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    元スレ新ジャンル「妹幽霊」

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    じゅ

    310 = 262 :

    311 = 176 :

    「はぁ、はぁ、はぁ」
    『ちょっと疲れすぎじゃない……?』
    「はぁ……はぁ……そっちはどうだ?」
    『うん、普通に物を手に持つことが出来るようになったよ』
    「はぁ……はぁ……そうか……早いな」
    『まだかなり集中しないとダメだけどね。それよりお兄ちゃんの方……』
    「ちょっと……休む……お前もちょっと寝とけ……」
    『うん……』

    312 = 262 :

    313 = 231 :

    ほっす

    314 = 262 :

    315 = 170 :

    316 = 176 :

    「……おかしいな」
    「こんなに疲れるくらい走った訳でもないんだが……」
    「むしろ……帰ってきた後の方が……しんどい気もする」
    『お兄ちゃん……大丈夫?』
    「あぁ……お前……それ、どうしたんだ?』
    『元気になってもらおうと思って、朝食作ったの』
    「よく出来たな……そこに置いてくれ」
    『ここ? はい』
    「……? ん……なんか……楽に……」
    『何? 食事作ってもらった位で大げさだって』
    「いや、まぁ……いいや。早速頂くか」
    『はい、召し上がれ』

    317 = 262 :

    318 = 262 :

    319 = 176 :

    まきますか? まきませんか?

    320 = 262 :

    321 :

    wktkしてます

    322 :

    さあ雲行きが怪しくなってまいりました

    324 = 173 :

    ラストに向かってきたな

    325 = 262 :

    326 = 176 :

    「少々危険だが……試してみるか」

    「妹よ! 兄は食後の紅茶が怖い!」
    『び、びっくりしたぁ! もう元気になったの?』
    「この兄を舐めてもらっては困る。それより紅茶だ」
    『紅茶なんて淹れたことないよ』
    「では教えてやろう。食事とお茶はセットだからな」
    『さっきまで元気なかったのが嘘みたい……ほんとに嘘とか?』

    「そう、あとは蓋をしてコージーをポットにかぶせて待つだけだ」
    『コージー? やりすぎ?』
    「何を言っているお前は。コージーはこれだ」
    『このドーム状のやつ?』
    「そうだ。それをかぶせることでポットの温度低下を避ける」
    『へぇ~』
    「(色々やらせてみたが、なんともないな。やはり関係ないのか?)」

    329 = 176 :

    「さて、時間だ。カップは温めてあるな?」
    『うん。2つとも温めたよ』
    「ではポットから注ぐのだ」
    『よ……む、ちょっと集中しないとすり抜けちゃいそう……』
    「(ここで体調が悪くなれば……)』
    『ふぅ……出来たよ。……お兄ちゃん?』
    「(なんともない……ということは、ただの偶然だったのか?)」
    『で・き・た・よ!』
    「ぬおっ! そ、そうか。ご苦労であった」
    『も~、いきなり具合悪くなったり、ぼ~っとしたり。今日はなんか変だよ』
    「何?! 変って言った方が変なんだぞ!」
    『いや、そういう事じゃなくてさ……まぁいいけど』

    330 = 262 :

    331 = 176 :

    「(あれから数日色々やらせてみてるが、特に変化はないな)」
    「(具合が悪くなることもないし……しかし、何か引っかかる)」

    「妹よ。お前、俺以外に存在を悟られた事はあるか?」
    『んー、外歩いてると、たまーに『あれ?』って顔される時はあるよ』
    「ほぅ、気が付く人もいるのか」
    『気が付いてるっていうか、何となく気になって、って感じ。姿は見えてないみたい』
    「声はどうだ?」
    『全然。お兄ちゃんも、耳から聞いてる訳じゃないかもしれないよ』
    「ん? つまり電話は無理という事か。試してみるか」

    『もしも~し。聞こえる~』
    「……何も聞こえないな。音を発していた訳ではないのか、あいつ」
    『やっぱり無理みたいだね』
    「そうだな。よし、早速特訓だ! 電話も出来ないとは情けないぞ、妹!」
    『えぇぇええ?! またそのノリなのぉ?』

    332 = 262 :

    333 = 176 :

