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    元スレ新ジャンル「妹幽霊」

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    458 = 384 :

    ぷわぷわぷわ

    「…あれ? 兄さんに買ってもらったチョーカーがない」
    「うそ!? ない、ない!? なんで? どこに?」
    「洗面所…ない。トイレ…ない。リビング…ない。玄関…ない」
    「兄さんの部屋…ない。父さんの部屋……あ、あった!」
    「あれ? でもこれ、ぐしゃぐしゃに壊れて」

    バチッ

    「無事、目標を確保」

    459 = 382 :

    460 :

    ついに追い付いてしまった
    残念だ

    461 = 384 :

    「早っ番ー早引けフレックス~♪ むっすめっの顔がーみーたいーから~♪」
    「…おや。鍵が空いてる」
    「こんにちは。私が誰だか分かります?」
    「……こんにちは。たぶんどっかの偉い霊能者なんでしょうね」
    「おや話が早い。なら私がなんの目的で来たのかも分かってる
    でしょう。あの霊は預かってます。私達についてきてもらえますか?」

    462 = 384 :

    (ん、メールか。まったくもーあいつは授業中に)

    《タス……ケテ…》

    「………」


    ガタンッ

    463 = 384 :

    「あなたを取り囲んでるのは私の自慢の弟子達です。どうもあなた
    も霊能者みたいですからね」
    「うおお。なにげにパパ大ピンチ」
    「あなたをここに連れてきた理由は想像がつくでしょう」
    「もしや娘さんを下さいイベント? 父さん許さんぞ娘はやらん」
    「違います」
    「うっわこいつノリわりー」
    「あの霊は浮遊霊ではありません。昔死んで、成仏したものです
    ならばなぜここにいるのか」
    「……」
    「あなたです。あなた、彼女を無理矢理降霊しましたね?」

    464 = 382 :

    465 = 384 :

    「死者を呼び戻す行為は一部の例外を除いて固く禁じられています。
    生命の法則に逆らうということはもちろん、呼び出された霊には
    生前の記憶や人格がない。悪霊になってしまう可能性が非常に高いのです」
    「……」
    「なぜ、こんなことをしたのです?」
    「……」
    「だんまりですか。弟子、連れてきなさい」
    「……!!」
    「見ての通り、彼女は眠っていますがまだ現世に存在しています。
    まあこれからあの世に送るわけですが…痛みと苦しみに喘ぎながら
    消滅させる方法もあるのですよ?」
    「……ふー。わかったわかった。話すよ」
    「賢明です。…さて、あなたはなぜ彼女を? 罰せられるのは
    分かっていたでしょうに」
    「君、家族は?」
    「独身ですが、田舎に母がいます。…それがなにか?」
    「…家族を、兄妹を失った人の気持ちはどういうものだと思う?」
    「………!! そんな、理由で…!!」
    「これが、全ての答えだ」
    「分かりました。あなたはこれから罰せられます」
    「そうかい」
    「彼女はその後に消滅させます。情けとして、苦しまない方法を
    選びますよ。なにか言い残すことは?」
    「さっきからお前話長い。もっとまいて話せ」
    「…必要なかったみたいですね。罰します。黙りなさい」
    「うん、お前がな」
    「邪王炎殺黒龍波」

    466 = 460 :

    ちょ

    467 = 382 :

    468 = 384 :

    「くそ! どこだ、どこにいるんだ義妹!」

    ピリリリリリリ

    「メール…GPS!? ここから走って10分ってとこか!」
    「待ってろ…!! 今、兄さんが助けてやるッ!!」

    469 = 382 :

    470 = 384 :

    「娘! 大丈夫か!? おい、返事しろ!」
    「う…ぁぁぁあああぁぁぁあああ」
    「もう大丈夫だ。父さんが助けにきたからな」
    「ぅあ……やだ、やだぁ…助けて、助けて」
    「(まずい、錯乱している)大丈夫。落ち着きなさい。父さん
    だよ。分かるか?」
    「やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!
    にいさん、たすけてにいさぁぁん!!!」
    「―――っっ!!」


    ドンッ


    「違う! あいつは兄さんじゃない!! おれが!お前の兄なんだ!!」

    「どうして、どうしてあいつなんだよ!? おれが助けにきた!
    兄さんが助けにきたんだ! どうしてあいつの名前を呼ぶんだ!?
    どうしておれじゃ駄目なんだ!?」


    「ぅ……ひっく、ひっく……うぁぁぁぁぁん…」
    (…………くそ。やっちまった。馬鹿かおれは)
    「ぁぁぁぁぁん……ぅわぁぁぁぁ…」

    471 = 382 :

    472 = 384 :

    「うぉぉぉぉらああぁぁぁっ!!」

    ドゴンッ

    「義妹! 無事か! …ってなんだ、この有り様は」
    「こいつら気絶してる…のか? なんか拍子抜けしたな」
    「う……ううん…」
    「……!! 義妹!? 大丈夫か、しっかりしろ!」
    「むにゃ。…あれ。兄さん」
    「『あれ。兄さん』じゃねぇ! ケガはないか? どっか痛い所は?」
    「え? あ、うん。わたし幽霊だし、ケガできないし…」
    「よかったぁぁぁ…」
    「えっと、ここどこですか? 確かわたし、チョーカー探してて…
    ってああ! 変な人! 変な人がいきなり」
    「…思い出さなくていい。忘れろ。な?」
    「兄さん…兄さんが、助けてくれたの?」
    「え? あ、いや俺は」
    「ありがとう……。大好き…兄さん…」


    「さっきの事は覚えてない、か」
    「…ん。これでいい」

    473 = 453 :

    474 :

    …!
    空間が…鳴動している…!

