元スレ提督「女になれる薬……だと?」
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301 = 1 :
皐月「ところでさ、芽依ちゃん?」クルッ
幼女提督「ん?なんでしょーか?」
皐月「ボクと芽依ちゃんって名前が一緒だよね」
幼女提督「うっ、うんそうだね」
幼女提督(Mayと皐月で、だよな。……なんか某ジブリ映画を思い出すな)
皐月「なんだかボクに新しい妹ができたみたいでうれしいな~♪ ねぇ、試しに『皐月お姉ちゃん』って呼んでみてよ!」ワクワク
幼女提督「ふぇ!?う、うんわかった……」オドオド
302 = 1 :
皐月「……ごくり」
幼女提督「さ、さつきおねーちゃん……」ウルウル 上目遣い
皐月「かっ……」プルプル
皐月「かわいいねっ!!!やっぱりすごくかわいいよ芽依ちゃん!!」ギュッ
皐月「今日からボクのことは『皐月おねえちゃん』って呼ぶんだよ!!分かったかい?」ギュ-
幼女提督「えっ、でも…… 皐月「芽依、妹はお姉ちゃんの言うことを聞くものさ。わかったかい?」ニコッ
幼女提督「う、うんわかった……」
幼女提督(すっかりお姉ちゃん気分だな皐月のやつめ……)
303 = 1 :
睦月「皐月ちゃん!準備できたよ~!!」
如月「こっちも準備できたわ~、うふっ♪」
皐月「分かったよ~!……じゃあ行こうか、芽依」手繋ぎ
幼女提督「……ふぇ?いくってどこかおでかけするの?」
皐月「近所に商業施設?っていうのが開いたんだ。ちょうどそこで買い物する予定だったんだ」
皐月「芽依ちゃんも一緒に行こっ!お姉ちゃんが服を選んであげるよ!!」ニコッ
幼女提督(あぁ、そういや鎮守府の近くにイ〇ンできたんだったな……ここ襲われたらどうするつもりだよ全く……)
幼女提督「で、でもわたしおかねもってないし……」オドオド
304 = 1 :
皐月「お金なら心配しないで!お姉ちゃんが全部出してあげるからさっ!!」ニコッ
幼女提督「そっ、そんなのわるいよぉ!」オドオド
皐月「大丈夫、大丈夫!ボクはこう見えてもお仕事してるからお金は持っているんだ!!」
皐月「芽依はうちの制服借りてるみたいだし、お姉ちゃんが新しい服買ってあげるからさ!!」キラキラ
幼女提督(ぐっ!?そこまで言われたらさすがに断れんな……お金は後で芽依から聞いたってことにして皐月にそれとなく返せばいいか……)ハァ…
幼女提督「……わかった!ありがとう、さつき!」
305 = 1 :
皐月「もー、芽依ったら……さっき言ったばかりだろう?さつき……?」
幼女提督「……さつきおねーちゃん」
皐月「そう!やっぱり芽依はかわいいねっ!!」ニコッ
幼女提督「……」
睦月「皐月ちゃーん?行くよー?」
皐月「あっ、ごめんごめん!……芽依、一緒に行こうか?」サッ 手差し出す
幼女提督「……うんっ!!」ニコッ 手握る
――――――――――――――――――――
306 = 1 :
睦月「皐月ちゃんすっかり芽依ちゃんにメロメロにゃしぃ……なんだか羨ましいにゃ……」ズーン
如月「あら?睦月ちゃんには私がいるでしょ?」ニコッ
如月「私も今度から『むつきおねーちゃん』って呼んでみようかしら……?うふっ♪」ニコッ
睦月「きっ、如月ちゃんそれはなんだか恥ずかしいよぉ///」アセアセ
如月「ふふっ、冗談よ♪」ニコッ
睦月「もぉ~~~!!如月ちゃんってば~~~!!」プクー
――――――――――――――――――――
307 = 1 :
―――イオ〇モール 横須賀鎮守府店―――
皐月「ここかぁー!思っていたよりもずいぶんと大きいねっ!
