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    元スレ新ジャンル「触る女」

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    1 :

    「あー次古文かー。だるいなー、眠いし。」
    「……」
    「よぅ。なんだ女?何か用か?」

    ぎゅっ

    「…なぁ。なんでいきなり俺の耳たぶ掴んでるんだ?」
    「べつに」
    「はい?」
    「…とくに理由はない」
    「……」
    「……」

    2 = 1 :

    「おはよう女。昨日のテストどうだった?俺87点だよ!どうよっ!」
    「……」
    「返事くらいしろよなー」

    なでなで

    「な、なんだよ?突然頭なんか撫でたりして。子供じゃあるまいし」
    「…私…88点」
    「え?」
    「……」

    なでなで

    (慰めてるつもりなのか…?)

    3 = 1 :


    「今日はカレーかぁ!給食のカレーって何故か美味いんだよなー!」
    「……」
    「なんだ女?お前も嬉しそうだな」

    さわっ

    「ちょっ!///なんでいきなりほっぺた掌でさわっt////」
    「……好き」
    「え…」
    「……」
    「……」
    「…ふくしんづけ」
    「は?」
    「……?」

    「あ…うん……」

    4 :

    なんだこのトキメキは。。。。。

    5 = 1 :


    「マラソンとかだるーっ。はぁっ。はぁ」
    「……」
    「つーかお前足早すぎだろっ…!息も切らしてないし…ありえねえ」

    ぱんっ!

    「いてっ!なんで俺ぶたれてるわけっ?」
    「……」
    「な、なんだよ」
    「闘魂…」
    「……」
    「……」
    「…注入してくれたわけか?」
    「……サービス」

    「ありがとよ(わかりずれえ……)」

    6 :

    「お・・・おれと付き合って下さい!!」
    (チンコ触る)
    「え?え?」
    「こういうことでしょ?」
    「ちげーよ」
    「なんてこったい/(^o^)\」

    7 :

    携帯から今後を見守ってみる

    8 :

    中学生かよ…しかも福神漬けだし…

    9 = 1 :

    「やっぱ音ゲーおもしれーっ!!!ん?おーい!女、お前もやるか?」
    「……(こくり)」
    「じゃあこの曲やってみ?一番簡単なやつな」
    「……(こくり)」

    ~曲終了~

    「あはははは!女全然ダメじゃんか」
    「……」

    ぎゅっ

    「なあ…女…………」
    「……」
    「…俺の指なんか見てもゲームは上達しないぞ」
    「!?」
    「…図星か」
    「……」

    10 = 1 :


    「ふと思ったんだが…」
    「……?」
    「気づいたらお前っていつも俺の傍にいるよな。なんでよ?」
    「……???」
    「いや、そんな首傾げなくても」
    「……」

    ぽむっ

    「…何で今回は肩?」
    「……」
    「まあいいじゃんってことか」
    「…(こくりこくり)」
    「そっか」
    「…うん」
    (こいつの喋るタイミングがわからん;;;)

    11 = 1 :

    「ねぇ?女ちゃんと男君ってさ、やっぱ付き合ってるの?」
    「んー。そういうんじゃないと思うけどな」
    「…(こくり)」
    「えーっ!絶対付き合ってると思ってた!クラスの殆どの人はそう思ってると思うけど」
    「えっ?マジですか?」
    「……」

    がしっ

    「女ちゃん、なんで男君と肩組んでるのかな?ww」
    「…マブダチ」
    「…え?」
    「なんだか…そういうことらしい」
    「……」
    「……あ、うん」

    12 = 1 :


    「おーい女!何やってるんだ校庭の隅っこで」」
    「……?」
    「わんっ!」
    「?子犬?」
    「……」
    「やべーこいつ可愛い!!!よーしよしよし」
    「……」
    「コイツ名前とかあるわけ?」
    「…(こくり)」
    「へー。どんな名前よ?」
    「……イギー」
    「ちょwwwお前それジョジlyもがっ!!」


    「言っちゃ…ダメ」

    13 = 1 :

    「ちょっ!オメーはホントに可愛いなー!イギー!」
    「はっはっはっ!」
    「お前俺の顔舐めすぎだろwww」
    「……」
    「なんだ女?じっと見つめたりして」
    「……」
    「羨ましいのか?」
    「…(こくり)」
    「ほれ。女のとこにいっといで」
    「……♪~」
    「わんっ!」

    ぺろり

    「なっ!!!!お、お前…何やってるんだ?俺の顔……っ!!!///////」
    「……っ!」
    「なんだ?」
    「……嘘をついてる…味?」
    「お前それがやりたかっただけか」
    「…(こくり)」
    「……」
    「わんっ!」

