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    元スレぐだ男「おうち帰る」 マシュ「は?」

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    301 = 1 :

    休憩します!

    302 = 1 :

    ホテル

    エリザ「帰ってきたわよー!」キラキラキラ

    デオン「うざったいほど上機嫌」

    茨木「余程いいことがあったのであろうよ」

    ジャック「頭痛は?」

    エリザ「かつてないほど酷いから、後でホテルにいる一般人を食べるわね!」

    ぐだ「やめてくれ……」

    デオン「安心してくれマスター。せめて私たちの旅行が終わるまでは死体が発見されないように頑張る」

    ジャック「プロに任せて!」

    茨木「最悪の場合は残飯処理をする覚悟はできておるぞ!」

    ぐだ「そんな妙なところでやる気を出すなよ!」ガビーンッ!

    ぐだ「……で。最後は……残っているのは一人だけか」

    デオン「……マスター。アイツは」



    マシュBB「はいはーい! 呼びましたかー!」キラリーンッ

    デオン「……」ゲンナリ

    茨木「どこから生えおった」

    マシュBB「えへっ」

    303 = 1 :

    ぐだ「なあ。BB。お前本当にマシュと一緒に来るつもりなのか?」

    マシュBB「ええ。マシュさんにもキチンと許可は取りましたし?」

    ぐだ「お前ちょっと強引すぎるからマシュが遠慮してんだよ。なあ?」

    マシュ「……いえ。色々相談した結果、です。BBさんにも来ていただきます」

    ぐだ「そうか?」

    デオン「マシュ。本当にそれでいいんだな?」

    マシュ「……デオンさん」

    マシュ「私には、いたずら心が足りないそうです」

    デオン「……なるほどな」

    ぐだ「ん? 今の一言で何が伝わったんだ?」

    デオン「なら私はもう何も言わないが……」

    デオン「せめて取り返しの付かない行為だけは自分自身の手でやるんだ。他人の手に任せるな」

    マシュ「……できる限り頑張ります」

    茨木「あーあー。良い良い。デオンの言い方はちょっと過保護すぎるのだ」

    茨木「結局、納得できれば何でもよい。人任せであろうとな?」

    デオン「茨木ッ!」

    ぐだ「……何を言い争ってるんだ?」ハテ

    ジャック「マシュの教育方針の対立」

    304 = 1 :

    茨木「悪意と積極性が足りないという点においては吾も同意見だしな……」

    デオン「マシュには元々必要のないものだろう」

    茨木「いや? 万人にとって必要なものだぞ? 大体汝はなぁ……」

    エリザ「ねーねー。私がマスターとどんなことをしたのか聞かないのー?」

    ジャック「別に聞かなくってもわかるよー」



    アーダコーダ


    マシュBB「……じゃ、今のうちに行きましょうか。センパイ?」ニヤァ

    ぐだ「慣れないなぁ。BBの笑い方するマシュ」

    マシュBB「私の笑い方ってそこまで特徴的です?」

    ぐだ「マシュがやるにしては邪悪すぎる」

    マシュBB「うーん。なんか段々死にたくなってきた」

    305 = 1 :

    デオン「……む? しまった! あの二人、いや三人もう行ってしまったぞ!」

    茨木「無駄話に興じ過ぎたか。まあよい。まだ充分間に合う」

    エリザ「え? 何? マシュに関しては私たちもガッツリ干渉する系?」

    エリザ「後で馬に蹴られても仕方ないわよー?」

    ジャック「馬に蹴られた程度で死ぬような体してないくせに」

    デオン「じゃあさっさと自室に戻って各自準備を整えた後で尾行を開始――」


    パァンッ!

    キャー!


    覆面「このホテルは我々が乗っ取ったァ! お前らは全員人質だ!」

    覆面2「我々の要求はこのホテルに『たまたま』泊まっていた政治家の身柄である!」

    覆面3「げへへへぇ! 大人しくしていれば全員無事で済むぜ! だが『今日一日』は絶対に俺たちと一緒だがなぁ!」

    デオン「」

    エリザ「」

    茨木「」

    ジャック「……」

    ジャック「このタイミング、偶然だと思う?」

    デオン「ははは。そんなわけないだろう?」ビキビキ

    茨木「やられたな。アイツ、とことん吾らを足止めするつもりのようだ」ギリィッ

    エリザ「頭痛が酷くなってきたわ」ズキズキ

    覆面4「んっ!? おい貴様ら、何をしている! さっさと腹ばいになって――」


    バキィッ


    デオン「ちょっと黙ってろ!」

    覆面4「ひでぶ」

    エリザ「……ちょうどいいわね。一人ずつ一人ずつ……まとめて料理してあげるわ」

    ジャック「BBの差し金……だという自覚はないとしても、生かす価値ないしね」ゴゴゴゴゴ

    茨木「本当の略奪というものを見せてやろうか」ゴキゴキッ

    覆面1「え、えーっ!?」ガビーンッ!



    その日の内に事件は解決した。
    が、時間がかかり過ぎたため、四人がマシュとBBに干渉することはついぞ叶わなかった。

    306 = 1 :

    休憩します!

    307 = 1 :

    ネロ祭……ナイチンゲール女史の育成は順調だが……それ以外が壊滅的っ……!

