元スレ新ジャンル「高校野球部で自分以外の部員が全員少女」背番号2
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
302 :
男がチョコまみれになると聞いて(ry
303 :
>>302
把握
久々に書きますか。
『目指せ!夏大編』はちょっと充電中。スマソ
~部室~
男「さて。土曜も日曜も関係ない…か。練習、れんしゅ…???…これ…なんだ?」
三「んんん?お!?チョコじゃねーか、男!!やるなぁ、おい!」
男「え…え?…あ、今日は…」
二「ざっつらいと☆バレンタインなのでぇ~す♪」
男「そうでした…てゆうか、三先輩?2月に俺が一年、先輩が三年として部室にいるってのは、おかしくないですか?設定的に」
右「!!」
左「オロカナ…!」
一「…言わなきゃ分からない事を…」
三「細かい事、ギャーギャー言うな!おめぇは永遠に一年!アタシらは永遠に三年なんだよ!!新沢基栄から何を学んだんだバカ野郎!」
男「…えーと…何の話になってるんスか…?」
三「とにかく!男のロッカーにチョコを入れた犯人を探すぞ!ポチ!」
二「はいな!」
遊「容疑者なんか始めから絞られてますけどね…」
男「ちょ…やめて下さいよ!…そうだ!練習、始まりますよ!?」
『ガチャ』
マ「みんないる?監督が風邪ひいたから今日は自主練だって」
欠「お約束通り…」
継「…だねぇ」
男「あああああああああああああああ…」
三「容疑者は4人!現在部室にいない、投・捕・中・先を徹底的に尋問だ!!」
男「プライバシーの侵害ですよおおおおおお…しくしく」
三「部内恋愛など言語道断!侍魂を失った者に栄冠は輝かんのだあああああ」
一「…テンション高いわね」
右「久しぶりだからキャラを失いつつあるのだろう。大目に見るとしよう」
マ「…一応、『自主練』って言ったんだけどね…」
つづく
304 :
バレンタインデー編か
305 :
三「一!4人はどうした?遅刻か?」
一「さぁ?そういや『休む』って連絡は来てないわね?」
三「………臭うな」
二「確かに!三ちゃんのロッカー、クサいもの~」
三「王道だな、ポチ。腕を上げたな?」
二「てへ♪」
マ「そーゆうのはいいから」
『バタン!』
投「ハァ…ハァ…遅れてスミマセ~ン…寝坊しましたぁ~…」
三「投!!!」
投「ひぃ!ゴメンナサイ~!ペナルティのグランド20周は走りますから、命だけは…」
『スッ』
三「…コイツに見覚えは…あるか?」
男「うわあああ…先輩、やめて~…////」
投「…はーと…??」
三「うむ。バレンタインなぞに現を抜かし、あまつさえ男なぞのロッカーにチョコを入れた不届き者がいるのだ」
投「…へ~ぇ…モテモテねぇ…男………?」
男「どどどどどどどどどどーせ、ぎぎぎぎぎぎぎぎぎ義理だよ、義理!」
継「(ヒソヒソ)どうやら怒ってるみたいですねぇ…」
一「(ヒソヒソ)まぁ、寝坊してるぐらいだし、投はないでしょ」
三「投はシロ…か」
男「も、もう満足しましたか?いい加減練習を…」
三「バーロー!まだ容疑者は3人もいる!」
男「…どうしたんですか、三先輩…」
マ「アレじゃない?金●一とコナ★が最近コラボしたじゃない」
男「あー…」
三「謎は全て解いてみせる…!ジッちゃんのナニがデケェ!」
遊「影響受けすぎですね」
一「間違いだらけだけどね」
三「次は捕と中だ!どこに行きやがった?」
左「フタリトモ ばっぐハ アルゾ?」
右「来てはいるみたいだな?」
マ「あれ?言わなかったっけ?二人はかなり早く来てたから、買い出し頼んだんだけど…」
一「そうだったんだ?」
二「………かなり早く?」
三「行くぞポチ!駅前までダッシュだ!」『ダダダダダッ!』
二「さ、三ちゃん、速い~…」『たったった…』
一「…自由ね」
マ「ほら、アナタも行きなさい。一応当事者なんだし」
男「………はぁ(ため息)」
継「どうでもいいけど日付変わったよね~」
一同「シーっ!!」
306 = 305 :
~駅前・ショッピングモール~
捕「えーっと…テーピングにマキロン、絆創膏…と。あとは…」
中「コールドスプレーですね」
捕「そっか。どこにあるのかなぁ…?」
中「…捕先輩」
捕「ん?どしたの?」
中「…その…/////」
捕「なによ、顔真っ赤にして?」
中「お…男くんに…ち、チョコ…あげますか?////」
捕「…な…なによ、急に////」
中「いや、街中がバレンタイン一色なので…」
捕「確かに…う~ん…あげたいけど、練習終わってからかな~?三先輩とかに見られると面倒だし」
中「…準備…してます?」
捕「………一応…/////…中は?」
中「………私も…/////」
三「バッキャロ~!!」
捕・中「ひゃああああああああああああああああ!!」
三「そんな浮ついた気持ちなら野球なんかヤメちまえ!!」
捕「三先輩(どきどきどきどき)…いつの間に…?」
三「面倒で悪かったなぁ~!!」
捕「スミマセ~ン!」
二「…あれ?でも、今の話だと二人もシロだよね~???」
中「なんの事ですか?」
二「えっとねぇ。斯く斯く云々」
中「………抜け駆け!?………誰が!?」
