キューピットは店員かｗｗ

ﾌﾞｵｰﾝ

男「ﾁﾋﾞ女、お前の親は大阪に住んでるんだよな？」

ﾁﾋﾞ女「そうだよ」

男「って事は美咲さんは大阪人？」

ﾁﾋﾞ女「いや、お父さんが岐阜県山中の浅川の石の裏に引っ付いてた微生物を採取してお母さんと出会ったから…岐阜人？」

男「そ、そうなのか」

ﾁﾋﾞ女「お父さんは大阪人だよ」

男「へぇ…」

ﾁﾋﾞ女「大阪の食べ物は美味しいよ



ってこの前ネットで言ったら『くたばれ大阪民国人が、日本からでてけカス』って言われた」

友「あるあるｗｗｗｗｗ」

男「気にしない方が良いよ、っていうかそれ以前にﾁﾋﾞ女ネット使えるんだ」

ﾁﾋﾞ女「友お兄ちゃんが居ない間暇だもん」

友「たまにキーボードがﾍﾞﾄﾍﾞﾄしてるんだけど」

ﾁﾋﾞ女「毎回拭くようにしてるけどたまに忘れるの、ごめんね」

友「別に良いけどさ」

姉「これからは私も一緒よ？ﾁﾋﾞちゃん」

ﾁﾋﾞ女「じゃあ友お兄ちゃんにゲームでも買って貰おうか♪」

友「お前この前Wii買ったじゃんｗｗｗｗｗｗｗ」

ﾁﾋﾞ女「Wiiのスマブラも面白いけど、私はDXの方が好きかな」

男「分かる」

姉「ゲームは私あまりしないわね」

ﾁﾋﾞ女「今度一緒にやろう、面白いから」

姉「そう？楽しみにしておくわ」

体の大きさ＝精神年齢じゃなかったっけ？でも精神年齢的に女＜ﾁﾋﾞ女に見えるんだが…

ﾌﾞｵｰﾝ

友（なあ男）

男（なんだよ）

友（正直女さんに告白された時どう思った？）

男（動揺した）

友（やっぱり？）

男（俺告白とかされたこと無いじゃん？だから心臓がもうﾊﾞｯｸﾝﾊﾞｯｸﾝ）

友「お前結構顔は良いのにな」

男「つーか俺ら高校男子校だったし」

姉「なーに話してんの？アナタ♪」

友「俺らが高校の時の話だよ」

ﾁﾋﾞ女「あーそれ気になる！聞かせて聞かせて！」

友「いや～中々楽しかった青春時代だったよな？」

男「高校生の癖に二人で馬鹿やってよく担任にキレられたっけ」

友「お前勉強できる癖に授業中寝すぎなんだよｗｗｗｗｗ」

男「お前も寝てたじゃん」

友「あ、バレた？」

>>404
ﾁﾋﾞ女は一応中身は子供のまま…ですよ
女が子供っぽく思えるのはただ単に馬鹿だからです

女「授業中って眠くなりますよね」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

男「お前学校行った事あんの！？」

女「無いですごめんなさい」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

ﾁﾋﾞ女「学校行ってみたいなあ…」

友「あー…ﾁﾋﾞ女は学校に通ったことないんだよな…」

姉「なんだかんだ言って学校って大事だったり大事じゃなかったりするし…可哀想ね」

友「…学校か…」

ﾁﾋﾞ女「？」

友「実は俺の親、この辺の学校の校長と知り合いなんだ」

ﾁﾋﾞ女「…え？」

友「私立だし、頼めば通わせてくれるかも知れない」

ﾁﾋﾞ女「ホント！？」

姉「いいの？ﾁﾋﾞ女ちゃんはアメーバだし、色々苦労すると思うわよ」

友「確かに苦労はするかもしれない…が、俺はﾁﾋﾞ女と生活してて思った事があるんだ」

ﾁﾋﾞ女「？」

友「『なんだ、アメーバも人間と変わりなく生活できるじゃねーか』って…」

ﾁﾋﾞ女「…」

友「確かにアメーバだから普通の人間とは違うかもしれない。
　　でも、そんなﾁﾋﾞ女の事を理解してくれる人間も絶対に居る筈だ」

姉「…そうね…」

ﾁﾋﾞ女「じ、じゃあ学校に通わせてくれるの！？」

