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元スレ新ジャンル「カルガモ」
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女「カルガモが一羽二羽三羽ざっと合わせて三十羽」
女「何を勘違いしたか大行進」
女「農家を襲って稲キラー」
女「何を勘違いしたか大行進」
女「農家を襲って稲キラー」
女「入れ替わりが激しい交差点」
女「なにはともあれ口減らし」
女「止まってくれるな運ちゃんよ」
女「なにはともあれ口減らし」
女「止まってくれるな運ちゃんよ」
女「川に流され溺れてしまえ」
女「あいにく私はカナヅチで」
女「見殺す奴らに救われる」
女「あいにく私はカナヅチで」
女「見殺す奴らに救われる」
婆『やー爺さん、田んぼにカルガモ離して何するんだがや?』
爺『田んぼさ離すと稲に悪さする虫食ってくれるらしいべ』
婆『稲の時期終わったら用ないべ?』
爺『そん時ゃ鍋にぶちこんだらいいべ』
カルガモ♀『せっかくウチらのオアシスやと思てたのに、奴隷としか思われてへんで兄さん』
カルガモ♂『隙見て逃げ出そっか、それから兄さんって呼ぶな』
カルガモ♀『何言うてますん、ウチは兄さんに命を助けてもろたんですよ?もう一生ついていく事にしたんですわ』
カルガモ♂『……勝手にしろ』
さて寝るか
爺『田んぼさ離すと稲に悪さする虫食ってくれるらしいべ』
婆『稲の時期終わったら用ないべ?』
爺『そん時ゃ鍋にぶちこんだらいいべ』
カルガモ♀『せっかくウチらのオアシスやと思てたのに、奴隷としか思われてへんで兄さん』
カルガモ♂『隙見て逃げ出そっか、それから兄さんって呼ぶな』
カルガモ♀『何言うてますん、ウチは兄さんに命を助けてもろたんですよ?もう一生ついていく事にしたんですわ』
カルガモ♂『……勝手にしろ』
さて寝るか
女「ふと目に止まるマンホール」
女「重いふたはあがらない」
女「息だけあがってはいおしまい」
女「重いふたはあがらない」
女「息だけあがってはいおしまい」
女「ぐるぐる回るよ意味もなく」
女「一緒に回れよがあがあと」
女「小首をかしげて眺めてる」
女「一緒に回れよがあがあと」
女「小首をかしげて眺めてる」
女「なかなか減らない三十羽」
女「ますますしぶとい三十羽」
女「ついてくるなよ三十羽」
女「ますますしぶとい三十羽」
女「ついてくるなよ三十羽」
>>10
稲食べちゃうの…?
稲食べちゃうの…?
女「飯はどうする三十羽」
女「相済みませぬ稲百姓」
女「いつか必ず口減らし」
女「相済みませぬ稲百姓」
女「いつか必ず口減らし」
男「……なに?」
女「私は今生まれました。そして1番はじめに貴方を見ました。
だから、私が巣立つまで貴方に付いていきます」
男「やめてください」
女「おかあさん!」
男「男だし。つうかアンタ大人の女じゃん。何いってんのバカなの頭おかしいの」
女「…………育児放棄?」
男「だから親じゃないし」
女「ネグレクトという虐待?」
男「違うだろ」
女「存在の否定?」
男「話をでかくするな」
女「私は今生まれました。そして1番はじめに貴方を見ました。
だから、私が巣立つまで貴方に付いていきます」
男「やめてください」
女「おかあさん!」
男「男だし。つうかアンタ大人の女じゃん。何いってんのバカなの頭おかしいの」
女「…………育児放棄?」
男「だから親じゃないし」
女「ネグレクトという虐待?」
男「違うだろ」
女「存在の否定?」
男「話をでかくするな」
女「来ました早朝中央線」
女「さあ飛び降りろ我先と」
女「先客のせいか未だ来ず」
女「さあ飛び降りろ我先と」
女「先客のせいか未だ来ず」
wikipediaから
・後をついてくる
・米食べる
・昼寝する