    まだ二十箱もボックス開けてない……!

    遅延、圧倒的遅延っ……! 書くのはもうちょっと後……!

    308 :



    ボックスの方がうますぎてメダル後回しになりつつ

    309 :

    乙です
    20箱だとガチャ礼装ガン積みならメダルは集めきれてるのか…?
    要らないのは捨てるにせよ、時間がないぞー

    310 :

    BB(んふふー。地道な情報操作の賜物ですねー。あの四人は今日一日ダイハードですよ)

    マシュ(なんてことを……後であの四人にリンチされていても庇いきれませんよ?)

    BB(ウッソでしょ、庇う気ですか? 死にたいんですか?)ガーン!

    マシュ(死ぬような目に遭うとわかっていてこんな愚策用意したんですか?)ガーン!

    BB(……これ以上話し合っても見解の相違で殴り合うだけですね)

    BB(というわけで)

    マシュ(というわけで?)

    BB(センパイと! ベタベタします! 無意味に!)

    マシュ(どういうわけでッ!?)ガビーンッ!



    マシュBB「センパーイ! 手、繋いでください! 手!」

    ぐだ「お前やることなすこと突拍子もないな」

    マシュBB「いいじゃないですか、ほら! エスコートですよエスコート!」

    ぐだ「はいはい」ギュッ

    マシュBB「できれば恋人繋ぎでお願いします!」

    マシュBB「いや絶対恋人繋ぎでお願いします!」

    ぐだ「……何を企んでる?」

    マシュBB「疑心暗鬼はよくないと思うんです。私がいつも何かを企んでいると思ったら大間違いですよ!」

    ぐだ(胡散臭ぇー。アラフィフのおっさんより胡散臭いよ)

    311 = 1 :

    マシュ(ちょっ……BBさん! 肉体の主導権をこっちによこしてください! 恥ずかしいです!)

    BB(あっはっはー! 別にいいじゃないですか! 感覚は全部、どちらの人格にも共有させてるんですから)

    BB(ああっ、しゅごいいい……センパイの体温と、私たちの体温が恋人繋ぎから段々混ざり合って……)ハァハァ

    マシュ(無駄にエロく言わないでください!)

    BB(……でも嬉しいんでしょう?)

    マシュ(はい!)

    マシュ(……ああ、いや……えーと……)

    マシュ(ああーーー! もーーー!)ジタバタ



    ぐだ「お前顔真っ赤だぞ。大丈夫か?」

    マシュBB「……私は大丈夫です。私は」

    ぐだ「マシュは大丈夫じゃないんだな……」

    マシュBB「なんか無駄に汗ばんできたので、向こうについたら冷たい麦茶とか欲しいです」

    ぐだ「わかった」

    312 = 1 :

    マシュBB「……正直、手を繋いだ程度で尻尾フリフリするワンコな後輩の方が思考回路エロいと思うんですよね」

    ぐだ「お前それマシュに聞こえるように言ってる?」

    マシュBB「……えへっ」キャルーンッ

    ぐだ「BBのそういう都合の悪い質問をされたときに雑に誤魔化すところを俺は一番信用していない」

    マシュBB「さ、流石にマスターですね……デオンさんも似たようなこと言ってましたよ……!」

    マシュBB「でもそれは置いといて! ねえ! 多分私よりもマシュさんの方がエロいって点には賛成でしょう!?」

    ぐだ「追い詰められたときに仲間を巻き込んでメガンテするクセも修正しろ。すぐにだ」

    マシュBB「ずるいー! こっちの非を指摘するだけ指摘して全然答えになってないー!」

    マシュ(聞きたくもないので別にいいですッ!)

    313 = 1 :

    マシュ(しかし……恋人繋ぎしているというのに、お二人ともまったくいつも通りですね)

    BB(まあ再三、マスターと私は関係を調整しましたからね。仲間である以上の関係はないって、お互いに位置づけたりして)

    マシュ(……わざわざそんなことを……)

    BB(私は私で好きな人いますしねぇ)

    マシュ(……こうは思ってはいけないのでしょうが、それでもこうやって気安く触れ合える関係はちょっと羨ましいです)

    BB(ほう。なるほど)

    BB(そんな無神経な言葉を吐いちゃう悪い子にはおしおきしてくれましょう)

    マシュ(えっ)



    マシュBB「うりゃっ」ギュウ

    ぐだ「痛っ! なんで急に握力強くしてんだよ!」

    マシュBB「急に! 急にマスターの手を握り潰したくなって! 急に!」

    ぐだ「お前本当に自由だなぁ! こ、この……大人しくやられてたまるか!」ギュウ

    マシュBB「フハハハハハハー! サーヴァントの力は不活性だとは言え、デミサーヴァントに勝てるものかー!」ギュウウ!

    ぐだ「負けるわけにはいかないんだよーーー!」ギュウウウ!

    マシュBB「ぐうおおおおおおあああああ!」ギュウウウウ!

    ぐだ「うおおおおおおおおおおおおお!」ギュウウウウウ!

    マシュ「……せ、先輩……痛い、です……!」カタカタ

    ぐだ「うおおおおおおお……?」

    ぐだ「……」

    ぐだ「……ゑ?」

    マシュ「うう……」フルフル

    ぐだ「……」

    ぐだ「BB! 貴様ァーーーッ!」ガビーンッ!

