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    元スレ新?ジャンル「見捨てられ不安」

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    51 = 40 :


    男友「なるほどな…」
    「………」
    男友「付き合ってんじゃん」
    「そうか?」
    男友「いや、実際、告白とか行為に及んでないだけだろ…普通の近所づきあいじゃないって」
    「………」
    男友「まぁ、そういう名目はどうでもいいとしてさ、お前はどうしたいわけ?」
    「…?」
    男友「そう、お前。女ちゃんをどうしたい?どうなりたい?」
    「…俺が?」
    男友「…そうだ。そういうことちゃんと考えろよ?…決断せまられて、何も考えてませんでしたーじゃ話にならんからな」
    「………ああ」
    男友「相談はもういいか?」
    「うん。なんか話したらスッキリしたような気がする」
    男友「そうか…まぁ、女ちゃんなら目隠しプレイだろうが、拘束陵辱プレイだろうがなんでもさせてくれるんじゃないか?」
    「…めかくしぷれい?こうそくりょうぞく?」
    「!?」
    男友「ち、ちがうって!こ…高速増殖炉…そう!もんじゅ!もんじゅの話!な?男!」
    「そ、そう!ウラン燃料の話で盛り上がってたんだ!」
    「え?そうなの?」
    「そうなの!」

    52 = 40 :

    「男友くん、帰っちゃったね」
    「ああ…なんか、合コンになるはずだった男だらけの飲み会があるらしい」
    「…合コンかぁ、なつかしいね」
    「………そうだな。そろそろ、上がりか?」
    「うん。…店長に、また働かないかって言われちゃった。断るの苦手なのに」
    「働いたら良いんじゃないか。…俺も厨房かなんかで」
    「え?」
    「いや、ほら、客って言っても、そんなにお金ないし…だったらバイトしてた方が一緒にとか」
    「…それって、私のため?」
    「あ…いや、まぁ、金はあるに越したことはないし…生活困ってるわけじゃないけど」
    「…できたら、やめて欲しいな」
    「どうして?」
    「厨房とかだと、男くん、見えなくなっちゃう…お客様だと、フロアだから、ずっと男くん見てられるし…だから、その」
    「…わかった。お前のバイトのときは客でいる」
    「うん…ごめんね。………その、お金、ないんだったら、言ってくれたら、私のバイト代を」
    「それじゃ、俺、ヒモみたいだろ」
    「あ…ごめん、なさい」
    「いや…時間だろ?外で待ってるから、着替えて来いよ」
    「…うん。待っててね?できるだけ、すぐ行くから」
    「ああ」

    53 :

    ただの重くてウザい女じゃねえか

    54 = 40 :

    教授「ふむ…うちの研究室配属希望と」
    「はい」
    「………」
    教授「言っとくけど、他のとこのほうがはるかに就職有利だよ?」
    「えっと、それでも、その…」
    教授「まぁ…いいんだけどさ」
    「はぁ…」
    教授「…ていうか、確か、個別面談って話だったと思うんだけど、なんで二人で来るよ?」
    「………そうですよね」
    「………え、えっと、それは私が」
    教授「まぁ、いいか。時間短縮できるし。で、志望動機は?」
    「その、子どものころから動物とか好きだったから…」
    教授「へぇ、そう。そっちは?」
    「あ、はい…私も動物が好きで、特に機能形態学の分野に興味があります」
    教授「ふむ。例えば?」
    「パンダの“6本目の指”とかそういうの研究したいなって」
    教授「なるほど脊椎動物がいい?」
    「あ、はい。一昨年の教授の論文に…」
    「………」

    55 = 40 :


    「…ええと」
    教授「どうした?もう酔ったのか?車とか弱い方?」
    「え?大丈夫?」
    「…いえ、なんというか、僕らはどこに向かっているんでしょう?」
    教授「さっき説明しただろう。海だ」
    「なにをしに?」
    教授「海岸にイルカが死んで打ち上げられてるとタレコミがあったから回収しに行く」
    「標本にするんですか?」
    教授「うん。状態がよければホルマリン漬けが望ましいが、この季節だしな…まぁ、骨格標本くらいには」
    「なぜ、僕たちが連れられているんでしょう?」
    教授「小さいといってもイルカだからな。重い。男手が必要だ。院生どもは出払っていてな。ちょうど良かった」
    「イルカの種類は?」
    教授「おそらくハンドウイルカ…1m強の個体と聞いているから、子どもだろう」
    「あのー…」
    「そういえば魚竜っているじゃないですか…古生物の」
    教授「そうだな」
    「爬虫類でも同様の形態をしていますよね。やっぱり環境によって最適な形というのが存在するということでしょうか?」
    教授「うん。そういう現象を収斂というけれど…」
    「………」

