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    元スレ憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」

    SS+覧 / PC版 /
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    201 = 1 :



    『ありがとうございました!』

    藍子「いえ、こちらこそ」

    「楽しかったでー」


    --------------------------------------------------------


    穏乃「帰ってきたーぁ!」

    「連泊してるとホームっぽい気分になるよね」

    「だねー。でも今日は良かったね!」

    「うん。最初は手も足も出ないかと思ったけどだんだん慣れてきたっていうか」グッ

    京太郎「そういえば憩さんに褒められてたぞ、憧」

    「そうなの?てかいつの間に」

    京太郎「憩さんだけじゃなくて全員と話したぞ。みんなの印象とか弱いと思った部分みたいなの聞きたくて。まぁ霜崎さんと対木はほとんど喋れなかったというかどう話したらいいかわかんなかったけどな」

    京太郎「一応携帯にまとめたから後で送っとくし見といてくれよな」

    「ありがと」

    穏乃「すごーい!」

    京太郎「どうだ」フッ

    穏乃「よっ、イケメン!」

    京太郎「せやろ」

    「なんで関西弁なのよ……」アキレタ

    202 = 1 :



    穏乃「そういえば和は今日の試合勝ったのかな?」

    「あー、どうなったんだろ……」

    「それ知らないほうがいいんじゃ……」

    穏乃「え……?」

    「……そっか」

    京太郎「?」

    「もし和が負けてたりしたらうちらのモチベ下がっちゃうかもだもんね……」


    --------------------------------------------------------


    京太郎「牌譜まとめおっけー。後はごろごろするだけだー。憧こねーかなー……自分から行くとかっ!なんてなっ」

     ~♪

    京太郎「ん?」


    憧<こっちの部屋に来て

    京太郎<どったの?

    憧<しずがみんな集めてって

    京太郎<りょ すぐ行く!


    京太郎「なんだろ?」

    203 = 1 :



    『………………』

    「ハルエ……プロ行き断ったんだ……。あたしらのため……だけじゃないだろうけど……」

    穏乃「……ん~っ、もうっ!がんばろう!じゅんけつ!!」

    穏乃「千里山強い!白糸台強い!そんなのわかってる……!!」

    穏乃「でもうちらだって今朝よりも!今この時の方が――強い……!!」

    「県民未踏のベスト4」

    「ハルちゃんが行きたかった場所―――」

    「目前だね」

    「うん……」

    穏乃「たどり着くんだ、うちらの代で―――決勝戦へ――!!」


    京太郎(みんなすごい気合いだ。そりゃそうか)

    京太郎(俺はみんなと違って麻雀を打つわけじゃない。でも!俺だって阿知賀学園麻雀部の一員だ!)

    京太郎(全力以上で打てるようサポートして、みんなが勝てるよう支えるぞ!!)グッ

    204 = 1 :


    どうしても俺が憩ちゃん書くとお姉ちゃん風が強くなる
    そんなことよりもアコチャーのナース姿とかいうパワーワード、ヤバい
    今日の投下は以上です

    でわでわー

    205 :


    アコチャーに三箇牧の制服似合いそうだなぁ

    207 :


    ここの京ちゃん有能すぎィ!

    210 :

    すばら

    211 :


    風呂上がりの髪降ろしたアコチャー可愛い

    どうも
    投下していきます

    212 = 1 :



    京太郎「明日だな……」

    「うん」

    京太郎(やっぱりびびってんのかな?)