    314 = 1 :

    BB(はいバトンタッチー。後はよろしこー。また後で来ますねー)

    マシュ(BBさんーーーっ!?)ガビーンッ!

    マシュ(……)

    マシュ(……い、いえ。大丈夫です。BBさんにできて私にできない道理はありません)

    マシュ(そう。この程度……先輩と手を繋ぐ程度、どうとでも!)



    マシュ「あ、あの……先輩。見ての通り、BBさんから一方的に肉体の主導権を返されましたので……」

    マシュ「ひ、引き続きエスコートをお願いしますね?」ニコォ

    ぐだ「……」

    マシュ「先輩?」

    ぐだ「うおっ? お、おおん……んん……」アタフタ

    マシュ「……」

    マシュ「なんでっ! BBさんのときは普通で! 私のときだけテンパってるんですかッ!」ガビーンッ!

    ぐだ「い、いや。だってさっきまでは相手がBBだったし……BBだぞ?」

    ぐだ「多少ぞんざいに扱ったところで普段の言動と行動からしてもお釣りがくる、あのBBだぞ?」

    ぐだ「で、でもお前……マシュの場合はさ……大事にしないといけないじゃないか……」カァァ

    マシュ(やめてーーー! お願い、さっきみたいに飄々としててくださいよ先輩ーーー!)

    マシュ(なんかこっちまで死ぬほど恥ずかしくなってきちゃいますからーーー!)カァァ

    315 = 1 :

    ぐだ「そ、その……手、ごめんな。大丈夫か?」スッ……

    ガシィッ

    マシュ「手! 離そうとしたら! 許しませんからねッ!」

    ぐだ「えっ」

    マシュ「じゃないとカルデアに帰り次第、先輩とBBさんはデキてるって根も葉もない噂をバラ撒いてやります!」

    ぐだ「ええっ!?」ガビーンッ!

    マシュ「なので絶対に私の手を! 離さないでください! 絶対にッ!」



    BB(プスー。クスクスクス。必死ー!)プギャー!

    マシュ(黙っていてください!)

    BB(噂をバラ撒くとか、そんなのできないくせにー。技術とか以前に良心的にー!)クスクスクス

    マシュ(ああーーーッ!)プンスカ!

    316 = 1 :

    休憩します!

    317 = 1 :

    カルデア

    BB(やっぱり気になるんですよねー。体をマシュさんに任せた後はポップコーンとコーラを持って巌窟王さんの鑑賞会です)

    イシュタル「ん? あ。BBじゃない」

    BB「あ。配布の方のイシュタルさん」

    イシュタル「遅かったわね。もう裁判は終わっちゃったわよ」

    BB「は?」

    ナーサリー「ぐすっ……まさかこの事件にあんな裏があったなんて驚きだったのだわ」エグエグ

    BB「ナーサリーさんまでっ!?」ガビーンッ!

    ナーサリー「まさかアンジーを襲ったのが●●●(ネタバレ防止のため伏字)で」

    イシュタル「しかも襲われている最中にアンジーは●●●を守るために●●を●●●かったなんて」グスン

    ナーサリー「裁判終盤の最原の覚悟ももう素晴らしかったのだわ! ●●●を●●ためにあえて自分で●●●を●●て――」

    BB「ぎゃあああああああああああッ!」ガビビーンッ!


    なんかいつの間にか巌窟王のモニターがカルデア中で流行ってた。
    そしてBBの本体は致命的なネタバレを食らい、少し寝た。その後、ネタバレを食らったことを思い出し、泣いた

    318 = 1 :

    マシュ「……」

    マシュ「なんか先ほどからBBさんの元気がありません」

    ぐだ「本体の方に何かあったのかもな。打たれ弱いから殴っていいのは殴られたときだけだ」

    ぐだ「そら。家。ついたぞ」

    マシュ「……ん……」

    ぐだ「……」

    二人(どのタイミングで手を離せばいいのかわからない……!)

    ぐだ(まさか家の中に入るまで、か……そんなバカな……鍵を取り出せないな……)

    ぐだ(いや、鍵が入ってるポケットは空いてる方の手の側だ。問題はない)

    ぐだ(問題があるとしたら恥ずかしいこと!)

    マシュ(勢い任せで手を繋ぐべきじゃなかったのかもしれません……!)

    マシュ(な、なんかもう、緊張からか唇がカサカサに……!)

    マシュ(リップが欲しいです、凄く!)

    319 = 1 :

    二人(扉の前まで手を繋いで来ちゃったよ)

    ぐだ(……)

    ぐだ(いや。もう考えるのをやめよう。相手はマシュだ! 俺の相棒のマシュなんだ!)

    ぐだ(手を繋ぐ程度ならなんでもない!)

    ぐだ「よーし、マシュ。それじゃあこのまま家に入るぞ!」

    マシュ「はい! マシュ・キリエライト、吶喊します!」

    ぐだ「いいか。俺が鍵を開けた後、一、二の三で中に入り一発かますぞ」

    ぐだ「ただいまー! とな!」

    マシュ「完璧な作戦です! やはり私のマスターは世界一のマスターですね!」

    ぐだ「鍵は開けた。行くぞ。一、二の三!」


    ガチャアアアンッ!