    『えーと、つまり私は、この部屋の中で、ずーっと電話で話しかけていろと?』
    「そうだ。俺が電話越しにお前の声を聞けたら褒美をやろう」
    『犬ですか私。まぁいいや。電話できれば便利だしね』

    「(電話からあいつの声が聞こえて欲しいのか、欲しくないのか)」
    「(微妙なところだな……。これも"新しい能力"になるからな……)」
    「(聞こえてなんとも無ければ、それが一番いいな……)」

    『(お兄ちゃん、最近色々やらせてくるなぁ。料理とか、お茶の淹れ方とか)』
    『(本気で幽霊の私と暮らそうとしてるとか?)』
    『(へへへ、よ~し!)』
    『お兄ちゃん、聞こえる?』

    334 = 176 :

    さて、どうしたものか
    ちょっと考えてみます

    335 = 262 :

    336 = 170 :

    337 :

    保守しますよ

    338 = 262 :

    339 :

    なんとなく兄がどんな状態にあるのか分かった気がする

    340 = 262 :

    341 = 173 :

    342 = 176 :

    「さっきから何も聞こえないな。やはりいきなりは無理か」
    『お兄ちゃん、聞こえる?』
    「! おぉ、聞こえるぞ。いきなり成功とは……くっ……何っ!」
    『お兄ちゃん? どうしたの? ねぇ!』

    「……ここ、は?」
    『お兄ちゃん! 良かった、目が覚めて……』
    「病室……?」
    『あの後、お兄ちゃんいきなり倒れちゃって……私、びっくりして……』
    「お前が……救急車を呼んでくれたんだな?」
    『うん……。お兄ちゃん以外の人にも、ちゃんと聞こえたみたい』
    「よく、やったな……。さすが我が妹だ」
    『あんまり喋らないで、ゆっくり休んで……あっ、看護婦さんが来たよ』

    343 = 262 :

    344 = 231 :

    捕手

    345 = 337 :


    346 = 176 :

    「……お医者さん、居なくなったぞ。隠れてないで出て来い」
    『……うっ……えつ……ふぇ……』
    「何を泣いているか、情けない」
    『だって……えっ……お兄ちゃん……』
    「まぁ流石の俺も、もって3カ月なんていきなり言われたからな、動揺は隠せないが」
    『もしかして……私が色々力使っちゃったから……私が、お兄ちゃんを……!』
    「この馬鹿っ!」
    『ひっ!』
    「なんて事を考えるお前は。……例えそうだとしても、俺は後悔もしないし、恨みもしない」
    『で、でも……』
    「そのおかげで、本来話すことすら出来ないはずの、死んだお前と暮らせたんだからな」
    『お兄ちゃん……』
    「ん……少し……休む……誰か来たら……起こしてくれよ……」
    『お兄ちゃん……絶対、死なないでね! まだこっち来ちゃダメだからね!』

    347 :

    348 = 339 :

    >>346
    やっぱりか…

    349 = 176 :

    『お兄ちゃん! お兄ちゃん、まだ死なないで!』
    『うるさいぞ……感情に任せて話したらお医者さんにも声聞こえてしまうぞ』
    『お兄ちゃん?! え? でもお兄ちゃん意識不明で……』
    『どうも、お前が、俺が言いたい事を感じ取ってるようだな。お前が話してるのと逆の理屈だ』
    『ねぇ、死なないで! まだ頑張って!』
    『……落ち着いて聞け。おそらく、俺はもうだめぽ』
    『何冗談言ってるのよ! 全然笑えないよ……! そんな事言わないでよ!』
    『つまらなかったか……ちょっとショックだ。まぁいい。それよりだ』
    『何?』
    『お前が死んでから、随分楽しく過ごせた。お前のおかげだ。ありがとう』
    『過去形で言わないでよ……これからも楽しく暮らそうよ……』
    『こうやって居るのもそろそろ限界だ……。最後に……家の俺の机の引き出し……』
    『引き出し? 何かあるの?』
    『後で……見てくれ……お前に伝えたい事が書いてある……じゃあの』
    『お兄ちゃん……? お兄ちゃーん!』

    350 :

    やっとおいついた
    コージィ頑張れ


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