三「それを探してんだ。男もデレデレしやがるから、戒めとしてあたしが…」
中「…デレデレ?」
男「はぁはぁ。二人とも速いですよ~」
中「…お、男…」
男「やあ。買い出し、ご苦労様。三先輩がなんか言ったろうけど気にしな………」
『パァァァン!!』
三「うわ…」
二「…いたそ~」
中「…話し掛けないで。死ねばいいのに…」
男「…な…何故…」
中「帰りましょう、捕先輩」
捕「う、うん…男君、大丈夫?」
男「…はひ」
捕「マキロン、いる?」
男「…お気持ちだけ…」
三「捕でも中でもない…となると…」
二「残るは1人だねっ☆」
三「…謎は全て解けた!!行くぞ、ポチ!小林少年!」
二「がってん♪」
男「…小林…?」
つづく
307 = 305 :
~グラウンド~
一「三たち、遅いわね…」
遊「いつまで遊び歩いてるんでしょうかね?」
左「ハルノ センシュケンモ チカイト イウノニ」
欠「やる気が…感じられない、です、ネ。…クスクス」
継「ま~自主練だってのに、バレンタインにマジメに練習してるウチらも…たいがいですけどねぇ~(笑)」
一同「……………」
継「あー…地雷踏んだ感が否めないね」
捕「ただいま戻りました~」
マ「あー、ありがとう!」
中「…どういたしまして…!」
マ「…なんでブスッとしてるの?そういや、三達に遭わなかった?アナタ達の事探しに出たんだけど…」
捕「あはははは…」
マ「?」
三「先はいるか~っ!!」
二「先ちゃん、御用だなも~っ♪♪」
マ「噂をすれば…なぁに?先が黒幕なの?」
三「投も捕も中も違うって言ってんだ。残った先しかいねぇだろ?」
二「三ちゃんの天才的推理ですぅ☆」
マ「…それ、推理でもなんでもないよね?」
右「うむ。容疑者の発言を鵜呑みにした上に消去法とは」
一「もう!また時間を無駄にして!さっさと練習に合流しなさい!?」
三「容疑者がここまで絞られたってのに、投げ出せってか!?」
一「肝心の先がいないじゃない」
三「それを探すのがあたしらの仕事でぃ!」
先「………いるよ~………(しくしくしく)」
一同「うわっ!!」
一「い…いつの間に…?」
先「ボク、最初からずっといたよ~…みんなヒドいよ~…(しくしくしく)」
右「そ、そうか…」
三「そ、それなら話は早ぇ!先!お前をバレンタインかぶれ容疑で逮捕する!」
先「ほえ?ボク、あげてないよ~?」
三「ほう。言い逃れとは見苦しい」
先「ホントだってば。だって、部活終わったらあげるつもりで…ここにあるもの」『ヒョイ』
三「な…なにぃいいいいい~っっ!?」
先「だから、ボクじゃないよね?」
三「なんて事だ…じゃあ、一体誰が…?」
一「…てか、あげようとしてた事はどうでもいいのね…」
男「二人とも速いですってば~…はぁ、はぁ」
三「小林少年…残念ながら…」
男「はい?」
三「このヤマは、迷宮入りだ…っ!」
つづく
308 = 305 :
二「…う~ん」
三「どうした、ポチ?唸ったりして」
二「相手に気持ちを伝えるバレンタインで、名前も伝えずに渡すものかなぁ?」
三「…なるほど!やるじゃねぇか、ポチ」
二「えっへん☆」
三「男!そいつをよく見せろ!」
男「だ…ダメですよ!」
三「いーからよこせ!………なんだぁ?手紙が付いてるじゃねーか!」
投・捕・中・先「!!!!????」
男「ヒドい…」
三「どれどれ…?『これからもお互いを高めあって、頑張りましょう 相』」
一同「え~っ!?」
投「相が…」
三「『PS こ…これは本命チョコじゃなくて、義理なんだからねっ!勘違いしないでよねっ!』」
男「は…ははは…アイツらしいや」
三「んだよ~…やる気なくなっちまったぜ~」
二「でも、探偵ごっこも楽しかったよ~?♪」
一「まったく…これじゃ、練習にならないわね…監督もいないし、今日は上がりにしましょう」
一同「は~い」
三「さて、練習も終わったし…」
捕「あの…これ、男君に…/////」
男「え…俺に、ですか?」
捕「モチロン♪えへへ、これからも宜しくね/////?」
男「…はい///」
中「捕先輩、自分ばっかりズルい…私も…」
男「中もくれるの?」
中「…義理よ義理/////!!」
先「ボクも///!!」
男「…ありがとうございます…嬉しいなぁ…」
一・マ・遊「はい、男くん」
男「えええ?キャプテンたちまで!?」
一「だって、あげるのが男くんしかいないじゃない?こういうイベントをスルーするのも、なんか悔しいしさ」
男「あ…ありがとうございます」
左「ホンバ ぶらじるノ かかおちょこダ びたーダゾ」
右「試しにチョコを培養してみた。食べたらレポートを提出するんだ」
欠「…チロル、だ」
継「あたしなんか麦チョコ一粒だよ~…」
男「ははは…」
~帰り道~
投「モテモテね…男」
男「男が俺しかいないからだよ。気持ちは嬉しいけどね」
投「ふ~ん…ま、それだけあったら『コレ』はもう必要ない…かな?」
男「な…お前…も?」
投「私が食べちゃおっかな~?」
男「いるよ!いるいる、いります!ありがとう!」
投「(クスクス)ホワイトデーには三倍返しだからね?」
男「ひぇ~…」
~ドキドキ☆バレンタイン大作戦!・完~
309 :
一番槍GJ!