    二人「ただいまーーー!」

    部屋「」ガラーンッ

    ぐだ「誰もいねぇーーーッ!」ガビーンッ!

    BB(ちょっと意識を取り戻したら、なんですかこのノリ)

    マシュ(勢いで誤魔化さないとやってられなくって……!)

    320 = 1 :

    やっと手を離した

    置手紙「」ポツン

    ぐだ「……置手紙がテーブルの上にある」

    ぐだ「どらどら」

    ぐだ「……」

    ぐだ「……」汗ブワッ

    マシュBB「どうしたんですか?」

    ぐだ「え、あ、あの……」

    ぐだ「今日、両親、帰ってこん」

    マシュBB「へえ」

    ぐだ「なんか実家帰るって……」

    マシュBB「急ですね。昨日のこともありますし、明らかに気を使われてます」

    ぐだ(もうコイツ、監視について隠すつもり毛頭ないな)

    マシュBB「……」カァァ

    マシュBB「……あっつ! この部屋暑くないですか!?」

    ぐだ「……BB。多分だが……言いづらいんだけどさ」

    ぐだ「マシュの心拍数が上がってるだけだ」

    マシュBB「むっつりエロ娘」

    マシュ「不名誉なこと言わないでくださいッ!」ガァッ

    ぐだ(スイッチもう頻繁に切り替わるようになってるなー)

    321 = 1 :

    ぐだ「ひとまず休むか。何か飲み物出すよ。テレビのリモコン渡すから適当にくつろいでくれ」

    マシュBB「はいはーい。ぬるいジュースはお断りですよー」

    ぐだ「厚かましいヤツめ」スタスタ

    マシュBB「さてと。この時間だとニュース以外何もやってないと思うけど」ピッ


    テレビ『ご覧ください! 現在、ホテルはテロリストにより占拠されております!』

    テレビ『しかしホテルの中ではテロリスト側に何らかのトラブルが起こっている様子です!』

    テレビ『ここから見えるのはホテルのロビーだけですが、そこら中に大量の血や脂肪由来の油がぶちまけられており――』


    ピッ


    マシュBB「センパーイ! 後で何か映画借りてきましょうよー! 何もやってなくてつまらないですー!」

    ぐだ「後でなー」

    マシュ(……まあ、先輩には見せられないですけど……)

    BB(休日ですもの。休んでいてもらわないと、ね?)

    322 = 1 :

    エリザ「さあ。言いなさい。あなたたちが時限爆弾を仕掛けたってのはもう割れてるの。どこに仕掛けたの?」

    グチャバリッ!


    覆面1「……ひ、ぎ、い……」ガタガタ

    茨木「あー。ダメだぞエリザ。舌が縦に真っ二つに裂けておるではないか。拷問しても喋らせようがない」

    ジャック「ていうか何をしたらこんな愉快なことになるの?」

    エリザ「口の中に包丁を突っ込んでアッパーしただけだけど……?」キョトン

    デオン「キョトンとするな。だけって言うほど小さいことでもないぞ」

    エリザ「えー。いいじゃない。どうせホテルからは誰も逃げられないように陣地作成で閉じ込めてるんだから」

    エリザ「使い物にならないヤツは趣味で拷問して、それ以外は普通に拷問すればいいのよ!」キラキラキラ!

    ジャック「趣味って言っちゃったよ」

    デオン「今更だからどうとも思わないけどな」

    茨木「白百合の騎士は真っ黒だなぁ?」

    デオン「ん。こっちのヤツは比較的口が無事じゃないか。こっちを使おう」グイッ

    茨木「それもう主要な内臓くらいしか残ってないように見えるが」

    デオン「いや? 死んだふりしているだけだ。意識もハッキリしてる。ほら、白目の辺りを触るとわかりやすい」

    ペタッ

    覆面2「いぎっ……」

    デオン「な?」

    茨木「な? じゃないが」

    エリザ「しょうがないわねー。趣味じゃない拷問に切り替えるとしましょうか」

    覆面2「ひ、い……殺して……殺して……!」ガタガタ

    デオン「何を勘違いしているんだ?」

    ジャック「あなたたちに生かす価値がないのは確かだけど、殺すつもりも毛頭ないよ?」

    茨木「安心しろ! 全員生きてここを出られるぞ!」キラキラキラ

    エリザ「じゃあ尻に玩具を入れるわよー! せーのっ!」

    覆面2「あ、ぎ、が……!」ガタガタ

    覆面2「ぎゃああああああああああッ!?」


    最終的な死亡者はゼロだった。めでたしめでたし

    323 = 1 :

    休憩します!

    324 = 1 :

    マシュ(……あの四人が今どういうことをしているのか、わかりませんか?)

    BB(私にはわかります。元気にやっているようですね。マスターの理念に従って、誰一人として殺さずに事態を収める気のようです)

    マシュ(よかった。それなら大事には至らなそうです)

    ※既に至っています

    ぐだ「冷えた麦茶を持ってきたぞー」

    マシュBB「あ。ありがとうございまーす!」

    マシュBB「いやぁー。ずっと体が熱かったから、やっとコレでクールダウンでき」

    マシュBB「ぶへぁーーーッ!」ブーーーッ!