友「…ああ、俺がなんとかして親に頼み込んでやるよ」

ﾁﾋﾞ女「ありがとう友お兄ちゃん！」

男「いい話だな、ｳﾙっと来たよ」

女「私も学校に通いたいです男さん」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

男「お前どっからどう見ても二十歳そこそこじゃん」

女「じ、じゃあ大学」ﾁｬﾌﾟﾁｬﾌﾟ

男「勉強するこったな」

女「うう…男さんの馬鹿…」ﾁｬﾌﾟ…

男「それで友よ、今はどの辺りだ？」

友「今は名古屋を越えた辺りだな」

男「…って事はまだ掛かりそうだな」

友「今が昼の3時だから…付くのは7時頃か？」

女「男さん、私お腹が空きました」ｸﾞｰ

男「そういや飯食ってなかったな」

姉「私はあの朝ご飯でお腹いっぱいだわ…」

友「姉小食だな…まあ俺も豚カツ食いすぎて腹いっぱいだけど」

ﾁﾋﾞ女「わたしもまだ持つかな」

女「私はお腹が空きました」ｸﾞｰｸﾞｰ

男「…なるべく早めに着いた方がいいだろ、我慢しろ」

女「うー…死んじゃいますよお…」ﾁｬﾌﾟ…

男「仕方が無いなあ…ほらよ、カロリーメイト」

女「カロリーメイト！」

姉「アンタいっつもそれ持ってるの？」

男「非常食代わりにな…って、そのナリじゃ食えないんじゃねぇのか？」

女「大丈夫です、バケツに放り込んで下さい」

男「分かった、ほらよ」　ﾎﾟｲｯ

ﾋﾞﾁｬ

ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ

男（うわぁ…）

姉（これはもう行儀が悪いとか以前の問題ね）

女「…げふ。ご馳走様でした」

男「もの凄い光景だった」

女「そうですか？」

>>406サンクス あれで子供なのか…ﾁﾋﾞ女恐るべし…

最後まで楽しみなんだぜ！がんがれ！

ﾌﾞｵｰﾝ

男「それにしても姉さん」

姉「何？」

男「車酔いは大丈夫なの？」

姉「抜かりないわ。酔い止め薬を５錠くらい飲んできた」

男「体壊すぞ」

姉「大丈夫大丈夫」

姉の近くにバケツを置いちゃ駄目だぞｗｗ

>>409
ありがとうございます。
いつも小出しみたいな感じになってすいません…


ﾌﾞｵｰﾝ

姉「気になったことがあるんだけど」

男「どうした？」

姉「友君の家の人って確か大会社の社長か何かよね？」

男「そうだよ」

姉「友君はお父様の会社は継がないの？」

男「あー…それな」

友「俺が断ったんだよ」

姉「あら…どうして？」

友「確かに俺なら親父の会社を継ぐ事もできただろう。
　　社長にはならなくても、社員くらいには雇ってくれただろうな」

姉「うんうん」

友「でも…良く考えてみろよ？俺は頭が悪い。
　　親父の会社みてーな良くわかんねえ事やってる会社に入っても仕事になんねーだろ？」

男「お前本当頭わりーもんな」

友「うっせ。
　　だから、普通の会社に入って自分の身の丈にあった事をしようって思ったんだ…」

姉「あら、そうなの…」

男「玉の輿じゃなくて残念だったな」

姉「そ、そんなこと思ってないわよ！」

友「ハハハ…まあでも親は金持ちだし俺には多額の仕送りを送ってもらってるから生活は結構裕福だし、心配ないよ」

姉「あらそう？」

男「今安心しなかったか？」

姉「してないわよ！馬鹿弟！」

ちょっと腹がカーニバルぶちかましそうなんでトイレ行ってきます

ﾌﾞｵｰﾝ

友「京都に到着」

男「そろそろか」

友「俺の故郷だぜ」

男「そうだな」

姉「暇だし友君、方言でしゃべってみてよ」

友「京都に着いたで」

姉「…」

