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>>53
お前さん可愛いなwwwww
お前さん可愛いなwwwww
さくりーの
彼氏に振られーの
彼氏に新しい彼女ができーの
彼氏の家に行きーの
恨みが込み上げーの
さくりーの
彼氏に振られーの
彼氏に新しい彼女ができーの
彼氏の家に行きーの
恨みが込み上げーの
さくりーの
>>57
怖いわっ!wwwww
怖いわっ!wwwww
さくり……さくり……
老「……ん?こんな寒い中に、誰かな?」
さくり……さくり……
老「誰か、おるんか?」
さくり……さく、
幼「……」
老「ぉお、こなにめんげぇわらしっ子が。……ぅむ、っと、どしたんじゃ?」
幼「……」
老「まぁまぁ……ここは寒い。ほれ、中に入り。雪も吹き込むでの」
幼「……」
老「中に火鉢がある。そこにあたりなぃ。あたりなぃ」
幼「……」
老「んん?……そこになにかあるんか?」
幼「……」
老「……ぅむ。……ははは、雪女のわらしっ子でも、近くに越してきたのかの?」
老「……ん?こんな寒い中に、誰かな?」
さくり……さくり……
老「誰か、おるんか?」
さくり……さく、
幼「……」
老「ぉお、こなにめんげぇわらしっ子が。……ぅむ、っと、どしたんじゃ?」
幼「……」
老「まぁまぁ……ここは寒い。ほれ、中に入り。雪も吹き込むでの」
幼「……」
老「中に火鉢がある。そこにあたりなぃ。あたりなぃ」
幼「……」
老「んん?……そこになにかあるんか?」
幼「……」
老「……ぅむ。……ははは、雪女のわらしっ子でも、近くに越してきたのかの?」
さくり……さくり……
老「ん?……さて」
さくり……さくり……
老「誰か、おるんか?」
さくり……さく、
幼「……」
老「おお、きょうも来たかぃ……。ん~、どうした?」
幼「……」
老「こんなとこにいても、風邪をひくだけじゃて。中に入らんか?」
幼「……」
老「それかぃ、かかぁとはぐれて、探してほしぃんじゃろか?」
幼「……」
老「なにか、聞いて欲しいことがあるんじゃろ?」
幼「………………さくり」
老「ん?……くり?……確かにここは寺のワシの庫裏じゃが、それが……ふむ、また居ないか」
老「ん?……さて」
さくり……さくり……
老「誰か、おるんか?」
さくり……さく、
幼「……」
老「おお、きょうも来たかぃ……。ん~、どうした?」
幼「……」
老「こんなとこにいても、風邪をひくだけじゃて。中に入らんか?」
幼「……」
老「それかぃ、かかぁとはぐれて、探してほしぃんじゃろか?」
幼「……」
老「なにか、聞いて欲しいことがあるんじゃろ?」
幼「………………さくり」
老「ん?……くり?……確かにここは寺のワシの庫裏じゃが、それが……ふむ、また居ないか」
さくり、さくり
刺されたのは僕?
さくり、さくり
刺したのは君?
さくり、さくり。
刺されたのは僕?
さくり、さくり
刺したのは君?