    ぐだ「ぷふっ……! めんつゆだ」プルプル

    マシュBB「げっふ……ごほっごほっ……せ、センパイぃぃぃ!」

    ぐだ「これで監視の件はチャラにしてやる。助けられたのは事実だが、無許可はダメだ。無許可は」ニヤニヤ

    マシュBB「よくもだましたアアアアア! だましてくれたなアアアア!」ガシィッ

    ぐだ「ぐえええええ! やめろ! 首を締め上げるな!」ジタバタ

    マシュ(本当に仲がいいですね……)

    325 :

    めでたし……?

    326 = 1 :

    仕切り直し

    マシュBB「ふーん、だ!」

    ぐだ「そう怒るなって。これで色々チャラにしてやったんだからさ」

    マシュBB「それはそれ! これはこれです!」

    マシュBB「私は人間をいじくるのは大好きですが、人間に弄られるのは大嫌いなんですよ!」

    ぐだ「クズヤロー」

    マシュBB「……自覚はありますが、もうちょっと歯に衣着せるとか……」

    ぐだ「俺は出来る限りお前のことを庇ってやるが、いつか庇いきれないほどのリンチ受けるぞ?」

    マシュ(その忠告、もうちょっと早ければ……)

    BB(覚悟の上です!)

    マシュ(潔い!)ガビーンッ!

    ぐだ「で。何か映画借りたいんだっけか? 近くにレンタルビデオ屋があるからそこに……」

    ぐだ「……」

    ぐだ「……やっちまった。有効期限が切れてるに決まってるじゃないか」

    マシュBB「ん。ああ……そっか。何年かぶりの帰郷ですものね」

    ぐだ「……うちに何本か映画のディスクあるから、それでなんとか暇を潰そう」

    マシュBB「あーあ。センパイとデートできる口実ができたと思ったのになー」ニコニコ

    ぐだ「心にもないことをノータイムで口から垂れ流す技術は大したものだと思うよ」

    マシュBB「流石にちょっとも動揺させられないと思うと女としての自信失くしちゃうんですけどー!」プンスカ!

    327 = 1 :

    マシュBB「……あ。そうだ。じゃあこうしましょう」

    ぐだ「あ? またロクでもないことをマシュに吹き込む気か?」

    ぐだ「流石にそうそう何度も俺は引っかからな――」

    マシュ「……先輩とデートできる口実が、できたと思ったのですが……」カァァ

    ぐだ「」

    マシュ「……」

    マシュ「だからっ! なんでっ! 私のときだけ本気で狼狽えるんですかッ!」

    ぐだ「お前が慣れないこと言うからだろ……!」

    ぐだ「あー……あーあーあー……!」

    ぐだ「……映画取ってくる!」

    マシュ「あ、先輩……!」

    ぐだ「……」

    ぐだ「マシュが望むのならどこにだって連れて行くよ」

    マシュ「……」

    ぐだ「えーとファミリー向けのヤツは……」

    マシュ「……」

    BB(どこにでもって、なんです? ピンク色の城みたいな休憩所的なところでも?)クスクスクス

    マシュ(もーーー!)プンスカ!

    328 = 1 :

    BB(今更なんですが、やっぱり私がいなくってもマシュさんってどうとでもできるのでは?)

    BB(ていうかむしろ私が邪魔ですよね?)

    マシュ(……わかってるくせに、そんなことを言うんですね)

    BB(ふふっ。グレートデビルもちょっとは天使的なこと言いますよ)

    BB(今ここでチャンスをあげましょうか? あなたが消えろと言えば綺麗さっぱり、私の人格データを消去してあげますよ)

    マシュ(それは……)

    BB(こうやって選択肢を投げかけておいた方が、後悔は大きくできそうですしね)

    マシュ(……私があなたを切り離せないってことを計算に入れた発言ですね)

    マシュ(凄まじく卑劣です)

    BB(あなたに一番必要なものですよ)

    マシュ(欠けていることは認めますが必要だとは思いません)

    マシュ(……でも私は……)

    BB(すりーとぅーわん、どばーーーんっ! タイムアーーーップ!)

    マシュ(早いですよ! 確かに消えろなんて言うつもりなかったですけど!)ガビーンッ!

    BB(ふふふ……私に任せておいてください……!)

    マシュ(……不安です)

    BB(誰だってそうですよ。初めてはいつだって)

    BB(……私に身を委ねていれば、人生で一番幸せな夜になります)

    BB(安心なんてできなくってもね)

    マシュ(……)

    BB(さあ。マシュさんは陥落しましたよ。あとはあなたが堕ちればすべてカタがつきます)

    BB(楽しみにしてくださいよ。セ、ン、パ、イ)

    329 :

    最初から見てたけど、デオンは常識人ポジじゃなかったのか…生前にもこのような仕事はしたことあるんだろうなあ

    330 = 1 :

    数時間後

    マシュBB「ううっ……えぐっ……ロボとーちゃん最高すぎるでしょ……!」エグエグ

    ぐだ「……」ドンビキ

    マシュBB「え。なんです? なんで引いてるんですか?」

    ぐだ「いや、すまない。お前にまだ映画で泣く、みたいな普通の女の子の感性が残ってることにビックリして」

    マシュBB「いくら何でも失礼すぎやしません!?」ガビーンッ!

