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元スレ武内P「『次はお前だ』」
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未央「なーんだ! プロデューサーに聞くまでもなかったね!」
卯月「も、もう、未央ちゃん! その言い方じゃ、失礼ですよ!」
武内P「い、いえ……お気になさらず」
武内P「ですが、その……相手が嫌がる事は、してはいけませんよ」
凛「もう、何言ってるの」
凛「人が嫌がることをしちゃいけないなんて、当たり前でしょ」
凛「逆に、自分がされて嬉しいと思う事を相手にするべきじゃない?」
未央・卯月「確かに」
武内P「待ってください!」
武内P「良い事を言っているようで、とても恐ろしい事を言っています!」
卯月「も、もう、未央ちゃん! その言い方じゃ、失礼ですよ!」
武内P「い、いえ……お気になさらず」
武内P「ですが、その……相手が嫌がる事は、してはいけませんよ」
凛「もう、何言ってるの」
凛「人が嫌がることをしちゃいけないなんて、当たり前でしょ」
凛「逆に、自分がされて嬉しいと思う事を相手にするべきじゃない?」
未央・卯月「確かに」
武内P「待ってください!」
武内P「良い事を言っているようで、とても恐ろしい事を言っています!」
未央「ほほう! つまり、しぶりんは束縛されても良いって事?」
凛「良いとは言わないけど……まあ、悪くないかな」
卯月「でも……束縛しないよう、気をつけないといけませんね!」
武内P「……そう、ですね」
凛「もう、何言ってるの」
凛「相手が、束縛されても構わないって人なら、良いんじゃない?」
凛「……まあ、私は束縛なんてしないと思う」
凛「私、サバサバしてるし」
武内P「……」
武内P「はい、そうですね」
おわり
凛「良いとは言わないけど……まあ、悪くないかな」
卯月「でも……束縛しないよう、気をつけないといけませんね!」
武内P「……そう、ですね」
凛「もう、何言ってるの」
凛「相手が、束縛されても構わないって人なら、良いんじゃない?」
凛「……まあ、私は束縛なんてしないと思う」
凛「私、サバサバしてるし」
武内P「……」
武内P「はい、そうですね」
おわり
たしかに首輪と鎖は自重したからな
このしぶりんはサバサバ系で合ってる
このしぶりんはサバサバ系で合ってる
トレーナー4姉妹と親しげに話す武内Pを見たアイドル達をください
誰も居ないと思ってガッツリチンポジ直してるところを誰かに見られた武内Pはどんな反応するんやろなあ
>>906
四姉妹の末っ子と話してて、姉どもが嫉妬する話もいい
四姉妹の末っ子と話してて、姉どもが嫉妬する話もいい
慶(ルキトレ)「はい……確認して貰えますか?」
慶「その、私が作ってみた……んですけど」
武内P「……成る程、わかりました」
武内P「確認させていただきます」
慶「おっ、お願いします!」
武内P「……」
ペラッ……ペラッ……
慶「……!」ドキドキ!
慶「その、私が作ってみた……んですけど」
武内P「……成る程、わかりました」
武内P「確認させていただきます」
慶「おっ、お願いします!」
武内P「……」
ペラッ……ペラッ……
慶「……!」ドキドキ!
武内P「……こちらのメニューは、全て御自分で?」
慶「そう、ですね……姉に相談しながら作りました」ドキドキ!
武内P「……成る程」
ペラッ……ペラッ……
慶「ど、どうでしょうか?」ドキドキ!
武内P「そう、ですね……問題は、無いと思います」
ペラッ……ペラッ……
慶「ほっ、本当ですか!?」パアッ!
武内P「ただ……一つだけ、気になる点が」
慶「っ!」ドキッ!
慶「そう、ですね……姉に相談しながら作りました」ドキドキ!
武内P「……成る程」
ペラッ……ペラッ……
慶「ど、どうでしょうか?」ドキドキ!
武内P「そう、ですね……問題は、無いと思います」
ペラッ……ペラッ……
慶「ほっ、本当ですか!?」パアッ!
武内P「ただ……一つだけ、気になる点が」
慶「っ!」ドキッ!