友「なんやねん、なんか言いーや」

姉「微妙」

男「やめとけ」

友「把握した」

ﾌﾞｵｰﾝ

ﾁﾋﾞ女「…」ｽﾋﾟｰ…ｽﾋﾟｰ…

男「ほら見ろお前が微妙だからﾁﾋﾞ女寝ちまったじゃねーか」

友「俺のせいなのかよ！」

女「友さん微妙です」ﾋﾟﾁｬﾋﾟﾁｬ

友「女さんまで！」

姉「なんか皆のテンションを上げるギャグとかないの？友君」

友「なんだよそれそんなもんねーよ」

男「高校で一人漫才やってた時の事を思い出せ」

友「やってねーよ捏造してんじゃねー」

女「友さんに期待」

友「そんな期待しないでください女さん」

男「ｼｯ！皆黙れ！友がここで一発ギャグを言うぞ！」

姉「ホント！？きゃー楽しみー」

女「友さんがんばってください」

友（糞…なんなんだよこれ…）

姉「…」

女「…」

男「…」

友（糞…俺も男だ、やってやるよ！）

友「一人ショートコント！『冷やし中華！』」

男「ﾋｭｰﾋｭｰいいぞいいぞー」

姉「冷やし中華に期待するわ」

女「友さんに期待」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

友「冷やし中華始めました…？おう、今冷やし中華が丁度食いたかったところなんだよな…よし、入るか。ｶﾞﾗｯ」

友『いらっしゃいませぇ～』

友「あの、冷やし中華貰えますか？」

友『あのぉ、すいませぇん、今冷やし中華お出しできないんですよぉ～』

友「何！？外の看板に冷やし中華始めましたって書いてあったぞ！？」

友『すいませぇん、今冷やし中華を冷たくしてる所でしてぇ～』

友「冷やし中華を冷たくしてる…！？お、お前、

　冷　や　し　中　華　冷　や　し　中　か　よ　！　！　！」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

男「…」

姉「…」

女「…」

友「な、なんだよ」

姉「いやー…ねぇ？」

男「ああ…」

女「…」

友「いいたいことがあるんなら早く言えよ！なんだよ！」

男「…別に…」

姉「面白かったじゃない？ねぇ？女ちゃん」

女「ちょっと姉さん、私に振らないで下さいよ…反応に困ります…」

友「糞！お前ら全員氏ね！！！！！！」

ようやく追いついた！ってかたどり着きました…
こっちに移ってる事全くわからなかったです
支援

ﾌﾞｵｰﾝ

友「…」

姉「…」

女「…」

男「…」

姉「アナタ、なんとかしなさいよこの空気」

友「お、俺のせいじゃねーし…」

姉「どう考えてもアナタのせいじゃない」

友「く…」



男(女)

女(はい？)

男(友は尻に敷かれるタイプだな)

女(男さんのお尻に敷かれたいです)

男(今そんな話してねぇよ)

ﾌﾞｵｰﾝ

ﾁﾋﾞ女「うう…」むくっ

友「おお、起きたかﾁﾋﾞ女」

姉「おはようﾁﾋﾞちゃん、まだ着かないから寝てて良いわよ」

ﾁﾋﾞ女「いや、もう眠くないし良いよ…大丈夫」

男「無理すんなよ」

ﾁﾋﾞ女「無理なんかしてないもん…」

姉「それにしても暇ねぇ」

友「ここはゲームでもするか？ﾁﾋﾞ女起きたし」

男「ゲームってどんな？」

友「ここは手堅く王様ゲームだろ」

姉「ここは合コン会場じゃないのよ？」

友「冗談だって、無難にしりとりでも…」

女「却下します」

友「え？」

女「却　下」

友「…ごめん…」



姉(ね、ねぇ女ちゃんどうしたの？しりとりに何かトラウマでもあるの？)

男(無駄に文長くなるし面白くも無いからじゃないかな)

姉(え？文？)

男(なんでもない)

姉(？？)