    ぐだ「だから悪かったって……なんか詫びに作るからさ」

    マシュBB「おや。もうそんな時間……外も暗いですね、確かに」

    ぐだ「時間がかかるから、なんなら風呂入ってきてもいいぞー」

    マシュ「……」ギクリ

    BB(……ふむ。この段階で仕掛けると食事と被ります。惜しいですが、まだです。まだ)

    マシュ(了解……)

    マシュBB「ふふっ! それじゃあお湯お先にいただきまーす!」

    ぐだ「おーう」

    331 = 1 :

    マシュBB「ふー……いいお湯でした!」ツヤツヤ

    ぐだ「……」

    ぐだ「よかった。お前のことだからスケスケのネグリジェでも持ってきてるんじゃないかと心配してたんだが」

    ぐだ「普通のパジャマだ……普通の……!」

    マシュBB「普通で悪かったですね?」

    ぐだ「いや、いい。とてもいい。お前が普通のことをしているってだけで泣くほど感動する」

    ぐだ「ほら。今日はハンバーグだ。ジャックのために何回も試行錯誤したから、俺の作れるヤツの中では一番の自信作だぞ?」

    マシュBB「わあ!」

    マシュ(実際、マスターの作るハンバーグは美味しいですよ)

    BB(……へえ。そんな特技が……)

    BB(ま、どうせエミヤさんには負けるんでしょうけどね)

    マシュ(あれと比較するのはいくら何でも残酷すぎますが……)

    マシュ(これはこれで美味しいんです。先輩にしか出せない味ですから)

    マシュBB「じゃあ遠慮なく……!」

    ぐだ「おう。盛り付けたらすぐに食っていいぞ。ちょっとしたデザートも用意してる」

    ぐだ「コンビニスイーツだけど」

    BB(彼氏力高ァ)

    マシュ(……BBさん?)

    BB(いや、取らないですけどね?)

    332 = 1 :

    数十分後

    マシュBB「……ふはー……美味しかったー!」

    ぐだ「ん。そうか。そりゃよかった」

    ぐだ「……マシュはどうだったよ。感覚は共有してるんだろ?」

    マシュ「あ、は、はい! とても! いつも通り美味しかったです!」

    ぐだ「よかった」

    ぐだ「んじゃあ食器をカタしてくるから。布団はまだ後でいいだろ?」

    マシュBB「んー。すぐに寝っ転がりたいですー」

    ぐだ「ソファにでも転がってろ。牛になりたきゃな」

    マシュBB「あーい」ステステ

    ぐだ「……」

    ぐだ(やっと……やっと平和を手に入れた!)

    ぐだ(茨木には噛まれ、デオンには両親を酒で潰され、ジャックと逃避行し、エリザとToLoveるダークネスした昨日までとは違う!)

    ぐだ(今度こそ! 今度こそ俺は平穏無事な日常を取り戻したぞ!)

    ぐだ(BBがいるのが不安だが、マシュがいれば滅多なことは起こらないだろう!)

    ぐだ(マシュがいれば!)




    BB(って、思ってるんでしょうねぇ……)

    BB(……今の内ですね。ふふふ)

    マシュ(……はい)

    BB(BBちゃんによるマジカルメイクアーーーップ!)キラリーンッ!

    333 = 1 :

    ぐだ「おーっし。食器もカタしたし、次は布団でも敷くかー」

    ぐだ「寝るかどうかは置いといて、そろそろ寝っ転がれる場所くらいは欲しくなるころだろうし……」

    ぐだ「ん」


    ゴソゴソ


    ぐだ「寝室から何か音が……」

    ぐだ「ああ、そっか。監視してたんだもんな。布団の場所くらいは知ってるに決まってる」

    ぐだ「……前までは全員、俺と一緒に寝ることを注文してたけど……今日は相手がマシュだしな」

    ぐだ「流石に今日は別室で寝るか、さもなくばソファで寝るかだな」

    マシュ「せ、せんぱーい……ちょっと来てくれませんかー?」

    ぐだ「お? どうしたマシュ。ファブリーズが欲しいんならすぐに持ってくるけど」ガチャリッ

    ベビードール着用マシュ「……あ、あの……」



    ぐだ「」

    ぐだ「」

    ぐだ「……!?!?」

    マシュBB「感想はどうしたんですか? セーンパァーイ?」ニヤニヤ

    ぐだ「BBィーーーッ!」ズガァァァァンッ!

    334 = 1 :

    ぐだ(うっ……この匂いは……!)

    マシュBB「あーっはっはっはっは! 迂闊に部屋に来てしまったあなたが悪いんですよ!」

    マシュBB「そう! この部屋に充満しているのは媚薬効果のあるお香です!」

    マシュBB「キアラさんプロデュースなので効果には保証付き! 抗える人間など誰一人として」

    ぐだ「いや俺は大丈夫だけど」

    マシュBB「えっ」

    ぐだ「防毒の加護があるし……」

    マシュBB「あっ」

    マシュBB「……いけない。強力にしすぎた。前のジャックさんの睡眠薬とは違って完全に毒にカウントされちゃいましたね」

    マシュ(詰め甘すぎです!)