慶「なっ、何が……気になったんでしょうか!?」
武内P「あ、いえ……問題という訳では、無いのですが」
慶「問題じゃ無いけど……気になった……?」
武内P「はい」
武内P「――確かに、こちらのメニューは良く出来ています」
武内P「ですが、勿体無い、と……そう、思う点が」
慶「も、勿体無い? 時間の使い方とか、でしょうか?」
武内P「貴女の――貴女自身の、個性です」
慶「私の……個性……?」
武内P「あ、いえ……問題という訳では、無いのですが」
慶「問題じゃ無いけど……気になった……?」
武内P「はい」
武内P「――確かに、こちらのメニューは良く出来ています」
武内P「ですが、勿体無い、と……そう、思う点が」
慶「も、勿体無い? 時間の使い方とか、でしょうか?」
武内P「貴女の――貴女自身の、個性です」
慶「私の……個性……?」
武内P「貴女は……そうですね、まだ、新人のトレーナーです」
武内P「経験も浅く、年齢も、アイドルの方達と離れていません」
慶「……」
武内P「……ですが」
武内P「貴女は、他のトレーナーの方と比べて――」
武内P「プロジェクトメンバーの方達と、距離が近いように見えます」
武内P「レッスン外での、個人的な交流等有るとも、聞いています」
慶「は……はい」
慶「未央ちゃんには……ルキちゃん、ってあだ名も貰ったり」
武内P「――他のトレーナーの方には無い部分」
武内P「アイドルの方と距離が近く、共に成長していく立場」
武内P「……そう言った点をメニューに活かす事は、可能でしょうか?」
慶「!」
武内P「経験も浅く、年齢も、アイドルの方達と離れていません」
慶「……」
武内P「……ですが」
武内P「貴女は、他のトレーナーの方と比べて――」
武内P「プロジェクトメンバーの方達と、距離が近いように見えます」
武内P「レッスン外での、個人的な交流等有るとも、聞いています」
慶「は……はい」
慶「未央ちゃんには……ルキちゃん、ってあだ名も貰ったり」
武内P「――他のトレーナーの方には無い部分」
武内P「アイドルの方と距離が近く、共に成長していく立場」
武内P「……そう言った点をメニューに活かす事は、可能でしょうか?」
慶「!」
慶「成る程……新人だから出来ない……じゃなく」
慶「新人だから出来る……を探す、って事ですね!」
慶「もっと、本人とお話して、最適なメニューを……!」
武内P「どう、でしょうか?」
慶「やります! やってみせます!」
慶「……申し訳ありません! メニュー、練り直してきます!」
武内P「了解しました」
武内P「すみません、お手数をおかけしてしまって」
慶「そんなっ、謝らないでください!」ワタワタ!
慶「全然……全然、問題ありませんから!」
慶「新人だから出来る……を探す、って事ですね!」
慶「もっと、本人とお話して、最適なメニューを……!」
武内P「どう、でしょうか?」
慶「やります! やってみせます!」
慶「……申し訳ありません! メニュー、練り直してきます!」
武内P「了解しました」
武内P「すみません、お手数をおかけしてしまって」
慶「そんなっ、謝らないでください!」ワタワタ!
慶「全然……全然、問題ありませんから!」
武内P「他のトレーナーの方も、本人と相談してメニューを決めています」
武内P「ですが、貴女は……そこから、一歩踏み出せる」
慶「はいっ!」
武内P「頑張ってください」
慶「はいっ、任せてください!」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「……」
武内P「アイドルに、興味はありませんか?」
慶「はいっ!?」
武内P「ですが、貴女は……そこから、一歩踏み出せる」
慶「はいっ!」
武内P「頑張ってください」
慶「はいっ、任せてください!」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「……」
武内P「アイドルに、興味はありませんか?」
慶「はいっ!?」
・ ・ ・
慶「――っていう事があってね!」
明(トレーナー)「……」
聖(ベテトレ)「……」
麗(マストレ)「……」
慶「言いにくい事も、友達としてなら言ってくれたりして!」
慶「今度、買い物に遊びに行く約束もして!」
明・聖・麗「……」
慶「――っていう事があってね!」
明(トレーナー)「……」