    56 = 40 :

    「…ふぅあ」
    教授「ご苦労。これで帰れるな。日没までに作業が終わってよかった」
    「やっぱり、腐敗が進んでますね」
    教授「うん。内臓あたりは、確実にダメだな。しかし、ほぼ完全な骨格標本にはなる」
    「ハンドウイルカ、ですか?」
    教授「うん。バンドウイルカ、とも言うけどね。体長はおおよそ1.3,4mといったところか…生まれてちょっとの子イルカだな」
    「へぇ…」
    教授「しかし、これくらいの子どもだとたいていは群れで母親と行動してるハズだけど…なにかトラブルがあって母親とはぐれたか」
    「捨てられたんでしょう、親に」
    「…え?」
    教授「ふむ…なぜそう考える?」
    「…イルカにそういう例があるかは知りませんが、人間を含む哺乳類で一般的に見られることだと」

    59 = 40 :

    教授「さて、二人ともお疲れ。良かったら、ウチの研究室に来るといい。最低限の歓迎はしよう」
    「そりゃ、どうも」
    「では、失礼します」
    教授「うん。…ところで、お二人さん」
    「はい?」
    教授「…ウチは特に研究室内恋愛を禁じているわけじゃないし、その、私が口を出すのもなんだけど」
    「…はい?」
    教授「…まぁ、そうやって手をつなぐくらいだったらいいが…その、だな………やっぱりやめておく…気をつけて帰れよ」
    「手って………あ」
    「………」
    「………」
    「………」

    60 = 40 :

    「………あ…えっと」
    「ご、ごめっ…その、なんとなく…手、握っちゃってて」
    「そ、そうなんだ」
    「…うん………もうちょっと、いい?」
    「…な、なにが?」
    「手、握ってて」
    「…いいけど」
    「………立ってるのもなんだし、そこ、座らない?」
    「…ああ」

    61 :

    これはいいスレだ 支援

    62 = 40 :

    「びっくりしたよ」
    「え?」
    「詳しいんだな、動物とか」
    「…うん、好きだったから」
    「…研究室、ちゃんと考えて選んでたんだな」
    「うん。ごめんね、むりやり一緒の研究室誘って…もしかして、他のとこが」
    「いいや、どこでも良かったし。…おもしろそうだしな。俺もあそこで希望出すよ」
    「…一緒の研究室だといいな」
    「たぶん、あそこ人気ないから、一緒になるだろ」
    「…うん」

    63 = 40 :

    「…イルカ、重かった」
    「重かったねぇ」
    「あれで子どもなんだろ?」
    「うん、でも、だいたい50kgもないんじゃないかな」
    「…そっかぁ」
    「腐敗してたし」
    「そうだな…途中でなんか落ちていったしな」
    「うん…ちょっとグロかったね」
    「あぁ…一応グロかったとかは思ってたのか」
    「えぇ?なんで?」
    「教授とかお前とか平気な顔して運んでるから、てっきりそういうこと思わないのかと」
    「そんなわけないよ。…くさかったし」
    「くさかったなぁ…車の中も」
    「うん…」

    64 = 40 :

    「…臭くないか?」
    「え?」
    「いや、ほら、イルカのニオイ」
    「…うーん、わかんないけど…くんくん」
    「なっ…なにを…というか、どこを」
    「え?ニオイかいでるけど…くんくん」
    「…くすぐったい」
    「………男くんのニオイがする」
    「…そりゃ、そうだろ」
    「そっか、そうだよね」
    「………あの、そろそろ、離れないとあたかも抱きついてるように見えるんじゃないかと」
    「………うん」
    「いや、だからさ…」
    「…ほんとに抱きついていい?」
    「………」
    「なんてね、冗談」

    65 :

    女が俺と同じ生活を3日間やれば確実に発狂するな

    66 :

    67 = 40 :