    マシュBB「でもまあ、ははっ! こんなものは最初からダメ押しに過ぎないですしね!」

    マシュBB「本番はこれからですよ、セーンパーイ!」

    ぐだ「おい。おい。何のつもりだ。マシュはどうした?」

    マシュ「ええっと……一応、無理やりってわけじゃないんですけど」

    ぐだ「な、なにィ……?」

    BB(おや。私が強要してこんなことをしていると思っていた。信用がないですねー……)

    マシュ(まあ実際この状況見たら……)

    BB(あ、違うか。私に信用がないんじゃなくって、マシュさんが信用されすぎなんですね)

    マシュ(……)

    335 = 1 :

    マシュBB「……ねえセンパーイ。このベビードールってぇー、肩紐の部分をちょっとズラすとー」

    マシュBB「簡単に下に下がっちゃうんですよー?」スルッ

    ぐだ「何ィーーー!?」ガビーンッ!


    ダッ


    ぐだ「や、やらせんぞ! マシュのためにもそんなことはさせたりしない!」ガシィッ

    マシュBB「ははっ! 退室せずに私の方に来る……と、思いましたよ! 計算通りです!」

    マシュBB「その勇者的思考回路がアダになる!」

    ぐだ「えっ?」

    マシュ「せ、先輩……!」グイッ

    ぐだ「うわっ」グラッ


    バターンッ


    BB(さあ……溺れる夜の始まりです)

    BB(ちょっとずつちょっとずつ。確実に。マスターの理性を終わらせてあげます)

    336 = 1 :

    続きは明日の夕方!

    337 :

    生殺しぃ…

    339 :

    録画した遊戯王見終わるまで待ってくだちい。

    340 = 1 :

    虚構殺人遊戯 才囚学園

    巌窟王「……」

    最原「……アンジーさん。まだ眠ってるね。いつ起きるのかな」

    巌窟王「そうそう遠くはあるまい。モノクマの処置は、悔しいが適確だったからな」

    巌窟王「無駄にサイボーグ化などはされていないことは東条も確認している」

    最原「それがこの学園ではありえそうだから怖いんだよね……」

    巌窟王「……」

    巌窟王「最原。一つ聞かせろ」

    最原「なに?」





    巌窟王「どの時点で気付いた? 今回の犯人を俺が殺す気だと」

    最原「……」

    341 = 1 :

    最原「疑似学級裁判の序盤」

    巌窟王「そんなに最初か」

    最原「一番最初に『あれっ』て思ったのは、普段はそんなことは滅多にしない巌窟王さんがヒントを与えるようなことを言ったとき」

    最原「前回、前々回の学級裁判だと『自分自身でも本当にわからないこと』を純粋な興味で暴いた結果、議論が発展した、みたいなパターンだったから」

    巌窟王「それだけか?」

    最原「まだあるよ。これが一番の理由かな」

    最原「犯人がアンジーさんの口の中に酒瓶を突っ込み、ヒルの許容限界を超えた血液を吸い出させた……」

    最原「このトリック、よくよく考えると被害者がアンジーさんってところに致命的な穴がある」

    最原「サーヴァントの巌窟王さんならまず最初に気付いたはずだ」

    巌窟王「……」

    最原「……令呪で呼べたはずなんだよ。だって、酒で溺死させないために、アンジーさんの意識はハッキリしてたはずなんだから」

    最原「荒縄で雁字搦めにされていようと関係ないんだ」

    342 = 1 :

    巌窟王「……見事、と言ったところか。あのシャーロック・ホームズがお前のことを知ったら頭を撫でたがるだろうな」

    最原(たまに巌窟王さんって変な冗談言うな……)

    巌窟王「俺が気付いていたはず、というところまで推理の中に入っていたな」

    最原「じゃないと犯人を殺そうと思うくらい怒らないと思って」

    巌窟王「……アイツは我がマスターの理念を踏みにじった」

    巌窟王「やり方こそは歪んでいたかもしれないが、意志自体は間違っていない。それにも関わらずな」

    巌窟王「しかも『アンジーは巌窟王を呼ばない』という点を考慮に入れて凶行に及んだのだ」

    巌窟王「これで犯人に怒らなければ、何が復讐者か」

    最原「最後の令呪。これを失ったら今度こそ巌窟王さんは生き返れない。だから……」

    巌窟王「……犯人も、アンジーも大馬鹿者だ」

    343 = 1 :

    巌窟王「アンジーが死ねば、どうせこの空間での現界の維持はできなくなる。どっちにしても消えるというのに」

    最原「消える前に他のマスターと契約すれば消えない、みたいなこと言ってたけど」

    巌窟王「……」

    最原「……まあ僕たちにはいらない知識、だよね」

    アンジー「ん……!」

    巌窟王「む」

    最原「アンジーさんっ!」

    アンジー「う、う、うう……!」ガタガタ

    巌窟王「……もう容態は安定したはずだが」

    最原「違う。これは体じゃなくって心の方の問題だ……!」

    最原「凄くうなされてる!」

    アンジー「か、神様……!」ガタガタ

    巌窟王「アンジー! 俺はここにいるぞ!」

    アンジー「……ルチャの……女神様……」

    巌窟王「……」




    巌窟王「は?」

    アンジー「ルチャの神様が愉快な腰つきで無理やり迫ってくるよおおおお……!」エグエグ

    巌窟王「」

    最原「ど、どんな夢かはまったくわからないけど、ありえないほどうなされてる!」ガビーンッ!

