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元スレ憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」
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「え~こんな時期だけど転校生を紹介する。須賀、自己紹介を頼む」
京太郎「はい。長野県から引っ越してきました須賀京太郎です!みんなよろしくな!」ニッ
「はい、ありがとう。須賀の席は後ろの空いてる席だ」
京太郎「わかりました」
京太郎(しかし本当に男子少ねぇな。確か元女子高だっけか)
京太郎(ていうか5月に転勤ってどうなってんだよ親父の会社。まぁいいけどさ)
京太郎(さて俺の席は……お、隣の女の子気強そうだけどめちゃくちゃ可愛いな。席も隣だし挨拶しとくか)
京太郎「よろしくな!」
「…………」
京太郎「? おーい」
「ふきゅっ!?」
京太郎「ふきゅ?」
「な、なんでもないわよバカ!!」
京太郎(えー、なんでキレられてんだ……)
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1482674426
: |: : |: : : |: : :____: : : : : :/: :. : :./ :}ア∧:\:. : : :. : : :.|
: |: : |: : : |/:. : : : :.X :/}: :/:. :.://}:./ 〈 : /| : : : i : |、
: |: : |: : : |:, :./)/)/ ̄}:/}: : / ≠ミ ∨:.| : : : | : |: \
: |ミ |: : : |//ア⌒ヾ / :}: / '|: r :| : :.| : : : l: /\: :\ ※>>1からの注意とお願い等です※
: |、 |: : : | : 「 :| }/ | 」:l {: :| : : /|/ 丶: :丶
: | |: : : | | 」 :| 乂シ {: :| : /: | : : :: ・このスレは須賀京太郎×新子憧です
: | |: : : l 乂__,ソ /////,: : イ: : | |: : :| ・非安価
: |丶|: : : |////// ′ ′: |: : :| |: : :| ・荒らしはスルーで
: |ゞ |: : : | ~ ー~ヘ⌒ 从: |: : :| |: : :| ・雑談は問題ありません
: l:.〕i|: : : | .′ \| /:. : :.|: : :| |: : :| 荒らすような内容じゃなかったら大丈夫だと捉えてくださって結構です
八:.:.|: : : ト l | /:|: : : : :|: : :| |: : :|
: : \: : 八 〕ト ! ノ. . : : : |: : : : :|: : :|\ |: : :|
: :. : :.\: : \ ≧=- r<:. : : : : : :.|: : : : :|: : :|:. :.\ |: : :|
それでは始めていきます
京太郎(さて、もう放課後か。隣の女の子に異常に無視されてた感じだったがめげないぞ)
京太郎(そんなことよりも……だ。部活だ)
京太郎(清澄で見かけたおp、可愛い子が入ってた麻雀部。つられて麻雀をはじめてドはまりしたし是非ともここでは麻雀部に入りたい)
京太郎(まぁ清澄では親父の転勤知ってたし入らなかったんだけど)
ガラガラ
京太郎「すみませーん」
「はーい」トテトテ
京太郎「入部希望なんですけど……」
「入部!?大歓迎です!!」ギュ
京太郎(おお!なんか良い反応、てか可愛いな!阿知賀のレベルたけぇ!)
玄「あ、ごめんなさい。私は松実玄。二年生です。以後お見知りおきください!」
京太郎「えっと、一年の須賀京太郎です。よろしくお願いします!」
玄「元気いいね!」
「あれ?お客さん?」
玄「あ、おねーちゃん!」
京太郎(おねーちゃん?ってマフラー!?)
玄「新入部員さんが来てくれました!」
「そーなんだぁ」ホワホワー
京太郎(おっとりしてんな。ていうかめちゃくちゃ可愛い!美人姉妹か!!)