女かわいいよ女

来たか

ﾌﾞｵｰﾝ

友「お、こっから大阪だぜ！」

男「おーやっと着いたか」

姉「やっとね…長かったわ」

友「ﾁﾋﾞ女、大阪のどの辺りだ？」

ﾁﾋﾞ女「とりあえず市内に向かってくれるかな？詳しい場所は携帯にあるから、今見るね」

友「把握した、市内か」

姉「私たこ焼き食べたいわ～」

男「お好み焼きも食いたいな」

女「帰りに新世界でも行きません？」

姉「何？デスノートの話？」

女「ちがいます、大阪の食べ物街？見たいな場所です」

姉「へぇ、面白そうじゃない」

女「一応地元ですからね…大阪の事なら」

友「でも女さんが元大阪住みって意外ですね？なんか」

女「そうですか？」

男「よく食うのはきっと食い倒れの街出身だからだろうなｗ」

姉(成る程)

男達はどこに住んでるんだ？

>>425　
それは考えて無かった…東京の目黒辺りと思って下さい。

ﾌﾞｵｰﾝ

友「ﾁﾋﾞ女、詳しい住所は分かったか？」

ﾁﾋﾞ女「ちょっと待ってね…あ、あった」

ﾁﾋﾞ女「大阪市〇〇区〇〇町1-〇-3〇、見たい」

友「○○区か…ｶｰﾅﾋﾞに住所登録するか」

男「あ、ｶｰﾅﾋﾞとか着いてたんだ」

友「舐めるなよ」

男「正直スマンカッタ」

友「えーと、大阪市〇〇区〇〇町1-〇-3〇…と」

ｷｭｲﾝ

「住所登録を完了しました。目的地に設定しますか？」

友「頼んだ」

「目的地に設定中………目的地に設定しました、道案内を開始します」

友「おう、ありがとう」

姉「…アナタ、何ｶｰﾅﾋﾞに話し掛けてるの？」

友「ちげぇよ声で認証してくれんの、これ」

男「何それ無駄に高性能だな」

友「無駄って言うな無駄って」

ﾌﾞｵｰﾝ

「次の信号を右折です」

友「分かった、今空いてて動き易いから次の進行方向も教えてくれ」

「右折後約五百メートル直進し、突き当たりで左です」

友「把握した」


男「…そのカーナビすげぇな…」

友「だろ？運転中にハンドル離したら危ねぇからよ、安全で良いだろ」

男「そうだな…」

姉「時代を先取りしすぎな気がするわ…間違いとかあるかもしれないじゃない」

友「ああ大丈夫大丈夫、これ高性能だから」

姉「そうなの？」

友「そうだよ」

>>426
場所が少し具体的で吹いたｗｗｗｗ

>>419
VIPだと落ちやすいですからね…こちらに移住したんですよ。
おいでませ

ﾌﾞｵｰﾝ

女「男さん」ﾁｬﾌﾟ

男「どうした？」

女「大好きです」

姉&友&ﾁﾋﾞ女&男「ﾌﾟﾊｯ」

男「な、なんだよいきなり」

女「いえ、なんでも…男さんは私の事好きですか？」

男「え？……あ、ああ…好きだよ…」

姉「もう完全にバカップルね…」ｸｽｸｽ

友「見ててイライラしてくるな…」

ﾁﾋﾞ女「こっちが恥ずかしくなります…」

男「う、うっせーなお前ら！俺が一番恥ずかしいんだよ！」

女「…///」

姉「でもいきなりどうしたの？女ちゃん」

女「…だってこの体じゃ男さんに触れられないんですもん…ですから、触覚じゃなくて聴覚に愛を伝えようと思いまして…」

友「触覚…て…」

男「お、女…頼むからそういうのは人が居ない時とかにしてくれ」

女「分かりました」

>>428　東京の事はあまりよくわからないんですけどねｗ



姉「…じゃあ体が戻ったら次は触覚だけじゃなく味覚も確認し合わないとね…」ｸｽｸｽ

男「な、何言ってんだよﾁﾋﾞ女も居る時に！」

ﾁﾋﾞ女「…ｸﾞｰｸﾞｰ///」(必死に寝たフリ)

