!?」
    「遊びじゃないわよ?大会前の『強化合宿』ですからね?」
    「でも、みんないないよ~」
    「自由参加だから。帰ったのもいるんじゃない?」
    「そんな適当な…」
    「ポチはどこだ!?」
    「二先輩、朝からいないですよ?」
    「………(そろ~り)」
    「しゃあねぇな…おい、男!」
    「ひぃ!…はいっ!」
    「…どこ行くんだ?」
    「えーと、その…」
    「オメーが逃げてどうする!?」
    「勘弁して下さいよ~…俺、オバケとかダメなんでスよ…」
    「行くぞ!まずは音楽室だ!」
    「いぃやぁだああああああ…」

    「あ~あ…」
    「…行く?」
    「キャプテン。どうします…って、寝てる」
    「頭が痛いの放っておいて…」
    「キャプテンって大変だね~」
    「特に、ウチのは…ね」

    ~音楽室~

    「…知ってるか?男」
    「何にも知りません。知りたくもありません」
    「ノリが悪いな」
    「もう帰りましょうよ…」
    「七不思議の一つ…真夜中、誰もいないハズの音楽室から聴こえる、ピアノの音…」
    「めめめめ迷信ですよ…」
    「シッ…!」
    『…………♪………♪』
    「きゃああああああ!!!」
    「出やがったな…どこのどいつだ!?」
    『ガラッ!』
    「…なんですかい?騒々しい」
    「…継?」
    「ななな何してるんですか…?」
    「ヒマだからねぇ…ピアノ弾いてただけだよ~…」
    「紛らわしいマネすんな!」
    「ね?やっぱり迷信でしたよ?気が済みましたか?もう戻り…」
    「次は理科室だ!継!お前も来い!」
    「暇つぶしになりそうでさねぇ…お供しますよ~…」
    「帰りたい~!!」

    425 = 422 :

    ~理科室~

    「七不思議の二つ目…真夜中の理科室で、動き出す人体模型…」
    「ベタですねぇ…」
    「理科室はホントにヤバいですって…」
    「なぁに。いざとなりゃ3対1だ。模型ごときボコボコにしてやんぜ?」
    「俺も人数に入ってる…しくしく…」
    『ガラッ』
    「確か模型は…」
    「あの奥ですねぇ」
    「あった。あれか?」
    「恐い…動かなくても充分恐いっスよ…」
    「………ん?」
    「やめやめやめて下さい!そんな意味深な…」
    『………ギ…ギ…ギ……ギギギ…』
    「………動いた!?」
    「無理無理無理無理無理!!!」
    「まさかホントに動くとはねぇ…?」
    「オラ、模型野郎!神妙にしやがれ!」
    「こここ、コッチに来る~!」
    「(まったく…五月蝿い男だねぇ)」
    「…何を騒いでいるのだ?」
    「…へ?」
    「右か?」
    「そうだが?」
    「…大体予想は付きますが、一応聞きますね…何してるんですかい?」
    「人体模型に人工知能を移植した」
    「いらんコトしないで下さい!」
    「ある程度の自我が芽生えたようだが…まだまだだな…」
    「…さて、お次はどうします?」
    「勿論、帰りますよね?」
    「三つ目!真夜中の家庭科室で、突如宙を舞う調理道具だ!」
    「ヤケになってませんか…?」
    「右先輩も行きますかい?」
    「人の心の究極である『霊魂』の正体か…良かろう。気になるテーマだ」
    「良かった…科学的な右先輩が一緒なら、幾分安らぎます…」
    「情けない男だねぇ…」

    426 = 422 :

