元スレナツメ「レッドが指名手配!?」
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251 = 211 :
ダイゴ「私たち…あなたたち二人でそんなことをしてるんですか…?」
シロナ「いいえ、私たちがいる組織でやってることよ」
ダイゴ「リーグですか?」
シロナ「いいえ」
ダイゴ「どんな組織ですか」
シロナ「…今日のダイゴ君質問が多いわね」
シロナ「言わなきゃダメ?」
ダイゴ「一応…気になりますから」
252 = 211 :
シロナ「どうしよう?」
ナツメ「言わないと教えてくれないんだったら仕方ないかもね」
ナツメ「最悪、こちらは二人だし…断られても」
シロナ「うん、でも…」
ナツメ「でも?」
シロナ「私ダイゴ君にひどいことはできない」
ナツメ「……」
ナツメ「じゃあひどいと思わない程度でやりなさいよ」
253 = 211 :
シロナ「ふーっ…じゃあ言うわね…」
シロナ「ロケット団…っていうんだけどー…知ってる?知らないよね」
ダイゴ「数年前カントー・ジョウト地方を中心に活動していた犯罪組織」
ダイゴ「ナツメさんの好きなレッド君が壊滅させたって聞いたけど」
ナツメ「べ、別に好きなって言わなくても…」
シロナ「うん、そのロケット団よ」
シロナ「ちゃんと言ったから教えてくれるよねダイゴ君?」
シロナ「教えてくれないなら嫌いになっちゃうよ」
254 = 211 :
ダイゴ「それは嫌です…」
ダイゴ「でももう一つだけ確認を…」
ダイゴ「ロケット団に入っているということはポケモンリーグに所属していないのですか?それとも所属しながら?」
シロナ「…リーグに何かあるような言い方ね」
シロナ「もうあんなとこに所属はしていないわ」
シロナ「ちょっといろいろあってね、もう元チャンピオンよ」
ダイゴ「そうですか…」
255 = 211 :
シロナ「ねえダイゴ君」
シロナ「何か隠してない?なんでそんなリーグにいるかどうか気にするの?」
ダイゴ「…シロナさんはポケモンリーグがどんなところか本当にご存じですか?」
シロナ「ええ…」
ダイゴ「あなたが元チャンピオンになったのもそのせいのようですね」
シロナ「まさかダイゴ君も何かされたの!?」
ダイゴ「いえ、僕は何か起こる前に気づいてしまったというか…」
256 :
たんけんセットはアカン
257 :
ダイゴ「実は僕がチャンピオンになったときから妙な違和感はありました」
ダイゴ「そしてリーグの悪事の証拠を見つけてしまったんです」
ダイゴ「でも僕一人の力ではどうすることもできず、あんなものを見つけてしまったため誰かに協力を求めることもできない」
ダイゴ「情けないことにそのまま何もせず、このままここにいるのもどうかと思ってたところにミクリがチャンピオンに挑戦するということを聞きました」
ダイゴ「ミクリには悪いことをしたと思いますがわざと負けてリーグを抜けることができました」
ダイゴ「まあ…趣味をやりたかったってのもありましたけど…」
ダイゴ「そういうことなんで僕は特になにもなくやめることができました」
シロナ「そんなことならなんで私に教えてくれなかったのよ」
258 = 257 :
ダイゴ「その…」
シロナ「もしかして私も疑ってたの?」
ダイゴ「なんていうか…はは…」
シロナ「ダイゴくーん!」
ダイゴ「は、はい…!」
シロナ「……」
ダイゴ「あの、近い…二人だけじゃないですし…」
シロナ「私、お寿司が食べたいな~」
シロナ「ダイゴ君のおごりで」
ダイゴ「い…いいとこ探しときます…」
259 = 257 :