京太郎(そんなことより……)
ポヨン♪
京太郎(素晴らしいものをおもちのようだ)キリッ
玄「!! おねーちゃんは渡さないよっ!」ダキッ
「え?えぇ!?」
京太郎「取りません!こういうのは見守るのがいいんです!……はっ!?」
玄「…………同志よ」
京太郎「同志って何!?」
玄「須賀君からは同志……おもち好きのオーラを感じ取りました。しかも紳士です。同志須賀君……いえ京太郎君と呼ばせてください!私のことも下の名前で!」
京太郎「……そういうことなら喜んで、玄さん」
ガシッ
「え?え?」
「どういう状況よこれ」
「あ、転校生だ!」
憧「つまり新入部員として来て玄さんのレーダーに反応して同志になったと」
玄「です!」
憧「……これだから男は」ジト
京太郎「え?なんでそういう反応に」
憧「玄はもうそういう存在だし女の子だから許せるけど、男がそれを堂々とするのは正直キモい」ズバ
京太郎「いや堂々とじゃねえから!玄さんにつられただけだから!」
玄「私さりげなく貶されたの?そんなことよりおもち好きに悪い人はいないよ!」
憧「ちょっと玄邪魔しないで」
玄「(´・ω・`)」
憧「堂々とじゃないってそれむっつりって言ってるようなものじゃない。尚更気持ち悪い」
京太郎「」カッチーン
京太郎「なんでお前にそんなこと言われなきゃなんねーんだよ」
憧「はぁ?お前って何様よ」
京太郎「だいたい人様の趣味嗜好に文句とかどんだけ性格悪いんだよ!」
憧「あんたよりよっぽどましよ!」
京太郎「なんだと」バン!
憧「」ビクッ
宥「あわわわわわわ。喧嘩は駄目だよぉ……玄ちゃ~ん」
玄「(´・ω・`)」
穏乃「……はい!やめやめ!憧も血上り過ぎ」
憧「だって!もがっ」
京太郎(力技だ。この子意外と脳筋だ)
穏乃「そんなことより須賀君どれくらい麻雀打てるの?」
京太郎「……実は初心者で」
憧「ぷは。はっ」
京太郎「おい鼻で笑ったろ。拘束無理やり解いてまで鼻で笑ったろ」
憧「初心者とか話になんないわね。私たちは全国目指してるのよ!」
京太郎「全国……」
憧「そう、これから日が暮れても麻雀打って休みの日も麻雀漬け。腕が上がんなくてもたこが潰れても麻雀!本気で目指してる!」
京太郎「うっ……」
憧「生半可な気持ちで入るつもりなら出ていけ!!」
京太郎「……っ!それでも「そんなことないよ!」玄さん?」
玄「麻雀を打ちたいって気持ちで扉を叩いてくれたのに閉じるなんて駄目!」
玄「打ちたいのに打てないって……ほんとに寂しいことなんだよ……」
宥「玄ちゃん……そうだよ。駄目だよ憧ちゃん」
憧「…………ふんっ」
穏乃「……それじゃ麻雀打ちながら赤土先生と灼さんを待と!」
玄「う、うん!須賀君はとりあえず見てて!」
京太郎「……わかりました」
「なんかすごい状況になってる。めんど……どうしようか」
─────────
──────
───
京太郎「本気で目指してんだな……」
京太郎(くそ、なんだよ……本気の新子の姿を見て、格好いいって思っちまった)
憧「真剣に見てたな……」
穏乃「ん?」
憧「なんでもない」
憧(見た目に反して真面目に見てたしメモも取ってた。本気で麻雀しようとしてるんだ)
京太郎(それでも、あんなやつ)
憧(それでも、あいつは)
京憧((嫌いだ))
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/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
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/ / {: : : :l {: : : :l:l ̄人: : : 乂l _,,x云从,l :l: :/ : :l: l l:い
/ / !: : :从ト{`x云zzミ \: : \ノ勹以刋)〉:l⌒Y: : : l l:l :i
, : l 人{ : l: lヽ〈( いj沁  ̄ 乂;;;;シ |l ハ :/} ! _ l l: l
l : l l: \l::{ハ 乂;;;;ソ j: l/: :{ l: :l // l: : l
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j : :j / / l 八:l: : : // /⌒ー「 /-―- ̄ζ///ヽ: : :∧ l: : : :l
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/ / : /: :/ 人{ヽ{/ ̄ j ト ヽ /l / l /: : : : : : : : :l: { : : : :ヽ
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== 憧「嫌いだ」 京太郎「嫌いだ」 ==
京太郎「はーい、お菓子買ってきましたー」
穏乃「休憩だーー!」スチャ
玄「いつもありがとうです。でもわざわざ毎回買ってきてくれなくても当番制にして」
京太郎「いいんですって。俺が好きでやってるんですから。それに合間に麻雀教えてもらってますしね」
宥「ありがとね」ブルブル
京太郎(宥さんは天使だなー)ニヘラァ
憧「きも」
京太郎「はぁ?そんなこというやつのお菓子はねぇからな」
憧「はぁ!?何よそれ!!」
ギャーギャー
穏乃「またやってる……」
灼「もう毎回のことだし慣れ……はぁ。ハルちゃん」
晴絵「いいんじゃない?仲良さそうだし」
京憧「「仲良くないっ!!!」」
晴絵「なんかごめん」
晴絵「はいはいミーティングするよ」パンパン
穏乃「ミーティング?」
憧「予選明日だからでしょ」
穏乃「そっか!」ポン
宥「うう……もう緊張してきた……」プルプルプル
玄「大丈夫だよおねーちゃん!」
憧「みんなハルエといい勝負できるようになってきたからね」ニッ!