    ~家庭科室~

    「しかし、宙を舞う調理道具って…あんまり怖くないですがねぇ…」
    「いやいやいやいや…充分恐すぎますって…」
    「動力源が気になる所だ」
    「まあ、入りゃ分かるだろ」
    『ガラッ』
    「三先輩、危ない!」
    「…!」
    『…ヒュンッ…ガスッ!』
    「…包丁?」
    「…早速ご挨拶ってワケか?」
    「荒々しい挨拶だな」
    「どうでもいいですけど落ち着き過ぎですよ…死ぬトコだったのに…」
    『ビュンッ…ビュンッ…ビュンッ…!!』
    「フライパンが!圧力鍋が!ガスコンロが!」
    「あらゆる方向から…」
    「ムチャクチャだーっ!!」
    「奥に誰かいるぞ?正体を現しやがれ!」
    「…ナンダ?」
    「じ…ジェロ先輩!?」
    「…いきなり入って来たら、危ない、よ?」
    「欠じゃないか…」
    「二人で何してんだ?」
    「ジェロ先輩の、特訓…です、よ?」
    「特訓?」
    「ココロノメデ トンデクル ハモノヲ ミキワメルノダ…」
    「危ないですよ!」
    「グランドでボール使ってやれよ!」
    「シト トナリアワセデナケレバ シンガンノ サトリハ ウマレヌ」
    「…だ、そうです」
    「…はあ、さいですか…」
    「ええい!次!」
    『ピロピロピロリロリ~~♪』
    「ぎゃああああああああ!」
    「ただの携帯の音じゃないか。臆病な男だねぇ…」
    「メールか?」
    「ビビった…そうみたいです。どれどれ…?」
    『そこに三ちゃんいる~?屋上に面白いものあるから、みんなでおいでよ~♪ 二』
    「二先輩からですよ?」
    「ポチから?なんだ、アイツ来てやがったのか?」
    「屋上、ねぇ…確か…」
    「七不思議の四つ目…真夜中の屋上で、金網の向こうから呼ぶ、自殺した少女の霊…まさか!?」
    「絶対行きませーん!」

    427 = 422 :

    ~屋上~

    『バタン』
    「絶対行かないって言ったのに…」
    「諦めも肝心だよ~」
    「ポチ!どこだ!?」
    「あ♪三ちゃ~ん!コッチだよ~」
    「………二?」
    「ポチ!少女の霊はどこだ!?」
    「え?何の話~?」
    「七不思議じゃないのかい?」
    「違うよ~?夜桜がキレイだから呼んだんだよ~?」
    「夜桜…?」
    「ホントだ…良かった…(ホッ)」
    「…おかしいねぇ?まだ開花宣言は出てないハズなのに…」
    「ま、いいじゃねぇか。真夜中の花見と洒落こもうぜ?」
    「だよね~♪」
    「………ん?」
    「どうしたんですかい?」
    「金網の向こうに…人影?」
    「…………ホントだ~!!!!!」
    「なに!?自殺少女か!?」
    「待て。生体反応がある」
    「生体…てことは…人間?」
    「誰だ!」
    「………」
    「………見た事ある顔だねぇ?」
    「お前は…」
    百合「…遊様…遠くから見守っていますわ…フフフ…」
    「…百合かよ…」
    「いつも、こんなトコから遊をストーキングしてたんですねぇ…」
    「…情けない」
    「…ある意味、霊よりヤバくないスカ…?」
    「そうさね」
    「…で、三ちゃん達は何して遊んでたの~?」
    「遊びじゃねぇ…七不思議の解明だ」
    「面白そ~♪二も連れてって~!」
    「おうよ。残す七不思議もあと三つだぜ」
    「どれも原因は野球部だったわけですが…」
    「次は…」

    428 = 422 :

