元スレレッド「人見知りを克服しなくては…」
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201 = 200 :
ピンポーン
レッド「ん…誰だろ?」
ガチャ
レッド「あ…君この前の…」
リーフ「どうも…」
レッド「どうしたの?」
リーフ「あなたにお話ししたいことがありまして」
レッド「…?」
リーフ「お時間よろしいですか?」
レッド「うん…いいけど…」
202 = 200 :
レッド「まあ入りなよ」
リーフ「!」
リーフ「い、いいんですか?」
レッド「ん」
レッド「ここで話してもいいけど、なんか長そうだから」
リーフ「……」
リーフ「わかりました…」
リーフ「お邪魔します…」
203 = 200 :
リーフ「……」きょろきょろ
リーフ「……」きょろきょろ
リーフ「……」きょろきょろ
レッド「……」
レッド「そんなにうち気になる?」
リーフ「…少し」
レッド「なんだか前に会ったときとだいぶ違うね」
リーフ「あの時は演技をしていたので…」
204 = 200 :
リーフ「あなたこそ、かなりの人見知りだと聞きましたけど」
レッド「うん、そうだよ」
レッド「でもなんでだろうね、君には普通に話せる」
リーフ「……」
レッド「昨日ナツメから君のこといろいろ聞いたよ」
レッド「ナツメに何かされなかった?」
リーフ「いえ…特には…」
レッド「そう?よかった」
レッド「ナツメはたまにやりすぎちゃうことあるからね」
205 = 200 :
レッド「さて、と…俺に話したいことってなに?」
リーフ「……」
リーフ「レッドさん、あなたはいい人ですか?」
レッド「え?いい人…?」
リーフ「慎重に答えてください」
リーフ「このあともいくつか質問しますが、全てよく考えてくださいね」
リーフ「質問の答えがあなたの人生を左右しますから」
レッド「ちょ、ちょっ…どういうこと?俺の人生を左右するって、急だね」
リーフ「そのままですよ」
206 = 200 :
レッド「うーん…どうしようかな…」
リーフ「やっぱりそういうことを言われると悩みますか?」
レッド「うん、答えるかどうか悩んじゃうね」
リーフ「なんでですか?」
レッド「だってさ、君だったら突然正体のわからない子にこんな質問されたら答える?」
レッド「しかも俺の人生がかかってるんでしょ」
レッド「慎重に答えてって言われたからさ、簡単に答えられないよ」
リーフ「…なるほど、それもそうですね」
207 = 200 :
レッド「先に質問したのは君だけど、俺の質問に答えてくれたら君の質問に答えるよ」
リーフ「わかりました、いいですよ」
リーフ(いいよね?)
セレビィ(うん、いいよ)
セレビィ(でも一つだけとかにしときな、いっぱい聞かれても困るでしょ)
リーフ「一つだけ、なんでもお答えします」
レッド「一つ?」
リーフ「はい、私もいろいろ秘密がありますので、ごめんなさい」
レッド「…わかった」
レッド「ただし正直にお願いね」
リーフ「……」こくっ
208 = 200 :
レッド「一つだけか…どうしようかな…」
レッド「じゃあ君の目的は何?どうして俺の人生を左右するなんて言えるの?」
リーフ「ふたつじゃないですか」
レッド「あ、ばれた?」
リーフ「当たり前です」
リーフ「はぁ…いいですよ」
リーフ「その二つの答えは関連してますから、両方答えますよ」
レッド「いいの?ありがとう」
リーフ「私の目的は過去の改変、そして私にはそれができるから」
リーフ「私がそれをすれば、あなたの全てが大きく変わります」
209 = 200 :
レッド「……」
リーフ「さて、私からの質問ですけど」