如月「これでお洋服も選びたい放題ねっ♪さっ、行きましょうか?」ニコッ スタスタ
睦月「如月ちゃん待ってよぉ~!」スタスタ
幼女提督「……でっかい」ホエー
幼女提督(いやまじででかいな!?鎮守府と同じ……いやそれよりでかいか?)
皐月「芽依?……広いところだからお姉ちゃんとはぐれたら危ないからね?しっかりボクの手を握っててね?」ギュッ
幼女提督「そんなー…、さつきおねーちゃんしんぱいしすぎだよー!」ニコッ
幼女提督(いくら広いとはいえ、ここは鎮守府の管轄内。つまり私の庭みたいなものだ、こんな姿とはいえ迷子になるわけがない!」フフン
幼女提督(この姿とはいえ、さすがに迷子の店内放送は勘弁してほしいからな……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
308 = 1 :
―――店内―――
幼女提督「……」テクテク
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督「……」テクテク
幼女提督「……」テクテク ピタッ
幼女提督「……」
幼女提督(まっ、迷ったーー!?!?さっきまで必死に『全く、皐月のやつ迷子か?』とか思ってたけど、これ完全に自分が迷子だわ!?)ガビーン
309 = 1 :
幼女提督「てんないほーそーしてもらうしかないのか……?いや、しかしわたしにもぷらいどというものが……」ブツブツ
???「お嬢ちゃん、もしかして迷子かい?」
幼女提督「ふぇ?……おにーさんだれ?」クルッ
幼女提督(いや本当に誰だよお前、一般人か?)
青年「え~っと、誰というほどの人間でもないんだけどね……」
青年「お嬢ちゃんが一人でキョロキョロしてるから迷子かと思って声かけたのだけれど……」
幼女提督(怪しくは……ないか。見たところ好青年そうだし、ここは素直に助けてもらうか)
幼女提督「うん、じつはまいごなの?おともt……おねえちゃんといっしょにきたけどはぐれちゃって……」
310 = 1 :
青年「それは大変だね?お兄さんが一緒に探してあげるよ!さぁ、こっちに来て?」手グイッ
幼女提督「いっ、いたっ!おにーさんいたいよ!!」アセアセ
青年「でも急がないと、こうしている間にもお姉さんは遠くに行っちゃうかもしれないよ?それに……」
青年「……もっと痛い思いしてくなければ、いいからついてこい、ガキが」ボソッ
幼女提督「……っ!?!?」ビクッ
青年「……どうしたの?さぁ、行こうか??」グイッ
幼女提督「……」スタスタ
幼女提督(あっ、これ選択肢ミスったかもしれない……今は手も繋がれてるし、おとなしく従うか……)
皐月「芽依~~~!!どこいったんだい~~~!!!!……おっかいしなぁ、さっきまでそこにいたのに……ってあれ?」
青年「……」ニヤニヤ
幼女提督「……」テクテク
皐月「芽依……?」テクテク
――――――――――――――――――――
311 = 1 :
幼女提督(人気のない通路に連れ込まれてしまった……)テクテク
青年「……ふぅ、ここでいいか」キョロキョロ
青年「……で?お嬢ちゃん、名前なんていうの?」ギロッ
幼女提督「……っ!!……めい……です」
青年「へぇ?かわいい名前だね?」ニヤニヤ
幼女提督(……下種が)
青年「今からちょーっと顔の怖いおじさんたちがくるけど、泣いちゃだめだよ?……もっとひどい目に遭うからね?」ニコッ
幼女提督「……」コクッ
幼女提督(少女の誘拐……いや、人身売買か?)
幼女提督(何にせよ、早くここから抜け出さないとな……ん?)キョロキョロ
312 = 1 :
皐月「……」テクテク
幼女提督(さっ、皐月ーーー!?くっ、来るな!!外じゃ艤装の展開は禁止されているし、危険すぎるっ!!)