さくり、さくり。
さくり……さくり……
老「……さて」
さくり……さくり……
老「また、来たんかぃ?」
さくり……さく、
幼「……」
老「やはり、おまぃさんかぃ。そうじゃな、前の話じゃがな」
幼「……」
老「庫裏の中や床下、屋根まで探してみたんじゃが、おまぃさんがほしそうなのは何も無かった……」
幼「……」
老「まぁ、途中、鼠が屋根裏で仏になっていたのを見て、びっくりしたがの。ほほほ」
幼「……」
老「おまぃさんは、その鼠でもないのじゃろう?鼠には悪いが、おまぃさんのほうが賢そうじゃ」
幼「……」
老「それで、おまぃさんは何がしたい?」
幼「………………さくり」
老「さくり?……『さくり』とは、はて……。ん?……もう、行ってしまったか」
老「……さて」
さくり……さくり……
老「また、来たんかぃ?」
さくり……さく、
幼「……」
老「やはり、おまぃさんかぃ。そうじゃな、前の話じゃがな」
幼「……」
老「庫裏の中や床下、屋根まで探してみたんじゃが、おまぃさんがほしそうなのは何も無かった……」
幼「……」
老「まぁ、途中、鼠が屋根裏で仏になっていたのを見て、びっくりしたがの。ほほほ」
幼「……」
老「おまぃさんは、その鼠でもないのじゃろう?鼠には悪いが、おまぃさんのほうが賢そうじゃ」
幼「……」
老「それで、おまぃさんは何がしたい?」
幼「………………さくり」
老「さくり?……『さくり』とは、はて……。ん?……もう、行ってしまったか」
さくり……さくり……
老「……ん?」
さくり……さくり……
老「ん、おお、もうこんな時間か」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。今日も火鉢には当たらんかぃ?」
幼「……」
老「そうか、そうか。ここで話じゃな?わかった。……さて、『さくり』……じゃったか」
幼「……」
老「調べては見たんじゃが、ワシの頭ではちと足りんかったでな、いんたぁねっとというものを利用してみた」
幼「……」
老「檀家さんのお孫さんに教えてもらってな。あの手前に大きな電卓があるテレビはぱそこんというらしい」
幼「………………さくり」
老「それでな?ぐぐるという言葉が……。……ありゃ、失敗したのぅ」
老「……ん?」
さくり……さくり……
老「ん、おお、もうこんな時間か」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。今日も火鉢には当たらんかぃ?」
幼「……」
老「そうか、そうか。ここで話じゃな?わかった。……さて、『さくり』……じゃったか」
幼「……」
老「調べては見たんじゃが、ワシの頭ではちと足りんかったでな、いんたぁねっとというものを利用してみた」
幼「……」
老「檀家さんのお孫さんに教えてもらってな。あの手前に大きな電卓があるテレビはぱそこんというらしい」
幼「………………さくり」
老「それでな?ぐぐるという言葉が……。……ありゃ、失敗したのぅ」
さくり……さくり……
老「うむ、……来たか」
さくり……さくり……
老「ここにおるよ。待っておれ」
さくり……さく、
幼「……」
老「この前はすまんのぅ。ワシの話が長くてな。おまぃさんを先に帰らせてしまった」
幼「……」
老「さて、話の続きなんじゃが、話はどこ、から……じゃったかな?ん、そう、ワシはぐぐったところからじゃ」
幼「……」
老「そう、ぐぐってはみたものの、>>9か、亀田製菓か、ホチキスしか出んでの」
幼「……」
老「ワシにはなんのことか、お手上げじゃ。『さくり』とは何を指しているのか、このワシに教えてくれはせんか?」
幼「………………さくり」
老「そうじゃ。『さくり』じゃ。それは……やはり、教えてくれはせぬか」
老「うむ、……来たか」
さくり……さくり……
老「ここにおるよ。待っておれ」
さくり……さく、
幼「……」
老「この前はすまんのぅ。ワシの話が長くてな。おまぃさんを先に帰らせてしまった」
幼「……」
老「さて、話の続きなんじゃが、話はどこ、から……じゃったかな?ん、そう、ワシはぐぐったところからじゃ」
幼「……」
老「そう、ぐぐってはみたものの、>>9か、亀田製菓か、ホチキスしか出んでの」