レッド「いや、待ってよ」
レッド「過去の改変?それができる?」
レッド「意味がわかんない、ちゃんと説明してよ」
リーフ「説明してと言われてもこれ以上は私もよくわかんなくて…」
レッド「……」
リーフ「……」
レッド「そっか、わかった」
レッド「じゃあ質問に答えるよ」
210 = 200 :
レッド「えっと、俺がいい人か…だったよね?」
レッド「うーんそうだなー…」
レッド「いい人ではないかな」
レッド「でも悪い人でもないよ」
リーフ「普通の人って言いたいんですか?」
レッド「うん、そうだね」
リーフ「……」
リーフ「わかりました」
リーフ「では次の質問…」
211 = 200 :
数時間後
ナツメ「ただいま~」
ナツメ「……」
ナツメ「あれ?レッドいないの?」
リーフ「聞いているのですか!」
リーフ「あなたの命がかかっているんですよ、もっと真面目にしてください!」
レッド「あ…なつめ…きょうははやかったね~…」
ナツメ「いるじゃない、何してるの?」
ナツメ「あら、あなた…」
リーフ「あ…おじゃましてます…」
212 = 200 :
レッド「もうつかれたよ~」
リーフ「まだです、あと50個あるんですから」
レッド「50!?」
レッド「そんなに無理だよ、せめてちょっと休ませて」
リーフ「…わかりました」
ナツメ「レッドがこんなに疲れてるなんて、何時間やってたの?」
レッド「んー…わかんない」
リーフ「あなたたちにとっても私にとっても重要なことなんです」
リーフ「これでも短くしている方なんですよ」
213 = 200 :
レッド「おなかすいた~…」
ナツメ「じゃあもうご飯作っちゃうね」
ナツメ「よかったらあなたも食べる?」
リーフ「え…い、いいんですか…?」
ナツメ「ええ、もちろんよ」
リーフ「ありがとうございます…」
ナツメ「じゃあちょっと待っててね」
リーフ「……」
リーフ「あの…私にも手伝わせてください」
ナツメ「私一人で大丈夫よ、リラックスしてて」
リーフ「お願いします、私もやりたいんです!」
ナツメ「そ、そう?じゃあお願いしようかな」
214 = 200 :
リーフ「……」トントントントン
ナツメ「あら、上手ね」
リーフ「!」
リーフ「ありがとうございます」
ナツメ「よく料理はするの?」
リーフ「いえ、あまり…」
リーフ「こうやってお手伝いする程度ですね」
リーフ「~♪」
215 = 200 :
リーフ「あの、ナツメさん」
ナツメ「なに?」
リーフ「ナツメさんはレッドさんのどういうところが好きで結婚したんですか?」
ナツメ「結婚っ!?」
ナツメ「い、いやいや…わ、私たちその…結婚とかまだだから」
リーフ「あれ?まだなんですか?」
リーフ「ふむ…この時点ではまだなのか…」
リーフ「じゃあどういうところが好きってのはどうなんですか?」
ナツメ「……」
ナツメ「わ、私のことを誰よりも理解してくれることかな…//」
216 = 200 :
リーフ「理解…ですか」
ナツメ「うん、あとはずっと一緒にいたいなって思えるとこかな」
リーフ「……」
リーフ「そうですか…」
ナツメ「ってなんで私はそんなこと…」
ナツメ「まあ言っちゃったから仕方ないけど…」
リーフ「一緒にいたいんですか…」
ナツメ「そ、そうよ」
リーフ「いつまでですか?」
ナツメ「それはもちろん、おじいちゃんとおばあちゃんになって…」
ナツメ「…ってだからなんでこんなこと言わないといけないの」
217 = 200 :
ナツメ「ほんとに不思議な子ね…」
ナツメ「なんでこんなこと言っちゃうんだろ」
ナツメ「もしかして何かした?」
リーフ「い、いいえ、何もしてないです」
