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    元スレ新?ジャンル「見捨てられ不安」

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    1 :

    「あ…」
    「ん?」
    「ごめん、ちょっと俺」
    「え?どこに行くの?」
    「ちょっとその」
    「ちょっとってどこ?私も行くよ」
    「いや…便所だから」
    「…あ」
    「待ってて」
    「うん…」
    「悪い」
    (…置いていかないで)
    「ん?なんか言ったか?」
    「え?ううんっ…なんにも」
    「…そうか」

    2 :

    あたらしいね

    3 = 1 :

    キーンコーンカーンコーン

    「さてと…」
    「どこ行くの?」
    「…いや、ちょっとそこらへん」
    「そこらへんってどこ?」
    「あ、いや…次、休講だから、そのテキトーにそのへんをとか」
    「…私も一緒いい?」
    「え?あ、うん…いいけど」
    「…じゃあ、私も、一緒に行く」
    「ああ、うん」

    4 = 1 :

    男友「おぉーい、男ぉ」
    「なんだ?」
    男友「腹減った。学食行かね?」
    「ああ、いいけど」
    「…男くん、お昼?」
    「え?あ、うん」
    「…まだ、3限だけど」
    男友「だって、腹減ったしぃ…」
    「…らしい。女はまだ、お腹すいてない?」
    「……男くんは、もう食べるの?」
    「まぁ、今なら、すいてるし…学食」
    「だったら、私もいっしょに食べる」
    「あ、うん」
    男友「はぁ…、んだよ、そのラブりっぷりはよぉ」
    「ら、らぶ?」
    男友「いつでも一緒ってか?…くぅっ!独りもんには毒だぜぃ」
    「はいはい、わかった。とっとと行くぞ」
    「…らぶ」
    「………女も、いちいち男友の言ってることに、その、反応しないでくれ…」

    5 = 1 :

    男友「じゃあ、俺特盛栄養定食だから」
    「ああ。女は?」
    「………冷やし中華かな」
    「そっか。じゃあ、俺は……親子丼かなぁ」
    「…二人ともよくそんなに食べれるね。こんなに暑いのに」
    「そうか?」
    「うん」
    「えっと…お前はあっちな」
    「………え?…私、ここにいたらジャマ?…あっち行け?」
    「あ、いや…そうじゃなくて、麺コーナー。冷やし中華、あっちで注文だから」
    「あ…そうなんだ」
    「そうなんだ」
    「…じゃ、じゃあ、あっち行くから」
    「うん」
    「………その…冷やし中華、遅くなっても、食べるの待っててくれる?」
    「…は?」
    「先に二人で食べてたりしない?」
    「…しないって」

    6 = 1 :

    男友「もぐもぐ…お前食わないの?」
    「…お前こそ、ひとを待つ気はゼロか」
    男友「だってぇ、お腹空いたんだもん」
    「『もん』とか使うな…そのヒゲづらで」
    男友「ほら、あったかい方が美味いしさぁ…がつがつ」
    「………」
    「ご、ごめんっ…待った?」
    「…いや」
    男友「時間かかったねぇ。でも、この時期、麺類人気だから」
    「あ、うん…もう食べてた?」
    「…こいつは」
    男友「わりぃ。もう、ガマンできなくってさぁ」
    「…男くん、待っててくれた?」
    「……そりゃ、俺はまだ、そこまで腹へってないし」
    「あ…そ、そっか、よかったぁ」
    「いや、まぁ、うん」

    7 :

    いいと思うんだが

    8 :

    新ジャンルかは知らんがいいな

    ヤンデレとかになりだしたら一気に萎えるが

    9 = 1 :

    男友「もぐもぐ」
    「もぐもぐ」
    「ずるずる」
    男友「…なんでさ、俺って義理の妹とかいないのかなぁ」
    「…俺に言われても」
    「?」
    男友「…12人もいらないから、せめて、義理の妹が朝に起こしに来てくれたりとかしてさ」
    「………」
    (12人?義理の妹?)
    男友「…でさ、なかなか俺が起きなくて、布団をひっくり返したら、朝勃ちした俺のナニを見て」
    「妄想は頭の中に留めろ。垂れ流すな」
    (…アサダチ?)