晴絵「確かに昔のチームメイトに近いくらいは強いかな」ニッ!
晴絵「でも、このチームに赤土という選手はいないからね!」フフッ!
灼「わずらわし……」ズバッ
京太郎「先生ェ……」
晴絵「……じゃあとりあえず要注意校から」
京太郎(無かったことになった!?)
─────────
──────
───
穏乃「ふぉー」
晴絵「なっつかしいなー」
京太郎「すっげえ人数いんなー」
穏乃「この人たち全部対戦相手?」ドキドキ
憧「そうだね」
玄「あれ!トーナメント表!」
穏乃「え……いきなり初戦の相手が……晩成高校!!」
―――ァァァァァァアアアアア!
京太郎「ん?」
「先輩!頑張ってください!」「小走先輩!」「ファイトー!」
ワァァァァァァァァァァ!!!
京太郎「あれ全部晩成の応援か」
穏乃「……!!」
憧「だい「大丈夫だ穏!」」
穏乃「京太郎?」
京太郎「先生と戦えるぐらいになったんだろ!それに全国……行くんだろ?」ニッ!
憧(……わかってんじゃん)
玄「うん」
灼「全国行くならどうせ当たる」
宥「がんばろう……」ギュ
穏乃(そうだ……全国に行くのにこんなところで臆してどうするっ)
穏乃(気持ちを強く―――)
穏乃「―――よしっ!晩成を倒して優勝だ!」
憧「晩成倒しても二回勝てなきゃ優勝出来ないから」マッタク…
─────────
──────
───
憧「ふぅ……」
京太郎「何ため息ついてんだよ」
憧「うっさいわね予選あがれなかった男」
京太郎「おいやめろ」
憧「とりあえずやれたのかなって思ったらね」
玄「大変だったけどねー」
憧「そーいえば宥姉と灼さんは?」
玄「灼ちゃんは赤土先生と買い出し」
京太郎「俺が行くって言ったのにいつも行ってるからって追い返されちまった」
憧「情けないわね、男見せなさいよ」
京太郎「これに限ってはなんも言えねぇ」
玄「あはは……あ、おねーちゃんはテレビに出たからってクラスメイトにもみくちゃにされてた」
京太郎「助けなくて大丈夫なんすか?」
玄「おしくらまんじゅうみたいであったかいから嬉しいんじゃないかな」ポヤ~ン
憧「だといいけど……」アハハ…
タッタッタッ バン!
穏乃「新聞みた?」クルッ
憧「……あぁ」ピーン
憧「ネットで見た」ザンネンデシタ
穏乃「長野の優勝校!」
憧穏「「清澄!」」
京太郎「……え?」
穏乃「和のいる学校―――!!」
玄「和ちゃんやっぱり勝ち上がってきたんだ!」
憧「聞いたこと無い学校だけどね……」
京太郎「俺がいた学校だ」
憧「え?」
穏乃「清澄にいたんだ!和!和は知ってる!?」
京太郎「ちょ、落ち着けって……和って原村のことだろ?実はあいつに憧れて始めたんだ麻雀」フフン
京太郎(そういや咲の奴元気にしてるかな?ぐずぐずなんか言ってたから麻雀部の部室に押し込んでから会ってないけど……)
穏乃「そうなんだ!」
憧「どうせ和の胸に釣られたとかでしょ」
京太郎「…………」
憧「え?ほんとにそうなの?うわぁ……」
京太郎「わりぃかよ」
憧「ひくわ」
京太郎「うるせぇ!今真面目に麻雀やってんだろ!」
憧(そうだけどね)
穏乃「そうだねぇ」
憧「予選落ちだけど」ハッ
京太郎「お前また言ったな!?これだから性格ブスは」
憧「はぁっ!?聞き捨てならないわね!」
ギャー ギャー
晴絵「お、そろって……またやってるわね」
灼「また……」ハァ
王 道 を 征 く
このスレはベッタベタな展開でお送りします
安心してお読みください
なおすぐ終わる模様
憧ちゃんってサバサバしてる感じだけど熱い心を隠せないところが最高に可愛い
今日の投下は以上です
以下このスレを書こうと思った経緯について書きますので作者の私事が嫌いな方はスルーお願いします
何故書こうと思ったかと言いますと俺の好きなSS作者が自分のSSで
人が書いた京憧が読みたい、と書かれていたの見て
自分もSS作者の端くれ、書こうではないか、と思ったのが経緯です
