元スレ新ジャンル「妹幽霊」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
51 = 31 :
兄「あ、これ妹に似合いそうだな」
妹『(何何? 面白そうだからしばらく隠れてよっと)』
兄「……なんてな、服買っても、あいつもう着れないもんな」
妹『(お、こんなシリアスな顔もするんだ)』
兄「一緒に歩いたり、飯食ったり、もう出来ないんだな……」
妹『(お兄ちゃん……)』
兄「もっと、生きてる時に色々してやればよかった……!」
妹『そんなことない! 私、凄い幸せだった! 今だって……!』
兄「……いたのか」
妹『ちょっと迷惑だったりもするけど、お兄ちゃんが居てくれて毎日楽しいし』
兄「そう思ってくれるか?」
妹『もちろん! そんな可愛い服かって貰わなくても……あれ?』
兄「どうした?」
妹『お兄ちゃんが今見てるHPさ。着ぐるみの通販だよね?』
兄「そうだが何か?」
妹『それ見て、私に似合いそうとか言ってたの?』
兄「そうだ。何の生物か分からないあたりがお前にぴったりだ」
妹「……どこから芝居してたの?」
兄「『あ、これ妹に似合いそうだな』から」
妹『最初からかよ。今回は本気で怒ったからね! 呪ってこっちの世界に引き込んでやる!』
兄「おーおー、照れるな照れるな」
妹『うるさいっ!』
52 :
>>47
あれオレガイル
53 = 33 :
姉(…一周忌、かぁ)
友「なんて顔してるのよ」
姉「…そんなにヘンな顔だった?」
友「へん…っていうか、ちょうど一年前みたいな顔」
姉「………そう」
友「そろそろ一周忌?妹ちゃん」
姉「うん」
友「女は妹ちゃん大好きだったからねぇ…」
姉「………そんなことない。普通」
友「普通って…それ、妹の誕生日プレゼント買うためにあたしを2日間拘束した人間の言うこと?」
姉「…そ、それは」
友「人を引っぱりまわして、最終的に買ったのが文房具セットって入学祝か…みたいな」
姉「…じっさい入学だったし、それにどんなものが好きか知らなかったし」
友「プレゼント渡すとき『要るならあげる』とか言うし」
姉「だって、どんな風に接していいかわからない」
友「…まぁ、たった三ヶ月だったけど良い姉妹に見えたわよ」
姉「…そう」
友「うん」
54 = 33 :
妹(いっしゅうき…おそうしき…わたしの…)
妹(…おそうしき)
妹(そっかぁ………わたし、しんじゃったんだ…)
妹(そっか…しんじゃってたんだ…)
55 = 31 :
妹『やっと仏壇開く気になったのね』
兄「あのくそ坊主、お前の墓石に蛍光塗料塗ろうとしたら切れやがってよ」
妹『住職じゃなくても切れるし。てか私も切れたし』
兄「半年出入り禁止とかありえねぇよな」
妹『それには全面的に同意するわ。ありえないのはお兄ちゃんの方って意味で』
兄「開いたからには毎日お茶とか食事供えなきゃな」
妹『なんで嬉々としてるのかが凄い気になるんだけど……』
妹『確かに食べ物よ、これ。食べ物だけどさ』
兄「何だ? 久々に仏壇に供えるから奮発したんだぞ」
妹『なんで米軍のレーションなのよ……』
兄「そうそう手に入るものじゃないんだぞ、味わって食え」
妹『供えられた食べ物は味くらいは感じれるんだけどさ、だからこそレーションはやめて……』
兄「……フランス軍のレーションは美味らしいぞ」
妹『いや、そういう問題じゃなく……』
56 = 33 :
姉「ただいま」
母「おかえりー」
妹『おかえりなさい、おねーちゃん』
姉「ただいま」
妹『え?』
母「??…どうしたの?」
姉「あ…なんでもない」
母「むぅ…まぁ、いいけど。あ、一周忌。来週の土曜日になったから」
姉「…そう」
母「できたら、出て欲しいけど…でも、出たくないなら」
姉「…わかった」
母「うん」
妹『………』
57 = 33 :
妹『おねーちゃん』
姉「…なに?」
妹『となりで、ねてもいい?』
姉「…勝手にしたら」
妹『うん…』
姉「…で?今日は何の話?」
妹『うん…あのね、おねーちゃん、わたしね、しんじゃってたんだ』
姉「…なにを今さら」
妹『うん…いまさら。…しんじゃったんだ』
姉「うん」
妹『………ほんとに、いまさら、だね』
姉「………で?他の話は?」
妹『きょうね、みーちゃんとさっちゃんが』
58 = 33 :
コケコッコークォッケコッコークゥォケェックォッコー
姉「………ん、あさ?」
妹『あ、おねーちゃん、おはよう』
姉「…おはよう」
母「おっはよー!!おきてるー!!」
姉「……おはよう」
妹『…?』
母「なんだ…たまにはサプライズに起こしてあげようと思ったのに」
姉「そんなささやかな驚きとかいらない」
妹『ねぇ、おねーちゃん、このひと』
姉「…それより、朝ごはんの準備とかできてるの?」
母「あ!お鍋火にかけっぱなしだった!!」
姉「………ふぅ、あのね、母さんがいるときは話しかけないでって」
妹『かあさん………おかーさん。あ、うん。おかーさんだ。いまのひとはおかーさん』
姉「…妹?」
妹「え?…な、なに、おねーちゃん?」
姉「………なんでもない」
60 :
妹とか何がうれしいの?
