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    元スレ提督「女になれる薬……だと?」

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    351 = 1 :

    大淀「提督、もう休まれるのですか?……といっても今の体だとちょうどいいのかも知れませんね……?」


    幼女提督「……」 ←毛布に包まる


    大淀「……提督?」


    幼女提督「……スゥ……スゥ…」


    大淀「もう寝てしまわれたのですか……?」


    幼女提督「……」


    大淀「……」


    大淀「私はお母さんじゃなくって、仕事が終わった夫の話を聞く妻のようだと思いましたよ、提督?」ボソッ


    幼女提督「……」


    大淀「……反応がないということは本当に寝てしまったのですね」



    大淀「提督、今日も一日お疲れ様でした、おやすみなさい……」


    ――――――――――――――――――――

    352 = 1 :

    駆逐艦編はここまでです!

    睦月型に比べてちょっと内容が薄くなってしまいました……orz

    埋め合わせって訳じゃないですが、ちょっとしたおまけを書いたので続けて投下しますね

    353 = 1 :

    おまけ1

    ―――3日目の明石はどこに?―――


    明石「………う~ん」


    明石(提督のために元に戻る薬作っていますが……)


    明石「なかなかうまくいきませんねぇ……」ハァ…


    明石「集中して作業したいから大淀に代わってもらったのにー…」ドヨーン


    明石「……いけないいけない、集中しないと」

    354 = 1 :

    コンコン ???「明石?ここにいると聞いたんだが……」


    明石「……?はい、いますよー!いまちょっと手が離せないので入ってきてもらっていいですか?」


    ???「そうか、では入るぞ?」ガチャ


    明石「あっ、長門秘書官でしたか」


    長門「あぁ、とりあえず執務が一段落ついたのでな、立ち寄らせてもらった」


    長門「それで、実際のところ後どのくらいかかりそうなんだ?」

    355 = 1 :

    明石「う~ん……正直な話、全然先が見えませんねー…明日できるかもしれないし、一週間後かもしれません……」ズーン


    明石「……もしかしたらできn 長門「明石!」


    明石「はっ、はい!?」ビクッ


    長門「……焦る気持ちは分かるが、そう思い詰めるな」


    長門「明石ならできる!少なくとも私は信じているぞ?」ニコッ


    明石「な、な゛がとひしょがん……」グスッ


    356 = 1 :

    長門「そんな顔をするな。根を詰めすぎるのはよくないぞ。少し気分転換でもしたらどうだ?」


    明石「は、はい!ありがとうございます!」ゴシゴシ


    長門「……私が見る前に直ってしまっても困るからな」ボソッ


    明石「えっ?何か言いました?」キョトン


    長門「い、いやただの独り言だ、気にするな」アセアセ


    長門「いいか明石、ゆっくり。ゆっくりでいいんだぞ?分かったな?」


    明石「はい!長門秘書官本当にありがとうございました!!」ニコッ


    長門「ふっ、私は当然の事をしたまでだ」


    長門「では私は執務がまだ残っているのでな、失礼する」


    長門(これで私の番まで時間は稼げたか……)バタン

    ――――――――――――――――――――
    おまけ1終了

    357 = 1 :


    おまけ2

    ―――北上と父性―――

    阿武隈「えーっ!?北上さん、あの後あたしが遠征に行ってる間にあの子に会ったんですかー!?」


    北上「……阿武隈じゃん、どうしたのさ急に」


    阿武隈「ずるいです北上さんだけー!!それにあの子が可哀そうです!!」


    北上「可哀そうって……それにさぁ、さっきからあの子って言ってるけど、名前でちゃんと呼んであげてよね」


    阿武隈「えっ、名前あるんですか?」キョトン

    358 = 1 :


    北上「芽依ちゃん」


    阿武隈「……」


    北上「……何さ?」ギロッ


    阿武隈「それって北上さんがつけたんですか?」


    北上「そうだけど、何?悪い?」イラッ


    阿武隈「……北上さんが子供の面倒を見るだけじゃなくって名前まで付けてあげるなんて……」


    阿武隈「まるでお父さんみたいですねっ!」ニコッ


    北上「……なっ!?///何言ってるのさ!?」カアァ


    阿武隈「あれ、もしかして照れちゃってます?そういうところ可愛いですねっ!!」ニコッ



    ガチャ 大井「あら、阿武隈来てたの?」チラッ



    阿武隈「あっ、大井さん!お邪魔してます!!!」


    北上「……本当に邪魔だよ」ボソッ


    阿武隈「大井さんも聞いて下さい!北上さんってば……」

    ――――――――――――――――――――

    359 = 1 :