マナー違反っていうのもあってそのスレにこのスレのURLを張るつもりは無いので見てもらえるかどうかすら不明なんですがね
まぁあと1回・2回の投下、年内に終わらせる予定なんで気軽に見てくださいな
でわでわー
はいはい共学化共学化
京太郎大好きだもんねー
京太郎のためなら何でもする京豚のホモっぷりには頭が下がるわー
京太郎大好きだもんねー
京太郎のためなら何でもする京豚のホモっぷりには頭が下がるわー
乙ー
まさにそのレスを知っていた自分大歓喜、しかも貴方がかww
年末の楽しみが増えて有難い限り
まさにそのレスを知っていた自分大歓喜、しかも貴方がかww
年末の楽しみが増えて有難い限り
京太郎「合宿か」
晴絵「それも毎週ね。インハイまでの土日、回数で言ったら7回も各県のナンバー2を倒せるチャンスがあるわけだ」
憧「わー」アセ
穏乃「そんなこと出来るの?」アセ
晴絵「全国出場が決まったおかげで後援会も発足したし部費も増えた。あとは親御さんの許可をもらえるかだね」
晴絵「もらえたら対戦相手の候補を決めて試合を申し込む」
憧「……長野」
穏乃「やっぱそうだよね」
晴絵「長野?いいよまずはそこに申し込んでみようか」
晴絵「そういえば須賀君が長野出身だっけ?だか「違うわよ!!!」」
憧「和がいるから興味持って長野二位は去年全国行ってるから!!こんなやつの為に長野なんて行かないわよ!!」
京太郎「そこまで全力否定だとなんか悲しいわ!」
憧「当たり前でしょ!だいたいね」
晴絵「ストーップ!あんたたちが喧嘩し始めたら長いんだからそこまで。喧嘩するなら話終わってからにして」
京憧「「するかっ!」」
宥「二人とも、仲いいねぇ……」
玄「ねー」
灼「犬猿の仲……」
─────────
──────
───
京太郎「おぉすげぇ……」
憧「あほみたいに口開けてないで行くわよ」
ハギヨシ「こちらへどうぞ」
穏乃(これが長野の準優勝校―――龍門渕高校!!)
透華「お待ちしておりましたわ!」
純「こいつらが奈良代表?」
一「こいつらとか失礼だよ純くん」
智紀「よろしく……」
--------------------------------------------------------
京太郎(んん……夜中か……ちょっと外の空気吸いにいこう……)
京太郎(ん?先客だ……あれは……)
憧「…………」
京太郎「よ、なにしてんだよ」
憧「京太郎か……ちょっと……ね」
京太郎「今日のことか?」
憧「……国広さん上手かった」
京太郎「互角ぐらいだったように見えたけど?」
憧「……清澄の中堅は国広さんよりも多くの点をとった。おそらくそれよりも強い天江さんに打ち勝つ嶺上使いもいる、和もいる。こんなんじゃ清澄と当たっても……」ギュゥゥ
京太郎「……バカだな」ガシ ガシガシ
憧「ちょ、何すんのよ!!髪乱れちゃったじゃない!!」
京太郎「どうせ寝るんだからいいだろ」
憧「……はぁ、信じらんない」
京太郎「お前自分の打ち方で直さなきゃいけないとこある?」
憧「多少はね」
京太郎「ならそれ直して自信つけて全国迎えようぜ。自信持ってたら変に悩まなくて済むだろ」
憧「…………」
京太郎「それから俺、憧のそういうストイックなとことかテンポの良い麻雀好きだぜ」ニッ
憧「は、はぁ!?なな、何言ってんのよ!!!」
京太郎「じゃあな!」
憧「あ、ちょ!……バカのくせに……」
憧(……ありがと……なんてね)
落ち込んだヒロインを励ますのは必須イベント
今日の投下は以上です
でわでわー
乙、確かに必須イベントだな!
年明け以降も続けてくれたってええんよ?ええんよ?(ニッコリ
年明け以降も続けてくれたってええんよ?ええんよ?(ニッコリ
乙です
エタっちゃったスレって阿知賀が共学化!?スレのことじゃない?
エタっちゃったスレって阿知賀が共学化!?スレのことじゃない?