    10 :

    見捨てられ不安てただのボーダーじゃん

    11 = 1 :

    「…ね、アサダチってなに?」
    「………」
    男友「………お、男、しょうゆとって。い、いやぁ俺って、メンチカツはしょうゆじゃないとダメなんだよねぇ」
    「そ、そうなのか。お、俺はソース派だな…ほれ」
    男友「さんきゅー」
    「あ…」
    「な、なんだ?どうした?」
    「そういえば、ウチのおしょうゆ切れてたんだった…買いに行かないと」
    「なんだ、そんなことか。しょうゆくらい、ウチの使えば良いだろ?隣なんだし」
    「え?いいの?」
    「自炊、しないし」
    男友「…なんで、お前ら幼馴染でもないのに…く、くそうっ!こんなにエロゲシチュを俺は待ち望んでるというのにっ!」
    「えろげしちゅ?」
    「………わけわからんし。アパート一緒なだけだし。…早く食わんと人多くなるぞ」
    男友「あ、そうだな…がつがつ」
    「がつがつ」
    「え?あ…ず、ずるっ…ごほっ」
    「あ、あー…女は、あわてなくても良いから」
    「で、でも…早く食べないと……先に行かない?」
    「行かないから。大丈夫だから」
    「…うん……ずるずるっ…こほっ…ずるずる」
    「いや、だから、あわてなくても」
    「う、うんっ…ごめっ…ずる…」

    12 = 1 :

    男友「あー食った食った」
    「………」
    「…大丈夫か?」
    「あ、うん…」
    「悪かったな、急がせて」
    「ううん。私が、勝手にいそいだだけだから」
    男友「…お前ら今日はどうすんの?もう講義ないべ?」
    「…男くん、どうするの?」
    「ん?…そうだなぁ、図書館にでも行って涼んどくかなぁ。で、スーパーで惣菜買って帰る」
    「じゃあ、私も」
    男友「………お前らってさぁ」
    「なんだ?」
    男友「なんていうか…セット商品?トムとジェリー?項羽と劉邦?」
    「…よくわかんない」
    「…項羽と劉邦は違うんじゃないか?」
    男友「………まぁ、いいけどさ」
    「…そうか」
    「ん?」
    男友「…とりあえず、ちゃんと基礎体温とか測っとけよっ!アバヨっ!!」
    「な………」
    「…ほんとに『アバヨ』って言うひといるんだね」
    「………そうだな」

    13 = 1 :

    ピンポーン

    「はーい…あ、女か」
    「あ、うん。…もう晩ごはん食べた?」
    「いや、まだ」
    「これ、ちょっと作りすぎちゃったから」
    「…いつも悪いな」
    「う、ううんっ…こっちこそ」
    「今日もメシ食ってくか?ウチで」
    「え?いいの?」
    「いいのって…ここんとこ、毎日、ここで食ってるだろ」
    「あ…うん…ごめん」
    「…まぁ、俺も、惣菜だけじゃ飽きるし、いいんだけどさ」
    「あ…じゃ、ウチから、その食器とか持って来る」
    「ああ。…あ、コメはあるから」
    「うんっ」

    14 = 1 :

    「ごちそうさま」
    「ごちそうさまでした」
    「…あ、後片付けくらいは、俺、やるから」
    「え?でも…」
    「いいから、テレビでも見とけ」
    「…うん」


    (…よし、片付け、終わりっと…さて)

    ガチャ

    「っ!…ど、どこに行くの?」
    「どこ…って、いや、ゴミでも出しに行こうかなと」
    「あ…」
    「そうだ、ついでに、女の部屋の分も出しといてやるよ」
    「え、でも…」
    「遠慮しなくていいって。持ってこいよ」
    「う、うん」

    15 = 1 :

    「…これ」
    「おう。じゃあ、ちょっと下まで行ってくるから」
    「や、やっぱり、私の分は自分でっ」
    「いや…いいって」
    「で、でも、悪いし…一緒に」
    「お前なぁ…」
    「あ…ごめん…」
    「いや、あやまんなくてもいいんだけど」
    「う、うん…」
    「とりあえず、食器とか洗ったし、自分の部屋戻っててもいいぞ」
    「…え」
    「…まぁ、これからも、その、ウチで食うっていうなら、食器置いてた方がとか」
    「………帰れってこと?」
    「…あ、いや」
    「ごめんっ…や、やっぱり迷惑だよねっ…す、すぐっ…すぐ帰るからっ」
    「え…あ…」

    17 = 1 :

    (…また泣かせてしまった)

    (なにがどうすれば…うーん…)

    (…とりあえず、ゴミ捨ててくるか)

    18 :

    若干読みづらいがいいんじゃないか

    19 :