投に萌えたwww
310 :
おおきてた!GJすぐる
311 = 305 :
疲れたw
家族サービス&プロ野球のキャンプ見ながらだから、ペース落ちるが投下するよ~
個人的には>>302みたいにテーマを投げかけてくれるとありがたい。
ストーリー本筋のプロット(粗筋)自体は全部立ってるから、読みたい題材を投げてくれたら脱線脚色してすぐ書くよ~
絵師降臨が一番のガソリンだがねwww
312 = 305 :
~シャワールーム・内野手編~
『ザー………』
三「ふぃ~…今日も疲れたな~…」
二「だね~…」
遊「実のある練習が出来たからね」
一「内野の連携プレーは、もう完璧ね。これからはトリックプレーの練習しましょうか」
遊「はい!」
二「あ~…ところで、三ちゃんは男ちゃんにチョコあげなかったね~」
三「ったりめーだろ?男がどうこう以前に、恋愛なんかに興味ねぇぜ!」
一「へー…(ニヤニヤ)」
三「なんだよ、一!?」
一「遊は?男くんのは『本命』じゃないでしょ?」
遊「(ドキッ)…/////」
一「…やっぱり、お兄さんか…確かにカッコイいよね~」
遊「そ、そんなんじゃ…/////」
一「私なら誰かな~…やっぱり、ダル●ッシュかなぁ~」
三「ケッ。メンクイめ」
二「あたしは広島の前田さんが好き~」
一「へ~…意外に渋いとこが好きなのね?ムネリンとか王子系が好きなのかと思ったわ」
二「やっぱり男は背中で語らないとね~♪」
三「分かってんな、二!どいつもコイツも顔で選びやがるからな~」
一「…アンタの変な趣味にはかなわないわよ」
遊「そうなんですか?」
二「三ちゃん、変な趣味なの~?」
三「失礼なヤツだな!?」
一「確かにいい選手だけど…和田さんはないわ…」
三「なんでだよ!?最高じゃねーか!!」
遊「和田って…SBの?なんだ…三先輩もメンクイじゃないですか~?」
二「つよぽん、カッコイいもんね!」
一「…それが違うのよ…」
遊「ま…まさか…」
三「ンなチンケな和田と一緒にすんな!和田の燻し銀の良さが分からねーなんて、オメーらガキだな~」
一・遊「おお…もう…」
二「三ちゃん、ハゲ専なんだね~♪」
『ザー…………』
313 = 305 :
~シャワールーム・外野手編~
『ザー………』
中「ふぅ…あれ?右先輩…シャワー浴びて大丈夫なんですか?」
右「案ずるな。これはお湯ではなく、ニトログリセリンだ」
中「………火気厳禁ですね」
欠「そういう次元じゃ…ない、よね…」
走「うん」
中「あ。欠先輩に走先輩。珍しいですね?」
欠「たまには、ね…しかし、髪をほどいた中は、誰だか分からなかった…わ」
走「しっかし、長いな~」
中「えへへ…でも最近傷んじゃって…キューティクルが大変なんですよ…」
欠「私は、伸ばさない…からね。長髪も…いい、かな?」
中「欠先輩、似合うと思いますよ~」
『キュキュッ』
左「…フゥ…」
中「あ。ジェロ先輩もいたんですね」
走「ふおお…しかし…これは…」
欠「…文字でしか表現出来ないのが残念、だね…」
左「?」
中「うん…はぁ…羨ましいな…」
左「ナァニ ヨクタベテ ヨクキタエレバ スグニ コレグライハ ナルサ」
中「…(いやいやいやいや…)」
欠「ははっ…自分で言うのもなんだけど…1人を除くと寂しいね、ウチの外野陣、は…」
中「うう…」
右「…世の中には『つるぺた属性』なる種族が存在するらしい」
走「へ~…」
中「…!?」
右「そういう人種にとっては、この空間は…パラダイスなのではないか?」
中「…男くんが『つるぺた属性』なら…私…私…!」
走「おーおー、マジだねぇ?」
欠「目が、燃えている、よ…」
走「古い表現だな~」
左「…マズイナ」
欠・走「え?」
右「“警告”室内の気温、急上昇。至急、退避せよ。繰り返す。至急、退避せよ…」
欠・走「あ。ニト…」
『…ドンッ!!』
314 = 305 :
~シャワールーム・投手編~
『ザー………』
捕「…投ってさ…」
投「え?何ですか?」
捕「マジマジと見たことないけど…やっぱり、スゴい体してるよね」
投「え~?」
先「うんうん!スレンダーなんだけど筋肉質で、ムダなお肉がないもんね…いいなぁ…」
継「あの剛球は、このバネのような体から生み出されるんだね~納得」
投「うう…ゴツゴツしてるみたいでイヤですよぅ…やっぱりあんな体に憧れます…」
マ「え?」
捕「あれは…」
継「選ばれた人間にのみ与えられる『才能』だからねぇ…」
先「なんで…なんで、ボクは選ばれなかったんだろう…」
マ「あのねぇ…」
一同「ハァ…」
『ザー……………』
~部室~
監「…ときに、男よ」
男「あれ?監督、風邪はいいんスか?鼻血出てますよ?」
監「ウチの投手陣は本当に『素晴らしい』よな?」
男「え?…そりゃ、剛球の投、コントロールの捕先輩、投球術の継先輩、変則プラス変化球の先先輩に…全てを兼ね揃えたマ先輩…県内でも屈指だと思いますけど?」
監「………」
男「…な、なんですか?」
監「お前はホントに…ロマンのない、つまんねぇ野郎だな…」
男「あんた何考えてんスか…」
315 = 305 :
…あんま需要なかったかな?ちと暴走してみたw
明日から、また仕事…orz
夏大編を書きためて、シコシコ投下するのを生き甲斐に頑張るよ…ノシ
316 :
乙
監督がいいキャラしてるww
317 :
>>303
新沢基栄懐かしすぎて涙でたw
318 :
書き込まないだけでwwktkしてみてる人は多いと思うから頑張ってくれ!
319 :
おいおい、ここの書き手はいちいち感想が無いと書けないのかい?
