新ジャンル「死んデレ」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : △
201 :
「お、今日はずいぶんご機嫌じゃないか」
「…」
「うん?別にどこも違わないと思うけどw」
「…」
「嘘だって、髪形変えたんだろ?」
「…」
「何だよ怒るなよ」
「…」
「いや、可愛いぜそのツインテール」
「…」
「本当だって、いていてて…」
「…」
「似合ってるよ…本当に…」
友「おーい、何信号前で一人でやってんだよ、早く行こうぜ」
「ほら、遅刻するぜ」
「…」
新ジャンル「死んデレ」
202 :
要は女の子が途中で死ねばいいんだろ?
問題は感動的にするか笑いに走らせるかだよな
203 = 103 :
>>202
御名答
204 = 201 :
「…」
「なに?今日は弁当じゃなくて食堂で食べる?」
「…」
「分かったよ。俺は弁当だけどな」
「…」
「え、一緒に?なんで?俺弁当だから食堂で食う必要ないじゃん」
「…」
「冗談だよ、ほら一緒に行こうぜ」
「…」
「悪かったよ。」
「…」
「え?それを言えばいいって?」
「…」
「はいはい、僕と一緒に食べに行きませんか?」
「…」
「やれやれ」
友「おーい、一緒に弁当食おうぜ」
「悪い、食堂で食べるわ俺」
友「…何でわざわざ食堂いくんだあいつ?」
205 = 140 :
・・・霊感ですかぃ
206 = 201 :
「はぁ、今日も授業終わり。この後どうするかな」
「…」
「そんな金ねぇよ。はぁ、バイトでもしようかな」
「…」
「部活も今日はねぇよ」
「…」
「図書室?なんで」
「…」
「別にお前が本返しに行くのに俺が付いていかなくてもいいだろ」
「…」
「はいはい、お勉強ね」
「…」
「まぁ、お前のいうことも一理あるけどな。来年三年なんだし」
「…」
「わかったよ」
「…」
友「おーい、一緒に帰ろうぜ」
「悪い、図書室に借りた本返しに行かないといけねぇんだ」
友「そっか、ところでお前、そのバック重そうだけど何入ってんの?」
「ツンデレ彼女」
友「wwwwww。んじゃさき帰るわ、じゃーな」
207 = 201 :
「あ、帰りに電池買って来いって言われたんだった」
「…」
「別にいいよ付いてこなくても」
「…」
「はいはい、ヨロシクオネガイシマス」
「サクラヤ来るのも久しぶりだな」
「…」
「単三電池は…どこかな」
「…」
「分かってるよ。今店員さんに…あ、あった。」
「…」
「分かってるよそんなせかすなって」
TV「次のニュースです。○○県立××高校2年の女さんが行方不明になっている事件で警察は…」
新ジャンル「死んデレ」 了
208 = 198 :
こえぇぇ…
209 = 140 :
え!?
殺した・・・・!?
210 = 201 :
>>202の定義から大幅にずれてるが、俺の脳内はこんな風に変換されますた
んじゃ
211 = 140 :
>>210
本気で怖いです
212 :
つまりサイカノのアケミか
213 :
男「なぁ女」
女「」
男「し、死んでる・・・」
214 = 92 :
男「あれ、何でお前がこんな所にいるの!?」
女「あ、あんたこそ。何でいるのよ」
男「いや、何でって……、前に言ったことあっただろ。
俺は俳優になるのが夢だって」
女「覚えてないわよ……、そんな昔のこと……」
男「え、ああ。
───そうか。そうだよな。
まあ、よろしく頼むよ」
女「ふ、ふんっ。そっちこそ、足引っ張らないでよね」
男「はは。お手柔らかに」
撮影現場
男(なんか女の動き、固いよなー。
素人臭いっていうか)
監「……はい、OK。
次、シーン29-13」
男(うーん?まあでもリテイク全然出ないんだよな、いいのかな?)
女「───早く、支度しなさいよ」
男「え、ああ?」
監「はい、行くよー。
───アクション!!」
215 = 92 :
女「男……。
あの、あのね───!」
男「どうした?」
女「わ、私。ずっと言いたくって……、言いたいことがあって!!
でも、勇気がもてなくて……」
男「い、いきなり、なん……」
女「お、お願い!!聞いて!!