俺なんか姉二人(看護婦24才、女子大生21才)と妹3人(高3の17才、高1の16才、中2の14才)に
挟まれてるから
姉二人からは「バストアップの為に胸揉め」だの「精子は美白にいいらしいから顔にかけろ」だの
妹達からは「フェラの練習したい」だの「処女だと引かれちゃうから入れて」だの…
毎日、毎日…俺はエロゲの主人公かっつーの!!
61 = 33 :
友「どうしたの~?また暗い顔になってるわよ?」
姉「ねぇ…幽霊っているのかな?」
友「ゆうれい?…ってあの、足がなくって?」
姉「そうそれ」
友「寝ぼけた人の見間違いじゃない?」
姉「そういうのじゃなくて」
友「えっと…この恨み~とか言う?死ねばよかったのにとか?」
姉「…そういう感じ」
友「いないんじゃないの?ありえないし」
姉「ありえない」
友「うん。だって、話したりする、恨みがあるってことは、記憶・思考しているわけでしょ?」
姉「う、うん」
友「記憶や思考には脳が必要だもの。それがない時点で存在しえない」
姉「…科学的」
友「でもね、いた方がいいなぁって思うときがあるの。おばけでもいいから会いたい人っているじゃない」
姉「…あいたいひと」
友「案外、そういう思いが幻を見せてくれるのかもね~」
姉「………」
62 = 33 :
姉(…きおく。たしかに、今の妹は忘れっぽい…っていうレベルじゃないくらいいろんなことを忘れる)
姉(時計を忘れていたのもわかる。見慣れないものだから)
姉(お父さんを忘れるのはわかる。会う回数が少ないから)
姉(じゃあ、今朝、母さんが忘れられていたのは?)
姉(記憶力がおちている?…というより、記憶自体が?)
姉(私は?…私も忘れられる?)
63 = 33 :
姉「ただいまっ!」
母「おかえりー…って、あれ?」
姉「っ!」
妹『?………あ』
姉「ただい、ま?」
妹『おかえりなさい、おねーちゃん』
姉「…ぅ」
妹『おねーちゃん?』
姉「…今から、ずっと私のそばにいなさい」
妹『え?で、でもがっこう』
姉「いいからっ…ずっと、ついてきて」
妹『あ…うん、わかった』
64 :
で、どこら辺から新しくなるの?
65 = 39 :
ほ
67 = 39 :
ほ
68 = 39 :
ほ
69 :
妹「お兄ちゃんも早く死んでよ」
男「うるさいなー。学校までついてこないで妹はさっさと成仏しろよ。まるで俺が登校中に独り言を話してるみたいだろ」
妹「幽霊になったら女湯は見放題だし、更衣室は入りたい放題だし、凄く楽しいよ!」
男「……きょ、興味ない」
妹「嘘だっ! 私知ってるよ、お兄ちゃんの机の引き出しに……」
男「中には教材類しかなかっただろ?」
妹「引き出しを外した、その奥の空間に……大人の教材がぎっしりだったけど……」
男「ぶっ!」
妹「よく興味ないなんて言えるね! お兄ちゃんのすけべ!」
男「お、おま、勝手に人の机を漁るんじゃねぇ! おら待て!」
妹「へへーんだ! え……あ、危ない! 車!」
男「うわぁ!」
妹「あ、危なかったぁ……」
男「ああ……助かったよ、さんきゅ。でも良いのか? もう少しで死んでたかもな俺」
妹「べ、別に目の前で死んで欲しいわけじゃないからっ! 私の見えないところで死んで欲しいだけ!」
男「ははっ、そうかい。ありがとな」
妹「……むぅ」
71 :
ほ
73 :
おなかすいたなぁ…
74 = 71 :
ほ
78 = 45 :
ほ
80 = 39 :
ほ
81 :
姉ちゃん…
82 :
前にもあったが保守
83 :
ヤバいどっちも好きだ。
84 :
レッドウィスプカモーン!