    京太郎(こ、こういう時は優しくぎゅっと抱きしめて男の包容力をだな!)ソ‐

     ピト

    京太郎「あ、あああ憧さん!?」

    「うるさい。黙って抱きしめるぐらいの優しさ見せなさいよ」

    京太郎「も、もちろん最初からそのつもりだったし」

    「じゃあそのふわふわ浮いてる手は何?」

    京太郎「……先手を取られてやり場を失った俺のハートです」

    「はぁ……二回戦に挑む時に追いかけてきてくれた京太郎はかっこよかったのになぁ」ボソ

    京太郎「え?マジで?」

    「……」

    京太郎「いたっ!?ふともも抓るな!」

    「聞き流しなさいよ」

    京太郎「聞こえちゃったもんはしょうがないだろぉ!」

    213 = 1 :



     ギュ

    京太郎「ほら、これでいいだろ」

    「うん……告白された日も思ったけど京太郎ってかなり筋肉質だよね」

    京太郎「ん?まぁハンドボールしてたし」

    「へぇ」

    京太郎「あー……硬くて嫌だとか?」

    「……ぷっ」クスクス

    京太郎「なんで笑うんだよ!?」

    「そんなこと気にするんだって思うとね」

    京太郎「しょーがねぇだろ、こんなふうにしたことねぇし、わかんねぇもん」

    「そっか」

    京太郎「なんで嬉しそうなんだよ」

    「なんでもない……嫌いじゃないよ。まぁあたしも初めてだけど」

    京太郎「親父にしてもらったりしなかったのか?」

    「そんな小さい時のことなんか憶えてないわよ。だから初めて」

    京太郎「……そっか」

    「なんで嬉しそうなのよー」ツンツン

    京太郎「うるせー」

    214 = 1 :



    「……このまま寝ちゃおっか」

    京太郎「!?」

    「もうお風呂入ったんでしょ?私も入った後だし、それに」

    京太郎「ま、まずい!それはまずい!ていうか心の準備がっ!」

    「落ち着けっ!」ガバッ

    京太郎「はいっ!」

    「深呼吸!」

    京太郎「ひっ、ひっ、ふぅー。ひっ、ひっ、ふぅー」

    「それは出産時の呼吸法でしょうが!」

    215 = 1 :



    京太郎「落ち着いた」

    「……それで、ちゃんと理由があって言ったのよ」

    京太郎「……その心は?」

    「私の麻雀、京太郎に告白されてから強くなったでしょ」

    京太郎「……まぁ時期的には」

    「ハルエもああ言ってたし。その実証というか、一晩一緒に過ごしたらもっと凄いかなって」

    「もちろん!京太郎の頭の中で常日頃想像してるようなのは一切無し!」

    京太郎「まじかよ、憧と手繋ぎながらイチャイチャ出来ねぇじゃん」

    「……それぐらいならいいわよ。ほら」ギュ

    京太郎「やったぜ」

    「……本音は?」

    京太郎「すみません許してください。KENZENな男子高校生なんです」

    「よろしい」

    216 = 1 :



    「それで……きょ、京太郎さえ良ければだけど……」カタカタ

    京太郎「……わかった。一緒に寝よう」

    「……ありがとう」フッ

    京太郎「で、どうやって寝る?背中合わせなのか、向かい合って寝るのか。う、腕枕とか」

    「と、とりあえず背中合わせで!」

    京太郎「わわかった……電気消してくる!」

    「大丈夫、電気消して!」

    京太郎「おう!」

     パチン

    京太郎「真っ暗……」

    「あ、えっと、はい!枕元の電気付けたわよ!」

    京太郎「お、おう」

    京太郎「し、失礼します」

    「ど、どうぞ」

     モゾモゾ

    京太郎「今度こそ電気消すからな」

    「わかった」

    217 = 1 :



    京太郎「…………」

    「…………」

    京太郎(寝れるか!やべぇ……憧はどうなんだ?ちょっと見てみるか)

     モゾモゾ クルッ

    「へっ?」

    京太郎「…………」

    「…………」

    京太郎(おかしいな、背中合わせで寝てた筈なのに、なんで憧のほう見たら目が合うんだ?)