    新ジャンル「男依存症」
    の方がしっくりくる

    20 :

    >>19 いや、女が過去にお父さんやらお母さんやらに捨てられたという伏線を考えるとこの方が合っている

    21 = 1 :

    ガチャ

    「ただいまー…って」
    「あ…」
    「…女?」
    「よかっ…た…」
    「………えぇと、なんで俺の部屋に?」
    「ご、ごめっ…ごめっ…なさいっ!」
    「ち、ちが、今のは、その、ただの疑問で」
    「だ、だって、帰ってこないかもって…ひっく」
    「いや、俺の部屋だし…帰ってくるよ、そりゃ…」
    「…ごめんね…もう、帰るからっ」
    「あ…あ、あの送っていこうか?…って言っても隣だけど」
    「ううん…いい」
    「そ、そうか?」
    「…だって、私を部屋に送ってくれても、男くん自分の部屋に帰っちゃう」
    「……そりゃ、そうだろ?」
    「………私を置いてく」
    「は?」
    「ごめんね、わけわかんなくて……じゃあ、また明日ね」
    「あ、うん…おやすみ」
    「おやすみなさい」

    (…………わけがわからん)

    22 :

    >>19

    依存症って固有名詞は出さん方が良いと思う

    23 = 1 :

    「なぁ」
    男友「なんだよ………女は?」
    「トイレ……ちょっと聞いてくれ」
    男友「金なら、ない。あと、俺、親父に保証人にだけはなるなと遺言で」
    「お前の親父さん生きてるだろ」
    男友「ばっか、お前、遺言ってのは生きてるうちに書くもんだろうが」
    「昨日の夜のことなんだけどさぁ」
    男友「…俺、まだ聞くともなんとも言ってないんだけどなぁ」

    24 :

    これはいい

    25 :

    >>20
    それだとベタベタ

    まあ黙ってwktkするっす

    26 = 1 :

    「…というわけでさぁ、どうしたらいいのか」
    男友「なんだノロケか」
    「いや、ノロケ違う…と思う」
    男友「お前らさ、距離おいた方がいいんじゃね?」
    「…そうか?」
    男友「今のうちにだな。だいたい、これから就職とかして、それでも二人一緒にいる気か?」
    「………」
    男友「無理だろ?」
    「…うん」
    男友「…突き放せ、とは言わんが、その方が女ちゃんのためにもなるんじゃないか」
    「………」

    27 :

    依存はいいねえ人類の生み出した文明の極みだよ

    28 = 1 :

    「男くんっ…ごめん、待たせちゃって」
    「あ…いや」
    男友「…ま、そーゆーわけ」
    「?」
    「………」
    男友「…さーて!!俺は今からメイド喫茶に行くからっ!!」
    「え?」
    「なんで、そんな大声、宣言?」
    男友「いや、ほら、ちょっとマジメな話しすぎたから」
    「…マジメなお話してたの?」
    男友「…俺だって、こんなノロケ話を聞いた日にゃ、『おかえりなさいませご主人様』と言われたくなるっ!」
    「…の、ノロケって…ノロケ?」
    「………………ち、ちがっ!…おまっ!」
    男友「アディオス!アミーゴっ!!」

    「あ、あの、ノロケって…どんな内容だったのかな?」
    (…あの野郎)

    29 :

    あ、でも女の気持ちわからないでもない。
    つまり期待したいと

    30 = 1 :

    「あのさ、2限終わったし、お昼食べない?」
    「…ああ」
    「男くん、今日、学食?それとも売店?…外、食べ行く?」
    「………お前は?」
    「え?」
    「お前は、どうするんだ?」
    「私は男くんと一緒に」
    「………」
    「…男くん?」
    「………えっとな、その、なんだ…ついてくるな」
    「………………え?」
    「あ…いや、その、だな…たまには二人べつべつに」
    「私、ジャマ?」
    「…じゃ、邪魔ってわけじゃなくて」
    「いやっ!!やだっ!!」
    「え」
    「やだっ!!おねがいっ!!いかないでっ!!なんでも、なんでもするからっ!!」
    「…お、おい」
    「ごめんなさいっ!!なんでも…悪いとこも直すからっ!!」
    「…お前に悪いところなんて」
    「行かないで行かないで行かないでっ!!………ひとりにしないでっ!!!」
    「………」

    31 :

    俺はてっきり
    (男君は凄いなぁ……)
    (勉強も運動もできて、友達もいっぱいいて……)
    (私なんか人並み以下だし……)
    (どんどん置いていかれてる……差は開く一方……)
    「クスン」