憧「おまたせー」
灼「やっと来た」
憧「ほらちゃっちゃと歩く!!」ギュウウ
京太郎「痛たたたたたた!!耳引っ張んな!!」
宥「いつも通り仲良しだねぇ」ポヤポヤ
憧「どう映ったら宥姉の目には仲良しに見えるのよ」
玄「でも前より態度が柔らかくなってるように見えるよ!」
京太郎「これが?……ねぇわ」
憧「ないない。そんなことより謝んなさい」
京太郎「……遅れてすんません」ペコ
晴絵「まぁ遅れたと言っても誤差の範囲だし次から気を付けたらいいよ」
憧「私がいなきゃもっと遅れてたけどね」
京太郎「そもそも昨日遅くにネト麻付き合えとか言い出したの誰だよ」
憧「私"は"遅れてないじゃん」
宥「やっぱり仲良しだねぇ」フフフ
京憧「「違う!!!」」
晴絵「青春だなー」ボソ
穏乃「早くいこ!!」
「がんばれー!!」「目指せ全国制覇ー!!」「いってらっしゃーーい!!」
京太郎「おお、なんかほんとに全国行くんだなって思えてきた」
憧「あんたの応援じゃないけどね」
京太郎「わかってるよ!」
晴絵「じゃあ行くよー」
穏乃「!! いってきまーーーす!!」
穏乃「……よし、気合い入った」
憧「だね」
京太郎「そういえばこっから会場までどんくらいかかるんすか?」
晴絵「んー、まぁ休憩も入れたら8時間くらいかな」
穏乃「遠いっ!!」
憧「東京まで行くんだから当然でしょ」アキレ
玄「おねーちゃん、お茶だよ」
宥「ありがと」
灼「向こうに着く頃には夕方だから」
京太郎「昼はどっかのパーキングか」
晴絵「そういうこと」
京太郎「なんだよ、こいつ一番に寝てんじゃん」ツンツン
穏乃「そういえば何時までネト麻してた?」
京太郎「……日は変わってた気がする」
玄「ええ!?そんな遅くまで!!」
京太郎「まぁ焚き付けたのは俺……だと思うから」
穏乃「?」
京太郎「あそこまで頑張るとは思ってなかったけどな」
穏乃「……!憧が活き活きと麻雀してたのは京太郎のおかげだったんだ!」
京太郎「活き活き?俺が入った時から麻雀に対する姿勢は変わってない気がするけど?」
穏乃「んー、こう……わかんないけど!」
京太郎「わかんないのかよ」
穏乃「龍門渕とやった時から前以上に活き活きしてた」
京太郎「……そっか。それならいいけど」ポリポリ
憧「……んん」
玄「あ、起きちゃった」
京太郎「……聞いてた?」
憧「…………ん、何が?」
京太郎「なんでもねぇ」
穏乃「きゅうけいーー!!」ンハーッ!
憧「長いこと乗ってると流石に疲れるねー」
京太郎「だなぁ。かなり来たんじゃね?」
穏乃「東京まであとどれくらい?」
玄「3時間はかかるって」
京太郎「まだまだ遠いなー」
憧「宥姉は?」
玄「まだ寝てる」
晴絵「うちら売店行くけど何かいる?」
憧「飲み物があれば他は特に……」
晴絵「おっけ。じゃあしばらく自由行動で」
京太郎「しずー!美味そうなもんあるぞ!」
穏乃「ほんとだ!突撃―!」
灼「手綱よろしく」
憧「あはは……」
憧「あづー」
玄「でもちょっと曇っててよかったね!」
憧「これ晴れてたら超暑いよ、死んじゃうよ」
京太郎「うめー」モグモグ
穏乃「~♪」モグモグ
穏乃「あれ?制服の子がいる」
玄「私たちみたいだね!」
京太郎「インハイ出場者だったりしてなー」
穏乃「んわっ!倒れた!」
玄「た、助けなきゃ!」
憧「熱中症!?京太郎!!」
京太郎「わぁってる!」ダッ
憧「大丈夫ですかっ!?」
バッ
「怜っ!大丈夫!?」
穏乃「!?」
怜「うぅ……竜華……またごめんな……」ハァ…ハァ…
竜華「あ……」アセ
京太郎「……どうも?」
--------------------------------------------------------
怜「おいしいな」
竜華「うん」
穏乃「もう体調のほうは……」
竜華「ああ……お騒がせしてごめんな」
怜「ウチちょっと病弱で……」
竜華「そのアピールやめ……っ」
怜「お兄さん残念やったなー、乙女の柔肌に触れられんくって」
京太郎「はっ!?惜しかった……」
憧「死ね」
京太郎「冗談だからな?」
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