ナツメ「ねえその話いつまで続くの」
シロナ「もうちょっち待ってよ~」
シロナ「早く帰ってレッド君に会いたいのはわかるけど、私たちも久しぶりに会ったんだから」
ナツメ「じゃあ勧誘でもしたら?」
シロナ「ああ、それいいわね」
シロナ「ねえダイゴ君」
ダイゴ「ごめんなさい、それはお断りします」
シロナ「え~どうして?」
ダイゴ「シロナさん自身が決めたことなんでロケット団に入っていることには何もいいません」
ダイゴ「でも僕にはまだやることがあります」
シロナ「そう、なら仕方ないわね」
ダイゴ「ただ協力はします」
ダイゴ「まずはレジポケモンについてでしたよね」
260 = 257 :
デボンコーポレーション
レッド「ほーでっけー会社だねー」
レッド「とりあえず騒がれたりしたら面倒だから制圧しておくか」
レッド「突撃」
団員「おーっ」
団員「うわぁー!」
レッド「なんだ?またなんかいるのか?」
ユウキ「なんなんだ、この人たち」
トウヤ「ちょうどいいじゃん、トレーナーのポケモンだし経験値稼ぎができて」
261 = 257 :
レッド「やー、困ったな~」
ユウキ「…!」
ユウキ「レッドさん…」
レッド「うーん…」
レッド「まあいいか、久しぶり二人とも」
トウヤ「なんでこんなところに」
レッド「それはこっちがいいたいよ」
ユウキ「…見つけしだいレッドさんは捕らえるよう言われてます」
レッド「めんどうだなぁ…」
262 = 257 :
ユウキ「ジュカイン、リーフブレード」
トウヤ「エンブオー、フレアドライブ!」
レッド「うわっ、おおっと…あぶねえじゃねえか!」
ユウキ「だったらおとなしく捕まってください」
レッド「ったくだったら、カビゴン、ラプラス!」
レッド「俺はやるからには徹底的にやるからな、覚悟しろよ」
263 = 257 :
ユウキ「来るぞトウヤ、気をつけろ!」
トウヤ「わかってるよ」
レッド「ラプラス、波乗りだ」
ラプラス「スイトン」
トウヤ「水のないところでこのレベルの水技なんて…!」
ユウキ「だったらそれ以上の草技でふっとばすだけだ!」
ユウキ「ジュカイン…」
トウヤ「ユウキ後ろ!」
カビゴン「ネムイ」どっすーん
264 = 257 :
3分後
トウヤ「全滅…だと…」
ユウキ「ここまで強いなんて」
レッド「あたりまえだろ、元でもチャンピオンだぞ」
レッド「俺はここの社長さんに会いたいだけなのに勝負なんかしかけてきやがって」
レッド「……」ぴくっ
レッド「ピカチュウ、10万ボルト!」
ピカチュウ「テイッ」
ラムダ「おっとおぉ」
265 = 257 :
ラムダ「へっへっよく俺がいることに気づいたな」
レッド「ずっとお前を探してたからな」
ユウキ「レッドさんが二人…?」
レッド「早く俺のポケモンを返せ」
ラムダ「それはできねえな、見せるだけならいいけでよぉ!」
ラムダ「出てこいや!」
レッド「おいおいお前なんかに3匹同時に指示出せるのかよ」
ラムダ「ふんっ我々の技術は日々進歩している、そんなことなんの問題もない」
266 = 257 :
ユウキ「レッドさん…これはどういうことなんですか?」
レッド「あっちは俺の偽物、んでもってあいつのせいで俺が指名手配されちゃったの」
トウヤ「じゃあ今までのは全部あっちがやったんですか」
レッド「そう、でも使ってるのは俺のポケモンたち」
レッド「見てみろ、頭に変な機械つけられてんだろ」
レッド「ちょい荒いけど、あいつらなら耐えられるはずだ」
ユウキ「そういうことなら俺らも」
レッド「二人とも今手持ちないだろ、下がってて」
267 = 257 :