85 :
あんまり俺を泣かすなよ・・・っ?グシグシ
86 = 31 :
幽霊モノでギャグに走るのは不謹慎だったか
87 = 45 :
そんなことないぞ、もっとやれ
88 = 85 :
明るいのと悲しいのが同居してると凄くおもしろいお!
89 :
>>86
全然おk。待ってるぞ。
91 = 31 :
兄「仏壇にお香か。火事が心配だな」
妹『お香上げてくれる気があった事が凄い驚きだわ』
兄「火事の心配がないようにしないとな。ちょっと待ってろ」
妹『……凄い嫌な予感しかしない』
兄「えーと、水を入れるんだな。これくらいか?」
妹『ちょっと待って! それ違うよね?!』
兄「何が違うと言うんだ。煙もニオイも少ない、お部屋を汚さないと書いてある」
妹『いや、商品名読んでみてよ』
兄「水ではじめるバルサンとあるな」
妹『水で何を始めるつもりよ……』
兄「妹の供養だが。煙も出るし、火は使わないし、良いことだらけだ」
妹『お香はもういいよ……。それ台所に置いてきなよ……』
兄「む、効果的な設置場所だ。なかなか聡明だな、妹」
妹『ありがと……』
92 = 31 :
兄「要するに煙が出ればいいんだよな?」
妹『いや、そういう訳でもなく』
兄「火を使っても、見ていれば問題ないな。よし」
妹『あ、ちょっと! 行っちゃった……』
兄「もうちょっとで火が通るな」
妹『ねぇ』
兄「静かだと思ったら空腹で喋れなかったか。もう少しだ、我慢しろ」
妹『いや、私死んでるから空腹とか感じないけど。何のつもり?』
兄「何って、七輪で秋の味覚、秋刀魚を焼いて食べようとしているのだが」
妹『お線香の代わりじゃなかった?』
兄「煙も出るし、良いにおいだし、焼き終わったら火の始末するし」
妹『はぁ……』
兄「お、出来たぞ。ほら、こっちはお前の分だ」
妹『……おいしいね』
兄「そうだな」
93 = 31 :
妹『普通は若いうちに死ぬと、事実を受け止め切れなくて色々大変らしいけど』
妹『お兄ちゃんの相手しなきゃいけなくて、そんな事考えてる余裕もなかったな』
妹『むしろ死んでからの方が、生きてる間よりたくさん会話してるし』
妹『もしかして、お兄ちゃん……』
兄「せっかく煙だすからな。スモークチーズでも作るか」
妹『まさかね』
95 = 31 :
兄「おい妹。しょうゆを取ってきてくれ」
妹『無理だって。私幽霊で物持てないし』
兄「持たずとも物を動かす幽霊も居るだろう」
妹『ポルターガイストは悪霊化でもしなきゃ無理だし』
兄「つまり怒らせればいいんだな?」
妹『いや、そういう訳じゃ』
兄「ばーかばーか。あほー」
妹『これが自分の兄かと思うと、自分が不憫でならない……』
兄「お前の兄ちゃんでべそー」
妹『……そうだったの?』
97 :
保志
98 = 31 :
兄「お前、昼間にも普通に出てこられるんだな」
妹『いや、私だけじゃないし。他にもいるよ、昼間で歩いてる人』
兄「何? 俺はてっきり幽霊は昼間は活動出来ないものかと」
妹『見えにくくなるだけで、特に問題ないよ』
兄「そうか……。太陽の下では砂になるものとばかり思っていた」
妹『……何かと勘違いしてない?』
兄「あぁ、学校も試験も何にもない方だったか」
妹『いや、まぁ学校も試験もないけどさ』
兄「有名な奴今度連れてきてくれよ、一反木綿とか」
妹『お兄ちゃん、一回死んでみる?』
99 = 89 :
ほ
ここ大好きだww
100 = 39 :
ほ
みんなの評価 : ○
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