女「確かにそうですね姉さん、じゃあまた二人きりの時にでも」ﾁｬﾌﾟ

男「お前も合わせるな！」

友(なんなんだよコイツら…死ねよ…マジで…)

姉「あら、何ふてくされてんの？友君」

友「ふてくされてなんかねぇよ…」

姉「私達もカップルじゃない？もっとイチャつかないと」ぎゅ

友「あーバカ、運転中だっつーの！」

姉「大丈夫よ周り空いてるんだし」

友「そーゆー問題じゃねー！」

ああ…書いてて鬱になってきた…

おまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ頑張れよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ﾌﾞｵｰﾝ

「目的地まであと3kmです」

友「お、そろそろだな」

男「やっと女の実家に着くのか…」

女「この辺りは見覚えがあります」

ﾁﾋﾞ女「懐かしいね…」

姉「ああ、少し気になった事があるんだけど」

ﾁﾋﾞ女「なに？姉お姉ちゃん」

姉「ﾁﾋﾞちゃんって女ちゃんが車にひかれた時に分裂して生まれてきたのに、何で昔の事を覚えてるの？」

ﾁﾋﾞ女「あー…」

女「あの時の分裂が初めてじゃないよね？私の可愛い妹」

ﾁﾋﾞ女「そうそう、何度か分裂してるんだ…私」

姉「あらそうなの？」

ﾁﾋﾞ女「女お姉ちゃんが姉お姉ちゃんに寄生してた時はたまたま分裂しなかったけどねー」

女「…そうね…」

「目的地に到着しました」

友「おー着いたｚ…ってなんだこの建物はあああああああ！？」

男「で、でっか…なんだこれ…？」

姉「…博物館？美術館にも見えなくもないけど…」

ﾁﾋﾞ女「…お父さんの研究所、だよ」

男「このでかい建物が！？嘘だろ！？」

友「研究所には見えねぇけどなあ…あ、看板出てる」

男「…何々？『榊微生物研究所』…？」

ﾁﾋﾞ女「榊って言うのは私のお父さんの苗字」

友「マジでここ研究所なのかよ！？スゲェなおい…」

女「男さん、インターホン鳴らして下さい」

男「お、おう…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

男「…」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

男「…」

友「…居ないんじゃねぇのか？」

女「待って下さい」

『はい』

男「あ、自分は榊　美咲さんから招待されて来ました、男です！」

『…君が女の寄生主か？』

男「そうです！」

『…分かった、鍵開けとくから勝手に入りや』

男「分かりました！」

ｶﾞﾁｬ

そろそろ眠いので寝ます…お疲れ様でした！

お疲れ！
次回も楽しみにしてます＾＾

乙！

あなたを、乙です。

おつんつん

きっとぶぶ漬けを出されるんだ。そうに違いない

チビ女ちゃんが顔赤くしながら必死に寝たふりしてグーグーしてるところ想像したら鼻血出た
支援

「「「「「「おはようございます、お客様！」」」」」」

男「うお」

友「え？何これ？」

姉「まるで貴族ね、私達」

「女さんのお友達ですか？」

男「友達…ま、まあそうです」

「畏まりました。御案内致します、こちらが客室です」

男「あ、はい…」

「ﾁﾋﾞ女さん、大きくなりましたね！」

ﾁﾋﾞ女「そうでしょ？私これでも身長伸びたんだよー」

「あの…こちらは…」

女「女です」

「ど、どうしたんですか女さん！？いつになくﾄﾞﾛﾄﾞﾛ…って言うよりもむしろ液体に…」

女「色々あって…あ、お父さんはどこに居るか分かりますか？」

「えーと…今研究室に…」

女「そうですか…分かりました」

「こちらが客室です」

男「あ、ありがとうございます…」

「ごゆっくりどうぞ」

ﾊﾞﾀﾝ

男「…」