聖(ベテトレ)「……」
麗(マストレ)「……」
慶「言いにくい事も、友達としてなら言ってくれたりして!」
慶「今度、買い物に遊びに行く約束もして!」
明・聖・麗「……」
慶「プロデューサーさんもね!」
慶「――何かありましたら、いつでも来てください」
慶「なんてね! いつでも、って!」
明・聖・麗「……」
慶「怖い人かも、って思ってたけど……違って」
慶「凄く、親身に話を聞いてくれて……じゃなくて!」
慶「とにかく! すっごくね! やる気が出てね!」
明・聖・麗「……」
慶「――何かありましたら、いつでも来てください」
慶「なんてね! いつでも、って!」
明・聖・麗「……」
慶「怖い人かも、って思ってたけど……違って」
慶「凄く、親身に話を聞いてくれて……じゃなくて!」
慶「とにかく! すっごくね! やる気が出てね!」
明・聖・麗「……」
慶「なんだか……そう、キラキラ」
慶「トレーナーとして、頑張っていこう、って!」
慶「世界が、キラキラして見えるようになったの!」
明・聖・麗「……」
慶「そ、それでね……? ちょっと、聞きたいんだけど」
慶「その……プロデューサーさん、って」
慶「今、特定の……って、ごめん! なんでもない!」
明・聖・麗「……」
慶「今は、トレーナーとして……頑張らないと!」
慶「トレーナーとして、頑張っていこう、って!」
慶「世界が、キラキラして見えるようになったの!」
明・聖・麗「……」
慶「そ、それでね……? ちょっと、聞きたいんだけど」
慶「その……プロデューサーさん、って」
慶「今、特定の……って、ごめん! なんでもない!」
明・聖・麗「……」
慶「今は、トレーナーとして……頑張らないと!」
・ ・ ・
麗「第三回、トレーナー会議を始める」
聖「議題は……一回目、二回目と同じ」
明「……私の時も、こんな事してたんですか?」
麗・聖「うむ」
明「……」
麗「早速だが、対策を考えよう」
聖「明は、何かあるか?」
明「……ちなみに、前回出た対策とかは?」
麗・聖「無い」
明「……」
麗「第三回、トレーナー会議を始める」
聖「議題は……一回目、二回目と同じ」
明「……私の時も、こんな事してたんですか?」
麗・聖「うむ」
明「……」
麗「早速だが、対策を考えよう」
聖「明は、何かあるか?」
明「……ちなみに、前回出た対策とかは?」
麗・聖「無い」
明「……」
麗「全く……プロデューサー殿も困ったものだ」
聖「本当に……罪な男」
明「姉妹……四人揃って」
麗・聖・明「……」
麗「まあ、全てにおいて、私が一番隣に立つに相応しいが?」
聖「今、隣に立っていないのは、相応しくないという証明では?」
麗「あ?」
聖「お?」
麗・聖「ん?」
明「はい、ストップ! ストーップ!」
聖「本当に……罪な男」
明「姉妹……四人揃って」
麗・聖・明「……」
麗「まあ、全てにおいて、私が一番隣に立つに相応しいが?」
聖「今、隣に立っていないのは、相応しくないという証明では?」
麗「あ?」
聖「お?」
麗・聖「ん?」
明「はい、ストップ! ストーップ!」
明「今は、私達が言い争ってる場合じゃないでしょう!?」
麗「……まあ」
聖「……確かに」
麗「私達が、ここで足を引っ張り合っても……意味が無い」
聖「そうしている間に……縮めようのない距離が生まれるかもしれないし、な」
明「……」
明「スタート!」
麗・聖「ん?」
明「1・2・3・4! 5・6・7――」
麗・聖「……」
明「――冗談です」
麗「……まあ」
聖「……確かに」
麗「私達が、ここで足を引っ張り合っても……意味が無い」
聖「そうしている間に……縮めようのない距離が生まれるかもしれないし、な」
明「……」
明「スタート!」
麗・聖「ん?」
明「1・2・3・4! 5・6・7――」
麗・聖「……」
明「――冗談です」
明「ただ……慶は、まだ19歳」
明「そんなに焦る必要は、無いと思います」
麗「おい、それはどういう意味だ?」
麗「28歳の私は焦ったほうが良いと、そう言っているのか?」
明「そういう意味でなく!」
聖「むしろ、焦っていなかった方が驚きだ」
聖「なあ、明もそう思うだろう?」
明「そういう振りはやめてください!」
明「そんなに焦る必要は、無いと思います」
麗「おい、それはどういう意味だ?」
麗「28歳の私は焦ったほうが良いと、そう言っているのか?」