    みたいな劣等感からくる不安に苛まれてるやつを予想してた。



    まあ、とりあえずwktk

    32 = 1 :

    「………」
    男友「んー?なにしてんの?女ちゃん」
    「あ、男友くん」
    男友「一階は男子トイレだけだよ?女子トイレは2階」
    「うん。知ってるよ」
    男友「だったら…」
    「…男友?」
    「男くんっ」
    「悪い。待たせたな」
    「ううんっ全然っ」
    男友「…ああ、男待ちだったのね」
    「え?うん」
    男友「(…なんでトイレの前で待たせるとか)」
    「(違う…。ほっといたら、トイレの中にまでついてくるんだ)」
    男友「(………それ悪化してね?なにしてんだよ)」
    「(…お前にも責任の一端が)」
    「…二人でコソコソ話?…私、いないほうがいい?」
    「そ!そんなことはないっ!…今から、学食にでも行こうと言っていたところ!」
    男友「あ?」
    「あ、そうなんだ…私も一緒、いい?」
    「もちろん!」

    33 :

    これは…鬱エンドの匂いがぷんぷんだぜ

    34 :

    「お前の彼女だけどさ、もしかして『見捨てられ不安』なんじゃね?w」
    「お前もそう思う?w 試してみるかwww」
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「(あ、男君だ)おーい男君~」
    「・・・でさーアイツと別れようかとか考えてるんだよね(合わせろよw)」
    「いいんじゃね?何人か紹介してやろうか?(聞いてる聞いてるww)」
    「男・・・君?」
    「おっ、女じゃん。もう飯食った?まだなら行こうぜ!」
    「俺喰ったから。んじゃそういう事でなw」
    「・・・」

    「何・・・話してたの?」
    「いやただの馬鹿話だよ(気にしてるwwww)」

    35 = 1 :

    男友「…俺今日は大盛スペシャルグリーンカレーにするから」
    「うん」
    「女は何にするんだ?」
    「え?私は……男くんは?」
    「俺?…カツ丼かなぁ」
    「………じゃ、じゃあ、私も、それで」
    「…食えるの?」
    「………がんばる」
    「冷やし中華とか、ざるうどんとかの方が…」
    「だって、そしたら、男くん…行っちゃう」
    「いや…ちゃんと食うの待ってるし」
    「…でも、男くん、どこにも行かない?置いてかない?」
    「あ…くぅ…」

    36 = 1 :

    男友「もぐもぐ…お、やっと来たか」
    「ああ」
    「ごめんね?待った?」
    男友「いや、俺はもう食ってたし………って、お前ら、うどん?」
    「ああ」
    「…うん」
    男友「女ちゃんはともかく、男、お前足りるの?それで」
    「そう思うなら、そのカレーに乗ってるチキンカツをよこせ」
    男友「ばっか、お前、これはチキンカツじゃねーメンチカツだって」
    「男くん、私の半分いる?」
    「…あ、いや」
    「そうだよね。…ごめんね。足りないよね…えっと、カキアゲも食べる?」
    「い、いいって、後から、売店でパンとか買って食うから」
    「そう?…でも、私のために、男くん」
    「ちが、うどんが食いたくなって」
    男友「ずるずる…カレーうどん、うめー」
    「って、お前が食うなよっ!」

    37 :

    なるほど、新?の?には一が入るわけですね!?

    38 = 1 :

    (…丸ごとソーセージと…こんなもんか)
    「…そんなに食べるの?」
    「あ、いや、夜食にとかも…食えなかった分」
    「そうなんだ。私も紅茶買って行こ」

    「350円です」
    「はい…っと」
    「…ちょうどですね。ありがとうございます」
    「ども」
    「あ…男くん」
    「125円です」
    「あ、はい…男くんっ…ま、待ってっ…お金…えと…お財布っ」
    「…待ってるから、慌てなくていい」
    「う、うん…えっと、ひゃく…あれ、10円ない……あ、えっと、あれ、小銭入れ……」

    39 = 1 :