ナツメ「そうよね…されたらわかるし…」
リーフ「は、はは…」
ナツメ「レッドのことで参考になったかしら?」
リーフ「はい、そうですね」
ナツメ「何をするかは知らないけど、レッドにひどいことしないでね」
リーフ「……」
218 :
――――――――――――
レッド「……」もぐもぐ
レッド「ん?」
リーフ「……」じーっ
レッド「ど、どうした?」
リーフ「あの、それ私が作ったんですけど…」
リーフ「ど、どうですかね…?」
レッド「ああ、おいしいよ」
リーフ「!」ぱぁぁ
リーフ「ほんとですか!やったぁ!」
リーフ「あ…」
219 = 218 :
ナツメ「ふふっ」
レッド「君もそういう顔するんだね」
リーフ「やっ…その…はい」
レッド「笑った方が可愛いよ」
ナツメ「そうそう」
リーフ「……///」
レッド「昔のナツメみたいで」
リーフ「に、似ているんですか?」
レッド「うん、目とか雰囲気がそっくり」
220 = 218 :
リーフ「昔のナツメさんはどういう人だったのですか?」
ナツメ「つまらない子だったよ」
レッド「そんなことないよ」
レッド「いつも笑ってて、すごくやさしかったよ」
ナツメ「それは…あなたの前だけよ…」
ナツメ「あなたと出会う前は本当に笑った記憶なんてないもの」
ナツメ「エリカに聞いたらよくわかるわ、幼稚園から一緒だもの」
リーフ「そんな小さなころから知り合いなのですか」
ナツメ「うん、私と仲良くしてくれたのはあの子ぐらいだったの…」
221 = 218 :
ナツメ「エリカのことは知ってるんだ」
リーフ「はい、元タマムシジムのジムリーダーですよね」
ナツメ「元?」
リーフ「あっ…えっと…」
リーフ(しまった…今はまだ元じゃないのか)
リーフ「もうジムリーダーなんですよね」
ナツメ「もう?エリカは私よりも前にジムリーダーやってるんだけど」
ナツメ「どうしたの急に?」
リーフ「き…聞かなかったことにしてください」
222 = 218 :
レッド「君のいる未来じゃエリカはジムリーダーじゃないってことだよね」
リーフ「ん…はい」
ナツメ「未来?ねえどういうこと?」
レッド「俺に話したことだからナツメにも言っていいよね」
リーフ「ん…いいですよ」
レッド「この子は未来で嫌なことがあったから、過去を変えるためにここに来たんだって」
リーフ「私は何も嫌なことなんてありません」
レッド「え?じゃあなんで?」
リーフ「私にはこのままでよくても、みんなにはこっちの方がいいんじゃないか…と思って」
223 = 218 :
ナツメ「そのみんなってのは私やレッドも入ってるの?」
リーフ「はい」
ナツメ「なんでみんなのためにこんなことするの?」
ナツメ「過去を変えるなんてこと気軽にやるようなことじゃないでしょ」
リーフ「はい、何度もやれるようなことじゃないですし、簡単にできることでもないです」
リーフ「でも年に数回ですけどパパとママ…他の人もいますが、とても悲しい顔をするんです」
リーフ「あまりパパたちのああいう顔は見たくないんです…」
224 = 218 :
レッド「もし過去が変わったら君はどうなるの?」
レッド「無関係じゃないんでしょ?」
リーフ「そうですね…もし変わったらこんな風に…」つー
リーフ「!」
リーフ「あ、あれ…?おかしいな…なんで涙が…」
リーフ「何も悲しくないのに…」
リーフ「ごめんなさい、私変ですよね」
リーフ「ほんとに…なんでかな…」
225 = 218 :
―――――――――
ナツメ「落ち着いた?」
リーフ「はい…ごめんなさい」
ナツメ「いいのよ、気にしなくて」
ナツメ「それより、あなたいつもどこに泊まってるの?」