私、今になっても、まだ躊躇してる。
まだ、怖いの……。たった一言のこと、告げるのが怖いの……。
これが役だって、そう自分に言い聞かせても、まだ勇気、もてないの……」
男(台本にない台詞が出てるな。合わせるか)
(ギュッ)
女「あ……」
男(うわ、スゲー震えてる。
そりゃ緊張するよな)
男「……俺じゃ、これぐらいしかできないけど。
女のこと、少し励ますことぐらいしかできないけど。
……大丈夫。ちゃんと聞いてるから、な?」
女「───うん。ありがと。
……なんかこうしてると、昔のこと、思い出すね」
男「───ん?」
女「ほら、学生の頃のこと……。
男が地元から出て行くときも、私、こうやって男に励ましてもらった」
216 = 92 :
男「はは……。なんだ、忘れたんじゃなかったのか?」
女「……ん。ごめん、あれ嘘。
凄い嘘。忘れたこと、一日もなかったよ。
だって、あの時が一番男のこと、理解できた気がしたもん」
男「そうか……、って、この嘘つきめっ」
女「あ、や。くるしっ。
苦しいってば、ごめんなさいっ。許してっ!」
男「はは、いいよ。許してあげる。……それで?」
女「うん。
───っ?」
男「お、女?おい、どうした!?」
男(お、いい感じで持ってきたな。これで告白か)
女「あ、うん……。ちょっと目眩がして、ね。
え、えへへ。でも大丈夫だよ。男がこうやって抱えてくれたし」
男「う……。そ、そうか……」
女「うん。……あ、あの。あのね?
もしこうやって、私が倒れたら、男、また私のこと助けてくれるかな?」
男「ああ、いいよ。助けてやる。
お前が困った時、手を差し伸べてやることぐらい、わけないさ」
217 = 124 :
女「お、男……実は私貴方のk――」
男「ニフラム」
女「(┐゚Д::;;
..ギャアァアアァアァ」
218 = 92 :
女「ほ、ほんと?
あ、あのね。これから、ずっとだよ?
……そんなに長くないと思うけどね、私が死ぬまで、ずっーと。
わ、私結構おっちょこちょいだし、ちょっとしたことですぐなやんじゃうし。
───色々、私のこと助けるって、大変だよ?」
男「わかってる。大丈夫さ。
朝起きる時も、夜寝るときも、お前がなやんでないか確かめてやる。
お前が一人で困らないように、ずっと一緒にいてやる。ずっーとだ。
いいか?お前こそ、覚悟しろよ。俺が決めたことをやり遂げるっていうのは、お前が一番知ってるだろ?」
女「……うん。そうだね、男って、一度決めたこと、ちゃんとできる人だもんね。
そういう所、凄い───好き。約束だよ。一緒にいてね?」
男「ああ、いいよ。約束だ。
それと……、なんだ。俺もお前のこと、好きだからな?
好きだから、一緒にいて、助けてやりたいんだからな?」
女「大丈夫。わかってるよ。男のことなら、殆どわかるよ。
───でも、言葉にしてくれて、嬉しかった」
219 = 92 :
(パチン)
監「…………OK。
女さん、これでよかったかな?」
女「はい、十分です」
監「……そうか」
男「ん?どういうことだ?
というか、よくリテイクでなかったな。
殆どアドリブだぞ」
男(というか、殆ど素だった)
女「それには理由があって……、というか。
あのね、男。一度言っちゃったから、もう一度言うけど。
私、男のこと、好きだから」
男「へ!?
え……と、それは演技とか抜きで?」
女「うん、そう。好き。大好き。
あー!いいなー、これ。
好きな人に好きって言えるって、凄い幸せ!」
男「う……あ……。
お、お前な……。
こんな人前で告白しなくても……」
女「───というかね。
さっき言ったこと、全部本当。
好きって言ったことも……、私が長くないってことも」
220 = 92 :
男「は!?
え、おい。嘘だろ?
だってクランクインから今までずっと……」
女「うん、頑張った。
男に告白するためにだけに、ずっと頑張った。
おかげで寿命が二ヶ月ぐらい縮んだ。
まじめな話、私の命とか、後一年ぐらい」
男「───う、嘘だろ?」
監「……本当さ。
彼女の話は、嘘じゃない」
男「か、監督?」
監「……契約をしたんだ、彼女とね。
自分の最後を作るために、ね……」
女「そうそう。まあその契約も、これで終了。
私の生涯、このためにあった、ってことを証明したからね。
それで、幸先短い私としては、さっさと男と一緒に、この場を去りたいわけですが。
……一緒に来てくれるかな?」
男「───いいよ。
ついていってやる。一緒にいてやるよ。
ただし、全部話聞かせろよ?
なんだ?寿命が後一年って?」
女「……ふふ。
気が向いたら、ね」
男「え、ちょ、おい!?」
221 :
>>10
ギャグマンガ日和かと思った
222 = 92 :
女「あはは。
早く来なよー、男ー!
私とこうしていられる時間、本当に短いんだからねー!」
男「あ、あの馬鹿!
走っていきやがった!
か、監督。そういうことで、私も下ろさせていただきます。
責任は後ほど取らさせていただきますのでっ」
監「いや……。
きっと彼女の言うとおりだ。
『映画』ならこれでで完成だよ」
男「おーい!
女、ちょっと待てってばー!」
女「あははっ。やだよー。
あー、いいね、人生。
今更だけど、私、本当に今、『生きてる』って気がする」
223 = 92 :
俺的「死んデレ」
強気な自分が死んで、素直になれたのか?
ぐらいに解釈してくれると嬉しいなー。
まあ、趣旨違いっぽいんで今後自重するわー。
ってか、寝る。
224 = 124 :
まぁなんだ。
女死んだら俺がもらうわ保守。
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