布団で読む度にムズムズ悶えてるような人間に感想を書かせようなんて…いや~、ここの書き手はドSだな~
320 :
~2/16(月)・朝~
二「遊たん、おはよう~☆」
遊「おはよう、二。今日も元気そうね?」
二「二はいつでも元気だヨ~♪」
『カチャ』
二・遊「あ」
『ドサドサドサドサ』
二「ふわ~…すんごぉ~い…遊ちゃんの下駄箱、チョコだらけだぁ…」
遊「………」
~教室~
『ご~ん…』
遊「…こ…これは…」
二「すご…机もチョコまみれ…引き出しに入りきんなくて、溢れてるよぉ…」
遊「ハァ…」
~放課後・グラウンド~
マ「遊~…ちょっといいかしら…」
遊「なんですか?」
マ「…アナタにお客さんよ」
遊「…え?」
女子達「遊センパ~イ!!!これ貰って下さ~い!!!」
遊「…い…いやああああああ!」
~部室~
『どっちゃり』
遊「ハァ…(ぐったり)」
一「毎年の事ながら、スゴいわね…」
男「これ…毎年なんですか…?」
遊「今年は14日が休みだからと…楽観していました…」
三「いいじゃねぇか。貰えるモンは貰っとかねぇとさ」
右「しかし…この匂い………?」
マ「チョコの甘い匂いに、頭が痛くなりそうよ…」
遊「どうぞ皆さんで食べて下さい…こんなに食べきれませんから…」
三「(じゅるり)いつもワリぃな~…では、早速この一番高そうなヤツを…」
右「………そこか!?」『じゅいんっ!』
一同「…え?」
三「ちょ…危ねーな!いきなり何を…」
右「…溶けたチョコをよく見てみろ…」
三「…!?こ、これは…?」
左「…ナンダ…コノ アオジロイ エキタイハ…?」
右「恐らくは劇薬の類いだろう。どうやら、これらのチョコ全てを調べる必要がありそうだ」
遊「げ…劇薬…?」
マ「何てこと…」
三「これは…又しても事件の臭い!ポチぃ!!」
二「はいな~!」
三「野球部に忍び寄る怪しい魔の手!再び我々の出番が来たようだ!」
二「わっくわくだねっ♪」
右「私も調査に参加しよう」
一「右、お願いね。今回ばかりはシャレになってないから…」
321 = 320 :
~翌日~
右「…みんな。昨日のチョコ事件についてだが…調査の結果、大体の事が分かった」
二「右ちゃん、スゴ~い」
三「犯人が分かったか!?どこの変態だ!?教頭か?監督か?」
右「まず、その青白い液体だが…誠に申し訳ない事に、私が独自に開発した『惚れ薬』と同等のモノである事が判明した…」
一同「ほ…惚れ薬ぃ~?」
三「右…!まさか、お前が…!?」
右「一つ言えるのは、私の所業ではない…という事だ」
二「まあね~?」
遊「では、誰が惚れ薬なんて…」
右「…同時に、容疑者は1人に絞られた。その薬の開発に携わったのは、私以外にその人物しかいないから…だ」
一「一体…誰が!?」
男「てゆうか、右先輩はなんで惚れ薬なんか…」
マ「この際、それは後回しよ。…で、誰なの?まさか…私達の知ってる人?」
右「…見てないで、入って来たらどうだ?」
?「………」
三「…!!そこにいるのか!?ポチ!御用だ~っ!」
二「こ…コワいよぅ~…」
『………ガチャ』
一「………アナタは!?」
?「………」
一同「………誰?」
右「…皆に謝るのだ、百合」
一同「………百合?」
マ「…いたいた」
継「…また懐かしいトコ引っ張り出したもんだね~…」
百「………遊様…皆様、ゴメンナサイ」
遊「………」
三「おうおう!少なからず野球部に縁のあるテメーが、一体どういう了見でぃ!?」
百「スミマセン…遊様への想いが…止まらなくて」
遊「………」
一「それにしたって薬を使うなんて…」
三「遊はウチのスーパースターだぞ!?それを分かってて…」
右「待ってくれ」
一「…右?」
右「そもそも、その薬は私が開発したものだ。責任の一端は私にある。…同様に、百合の遊に対する純粋な気持ちも知っている。責めるなら、私を責めてくれ」
百「右様…」
遊「………右先輩…」
右「そして…出来る事なら、今回は見逃して貰えないだろうか?」
322 = 320 :
マ「見逃すって言っても…」
右「博士、申し訳ありません」
マ「私はともかく…みんなは…?」
一同「………」
右「…三。どうだ?」
三「………」
一「三。右がここまで言ってるんだから…」
三「…アタシじゃないだろ?」
一「え?」
三「許すも許さないも…遊次第だ。遊が許さないってんならコイツをフルボッコにして追い出す。許すってんなら…それだけの事よ」
遊「…三先輩」
右「三…すまない」
百「遊様…私…」
遊「………がとう」
百「…え?」
遊「百合さんの危険な想いには応えられません。でも…」
百「…」
遊「私に想いを抱いてくれている…男女は関係なく、その気持ちは…嬉しい、ですよ。ありがとう」
百「遊様…」
継「…か~…こりゃ、女が惚れちまうワケだね…どこぞの馬鹿に爪の垢でも呑ませてやりたいよ…」
一同「(じーーーっ)」
男「え…え?え?」
三「それじゃ、この話はオシマイだな?」
マ「さて…それじゃ、右。理由を聞かせてくれるわね?」
右「はい、博士」
マ「どうして惚れ薬なんか作ったの…しかも、アンドロイドのアナタが?」
右「…それは、私がアンドロイドだから、ですよ…博士」
マ「え?」
右「羨ましかったんです。『恋』を出来る人間が」
中「…右先輩…(そう言えば、前にもそんな事を…)」
右「人が人を好きになるシステムを…なんとか自分にもインプットしたかったんです。
強く純粋な気持ちを持つ百合にも協力して貰いました。そしてあの薬が出来たのです。でも…」
マ「…でも?」
右「でも、私は所詮アンドロイド。恋に恋をするまでしか…出来ませんでした」
一「右…」