    京太郎「……あー、俺普段寝るときこっち向きだから」

    「そうなんだ……私もこっち向きだから」

    京太郎「……位置変わるか?」

    「……もうこのままでいいんじゃない?」

    京太郎「……それもそうだな」

    「うん……」

    218 = 1 :



     チョン

    京太郎「あ、ごめん」

    「ううん」

     チョンチョン

    京太郎(ん?なんだ?つついてきやがって……おかえしだ)

     チョンチョン

    「!……」ニヤ

     チョンチョン

     チョンチョン

     ギュ

    京太郎「!?」

    「驚き顔ゲット」ニヒヒ

    京太郎「む、おりゃ!」ギュ

    「ひゃぅ!ちょっと!抱きしめるのは禁止でしょ!?」

    京太郎「いまさらいまさら~」

    「くっ!余裕そうなのがむかつく!」グヌヌ

    219 = 1 :



    京太郎「んー、やっぱ寝にくいな……」

    「手を離したらいいと思いまーす」

    京太郎「あ、そうだ。憧、頭ちょい上げて」

    「? はい」

    京太郎「うんしょ……っと」

    「っ!」カァァ

    京太郎「よし、腕枕の体勢のがやっぱ楽だな。憧は寝にくくない?」

    「う、うん。大丈夫」

    京太郎「じゃおやすみ」

    「え!?」

    京太郎「憧抱きしめてると、あんしん……す……る……」

    「……はぁ、私の彼氏様は気楽なものね……おやすみ」ギュ

    220 = 1 :


    準決かと思った?
    残念ただのイチャイチャだ!

    次こそ準決開始です

    今日の投下は以上です
    でわでわー

    221 :

    乙!
    氷砂糖ツモった

    222 :

    おつー

    ゲロ甘なのよー

    223 :

    乙~
    朝は寝相のせいで寝巻きが乱れているんですね

    224 :


    二人とも可愛い

    226 :

    おつ
    あまーい!

    227 :

    乙、あー甘ったりいんじゃー(壁殴
    このスレが立つ切欠になったスレも激甘だがこっちも大概だなあww

    228 :

    乙でした!!

    229 :

    好きだ

    230 :

    腕枕で寝るとかハネムーン症候群不可避

    232 :

    まだかな?

    233 :

    落ちたな

    234 :

    >>232-233
    イッチの別スレ読んでいれば分かるが、リアルが忙しい模様
    5月末(現在)~6月頭はダメっぽいよ

    というわけで保守も兼ねて

    236 :

    舞ってる

    そういえばそろそろレス数的にもナニをアレする頃かと思うが、あっちの方に別スレ建ててやるのかしら?

    237 :

    明日って今さ!

    238 :


    やぁ
    今回は難産だった……
    しかし書ききったぞ!
    まだ寝てないから明後日の範疇!

    投下します!

    239 = 1 :



     チュンチュン

    「んん……ん?」

    (あ、そっか、昨日京太郎と……)カァァ

    (いやいやいや!一緒に寝ただけだし!変なことは一切してない!)ブンブンブン!

    (とりあえずシャワー浴びよ)





     アーー!キガエ!





    穏乃<憧ー着替え持ってきたよー

     ガチャ

    「ありがとう、今開けたから早く入って」

    京太郎「ふぁぁぁ、んん……なん……だ」

    穏乃←着替え渡し中

    憧←バスタオル巻いてるだけ

    京太郎「……夢落ちということで一つ」オヤスミ

     ダッダッダッダッ ダッ!