幼女提督(早く逃げろっ!!)←ジェスチャーで伝えようとしている
青年「……あ?さっきから何やって……」チラッ
皐月「……」
青年「……ちっ、面倒くせぇな」スクッ
青年「お嬢ちゃん、こんなところに何か用かい?おじさんは今から大事なしg 皐月「……かえせ」プルプル
青年「……あ?」ポカン
皐月「そこにいる子はボクの妹だ!だから早く返せって言ってるんだ!!」
幼女提督(ばかっ!!刺激するような発言を……っ!)
313 = 1 :
青年「……へぇ?君が芽依ちゃんの?……あんまり似てないけど、まぁいいや」テクテク
皐月「……っ!!ボクも捕まえる気かい?……残念だけどボクは艦娘だよ?キミぐらい……」
青年「知ってるぜ、艦娘っていうのは外では原則艤装の展開は禁止されてるんだろぉ?」ニヤニヤ
皐月「……でも、それは原則だ。ボクは妹のためならそのくらい……」
青年「へぇ?かっこいいねぇ?でも……」ニヤニヤ
青年「キミが規則を破ったって知ったら、キミの上司である提督はどうなるだろうねぇ?」ニヤニヤ
皐月「……っ!?」ビクッ
皐月「しっ、司令官は関係ないじゃないk…… 青年「いやぁ、大いにあるぜ?自分の部下である艦娘が市街地で艤装を展開したとなったらその最終的な責任は提督が負うんだよ」
青年「そうなると、良くて懲戒免職。悪ければ……死刑かもなぁ?」ニヤニヤ
幼女提督(そっ、そんな訳あるか!?こんな状況ならせめて憲兵に小言を言われて終わりだぞ!?こんなやつのいうことなんて信じるな!皐月!!)チラッ
皐月「……」
皐月「分かった、ボクは艤装は使わないよ」
幼女提督(皐月っ!?!?)
314 = 1 :
青年「理解の早い子は好きだぜ?分かったらとっとと… 皐月「だから!!」
皐月「だから、ボクが代わりになる!!だから芽依のことは離してくれないかい?」
幼女提督(ばかっ!?何言ってるんだあいつ!?!?)
青年「へぇ……ずいぶんと妹思いなこった……まぁ、こっちとしちゃあ好都合だ」ニヤッ
青年「それじゃあこれをつけろ。そうすればこいつは解放してやる」ヒュッ 手錠
皐月「……」ガチャ
皐月「……これでいいかい?じゃあ早く」
青年「……とでもいうと思ったかバーカ!!!」ヒュ
皐月「……えっ?」ドゴォ!
青年「所詮艦娘っていっても中身は子供だな、蹴っただけでよく飛びやがる!」ヒャッヒャッヒャ
幼女提督「さつきっ!?!?」ダッ
皐月「うっ……芽依……駄目じゃないか……ちゃんとお姉ちゃんってつけなきゃ……」ボロッ
315 = 1 :
幼女提督「そんなこといってるばあいじゃないだろ!?だいじょーぶか!?」アセアセ
青年「ひゃっはっは、姉妹愛とは泣かせるねぇ!? …ちなみにその手錠は特性でね、それをしている間は艤装の展開ができねぇ」
青年「これ以上痛い思いをしたくなければおとなしくしていた方が身のためだぜぇ?」ゲラゲラ
幼女提督「……」スクッ
皐月「芽依……?」ボロッ
青年「あぁ……?てめぇ、話し聞いてなかったのか?」ギロッ
幼女提督「……てめぇこそよくもうちのさつきにてをだしてくれたじゃねぇか」
皐月「芽依……駄目……だよ……うっ」
皐月(意識が……くそっ……)バタッ
316 = 1 :
青年「……てめぇらさっきからガキの分際で……」ユラッ
幼女提督(……くる)サッ
青年「舐めた口きいてんじゃねぇぞ!!」ブンッ
幼女提督(思った通り。右足の蹴り、それも大振り)
幼女提督(来ることが分かっていれば、避けるのは容易い。かがんで……)スッ
青年「……あ?」スカッ
幼女提督(続いて軸足に思いっきり蹴りをいれるっ!)ゲシッ
青年「うぉ!?」ガクン
幼女提督(軸足のバランスを失えば、倒れるのは必然。後は……)ユラァ…
青年「ってて、てめぇガキの分際で……」チラッ
幼女提督「……」ブゥン
幼女提督(鼻めがけて思いっきり蹴る!!)ガスッ