明「そういう意味でなく!」
聖「むしろ、焦っていなかった方が驚きだ」
聖「なあ、明もそう思うだろう?」
明「そういう振りはやめてください!」
麗「焦る必要が無かっただけだ!」
聖「なら、どうしてその歳で独り身なんだ?」
麗「フッ! 忙しさにかまけていたら、誕生日を忘れていただけだ!」
聖「ハッ! 夏だからと言って、怖い話をする必要は無いぞ?」
麗「だが、プロデューサー殿は覚えていた! 私の誕生日を!」
麗「――キュンとした!」
聖「それが、自分だけだとでも?」
麗「何?」
聖「私の誕生日も覚えていた! そして、プレゼントも!」
聖「キュン?……ハッ! キュンキュンした!」
明「あの……前までも、こんな感じで?」
麗・聖「うん」
明「……」
聖「なら、どうしてその歳で独り身なんだ?」
麗「フッ! 忙しさにかまけていたら、誕生日を忘れていただけだ!」
聖「ハッ! 夏だからと言って、怖い話をする必要は無いぞ?」
麗「だが、プロデューサー殿は覚えていた! 私の誕生日を!」
麗「――キュンとした!」
聖「それが、自分だけだとでも?」
麗「何?」
聖「私の誕生日も覚えていた! そして、プレゼントも!」
聖「キュン?……ハッ! キュンキュンした!」
明「あの……前までも、こんな感じで?」
麗・聖「うん」
明「……」
明「それと……言おうか迷ったんだけど」
麗「む? 何だ?」
聖「遠慮する必要はない」
明「今回が、第三回で……第二回が、二人で?」
麗・聖「ああ」
明「それじゃあ……第一回は?」
麗「何を言っている。そんなもの――」
麗「――お父さん、お母さんとに決まっているだろう」
明「家族会議が、第一回!?」
麗「む? 何だ?」
聖「遠慮する必要はない」
明「今回が、第三回で……第二回が、二人で?」
麗・聖「ああ」
明「それじゃあ……第一回は?」
麗「何を言っている。そんなもの――」
麗「――お父さん、お母さんとに決まっているだろう」
明「家族会議が、第一回!?」
明「会議というか、それは相談!」
聖「ちなみに……どの様な内容の話が?」
麗「そうだな……」
麗「お母さんは、どうしてお父さんと結婚しようと思ったか」
麗「お父さんは、お母さんのどんな所が好きになったのか」
麗「そこから、その時の私に、特定の相手が居るか……等」
麗「聞いていて、途中でスポーツドリンクになりたくなった」
麗「せめて、誰かの渇きを癒やして消えてなくなりたいと思った」
聖・明「……」
聖「ちなみに……どの様な内容の話が?」
麗「そうだな……」
麗「お母さんは、どうしてお父さんと結婚しようと思ったか」
麗「お父さんは、お母さんのどんな所が好きになったのか」
麗「そこから、その時の私に、特定の相手が居るか……等」
麗「聞いていて、途中でスポーツドリンクになりたくなった」
麗「せめて、誰かの渇きを癒やして消えてなくなりたいと思った」
聖・明「……」
麗「何故、私はトレーニングをマスターしてしまったのだろう」
麗「何故、私は恋愛をマスターしようとしなかったのだろう」
麗「ダンスレッスンより、恋のレッスンがしたい! 出来ない!」
麗「私だって踊りたいさ! 熱く、激しいランバダを!」
聖「ランバダ……男女ペアで踊る……」
明「かなり密着度が高い……あれですね」
麗「……すまない、取り乱した」
聖・明「……いや、大丈夫」
麗「何故、私は恋愛をマスターしようとしなかったのだろう」
麗「ダンスレッスンより、恋のレッスンがしたい! 出来ない!」
麗「私だって踊りたいさ! 熱く、激しいランバダを!」
聖「ランバダ……男女ペアで踊る……」
明「かなり密着度が高い……あれですね」
麗「……すまない、取り乱した」
聖・明「……いや、大丈夫」
麗「私の年齢でも、アイドルとして頑張っている者も居る」
麗「いや、私より年上のアイドルだっているんだ」
麗「彼女達は……私に、勇気をくれる」
麗「だから、セーフ……まだ、セーフ……よし、セーフ!」
明「とっ、とにかく!」
明「慶が私情を挟んで、仕事に支障が出ないようにしないと!」
聖「……ああ、そうだな」
聖「つまり、第二回の時に出た結論と、同じという訳だ」
明「えっ?」
聖「――良い感じになりそうになったら、邪魔をする」
明「……」
明「えっ?」
麗「いや、私より年上のアイドルだっているんだ」
麗「彼女達は……私に、勇気をくれる」