・かわいい
・後をついてくる
・米食べる
・昼寝する
・かわいい
女「空を飛んだらマッハ6」
女「水の上では5000ノット」
女「横断歩道は苦手です」
女「水の上では5000ノット」
女「横断歩道は苦手です」
カルガモといえば
記憶が正しければカルガモ親について行った子供たちが排水溝の蓋の隙間に落ちた画像と
屋上にカルガモ親子を置いて下の湖に親に続いて落ちて行く映像がネットにあったな
後から救出された事は知っているが悲しかった
記憶が正しければカルガモ親について行った子供たちが排水溝の蓋の隙間に落ちた画像と
屋上にカルガモ親子を置いて下の湖に親に続いて落ちて行く映像がネットにあったな
後から救出された事は知っているが悲しかった
女「でかくなんかしていませんよ。育児放棄=存在の否定です」
男「そうだろうけど………いや、だから俺お前の親じゃないって」
女「私という雛が目の前にいながらよく親じゃないなんて言えますね!」
男「だから俺卵生んでねえって!」
女「哺乳類でも産卵しますよ? カモノハシは卵生みますよ!」
男「ウゼエー」
女「おかあさん!」
男「だから俺男だって!」
男「そうだろうけど………いや、だから俺お前の親じゃないって」
女「私という雛が目の前にいながらよく親じゃないなんて言えますね!」
男「だから俺卵生んでねえって!」
女「哺乳類でも産卵しますよ? カモノハシは卵生みますよ!」
男「ウゼエー」
女「おかあさん!」
男「だから俺男だって!」
悟空「元気玉だ! カルガモのみんな! オラに元気を分けてくれ!!」
女「があがあ」女「があがあ」女「があがあ」
ギャラリー「あ、みんな水没した」
女「があがあ」女「があがあ」女「があがあ」
ギャラリー「あ、みんな水没した」
女「が、頑張れば産めますよ」
男「なにその根性論。だからさ、人間、いや、雄が産卵なんて聞いたことないし」
女「メスが産んだ卵を雄の体内にいれ孵化させ、育てる魚がいるそうですよ」
男「へえ~………いや、いやいや、魚じゃんそれ。鳥じゃねえじゃんってか俺人間だって、
何度いったら分かるんだ!」
女「はあ……」
男「溜め息つくなよ! 俺おかしいこと一つもいってねえだろ。騙されないからなー」
男「なにその根性論。だからさ、人間、いや、雄が産卵なんて聞いたことないし」
女「メスが産んだ卵を雄の体内にいれ孵化させ、育てる魚がいるそうですよ」
男「へえ~………いや、いやいや、魚じゃんそれ。鳥じゃねえじゃんってか俺人間だって、
何度いったら分かるんだ!」
女「はあ……」
男「溜め息つくなよ! 俺おかしいこと一つもいってねえだろ。騙されないからなー」
3人の息子がそれぞれ成功し、母親にプレゼントを贈った。
「僕は母さんのために、ビバリーヒルズに邸宅を買ってあげたよ」
「僕はロールスロイスの最高級車を買って、24時間専属のドライバーを
雇ってあげたよ」
「兄さん達は物欲ばかりに目が行っているね。僕は天才のカルガモを買ったよ。
あのカルガモは聖書を丸暗記していて、母さんのために読んであげることが
できるんだ」
数週間後、母親から息子たちへ同じ文面の手紙が届いた。
「マイク、あなたの買ってくれた家は広すぎます。一部屋しか使わないのに、
家中の掃除が大変だわ。ジョージ、私はもう年寄りだからどこにも行く用事が
ないの。だからロールスロイスは無駄だわ。ジョン、あなたはさすがに私が
一番欲しかったものをくれたわね。あの鳥はとても美味しかったわ」
「僕は母さんのために、ビバリーヒルズに邸宅を買ってあげたよ」
「僕はロールスロイスの最高級車を買って、24時間専属のドライバーを
雇ってあげたよ」
「兄さん達は物欲ばかりに目が行っているね。僕は天才のカルガモを買ったよ。
あのカルガモは聖書を丸暗記していて、母さんのために読んであげることが