    14 = 1 :


    「やべーっ!!!数学の宿題とか完全に忘れてたっ!残って補習とか…鬱だわ…」
    「……」
    「なんだよ…女…俺を嘲笑いにでもきたのか…」
    「……」

    すっ

    「ノート…ってお前まさかっ!!!」
    「…お情け」
    「女っ!マジで助かるっ!ありがとうっ!」

    なでなで

    「……っ!!」
    「ん?どうした?女」
    「べ…つに…///」

    15 = 1 :

    A子「お、男君!あの…ちょっといいですか?」
    「ん?いいけど」
    A子「放課後って時間空いてます…?」
    「空いてるよ。帰宅部だし」
    A子「本当ですかっ?ちょっと話したいことがあるんで一緒に帰りません?////」
    「予定もないし、大丈夫だけど」
    A子「じゃあHR終わったら声掛けますね!」
    「わかったー」
    「……」
    「ん?なんだ?女?」

    つんつんっ

    「ちょ…肘で脇腹つつくな…!!なにニヤニヤしてるんだっ!!やめれwwww」
    「……w」
    「もう!やめろよなー」
    「……」
    「ん?どうした?」
    「…べつに」

    16 = 1 :

    「なぁ女。俺…A子と付き合うことになったんだ」
    「……」
    「好きだった…訳じゃないけどさ、まずはお互いちゃんと向き合って、そういう気持ちを育てていくのもありなのかなって」
    「……」
    「なんてなwちょっと臭いこと言っちまったな。お前が相手だとつい本音がでるよ」
    「……」

    ぎゅっ

    「ん…俺の手グーにして…親指立てて…女?」
    「……」
    「頑張れってことか?」
    「…………(こくり)」
    「ありがとな!」
    「……うん」

    17 = 1 :

    A子「男君っ!」
    「お、A子じゃん。部活は?」
    A子「今日は休み。一緒に帰ろう?」
    「うん。了解」

    ぎゅっ

    「ちょ//A子…手…っ!///」
    A子「行こっ!」

    「…あ」
    「なん…で……」
    「……」
    「……わかんない…」

    18 :

    ~教室~

    「……」

    「……」

    「……女?」

    「ん」

    「なぜに俺の手をイジって遊ぶ」

    「意外と楽しい」

    「あのな……」

    グー、パー、グー、パー、時たまチョキも。

    19 = 1 :

    「わんっ!」
    「……」

    なでなで

    「はっはっはっ」
    「…お手」
    「わんっ」

    ぎゅっ

    「……」
    「わんっ!」
    「……わた…し」

    ぽた。ぽたり。

    「…なんで…ないてるの…」

    20 :

    おい、せつねーじゃねえか

    21 = 1 :

    「なあ…女」
    「…?」
    「…最近お前俺から距離とってないか?」
    「……?」
    「いや、俺が変に気をまわし過ぎてるだけならいいんだけどさ、A子の事気にしてるんならいいんだぜ。
    アイツにもちゃんと説明したし、ちゃんと分かってもくれたしな。だからあんまし気にすんなよ。俺らマブダチだろ?」

    ぎゅっ

    「…女?…俺の手なんか握って…」
    「…マブダチ」
    「…ん?ああ!そうだよ。唯一無二の親友さ!」
    「…(にこり)」
    「なんか変なこと言って悪かったな!また明日っ!」

    「……」

    「…これで…いい…よね」

    22 = 1 :

    ~3か月後~

    「よっす!女。元気か~?」
    「…(こくり)」
    「まぁ聞いてくれよ。昨日A子とカラオケ行ってさ!それで」

    ぎゅーっ

    「いたたたたたたたっ!鼻引っ張るなっ」
    「……」
    「…あんまし天狗になるなってか」
    「…(こくり)」
    「俺もかなりお前の思考が読めるようになったな…うん。わかった。気ーつけるわ」
    「…(こくり)」

    23 = 18 :

    ~教室~

    「あのな」

    「ん?」

    「無意味に机とかを叩くんじゃありません」

    「おさわりされるのは男君だけ。支配欲か」

    「何がだ」

    アッチをペタペタ、コッチをペチペチ。彼女のおてては止まらない

    25 = 18 :

    ~校庭~

    「もふ、もふ」

    「お? 何やって……タヌキ?」

    「裏山からいらっしゃったようで」

    「……ところで、どう見ても嫌がってるんだが」

    「ホームシックでございますか」

    「いや、違うから。放してあげなさい」

    「……ならば代役がもふもふされればいい」

    「へいへい……」

    放されたタヌキがふと振り返る。抱きつ抱かれつの二人が見送る

    26 = 1 :