レッド「ラプラス、カビゴンは3匹をひきつけて、ピカチュウはその間にボールを奪い返す」
レッド「よし、俺たちの仲間を取り返そう」
ピカチュウ「ガン」
カビゴン「バルゾッ」
ラプラス「…アウッ」
レッド「GO」
ラムダ「どういう作戦か知らんが、お前のポケモンに本気を出せるわけねえ!」
レッド「言っとくけど俺のポケモンたちはどんな時も全力だよ」
ラムダ「お前の全力すら俺は超える、見よ!三匹同時メガシンカ!」
レッド「…!?」
レッド「いや…それがどうした」
268 = 257 :
カビゴン「オアー」ギランッ
カビゴン「アータタタタタ」テーレッテー
ラムダ「おいおい…こんなの仲間に使う威力なのか!?」
ピカチュウ「ネエネエ」とんとん
ラムダ「ん?」
ピカチュウ「コンチハ」にや~
ラムダ「うっ…」
ピカチュウ「オリャア」バシンッ
ラムダ「ぐべっ」
269 = 257 :
ピカチュウ「ボールトリカエシタ」
レッド「よし、後はリザードンの機械だけ」
ラプラス「ブシャアアアア」
リザードン「コウカハバツグンダ」
レッド「フシギバナ、リザードン、カメックスもどれ!」
レッド「これで俺のポケモンたちがそろったな」
ラムダ「くそ…」
レッド「じゃあ早速、今までの分やり返させてもらおうか」
270 = 257 :
アクロマ「なにをしているのですか」
ラムダ「ア…アクロマさん…!」
アクロマ「おや…もしかしてあなた本物のレッドですかっ!」
アクロマ「おおっ感動ですよ!本物にお会いできるなんて」
アクロマ「わたくしの名前はアクロマ!よろしくお願いします!そして…」
アクロマ「さようなら」
レシラム「クロスフレイム!」
ゼクロム「クロスサンダー!」
271 = 257 :
レッド「っ!」
ラプラス「アブ」
カビゴン「ナーイ」
レッド「う…ラプラス、カビゴン…助かったありがとう」
アクロマ「まさか…イッシュの誇る竜の一撃を止めるとは…」
アクロマ「すばらしいっ!」
レッド「何がすばらしいだ、いきなり出て来て攻撃しやがって、なんだてめえ」
トウヤ「レシラムとゼクロム…そんな…」
ユウキ「どうした?」
トウヤ「レシラムもゼクロムもNとトウコの…」
272 = 257 :
トウヤ「おい!お前!Nとトウコはどうした!」
アクロマ「おや、あなたたちは図鑑所有者じゃないですか」
アクロマ「今あなたたちの力は必要としていません、少し黙っててください」
トウヤ「お前が僕たちを必要かどうかなんか聞いてねえ!」
トウヤ「トウコとNはどうしたかって聞いてんだ!」
アクロマ「五月蠅い…」
レシラム「消え」
ゼクロム「失せろ」
レッド「ラプラスはユウキをカビゴンはトウヤを守れ!」
273 = 257 :
アクロマ「自分のポケモンで他人を守るとは…」
アクロマ「わたくしからすればただ自分のポケモンを苦しめるだけじゃないのですか」
アクロマ「しかも自分を守る盾も失ったわけですよ」
レッド「それがどうした…」
アクロマ「おや、あまり動揺してないようですね」
アクロマ「もしかしてポケモンを機械の用に扱うことに慣れてしまったのですか?」
レッド「そんなわけないだろ」
アクロマ「うーん…わたくしには理解できませんね」
レッド「そんな変な頭じゃ何考えてもわかんねえだろうな」
274 = 257 :
アクロマ「変な…頭…?」
ラムダ「やば…」
アクロマ「この頭のよさがわからないとは…」
アクロマ「万死に値する!!!!!!!」
アクロマ「レシラム!ゼクロム!この街ごとレッドを消してしまえ!!」
ラムダ(頭のことをバカにされたアクロマさんはちょっとやそっとじゃ止まらねえ…巻き添えをくうまえに逃げる!)