できるんだ」
数週間後、母親から息子たちへ同じ文面の手紙が届いた。
「マイク、あなたの買ってくれた家は広すぎます。一部屋しか使わないのに、
家中の掃除が大変だわ。ジョージ、私はもう年寄りだからどこにも行く用事が
ないの。だからロールスロイスは無駄だわ。ジョン、あなたはさすがに私が
一番欲しかったものをくれたわね。あの鳥はとても美味しかったわ」
>>30
それってオウm…いや何でもない
それってオウm…いや何でもない
女「ですからね? おかあさんと、お母さんが」
男「そこからおかしいだろ」
女「性交渉しますよね?」
男「……」
女「で、精子と卵子が受精して、受精卵が出来ますよね。それを、お母さんの体内に行って、
産卵して、私が、産まれたと。壮大な物語があるわけですね」
男「うん」
女「でも、私気がついたんです。私が孵化した卵が、例え誰の由来であっても、
最初に見たのが貴方だから、貴方がお母さん。
だから、貴方が童貞であろうがなかろうが、関係ないんだなって」
男「うん、うん、うん」
女「だから、貴方がおかあさん!」
男「……」
男「そこからおかしいだろ」
女「性交渉しますよね?」
男「……」
女「で、精子と卵子が受精して、受精卵が出来ますよね。それを、お母さんの体内に行って、
産卵して、私が、産まれたと。壮大な物語があるわけですね」
男「うん」
女「でも、私気がついたんです。私が孵化した卵が、例え誰の由来であっても、
最初に見たのが貴方だから、貴方がお母さん。
だから、貴方が童貞であろうがなかろうが、関係ないんだなって」
男「うん、うん、うん」
女「だから、貴方がおかあさん!」
男「……」
車窓カルガモ、車窓カルガモ。
電車の窓から外を望めば、いつも跳んでる車窓カルガモ。
修行なのか任務なのか、はたまたただの趣味なのか。
すべては謎の、車窓カルガモ
電車の窓から外を望めば、いつも跳んでる車窓カルガモ。
修行なのか任務なのか、はたまたただの趣味なのか。
すべては謎の、車窓カルガモ
女「わかってくれました?」
男「すみません誰か!! 不審者がいます! お願いですだれか助けてください!!」
女「え? え?」
男「わかった、あんたどっかの病棟から抜け出してきただろ?!」
女「ビョウトウ? 違いますよ。私は今ここで産まれたんですよ」
男「だからなに言ってんだよ。俺はそれどころじゃねえんだよ。瀬戸際なんだよ!」
女「童貞喪失するか否の」
男「違う! それに俺は童貞じゃない!!」
女「じゃあなんですか?」
男「てめえみたいな不審者に言えるか」
女「……」
男「すみません誰か!! 不審者がいます! お願いですだれか助けてください!!」
女「え? え?」
男「わかった、あんたどっかの病棟から抜け出してきただろ?!」
女「ビョウトウ? 違いますよ。私は今ここで産まれたんですよ」
男「だからなに言ってんだよ。俺はそれどころじゃねえんだよ。瀬戸際なんだよ!」
女「童貞喪失するか否の」
男「違う! それに俺は童貞じゃない!!」
女「じゃあなんですか?」
男「てめえみたいな不審者に言えるか」
女「……」
女「? どこいくんですか?」
男「人を呼んでくる」
女「あ、私も一緒に行きます!」
男「来んじゃねえよ」
女「だって、おかあさんを見ていないと不安になるんです」
男「……」
女「キュンときました?」
男「おかあさんって言われなきゃな! つうか、いつからいた?」
女「2008/08/28(木) 01:18:15.60」
男「ありえねえよ」
女「たぶん合ってるはずですけど」
男「だからありえねえよ! 俺はその4時間前から! ここにずっと座っていたんだ!」
男「人を呼んでくる」
女「あ、私も一緒に行きます!」
男「来んじゃねえよ」
女「だって、おかあさんを見ていないと不安になるんです」