青年「っがああぁぁぁあがああああああ!?!?!?!?」ジタバタ
317 = 1 :
幼女提督(とりあえずは成功か、後は反撃されると厄介だ。目をつぶしt……)
ガシッ ???「おい、遊びはそこまでだ」ブゥン
幼女提督(……っ!?まさか仲間かっ!?)スッ
男「……避けたか、少しはやるようだな」
男>2「うわっ、あいつこんな子供にやられてんのかよ!?ださっwww」
男>3「……」
幼女提督(なっ!?3人もいるのかよ!?!?)
青年「クソがっ……すいません男さん、本当はこのガキ2人で売る予定だったんですが……」チラッ
青年「そっちのガキはあげますんで、こっちのガキは俺にヤらせてください」ギロッ
幼女提督「……っ!?」ビクッ
318 = 1 :
男「……あまり派手にやりすぎるなよ?」
男「……おい、そっちの金髪の方の子どもを連れていけ」
男>2「了解www」
男>3「……」コクッ
幼女提督(皐月っ!?……くそっ、私がもとの姿だったら……!!)プルプル
幼女提督「……いや、そんなのはかんけいない!!さつき、いまたすけてやるからまってろ!!」ダッ
青年「くそガキぃ!!てめぇの相手は俺だっつうの……っ!」ドカッ
幼女提督「がぁっ!?」バタン
幼女提督(くそっ……皐月……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
319 = 1 :
―――〇オンモール内 喫茶店―――
幼女提督「……ということがくちくかんのこたちにあったりしないだろうか?」真剣な目
如月「……ショッピング中にそんなことを考えていたのかしら?」
時刻はお昼前、だだっ広いイオ〇の中を見ているうちに疲れてしまった私は、皐月にお願いして少し休憩することにした。
それを見た如月は、一緒に休憩を申し出てくれた。おそらく、気を使わせてしまったかもしれない。
だが、それよりも……
幼女提督「だってそうだろ!?こんな広いところでまいごになってこえをかけられたらついていっちゃうだろ!?」クワッ
如月「……あのねぇ、いくら私たちの見た目が子どもだからって、そこまで子ども扱いしなくていいのよ?」ハァ
如月「艦娘は艤装を展開しなくたって普通の人よりも身体能力は高いし、心配いらないわ」
幼女提督「でっ、でもまんがいちということがだな!」オロオロ
320 = 1 :
如月(本当にこの人は心配しょうね……)ハァ
如月(今は他人の心配よりも自分の心配をしてほしいわ……)
皐月「ごめーん!芽依、如月!」タッタッタ
睦月「いろいろ迷っちゃったにゃー!」タッタッタ
如月「……ほら?ちゃんと戻ってきたでしょう『芽依ちゃん』?」
幼女提督「あっ、ああ……じゃなくて……う、うん、そうだね!」ニコッ
幼女提督(おっと、如月の前だからつい普段と同じ喋り方になってしまっていたか……危ない危ない)
皐月「ちゃんと芽依の服も買ったから後で着てね!……ところで何話してたんだい?」
睦月「何なに、なんの話ー?」
如月「実は芽依ちゃんがね……皐月ちゃんたちがちゃんと帰ってきてくれるか心配だって話をしていたのよっ、ふふっ♪」
321 = 1 :
幼女提督「ふぇ!?きさらぎなんでいっちゃうのー!?」アタフタ
皐月「ボクのことを心配してくれていたのかい?かわいいねっ!!」ギュッ
睦月「睦月、感激ですぅー!!」ギュッ
如月「あらあら……なっ、なら私も……///」
幼女提督(まっ、またこの流れかー!?)ジタバタ
幼女提督(も、もうお前らの心配なんてしてやらないからなー!?)ジタバタ
――――――――――――――――――――
322 = 1 :
―――帰り・鎮守府内―――
睦月「今日は半日だったけど楽しかったにゃ♪」ニコッ
皐月「ボクも楽しかったよ!また遊びに来てね♪」ニコッ
如月「ふふっ、そうね♪『また』遊びましょ?」ニコニコ