    大井「……へぇ、たまには良いこと言うじゃない阿武隈!!」パアァ


    北上「ちょ、ちょっと大井っちまで何言ってるのさー!」アセアセ


    阿武隈「あっ、大井さんは分かってくれます?」


    大井「えぇ!!だって北上さんがお父さんということは……私はその奥さんって事じゃない!!」ニコッ


    阿武隈「えっ……そうとはかぎらn 大井「な・に・か・?」ニコォ 


    阿武隈「い、いや何も言ってないです……」


    大井「そうよね♪……北上さんと私の子供……どうりで可愛い訳だわぁ~♪」ニコニコ


    北上「提督の姪だけどね~」

    360 = 1 :

    大井「でもお父さんとお母さんが分からないって言ったましたし、いっそのこと私たちが引き取って本当に……」ハァハァ


    阿武隈「大井さん、目が怖いです……」


    北上「……」


    阿武隈「北上さん、大井さんに何か言って下さいよ~!」


    大井「北上さんも賛成よねっ!?」クルッ




    北上「いや、芽依なら大丈夫だよ」


    361 = 1 :

    大井「えっ……?」


    北上「芽依はさ、うざいし泣き虫だけど、提督に似て強いところがあるからさ」


    北上「……だから私たちが何かしなくて……も……」チラッ


    阿武隈「……」ジーッ

    大井「……」ジーッ



    北上「なっ、何さ!?」



    阿武隈「……北上さん、本当にお父さんみたいです」


    大井「芽依ちゃんのことを真剣に考えてる北上さん……素敵……」ウットリ



    北上「……っ!!///もうっ!!阿武隈も大井っちも知らないっ!///」スタスタ


    阿武隈「あっ、ちょっと待って欲しいんですけどー!!」スタスタ


    大井「北上さん!私は北上さんの教育方針に賛成よ!!」キラキラ


    ――――――――――――――――――――
    おまけ2終了

    362 = 1 :

    おまけ3


    ―――無自覚な恋―――



    熊野「~~~♪♪」ルンルン


    鈴谷「……」スタスタ


    熊野「~~~♪♪」ルンルン


    鈴谷「……あの、熊野?」


    熊野「なんですの?」チラッ


    鈴谷「そんなにくっ付かれると歩きにくいってゆーか……」


    熊野「あら、失礼しますたわ♪」パッ

    363 = 1 :

    鈴谷「……熊野ってさ、この前から随分雰囲気が変わったよね」


    熊野「そうですの?わたくしは前からこんな感じだったと思いますが……」キョトン


    鈴谷「いやいやいや!?そんなことないっしょ!?」



    熊野「でもこうして鈴谷とくっ付いていると何だか安心しますわ……」


    熊野「何だか胸がぽかぽかするといいますか、顔が熱くなるといいますか……」


    熊野「とにかく、すっごく気分がいいですわ♪」ニコッ



    鈴谷「そっ、そうなんだ……」

    364 = 1 :

    熊野「……そういえば、近くにイ〇ンが出来たらしいのですけど、よければ後で付き合ってくださいます?」


    鈴谷「あっ、それちょうど鈴谷も気になってたところじゃん!!いいじゃん、行こ行こ♪」


    熊野「ふふっ、ありがとうございますわ♪……その時はわたくしに似合う洋服も選んで欲しいのですが…」チラッ


    鈴谷「服?いいよ、鈴谷が選んであげるっ!!」ニコッ


    熊野「……っ!!/// あっ、ありがとうございますわ///」カアァ


    鈴谷「じゃあ今度なんて言わないで今行こうよ!善は急げっていうじゃん?」手握り


    熊野「すっ、鈴谷!?/// わたくしは今でなくても……って行きますから、手を離してくださいまし~!?///」タッタッタ


    ――――――――――――――――――――

    365 = 1 :

    ―――鈴谷と熊野の後ろを歩いていたとねちく―――

    利根「……筑摩よ」


    筑摩「……どうかしましたか、姉さん」


    利根「間宮に行こうと思っていたが、やっぱりやめようと思うのじゃが……」


    筑摩「奇遇ですね姉さん、私も胸やけがしてしまって……」


    利根「そうじゃの、しばらく甘いものはいいのじゃ……」チラッ


    筑摩「はい、そうですね……」チラッ





    鈴谷『ちょ、ちょっと熊野くすぐったいって///』


    熊野『さっきのお返しですわっ♪///』





    利根「……春じゃのう」


    筑摩「……春ですね」

    ――――――――――――――――――――

    366 = 1 :

    ↑おまけ3終了です!