右「だから、さっきの遊の言葉…嬉しかった。人間の気持ちの美しさ…温かさに…触れた気がしました」
マ「右…」
右「しかし博士。私の想いが、チームに迷惑をかけたのは事実。どんな罰も受けます。スクラップにだってなります。申し訳ありませんでした」
マ「…何言ってるの」
右「…博士?」
マ「私達は、みんなアナタが大好きよ?伝わらないかしら?」
右「………難しい、です」
マ「じゃあ、これからはもっとアナタを大事に想うわ?これでいい?」
右「…その内、分かる時が…来るのでしょうか?」
一「勿論よ!ねぇ、みんな?」
一同「ええ!」
右「…温かい、気持ち…初めての…気持ち…」
マ「頑張ろう、右?一歩、一歩…よ?」
右「…はい、博士!」
323 = 320 :
投「…『想い』って…すごいね」
男「…ああ」
投「私、右先輩ならいつか…本当の人間になれちゃう気がするの」
男「…なれるさ、きっと」
捕「まだまだだよね…私達なんか…」
中「…ですね…」
三「オラオラ、暗くなんじゃねぇ!まだお天道様は出てんだぜ?練習、始めっぞ!?」
一「そうね。行きましょう!クヨクヨした時は、野球が一番!」
左「ソノトオリダ」
継「バカに付ける薬は、よりバカになれるモノだけ…って事だねぇ…」
欠「継…イイ事、言うね…!」
遊「百合さん。薬の入ってないチョコは美味しくいただきます。だから…」
百「…」
遊「私だけでなく、この素敵な野球部の全員を…応援して下さい、ね?」
百「………///////(クラッ)」
一「…もうそのぐらいで許してあげて…」
二「遊ちゃん、カッコよすぎだねっ☆」
遊「そうですか…?…分かりかねます…」
三「っしゃ!早速着替えて練習、練習!」
『ガチャ』『…コロン』
三「…ん?なんだコレ…?」
中「…チョコじゃないですか?」
二「しかも、おっきいね~…」
投「まさか…三先輩にも…?」
三「こ…こら百合、テメェ!悪ふざけが過ぎるぞ!?」
百「…私じゃありません…よ?」
三「他に誰がいるってんだよ!?」
男「これだけ男らしい三先輩に、女性のファンの一人ぐらいいてもおかしくないと思うんですが…」
三「男…冗談も休み休み言えよ?…骨も残さねーぞ…?」
男「ひぃいいいいいいいいい…(((;゚д゚)))」
三「どこのどいつだ!出て来やが……………!!!」
一「どうしたの、三?」
三「…今、凄まじい寒気が………ひぃ!?………ま、また………?」
マ「ちょっと…大丈夫?」
三「………てやんでぃ!あたしゃ、納豆と冗談が一番嫌いなんだ!サッサとグラウンドへ行くぞ!!」
一「大丈夫かしら…」
遊「大丈夫ですよ。きっと三先輩を想ってる人も、純粋な気持ちなんですから」
右「うむ。同意だ」
継「…写真撮っておくといいよ~(クスクス)」
男「やれやれ…」
投「大変なバレンタインだったわね…」
一「何はともあれ!練習、始めましょう?」
一同「おう!」
おしまい
324 = 320 :
>>319
なんか煽り入ってたんだな。今気付いた。
あなたの言うことも最もだけど、随分上からの物言いですね。
初めてSS書く人もいるだろうし、そんな言い方じゃ書きにくくなる…とか思わないのかね?
人の反応があればそれだけやる気も出るだろうし、人それぞれだと思うんですが…?
325 :
326 :
だが確かにふいんき(ryが嫌味っぽいな
…デレツンか
327 :
お客様と反応待ち様の喧嘩ですかい
両方とも新ジャンルの廃れた原因だと思ってる
329 :
~部室~
三「…今日もさみぃのに外練か…たりぃな~…」
一「ブツブツ言わない!」
三「へいへい。先に行ってるぜ」
~グラウンド~
三「…ん?ダレだ、あの野郎は…?」
?「どうも。キミ、ここの野球部のコ?」
三「そうだが…誰だオメー?部外者は立入禁止だぜ!?」
?「部外者…?ああ、何も聞いてないのか。…身内といえば身内なんだけどね」
三「アヤシいヤローだな…」
?「分かった。キミ、三塁手のコだね?噂には聞いてるよ」
三「噂?」
?「男勝りのサードがいるって、いつも聞かされてるよ」
三「オーケィ…誰の噂かは知らねーが、死ぬ度胸はあるらしいな…時世の句は詠んだか?」
?「噂と違って、可愛い女のコじゃないか」
三「な………/////」
?「しかし、参ったな。可愛い女のコとは言え、野球部なのに僕を知らないなんて」
三「可愛い言うな///!!新手のチカンだな?今すぐ追い出して…」
一「あああああああああ!!」
三「…な、なんだ?」
一「…もしかして…」
?「なんだ。やっぱりバレてるのか。危うく自信を無くすとこだったよ」
三「なんだ一、コイツの知り合いか?」
一「バカ!この人を誰だと思ってるの!?」
三「ただのチャラ男だろ?」
?「…参ったな」
一「この、すかぽんたん!この人は…」
遊「どうしたんですか?キャプテン…って…え………?」
?「よう。お前からこの男女に言ってくれよ」
三「ブッ殺すぞ!?」
一「やめなさい!」
遊「…兄さん…どうして、ここに………?」
三「…兄さんだあああ?」
遊兄「やっと分かったようだね?」
三「遊!オメーの兄貴、変質者だったのか!?」
遊「え?」
遊兄「ずこー」
一「失礼な事言うなっての!す…スミマセン!このコ、生まれつき脳味噌をお母さんのお腹の中に忘れて来てしまって…」
三「忘れてねぇ!」
監「おー、もう来てたのか」
遊兄「監督、お久しぶりです」
一「…お久しぶり?」
監「ああ。ソイツは俺が呼んだのさ」
一同「え………え~~っ?」
331 = 329 :
>>328
ハハッ、ワロ
まで読んだ
332 = 329 :
>>330
そんなん気にしてたら新ジャンルでSSなんて書けないんだぜ?