姉「…」

ﾁﾋﾞ女「…」

女「…」

友「…す、すげぇなﾁﾋﾞ女の実家は」

ﾁﾋﾞ女「うん…まあね…」

男「前に友の実家に遊びに行った事があるけど、それよりすごいな」

友「俺んち執事とか居ねーし…」

女「あ…あれは執事では無いです」

友「え？違うの？」

ﾁﾋﾞ女「なんて説明したら良いんだろう」

女「…うーん」

男「な、なんだよ言えよ」

ﾁﾋﾞ女「ボディガード…？見たいな」

姉「え？」

女「ボディガードですね」

男「意味が分からない」

ﾁﾋﾞ女「…ねぇ女お姉ちゃん、もうそろそろ話して良いんじゃない？」

女「…そうね…」

男「なんだよ、なんかあんのか？」

ﾁﾋﾞ女「…なんかある…っていうか…」

姉「何かは知らないけど、私達は家族よ？言いにくい事でも言ってみなさいな」

友「そうそう、俺達は家族なんだぜ？」

姉「私が言った事と一緒じゃない」

友「うっせ」

ﾁﾋﾞ女「…家族…そうだね、家族だもんね」

男「そうそう、まあ俺も家族見てーなもんだし」

女「…」

ﾁﾋﾞ女「私達のお父さんは…」

ｶﾞﾁｬ

「客人方、榊さんがお呼びです」

女「…分かりました。直ぐに行くと伝えて下さい」

「畏まりました」

ﾊﾞﾀﾝ

女「…そろそろ行きましょう、呼ばれてます」

男「おいおい、話の続きは？」

女「後で話します」

男「…分かった」

友「なんか消化不良だな」

姉「仕方が無いわね」

友「そうだな…じゃあ行こうか」

ﾁﾋﾞ女「そうだね、行こう」

ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝ

ﾄｺﾄｺ

女「…」ﾋﾟﾁｬﾋﾟﾁｬ

男「…(抱えて行くのは重いな…)」

女「今何か言いました？」ﾋﾟﾁｬ

男「いや何も(俺の心を読んだ！？)」

女「そうですか…」ﾋﾟﾁｬﾋﾟﾁｬ

友「それにしても綺麗だなーこの家」

ﾁﾋﾞ女「ここは元は美術館だったんだけど、お父さんが買い取って研究所にしたんだよ」

姉「お金持ちねぇ」

ﾁﾋﾞ女「うん…」

女「ここです」ﾋﾟﾁｬ

男「お、着いたか」

友「じゃあ入ろうぜ」

男「おう」

ｷﾞｷﾞ…

？？？「おう、来たか」

ﾁﾋﾞ女「お父さん…久しぶりです」

榊「ああ、久しぶりやな女」

男「あ…榊さん、初めまして！男です！」

榊「おう、お前が男か…何？ウチの娘に告白したんやって？」

男「は…はい…」(う…怒られるか…？)

榊「ハハハ！お前、中々良い男やないか！」

男「え、ええ？」

榊「いやいや、ウチの娘に告白するくらいやからどんだけ変わった男かとおもっとったら…
　　中々にイケメンでおもろいわ！」

男「は、はあ…」(なんだこの人…？)

？？？「…榊さん」

榊「おう美咲か！何してんねんはよこっちきーや！」

美咲「…よりにもよって人間の男が私達の娘に告白したんですよ？何も思わないんですか？」

榊「何言うとんねん！お前ホンマ男嫌いやなー」

美咲「…別に…」

榊「…で、そこでおとなしくしとるんはﾁﾋﾞ女か？」

ﾁﾋﾞ女「…はい、久しぶりですお父さん」

榊「お前背ぇ伸びたんちゃうか？今身長ナンボやねん」

ﾁﾋﾞ女「143cmです」

榊「えらい伸びたのお！このままやったら三メートル越えるんちゃうか？ｗ」

ﾁﾋﾞ女「ハハハ、お父さんは面白いですね」

榊「せやろ！？大阪人はおもろないとアカンからなー」

友(なんか思ってたより話せそうな人だな…)

榊「で、お前が今ﾁﾋﾞ女が寄生してる友か？」

友「あ、はい」

榊「いやーすまんね、ウチの娘が迷惑かけとらへんか？」

友「いえ…楽しくやらせて頂いてます」

榊「そんな買い被らんでええがなｗｗまあﾁﾋﾞ女が楽しそうやし俺はええねんやけどな！」

友「あ、はい…ありがとうございます…」