レッド「おい、お前ら早く逃げろ」
ユウキ「レッドさんは…」
レッド「あいつの目的は一応俺みたいだし、俺が逃げたら追ってきちゃうだろ」
275 = 257 :
レッド「トウヤ、どうした?」
トウヤ「あのレシラムとゼクロムの頭にさっきの機械と同じようなものが」
レッド「あ、ほんとだ」
レッド「でも今はあの二匹に対抗できそうもない」
トウヤ「なら…僕がやります」
レッド「でもお前」
トウヤ「姉(トウコ)や友だちが伝説の竜に認められてるのに僕だけ認められてないわけないじゃないですか」
トウヤ「憧れのレッドさんの前なんだし、かっこつけますよ」
レッド「かっこつけても俺男に興味ないよ…」
トウヤ「そういうことじゃないです…」
276 = 257 :
トウヤ「行くぞ!キュレム!」
キュレム「……」
レッド「これがトウヤの伝説の竜か…」
トウヤ「状況はだいたいわかってる?」
キュレム「…ああ」
ユウキ「でも1対2じゃあきらかに不利だぞ」
トウヤ「ふっふっふ、キュレムの真の力を見せるときがきたようだな」
277 = 257 :
キュレム「今こそ一つに…」
ゼクロム「我らがひとつに…」
トウヤ「吸収合体!ブラックキュレム!」
キュレム「ぐおおおおおお!」
トウヤ「さらにここから、レシラムも取り込む!」
トウヤ「キュレム、ゼクロム、レシラムはもともとは一匹の竜、それが今再び」
レッド「あれ、キュレムの頭になんかついてね?」
ユウキ「あー…あれさっきまでゼクロムについてたやつじゃ…」
トウヤ「え…」
278 = 257 :
キュレム「我が力を受けてみよ!フリーズボルト!」
レッド「こっち来た!」
トウヤ「おい、キュレムやめろ!」
アクロマ「ふははははは!ゼクロムはわたくしのメカによりわたくしの支配下」
アクロマ「それをとりこめば取り込んだキュレムすらわたくしの支配下になる!」
アクロマ「どうです!わたくしの優秀な機械は!」
ユウキ「さらに状況が悪くなってんじゃん」
トウヤ「いや…こんなはずじゃ、すいませんレッドさん…」
レッド「……」
279 = 257 :
キュレム「フリーズボルト!フリーズボルト!フリィィィィィズボルトォォォ!」
レシラム「クロスフレイム♪クロスフレイム♪」
ユウキ「街もめちゃくちゃ…やっぱり今までのは全部あのヘンテコ頭と偽レッドさんの仕業だったのか」
トウヤ「まだ疑ってたのか!?」
ユウキ「そうじゃないって」
レッド「…このまま走ってても逃げ切れそうにないな」
レッド(まだ戻ったばっかで検査もしてないけど、これしか…)
ユウキ「レッドさん、どうするんですか」
レッド「出ろ、リザードン!二人をつれてどこか遠くへ!」
リザードン「ムゲンノカナタヘサアイクゾ」バサッ
280 = 257 :
レッド「よし…」
アクロマ「足手まといを逃がせて満足ですか?」
レッド「あいつらは足手まといなんかじゃねえよ」
アクロマ「そうですか、まあわたくしには関係のないことです」
アクロマ「あなたのおかげでいい実験ができました、感謝してますよ」
アクロマ「キュレム、レシラム、とどめを」
レッド「ふぃ~…どうしようかな…」
アクロマ「今度こそさようなら」にやっ
281 = 257 :
3日後
ナツメ「…今日もつながらない」
シロナ「だ…大丈夫だって、レッド君ならそのうちフラッとかえってくるよ」
ナツメ「そうだといいけど…」
クロイロ「レッドの隊にいた団員も誰も帰ってこず、しかもデボンコーポレーションのあったカナズミシティは完全に壊滅」
クロイロ「変に希望を持たせない方がいい」
シロナ「クロナ!あんたね…」
クロイロ「超能力も使えないお姉ちゃんにはわかんないかもしれないけど、レッドの気配が感じないのよ」
シロナ「そうなの…?」
ナツメ「……」
282 = 257 :
ナツメ「二人ともありがと」
ナツメ「私ちょっと出かけてくる…」
シロナ「出かけるってどこに」
ナツメ「破れた世界」ぽのぬ
シロナ「…どうしたらいいのかしらね」
クロイロ「さあ」
シロナ「そうだ、レッド君が見つかったわけじゃないし、もしかしたらってこともあるじゃない」