幼「……」
老「ワシにはなんのことか、お手上げじゃ。『さくり』とは何を指しているのか、このワシに教えてくれはせんか?」
幼「………………さくり」
老「そうじゃ。『さくり』じゃ。それは……やはり、教えてくれはせぬか」
さくり……さくり……
老「……」
さくり……さくり……
老「……」
さくり……さく、
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「………………さくり」
老「………zzz……ん~、ふみゅ~……」
老「……」
さくり……さくり……
老「……」
さくり……さく、
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「……」
老「……」
幼「………………さくり」
老「………zzz……ん~、ふみゅ~……」
さくり……さくり……
老「……ん?」
さくり……さくり……
老「来た……かなぃ?」
さくり……さく、
幼「……」
老「おお、おお。よく来たの。でも、今回は少々来るまで期間があったのぅ。どしたんじゃ?」
幼「………」
老「ふむ、まぁ詳しくは聞かんが、おまぃさんも大変じゃろうて」
幼「…………」
老「あれからな、また『さくり』というものについて考えてみたんじゃが、やはり、見当もつかん」
幼「……」
老「おまぃさんはその『さくり』に未練があるんじゃろ?その未練というのは、『さくり』が欲しいのか?それとも、なくしたいんじゃろうか?」
幼「………………さくり」
老「……やはり、欲しいのじゃろうな。あんなめんげぇ子が無くすのを考えるのはなかろうて」
老「……ん?」
さくり……さくり……
老「来た……かなぃ?」
さくり……さく、
幼「……」
老「おお、おお。よく来たの。でも、今回は少々来るまで期間があったのぅ。どしたんじゃ?」
幼「………」
老「ふむ、まぁ詳しくは聞かんが、おまぃさんも大変じゃろうて」
幼「…………」
老「あれからな、また『さくり』というものについて考えてみたんじゃが、やはり、見当もつかん」
幼「……」
老「おまぃさんはその『さくり』に未練があるんじゃろ?その未練というのは、『さくり』が欲しいのか?それとも、なくしたいんじゃろうか?」
幼「………………さくり」
老「……やはり、欲しいのじゃろうな。あんなめんげぇ子が無くすのを考えるのはなかろうて」
さくり……さくり……
老「さてさて」
さくり……さくり……
老「よう来たのぅ」
さくり……さく、
幼「……」
老「さて……っと、ちょっと待っとれ。はは、年を取ると腰がよぅ動かんようになって困る」
幼「……」
老「お茶も入れて……と。……お待ちどうさん」
幼「……」
老「まぁ、ワシなりに『さくり』を探してみたくなっての。今回は比較的ワシにもなじみがある『さくり』じゃ」
幼「……」
老「煎餅なんじゃがの。ガリッとか、バリッとかいう煎餅ばかりがあったからのぅ。たまに寺においてあるぽたぽた焼きなんじゃがどうじゃ?」
幼「………………さくりじゃない」
老「ん~、やはり、『サクッ』じゃったかのぅ。………次会うときの宿題にするかの」
老「さてさて」
さくり……さくり……
老「よう来たのぅ」
さくり……さく、
幼「……」
老「さて……っと、ちょっと待っとれ。はは、年を取ると腰がよぅ動かんようになって困る」
幼「……」
老「お茶も入れて……と。……お待ちどうさん」
幼「……」
老「まぁ、ワシなりに『さくり』を探してみたくなっての。今回は比較的ワシにもなじみがある『さくり』じゃ」
幼「……」
老「煎餅なんじゃがの。ガリッとか、バリッとかいう煎餅ばかりがあったからのぅ。たまに寺においてあるぽたぽた焼きなんじゃがどうじゃ?」
幼「………………さくりじゃない」
老「ん~、やはり、『サクッ』じゃったかのぅ。………次会うときの宿題にするかの」
さくり……さくり……
老「んん?」
さくり……さくり……
老「どれ、来たかの?」
さくり……さく、
幼「……」
老「やっぱり、おまぃさんかい。ちょっと待ってな、ね?」
幼「……」
老「んしょっ……とぉ、さて、今回の『さくり』はこれじゃがどうじゃ?」
幼「……」
老「まぁ、とりたてのレタスなんじゃがの」