    「…よっ、と」
    「きゃっ…」
    「………」
    「え?…な、なに?なんで?…お、男くん、これじゃ、あたかも抱きあってるように見え」
    「…そうだな。実際、抱きしめてるし」
    「………お、男くん?」
    「…お前が、悪い」
    「え」
    「あ…ち、違う、今の…えっと、そうじゃないんだ………お前は関係なくて」
    「関係ないって?」
    「いや、あの…だから、お前の思わせぶりなとことか…そういうのじゃなくて…あー、わけわかんないよな…えぇとだな」
    「…お、落ち着いて。落ち着こう?私も落ち着く」
    「お、おう…落ち着こう…」

    68 = 40 :

    「え、えっと…とりあえず、離れた方がいい?」
    「いや、待って。このままで…顔見てとか、とりあえず、今無理」
    「顔見れないって…な、なにが始まるのっ」
    「いや、その…だから…だからさ…け、結論から言うと、付き合って欲しいんだけど」
    「う、うん………え………えぇっ!?」
    「ま、まぁ、そのだな、お前に特に好きな人がいなくて、俺がイヤじゃなかったらという…」
    「い、いるよぉ…好きな人っ」
    「…そ、そうなのか?」
    「…男くん」
    「なんだ?」
    「だから、男くん、好きなの………っていうか、わざと?わざとじゃないの?」
    「………あぁ、いや…3割くらい、そうかもなぁとは思ってたけど、まさか」
    「まさかって…だって、私、男くんのこと好きだって」
    「あ、ちょっと待って、好きとか言われると心臓が」
    「ほ、ほんとだ…どきどきしてる」
    「いや、お前もどきどき、かなり」
    「う…そ、それはだって」
    「………と、とりあえず、落ち着こう?」
    「う、うん…落ち着こう、深呼吸深呼吸」
    「そうだな、し、深呼吸を」

    69 = 66 :

    いいねこの感じ
    男も依存していくのか

    72 = 40 :

    「………」
    「………」
    「…よし」
    「うん」
    「そ、それで…」
    「…男くん、ほんとにいいの?」
    「え?」
    「だって…私、めんどくさいよ?すごく。依存するし、たぶん嫉妬も酷いよ?」
    「………」
    「私、自分で知ってるから。こんな女、最悪だって。…うっとうしいだけの、要らない…」
    「俺も知ってる。ていうか、最近つくづく思うよ。なんで、こんな女って」
    「………」
    「ちょっといなくなっただけで涙目になるし、待ってたら子犬みたいに走ってくるし」
    「…うん」
    「睡眠時間減りまくりだし、イルカ臭くて重いし、料理は美味いし」
    「…うん?」
    「なんで、こんな女、好きになったのかって」
    「………あ」
    「でも、好きなもんは好きだし」
    「…いいの?」
    「いいよ。依存だろうが嫉妬だろうが。…考えたんだ。俺がどうしたいか」
    「うん」
    「…俺は、お前に、悲しい顔させたくない」
    「………信じていい?」
    「ああ」
    「…私を捨てないでいてくれる?ウザくても、うっとうしくても…傍にいてくれる?」
    「ああ。俺は絶対にお前を捨てない」

    73 = 40 :


    男友「男ぉ!ちょうどいいところに」
    「…なんだ?」
    男友「ていうか、廊下の真ん中でなにして………女は?」
    「今、教授と二人でなんかやってる」
    男友「ああ、で、お前はそれを部屋の前で待ってると…」
    「そうだ」
    男友「はぁっ…」
    「なんだそのため息」
    男友「あきれてるんだよ…ま、いいや、ちょうど良かった。これ運ぶの手伝ってくれ。エレベータのとこまででいいから」
    「…なんだ、その量」
    男友「頼む。エレベータ横の自販機で奢ってやるから」
    「………わかった」

    74 = 40 :

    男友「さんきゅ。助かったぜい」
    「…ふぅ、なんか最近重いもんばっかり運んでる気が」
    男友「そうなのか?…コーヒーでいい?」
    「…あ、いや」
    男友「あーわかってるって、砂糖入ってるヤツだろ?ブラックだめとかお子様め…」
    「いや、そうじゃなくて…カフェイン入ってないやつで…みかんジュースとか」
    男友「…はぁ?カフェイン中毒か?」
    「…いや、カフェインとると、トイレ近くなるだろ?」
    男友「あ、ああ…」
    「あいつ、トイレ、行ってる間一人にできないんだよ」
    男友「女ちゃん?」
    「そう」
    男友「お前過保護すぎだろ…ていうか、最近ベタベタしてるし。目に余るというか羨ましいというか」
    「…一人にするとな、例えばトイレの前で待たせとくだろ」
    男友「あ?ああ」
    「戻ってきたら、ぶるぶる震えててさ、汗だらだらで、手とかつかむとすごく冷たくて、顔色も真っ青で」
    男友「………」
    「…できるだけ、一人にしたくないんだよ。今のアイツ」