    TV『…このようにシロクマは親子で…』

    「わ…すごいね、ほら、雪の上滑ってる」
    「ああ…なぁ、女」
    「かわいいねぇ」
    「そうだな…でさ、もう11時まわって」
    「あ、知ってる?シロクマってね…」
    「あの…そろそろ自分の部屋に」
    「…え…あ…ごめん、迷惑だよね」
    「あ、いや、俺は晩メシごちそうになったし…迷惑とは」
    「…でも、その、もうちょっとだけ…ダメ?」
    「もうちょっと…って、俺も風呂に入ったりとか」
    「…お風呂に入っててもお話はできるよね?お風呂、ユニットだよね?ウチと一緒だし…」
    「え?そりゃまぁ…」
    「じゃあさ、その、ダメ?」
    「…まぁ、いいけど」

    40 :

    「ごめんね…遅くまで」
    「いや…」
    「じゃあ、おやすみなさい」
    「…おやすみ」


    「…2時すぎか………寝るか…今のうちに」

    ブーブーブブブーブー

    「…もしもし?」
    『あ…男くん、寝てた?』
    「…いや、まだ」
    『えっと、あのね、ごめんね…その、電話して』
    「………いいよ。どうした?」
    『ちょっと、まだ寝れなくて…ごめん、最近、ほとんど毎日こんなで』
    「いいって…それで、今日は何の話をすればいい?」
    『うん…あのね、昨日の続き。男くんの中学校の話』
    「…どこまで話したっけ?」
    『えっと、たしか…』

    41 = 40 :

    「それでな、俺、数学とか全然わかんなかったから」
    『………』
    「………」
    『………』
    「(女?寝た?)」
    『………』

    プッ

    「………ふぅ」

    「…4時かよ」

    (どうにかしないとなぁ…)

    43 = 40 :

    男友「…ここか」

    カランカラン

    「いらっしゃいま…男友くん、どうしたの?」
    男友「どうしたの…っていうか、ああ、ここでバイトしてたんだ?」
    「うん」
    男友「…男は?」
    「あ、男くんに会いに?」
    男友「そうそう」

    44 :

    「さてと…」
    「ご主人ご主人!どこ行くの!?どこ行くの!?僕も一緒に行って良い?」
    「ダメだよ。買い物行ってくるだけで散歩じゃないんだから。だから、待て。」
    「うん!待つよ!待つよ!だから一緒に行って良い?」
    「良い子だから、待て。」
    「うん!良い子して待つよ!だから連れて行って!」
    「ダメ。じゃあ行ってくるよ。良い子にして待ってなさい。」バタン
    「(´・ω・`)くぅ~ん…」

    こうじゃないのか

    45 = 40 :

    「悪いな、呼び出して」
    男友「いや、いいって。…女ちゃん、バイトしてたんだな」
    「ああ、月2回…か、それくらい。昔やってて、人足りなくなると、頼まれるんだって」
    男友「ふーん、相変わらず、頼まれると断れないんだな」
    「…まぁ」
    男友「…で、お前は何してるんだ?」
    「………いや、俺は客」
    男友「…それくらい見りゃわか………もしかして、女ちゃんがバイトしてる間?」
    「『できたら店にいて』って、俺がいなくなると不安だからって」
    男友「………で、それをノロケたいと」
    「ちがう。相談」
    男友「…お前な、彼女いない暦=年齢の俺を捕まえて」
    「いや、俺もだし」
    男友「…なんの相談だ?妊娠したら妊娠届だせよ?母子手帳がいるからな」
    「ち、ちがうっ…そうじゃなくてな…夜、眠れないんだ」
    男友「………なるほど、妊娠の前段階か。二人で楽しい有酸素運動か」
    「そ、そんなことしてるわけないだろっ」
    男友「だって、お前ら、付き合って何ヶ月だ?」
    「………付き合ってないし」
    男友「ははははー………キスくらいしただろ?な?接吻とかほっぺにちゅーとか?」
    「…してないし」
    男友「…清い交際?歪んだ関係?」
    「…なんとでも言ってくれ」

    46 :

    ヤンデレとか依存とか、頭のネジがぶっ飛んでる感じがたまらん

    48 = 40 :

    「お待たせしました。スパゲティセットとコーヒーです。以上でおそろいでしょうか?」
    「あ、はい」
    「ごゆっくり、お過ごし下さいー」
    男友「さてと、いただきまーす」
    「…でだな、俺にもよくわからんのだが、『ちょっと向こう行って』って言うだけで涙目になって」
    男友「もぐもぐ」
    「聞いてるか?」
    男友「もぐもぐ…聞いてる聞いてる」
    「………」

    50 = 47 :

    明日まで残ってることを祈りつつ寝る
    落ちてても誰かがまた立ててくれることを祈りつつ寝る


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