    475 = 382 :

    476 = 382 :

    477 = 453 :

    478 = 382 :

    479 = 384 :

    「ただいまー」
    「ふー、どっと疲れた」
    「あ、兄さん…。実はあのチョーカー…」
    「ん? うわ、こりゃ酷いな。安もんだったし脆かったのか」
    「父さんの部屋で見つけたときにはこうなってて。ごめんなさい、
    たぶんあいつらに壊されたんだと思う」
    「いいよいいよ。ってことはあいつら親父の部屋に隠れてたのか?
    …一応ちょっと見てくるわ。大丈夫だと思うけど、ここにいろよ」
    「気をつけてね?」


    「……人が隠れてる形跡はなしか。ん、なんだこれ。写真?」
    「……俺と、義妹?」

    480 = 384 :

    「~♪」トントントン
    「いい匂いだな」
    「あ、兄さん! 部屋はどうでした?」
    「ん、大丈夫。誰もいなかったし特に変な……変なものもなかった」
    「よかった! 安心です」
    「なに作ってるんだ?」
    「クリームシチューですよー。今日のお礼って訳じゃないですけど。
    兄さんの大好物でしたよね?」
    「いや、違うよ。クリームシチューが好きなのは親父…」
    「あれ? 記憶違いだったっけ」
    「そう…親父なんだ…」
    「?」

    482 = 384 :

    「おれは父おれは父おれは父」
    「さあいいかおれ。モテるオヤジの条件はさりげなく! お茶目に!
    ダンディーだ。悪は滅びた。わけわからん感情は置いといて自然に
    クールに振る舞うんだ」
    「うんそうだな。帰ったらまずこう言うのさ、『ただいまマイ
    チルドレン!今日も仲良くしてたかい?』」
    「『おかえりなさいパパ! ええ、わたし達とっても仲良しよ』」
    「『それはいいことだ。さすが似た者同士だね』」
    「『あら、おかしいわパパ。わたし達兄妹でも血が繋がってない
    のよ。似ているなんて思わないわ』」
    「『いやいや、君たちは実に似ているよ。なぜだか分かるかい?』」
    「『なぜかしら…。ダメだわ、降参!』」
    「『ドーター&ドーテー…なあんてね!』」
    「『やだもうパパったら!』」
    「『HAーHA-HA-!!』」
    「家の前でなにやってんだ馬鹿親父」

    483 = 382 :

    484 = 384 :

    「おお! 今日はクリームシチューか! 父さん大好物!」
    「おかわりありますよ~♪」
    「……」

    485 = 382 :

    486 = 384 :

    コンコン

    「入ってます」
    「知ってるわアホ。入るよ」
    「なんだ息子か。どした?」
    「ん。写真」スッ
    「………バレたか」
    「可愛いじゃん。生前もさ」
    「だろ? 自慢の妹だ」


    「一つだけ聞いていい?」
    「なんだ?」
    「言わなくて、いいの?」
    「んー。実はな、こないだ言っちゃったんだ。ついポロッと
    まああいつは覚えてないんだが、言った後、もの凄く後悔してな」
    「だから、おれは兄には戻れない」
    「…そっか」


    「それにこの方がカッコいいだろ? こう秘密を持ったアニンュイ
    な大人の男~みたいな?」
    「アンニュイだ馬鹿親父。つーかそれどーやって発音した」

    487 = 384 :

    「第一回! ドキッ、親子だらけの睡眠大会~!! ポロリもあるよ!」
    「ねぇよ」
    「三人で寝るのって初めてですよね!」
    「父さん娘の隣とっぴー!」
    「親父の隣は絶対やだ」
    「じゃあじゃあ、わたしがまんなか~!」


    「こーやってみんなで寝るのってなんかいいですよね」
    「娘のとなり! 正直興奮する!」
    「お前だけ“イイ”の意味がちげえんだよ変態親父」
    「あはは。ねえ、兄さん達」
    「……え?」
    「……!!」


    「大好き!」

    488 = 384 :

    ぷわぷわぷわ

    「おわりです」ぺこり

    490 :

    >>488
    ありがとう!!
    おもしろかった!乙

    491 = 397 :

    ロリコン親父のフリをしたシスコン親父と言うのはなんともw
    面白かったがジャンルの主題たる妹より親父が目立ってた気がするwwwww

    492 = 382 :

    494 = 384 :

    >>491
    妹空気はおれも思ってた。すまん。どーも親父ネタしか浮かばなくて。

    497 = 382 :

    498 = 453 :

    >>488
    乙です

    499 :

    >>488
    乙でした

    さて、あとは姉と妹霊の人さえ来れば・・・

    500 = 382 :


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