幼女提督「(『また』の発音が一人だけ違うぞ、如月……)うん!じゃあまたね!!」手振り
幼女提督「……ふぅ、つかれた」
幼女提督(これで午前の訪室は終わりか……次はマルヒトマルマルからだからまだ少し時間があるな、どこかで休んでおこう……)ゲンナリ
323 = 1 :
ちなみに、あんな話しをしていたら帰り道で若い男集団に如月がナンパされていたが、『今、急いでいますのでどいてくださいませんか?』と笑顔でいいながら余裕で男の手首を捻り上げていた。ぅゎょぅι゛ょっょぃ。
幼女提督(駆逐艦の子たちは思ったよりたくましいみたいだな……そりゃあ私の体力が持たないもの無理ない……)ゲンナリ
幼女提督(……とりあえず適当な部屋に入ってベット借りるか……多分ここら辺の子たちは遠征に行ってて今の時間はいないだろ……)ガチャ
暁「……っ!!貴方が芽依ちゃんね!!暁よ、よろしくっ!!」パアァ
響「約束の時間よりまだ早いけれど……悪い気はしないね。響だ。よろしく」フッ
雷「わぁ~!!本当に司令官にそっくりね!!雷よ、何かあったらいつでも頼ってよね♪」ニコッ
電「いっ、電なのです!司令官さんにはいつもお世話になっているのです!!」ペコリ
幼女提督「」
幼女提督「すいません、へやまちがえました」バタン
暁・響・雷・電「「「「ええぇぇぇえぇぇええ~~~~~!?!?!?」」」」
――――――――――――――――――――
324 = 1 :
とりあえず今日はここまでです!また書き貯めができたら投下しますね~
325 :
ビビったわ…
乙でした
326 :
乙です
皐月成分は貴重だから接種しなくては
327 :
乙
やたら都合のいい設定や手錠が出てくると思ったらwwww
328 = 286 :
乙
如月かわいい
329 :
乙
安心したけど薄い本にありそう()
330 :
続きできたので投下していきますね~
331 = 1 :
暁「まったく、何も間違えてないわよ!司令官みたいな冗談はやめてよね!」プンスカ
幼女提督「あはは……ごめんなさい」
幼女提督(ここ暁型の部屋だったかー…、時刻は……ヒトフタサンマル。あぁ…私の貴重な仮眠時間が……)ハァ…
響「気にしなくていいよ……暁は君が来るのを楽しみにしていたからね。昨日の夜も眠れなくてトイr……」
暁「わー!?響!?べっ、別に昨日はいつもと変わらなかったじゃない!?ぐっすり寝てたわよ、ぐっすり!!」アタフタ
幼女提督(暁、お前まだ一人でトイレに行けないのか……)
332 = 1 :
雷「それよりも芽依ちゃん、もしかして少し疲れてる?」
電「そういえば何だか少し疲れた顔をしているのです。……そういうところも司令官さんにそっくりなのです!」
幼女提督(今そんなに疲れた顔しているのか……いやまぁ確かにそうだが)
幼女提督「う、うんそうなの。ちょっとさっきむつきたちとあそんでて……はぁ……」
雷「人と話しているときにその深々としたため息……本当に司令官にそっくりね!」
電「そっ、そんなところまで似なくてもいいと思うのです……」
333 = 1 :
幼女提督「ふぇ……?いまためいきついてた?」キョトン
暁「これは司令官と一緒で重症ね……」ジーッ
響「そうだね……」哀れみの目
雷「……ため息って遺伝するのかしら?」キョトン
電「そっ、それはないと思うのです!」アタフタ
幼女提督(せっかく楽しみにしてくれていたのに、気分を盛り下げてしまったな……)
幼女提督「ごっ、ごめんね?」アタフタ
334 = 1 :
雷「そうだわ!疲れているのならお風呂に入ればいいじゃない!!」パアァ
暁「あっ、それいいわね!ナイスよ、雷!!」
響「Хорошо!さすが雷!」
電「賛成なのです!」
幼女提督「ふぇ?おふろ?……いやいや!?それはちょっとどうかとおもうなぁ!!」アタフタ
幼女提督(もしバレたら憲兵さんの出番間違いなしだよ!?)