    また思いついたらちょくちょく挟んでいこうかと思います。

    では残り少ないですが↓の中から安価下3でお願いします!


    4.戦艦寮

    6.正規空母寮

    370 = 1 :

    おぉレス早くて助かります!

    正規空母で了解しました!書けたら投下するので、またしばらくお待ちくださいね~

    371 :

    全て長門が悪い

    372 :

    熊野の失礼しますたわでワロタ

    374 :

    乙なのです

    375 :

    やっぱりながもんじゃあないか

    376 :

    ながもんはラスボス

    377 :

    いや待て、もしかしたら駆逐コンなながもんから、真の母性愛に目覚めてくれるかも知れん

    378 :

    芽依は私の母になってくれたかも知れない人だ!

    379 :

    そこは娘であってほしかった

    380 :

    お久しぶりです!

    本当は正規空母編と戦艦編まとめて投下しようと思ってたのですが

    時間かかってしまったので、とりあえず正規空母編だけできたので投下しますね。


    それと >>362 ×「失礼しますた」
          
          〇「失礼しました」 です!本当に失礼しますた……

    381 = 1 :


    提督『……ん?ここはどこだ……?』キョロキョロ


    さっきまで工廠で寝ていたはずなんだが……見たところ辺り一面草原が広がっている。


    それに、自分の姿が元に戻っている。明石が私が寝ている間に薬を飲ませたとは考えにくいしな……これは


    提督『夢……か』ボソッ

    382 = 1 :

    ???『わぁ!おじさんだー!』テクテク


    提督『おじさん……?』クルッ


    芽依『あなたがてーとくさん?わたしはめいっていうの!!』ニコッ


    提督『……やっぱり夢か、それにしても端からみると確かに可愛らしい姿をしているな』


    芽依『もー、ゆめじゃないってばー!』プンスカ

    383 = 1 :

    芽依『ここは、あなたのこころのなかなの』


    提督『私の心の中……?』キョトン


    芽依『そう、このそーげんはあなたのこころ。そして、わたしはここでうまれたの』


    提督『私の別の人格……というやつか?』


    芽依『そう、ぷらいどのたかいあなたはこどものすがたじゃうけいれられないいたみがあるから』


    芽依『そのいたみをみないよーにするためにわたしはいるの』ニコッ


    提督『……自分の一部にいうのも変だが、すまないな』

    384 = 1 :

    芽依『いいの、あなたがいなければそもそもわたしもうまれてこなかったし』


    芽依『きたかみたちにもあえて、とってもたのしかったよ!』にぱー


    提督『それで何か用なのか?楽しかったなんてまるで別れみたいな……』


    芽依『うん、おわかれをいいにきたの』


    提督『……えっ?』

    385 = 1 :

    提督『いなくなると思うって……お前はそれでいいのか?』


    芽依『いいの…そうするしかないし……』グスッ


    芽依『いちおーもどるまでになにかあったらまたでてくるかもしれないけど、ほんとうにあとすこししかいられないから』


    芽依『さいごにおれいをいいたかったの!ありがとね、おじさん!!』にぱー


    提督『ちょ、ちょっと待てよ!!おい!!!』

    ――――――――――――――――――――

    386 = 1 :

    幼女提督「めいっ!!!」ガバッ


    ――ゴツン!!


    幼女提督「~~~っ!!!」涙目

    幼女提督(痛っっったーーー!?!?!?頭になにかぶつかった!?!?!?)ジタバタ



    大淀「~~~っ!!!」←頭を押さえてうずくまってる



    幼女提督「あー…痛かった……って大淀?どうしたそんなところで?」ポカーン



    大淀「『どうしたそんなところで?』……じゃないですよ、提督!!」キッ



    幼女提督「ひぃ!?」ビクッ

    387 :

    この優しさと包容力⋯
    やはり芽依は私の母になってくれたかも知れない人だな

    388 = 1 :

    大淀「提督がうなされているので様子を見ていたらいきなり頭突きをしてくるなんて……」


    大淀「まさか起きていて、狙ってた訳じゃないですよねぇ?」ニコォ


    幼女提督「い、いやそんなことないぞ!?」アセアセ


    幼女提督(やっ、やばい殺られるっ!!!)