    「出来るかーーーー!!!」

    京太郎「鉄壁のバスタオ、ぐふっっっ!!!」

    穏乃「おおー、見事な飛び蹴り」パチパチ

    240 = 1 :



    京太郎「そもそも自分の部屋でシャワー浴びれば良かったんじゃ?」イテテ

    「いつもと同じ感覚で入っちゃったんだからしょうがないじゃん」ムス

    穏乃「まーまー、それより早くいこ!」

     トコトコ

    京太郎「……」

    「どうしたの?」

    京太郎「いや……あいつ憧が俺の部屋で寝たこと知ってんだよな?」

    「……まぁそうなるわね」

    京太郎「何も聞いてこないのが逆に気になるんだけど」

    「……気にしすぎでしょ」

    穏乃「どったの?」

    京太郎「昨日の……いやなんでもねぇ」

    穏乃「ああ、昨日憧がこっちに泊まったこと?まぁいいんじゃない」

    「かるっ」

    穏乃「? だって友達どうしでもお泊り会するでしょ?」

    京太郎「……おくさん、この子純粋すぎやしないかしら」ヒソヒソ

    「しずに彼氏が出来たら苦労しそう、彼氏が」ヒソヒソ

    穏乃「なになに?」

    241 = 1 :



    「おはよー」

    「おはよ、宥姉は?」

    「まだ準備中。その間に憧ちゃん達が起きてるか見に行こうとして先に出来てきたんだけど、タイミング一緒だったね」アハハ

    穏乃「朝はね憧に電話で起こされたよー」クタァ

    「電話?」

    「そ、それより!どう、調子は?」

    「元気だよー」ポヤポヤ

    京太郎「あ、送ったデータ見てくれました?」

    「うん、まとめてくれてありがとね」

    京太郎「それで……あー……」

    「……しず、朝ごはん行こ」

    穏乃「うん!あれ玄さ」

    「ほら早く」

    穏乃「あ、待ってよ!」

    「?」

    242 = 1 :



    「一緒に行かなくて良かったの?」

    京太郎「憧のやつ、多分俺が玄さんに話あるって気づいたんじゃないですかね?」

    「以心伝心だね!」

    京太郎「まぁ……こほん。それでですね、牌譜見てて思ったんですけど、ドラ、やっぱり捨てれませんか?」

    「…………」

    京太郎「ドラを捨てれば聴牌って場面でもドラを捨てずに聴牌まで数巡遅れるってことが何回もあったみたいなんで」

    「……でもドラは」フルフル

    京太郎「何か事情があるんですか?」

    「……ドラが来てくれなくなるの」

    京太郎「ずっと?」

    「ううん、数ゲームだけど……昔、おかーさんが生きてた頃に『もう少しドラを大切にしなさい』って言われて、ドラが来るたびそれを思い出しちゃって」

    「子供の頃から手役よりドラを大事にしてたらいつの間にかドラが多くきてくれるようになった気がするんだ」

    京太郎(お母さんとの思い出か……玄さんと宥さんのお母さんもう亡くなってたんだな……)

    243 = 1 :



    京太郎「……ん?数ゲーム……どのくらいか知らないですけど、戻ってくるならどこで捨てるか選ぶ必要があるかもですが捨ててもいいんじゃないですか?」

    「……でももう戻ってこないかも」

    京太郎「戻ってきますよ」

    「え?」

    京太郎「だってすぐそこにあるじゃないですか」

    「すぐそこ?」

    京太郎「はい、だって……」

    京太郎(ん?なんていやいいんだ?上手く言葉に出来ねぇな……)

    「……京太郎くん?」

    京太郎「……ほら!」ギュ!

    「えええええええ!!!???」ドキドキ

    244 = 1 :



    京太郎「こうやって手を握ってまた離しても、また!」

    「何してんのよっ!!」ドゴォ!

    京太郎「玄さん……俺は……」バタッ

    「玄、次やられたら110よ。110!」

    「いや、あの、憧ちゃん落ち着いて」

    穏乃「こんだけ殴られたり蹴られたりされてるのによく嫌いにならないね」

    京太郎「照れ隠しか嫉妬だってわかってるからな!」ガバッ

    「……朝ごはん行こ♪」ニコ

    京太郎「あ、ちょっと待って、ここは耳じゃなくて手を、痛い痛い痛い!!」

    「行っちゃった……」

    穏乃「玄さんも行こ!」

    「うん」

    246 = 1 :