クロイロ「さっきも言ったけど気配が感じないの、もし生きていたとしてもかなり弱ってる、いつ死んでもおかしくないぐらいに」
クロイロ「それに私カナズミを見てきたけど、あんなの人かどうかも判別できない」
283 = 257 :
破れた世界
ナツメ「ギラティナーでてきてー」
ナツメ「……」
ナツメ「この辺にいないのかな…もうちょっとあっちに行ってみよ」
ギラティナ「……」もぞもぞ
ナツメ「あ、いた」
ナツメ「ねえギラティナ…」
ギラティナ「ケムッソのマネ!」シャキーン
ナツメ「……」
284 = 257 :
ギラティナ「ねえねえ、どうだった?似てたー?」
ナツメ「うん…」
ギラティナ「わーいわーい、アカギに見せたらね『何が違うんだ』って言われちゃったんだけど」
ギラティナ「見る人が見ればわかるんだよねー」
ナツメ(何もわかんなかったけど…)
ギラティナ「じゃあ次は大技のトランセルのマネするねー」
ナツメ「ねえ、それはまた見るから、それより聞きたいことがあるの」
ギラティナ「それ大事なことなの~?」
ナツメ「うん」
ギラティナ「じゃあしょーがないなー」
285 = 257 :
ナツメ「えっと…レッドの場所わかる…?」
ギラティナ「レッドの場所ねー」
ナツメ「わ、わかんないよね…ごめん、変なこと聞いちゃって」
ギラティナ「なにかあったのー?」
ナツメ「…レッドが帰ってこなくて、少しでも関わりのあるところに聞いてまわろうと思ったの」
ギラティナ「死んじゃったかもしれないと思ったの?」
ナツメ「そんなことっ…」
ギラティナ「生きてるよ~」
ナツメ「ほんとっ!」
ギラティナ「僕の力を持った生物がしんじゃうと一度この世界に来ることになってるからね」
ギラティナ「レッドはまだ来てないよ」
286 = 257 :
ナツメ「それでどこに…!?」
ギラティナ「場所はどこかよくわかんないけど、君たちに僕の力分けてあげたでしょ」
ギラティナ「僕はね僕の力を持つ人間と同じ視界を見ることができるんだ」
ギラティナ「例えば今なっちーは僕のこと見てるでしょ?」
ナツメ「うん」
ギラティナ「それを僕も見ることができる」
ギラティナ「今の時代で僕の力を持ってるのはなっちーとアカギのレッドの三人だけ」
ギラティナ「三人とも視界を見ることができるけど、レッドは寝てるのかして真っ暗だ」
287 = 257 :
2時間後
ギラティナ「金八先生のマネ」
ナツメ「……」
ナツメ「…レッドは起きたの?」
ギラティナ「うん、ちょっと前に」
ナツメ「なんで起きたときに教えてくれないのよ」
ギラティナ「まだモノマネの途中だったから」
ナツメ「そんなのどうでもいいに決まってるでしょ!」
ギラティナ「ど…どうでも…!」ガーン
ギラティナ「しょんな~…」ガクッ
ナツメ「その…ちょっと言い過ぎたかな…」
288 = 257 :
ナツメ「でレッドはどこに?」
ギラティナ「うんとねー…なんか人が見える」
ギラティナ「みんな喜んでる」
ナツメ「みんな喜んでる…それどんな人たち?」
ギラティナ「年はレッドよりもちょっと下かな、全員で5人」
ギラティナ「あ、女の子がレッドに抱き着いた」
ナツメ「他にわかることは…?」ぴくっ
ギラティナ「他はねー」
289 = 257 :
レッドのいるところ
コトネ「お腹すいてないですか?お風呂入ります?マッサージしましょうか?」
レッド「……」
ハルカ「何やってんの、起きたばっかなんだしあんま驚かせないの」
コトネ「えーでもー」
ゴールド「そうそう、お前の飯なら俺が食ってやるからさ」
コトネ「てめーは黙ってろ」
ユウキ「トウヤが食べてくれるよ」
トウヤ「何勝手に言ってんだ」
コトネ「それは後でね」
290 = 257 :
レッド「……」ぼーっ
コトネ「3日も寝てたんだし、お腹すいてるはずよ」
コトネ「そうですよね?」
レッド「……」
レッド「ここどこ?」
コトネ「ここは…なんていったっけ?」
ユウキ「カラクリ屋敷ってとこです、安心してください安全なところですから」