    「う~ん………」
    「図書室の呪われた本も…」
    「…監督が隠してたエロ本の山でしたね」
    「美術室の血塗られた姿が映る大鏡も…」
    「…ついウッカリ転んで三先輩の胸を触ってしまって、どこからともなく現れた投・中・捕先輩・先先輩にボコボコにされた俺が映っただけでしたね………いてて」
    「次が最後の七不思議だね~?」
    「う~ん…」
    「どうしたのだ?さっきから唸ってばかりで」
    「…それが、思い出せねぇんだ。七つ目が」
    「私も知らないですねぇ…」
    「も、もういいじゃないですか。キャプテンも心配してますよ?戻りましょう?ね?」
    「納得いかねぇ…!」
    「外、出ようよ~!きっと、外にヒントがあるよ~?」
    「…イヤに積極的だねぇ?二は七つ目を知ってるのかい?」
    「どうかな~?えへへへ…」
    「……………」
    「どうしたんですか?右先輩もさっきから、たま~に考え込んでますが…」
    「………気になる事があってな…いや。やはり気のせいだろう…」
    「?」
    「しゃあねぇ。外に出るか…」
    「さ…行こう~♪」

    ~校門前~

    「…別に何も無かったねぇ…?」
    「謎は謎のまま…か」
    「………あれ?おかしくないですか?」
    「どーした?」
    「…この桜の木…」
    「…なんてこったい…屋上で見た時は満開だったのにねぇ…?」
    「…どういう事だ!?」
    「………」
    「…お~い♪」
    「あ、れ…?校門の外から二先輩が…って………え?」
    「今日から合宿だったんだね~…スッカリ忘れてたよ~…」
    「は?何言ってんだポチ。さっきまで一緒にいたじゃねーか?」
    「え~?二は今来たんだよ~?」
    「………え?」
    「………やはり」
    「やはり…って、どういう事ですか?」
    「さっきまでの二からは…生体反応が無かった…」
    「それは、つまり…」
    「なに???なあに~?」
    「ひ…ひええええええええええええ!!!!!」

    二′「えへへへ…七不思議の七つ目は…」

    「…思い出した。七不思議の七つ目は…」

    二′「…さ~て♪また誰か遊びに来ないカナ~♪」

    429 :

    正直、書き手の文才に嫉妬している俺ガイル

    430 :

    あなたがガイルさんか

    431 :

    男がホワイトデーで破産危機と聞いて(ry

    432 :

    >>431
    鬼畜ww

    433 = 432 :

    ~3/14・学校~

    「お…おはよう、男くん!」
    「あ。おはようございます、捕先輩」
    「………」
    「………え~と………?」
    「(ハッ)…な、なんでもない!なんでもないヨ~…ハハハ…/////」
    『タッタッタッ…』
    「…どうしたんだ?捕先輩…」
    「たわけー!!」
    『ズガッ…シャア!!』
    「うぎゃあ!…なにするんですか、いきなり!」
    「おいコラ…今日がなんの日か忘れちゃいねぇだろーなぁ?」
    「今日………あっ!」
    「そうだ…思い出したか?今日は世の男どもが全世界の女性様に平伏し、己の全精力を注いで貢ぐ日…ホワイトデーだ…っ!!」
    「スケールが大きいですね…」
    「よもや貴様。先月の件を忘れたとは言わせねぇぞ?」
    「お返し、か…マズい。スッカリ忘れてた…」
    「マヌケ!学校はいいから買って来い!!3倍返しだかんな!?」
    「ひいいいいいいいいいいい!!」

    ……………………………

    ~放課後・部室~

    「…え~と、みなさん…その…」
    「なに?なに?なあに~!?」
    「…要件を早く言いなさいよ…///」
    「…(ドキドキ)/////」
    「その…いつも俺みたいな冴えない男の相手してくれて…おまけにバレンタインには沢山のチョコもいただいて…ホントにありがとうございます…!」
    「…」
    「義理チョコだってのは分かってますが、すげぇ嬉しかったっス。だから、今日は俺からのお返しです」
    『…ガサガサ』
    「…これは?」
    「…手袋です。俺お金ないから…自分で編んだんですけど…なんか、スンマセン」
    「男くんの…手編み?」
    「スゴ~い♪じょ~ず~!!」
    「…まさか、この数時間で…!?」
    「そんなのムリに決まってるでしょ?ちゃんと覚えてましたよ」
    「…こ…コイツ…先輩をチャかしやがって…///」
    「三の分もあるの?一人だけチョコあげてないのに…?」
    「勿論」
    「そりゃそうよ!チョコはやらなかったが、コイツが何回アタシのチチ揉んだと思ってんだ?なぁ、男?」
    「…ちょ…」
    投・中・捕・先「………ほぅ?」
    『……………カッ!』
    「ぎゃああああああああやっぱこれかよおおおおおおおおお…」