男「……」
女「キュンときました?」
男「おかあさんって言われなきゃな! つうか、いつからいた?」
女「2008/08/28(木) 01:18:15.60」
男「ありえねえよ」
女「たぶん合ってるはずですけど」
男「だからありえねえよ! 俺はその4時間前から! ここにずっと座っていたんだ!」
女「何も食べずに?」
男「あぁ」
女「トイレにも行かずに?」
男「ああ! 」
女「なんでです?」
男「見てわかんねえのかよ?」
女「わかりません。なんでですか?」
男「ますます不審者だな。言いたくもない。くそ、こんな大事な時に……。
どっから現れやがった。誰かが来る気配なんてしなかったのに」
男「あぁ」
女「トイレにも行かずに?」
男「ああ! 」
女「なんでです?」
男「見てわかんねえのかよ?」
女「わかりません。なんでですか?」
男「ますます不審者だな。言いたくもない。くそ、こんな大事な時に……。
どっから現れやがった。誰かが来る気配なんてしなかったのに」
女「ホントですね……薄暗くて、静かで、ホントに、誰もいませんね。
私、静かなの苦手です。常に何かを聞いていないと、不安で仕方なくて
でも、目を開けて、そして、おかあさんがみえて、いてくれて、だから安心です!」
男「ああ、そうですか」
女「……あ、もう、どこかにいくのやめるんですか?」
男「ああ。離れた隙に終わってたなんて嫌だからな
(それにこの不審者が、どっかいって問題起こしでもしたら気まずいしな)」
女「その、部屋の中で、何かやってるんですか?」
男「ああ。……お前本当にわからないのか? あの字も読めないのか?」
女「ちょっと、わからないですねー」
私、静かなの苦手です。常に何かを聞いていないと、不安で仕方なくて
でも、目を開けて、そして、おかあさんがみえて、いてくれて、だから安心です!」
男「ああ、そうですか」
女「……あ、もう、どこかにいくのやめるんですか?」
男「ああ。離れた隙に終わってたなんて嫌だからな
(それにこの不審者が、どっかいって問題起こしでもしたら気まずいしな)」
女「その、部屋の中で、何かやってるんですか?」
男「ああ。……お前本当にわからないのか? あの字も読めないのか?」
女「ちょっと、わからないですねー」
男「……【分娩室】、だ」
女「ブンベンシツ? ってなんですか?」
男「お前それもしらねえの? 女の人が、出産する部屋だよ。
助産師さん、看護師さんといっしょに、がんばって、赤ちゃんを産むんだ」
女「へぇ、ここで卵を」
男「だから人間は産卵しねえって!」
女「人間は産卵しませーん!」
男「もういいどっかいけぇ!!」
女「ブンベンシツ? ってなんですか?」
男「お前それもしらねえの? 女の人が、出産する部屋だよ。
助産師さん、看護師さんといっしょに、がんばって、赤ちゃんを産むんだ」
女「へぇ、ここで卵を」
男「だから人間は産卵しねえって!」
女「人間は産卵しませーん!」
男「もういいどっかいけぇ!!」
女「だからおかあさんといっしょじゃなきゃ不安なんですー」
男「くそ、ガキ染みたこといいやがって」
女「で、童貞のおかあさんがその分娩室の前でなにしてるんですか?」
男「もう、もう、突っ込まないけど。……だからさ、察してくれよ?」
女「何をです?」
男「俺の嫁が今分娩室で絶賛分娩中だからに決まってんだろ!!
じゃなきゃ4時間もいねえよ? お前ぐらいだろ、用ないのに居るの」
女「へー」
男「……なんかもう、いいや」
男「くそ、ガキ染みたこといいやがって」
女「で、童貞のおかあさんがその分娩室の前でなにしてるんですか?」
男「もう、もう、突っ込まないけど。……だからさ、察してくれよ?」
女「何をです?」
男「俺の嫁が今分娩室で絶賛分娩中だからに決まってんだろ!!