335 = 1 :
雷「大丈夫よ!!この時間なら赤城さんとかお風呂が長い人たちも入ってないわ!!」キラキラ
暁「そうと決まったら支度しましょ!!」ワクワク
響「暁、タオルを忘れないようにね?」サッサ
電「頭洗ってあげるのです!!」ニコッ
幼女提督「」
幼女提督(どうしてこうなった……)ハァ…
――――――――――――――――――――
336 = 1 :
―――大型入浴場―――
カポーーーン
暁「やっぱりお風呂は気持ちいわねー…れでぃーとしてのびぼーが磨かれるわぁ……」グダー
響「暁、そんな顔してたらレディーが台無しだよ……ふう…」グダー
雷「そうねぇ……」グダー
電「なのです……」グダー
幼女提督「……」チャプン
幼女提督(結局風呂に入ってしまった……)ゲンナリ
337 = 1 :
幼女提督(確かに風呂は気持ちいが……いや今何も考えるまい。他に入っている子もいないみたいだし私もゆっくりするか……)グダー
暁「……」ジーッ
幼女提督「……?」チラッ
暁「……私より大きい」ボソッ
幼女提督「ふぇ?なにかいった?」キョトン
暁「べっ、別に何も言ってないわよ!」アセアセ
暁「……」←無言で自分の胸を見つめる
幼女提督(……あぁなるほどそういうことか)
338 = 1 :
幼女提督「……むね……か」
幼女提督「……」
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督「……」ソーッ
電「あの、芽依ちゃ…… 幼女提督「ふぇえぇぇえ!?!?な、なに!?なにもしてないよ!?」バシャア! アタフタ
電「!?ど、どうしたのです!?大丈夫でなのですか!?」アタフタ
339 = 1 :
幼女提督「う、うんだいじょーぶ。なにもよこしまなきもちなんてない。うん、だんじょーぶ……」
電「……?」キョトン
幼女提督「そっ、それよりなにかようでしょうか?」アセアセ
電「そうなのです!じっ、実は噂で聞いた話なのですが……」
電「胸を揉むと大きくなるって聞いたのですが、本当なのでしょうか……?」
幼女提督「ぶーーーーっ!?!?!?」バシャーン!