幼「……」
老「近所の婆さんから、『さくり』としてもらったんじゃが、ワシはこれは『シャキ』だとおもうんじゃよ」
幼「………………ちがう」
老「やはり……じゃな。ばあさん、この賭けはワシの勝ちじゃ……ともういないか。さて、何がさくり……なんじゃろうな?」
老「んん?」
さくり……さくり……
老「どれ、来たかの?」
さくり……さく、
幼「……」
老「やっぱり、おまぃさんかい。ちょっと待ってな、ね?」
幼「……」
老「んしょっ……とぉ、さて、今回の『さくり』はこれじゃがどうじゃ?」
幼「……」
老「まぁ、とりたてのレタスなんじゃがの」
幼「……」
老「近所の婆さんから、『さくり』としてもらったんじゃが、ワシはこれは『シャキ』だとおもうんじゃよ」
幼「………………ちがう」
老「やはり……じゃな。ばあさん、この賭けはワシの勝ちじゃ……ともういないか。さて、何がさくり……なんじゃろうな?」
さくり……さくり……
老「……っと、眠りそうになっとった」
さくり……さくり……
老「ふむ、いつもの頃合じゃな」
さくり……さく、
幼「……」
老「ん、こんばんわ。さて、今回の『さくり』じゃな?」
幼「……」
老「ふむ、だがスマンな。今回はどうもな」
幼「……」
老「煎餅もダメ、レタスもダメとなるとなかなかな。くっきぃなぞも用意してみたんじゃがこれではなかろう」
幼「……」
老「スイカ……も思い出してみたんじゃが、季節柄用意するのも無理でのぅ……。だから、今回は『さ、栗』と言って、栗なんか出しちゃったりして」
幼「………………」
老「ぬはははは。……いや、あのワシなんか言ってくれないと寂しいんじゃが」
老「……っと、眠りそうになっとった」
さくり……さくり……
老「ふむ、いつもの頃合じゃな」
さくり……さく、
幼「……」
老「ん、こんばんわ。さて、今回の『さくり』じゃな?」
幼「……」
老「ふむ、だがスマンな。今回はどうもな」
幼「……」
老「煎餅もダメ、レタスもダメとなるとなかなかな。くっきぃなぞも用意してみたんじゃがこれではなかろう」
幼「……」
老「スイカ……も思い出してみたんじゃが、季節柄用意するのも無理でのぅ……。だから、今回は『さ、栗』と言って、栗なんか出しちゃったりして」
幼「………………」
老「ぬはははは。……いや、あのワシなんか言ってくれないと寂しいんじゃが」
さくり……さくり……
老「……ふむ、やはり年はとりたくないもんじゃ」
さくり……さくり……
老「この時間まで起きとるのが辛うなってくる」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。……ぬはは、なに。これでもまだワシの体は大丈夫だで。そんなおまぃさんが心配する必要は無よ」
幼「……」
老「それよりもこの前はすまなかったの。呆れさせてしもうて。相変わらず、思いつかんでな」
幼「…………」
老「それで、今回は質問と言うか、ちょっとした診察みたいなもんじゃ。少し右と左の腕を見せて欲しいんじゃが」
幼「……」
老「ん~…………、ん。綺麗な手をしとるの。それに丈夫な腕じゃ。これなら大丈夫じゃろう」
幼「………………さくり」
老「うむ、探しておくから待っとれよ。……手の傷も防御創もなかったのぅ。これで、金属類も消えたか」
老「それにしても良かった。あなたを刺したいなんて言われたら、どうしようかと内心冷汗もんじゃったな」
老「……ふむ、やはり年はとりたくないもんじゃ」
さくり……さくり……
老「この時間まで起きとるのが辛うなってくる」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。……ぬはは、なに。これでもまだワシの体は大丈夫だで。そんなおまぃさんが心配する必要は無よ」
幼「……」
老「それよりもこの前はすまなかったの。呆れさせてしもうて。相変わらず、思いつかんでな」
幼「…………」
老「それで、今回は質問と言うか、ちょっとした診察みたいなもんじゃ。少し右と左の腕を見せて欲しいんじゃが」
幼「……」
老「ん~…………、ん。綺麗な手をしとるの。それに丈夫な腕じゃ。これなら大丈夫じゃろう」
幼「………………さくり」