じゃなきゃ4時間もいねえよ? お前ぐらいだろ、用ないのに居るの」
女「へー」
男「……なんかもう、いいや」
女「4時間って、長いですよね?」
男「どうなんだろうな。初めてだからわからない」
女「……」
男「いい加減さ、お前のことはなしてくれないか?」
女「私は今さっき産まれて、雛として、おかあさんについていくと」
男「そこなんだよ。俺はじめに言ったけどさ、お前どっからどう見ても大人の女じゃん。人間じゃん」
女「違いますよ。カルガモですよ」
男「だからなんでカルガモになるんだよ」
男「どうなんだろうな。初めてだからわからない」
女「……」
男「いい加減さ、お前のことはなしてくれないか?」
女「私は今さっき産まれて、雛として、おかあさんについていくと」
男「そこなんだよ。俺はじめに言ったけどさ、お前どっからどう見ても大人の女じゃん。人間じゃん」
女「違いますよ。カルガモですよ」
男「だからなんでカルガモになるんだよ」
女「暗くて、あたたかくて、いろいろな音がする場所に私は居ました。
そのときに、カルガモと聞こえたので、私はカルガモだなと」
男「いよいよ電波だな。やっぱり誰か呼ぶか」
看護師「男さん!!」
女「?!」
男「! う、産まれたんですか?!!」
助産師「落ち着いて、聞いてください」
男「……な、なんか、あいつに! 俺の子に何かあったんですか?!」
そのときに、カルガモと聞こえたので、私はカルガモだなと」
男「いよいよ電波だな。やっぱり誰か呼ぶか」
看護師「男さん!!」
女「?!」
男「! う、産まれたんですか?!!」
助産師「落ち着いて、聞いてください」
男「……な、なんか、あいつに! 俺の子に何かあったんですか?!」
看護師「さっき、無事に出てきたんですが、……産声を上げないんです」
助産師「いろいろ処置をしたのですが、反応がありません。出産してから大分経っています。
もちろん、私たちも全力を尽くします。ですが、……最悪の事態もあると」
看護師「先生、戻りましょう!」
助産師「お母さんのほうは大丈夫です。後は赤ちゃんだけです。男さんも、お父さんも
しっかりと気を持って、赤ちゃんの無事を祈ってください。では」
男「……はい。よろしくお願い、します」
女「……」
助産師「いろいろ処置をしたのですが、反応がありません。出産してから大分経っています。
もちろん、私たちも全力を尽くします。ですが、……最悪の事態もあると」
看護師「先生、戻りましょう!」
助産師「お母さんのほうは大丈夫です。後は赤ちゃんだけです。男さんも、お父さんも
しっかりと気を持って、赤ちゃんの無事を祈ってください。では」
男「……はい。よろしくお願い、します」
女「……」
男「……くそ」
女「おかあさん」
男「うるせえ!」
女「っ」
男「なにがお母さんだ?! 親ってのは子どもを育てて何ぼだろ? お前だって言っただろ?
親なんだから子を育てなけりゃなんねえって! なのになんだ? 俺、まだ、かおもみてねえぞ?
触ってもいねえぞ? その前に死んだら意味ねえじゃん!!」
女「……」
女「おかあさん」
男「うるせえ!」
女「っ」
男「なにがお母さんだ?! 親ってのは子どもを育てて何ぼだろ? お前だって言っただろ?
親なんだから子を育てなけりゃなんねえって! なのになんだ? 俺、まだ、かおもみてねえぞ?
触ってもいねえぞ? その前に死んだら意味ねえじゃん!!」
女「……」
男「頼むから、がんばってくれよ、【ひな】っ……!!」
女「……ひな」
男「お前のことじゃねえぞ。産まれてくる子どもの名前だ。女の子って言うのはわかってた。
……お前カルガモとか言ってたけどさ。腹立つことに、その【ひな】ってのは、カルガモから来てる」
男「あいつと、嫁と、俺の田舎に行ったときに、偶然にもカルガモの親子を発見してさ。
親カルガモのあとを、一生懸命ついていく雛たちを、見て、もうすぐ産まれる子どもとかぶったから。
そしたら、あいつが「ひなってかわいいじゃん」って。単純だよな」
女「そうだったんですか」
女「……ひな」
男「お前のことじゃねえぞ。産まれてくる子どもの名前だ。女の子って言うのはわかってた。
……お前カルガモとか言ってたけどさ。腹立つことに、その【ひな】ってのは、カルガモから来てる」