    恒子『まもなく先鋒戦!見てる人はトイレとかごはんとかすましちゃってね!』

    「……行って参ります!」

    「玄がんば!」

    「玄ちゃんふぁいとー」

    「おまかせあれ!」

    バタン

    京太郎「相手チャンピオンか……」

    「だね……チャンピオンの恐ろしいところはなんて言っても連続和了」

    京太郎「戦いたくねー」

    「でも勝たなきゃ……ううん、点数を少しでも抑えなきゃ勝ちが見えない」

    247 = 1 :



    穏乃「やっぱきつそうだな……」ウウウ

    京太郎「キツいってレベルじゃねーだろこれ、点数もどんどんあがってるしよぉ……」

    「……!もしかして……」

    晴絵「憧も気付いたみたいだな」

    「ハルエは気づいてたの?」

    晴絵「なんとなく予想はしてた。けど今確証を得た」

    京太郎「何の話?」

    「チャンピオンの話」

    京太郎「ああ、俺はとっくに気づいてたぜ」

    「うそ!?」

    京太郎「そんなにびっくりすることか?チャンピオンは……咲の姉ちゃんだ!」

    「そういうことじゃない!!いや、あれ、有りうる……」

    京太郎「だろ?あの髪といい麻雀の異常さといい、間違いねぇ。それに」

    「それに?」ゴクリ

    京太郎「あの胸!俺は確証を得た!」

    「ちょっとこの控室出てずっと奥のほうにいこっか?ちょうどいいところ見つけたから」

    京太郎「待って!そっちのほうほんと人気無いとこだよな!?何するんだよっ!」

    「話し合いでしょ?」コキコキ

    京太郎「物理!?」

    248 = 1 :



    「冗談はさておき、宮永照なんだけど、あれ打点制限あるでしょ」

    晴絵「あるね。間違いない。打点が低くなるように打ってる時があるし」

    穏乃「玄さんのドラみたいな?」

    晴絵「そういうこと。徐々に点数をあげていかないと連続和了出来ないとかそんなのだね」

    穏乃「じゃあ点数が低い時にあがっちゃえば」

    「そっちよりも点数が上がった時」

    晴絵「そ、絶対に無理してくる」

    京太郎「無理したら出来るのか……」

    「大会終わったら麻雀みっちり仕込んであげるから安心して」

    京太郎「ヤッターウレシイナー」

    「前半終わったら玄ちゃんに教えてあげなきゃ」

    249 = 1 :



    恒子『前半戦終了――――!!』

     タッタッタッ

    「玄!」

    「またいっぱいとられちゃった……」

    穏乃「健闘してるよ!」

    「うん。2回戦より強い敵――チャンピオンがいるのに2回戦より削られてない」

    京太郎「それにチャンピオンの記録見てると、今までの人らはもっと点数削られてるしな」

    「自信持って!」

    「焼き鳥なのに自信なんて持てないよぉ……」

    穏乃「まだ後半あるよ!」

    「あと宮永照だけど、気づいたことがあるんだ」

    「打点制限?」

    「気付いてたんだ……」

    「なんとなく……だけど、私のドラみたいな制約?みたいなのがあるのかなって」

    「もしそうならどこかで無理する時があるはず」

    「うん頑張ってみる!」

    250 = 1 :



    「よし、いってくるね!」

    「がんばって!」

    「……玄!」

    「?」

    穏乃「憧?」

    「…………っ、私たちはここにいる!あの日阿知賀の、麻雀クラブの場所に玄がいたから戻ってこれた!!」

    「……!」

    「しずだって、宥姉だって、灼さんだって、ハルエだって、私もここにいる!だから……!」

    「……玄ちゃん」ギュ

    「おねー……ちゃん?」

    「ドラ、捨ててもいなくならないよ。みんなのためならね。もし勇気が出ないなら私のあったかさ分けてあげる」ギュウ

    「……もう大丈夫。いってきます」

    「うん」


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