麗「だから、セーフ……まだ、セーフ……よし、セーフ!」
明「とっ、とにかく!」
明「慶が私情を挟んで、仕事に支障が出ないようにしないと!」
聖「……ああ、そうだな」
聖「つまり、第二回の時に出た結論と、同じという訳だ」
明「えっ?」
聖「――良い感じになりそうになったら、邪魔をする」
明「……」
明「えっ?」
明「ねえ……そんな事してたの?」
麗「ん? してたぞ?」
聖「ああ、してたしてた」
明「ノリが軽い!」
麗「ならば、手をこまねいて見ているのか?」
聖「慶はまだ十代、勢いは相当なものだろう」
明「……」
明「……あ――」
明「姉より優れた妹など、存在しない!」
麗「フッ……やはり、私達は姉妹だな」
聖「ああ……同盟成立、だな」
明「ええ……頑張りましょう」
麗・聖・明「笑顔で」
麗「ん? してたぞ?」
聖「ああ、してたしてた」
明「ノリが軽い!」
麗「ならば、手をこまねいて見ているのか?」
聖「慶はまだ十代、勢いは相当なものだろう」
明「……」
明「……あ――」
明「姉より優れた妹など、存在しない!」
麗「フッ……やはり、私達は姉妹だな」
聖「ああ……同盟成立、だな」
明「ええ……頑張りましょう」
麗・聖・明「笑顔で」
・ ・ ・
ちひろ「最近、皆の上達ぶりが凄いですよね」
武内P「ええ……本人達の努力もそうですが」
武内P「トレーナーの方達も、頑張ってくれているようですから」
ちひろ「はい、皆さん……とても忙しそうにしてますもんね」
武内P「……」
ちひろ「? どうかしたんですか?」
武内P「あ、いえ……その……ですね」
武内P「最近……トレーナーの方達に、避けられている気がして」
武内P「気のせいだと思うのですが……その」
武内P「誰かと話していると、必ず他の誰かが呼びに来るのです」
ちひろ「……」
ちひろ「最近、皆の上達ぶりが凄いですよね」
武内P「ええ……本人達の努力もそうですが」
武内P「トレーナーの方達も、頑張ってくれているようですから」
ちひろ「はい、皆さん……とても忙しそうにしてますもんね」
武内P「……」
ちひろ「? どうかしたんですか?」
武内P「あ、いえ……その……ですね」
武内P「最近……トレーナーの方達に、避けられている気がして」
武内P「気のせいだと思うのですが……その」
武内P「誰かと話していると、必ず他の誰かが呼びに来るのです」
ちひろ「……」
ちひろ「ま、まあ! 偶然ですよ、偶然!」
武内P「……だと、良いのですが」
ちひろ「大丈夫ですよ、プロデューサーさん!」
ちひろ(……プロデューサーさんは、知らない)
ちひろ(彼女達の、水面下での激しい戦いを)
ちひろ(トレーナーさん……青木姉妹の、足の引っ張り合いを)
ちひろ(でも……それで良いの)
ちひろ(アイドルと、プロデューサーじゃない――)
ちひろ(――立場的に、セーフな人たちが潰し合ってる)
ちひろ(それは……つまり――)
ちひろ「全部、順調ですから♪」
おわり
武内P「……だと、良いのですが」
ちひろ「大丈夫ですよ、プロデューサーさん!」
ちひろ(……プロデューサーさんは、知らない)
ちひろ(彼女達の、水面下での激しい戦いを)
ちひろ(トレーナーさん……青木姉妹の、足の引っ張り合いを)
ちひろ(でも……それで良いの)
ちひろ(アイドルと、プロデューサーじゃない――)
ちひろ(――立場的に、セーフな人たちが潰し合ってる)
ちひろ(それは……つまり――)
ちひろ「全部、順調ですから♪」
おわり
>>927
武内Pの母親でもおかしくないと言われた礼子さんのモデルの人を思い出した
武内Pの母親でもおかしくないと言われた礼子さんのモデルの人を思い出した
でも武内Pのお母さんってすごい美人だと思うんだよね。
顔とか体格はお父さん似で、姉はお母さん似で明らかに美人の扱いに慣れている
顔とか体格はお父さん似で、姉はお母さん似で明らかに美人の扱いに慣れている
プロデューサーってプロデューサー畑にプロデューサー種を植えてプロデューサー肥料とプロデューサー水を上げれば出来上がるモンじゃないのか
アイドルが畑から出るのではなく、プロデューサーというところに闇があるわな
アイドルは200人かそこらしかいないのに
Pは数十万人いる世界やしな
Pは数十万人いる世界やしな
武内Pと専務のポエムバトルを目撃した会長が上司に逆らうとは何事だと武内Pを首にしたらどうなるの?