    344 = 1 :

    某ルチャの女神『オーレッ! あなたもマスターたるもの、強くなくっちゃいけませーん!』

    某ルチャの女神『その心意気、覚悟。資格は充分です! 我が加護を受けて超高校級のルチャドーラとして覚醒するのデース!』

    アンジー「いやだああああ……いやだよおおおお……! 他の神様信仰したくないよおおお……!」ガタガタ

    アンジー「もう高さ足りてるよおおおお……!」エグエグ

    巌窟王「」

    最原「アンジーさん! しっかりして! アンジーさーーーん!」

    巌窟王「……」ズーン

    最原「巌窟王さん! 頭抱えてないで誰か呼んできて……巌窟王さん! 巌窟王さーーーんっ!」



    その後、アンジーがあと十回『ルチャの女神様いやだ』とうわごとを繰り返したあたりで彼女は目を覚ました。
    ついでに何故かケツァルコアトルの加護を手に入れていたが、本気でいらなかったので捨てた。


    巌窟王は身内の不祥事を心の底からアンジーに謝ったようだ。めでたしめでたし

    345 = 1 :

    夕ご飯食べてから本編します。

    綺麗なチケットだろ……? 使えないんだぜ? まだ

    346 = 1 :

    ぐだ男家

    ぐだ(前回までのあらすじ)

    ぐだ(ベビードールを着たマシュに組み敷かれた)

    ぐだ(もう何がなんだかわからない)

    ぐだ「……」

    ぐだ「もう知らん。寝る」スヤァ

    マシュBB「はいビンター!」パシィンッ

    ぐだ「痛ェ」

    マシュBB「据え膳食わぬは男の恥という言葉を思い出してください!」

    ぐだ「お前が出してる据え膳はタバスコ入りなんだよ! 食えるかッ!」

    マシュ「そ、そこまで……イヤですか……?」

    ぐだ「あ、いや、マシュのことは全然……」

    ぐだ「ああもう紛らわしい!」

    マシュBB「とか言いながら、今日はずっと、どっちの人格が出ているかは百発百中で当ててるんですよ」

    マシュBB「愛の成せる業ですね! そんなに私のことが好きなんですか?」

    マシュ「……そ、そうなんですか? 先輩はBBさんに叶わぬ恋を?」

    ぐだ「うおーーー! もうシームレスに人格が切り替わってるーーー!」ガビーンッ!

    347 = 1 :

    ぐだ「BBの笑顔はBBの笑顔でわかりやすいんだよ!」

    ぐだ「マシュはマシュでなんか声が優しくて安心する! だけだ! それだけ!」

    ぐだ「ってことで、離してくれませんかね。ピタリ賞的なアレで……」

    マシュ「ダメです」

    マシュBB「当然ダメです」

    マシュ「絶対にダメです」

    ぐだ「ち、ちくしょう……! 俺に一体何をする気だ……?」

    マシュBB「ぶっちゃけこのまま私たちに食べられちゃってください!」

    ぐだ「食べ物が不足してたんなら後で買ってくるから……」

    マシュ「いいえ。残念ですが性的な意味で、です」

    ぐだ「……」

    マシュ「ごめんなさい……」

    ぐだ「謝るくらいなら言わなきゃよかったのにさぁ……!」

    348 :

    ケツァルコアトルの加護か
    7章の悪性以外ノーダメのやつかな?

    349 = 1 :

    ぐだ「……」

    ぐだ「BB! お前! マシュになんか吹き込んだろ!」

    マシュBB「何を根拠に?」

    ぐだ「いくら何でも行動が突飛すぎる!」

    マシュBB「うーん……まあ確かに吹き込んだっちゃ吹き込みましたが」

    マシュBB「突飛ではないですよ。伏線はいくらでもありました」

    ぐだ「え。そうだっけ?」

    マシュBB「時間は大体去年の年末、冠位時空神殿ソロモン攻略戦に遡ります」

    ぐだ(お前そんときいなかっただろ)

    マシュBB「私はそのときいなかったですけどね!(泣)」

    ぐだ「泣くな鬱陶しい!」

    350 = 1 :

    マシュBB「人理焼却式ゲーティアとの対戦。マシュさんの脱落。ドクター・ロマンの決死の宝具」

    マシュBB「まあなんやかんやあったものの、人理焼却は阻止され、世界は御覧の通り元通りとなりました!」

    マシュBB「その際、死んだと思われていたマシュさんも何故か蘇生しており……」

    マシュBB「あなたたちはどこまでも続く蒼天の下、その偉業と勝利の美酒を噛み締めたのです」

    マシュBB「……」

    マシュBB「で? だから何?」

    ぐだ「は? いや、だから何って……それで終わりだろ?」

    ぐだ「いや、亜種特異点の発生はまだ止まってないけど、おおよそそれで全部終了したはずだ」

    マシュBB「これで? いやいや……終わってないですよ。一つ重大な忘れ物をしていたはずです!」

    マシュBB「なんかもう、さらっと流されちゃってマシュさん自身も気付くの遅れてたんですけどね!」

    ぐだ「あー……?」


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