    幼女提督(誰か助けてくれ!?誰か……だれ……)スゥ…


    大淀「提督?そんな急に寝たふりしても無駄ですよ?」ゴゴゴッ


    幼女提督「……」


    幼女提督「あっ、おーよどだ!はじめまして!」ニコッ


    大淀「……はい?」ピタッ

    389 = 1 :

    幼女提督「それにしてもこんなにはやくでばんがくるなんて……まぁわたしはおそとにでれてうれしいけどねっ!」ニコニコ クルクル


    大淀「……」シコウチュウ


    大淀「……もしかして、芽依さんですか?」


    幼女提督「うん、めいだよ!きたかみにつけてもらったの!!」ニコニコ


    大淀「そうですか……私は、知っていたみたいですけど大淀といいます。よろしくね、芽依ちゃん」


    大淀(まさかすこーし怒っただけで芽依ちゃんが出てきてしまうなんて……本当にすこーーしですけどね)

    390 = 1 :

    芽依「うん!!よろしくおーよど!!」にぱー


    大淀「」


    大淀「はっ!?私としたことが……」


    大淀(提督のもう一つの人格……噂には聞いていましたがなんて笑顔の破壊力なんでしょう……)


    幼女提督「……?おーよど?だいじょーぶ??」ウルウル 上目遣い


    大淀「え、えぇ大丈夫ですよ……」


    大淀(若干の涙目に上目遣い……計算されているようなあざとさですね……さすが提督の一部です)

    391 = 1 :

    幼女提督「……ねぇ、おーよど。もうおこってないの……?」


    大淀「へ……?……あぁ、そうでしたね私はさっきまで怒っていたのでしたね……」ゲンナリ


    大淀「流石にもう怒る気力は失せましたよ。安心してください」ニコッ


    幼女提督「……そっか」


    幼女提督「じゃあもうやくめはおしまいだね」寂しそうな笑顔


    大淀「えっ……?」



    幼女提督「……」スゥ


    幼女提督「お、おーよど?わたしもわるかったとはおもっているが、おまえにもひがあってだな……」オロオロ


    大淀「……今度は提督ですか」ハァ…

    392 = 1 :

    幼女提督「……は?いや、さっきからわたしはわたしだが……というかおこってない?」オソルオソル


    大淀「もう怒ってませんよ……さっき提督の中の芽依ちゃんが出てきてしまって、すっかり毒気を抜かれてしまいました……」


    幼女提督「そ、そうか……めいが……」


    幼女提督「……」


    大淀「……提督、どうかしましたか?」


    幼女提督「いや、さっきねているときにゆめ?にめいがでてきてしゃべったんだ」


    大淀「はぁ……?夢の話ですか?」ジトーッ


    幼女提督「まぁ、さいごまできけって」


    幼女提督「そこでだな……」

    393 = 1 :

    ―――夢の中での出来事説明中―――

    大淀「……なるほど、大体分かりました」


    幼女提督「さすがにはなしがはやいなおーよどは、それで……どーおもう?」


    大淀「芽依ちゃんという人格が消える……という話ですか?それは十分あり得ると思います。というか消えてもらわないと困ります」


    幼女提督「なっ!?そっ、そんないいかたしなくても……」


    大淀「……いいですか提督、芽依ちゃんの人格が残ったらまた提督が強いストレスを感じた時に現れるんですよ?」


    大淀「もし大本営に作戦失敗の報告に行っている時にストレスで芽依ちゃんが出てきて『ふえぇ……さくせんしっぱいしちゃったよぉ……』とか言ったらどうするんです?」

    394 = 1 :

    幼女提督「う゛っ!?……それは、痛々しいな」ズーン


    大淀「そうでしょう?提督のためにも、芽依ちゃんの人格が消えるなら、それに越したことはありません」


    大淀「それに芽依ちゃん本人もそれでいいって言ったんですよ?」


    幼女提督「まぁ、それはそうなんだが……」


    大淀「はぁ……提督がお優しいのは前からですけれども、自分の別人格にまで優しくする必要はないのでは?」


    幼女提督「それは……すまん」


    幼女提督(なんだか最近謝ってばっかりだな……」


    大淀「そもそも提督は……ってこれ以上いっても仕方ないですね」


    大淀「提督、今日は正規空母寮へ行く予定になっていますので、早く支度してください。では私はこれで失礼します」テクテク ドア バタン


    幼女提督「……あぁ、わかった」


    幼女提督(私はいったい……どうすれば……)