電「めっ、芽依ちゃん!?さっきから大丈夫なのですか!?!?」アセアセ
幼女提督「うっ、うん、だいじょーぶ……めいはれいせいだよ……」
340 = 1 :
幼女提督「それでそのはなしだけど……ざんねんながらうそだよ」
電「えっ!?そうなのです!?」ガーン
幼女提督「うん……おじさんがりゅーじょーがまいにち、ためしているらしいって……」
電「そ、それだけだとまだ……そうとは言えないの……です……」目逸らし
幼女提督「……いいの、むりにふぉろーしなくても……」
幼女提督(子供は正直だな……残酷なほどに……)
――――――――――――――――――――
341 = 1 :
―――脱衣所―――
雷「ふーっ!さっぱりしたわねー!!」ゴシゴシ
響「その通りだね」ゴシゴシ
暁「……」ゴシゴシ チラッ
電「……」ゴシゴシ チラッ
響「……?どうしたんだい二人して自分の胸を見つめて?」
暁「……なんでも(年下に負けた……)」ドヨーン
電「……ないのです(もう成長は望めないのです……)」ドヨーン
響「……?」キョトン
――――――――――――――――――――
342 = 1 :
暁「さぁ!これで疲れも取れたでしょ?遊ぶわよーーー!!!」バッ
幼女提督「うん、おかげでらくになったかな?」ニコッ
幼女提督(さすが子供の体だな、疲れてもすぐに回復するなんて……ちょっとだけこの体が羨ましいな)
響「それで、何をするのか決めているのかい?」
暁「う~ん……そうねぇ……」
幼女提督(そういえば暁たちは非番の時なにして遊んでるのか知らないな……雷なんかはたまに執務室に手伝いにくるが……)
幼女提督(いい機会だからちょっと聞いてみるか)
幼女提督「……ふだんあかつきたちはなにしてあそんでるの?」
暁「えっ、普段?」キョトン
343 = 1 :
暁「う~ん、そうねぇ……暁は間宮に行ったり、吹雪ちゃんや白露ちゃんと遊ぶことが多いかしら?」
幼女提督(間宮はともかく、吹雪や白露と遊んでいるのは意外だな……長女つながりか?)ホウホウ
暁「……そういえば響は休みの日はなにしてるの?」チラッ
響「そうだな……自分でボルシチを作って食べたり、ウォッカを飲んだり……かな?」
響「後は……そうだね、五十鈴と一緒に甘いものを食べに行くこともあるかな」
幼女提督「いすずとなかいいの?」
響「私に限ったことではないが、ちょくちょく遠征で一緒になるからね。駆逐艦の子は大体仲がいいかな」
幼女提督「そーなんだ……」
幼女提督(どちらにしても食べてばかりだな響……)
344 = 1 :
響「雷や電は何してるんだい?」クルッ
雷「そうねぇ……雷は司令官のお手伝いをすることもあるけど……」
雷「司令官がいない時は祥鳳さんに料理を教えてもらったりしているわね!後、霞ちゃんや曙ちゃんと遊ぶことも多いかも」
幼女提督「えっ!?かすみとあけぼのと!?いかずちが!?!?」ビクッ
雷「えっ、そんなに驚くこと??」キョトン
電「かなり意外なのです……」
幼女提督「う、うんいがい……」
雷「そう?霞ちゃんと曙ちゃんとは司令官の話しですごく盛り上がるのよ!!」
幼女提督「そっ、そうなんだ……」
幼女提督(まじか……ていうか曙も霞も休日に何してるか想像つかなかったけど、雷と遊んでたのか……)
幼女提督(それに話が合うって……えっ何?それって悪口じゃないよね?ねぇ!?)