アイドル達主導で新しいプロダクションを立ち上げるだろうな
武内Pは祭り上げられて
武内Pは祭り上げられて
716(チー・ひ・ろ)プロダクション爆誕
数年後に346はアイドル業界からの撤退に追い込まれます
数年後に346はアイドル業界からの撤退に追い込まれます
「……」
ダンスレッスン終了後の、クールダウンストレッチ。
これをしておくだけで、疲れが残りにくいんだよねー。
カリスマJKアイドルは、ヘバってる暇なんて無いし。
いつだって、チョー最高の笑顔で、ファンの声援に応えなきゃ★
「……」
だけど……そのアタシの妹――莉嘉の様子が、最近ちょっと変。
前までは、ストレッチをしながらもギャーギャー言ってて、
トレーナーさんに怒られたりしてたんだケド、ね。
でも、ちょっと前からそんな事は無くなって……今も、黙ってストレッチをしてる。
「……」
理由は……まあ、わかってる。
莉嘉が、346プロダクションに所属して、最初に参加した企画。
シンデレラプロジェクトの解散時期……が、告げられたから。
「……」
シンデレラプロジェクトは――『女の子の輝く夢を叶えるためのプロジェクト』……。
メンバーの皆は、その目的の……ううん、それ以上の輝きを見せるまでに成長した。
うかうかしてたら、今度は、アタシがバックダンサーに……って、それは無いか。
後輩達に簡単に追い抜かされる程、アタシはゆっくり歩くつもりは無いしね★
「……」
解散時期を聞いて帰ってきた日の莉嘉は――まるで、あっけらかんとしてた。
きらりちゃんから、解散の時期については、前もって聞いてたんだよね。
それで、聞いて帰ったその日は落ち込んでるかもしれないから、見てやって、ってさ。
きらりちゃんの、ああいう所はアタシも見習わないと……じゃなくて!
「……」
とにかく!
莉嘉が、何を考えてるかがわかんない!
前までは、顔を見ればすぐに何を考えてるかわかってたのに、サッパリ!
何か……思いつめてなきゃ良いんだケド。
「……」
……うん。
ウジウジ考えてるなんて、アタシらしくない!
「莉嘉ー? 帰り、どっか寄って帰らない?」
そう言ったアタシに、莉嘉のヤツってば、
「えっ? デート?」
なんて返してきて……ホント、誰に似たんだろ。
・ ・ ・
「へっへー! お姉ちゃんのナゲット、一個もーらいっ☆」
莉嘉はそう言うと、アタシの返事を聞く前に、
ひょいと手を伸ばしてナゲットを口に放り込んだ。
ニコニコと、満面の笑みを浮かべる莉嘉。
その表情のどこにも、暗い感情は感じられない。
「太るよー?」
「成長期だからダイジョーブ! だから、もう一個食べてもぉ――」
「ダーメ。アタシの分が無くなっちゃうでしょ」
「太るよー?」
「確かに。これ以上胸が大きくなったら、モデルの仕事が減っちゃうカモ」
「あっ! じゃあ、その時はアタシがモデルの仕事変わってあげる!☆」
話してても、全然フツー。
むしろ、前よりも元気が良いくらい。
「――ねえ、莉嘉」
声のトーンを変えて、言う。
それで、莉嘉も察したのか、
「――うん……何? お姉ちゃん」
と、さっきまでとは違う――アイドルの顔になった。
今までアタシが見てきた……アタシを見てきた、莉嘉じゃない。
それにちょっと驚いて、シェイクを一口だけ飲む。
そして、トレーにカップを置いて、
「シンデレラプロジェクトの解散まで、もう三ヶ月を切ったよね」
本題を切り出した――
「あっ、なーんだ! その話?」
――んだ、ケド……えっ!? 軽くない!?