老「うむ、探しておくから待っとれよ。……手の傷も防御創もなかったのぅ。これで、金属類も消えたか」
老「それにしても良かった。あなたを刺したいなんて言われたら、どうしようかと内心冷汗もんじゃったな」
老「それにしても、『さくり』とはなんじゃろうか?」
老「今までは『さくり』なものを探してきてはいるが、本当に『さくり』というものなんじゃろうか」
老「………」
老「いや、それは無いじゃろう。何かの方言と言う事はあるかも知れんが、ここの者じゃしな……」
老「『さくり』なものでワシの思いついていないものか……」
老「……」
老「小麦粉で焼いたあの感じではない」
老「野菜の水分を含んだあの感じでもない」
老「金属を使った刃物でもない」
老「……ということは」
老「………うむ」
老「………」
老「………」
老「ん~、………わからん。なんなんじゃろうな。っと、餅が焼ける」
老「どれ……アチッ!アツアツ!……ふぅふぅ」
老「ホンに気をつけんと……、ワシの腕もそう丈夫では無くなってしもうたし、大事にせにゃ……ん?」
老「……あやつの腕。『さくり』……。華奢な体……」
老「……そうかぃ」
老「今までは『さくり』なものを探してきてはいるが、本当に『さくり』というものなんじゃろうか」
老「………」
老「いや、それは無いじゃろう。何かの方言と言う事はあるかも知れんが、ここの者じゃしな……」
老「『さくり』なものでワシの思いついていないものか……」
老「……」
老「小麦粉で焼いたあの感じではない」
老「野菜の水分を含んだあの感じでもない」
老「金属を使った刃物でもない」
老「……ということは」
老「………うむ」
老「………」
老「………」
老「ん~、………わからん。なんなんじゃろうな。っと、餅が焼ける」
老「どれ……アチッ!アツアツ!……ふぅふぅ」
老「ホンに気をつけんと……、ワシの腕もそう丈夫では無くなってしもうたし、大事にせにゃ……ん?」
老「……あやつの腕。『さくり』……。華奢な体……」
老「……そうかぃ」
さくり……さくり……
老「ん?……どれ」
さくり……さくり……
老「よし……っと、これで最後かもしれんのぅ」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。今宵も寒いの」
幼「……」
老「おまいさんに大事な話がある」
幼「……」
老「『さくり』が見つかった」
幼「……!」
老「まぁ、その前におまぃさんと懇ろに喋りたいのでな、互いに建前や見せ掛けはこの際、無しにしましょ」
幼「……?」
老「その生きている振りはそろそろやめましょうかぃ」
幼「……」
老「ん?……どれ」
さくり……さくり……
老「よし……っと、これで最後かもしれんのぅ」
さくり……さく、
幼「……」
老「こんばんわ。今宵も寒いの」
幼「……」
老「おまいさんに大事な話がある」
幼「……」
老「『さくり』が見つかった」
幼「……!」
老「まぁ、その前におまぃさんと懇ろに喋りたいのでな、互いに建前や見せ掛けはこの際、無しにしましょ」
幼「……?」
老「その生きている振りはそろそろやめましょうかぃ」
幼「……」
老「やはり、額烏帽子に左前の死装束」
幼「……」
老「大丈夫。怖がん無くてええ。ワシはおまぃさんの姿を見ても怖がりはしねぇから」
幼「……」
老「むしろ、逆にそれを自覚してるおまぃさんのことを感心するよ。普通の幽霊は……と、こんな話じゃなかったな」
幼「……」
老「さて、お前さんの探していた『さくり』じゃがの……これじゃろ?」
……さくり。
幼「!!」
老「ほら、もう一回。……もう一回っと。……ははは。そんなに笑顔だと、顔から色んなものがあふれそうじゃ」
幼「……!」
老「なんで、わかったのかって?」
幼「……」
老「考えてみれば、簡単なことじゃった。……それはな、おまぃさんには足が無いからじゃよ」
幼「……」
老「大丈夫。怖がん無くてええ。ワシはおまぃさんの姿を見ても怖がりはしねぇから」
幼「……」
老「むしろ、逆にそれを自覚してるおまぃさんのことを感心するよ。普通の幽霊は……と、こんな話じゃなかったな」
幼「……」
老「さて、お前さんの探していた『さくり』じゃがの……これじゃろ?」