男「あいつと、嫁と、俺の田舎に行ったときに、偶然にもカルガモの親子を発見してさ。
親カルガモのあとを、一生懸命ついていく雛たちを、見て、もうすぐ産まれる子どもとかぶったから。
そしたら、あいつが「ひなってかわいいじゃん」って。単純だよな」
女「そうだったんですか」
>>42ありがとう。がんばれる。
男「そのカルガモの親子には、父親が居なかったわけだけど、でも、人間の親子って、
父親が居て、母親が居て、子が居るわけじゃん。何かが欠けてたら、寂しいだろ……」
女「そうですね」
男「だけど、自分の子が立派に巣立つまで、ちゃんと見届けようって。だけどな、ケンカしちゃったんだ」
女「嫁、と」
男「ああ。今思うと何が原因だったのかすら思い出せないぐらいだけど、酷い言い争いだった。
しかも今日の話だ。ここに運ばれてくる直前。あいつは臨月でイライラしてて、俺も始めての事で切羽詰ってて、
そんなときこそ、俺が、受け止めてやらなきゃいけないのにな。何だかんだで余裕なくて、
あいつに酷いことたくさん言ってしまった。お腹の子も、嫌な思いしただろうな」
女「……はい」
男「……?」
父親が居て、母親が居て、子が居るわけじゃん。何かが欠けてたら、寂しいだろ……」
女「そうですね」
男「だけど、自分の子が立派に巣立つまで、ちゃんと見届けようって。だけどな、ケンカしちゃったんだ」
女「嫁、と」
男「ああ。今思うと何が原因だったのかすら思い出せないぐらいだけど、酷い言い争いだった。
しかも今日の話だ。ここに運ばれてくる直前。あいつは臨月でイライラしてて、俺も始めての事で切羽詰ってて、
そんなときこそ、俺が、受け止めてやらなきゃいけないのにな。何だかんだで余裕なくて、
あいつに酷いことたくさん言ってしまった。お腹の子も、嫌な思いしただろうな」
女「……はい」
男「……?」
男「……そうか、その所為だ。そうか、俺があんなこと言ったから。あいつは具合悪くなって、
……お腹の、子も? ……そうか、俺が、俺の、所為なのか。そうなのか?」
女「よく、わからないです」
男「だよなぁ。でも、なんであんなこと言っちまったんだろう。あんな、酷いこと」
女「……
「こんな馬鹿みたいに子どものことで言い合うのなら、なんで産むことに決めたんだろうな?」
……でしたっけ?」
……お腹の、子も? ……そうか、俺が、俺の、所為なのか。そうなのか?」
女「よく、わからないです」
男「だよなぁ。でも、なんであんなこと言っちまったんだろう。あんな、酷いこと」
女「……
「こんな馬鹿みたいに子どものことで言い合うのなら、なんで産むことに決めたんだろうな?」
……でしたっけ?」
男「……おま、え、お前、なんで、それを?」
女「聞こえたんです。ちゃんと。大声でしたから」
男「……そんな、ありえねえよ」
女「だからいったんです。おかあさんって。でも、おとうさんなんですね」
男「ふ、ふざけるじゃねえよ! 馬鹿にしてんのか電波女!!」
女「私はいつもまじめですよ?」
男「それだよ! さっきからずっと思ってたんだけどな?! お前俺の嫁の喋り真似してんじゃねえよ?!
不愉快なんだよさっきからよぉ! 俺たちが、苦しんでるのに、子どもが生きるか死ぬかの瀬戸際なのに!
てめえは一人でふざけやがって! 馬鹿にしやがって!」
女「消えて、ほしいですか?」
男「ああ! 消えろ! これ以上俺を馬鹿にするなら消えろ!」
女「聞こえたんです。ちゃんと。大声でしたから」
男「……そんな、ありえねえよ」
女「だからいったんです。おかあさんって。でも、おとうさんなんですね」
男「ふ、ふざけるじゃねえよ! 馬鹿にしてんのか電波女!!」
女「私はいつもまじめですよ?」
男「それだよ! さっきからずっと思ってたんだけどな?! お前俺の嫁の喋り真似してんじゃねえよ?!
不愉快なんだよさっきからよぉ! 俺たちが、苦しんでるのに、子どもが生きるか死ぬかの瀬戸際なのに!
てめえは一人でふざけやがって! 馬鹿にしやがって!」
女「消えて、ほしいですか?」
男「ああ! 消えろ! これ以上俺を馬鹿にするなら消えろ!」
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