    75 = 40 :

    「っ!!」
    「あ…」
    「男くんっ」
    「わ、悪い。ちょっと、男友に頼まれて」
    「男くん男くん男くんっ」
    「ごめんな…」
    「男くんっ」
    「………」
    「ここで、待ってるって言ったのにっ」
    「ごめん」
    「…ぐすっ…やだよぅ………行かないで…」
    「…ごめんな…俺はどこにも行かないから…」


    男友「………」

    76 :

    なんか実際にいたらうざそうだけど、大切にしてあげたくなるな

    紫煙

    78 = 40 :

    「ただいま」
    「ただいま」
    「おかえり」
    「…おかえりなさい………やっぱり、なんか慣れないね」
    「そうだな…」
    「ごはん、準備するね」
    「ああ」
    「…男くんはテレビでも見ててって言いたいんだけど」
    「わかってる。隣にいるから」
    「うん…ごめんね」
    「…なんか手伝うことあるか?」
    「あ…えっと、じゃあ、タマネギ切ってくれる?」
    「………俺がジャガイモを切るから、お前、タマネギで」
    「えぇっ!タマネギ、目に染みるから男くんに頼んだのにっ!」
    「いや、俺も目に染みるのイヤだし」
    「ひ、ひどいー…そ、それじゃあ、じゃんけんで。負けたほうがタマネギで」
    「最初はグー…ちーけった!」
    「え?……い、今のなに?は、反則!『ちーけった』って、なに?」
    「いや、ウチの田舎では『じゃーんけんぽん』とか言うのはゲーム機くらいだし」
    「そんなローカルネタ…」
    「はい、タマネギ。俺、ジャガイモね」
    「うー…」

    79 = 40 :

    「男くん」
    「ん?」
    「…あとは、これ、かき混ぜるだけだから」
    「そうだな」
    「うん…片手でできるんだよね」
    「…そうだな」
    「左手、空いてる」
    「……そうだな」
    「…左手、空いてるんだけどな」
    「………そうだな」
    「男くんの右手もフリーだよね」
    「………」
    「………」
    「………これでいい?」
    「えへへ…」

    81 = 40 :

    「いただきます」
    「いただきます」
    「…あの、女さん?」
    「なんでしょう?男くん」
    「………さっき、手、握らせたでしょう?」
    「あ、これ結構よくできたかも。美味しい」
    「自画自賛か?ていうかシカト?」
    「うん、握ってるね」
    「いい加減、放してくれ、メシ食えん」
    「そう?」
    「俺は右利き」
    「…はい、あーん?」
    「………まさか、これがしたいがために?」
    「あ、熱いかな?ふーふー………あーん」
    「いいから、俺の右手をはなせ」
    「ほら、早くしないと、こぼれちゃうよ?」
    「………左手で食う」
    「だ、ダメだって!インドでは左手は食事で使ったら…」
    「ここは日本だと…」
    「ね?誰も見てないし、はずかしくないよ?」
    「…男の尊厳」
    「男くんは、尊厳と私、どっちをとるの?」
    「………」
    「はい、あーん♪」

    82 = 40 :

    「ごちそうさまでしたっ」
    「…ごちそうさま」
    「男くん?顔赤いよ?」
    「…ほっとけ」
    「ふふっ…さ、洗い物しよ」
    「覚えてろよ…」

    83 = 40 :

    「…そろそろ、風呂入って寝るか」
    「あ…そうだね。下着とって来ないと」
    「…タンスとかも、こっちの部屋に持ってきたらいいんじゃないか?」
    「え?…でも、狭くなるし」
    「まぁ…」
    「じゃ、行こっか」
    「ああ」

    84 = 77 :

    確認したいんだが
    ヤンデレ方向は無しか?

