元スレ新?ジャンル「見捨てられ不安」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 40 :
ブーブブブブー
男「…電話?………誰だ、この番号」
教授『男か?学籍番号068-S23009?』
男「はい、男です…って、教授?なんの用ですか?…ていうか、なんで俺の番号を」
教授『事務に聞いた…で、用件なんだが…』
102 = 77 :
103 :
>>1の文才に嫉妬wwwww
がんがって!!
104 = 40 :
女「レポート、けっこう早く終わったねぇ」
男「ああ…」
女「私のおかげ?」
男「…そうだな」
女「えへへ…ね、夏休みって、どうするの?…実家に帰る?」
男「いや…盆には帰るかもしれんが、いつも帰ってないしな」
女「良かったぁ。じゃあ、夏休みはさ、ずっと二人きりで過ごそ?」
男「…お前、夏休み、どうするんだ?」
女「え?…だから、二人で」
男「教授から電話あった」
女「あ………そう」
男「卒論、前倒しでやるって、夏休みはフィールドワークの行程組んでたって」
女「…うん」
男「でも、最近、お前に電話つながらなくて、計画できないって…お前、着信拒否してるって」
女「…うん」
男「…どういうこと、だよ?自分で、研究したいって、なんとか学って言ってただろ…どうして…」
女「……だって…呼び出されて、教授と話してたら、男くん、どこか行っちゃうでしょ?」
男「………」
女「そんなことよりさ、夏休みどうする?海とか山とか行ってもいいけど、疲れるしさ、二人きりで部屋でダラダラ過ごすっていうのも…」
男「………」
107 = 100 :
もひとつ支援
108 = 40 :
男(ええっと…着替え、とりあえず、これだけあればいいか…)
女「ZzzZzz…ふゅ?…男くん?」
男「あ…起こしちゃったか?悪い、まだ寝てていいぞ」
女「…その荷物、なに?」
男「あ…いや、ちょっとな」
女「どこか、行くの?」
男「えっと…」
女「わ、私も行くっ」
男「いや、それ無理だから…」
女「…男くん、一人で行くの?私を置いて?」
男「まぁ、そうなる…案外早く帰ってくるかもしれないし、長くても3週間くらいらしい」
女「『絶対に捨てない』って言ったじゃない…」
男「捨てるわけじゃ…」
女「やだ…行かないで、置いていかないで、なんでもするから」
男「帰ってくるから」
女「ウソ…ウソだよ。帰ってこないもん、男くんも私を置いてくっ」
男「…信じてくれないか?」
女「どうして?私の何がダメ?…どうしたら、男くん、離れて…ヤだ…」
男「…ごめん、な」
109 = 66 :
ヤンデレ路線はやめてえええ
110 = 103 :
男いい奴すぎがんばれ
111 :
妹萌の人かな?
112 = 40 :
女「………」
女(男くん…どこにいるの?)
女(…電話、つながらない)
女(…メールもない)
女(…捨てないって言ってくれたのに)
女(…信じたかったのに)
女(………やっぱり、私は要らない子なんだ)
113 = 40 :
女「…おとこ、くん」
114 = 40 :
男友「あれ?女ちゃん?夏休みだってのに、どうして大学?」
女「男友くんこそ…」
男友「え?いや、俺はサークルが………って、やせたね…というか、やつれた?」
女「…そうかな。ごはん、ちゃんと食べてるけど…たまに吐いちゃうし…」
男友「夏バテ?消化にいいものとか食べた方がいいよ?」
女「うん…」
男友「あと、本気でヤバイって思ったら病院行くんだよ?」
女「大丈夫だよ…」
男友「マジで大丈夫?…男と連絡取ってる?」
女「…おとこ?」
男友「え?そう、男」
女「………おとこ、くん?」
男友「そう」
女「それ、誰?」
115 = 100 :
ほほぅ……
wktk
117 :
続けて
118 = 40 :
女「えぅ…」
女(…気持ち悪い)
女(………お腹からっぽなのに…まだ気持ち悪い…)
女(…お掃除、しないと)
女(きれいにしないと…おこられる…)
女「………っく……よし…」
119 = 40 :
女(………何もすることない)
女(どうしよう…今日も図書館?)
女(…大学で散歩?)
女(…教授のとこ……は行きづらいし)
女(ネットの掲示板にでもなにか書き込んで…)
女(………せっかくの夏休みなのにな)
女(…もうそろそろ3週間か)
女(………3週間?…なにが?)