レッド「からくりやしき…?」
コトネ「他にわからないことありますか、私がなんでも答えますよ!」
ハルカ「この子のテンションなんとかならないの?」
ユウキ「俺に言わないで…」
291 = 257 :
レッド「……」
レッド「なんでも聞いていいの?」
コトネ「もちろんです」
レッド「じゃあ…君たち誰?」
全員「……!?」
コトネ「え、何言って…」
レッド「なんか、俺と親しそうだったから聞きにくかったんだけど、なんでもいいって言うから…」
レッド「それと、俺は誰なんだ?」
全員「……」
292 :
乙乙
293 :
レッド「なんかなんにもわからん」
レッド「俺がイケメンでモテモテの最強トレーナーってことだけはわかる」
ゴールド「間違ったことだけ覚えてますね」
ゴールド「俺の方が」
コトネ「ヒ~ビキ」にこっ
ゴールド「なに?なんかそっちで呼ばれるの」
コトネ「……」どすっ ぷちゅ
ゴールド「がっ…!!!」どさっ
レッド「間違ったことって?」
コトネ「な~んにも間違ってないですよ」
294 = 293 :
レッド「みんな悪そうなやつらじゃない…かな?」
レッド「みんな俺のこと知ってるの?」
コトネ「はい」
レッド「じゃあ俺の名前と君たちの名前教えてくれる?」
コトネ「はい、じゃあまずあなたの名前はレッドです」
コトネ「それで私の名前はコトネです、あなたの彼女です」
レッド「俺の…?」
トウヤ「違います!」
295 = 293 :
レッド「え、違うの?」
トウヤ「だってコトネは…むぐっ」
コトネ「しーっ!今レッドさんは記憶ないみたいだし今ぐらいいいじゃない」
トウヤ「…今ぐらいっていつまで」
コトネ「無論、死ぬまで」
トウヤ「嫌だよそれ!」
レッド「ねえ、結局どっちなの」
コトネ「あってます!」
トウヤ「違います!」
レッド「……」
296 = 293 :
レッド「まあ…それはいいや」
レッド「俺のポケモンたちに聞けばわかることだし」
コトネ「えっそれは…」
レッド「ピカチュウ」
レッド「この子は俺の彼女なのか?」
ピカチュウ「チゲエ」ブンブン
レッド「とりあえず違うって言ってるみたいだ」
コトネ「ピカチュウ、お願い!」
トウヤ「何のお願いだよ」
297 = 293 :
ユウキ「レッドさん、自分のポケモンのことは覚えてるんですか?」
レッド「ああ、自分が誰かもわからないぐらい記憶ないのにこいつらだけは覚えてるんだよ」
ユウキ「あ、そうだ言ってなかった、俺の名前はユウキ、こっちはハルカ」
ユウキ「それであそこで泡ふいて倒れてるのがゴールドです」
ユウキ「最後にコトネと言い合ってるのがトウヤ」
レッド「うん、みんな覚えた」
ユウキ「他に覚えてることは?」
レッド「…あっ」
ユウキ「なにか思いだしました?」
レッド「いや、めっちゃ体痛い」
298 = 293 :
レッド「なんだか意識したら急に…」
ユウキ「やっぱ病院に…」
ハルカ「でもそんなことしたら」
レッド「俺って病院に出禁になるような悪人なの?」
ユウキ「そうじゃないんですけど…」
レッド「はっきり言ってくれよ」
ユウキ「だめです」
レッド「なんで…」
299 = 293 :
ユウキ「世の中知らないでいいことってあるじゃないですか」
レッド「ふーん…」
レッド「……」
レッド「よいしょっと」
ユウキ「どこへ?」
レッド「まあ、知らないでいいことだよ」
ハルカ「そういうわけにはいかないです」
レッド「…トイレ」
300 = 293 :
レッド「はぁ…」
レッド「なんだかどうもあいつらを信用できないな…」
レッド「…俺ももう大人だし、人にあんまり頼るのはやめとこ」
レッド「ここから出よっと」
レッド「それで…どうしようかな」
レッド「……」
レッド「まあいいや、昔なんも考えず旅してたような気もするし」
レッド「……」
レッド「だーれにもーないしょでーおでかけなのよー」
レッド「どーこに行こうかなー」(音痴)
みんなの評価 : ☆
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