「もーっ! 急に真面目モードになるから、何の話かと思ったじゃん!」
莉嘉は、そう言いながら、「もーらいっ☆」と、アタシのナゲットの二個目を頬張った。
それを咎めるには、呆気にとられすぎていて、タイミングを逃がす。
「お姉ちゃん?」
言葉を失うアタシを見て、莉嘉は視線を彷徨わせ、
「はいっ、お返し! ポテトだけど……あーんっ☆」
自分のトレーの上のポテトを一本つまみ、食べさせようとしてきた。
「へっへー! お姉ちゃんのナゲット、一個もーらいっ☆」
莉嘉はそう言うと、アタシの返事を聞く前に、
ひょいと手を伸ばしてナゲットを口に放り込んだ。
ニコニコと、満面の笑みを浮かべる莉嘉。
その表情のどこにも、暗い感情は感じられない。
「太るよー?」
「成長期だからダイジョーブ! だから、もう一個食べてもぉ――」
「ダーメ。アタシの分が無くなっちゃうでしょ」
「太るよー?」
「確かに。これ以上胸が大きくなったら、モデルの仕事が減っちゃうカモ」
「あっ! じゃあ、その時はアタシがモデルの仕事変わってあげる!☆」
話してても、全然フツー。
むしろ、前よりも元気が良いくらい。
「――ねえ、莉嘉」
声のトーンを変えて、言う。
それで、莉嘉も察したのか、
「――うん……何? お姉ちゃん」
と、さっきまでとは違う――アイドルの顔になった。
今までアタシが見てきた……アタシを見てきた、莉嘉じゃない。
それにちょっと驚いて、シェイクを一口だけ飲む。
そして、トレーにカップを置いて、
「シンデレラプロジェクトの解散まで、もう三ヶ月を切ったよね」
本題を切り出した――
「あっ、なーんだ! その話?」
――んだ、ケド……えっ!? 軽くない!?
「もーっ! 急に真面目モードになるから、何の話かと思ったじゃん!」
莉嘉は、そう言いながら、「もーらいっ☆」と、アタシのナゲットの二個目を頬張った。
それを咎めるには、呆気にとられすぎていて、タイミングを逃がす。
「お姉ちゃん?」
言葉を失うアタシを見て、莉嘉は視線を彷徨わせ、
「はいっ、お返し! ポテトだけど……あーんっ☆」
自分のトレーの上のポテトを一本つまみ、食べさせようとしてきた。
「ちょちょちょ……ちょっとタンマ!」
そう言って、ポテトから逃げるように、体を引く。
慌てるアタシを不思議そうに見つめながら、
莉嘉は、行き場を失ったポテトをパクリと口に咥えた。
「お姉ちゃん、どうしたの? なんか変だよ?」
その上、アタシを心配するような事まで、言ってくる。
「莉嘉、アンタ……プロジェクトの解散に関して、どう思ってるの?」
自然と、口調が強くなる。
だって、莉嘉はシンデレラプロジェクトを本当に大切にしてる様に見えたし、実際にそうだったと思う。
家でも、プロジェクト内での出来事を楽しそうに……本当に、楽しそうに語ってた。
それなのに……この反応は、何なんだろう。
「へっ?」
わかんない。
アタシ、莉嘉が何考えてるか……わかんないよ。
「チョー寂しいよ」
莉嘉は、そう言って、シェイクを飲んだ。
「……でも、もう決まっちゃってるんだもん」
そして、ほんの一瞬だけ、悲しげな表情を見せ、
「――だったら、カッコカワイク! パーッと、最後まで楽しみたいじゃん☆」
そんな悲しみを吹き飛ばす程の、笑顔を浮かべた。
顔の横のピースサインが、驚く程キマってる。
「カッコイイじゃん、莉嘉」
アタシが心配する必要なんて、どこにも無かった。
莉嘉は、アタシが思ってる以上に、成長してた。
それに気付かなかったのがちょっぴり悔しくて……でも、それ以上に嬉しい。
ああ……ヤバい、テンションアガってきた。
「トーゼン!」
アタシの妹は、
「アタシは、カリスマJCアイドル、城ヶ崎莉嘉だからね☆」
サイコーだ!
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