120 = 40 :
女「…冷蔵庫、空かぁ」
女(何か買いに行かないとな…)
女(…億劫)
女「…はぁっ」
ピンポーン
女「…誰だろ、新聞屋さん?」
122 = 40 :
ピンポーン
女(…もしかして)
女(………もしかして)
ガチャ
女「男くんっ!!」
新聞屋「へ?」
女「あ…」
新聞屋「あ…どーも毎朝新聞ですけど」
女「………」
新聞屋「…あ、あのぉ、三ヶ月でいいんですけどぉ」
女「………男くん」
新聞屋「今なら、洗剤とかつきますよ?」
女「………」
123 = 40 :
ピンポーン
ガチャ
女「………」
新聞屋「あ、あのですね、今ならこちらの蚊取り線香もセットで」
ガチャ
124 = 40 :
ピンポーン
女「男くん…」
女「会いたいよ…」
女「一人はイヤだよ…さみしいよ…」
女「捨てないでくれるって…どこにも行かないって…好きだって…」
ピンポーン
女「…こんなに、こんなに男くん、好きなのにっ」
ピンポーン
女「………」
ピンポーン
ガチャ
女「うるさぁいっ!!!」
男「え…」
125 = 40 :
男「よっと…」
ガッ
男(開いてない………しかも、カギがない)
男(中に女いたらいいけど…まさか実家に帰ったりしてないよなぁ)
ピンポーン
男(………あ、でも電気のメータ回ってるし…誰か中にいるよな)
ピンポーン
男(…いざとなったら、大家に………でも、とりあえず、女に)
ピンポーン
女「うるさぁいっ!!!」
男「え…」
126 = 117 :
寝ちゃったか?
127 = 40 :
女「あ………男、くん?」
男「…た、ただいま」
女「おかえりなさい…」
男「あ、うん…あのさ」
女「ええっとね、さっきのは、その…新聞屋さんが」
男「え?」
女「ごめっ…なんでもない」
男「とりあえず、上がってもいい?」
女「う、うん…男くんの部屋だし」
おさるさんにひっかかりますた…
128 = 117 :
そうか。頑張れ
俺は寝るからあとは誰か任せた
129 = 40 :
女「…あ、あのね」
男「お前、顔色悪くないか?」
女「え?あ…うん、大丈夫」
男「そ、そうか?」
女「うん…」
男「………えっとな、その」
女「…よかったぁ」
男「うん?」
女「男くん…帰ってきてくれた」
男「…言ったろ?帰ってくるって」
女「うん。でも良かったぁ…もう、どこにも行かないで…ずっと、ずっと、ここにいて」
男「………」
女「男くん?」
男「俺が、どこに行ってたとか気にならないのか?」
女「…いいよ、そんなこと。ね、それよりさ」
男「昨日までバイトしてた。男友の紹介で」
女「え?…どうして?お金が要るんだったら、言ってくれたら」
男「これ、買うため」
女「…?」
男「………その、受け取って欲しい」
131 = 40 :
女「…ゆびわ?」
男「そう、指輪…バイト代で買ってきた」
女「………こんなものために?…私は、こんなっ…ただ、男くんが傍にいてくれたらっ」
男「こんなものって…まぁ、そうかもしれんが………もう一つ」
女「…封筒?」
男「…こっちは、役場でもらってきただけ」
女「………これ」
男「その…半分は埋めた。あとは好きにしてもらっていい」
女「…この指輪って?」
男「…たぶん、薬指が一番サイズ合うと思う……右でも左でも」
女「待って…どういうこと?」
男「………俺、口下手だし、そういうの口で伝えるの、苦手だから」
女「で、でも…これって」
男「俺さ、お前の望むみたいな、ずっと一緒って無理だと思うんだ」
女「…え?」
男「お前だって、わかってるだろ?…就職したら、四六時中一緒ってわけにはいかないし
…来年だって、卒論とかで、ずっと一緒にいられるわけじゃない」
132 = 40 :
女「…でも、それでも私は」
男「不安、か?」
女「…うん」
男「傍に、いなくちゃ、信じられないか?俺を」
女「………」
男「俺は、お前のこと、こんなに好きなのに?」
女「…こんなにって?」
男「………一度しか言わないから、よく聞け」
女「うん…」
男「…俺は、お前のこと、他の誰にも渡したくない、ずっと傍にいて欲しい、お前を幸せにしたい」
女「…」
男「…端的に言うと、結婚したいくらい好きってことだ。証拠は今渡したもの」
女「………けっこん?」
男「…大学、卒業したらさ、結婚、しないか」
134 = 40 :
女「…な、なんで」
男「なんでって…今、言ったとおり…確かに学生の分際でとは思うんだけど」
女「どうして、私なんか」
男「前言ったろ?好きなもんは好きなんだって」
女「でも…」
男「俺さ、バカだったんだ」
女「え」
男「…お前の傍にさえいれば、お前は笑ってくれるって、幸せになってくれるって思ってた」
女「…そうだよ。私は、あなたさえ」
男「動物の研究、したいんだよな?よくわからんけど」
女「………でも、そんなのより」