これからも淡々と書き綴ってやんよwww
333 :
vipは規制中だから最近の新ジャンルは支援できなくて歯痒いぜ
その分こっちに支援するわ
334 :
監「つーワケで、自主トレがてらお前らのコーチをしてくれる遊兄だ」
遊兄「よろしく」
捕「は~…本物だ…///」
継「浮気性発見~(ニヤニヤ)」
捕「や、やめてよ~!」
遊兄「監督や遊から皆さんの話は聞いてます。分からない事は…まぁ、適当に聞いて下さい」
欠「はいはーい!質問!彼女はいるんですか!?」
遊「………」
遊兄「う~ん…いるような、いないような…ま、想像にお任せするよ…?」
三「な~にが『想像にお任せするよ…っ☆』だ。ただのカッコつけじゃねぇか」
二「三ちゃん、☆は付いてなかったと思う…」
右「遊、どうしたのだ?」
遊「…な、なんでもありません/////」
監「まぁ、カルい奴だが野球の腕は皆も知っての通り、確かなモンだ。色々聞くといい」
遊兄「(ヒソヒソ)監督、どのコなら食べちゃっていーんスか?」
監「(ヒソヒソ)…とりあえずヤメておけ。ほとんどが返り討ちに遭うメンバーだ」
遊兄「お~コワ…」
一「で…でも、プロがアマチュアの指導って…確か違反になるんじゃ?」
監「安心しろ。コイツは自由契約の状態だ。メジャー契約の為にな?平たく言やぁ、『無職』だ」
遊兄「キッツいなぁ…」
左「…ジツリョク ミセテモラエマスカ?」
遊兄「お…キミだな?俺と同じで来季からメジャーに行く左選手ってのは?いいオンナだね~?キミが四番なんだろ?」
左「…ヤキュウノジツリョク二 ダンジョ ナド カンケイ アリマスカ…?」
遊兄「ふ~ん…ま、いいよ?エースは誰だい?」
監「コイツだ」
投「…え?は?なんですか?」
遊兄「…へ~可愛いね~?キミがエース?」
投「い…一応」
遊兄「それじゃ、投げてくれないか?」
投「私が!?」
遊兄「デモンストレーションさ。生きた球を打たないと、オレもナマっちゃうからね~」
投「で…でも」
三「投!こんなスカした軟派ヤロー、お前の剛速球でギッタギタにしてやれ!」
投「む…ムリですよ~」
男「…いい機会じゃないか?一流のプロに本気で相手して貰えるんだ。やってみろよ?」
投「男…」
遊兄「おや?キミは男だな?」
男「俺…ぼ、僕の事も?」
遊兄「ああ。監督から聞いてる。唯一の男子で、正捕手なんだろ?…それにしても…(ジロジロ)」
男「な…なんですか?」
遊兄「決めた。エースのキミ。オレが勝ったら、デートしようぜ?」
投「………え?」
男「………なっ」
遊「………!!」
一同「えええ~っ!?」
335 = 334 :
男「ちょ…監督!止めなくていいんですか!?」
監「面白そうじゃねぇか。お前、受けてやれよ?」
男「そんな…」
遊兄「…それとも、自信がないのかな?」
投「(カチン)…なくは、ないですけど?」
遊兄「そう来なくちゃ。エースってのは、たとえどんな相手にも背中を見せたらダメだからな」
投「男!準備して!!」
監「お…燃えて来たな~?遊兄、お前も手なんか抜くなよ?コイツの球は、ハンパなプロなんか相手にならねぇ程だからな?」
遊兄「楽しみ~♪」
男「分かった。リードは俺がするよ。本気で勝ちに行こう」
投「モチロンよ!」
一「だ…大丈夫かしら?」
マ「どんな一流の打者でも、10回やれば7回は投手が勝つんだから…ま、実力と経験を差し引いても互角でしょ?」
右「…加えて、初見で投の球を捕らえるのは至難の業だ」
左「ソレデモ アノヨユウ…クエヌ オトコダ」
継「つまんないね~…是非、遊兄選手に勝って貰いたいけど…ねぇ」
欠「そん時の男の反応も、見もの、だしね?」
捕・中・先「(どっち応援したらいいんだろ…?)」
監「どっちも準備はいいな?俺が主審をやってやろう。勝負は一打席だ」
投「…私が勝ったら?」
遊兄「…え?」
投「遊兄さんが勝ったら、私とデートなんでしょ?もし私が勝ったら、どうしてくれます?」
遊兄「…悪いけど、負けるの考えてないからね~…?好きに決めていいよ?」
投「それじゃ、『なんでも絶対に言うことを聞く』でどうですか?」
男「おいおい…」
遊兄「いいよ?」
マ「いいの!?」
投「武士に二言は無い…ですよね…?」
遊兄「モチロン♪」
三「よっしゃ!相手は3億円プレイヤーだ!大金せしめて、世界一周だぜ!」
マ「アンタって人は…」
監「よし、そろそろやるか?」
遊兄「いつでもどうぞ」
男「(よし…まずは、『コレ』だ!)」
投「(コクン)」
『ザッ………』
遊「(兄さん………)」
336 = 334 :
『ズドン!』
遊兄「………」
監「ストライク!」
男「(初球はやはり見てきたか…しかも、最後までしっかり見られたな…)」
遊兄「なる程、クロスファイヤーか…すげぇな。左右の違いはあるが、球速もキレも藤川さん並みだぜ」