リーフ「え?ポケモンセンターですけど…」
ナツメ「よかったらうちに泊まらない?」
リーフ「い、いいんですか!?」
ナツメ「うん、さっきのあなたの涙を見たらなんだかわからないけど、こうした方がいいと思って」
226 = 218 :
リーフ「あの…お願いがあるんですけど、いいですか?」
ナツメ「なに?」
リーフ「お…お二人と一緒に寝たいです…」
ナツメ「えっ?」
リーフ「だ、だめ…ですか…?」
ナツメ「え…えっと…なんでそんなこと?」
リーフ「最後のチャンスかな…と思って」
ナツメ「最後?何が?」
リーフ「…私のちょっとした夢の…です」
227 :
レッド「あれ?これどういうこと?」
ナツメ「ま、いいじゃない、こういうのも」
レッド「別にいいけど…なんで?」
ナツメ「この子が3人で寝たいんだって」
レッド「ふーん…変わってるね…」
リーフ「お願いしますレッドさん」
レッド「うん、だから別にいいよ」
228 = 227 :
―――――――――――
レッド「ぐー…ぐー…」
ナツメ「すやすや…」
リーフ「……」ぱちっ
リーフ「……」
リーフ「二人とももうぐっすり寝てる…」
リーフ「……」
リーフ「なんだろう、この気持ち…」
リーフ「上手く言葉にはできないけど、パパたちといるときとは違う…」
リーフ「でもうれしいし…すごく落ち着く…」
リーフ「二人が生きていたらいつもこんな気持ちだったのかな…」
229 = 227 :
朝
ナツメ「……」
ナツメ「…んっ」
ナツメ「んんーっ…はぁ、もう朝か」むくっ
ナツメ「!」
ナツメ「えっ!ど、どうしたの!?」
リーフ「あ…いや…いろいろ考えてたら涙が止まらなくて…」
ナツメ「まさかずっと起きてたの?目が真っ赤だけど…」
リーフ「はい…」
230 = 227 :
ナツメ「とりあえずこっち来て」
ナツメ「サーナイト、癒しの波動」
ポンッ
ナツメ「どう?少しはマシになった?」
リーフ「はい、ありがとうございます…」
ナツメ「疲れはとれてると思うけど、眠気とかは変化ないから寝てた方がいいわ」
リーフ「今から寝ちゃうといつ起きるかわからないですから」
ナツメ「そう?無理はしないでね」
リーフ「はい」
231 = 227 :
レッド「ふわぁ…わぁ…」
レッド「おはよー」
リーフ「おはようございます」
ナツメ「あれ、今日は早いのね」
ナツメ「もっとゆっくりしてていいのに」
レッド「なんだかめがさめちゃってー」
ナツメ「声は全然起きてないけどね」
232 = 227 :
リーフ「……」
リーフ「……」ぐっ
リーフ「レッドさん!」
レッド「んー?」
リーフ「これ、飲んでください」
レッド「なにこれ?」
リーフ「それがあなたたちの未来を変えてくれます」
リーフ「必ず…お願いします」
233 :
セレビィ「呼ばれてとびでてジャジャジャジャーン」
リーフ「えっ!?呼んでないけど…」
セレビィ「そうだよ、勝手に出てきたもん」
ナツメ「うわ…これってセレビィ…」
セレビィ「エレスコレクート!」
リーフ「ちょっと何で出てきたの」
セレビィ「だってもう帰るんでしょ」
リーフ「う、うん…そうだけど」
234 = 233 :
セレビィ「それと最終確認だよ」
セレビィ「ほんとのほんとにこれでいいんだね?」
リーフ「うん」
セレビィ「未来が変わっても混乱しない?」
リーフ「うん」
セレビィ「やり残したことはない?」
セレビィ「あれ渡しちゃったからもう時間がないよ」
リーフ「そうなんだ…こんな急とは…」
セレビィ「渡したことで未来は変わり始めたからね」
セレビィ「飲んでも飲まなくても何かしらの変化が起こってる」