    437 :

    3月17日ということで男が災難を受けると聞いて(ry

    438 :

    みんなすまん。出張で年度末イッパイまでアメリカいてくる。
    WBCは生で見れそうもないが、SSは書きためてくるよ
    他の書き手さん、がんがってくれノシ

    439 :

    >>438
    携行薬を忘れずに~

    440 :

    ポカーン

    441 :

    もしかしてこれでもう書き手いない?
    そうなるとそうとうさびしいな・・・

    もうひとつの全員少女スレみながら気長に待つよ・・・。

    442 :

    「うぉぉぉぉぉぉ!世界一だぁぁぁぁぁ!」

    それだけ

    444 :

    亀井「職人さん、やってくださいよ」

    445 :

    こないだこのスレ発見してちょっとSS書いてみようと思ったんだけどvipから見てたわけじゃないからいまいちキャラが掴めない、特に中
    誰かまとめにあげてくれると嬉しい

    そしてSSなのに終わりが見えない…orz

    446 :

    >>13じゃダメ?

    終わりが見えないって?

    447 :

    >>446
    見逃してた。全力で読んでくる

    いや、SSとして書き始めたはずなのにどんどん長くなってって……

    448 :

    これは久々の描き手さん登場・・・?

    wktkしながらまってるよ!
    長編でも全く問題ない自分が(ry

    449 :

    「おい、聞いたか!?」
    「何よ、こんな時間にそんなに慌てて」
    「一体どうしたというのかね?」
    「……とうとう頭おかしくなった?」
    「違うっ!『高校野球部に入ったら自分以外全員少女』がゲーム化されるんだ!!」
    「なにぃ!!」
    「ホントカ?」
    「私は聞いてないんが」
    「監督が勝手に進めてたらしいですから。試合のないサクセスのような感じで進むゲームでプレイヤーは俺となって様々なイベントをクリアしていくらしいです」
    「それってただのADVじゃ……さてそれより、監督をどうしましょうか」
    「はわっ、ちゃんと私のイベントあるかな!?」
    「マルチエンディングで、うまく選択していけば甲子園編どころかメジャーリーグ編まであるらしいです」
    「遊ちゃんのお兄さんと戦ったりもするのかな?」
    「男が兄さんに並ぶなんて考えられませんけど」
    「ふ~ん、相変わらず男には辛いね~?」
    「べ、別に男だからとかそんなのじゃなくて…」

    450 = 449 :

    「それにしてもまさか俺たちがゲームになるなんてなー」
    「男が主人公ってのは気に食いませんけどねー」
    「そこは仕方ないんじゃないか?」
    「私のイベントあるかな?」
    「私のイラストはあるのだろうか?」
    「男がメジャーリーグに行ったら…兄さんと敵どおし、か…」
    「遊、ゲームの話だぞ?それに味方の可能性も…」
    「けど…夢のよう」

    「…嘘みたいな話だろ?だって嘘だもん」
    「ナニ!?」
    「はぁ?」
    「へっ?」
    「!?」
    「やっぱりそうだろうね~」
    「今日は四月一日ですよ?まさかこんなに簡単にひっかかってくれると、は…?ちょっと?皆さん目が笑ってなうぎゃああああ!!」

    四月馬鹿はほどほどに

    おまけ
    「ふんふふんふ~ん♪ようマネージャー、今日も良い体してうぎゃあああああああ!!」


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