監「…だろ?」
先「藤川さん…って、あの藤川球児選手だよね?」
捕「投って、本当に凄いんだね…」
遊兄「これでちゃんとした変化球が1、2個あれば、すぐにでもプロで通用すると思うが…さて、どうかな?」
男「………(一球外すか…?でも、勝負が長引くと危険だな…よし…!)」
投「………分かったわ」『ザッ………』
投「………えやっ!!!」『ビシュン』
遊兄「また真っ直ぐか…?だが…(ニヤリ)」
男「……(ヤバいか!?)」
『ッキィン!!』
遊「………嫌!」
三「ば…バカ!」
一「大きい!!」
右「…だが、これは…」
左「…キレル」
監「ファール!!」
投「………ふぃ~…」
遊兄「カットか…ボール一つスライドした分、切れたな」
マ「投とは初対戦なのに、二球目で完璧に引っ張るなんて…」
左「ヤハリ タダモノデハ ナイ…ナ」
男「(ストレート系は完全にタイミングが合ってる…ならば…)」
投「(…マジ?…ちゃんと止めてよね…?)」『ザッ………』
男「(必死の特訓で編み出した新球…)」
投「…通用するかしら…っ!?」『ビシュッ!』
監「!(三球勝負か…いい選択だが…)」
遊兄「………揺れ、る…?…(じぃっ)……高速ナックルか?」
『…ズバン!』
監「………ボール!!」
投「…なっ…!」
男「(み…見切られ…た…)」
一「…何よ、今の球…初めて見たわ…」
継「男のあの様子だと、実戦で投げるの自体が初めてだったようだね…」
中「でも、見送られた…」
遊兄「…いいリードだね。ま、高校生なら手も出るだろうが…オレもこれでメシ食ってんだよね~?」
男「(どうする…投げる球が、無くなった…)」
投「(…どうするの?)」
男「(どうする…?)」
監「(…考えろ。コイツを抑えれば、お前らはまた一つ、階段を上がれるぜ…?)」
男「(…一か八か…教えた『あの』握り、憶えてるか?)」
投「(!!…お…憶えてるけど…正気なの?)」
男「(ああ)」
投「(ホントにバカなんだから………どうなっても…)」『ザッ………』
投「知らないから…ねっっっ!!」『ギュイィィン』
遊兄「!?」
監「こ…この球は…!!」
339 :
どうでもいいがエースを勝手に男だと思って遊兄が勝ったら男と付き合うと思ってた……
男両性にモテモテだなとか思ってた……
340 = 334 :
遊兄「それじゃ、構えてみて」
男「は…はい」
遊兄「はい、スイングして」
男「はい!」『ブンッ』
遊兄「う~ん………」
監「な?ヒドいもんだろ?」
遊兄「…で、彼の打率は?」
マ「60打数15安打…ちょうど.250ですね。ホームランは0です」
遊兄「.250…?ホントに?」
マ「?…は、はい」
遊兄「………(この無様なフォームで.250も残してるのか…)」
投「…遊兄さん、黙っちゃったね」
男「は、はは…」
監「どうだ?どうにかなるか?」
遊兄「どうもこうも…監督。彼のフォームをいじらなかった理由は?」
監「まぁ、リードに専念させるのと、今は主軸も充実してるから打撃は2年になってからでいいかと思ってな。あと…」
遊兄「あと?」
監「この環境で男をどうこうしようなどと、興味が湧くわけないだろう?」
遊兄「………正論ですね。オレのように罰ゲームならまだしも」
マ「二人とも少しはオブラートに包んで下さい」
遊兄「よし。根本から徹底的に洗い直す。今のフォームに未練はないな?」
男「かけらもありません」
遊兄「…分かった。それじゃ、まずは………」
・・・・・・・・・・・
男「…これを、ずっと…ですか?」
遊兄「そうだ。オレは他のコ達と戯れてくる」
男「………」
~2時間後~
男「……あの…ずっと、ですよね?」
遊兄「コラ、誰が手を休めていいと言った?」
男「スミマセン…」
遊兄「まったく………二ちゃん、行っくよ~☆」
二「ハイですの~♪」
マ「…ストライクゾーン広いですね…?」
遊兄「ま、ね~。谷さんに負けず劣らずと言われているよ♪」
男「……………」
~5時間後~
一「それじゃ、今日はココまで!監督と遊兄コーチとグラウンドに、礼!」
一同「ありがとうございました!」
遊兄「…いいなコレ…」
監「だろ?明日からも頼むよ」
遊兄「任せて下さい!渡米までヒマですからね~」
捕「あの…男君は…?」
男「………ひぃひぃ…ふぅふぅ…」
遊兄「いっけね。すっかり忘れてた。つーかまだやってたの?超ウケるんだけど?」
男「………酷過ぎる…」
監「(最後の男のフォーム…あれは…?)」
遊兄「ワリぃワリぃ。まぁ、明日はフリーバッティングやってみな?今日のフォームを『忘れずに』な?」
男「………はい」
341 :
野郎増やすなよ糞が。
342 :
実は女かもしれないだろ!
343 :
谷さんはストライクゾーンが広いんじゃないやい!
岩鬼みたいに悪球打ちなだけなんだ!