セレビィ「そうなると、もう君は元の時間に戻らないと消えちゃうことだってあるんだ」
リーフ「わかった、じゃあ戻らないとね」
235 = 233 :
リーフ「あ、そうだ」
リーフ「レッドさん、ナツメさん急でごめんなさい」
リーフ「あなたたちは変な子が来たと思ったかもしれませんが、私はすごく楽しかったです」
リーフ「……」
リーフ「未来で待ってますから…」
リーフ「13年後…いや、1年後会いましょう」
シュンッ
236 = 233 :
13年後
ジリリリリリ
リーフ「ん…」
リーフ「うるさい…っ」ガチャッ
リーフ「ん…」
リーフ「すー…すー…」
リーフ「!」がばっ
リーフ「な、なんで私寝て…ってかここどこ?」
リーフ「……」きょろきょろ
リーフ「ほんとにどこ?」
237 = 233 :
リーフ「そうだ!私過去を変えて…」
リーフ「思い出した…」
リーフ「じゃあここは元の世界…」
リーフ「ふぅ~…落ち着くのよ…」
リーフ「私の名前はオーキド・リーフ、12歳…」
リーフ「あっ過去が変わると私オーキドじゃないんじゃ…」
リーフ「過去が変わったのならここは…」
ガチャッ
女の子「お姉ちゃん!いつまで寝てるの!ごはん冷めちゃうよ!」
ばたんっ
リーフ「……」
リーフ「へ…?」
238 = 233 :
リーフ「お、おはよー…ございます…」
女の子「やっと起きてきた」
女の子「ほんといつまで寝れば気が済むんだか」
リーフ「い…いやぁ…」
リーフ「昨日ちょっと夜更かししちゃったから…かな?」
女の子「はぁ…お姉ちゃんは将来有望なんだからもっと体大事にしないと、早く寝なきゃだめでしょ」
リーフ「……」
リーフ(妹にそんなこと言われるとは…)
女の子「パパとママからも言ってあげてよ」
リーフ「!」
リーフ「……」
リーフ「おはよう、お父さん、お母さん」
239 = 233 :
現在
レッド「なんだったんだろうね…」
ナツメ「うん…」
ナツメ「で、何をもらったの?」
レッド「うーん…飲むって言ってたし、何かの薬かな?」
セレビィ「ふふふ、わたしが教えてあげようか?」
ナツメ「!…さっきのセレビィ」
レッド「未来に行ったんじゃ…」
セレビィ「うん、行ったよ」
セレビィ「でもわたしは自由に何度でも未来過去を行き来できるからね」
セレビィ「シンオウ地方のわたしの友達も同じようなことができるけど、彼の場合やるたびに平行世界を作っちゃうからね」
セレビィ「わたしはそんなことにならないから気軽でいいでしょ」
240 = 233 :
セレビィ「っとわたしのことはどうでもいいや」
セレビィ「とりあえずそれ飲みなよ」
セレビィ「それだけであの子の願いも叶うし、君たちにとっても悪いことじゃないからさ」
セレビィ「そのあとにいろいろ教えてあげる」
セレビィ「まあ聞きたかったらって場合だけど」
ナツメ「……」ちらっ
レッド「うん飲むよ、あの子を信用する」
241 :
ディアルガは平行世界になっちゃうのか
242 :
そこそこ面白い
243 :
レッド「……」
レッド「……」ごくっ
レッド「……」
レッド「!」
レッド「ぐあっ…うぐ…」
ナツメ「レッド!?」
レッド「ま…まずい…」
ナツメ「え?」
セレビィ「当然だよ、薬がおいしいわけないじゃん」
セレビィ「しかもかなり強い薬だからね」
セレビィ「薬が苦いのは何年たっても変わらないんだよね」
244 = 243 :
セレビィ「でもよかったね、これで君の体から病原体が消えて」
レッド「俺なんかの病気だったの?」
セレビィ「そうだよ、それが原因で君しんじゃうんだから」
ナツメ「えっ!」
セレビィ「そのあとに君もショックすぎてしぬ」
ナツメ「ショックすぎて!?」