男「俺は、お前の傍にいるから」
女「え?」
男「…なんていうか、体は必ずしも隣にいないかもしれんけど、心は、いつも寄り添うから」
女「………」
男「だから、お前は安心して、自分の好きなこと、楽しいことをして幸せになって」
女「心?」
男「…まぁ、心っていうか…心?」
女「………信じるよ」
男「…いいのか?」
女「うん。…たぶん、信じられる」
男「………そうか」
女「ねぇ、私は、この指輪を見るたびに、この指輪を指で撫でるたびに、あなたを感じていいんだよね」
男「あ、ああ」
女「…あなたが、男くんが私のこと好きだって。私が薬指を見るたびに、男くんに好きって言ってもらう妄想を見てもいいの?」
男「…妄想じゃない。………いつも、俺は、その、そう…思ってる」
女「だったら、私は耐えられるよ。さみしくても、不安でも…短い間なら」
男「…そうか」
女「うん…」
135 = 40 :
女「男くん」
男「…なんだ?」
女「これ」
男「…って、いや、これは返品は困る」
女「ふふっ…違うよ。そうじゃなくて、男くんに…はめてほしいなって」
男「指輪を?」
女「左手と右手どっちがいい?」
男「…左手で」
女「はい」
男「………………………入った」
女「…ホントにぴったりだね」
男「いいんだよな?」
女「え?」
男「…俺で、いいんだな?」
女「それは…なんで今さら」
男「………お前、俺のこと好きか?」
女「…うん。…って、なんでそんなわかりきったこと」
男「…いや、だって、俺、わからんし」
女「好きかどうかわかんないのは、男くんの方じゃない………未だにキスさえしてくれないし!」
男「そ、そりゃ…お前『捨てないでくれるなら、何されてもいい』とかしか言われないし」
女「…は?」
男「『俺のこと好きだからキスして欲しい』とでも言ってくれれば、俺だってだな」
女「…男くんのこと好きだから、キス、して」
男「………」
女「私は、言ったよ?」
男「………」
女「………どうして、しないの?」
男「…お前な、せめて目をつむるとか、そういう」
女「………ん」
男「………」
136 :
何故だろう
死亡フラグを感じる
137 = 40 :
ねぇ、男くん、不思議だね
この指輪、冷たい石と金属だけど、あたたかいよ
あなたのぬくもりが感じられるよ
一人じゃないって信じられる
あなたはここにいる
138 :
ばるばるばるばるばる
139 :
プープーッ!!キキーッ!!ドムス!!!!!!!
ぴーぽーぱーもー……
140 :
バルバルバルバルバルバル って見た事ある
142 = 40 :
キーンコーンカーンコーン
男「…さてと」
女「男くんっ!どこに行くのっ?」
男「あ、いや、便所」
女「私も行く」
男「…男子トイレには入れないだろ」
女「…トイレの前で待ってる」
男「トイレ待ちされるのって、けっこう恥ずかしいんだが」
女「…恥ずかしくてもいいじゃない」
男「…あのな」
女「ずっと一緒にいてくれるって言った」
男「…言ったけど」
男友「………お前ら進歩がないな」
143 = 40 :
おしまひ
144 = 141 :
>>143
ええぇ乙
ガズボズボ……
145 = 76 :
>>1乙!!
楽しかったぜ!!
146 = 140 :
その効果音出てきたスレのタイトルが出てこない・・・
>>1乙
147 = 40 :
おわりっす。
最後の方、眠くて全く見直さず送信しまくってましたけど、大丈夫でしょうか。
大きな自己矛盾を抱えてないでしょうか。
まぁ、人間矛盾してるのがタテとホコなので良しとしましょう。
ボダですね。ボダです。
そして>>20で明かされる伏線。ベタベタですね。ベタベタです。
ヤンデレを書いているつもりはないんですが…ヤンデレ?
ただの重くてウザい女です…すいません…街で見かけたら、大切にしてあげてください
妹萌のひとです
なんだ…おまいらはそんなに死亡フラグ的バットエンドが好きなのか?
それともバルバルバルバルが好きなのか?
ていうか、ヘリコプター飛ばしてぇっ
ガズボズボってなんでしょう…ボクはちっちゃいのでわかりません…
支援・保守・読者の皆々様、感謝です!
もう、いい感じに朝ですね!眠いっ!
では、学生以下の方々は素敵な夏休みを、それ以外の方は変わり映えのない素敵な日常をお過ごし下さい。
おやすみなさいー
148 = 141 :
>>147
お兄ちゃんがガズボズボを教えてあげるよ……?さあこっちおいで……
>>146
妹「お兄ちゃんのガズボズボ入ってくるよぉ」みたいな
149 :
共依存ですね、分かります。私にもそんな時期もありまsた。
支援
150 = 149 :
支援したとたん消えるなばか
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