……さくり。
幼「!!」
老「ほら、もう一回。……もう一回っと。……ははは。そんなに笑顔だと、顔から色んなものがあふれそうじゃ」
幼「……!」
老「なんで、わかったのかって?」
幼「……」
老「考えてみれば、簡単なことじゃった。……それはな、おまぃさんには足が無いからじゃよ」
老「やはり、これだったんな」
幼「……」
老「んぅ、大体事情は察しとる。おまぃさん、ええとこのお嬢さんやったろ?」
幼「……」
老「そりゃそうや。そこまで華奢だが、餓鬼にはなっとらん。それに腕が透き通るように綺麗じゃった」
幼「……」
老「生きているうちは、さぞ、幸せじゃったろ」
幼「……」
老「足が不自由でなければ、さらになぁ」
幼「……」
老「可哀相にな。こんなめんげぇわらしっ子で、走り回れんとは」
幼「……」
老「おまぃさん。体は華奢なのに、腕だけは丈夫なんよ。おそらく、同い年の男の子よりもなぃ」
幼「……」
老「はは。まぁ、それだけ、人より年をとっている。それだけさね」
幼「……」
老「それじゃ、行くかぇ?」
幼「……?」
老「さすがに、おまぃさんの親とはいかんが、じぃじやばぁばのかわりなら、してあげられんね。歩きたかったんじゃろ?雪の上を。手を引かれて一緒に」
幼「!!」
……さくり。
――完――
幼「……」
老「んぅ、大体事情は察しとる。おまぃさん、ええとこのお嬢さんやったろ?」
幼「……」
老「そりゃそうや。そこまで華奢だが、餓鬼にはなっとらん。それに腕が透き通るように綺麗じゃった」
幼「……」
老「生きているうちは、さぞ、幸せじゃったろ」
幼「……」
老「足が不自由でなければ、さらになぁ」
幼「……」
老「可哀相にな。こんなめんげぇわらしっ子で、走り回れんとは」
幼「……」
老「おまぃさん。体は華奢なのに、腕だけは丈夫なんよ。おそらく、同い年の男の子よりもなぃ」
幼「……」
老「はは。まぁ、それだけ、人より年をとっている。それだけさね」
幼「……」
老「それじゃ、行くかぇ?」
幼「……?」
老「さすがに、おまぃさんの親とはいかんが、じぃじやばぁばのかわりなら、してあげられんね。歩きたかったんじゃろ?雪の上を。手を引かれて一緒に」
幼「!!」
……さくり。
――完――
男「は~、連休も今日で終わりかあ。楽しい時って、本当にアッという間だよな!」
友「楽しい時って、お前・・・やることなくてグダグダ俺ん家に来てる奴が何ホザいてんだよ?」
男「まあ、そう言うな。明日からガッコだろ?なんかこう、ダークな気分でな」
友「いいじゃん。だいたい学校には女子いるしさ、夏休みの時なんか毎日、野郎のツラしか見れなかったし」
男「うむ。あれは地獄だった」
友「お前が言うなよ!男には彼女いるだろ!」
男「・・・彼女って、女のことか?それは、誤解だ。六階のボタンを押すくらい間違えている誤解だ」
友「なんだそりゃ。とにかくさ、あんなキレイな子と仲がいいお前に、夏の男地獄を語る資格はないね」
男「あのな・・・あいつ、『さくり』なんだぞ?」
友「は?『さくり』?」
男「・・・ま、いいや。とにかく明日ガッコいきたくねえ!このまま旅に出たいよう!」
友「ちょ、バタバタするなよ、ここ二階だって・・・とりあえずお前、俺の部屋から旅だってくれ」
こんなめちゃくちゃなスレが一晩超えたことに対し、
正直、驚きの念を隠し得ない。
正直、驚きの念を隠し得ない。
男「おぃ~っす!・・・あ、センセ、おはようございます」
先「お早う、男くん。今日もギリギリね、早く席について」
男「はぁ、サーセン」
女「おはよう」
男「・・・おう」
女「あいかわらず、朝からすごいわね、男くん」
男「・・・何がだよ」
女「だって今、『やっぱセンセ、いい乳してんなあ。あれでパイズ』」
男「し~っ、し~っ!・・・思ってない、思ってないぞ!思ったとしてもホンのちょっとだ!」
先「そこ!なに騒いでるの!」
男「あ、サーセン」
女「・・・怒られながら、また乳がどうこう考えるのは良くないんじゃない?」
男「お前がパイズリとか言うからだろ!」
先「・・・男くん、朝礼終わったら職員室きなさい」
男「はぁ~・・・」
女「どうしたの、男くん?心がドス黒い絶望に満ちてるんだけど」