セレビィ「うん」
ナツメ「でも本当にそうなったらたしかに…」
245 = 243 :
レッド「そういえばあの子は誰だったの?」
セレビィ「あの子?ああ、リ…おっと名前は言っちゃだめだね」
セレビィ「あの子は君たちの子どもだよ」
セレビィ「で、えっと…どこまで話したっけ?」
ナツメ「ま、待って!君たちのって…レッドと私の…?」
セレビィ「他に誰がいるっての」
セレビィ「それでね、君のショックってのは正確に言うと」
ナツメ「え?もう終わり?いやいや待って待って、いろいろあるんだけど…」
246 = 243 :
セレビィ「なにさ、もう~」
ナツメ「ごめん、めちゃくちゃ気になって…」
セレビィ「うーん?どこ?」
ナツメ「その…まず、あの子グリーンのことをパパって言ってたけど、それは?」
セレビィ「グリーンが父親だからだよ」
セレビィ「はい次」
ナツメ「そんな簡単な…」
ナツメ「じゃあ…」
セレビィ「あーやっぱ一つ一つ答えるのは面倒だなー」
セレビィ「よし、答えも全部その中にあるだろうから、修正される前にあったことを全部言ってあげる」
247 = 243 :
セレビィ「えっとねー、うんとねー…」
セレビィ「あれ?なんだったっけ?」
レッド「おいおい…」
セレビィ「ああ、思い出した」
セレビィ「もうありえない世界線だからちょっと忘れかけてた、でもたぶん大丈夫」
セレビィ「えーまず、レッドが発病するけど心配かけたくないとかなんとかで病院にすら行かないんだよ」
セレビィ「症状も軽いし、すぐ治るとかそんなこと考えてたんじゃないかな」
セレビィ「その1、2か月後ぐらいに妊娠がわかって、されに1か月後ぐらいにレッドが倒れちゃうんだよ」
セレビィ「でもレッドの病気はこの時代には未知のもの」
セレビィ「薬だってあの子がさらに50年先から持ってきたものだし」
セレビィ「医者もどうにもできずそのまましんじゃう」
248 = 243 :
セレビィ「これで一番ショックなのはナツメだよね」
セレビィ「精神的にすごくやられちゃってたけど友人たちの支えや」
セレビィ「友人たちの支えや…」
セレビィ「友人たちの…」
セレビィ「……」
セレビィ「なんかレッドと約束してたからそれを守るためになんやかんやがんばったんだよ」
セレビィ「その後無事出産はしたんだけどもう精神的にも肉体的にもダメだったんだろうね」
セレビィ「翌日にナツメもなくなっちゃうんだ」
249 = 243 :
セレビィ「とりあえずあの子はレッドのおばあちゃんが育てることになったんだよ」
レッド「母親じゃないかな…」
セレビィ「そう、母親だ」
セレビィ「でも半年後にけがで入院しちゃうの」
セレビィ「その間、えっとあの人、博士の…」
レッド「ナナミ姉ちゃん?」
セレビィ「そうそう、その人」
セレビィ「その人が預かったんだけど、博士っていろんな地方に飛び回って忙しいらしくてさ」
セレビィ「ちゃんと面倒が見れないからって弟夫婦のところに行ったんだ」
250 = 243 :
セレビィ「……」
セレビィ「えっと…」
セレビィ「まあなんやかんやあって、あの子は2歳になる前にグリーンとエリカの3番目の子どもとして育てられることになったんだ」
レッド「なんやかんや多いな…」
ナツメ「忘れちゃったんでしょ」
セレビィ「Exactly そのとおりだよ」
ナツメ「そういうところをはっきりと言われても」
セレビィ「でもだいたいはわかったんじゃない?」
ナツメ「う、うん…」
ナツメ「他にもちょっとあったけど、どうせ忘れてそうだし…」
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