    85 = 40 :

    「う」
    「どうした?」
    「えと」
    「ああ、トイレ?」
    「………そう」
    「わかった」
    「…『わかった』じゃなくて」
    「わかってるって、ドア越しに手つないでたらいいんだろ?」
    「うん…それと」
    「ほら、早くしたら?」
    「耳栓」
    「ほら、早く済ませ」
    「………」
    「……わかった、耳栓な」
    「あとヘッドホン」
    「………音くらい、別に良くないか?」
    「…よくないっ!」

    86 = 40 :

    お腹がすいたのでカップラーメンをすすります。

    ヤンデレ方向…わかりません…男くんと女さん次第ではないでしょうか…

    新一じゃんるってなんでしょう…

    87 = 77 :

    そうかありがとう
    おもうぞんぶんにすすってくれ

    89 = 40 :

    「………」
    「…ふぁ…」
    「…なんでそんなに長く風呂に浸かれるんだ?」
    「男くんも一緒に入ったらいいのに」
    「いや、質問の答えになってないだろ…」
    「…一緒に入ったらいいのに」
    「入れるか、その狭さで…一人でも足が伸ばせないっていうのに」
    「それはまぁ…」
    「…だいたい、風呂のときくらいは手、つないでなくてもいいんじゃないか?」
    「だって、手、はなしたら病気で消えて死んじゃうよ?」
    「………なんていうフレア?」
    「私、合併号って、いじわるだと思う」
    「………」

    90 = 40 :

    「小学校のときだったかなぁ」
    「え?」
    「友だちが折り紙の船を作ってて、『ここ、つまんで』って言うの。船の先端」
    「………騙し舟だっけ?」
    「うん。目、開けたら…マストの部分つかんでた」
    「………」
    「ちょっとびっくりした」
    「…」
    「目閉じてる間に男くんいなくならない?」
    「俺は、どんなマギー司郎だ…」

    「これは本当にあなたの手?目を閉じて…開けてもあなたはそこにいる?」

    91 :

    月曜まで待つんだ!

    92 = 40 :

    「電気消すぞ?」
    「…うん」
    「…おやすみ」
    「おやすみなさい」
    「………」
    「…あ、あのね」
    「…ん?」
    「電気…ごめんね、真っ暗にできなくて」
    「え?ああ…別にいいよ」
    「うん…」

    93 :

    何がヤンデレ方向だ
    もう十分病んでるわ
    そしてそれがいい

    94 = 40 :

    「ね、私って魅力ないかな?」
    「な、なにが?」
    「…すぐ隣で寝てるのに」
    「………」
    「おそったりしない?…ガマンしなくていいよ?」
    「…まぁ、そりゃ………学生だし」
    「私は…私を捨てないでくれるなら、何されてもいいよ?」
    「………」
    「…それに、キスで子どもできたりしないよ?」
    「………」
    「………どうして、キスさえ、してくれないの?」
    「………」
    「…男くん?…寝ちゃった?」
    「………」
    「………おやすみなさい」

    (……捨てないでくれるなら、何されてもいい…かぁ…)

    95 = 77 :

    >>93良いのは分かってんだよカス

    96 = 40 :

    コッケコッコー

    (ん…あさ?………メール?…男友か)

    (…バイト?……夏休みを利用してって………こんなのするかよ…ありえん)

    「ふぁぁぁぁ」
    「あ、おはよう」
    「おはよ…」
    「ゴハンできてるよ」
    「うん…顔、洗ってくる」

    98 = 40 :

    「…弁当?」
    「うん。作ってみた」
    「なんでまた…」
    「え?…こっちの方が食費軽くなるし……それに二人きりで食べれるし」
    「あ…えっと」
    「ね?」
    「ああ」
    「味の方は、いつもどおりで飽きちゃってるかもしれないけど」
    「いや、俺は好きだよ」
    「………」
    「どうした?」
    「…ううん。なんでもない」

    99 = 40 :

    キーンコーン

    「これで、試験終わりっと」
    「ようやく夏休みだねぇ」
    「ああ…あとレポート2つ提出終わったらな」
    「まだ終わってなかったんだ。じゃ、今から図書館かどこかでやろ?私も手伝うし」
    「そうだな。頼む」
    「…あ、ちょっといい?」
    「どうした?」
    「……ええと」
    「あ、トイレ?」
    「………うん」
    「行ってこい」
    「………うん」
    「…さすがに、公共のトイレの中にまでついていけない」
    「…だよね。すぐ戻るから」
    「ああ、じゃ、ここで待ってる」
    「………待っててね?」
    「あ、ああ…」


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