    「なあ…女…ちょっと相談があるんだけどいいか?」
    「…?」
    「なんか最近…A子の態度が、なんかよそよそしいっていうか、違和感っつーか…ちょっと変なんだよ。
    直接聞いても何も答えてくれないし…女なら何か分かるかもと思ってさ!いいアドバイスとかないかな?」
    「悩み…事?」
    「そうなのかな…思い当たる節はないんだけど…もしかしたら俺が知らないうちになにかやっていたかもしれない」
    「……」
    「あーっ!もうどうすればっ!!」
    「…プレゼント…とか」
    「おおっ!そういや俺今までちゃんとした物とかあげた事とかなかったな;最悪だ;;;女っ!恩に着るぜ!」
    「……」

    ぱんっ!

    「つーっ!背中痛てーっ!ありがとな!女っ!行ってくるわ」
    「…(こくり)」
    「…がんばれ」

    27 :

    かわいい

    28 = 7 :

    だがこの男はナチュラル嫌なやつ

    29 = 18 :

    ~屋上~

    「……」

    「触るなよ?」

    「……ヂャムおじさんに興味はないかね」

    「体にジャムつければなれると思うな」

    「残念」

    「とか言いながら、さりげなく俺の制服で手を拭くな。笑えん」

    傍らには汚い食べ方のジャムパンが

    30 = 1 :

    ~河原~
    「痛っ…あれ……俺」
    「……」
    「女…?って何で俺は女に膝枕なんてされてるんだ…?」
    「……」
    「まあ…いいや…女…俺さ…ダメだったわ。全然ダメだった」
    「……」
    「A子はさ。他の男とも付き合ってたんだってさ。あれだ。二股。ベタな展開過ぎて笑えるだろ」
    「……」
    「でさ。なんか俺はキレちゃって、その男殴ったんだわ」
    「……」
    「そしたら相手も本気で殴ってきちゃって!もうさ!俺弱すぎ。ボッコボコですよ」
    「……」
    「俺はまあこんなんなってぶっ倒れて、そして相手の男が吐き捨てるように言ったんだ」
    「……」
    「『A子は寂しがってた。”傍にはいるけどちゃんと真っ直ぐ私の事見てくれない”ってな』…だって」
    「……」
    「そんなこと…ないはずなのにな…。そりゃ最初からって訳じゃないけど、ちゃんと…好きになってきてたのにな」
    「……」
    「くくっ!なんか笑えてきたっ!あははっ!あははははっ!」

    ぱんっ!

    「痛っ!ぶつことないだろっ!闘魂注入か?お前って大人しいくせしてわりと厳しい奴だよな」
    「……っ」
    「なんだよ…なんでお前が泣いてるわけ?普通逆ですよ。泣くのは俺なはずですよ」
    「……」
    「はぁ…空…綺麗だな…」

    31 = 1 :

    「わんっ!」
    「ちょっwwwおまwwイギー!相変わらず顔舐めすぎだろコイツwwwかわいいwww」
    「……?」
    「お、女も来たのか?相変わらずコイツはかわいいなwww」
    「わんっ!」
    「~♪」
    「なあ…女…俺さ…A子と別れてきたわ」
    「!?…どう…して…?」
    「話してたらさ。なんとなく分かっちゃったんだよ。A子に必要なのは俺じゃなくて俺を殴ったアイツなんだなーって。
    だから別れてきた。泣かせちゃったけど、仕方ない」
    「……」
    「お前にはしっかり話しておきたくてな。世話になったし」

    ぱんぱんっ

    「おっ。今回も肩か。分かったぞ。k」
    「気にしないで」
    「え?」
    「…親友…でしょ…」
    「あ、ああ」
    「…(にこり)」
    (女…印象が少し変わった…?//)

    32 = 18 :

    ~屋上~

    「ゲンコツとはひどいヤツだ」

    「ジャム擦りつけるヤツの方がよっぽどヒドい」

    「私からの愛情表現」

    「ならば俺からの親愛の表現」

    「親愛か」

    「親愛だ」

    「最悪だな」

    ムスッ、としたまま、彼の頬をペチペチ

    33 = 1 :

    「女?親戚の葬式だって?大変だな…なんかこう…俺に出来ることがあったら言ってくれよ」
    「…でも…小さい時に一回会っただけの人だから…へいき」
    「そっか…まぁ、早く帰ってこいよな!」
    「…(こくり)」
    「ああ。また3日後!」
    「……」