    ――――――――――――――――――――

    395 = 1 :

    ―――マルキュウマルマル―――

    幼女提督「それで、きょーはだれのところにいくんだ?」


    大淀「赤城と翔鶴ですね」


    幼女提督「そうか……」


    大淀「はい、そうです」


    幼女提督「……」


    大淀「……」



    コンコン ???「大淀さん?入ってもいいでしょうか?」


    大淀「はい、大丈夫です」


    赤城「失礼します、航空母艦、赤城です!芽依ちゃんの迎えに来ました」

    396 = 1 :

    大淀「流石赤城、定刻通りですね。では芽依ちゃん、いってらっしゃい」


    幼女提督「……う、うんわかった」


    大淀「……」


    幼女提督「……」スタスタ


    赤城「……?では、行きますね」


    大淀「はい、ではいってらっしゃいませ」


    赤城「芽依ちゃん、行きましょうか?」手握り


    幼女提督「……うん」大淀チラッ


    大淀「……」


    幼女提督「……」


    赤城「……では、失礼します」ドア ガチャ



    ―――バタン


    大淀「……」

    ――――――――――――――――――――

    397 = 1 :

    赤城「……」テクテク 手引き


    幼女提督「……」テクテク 手引かれ


    赤城「……大淀と何かあったの?」チラッ


    幼女提督「ふぇ!?……べ、べつになにもないよ?」目逸らし


    赤城「ふふっ、提督と一緒で嘘がつけないのね、芽依ちゃんは♪」ニコッ


    幼女提督「あうぅ……」


    赤城「どうしたの?喧嘩でもした?」


    幼女提督「いや、けんかはしてない……とおもう」


    赤城「じゃあどうしたの?」


    幼女提督「……わからないの」


    赤城「分からない?」キョトン

    398 = 1 :

    幼女提督「……もしもだよ?」チラッ


    幼女提督「もしも、あかぎがぎそーをつかえなくなって……」


    赤城「あら、それは大変ね」


    幼女提督「みんなといっしょにたたかえなくなっちゃうとして」


    赤城「……」


    幼女提督「ぎそーをつかえるようにするほうほーはあるの、でも……」


    赤城「でも?」


    幼女提督「ぎそーをつかえないあいだ、じぶんをたすけてくれたひと……ちょくせつはあったことはないんだけど……」


    赤城「あら?例え話じゃなかったの?」ニコッ


    幼女提督「そっ、そう!たとえばのはなしだからね!」アセアセ


    幼女提督「じぶんはもとにもどるかわりに、そのたすけてくれたひとに、にどとあえなくなるとしたら」


    幼女提督「あかぎならどーする?」クルッ

    399 = 1 :

    赤城「……そうねぇ」ウーン


    幼女提督「……」


    赤城「……難しい質問だけれど、やっぱり私なら元に戻ることを選ぶかしら。みんなに迷惑はかけられないもの」


    幼女提督「そっ、そうだよね。はやくもどらないとみんなにめーわくだもんね……」ズーン


    赤城「でも……」


    幼女提督「……?」チラッ


    赤城「そうなる前に、他の方法で戻ることができないか必死で探すかな。……こんな答えじゃずるいかしら?」ニコッ


    幼女提督「……っ!!いっ、いいとおもう!!」パァ


    赤城「そう、参考になったのならよかったわ♪……あっ、あそこが私の部屋よ」スタスタ


    幼女提督「うん、ありがとねあかぎ!」ニコッ

    ――――――――――――――――――――

    400 = 1 :

    ―――赤城・加賀の部屋―――

    赤城「さっ、着いたわ。入って♪」ドア ガチャ


    幼女提督「お、おじゃましまーす……」テクテク


    翔鶴「あら、あなたが芽依ちゃん?私は翔鶴よ。よろしくね♪」ニコッ


    幼女提督「よ、よろしくおねがいします……」オドオド


    赤城「立ってるのも何だから、適当に座って?」


    翔鶴「あら、じゃあ私の隣はどう?」ポンポン


    幼女提督「じゃあ、そこで……」スッ チョコン


    翔鶴「ふふっ、可愛いわね♪昔の瑞鶴みたい♪」ニコニコ


    赤城「それじゃあ私は何か飲み物持ってくるわね?ちょっと待ってて」ドア ガチャ


    翔鶴「あっ、赤城さんありがとうございます!」


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