支援
345 :
>>344
犠飛専門ですね、わかります
346 = 334 :
~翌日~
遊兄「ほい、そこで手首を返す」
『カッキーン…』
男「………ウソ」
先「…が~ん…」
一「さ…柵越え…?」
左「シカモ らいなーデ…」
監「見事なもんだな」
男「…柵越えなんて産まれて初めてなんですけど…」
三「どんなカラクリ使いやがった!?まさか、ステロイドじゃねぇだろうな!?」
男「あるわけないでしょう!?」
遊兄「男は驚く程のダウンスイングだったんだ。それをレベルスイングに変えただけさ」
マ「それにしても、ここまで…」
遊兄「元々、動態視力だけはなかなかのものだった。あの投の球を受け続けてたんだから」
投「確かに」
遊兄「まぁダウンスイングは基本だからね。今までの指導者もヤメろとは言えなかったハズ」
一「そういや私も…ダウンスイングに矯正されたわ…」
遊兄「キャッチングの上手い捕手には有りがちなんだが、ボールを引き付けるのは得意なんだ。15本中、13本が右方向のヒットなのも然り」
マ「ホントだ!気付かなかった…確かにそうだわ!」
遊兄「引き付けたとしても、腰が綺麗に回らないとどうしてもミートポイントが遅れてしまう。そこへバカの一つ覚えみたいにダウンスイングすりゃ、二ゴロの山を築くだけ。進塁打製造機の出来上がりだ」
男「構えを変えたら、バットもスムーズに出ました」
遊兄「耳の位置にあったグリップを下げ、バットを寝かせて、リストを上手く使えばあのぐらいポンポン打てるさ。捕手で足腰もしっかりしてるんだ」
一同「ポカ~ン…」
遊兄「もういいかな?ここまで教えてダメになるなら、男はそこまでだな」
継「良かったよ~…来年、五番なんてイヤだったからね~」
遊兄「以上。罰ゲーム終わり。…さ。次は誰をコーチしようかな~?」
二「二にも!二にもバッティング教えて~?」
遊兄「それはダメだね~」
二「どしーて!?」
遊兄「だってキミみたいなキャラがガンガン打てたら、世界観がメチャクチャになるじゃないか♪」
二「ええ~?」
遊兄「キミは『ふみぃ~…』って言って三振してればいいんだよ。尋常じゃない守備力もあるんだし!」
二「わ~い、ホメられたよ~?」
マ「…その理論はメチャクチャだと思いますが…」
遊「兄さんらしいです………///」
一「………ハイハイ」
監「…だとさ。お前らは短所を補うよりも、長所を伸ばしてもらえ。世界観を大事にしてる読者の為にも…な?」
二「…読者~?」
監「大人の都合とも言う」
遊兄「さ。次は…」
347 = 339 :
メタ発言ww
348 = 334 :
遊兄「…と思ったけど、もうすぐ帰らなきゃ」
一同「ええ~っ!?」
遊兄「ゴメンよ。でも、帰ってコ★ン見なきゃ」
一「こ…こなあああああ???」
遊「(クスクス)」
監「変わんねぇな…マイペースなのも、オタクなのも…」
遊兄「憂鬱だな…アメリカ行ったら、●ナンは見れないや…ら☆すたも…」
遊「…毎週録画して送るわよ、兄さん」
遊兄「マジで~!?持つべきものは、気立てのいい妹だな~♪」
遊「………///」
遊兄「てことで、じゃねバ~イ!」
・・・・・・・・・・・
マ「…軽い…軽過ぎる…」
捕「あれで、3億を稼ぐ国民的スーパースター…」
中「オタクの希望の星…ですね」
三「…世の中狂っとる!」
監「よし。男は感覚を忘れないように特打!女性陣は守備についてサブポジの守備練習!」
一同「はい!」
男「…自分が別人みたいだ…」
投「…良かったね?」
男「ああ。少しは情けないのも返上しないとな」
投「…それはそれで…良かったんだけどね…?/////」
男「え?」
投「な…何でもないよ!…それより…」
男「何だ?」
投「昨日は必死にリードしてくれてありがとね?そんなに私がデートに誘われたのがイヤだったのかな~?」
男「ば…そ、そんなんじゃねーよ!/////」
投「…嬉しかったよ!」
捕・中・先「そこまで!さ、練習!練習~!!」
男「うわぁ!」
投「それじゃ、私が投げるね!エース様の球、一夜漬けで打てるもんなら打ってみなさい!?」
男「望む所だ!!」
349 :
~空港~
遊兄「全員揃ってわざわざお見送りなんて…泣かせるね~…?」
一「沢山教えていただいた御礼です」
監「向こう行っても、遊んでばっかいるんじゃねーぞ?」
遊兄「忘れてた。英語、全然ダメなんですよね~…巨乳の通訳でも雇おうかな~?マちゃん、ついてこない?」
マ「…おことわりします(゚ω゚)ノシ」
遊兄「残念」
遊「………兄さん」
遊兄「遊。春休みには遊びに来いよ?面白いトコ、いっぱい探しとくからな?」
遊「…野球も大事だけど…体だけは気を付けて…ね?」
遊兄「ああ」
遊「私も…」
遊兄「ん?」
遊「私も、いつかきっと兄さんの所へ行くから…!!」
継「…健気だね~」
遊兄「バーカ。プロをナメんな。少なくとも、俺ぐらいの成績は残せよ?」
遊「…はい」
一「新人王・5年連続首位打者&ベストナイン…ムチャ言うわ」
遊兄「お前がプロに行くとしたら、2年後か…楽天の田中世代はじめハンカチも来るし、新人王は大変だぞ?」
遊「…掴み取って見せます…きっと!」
遊兄「期待してる」
『…アメリカ××行き893便…間もなく離陸します…』
遊兄「そろそろだ。みんな、ありがとな?」
一同「頑張って下さい!!」
遊兄「そうだ。男」
男「何ですか?」
遊兄「(ヒソヒソ)投は一時お前に預けた。泣かすんじゃねーぞ?」
男「ちょ…変な事言わないで下さい!」
遊兄「ハハハハハ…」
左「ライネンハ テキドウシ デスネ…」
遊兄「そうだったな。先に行ってるぜ?」
左「…ハイ!!」
遊兄「それじゃ監督、ちょっくら暴れて来ます」
監「ああ。オフにはメジャーの土産話を肴に一杯やろう」
遊兄「それじゃ」
・・・・・・・・・・・
一「凄い…私達の所から離れたら、一瞬でマスコミに囲まれちゃった…」
監「それだけ期待されてるんだろ。イチローを超えられるのは、ヤツしかおらんからな」
三「…なんだか、やる気が漲って来たぜ…」
監「お前らも第二、第三の遊兄目指して頑張れよ?」
一「はい!さ、学校まで走って帰るわよ?」
一同「はい!」
遊「(兄さん…私もいつか、必ず………!!)」
350 :
相「おほほ出番がないですわ」
支援
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