345 = 1 :
電「最後は電の番なのです!……といっても暁ちゃんたちとそんない変わらないのですが……」
電「間宮に行ったり、買い物に行ったり……後は初雪ちゃんや潮ちゃんとゲームをしたりするのです」
幼女提督「そうなんだー」
幼女提督(それは何となく理解できるな。何となく3人とも気が弱いし、そのつながりか)
暁「……そう考えると暁たちの休みが全員合うのってかなり久々よね~」
響「そうだね……何か月ぶり?」
雷「2か月ぶりぐらいじゃない?ほら、前に雪合戦したじゃない!」
電「そういえばそうだったのです!響ちゃん強かったのです……」
響「ふっ、雪の扱いには慣れてるからね」
暁「もーっ、来年は絶対負けないんだからねっ!!」
暁・響・雷・電 ワーワーキャーキャー
――――――――――――――――――――
346 = 1 :
幼女提督(うちは遠征でも出撃でも割とバラバラにして行かせるからなー…、それでもそんなに休みあってなかったのか……)
幼女提督(今度から月に一回は休みが被るようにしてやるか……)
幼女提督(それにしても久々に一緒の休みなのに私がいてはなんだか悪いな……)
幼女提督「あっ、あの!」
暁「だーかーら、あの時はっ……って芽依ちゃん?どうかした?」キョトン
347 = 1 :
幼女提督「せっかくみんないっしょのやすみならじゃましちゃわるいし……」
幼女提督「めいはひとりでもあそべるから…… 暁「それは違うわ」
幼女提督「……えっ?」キョトン
暁「せっかく一緒『だから』芽依ちゃんも一緒に遊ぶの!!もー、分かってないわね!!」プンスカ
響「暁の言うとおりだよ、誰も芽依の事を邪魔なんて思う人はいないよ」フッ
雷「そうよっ!その変な気の使い方も司令官にそっくりね……そういう時はね、私たちに頼っていいのよ?」ニコッ
電「むしろ暁ちゃんたちも芽依ちゃんも一緒で電はとっても嬉しいのです!」ニコッ
幼女提督「み、みんな……ありがとね!」ニコッ
幼女提督(そうか……そういえばこういうやつらだったな暁たちは)フッ
348 = 1 :
暁「それに、さっきの話で何をするか思いついたわ!!」
暁「今は春だから花見よ、みんなでお花見をしましょう!!」ニコッ
響「Хорошо、そいつはいいね」
雷「いいわね!じゃあ私はお弁当の準備をしなくちゃ!電は場所取りお願い!!」
電「わ、分かったのです!!」
幼女提督「うん、いいね!!」ニコッ
幼女提督「みんなではなみしよっか!!」にぱー
――――――――――――――――――――
349 = 1 :
幼女提督「……っていうことがあったんだ」
大淀「そうですか、それでお花見は楽しめましたか?」
幼女提督「あぁ、いかずちはしょーほーのところでりょーりべんきょーしているだけあって、おべんとーうまかったぞ」
幼女提督「そのあと、おちてくるさくらのはなびらを1ぷんかんになんまいキャッチできるかっていうはなしになってな……」
幼女提督「……てきとうにやったつもりだったがわたしがあっしょうしてしまって」
幼女提督「あかつきにらいねんリベンジするからぜったいにくるようにいわれてしまった……」
350 = 1 :
時刻はフタヒトマルマル、花見が終わり時間まで遊んだ私はいつも通り工廠へ戻った。
帰り際暁が泣きそうな顔をしていたが、来年もまた来るからといったら、すっかり笑顔を取り戻していた。……我ながら無理な約束をしてしまったものだ。
そして今は夕食を終え、大淀に今日の報告をしている訳だが……
幼女提督「……おーよど」
大淀「はい、何でしょう?」
幼女提督「このこーけーは、じょーしがぶかにほうこくするというよりも……」
幼女提督「はたからみればかんぜんにこどもがおやにきょうあったことをたのしそうにはなしているようにみえるんじゃないか……?」
大淀「あら、気づいていらしたんですか?」ニコッ
幼女提督「やっぱりそうだよな!?くそっ、くつじょくだ!!もういい、わたしはねるっ!!」プンスカ
みんなの評価 : ○
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- 提督「母上がお越しになる?」 (199) - [49%] - 2015/5/26 8:45 ☆
- 提督「巨乳としか喋れない病」 (119) - [49%] - 2016/2/13 6:15 ☆
- 提督「コウノトリカッコカリ?」 (1001) - [48%] - 2014/12/6 11:15 ☆
- 提督「安価でよりみんなと遊ぶ」 (1001) - [48%] - 2015/10/17 6:00 ☆
- 提督「好感度が見えるメガネ?」 (1001) - [48%] - 2014/10/9 14:30 ★★★
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