男「ほっといてくれ、オレは寝る」
女「また怒られるから、寝るのは止めた方がいいんじゃない?朝礼でパイズリって叫んだのは、もう有名よ」
男「あのな・・・オレのせいか?オレのせいなのか?」
女「ちがうの?」
男「はぁ~・・・それよりお前、ちゃんと今しゃべってるのか?これ以上、オレは変な奴って思われたくねえぞ」
女「声に出して話してるけど?『寝るのは止めたら』のところだけ」
男「ならいいけどな・・・って、よくねえよ!ほとんどオレの独り言じゃねえか!」
女「だってパイズリなんて言えないじゃない」
男「言ってるだろ!今、パイズリって言ってるだろ!」
女「あ、もう先生きてる、ゴメン」
先「・・・男。お前、授業終わったら職員室にこい」
ひゅーん………さくり
ひゅーん………さくり
ひゅーん…………さくり
ひゅーん………さくり
ひゅーん…………さくり
さくり……もぐもぐ………こくん
さくり……もぐもぐ………こくん
「ごちそうさま」
さくり……もぐもぐ………こくん
「ごちそうさま」
男「はぁ~・・・」
女「ね、大丈夫?男くん、顔色よくないわよ」
男「気にすんな、ちょっと職員室で『このパイズリマニアめ!』と怒られただけだ。ははは」
女「わ、すごい。男くんの心が、ドス黒い自殺願望で真っ黒」
男「ははは、すごいだろう」
女「うん、こんなドス黒いの初めて見た。へええ」
男「へええ、じゃねえよ!・・・なあ、頼むからオレに話かけないでくれ」
女「あ、もう授業はじまる?」
男「・・・なあ、本当にお前、心が読めるのか?」
はらり…………はらり…………
はらり…………はらり…さくり……
「……っ」
ぺろり
はらり…………はらり…さくり……
「……っ」
ぺろり
さくり………さくり………さくり………
さくり………さくり………さくり…………
とさり
さくり………さくり………さくり…………
とさり
すらり………さくり…さくり…さくり…
さくり…さくり…さくり…
ぱたり
さくり…さくり…さくり…
ぱたり
女「顔貸して」
さくり
男「角が生えた」
女「貴殿を隊長に命ずる」
男「謹んでお受け致しません」
女「せっかく立派な角なのに?」
男「プラスチック製じゃ格好つかない……じゃなくて、痛いからいや」
さくり
男「角が生えた」
女「貴殿を隊長に命ずる」
男「謹んでお受け致しません」
女「せっかく立派な角なのに?」
男「プラスチック製じゃ格好つかない……じゃなくて、痛いからいや」
友「おい、男、帰ろうぜ」
男「お~、今日は『餃子の王将』よってかないか?なんか餃子食いてえ」
友「金ないからムリ。おごりなら行くけどさ」
女「・・・(ジロッ)」
男「オレもないぞ。でも、とにかく王将行こうぜ!金のことは食ってから考えよう!」
友「どう考えても、皿洗いの刑だろ・・・」
女「・・・あの、『餃子の王将』行くなら私も混ざっていい?あそこ、まだ行ったことなくて」
友「おお、大歓迎!いいよ、一緒に行こうよ!」
男「・・・ダメだ、オレたちは金がない。他の奴と行ってくれ」
友「金はある!ほら、金はあるんだ!女さん、行こう!」
男「お前なあ・・・ま、いいや。なら二人で行ってくれ。オレ、マジで金ねえから」
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- 新ジャンル「おっさん」 (56) - [80%] - 2008/12/5 21:15 ▲
- 新ジャンル「きすなお」 (113) - [80%] - 2008/9/14 20:00 ○
- 新ジャンル「カンペ」 (107) - [80%] - 2008/8/7 5:45 ○
- 新ジャンル「励まし」 (87) - [80%] - 2008/12/16 3:30
- 新ジャンル「蟻オナ」 (62) - [80%] - 2010/4/16 4:45 △
- 新ジャンル「ヒート」 (71) - [80%] - 2009/1/1 0:45 ▲
- 新ジャンル「サガ」 (135) - [78%] - 2008/1/18 7:47 △
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