    ぎゅっ

    「ど、どうした?いきなり…手//////」
    「…(くすり)」
    「おいっ!笑うことないだろがっ」
    「……」
    「な、なんだよ?」
    「…べつに(にこり)」

    34 = 18 :

    ~教室~

    「もふ、もふ」

    「……」

    「もふもふもふ」

    「動けないが」

    「動かなくていいじゃない」

    「……」

    「ぎゅー」

    ベタベタ、ベタベタ。動けない彼と満足げな彼女

    35 :

    >>8

    私立の中には給食がある高校もあるぞ。俺がそうだ

    36 = 1 :

    ~校庭~
    「さてと。イギーにエサやらなきゃなー。チューインガムは無理だけどww」
    「わんっ!」
    「今行くぞー。っておい!お前急にどこ行くんだっ!」
    「はっはっはっ」
    「散歩は飯の後だろが;早く戻ってこいっ。そこ道路だぞ」
    「…?」
    「え、バイク?くそっ!!」
    「わんっ!」
    「ちっくしょおおおおおーっっ!!!」


    ドンッッ!!!


    「……」
    「わんっ!わんっ!」
    「痛…おま…え…元気…みたいだな…」
    「わんっ!わんっ!」
    「…おまえ…になんか…あると…女がきっと…泣く…からな」
    「わんっ!わんっ!」
    「…安心…した……ぜ…」
    「わんっ!わんっ!わんっ!」
    (あ…れ…目の前…なん……か……暗く…)
    「わんっ!わんっ!わんっ!わんっ!」

    37 = 1 :

    ~病院~
    「あ…れ…ここは…」
    医者「大丈夫ですか?男くん。ここは病院です。貴方はバイクに轢かれて、この病院に搬送されてきました」
    「そ…っか…はい…思い出しました」
    医者「突然だが…君にとても大事な話をしなければなりません……」
    「?……なんです?」
    医者「君は……

    38 = 18 :

    ~教室~

    「……」

    「……こら」

    「なに」

    「なぜ頭をなでる」

    「理由はない」

    「ないのか」

    「たまにはこういうのも良かろう」

    「そうか?」

    「この機会に私の慈愛に惚れればいい」

    「……慈愛?」

    「聖母マリア?」

    「……ハッ」

    鼻で笑う彼。頭をなでる手を耳を引っ張る手に

    39 = 18 :

    ~教室~

    「……」

    「……」

    「……ふむん」

    「どうした」

    「やられる立場も悪くない」

    「そうかい」

    触る女が頭撫でられ

    40 :

    はやく書いてくれお

    41 :

    女かわいい

    42 = 1 :

    ~病室 夜~

    がらり。ぱたん


    「ん?こんな夜に誰ですか…?って誰でもいいや。どうせ分からないし」
    「……」
    「まあ誰でもいいです。看護婦さんでも、お医者さんでも、幽霊でもいいです。話を聞いてくださいよ。」
    「……」
    「俺ね。もう眼が見えないんだそうですよ。神経が傷ついたとかで。目覚めてから5時間で完全に見えなくなりました。嘘みたいでしょう?」
    「……」
    「最後に見たのは窓から見た何の変哲もない曇り空。今が夜だってことも看護婦さんの消灯確認があったから」
    「……」
    「突然なんですね。こういうの。まるで実感がないですよ。見舞いにきた誰の表情もわからない。同情なのか、なんとなく来ただけで無表情なのか
    元気づけようとして笑っているのか。全然わからない」
    「……」
    「目の前にいるあなたが誰なのかも。わからない。怖い……怖いんですよ…助けて……助けて…」
    「……」
    「女にこんな自分の姿を見られるのが…何よりも怖い……」
    「…大丈夫」
    「……え」

    43 = 1 :

    誰かは俺の耳たぶを触る
    「男と初めて出会った」

    44 = 1 :


    誰かは俺の頭を撫でる
    「私は男にちょっと勝っただけのテストの点数を自慢した」

    45 = 1 :

    誰かは俺の頬を触る
    「私は男をからかった」

    46 = 1 :

    誰かは俺の頬を優しく叩く
    「私は男と一緒に走った」

    47 = 1 :

    誰かは俺の指を触る
    「一緒にゲームセンターに行った」

    48 = 1 :

    誰かは俺の肩に手を置く
    「私はこの時自分の気持ちが分からなかった」

    49 = 1 :

    誰かは俺の肩を抱く
    「私に初めての親友ができた」

    50 = 1 :

    誰かは俺の手を包み込む
    「私は初めて嫉妬した」


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